JP2009265645A - 反射防止フィルム、偏光板および画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明支持体上に、透明樹脂および透光性樹脂粒子を含有する少なくとも一層の防眩層もしくは拡散層と、該透明支持体および該防眩層もしくは拡散層の何れの層よりも屈折率の低い低屈折率層とをこの順に有する反射防止フィルムであって、
該透明樹脂が、(A)2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートと、(B)エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはカプロラクトン付加のいずれかで変性された変性多官能(メタ)アクリレートとを含む混合物を硬化してなるものであり、
該透光性樹脂粒子が、残存モノマー含率が2.0%以下であり、高架橋性であり、かつ圧縮強度が39〜98N/mm2である(C)高架橋透光性樹脂粒子を含有する反射防止フィルム。
【選択図】なし
Description
また、本発明の別の目的は、該反射防止フィルムを具備した偏光板および画像表示装置を提供することである。
1.
透明支持体上に、透明樹脂および透光性樹脂粒子を含有する少なくとも一層の防眩層もしくは拡散層と、該透明支持体および該防眩層もしくは拡散層の何れの層よりも屈折率の低い低屈折率層とをこの順に有する反射防止フィルムであって、
該透明樹脂が、(A)2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートと、(B)エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはカプロラクトン付加のいずれかで変性された変性多官能(メタ)アクリレートとを含む混合物を硬化してなるものであり、
該透光性樹脂粒子が、残存モノマー含率が2.0%以下であり、高架橋性であり、かつ圧縮強度が39〜98N/mm2である(C)高架橋透光性樹脂粒子を含有する反射防止フィルム。
2.
前記(B)変性多官能(メタ)アクリレートにおいて、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの付加モル数が1〜3であるか、またはカプロラクトン付加モル数が3〜10である上記1に記載の反射防止フィルム。
3.
前記(A)多官能(メタ)アクリレートの平均分子量が200〜600であり、前記(B)変性多官能(メタ)アクリレートの平均分子量が300〜2000である上記1または2に記載の反射防止フィルム。
4.
前記防眩層もしくは拡散層の膜厚(t)が8μm以上15μm以下であり、前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の平均粒径(φC)が5.5μm以上10μm以下であり、前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の屈折率(npC)が1.55以上1.58以下であり、かつ前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の平均粒径(φC)と前記膜厚(t)の比(φC/t)が0.30以上0.75以下である上記1〜3のいずれかに記載の反射防止フィルム。
5.
前記防眩層もしくは拡散層が、さらに第2の(D)高架橋透光性樹脂粒子を含み、該(D)高架橋透光性樹脂粒子の粒径が前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の粒径と実質的に同じである上記1〜4のいずれかに記載の反射防止フィルム。
6.
前記(D)透光性樹脂粒子の屈折率が1.49以上1.54以下である上記5に記載の反射防止フィルム。
7.
前記透光性樹脂粒子を、分散溶媒に浸漬させた後の膨潤率が20体積%以下である上記1〜6のいずれかに記載の反射防止フィルム。
8.
前記(C)高架橋透光性樹脂粒子が2官能以上の架橋性モノマーで架橋されており、該架橋性モノマーの含有率が該(C)高架橋透光性樹脂粒子を形成するための全モノマーに対して15質量%以上である上記1〜7のいずれかに記載の反射防止フィルム。
9.
前記透光性樹脂粒子が(メタ)アクリル酸エステル系モノマーを重合してなる樹脂粒子である上記1〜8のいずれかに記載の反射防止フィルム。
10.
偏光膜と該偏光膜の両面を保護する2枚の保護フィルムを有する偏光板であって、該保護フィルムの少なくとも一方が、上記1〜9のいずれかに記載の反射防止フィルムである偏光板。
11.
上記1〜9のいずれかに記載の反射防止フィルム、または上記10に記載の偏光板を有する画像表示装置。
本発明の反射防止フィルムは、透明支持体の上に少なくとも1層の防眩層もしくは拡散層を有する。本発明の防眩層および拡散層は、透明樹脂を含む層の中に透光性樹脂粒子が分散している構造を有する。防眩層および拡散層は1層でもよいし、複数層、例えば2層〜4層で構成されていてもよい。
・基材フィルム/防眩層もしくは拡散層/低屈折率層
・基材フィルム/防眩層もしくは拡散層/帯電防止層/低屈折率層
・基材フィルム/ハードコート層/防眩層もしくは拡散層/低屈折率層
・基材フィルム/ハードコート層/防眩層もしくは拡散層/帯電防止層/低屈折率層
・基材フィルム/ハードコート層/帯電防止層/防眩層もしくは拡散層/低屈折率層
・基材フィルム/防眩層もしくは拡散層/高屈折率層/低屈折率層
・基材フィルム/防眩層もしくは拡散層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
・帯電防止層/基材フィルム/防眩層もしくは拡散層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
・基材フィルム/帯電防止層/防眩層もしくは拡散層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
・帯電防止層/基材フィルム/防眩層もしくは拡散層/高屈折率層/低屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
本発明の防眩層もしくは拡散層は、透明樹脂および透光性樹脂粒子を含有し、該透明樹脂が、(A)2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートと、(B)エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはカプロラクトン付加のいずれかで変性された変性多官能(メタ)アクリレートとを含む混合物を硬化してなるものであり、該透光性樹脂粒子が、残存モノマー含率が2.0%以下と高架橋性で、かつ圧縮強度が39〜98N/mm2である(C)高架橋透光性樹脂粒子を含有する。(C)高架橋透光性樹脂粒子は、後述するが、好適には、平均粒径が5.5μm〜10μmであるものがよい。なお、本発明において、粒子サイズは一次粒径を示す。
また、本発明でいう圧縮強度は、粒子径が10%変形するときの圧縮強度をいう。
粒径が10%変形するときの圧縮強度とは、粒子圧縮強度(S10強度)であり、粒子径が10%変形したときの試験力と圧縮前の粒子径とを次式に導入して得られる値である。
式(1) S10=2.8P/(πd2)
但し式(1)で、S10:圧縮強度[N/mm2]、P:試験力[N]、d:粒子径[mm]を表す。圧縮強度の測定は、上記のパラメーターが求められる測定方法であれば特に限定されない。例えば、微小圧縮試験機MCT―Wシリーズ[(株)島津製作所(株)製]を用いて樹脂粒子単体の一定の負荷速度で圧縮試験を行うことで測定することができる。
本発明の防眩層もしくは拡散層に含まれる透明樹脂は(A)2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートと、後述の(B)変性多官能アクリレートとを含む混合物を硬化してなるものである。
さらに、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する樹脂、例えば比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂および多価アルコール等の、多官能化合物などのオリゴマー又はプレポリマー等もあげられる。
ではない。
B−1 EO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(n=1)
B−2 EO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(n=1.5)
B−3 EO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(n=2)
B−4 EO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(n=6)
B−5 PO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(n=1)
B−6 PO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(n=2)
B−7 EO付加グリセリントリ(メタ)アクリレート(n=2)
B−8 PO付加グリセリントリ(メタ)アクリレート(n=2)
B−9 EO付加ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート(n=2)
B−10 PO付加ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート(n=2)
B−11 EO付加ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート(n=2)
B−12 PO付加ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート(n=2)
B−13 EO付加ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート(n=1.5)
B−14 EO付加ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート(n=1)
B−15 PO付加ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート(n=1.5)
B−16 PO付加ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート(n=1)
B−17 トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート
B−18 カプロラクトン付加ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(n=2)
B−19 カプロラクトン付加ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(n=3)
B−20 カプロラクトン付加ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(n=6)
(B)としては、EO付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートが好ましい。また、上記具体例の中でも、B−1、B−2、B−10が特に好ましく用いられる。
本発明の防眩層もしくは拡散層は透光性樹脂粒子を含み、該透光性樹脂粒子は、残存モノマー含率が2.0%以下であり、高架橋性であり、かつ圧縮強度が39〜98N/mm2以上である(C)高架橋透光性樹脂粒子(以下、粒子Cということがある)を含有する。
粒子Cは残存モノマー含率が2.0%以下であり、1.0%以下であることがより好ましい。残存モノマー含率が2.0%以下であると、粒子の架橋が十分であり、塗布液中の溶剤によって樹脂粒子が膨潤してしまい、内部および表面散乱性に必要な粒子径からの変動を生じにくくなる。残存モノマー含率は、樹脂粒子中に未架橋で残存しているモノマーを溶剤によって抽出し、その抽出液中のモノマー量はガスクロマトグラフィーを用いて定量することで求められる。具体的な測定方法は、後述の実施例の測定方法にて記載する。
粒子Cの平均粒径(φC)は、5.5μm〜10μmで、かつ屈折率(npC)が1.55〜1.58であるのが好ましい。
また本発明によれば、粒子Cの平均粒径(φC)と防眩層もしくは拡散層の膜厚(t)との比(φC/t)を特定範囲に設定するのが好ましい。すなわち、φC/tが0.30〜0.75であることが好ましく、0.35〜0.65がより好ましい。特に好ましくは0.40〜0.65である。φC/tが大きすぎると面荒れが強く外観が悪くなり、小さすぎると黒締まりが悪くなる。
透光性樹脂粒子の具体例としては、例えば架橋ポリメチル(メタ)アクリレート粒子、架橋メチル(メタ)アクリレートスチレン共重合体粒子、架橋ポリスチレン粒子、架橋メチル(メタ)アクリレートメチルアクリレート共重合粒子、架橋アクリレート−スチレン共重合粒子、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂粒子、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド樹脂粒子等の樹脂粒子が好ましく挙げられる。なかでも架橋スチレン粒子、架橋ポリメチル(メタ)アクリレート粒子、架橋メチル(メタ)アクリレートスチレン共重合体粒子等が好ましい。さらにはこれらの樹脂粒子の表面にフッ素原子、シリコン原子、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、スルホン酸基、燐酸基等を含む化合物を化学結合させた所謂表面修飾した粒子やシリカやジルコニアなどのナノサイズの無機微粒子を表面に結合した粒子も好ましく挙げられる。
式(2) 膨潤率(体積%)={(r2/r1)3−1}×100
膨潤率は20体積%以下が好ましく、15体積%以下がより好ましく、10体積%以下がさらに好ましい。膨潤率が20体積%以下であると、粒径の変化により生じる散乱特性の変化も小さくなり、例えばヘイズに代表される散乱特性が、本発明の光学フィルム作製過程での粒子の膨潤状態の変化によって異なる値を示すこともなくなり、均一性の高い光学フィルムを得ることができる。
本発明に係る防眩層もしくは拡散層は、上記した成分以外にもその他の添加剤を含有してもよい。
また、高分子化合物の分子量は質量平均で0.3万〜40万が好ましく、0.5万〜30万がより好ましく、0.5万〜20万がさらに好ましい。
面状均一性を高めつつ、高速塗布適性を持たせることにより生産性を高めることが目的である。
紫外線による硬化は、窒素パージ等で酸素濃度が4体積%以下、更に好ましくは2体積%以下、最も好ましくは0.5体積%以下の雰囲気下で硬化することが好ましい。
本発明の反射防止フィルムは、反射率を低減するため、低屈折率層を有する。低屈折率層の屈折率は、1.20〜1.46であることが好ましく、1.25〜1.46であることがより好ましく、1.30〜1.40であることが特に好ましい。
(1)架橋性若しくは重合性の官能基を有する含フッ素化合物を含有する組成物、
(2)含フッ素のオルガノシラン材料の加水分解縮合物を主成分とする組成物、
(3)2個以上のエチレン性不飽和基を有するモノマーと無機微粒子を含有する組成物、(特に好ましくは該無機微粒子が中空構造を有する場合)
が挙げられる。
(1)及び(2)に関しても、無機微粒子を含有することが好ましく、無機微粒子が中空構造を有することが低屈折率化の観点で特に好ましい。
架橋性若しくは重合性の官能基を有する含フッ素化合物としては、含フッ素モノマーと架橋性または重合性の官能基を有するモノマーの共重合体を挙げることができる。これら含フッ素ポリマーの具体例は、特開2003−222702号公報、特開2003−183322号公報等に記載されている。
これら化合物は、特にポリマー本体に重合性不飽和基を有する化合物を用いた場合に耐擦傷性改良に対する併用効果が大きく好ましい。
含フッ素のオルガノシラン化合物の加水分解縮合物を主成分とする組成物も屈折率が低く、塗膜表面の硬度が高く好ましい。フッ素化アルキル基に対して片末端又は両末端に加水分解性のシラノールを含有する化合物とテトラアルコキシシランの縮合物が好ましい。具体的組成物は、特開2002−265866号公報、317152号公報に記載されている。
更に別の好ましい態様として、低屈折率の粒子とバインダーからなる低屈折率層が挙げられる。低屈折率粒子としては、有機でも無機でも良いが、内部に空孔を有する粒子が好ましい。中空粒子の具体例は、特開2002−79616号公報に記載のシリカ系粒子に記載されている。粒子屈折率は1.15〜1.40が好ましく、1.20〜1.30が更に好ましい。バインダーとしては、上記防眩層もしくは拡散層の頁で述べた二個以上のエチレン性不飽和基を有するモノマーを挙げることができる。
ポリシロキサン構造を有する添加剤としては、反応性基含有ポリシロキサン{例えば“ KF−100T”,“X−22−169AS”,“KF−102”,“X−22−3701IE”,“X−22−164B”,“X−22−5002”,“X−22−173B”,“X−22−174D”,“X−22−167B”,“X−22−161AS”(商品名)、以上、信越化学工業(株)製;“AK−5”,“AK−30”,“AK−32”(商品名)、以上東亜合成(株)製;、「サイラプレーンFM0725」,「サイラプレーンFM0721」(商品名)、以上チッソ(株)製等}を添加するのも好ましい。また、特開2003−112383号公報の表2、表3に記載のシリコーン系化合物も好ましく使用できる。
これらのポリシロキサンフッ素系化合物やポリシロキサン構造を有する化合物は低屈折率層全固形分の0.1〜10質量%の範囲で添加されることが好ましく、特に好ましくは1〜5質量%の場合である。
本発明における反射防止フィルムには、防眩層もしくは拡散層の透明支持体と反対側の低屈折率層との間に高屈折率層を設け、低屈折率層とともに光学干渉を利用すると反射防止性を高めることができる。更に、防眩層もしくは拡散層と高屈折率層の間に防眩層もしくは拡散層と高屈折率層の中間の屈折率を有する中屈折率層を設けることが好ましい。
以下の本明細書では、この高屈折率層と中屈折率層を高屈折率層と総称して呼ぶことがある。なお、本発明において、高屈折率層、中屈折率層、低屈折率層の「高」、「中」、「低」とは層相互の相対的な屈折率の大小関係を表す。また、透明支持体との関係で言えば屈性率は、透明支持体>低屈折率層、高屈折率層>透明支持体の関係を満たすことが好ましい。
また、本明細書では高屈折率層、中屈折率層、低屈折率層を総称して反射防止層と総称して呼ぶことがある。
高屈折率層の上に低屈折率層を有する場合、高屈折率層の屈折率は透明支持体の屈折率より高いことが好ましい。
本発明の反射防止フィルムは帯電防止層を有していてもよい。本発明においてフッ素を含有した硬化性組成物、とりわけ含フッ素防汚剤を用いた場合、低屈折率で優れた防汚性を発現することが可能であるが、塗膜の表層にフッ素が配向するため帯電性が悪く、防塵性の悪化を招く傾向がある。そのため本発明ではフィルム表面での静電気防止の点で帯電防止層を有することが好ましい。
以下で帯電防止層に用いる材料、帯電防止層の性能について詳述する。
帯電防止層は、実質的に透明であることが好ましい。具体的には、帯電防止層のヘイズが、10%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましく、3%以下であることがさらに好ましく、1%以下であることが最も好ましい。波長550nmの光の透過率が、50%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましく、65%以上であることがさらに好ましく、70%以上であることが最も好ましい。
帯電防止層は、導電性微粒子と反応性硬化樹脂とを溶媒に溶解してなる塗布組成物を用いて形成することができる。この場合には、導電性無機微粒子は、金属の酸化物または窒化物から形成することが好ましい。金属の酸化物または窒化物の例には、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛および窒化チタンが含まれる。酸化錫および酸化インジウムが特に好ましい。導電性無機微粒子は、これらの金属の酸化物または窒化物を主成分とし、さらに他の元素を含むことができる。主成分とは、粒子を構成する成分の中で最も含有量(質量%)が多い成分を意味する。他の元素の例には、Ti、Zr、Sn、Sb、Cu、Fe、Mn、Pb、Cd、As、Cr、Hg、Zn、Al、Mg、Si、P、S、B、Nb、In、Vおよびハロゲン原子が含まれる。酸化錫および酸化インジウムの導電性を高めるために、Sb、P、B、Nb、In、Vおよびハロゲン原子から選ばれる少なくともいずれかを添加することが好ましい。より具体的には、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、リンドープ酸化錫(PTO)、アンチモン酸亜鉛(AZO)、インジウムドープ酸化亜鉛(IZO)、酸化亜鉛、酸化ルテニウム、酸化レニウム、酸化銀、酸化ニッケル及び酸化銅からなる群から選択される一又は二以上の金属酸化物の組み合わせが挙げられる。錫ドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、リンドープ酸化錫(PTO)が特に好ましい。ATO中のSbの割合は、3〜20質量%であることが好ましい。ITO中のInの割合は、5〜20質量%であることが好ましい。
また、特開2008−31327号公報の段落番号[0101]〜[0122]に記載の方法も好ましく用いることができる。二種類以上の表面処理を組み合わせて実施してもよい。
導電性無機微粒子の形状は、米粒状、球形状、立方体状、紡錘形状あるいは不定形状であることが好ましい。
二種類以上の導電性無機微粒子を帯電防止層内で併用してもよい。
帯電防止層形成用硬化性組成物に用いられる有機溶媒は、前述のように、導電性無機酸化物粒子を分散させる分散媒として用いられる。
有機溶媒の配合量は、導電性無機酸化物粒子100質量部に対し、好ましくは、20〜4,000質量部、さらに好ましくは、100〜1,000質量部である。溶媒量が20質量部未満であると、粘度が高いため均一の反応が困難であることがあり、4,000質量部を超えると、塗布性が低下することがある。
このような有機溶媒としては、例えば、常圧での沸点が200℃以下の溶媒を挙げることができる。具体的には、アルコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類、炭化水素類、アミド類が用いられ、これらは、1種単独で又は2種以上を組合わせて用いることができる。中でも、アルコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類が好ましい。
中でも、イソプロピルアルコール、エトキシエタノール、ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、酢酸ブチル、乳酸エチル等が好ましい。
帯電防止層のバインダーとしては、高屈折率層に用いた硬化性樹脂、特に電離放射線硬化性の多官能モノマーや多官能オリゴマーが好ましく用いられるが、反応性硬化樹脂を反応させてなる、架橋しているポリマーをバインダーとして用いることもできる。架橋しているポリマーはアニオン性基を有するのが好ましい。
架橋しているアニオン性基を有するポリマーは、アニオン性基を有するポリマーの主鎖が架橋している構造を有する。アニオン性基は、導電性無機微粒子の分散状態を維持する機能を有する。架橋構造は、ポリマーに皮膜形成能を付与して、帯電防止層を強化する機能を有する。
ポリオレフィン主鎖は、飽和炭化水素からなる。ポリオレフィン主鎖は、例えば、不飽和重合性基の付加重合反応により得られる。ポリエーテル主鎖は、エーテル結合(−O−)によって繰り返し単位が結合している。ポリエーテル主鎖は、例えば、エポキシ基の開環重合反応により得られる。ポリウレア主鎖は、ウレア結合(−NH−CO−NH−)によって、繰り返し単位が結合している。ポリウレア主鎖は、例えば、イソシアネート基とアミノ基との縮重合反応により得られる。ポリウレタン主鎖は、ウレタン結合(−NH−CO−O−)によって、繰り返し単位が結合している。ポリウレタン主鎖は、例えば、イソシアネート基と、水酸基(N−メチロール基を含む)との縮重合反応により得られる。ポリエステル主鎖は、エステル結合(−CO−O−)によって、繰り返し単位が結合している。ポリエステル主鎖は、例えば、カルボキシ基(酸ハライド基を含む)と水酸基(N−メチロール基を含む)との縮重合反応により得られる。ポリアミン主鎖は、イミノ結合(−NH−)によって、繰り返し単位が結合している。ポリアミン主鎖は、例えば、エチレンイミン基の開環重合反応により得られる。ポリアミド主鎖は、アミド結合(−NH−CO−)によって、繰り返し単位が結合している。ポリアミド主鎖は、例えば、イソシアネート基とカルボキシ基(酸ハライド基を含む)との反応により得られる。メラミン樹脂主鎖は、例えば、トリアジン基(例、メラミン)とアルデヒド(例、ホルムアルデヒド)との縮重合反応により得られる。なお、メラミン樹脂は、主鎖そのものが架橋構造を有する。
アニオン性基の例としては、カルボン酸基(カルボキシル)、スルホン酸基(スルホ)およびリン酸基(ホスホノ)などが挙げられ、スルホン酸基およびリン酸基が好ましい。
アニオン性基は、塩の状態であってもよい。アニオン性基と塩を形成するカチオンは、アルカリ金属イオンであることが好ましい。また、アニオン性基のプロトンは、解離していてもよい。
アニオン性基とポリマーの主鎖とを結合する連結基は、−CO−、−O−、アルキレン基、アリーレン基、およびこれらの組合せから選ばれる二価の基であることが好ましい。
その他の繰り返し単位としては、アミノ基または四級アンモニウム基を有する繰り返し単位およびベンゼン環を有する繰り返し単位が好ましい。アミノ基または四級アンモニウム基は、アニオン性基と同様に、無機微粒子の分散状態を維持する機能を有する。なお、アミノ基、四級アンモニウム基およびベンゼン環は、アニオン性基を有する繰り返し単位あるいは架橋構造を有する繰り返し単位に含まれていても、同様の効果が得られる。
アミノ基または四級アンモニウム基を有する繰り返し単位では、アミノ基または四級アンモニウム基は、ポリマーの主鎖に直接結合させるか、あるいは連結基を介して主鎖に結合させる。アミノ基または四級アンモニウム基は、連結基を介して側鎖として、主鎖に結合させることが好ましい。アミノ基または四級アンモニウム基は、二級アミノ基、三級アミノ基または四級アンモニウム基であることが好ましく、三級アミノ基または四級アンモニウム基であることがさらに好ましい。二級アミノ基、三級アミノ基または四級アンモニウム基の窒素原子に結合する基は、アルキル基であることが好ましく、炭素原子数が1〜12のアルキル基であることが好ましく、炭素原子数が1〜6のアルキル基であることがさらに好ましい。四級アンモニウム基の対イオンは、ハライドイオンであることが好ましい。アミノ基または四級アンモニウム基とポリマーの主鎖とを結合する連結基は、−CO−、−NH−、−O−、アルキレン基、アリーレン基、およびこれらの組合せから選ばれる二価の基であることが好ましい。架橋しているアニオン性基を有するポリマーが、アミノ基または四級アンモニウム基を有する繰り返し単位を含む場合、その割合は、0.06〜32質量%であることが好ましく、0.08〜30質量%であることがさらに好ましく、0.1〜28質量%であることが最も好ましい。
本発明の反射防止フィルムを液晶表示装置に使用する場合、良好な防眩性と黒締まりを両立することが好ましい。防眩性に関しては、実用上では、様々な光源が様々な角度から映りこむ場合で良好な防眩性を示す必要がある。このような多様な映り込みは本発明者らが鋭意努力した結果、光源の映り込む場合の見こみ角を変えることで簡易的に評価できることが判り、大きなサイズの光源(例えば蛍光灯)と細い光源(例えば蛍光灯をカバー覆って模擬的に作った線光源)の両方で良好な映り込みを示す必要がある。また、黒締まりに関しても、明室環境下でディスプレイの垂直方向から視認した場合と45°程度の角度をつけて視認した場合の両方で良好な黒締まりを達成する必要がある。このような指標で評価して優れた防眩性と黒締まりを達成するための、本発明の反射防止フィルムの好ましい表面形態(表面凹凸)を下記に記す。
本発明の反射防止フィルムは、表面散乱に起因するヘイズ(以後、表面ヘイズと呼称する)は0.2%〜10%が好ましく、0.2%〜5%が特に好ましい。表面ヘイズが大きすぎると黒締まりが悪化し、小さすぎると防眩性が悪化する。
(1)JIS−K7136に準じてフィルムの全ヘイズ値(H)を測定する。
(2)フィルムの低屈折率領域側の表面および裏面にシリコーンオイルを数滴添加し、厚さ1mmのガラス板(ミクロスライドガラス品番S 9111、MATSUNAMI製)を2枚用いて裏表より挟んで、完全に2枚のガラス板とフィルムを光学的に密着させ、表面ヘイズを除去した状態でヘイズを測定し、別途測定したガラス板2枚の間にシリコーンオイルのみを挟みこんで測定したヘイズを引いた値をフィルムの内部ヘイズ(Hi)として算出する。
(3)上記(1)で測定した全ヘイズ(H)から上記(2)で算出した内部ヘイズ(Hi)を引いた値をフィルムの表面ヘイズ(Hs)として算出する。
本発明の反射防止フィルムは以下の方法で形成することができるが、この方法に制限されない。
まず、各層を形成するための成分を含有した塗布液が調製される。次に、諸機能層を形成するための塗布液をディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法やダイコート法により透明支持体上に塗布し、加熱・乾燥するが、マイクログラビアコート法、ワイヤーバーコート法、ダイコート法(米国特許2681294号明細書、特開2006−122889号明細書参照)がより好ましく、ダイコート法が特に好ましい。
その後、光照射あるいは加熱して、防眩層もしくは拡散層もしくはその他の所望の機能を付与する機能層を形成するモノマーを重合して硬化する。これにより各層が形成される。ここで必要であれば、機能層を複数層とすることができる。
次に、同様にして低屈折率層を形成するための塗布液を防眩層もしくは拡散層もしくは機能層上に塗布し、光照射あるいは加熱し(紫外線など電離放射線を照射、好ましくは加熱下で電離放射線を照射することにより硬化させ、)低屈折率層が形成される。このようにして本発明の反射防止フィルムが得られる。
偏光板は、偏光膜の表側および裏側の両面を保護する2枚の保護フィルムで主に構成される。本発明の反射防止フィルムは、偏光膜を両面から挟む2枚の保護フィルムのうち少なくとも1枚に用いることが好ましい。本発明の反射防止フィルムが保護フィルムを兼ねることで、偏光板の製造コストを低減できる。また、本発明の反射防止フィルムを最表層に使用することにより、外光の映り込み等が防止され、耐傷性、防汚性等も優れた偏光板とすることができる。
鹸化処理は、最外層を有する側とは反対側の透明支持体の表面の水に対する接触角が40゜以下になるように実施することが好ましい。更に好ましくは30゜以下、特に好ましくは20゜以下である。
本発明の反射防止フィルムは、液晶表示装置(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)や陰極管表示装置(CRT)、表面電界ディスプレイ(SED)のような画像表示装置に適用することができる。特に好ましくは液晶表示装置(LCD)に用いられる。本発明の反射防止フィルムは透明支持体を有しているので、透明支持体側を画像表示装置の画像表示面に接着して用いられる。また、液晶表示装置に用いる場合は、上記偏光板形態に加工した後、液晶セルの表面に、本発明の反射防止フィルムが最表面になるように設けて使用することができる。
PET−30 44.0g
DPCA−20 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 22.0g
MEK 40.4g
上記塗布液において硬化後の樹脂粒子を除く防眩層もしくは拡散層の屈折率は1.50であった。
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
3.5μm架橋アクリル−スチレン粒子B分散液(30%)
26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 22.0g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
5μm架橋アクリル−スチレン粒子C分散液(30%)26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 22.0g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 22.0g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
14μm架橋アクリル−スチレン粒子D分散液(30%)
26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 22.0g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
8μm架橋アクリル粒子H分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子J分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%:ヘキサン)
26.4g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%:ヘキサン) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)
13.2g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 29.3g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)52.8g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 2.9g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
12μm架橋アクリル−スチレン粒子E分散液(30%)
13.2g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 29.3g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子F分散液(30%)39.6g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 2.9g
MEK 40.4g
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
6μm架橋アクリル粒子G分散液(30%) 9.9g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
PET−30 88.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A分散液(30%)26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
上記塗布液において硬化後の樹脂粒子を除く防眩層もしくは拡散層の屈折率は1.52であった。
PET−30 44.0g
ビスコート360 44.0g
イルガキュア127 3.0g
6μm架橋スチレン粒子I分散液(30%) 26.4g
SP−13 0.2g
MIBK 16.1g
MEK 40.4g
上記塗布液において硬化後の樹脂粒子を除く防眩層もしくは拡散層の屈折率は塗布液A−1と塗布液A−16を除いて全て1.51であった。
6μm架橋アクリル−スチレン粒子A:屈折率1.56(アクリル/スチレン比:3/7)
3.5μm架橋アクリル−スチレン粒子B:屈折率1.56(アクリル/スチレン比:3/7、架橋性モノマー含有率15質量%以上)
5μm架橋アクリル−スチレン粒子C:屈折率1.56(アクリル/スチレン比:3/7)
14μm架橋アクリル−スチレン粒子D:屈折率1.56(アクリル/スチレン比:3/7)
12μm架橋アクリル−スチレン粒子E:屈折率1.55(アクリル/スチレン比:4/6)
6μm架橋アクリル−スチレン粒子F:屈折率1.54(アクリル/スチレン比:5/5)
6μm架橋アクリル粒子G:屈折率1.50
8μm架橋アクリル粒子H:屈折率1.50
6μm架橋スチレン粒子I:屈折率1.60(架橋性モノマー含率15%未満)
6μm架橋アクリル−スチレン粒子J:屈折率1.55(アクリル/スチレン比:4/6)
エチレン性不飽和基含有含フッ素ポリマー(A−1) 3.9g
シリカ分散液A(22%) 25.0g
イルガキュア127 0.2g
DPHA 0.4g
MEK 100.0g
MIBK 45.5g
上記塗布液を塗布硬化してなる低屈折率層の硬化後の屈折率は1.36であった。
JTA−103 15.0g
MEK−ST−L(30%) 1.4g
オルガノシラン化合物A 0.4g
MEK 3.0g
シクロヘキサノン 0.6g
上記塗布液を塗布硬化してなる低屈折率層の硬化後の屈折率は1.42であった。
エチレン性不飽和基含有含フッ素ポリマー(A−1) 3.9g
シリカ分散液A(22%) 15.0g
イルガキュア127 0.2g
DPHA 0.4g
MEK 100.0g
MIBK 45.5g
上記塗布液を塗布硬化してなる低屈折率層の硬化後の屈折率は1.40であった。
エチレン性不飽和基含有含フッ素ポリマー(A−1) 3.9g
シリカ分散液A(22%) 25.0g
イルガキュア127 0.2g
DPHA 2.0g
MEK 100.0g
MIBK 45.5g
上記塗布液を塗布硬化してなる低屈折率層の硬化後の屈折率は1.40であった。
エチレン性不飽和基含有フッ素ポリマー(A−1) 3.9g
シリカ分散液B−1(28%) 8.5g
シリカ分散液B−2(28%) 11.1g
イルガキュア127 0.2g
PET−30 0.4g
MEK 104.4g
MIBK 45.5g
上記塗布液を塗布硬化してなる低屈折率層の硬化後の屈折率は1.45であった。
PET−30:ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物[日本化薬(株)製、平均分子量298]
DPHA:ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物[日本化薬(株)製、平均分子量524,527]
DPCA−20:カプロラクトン付加ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(n=2)[日本化薬(株)製、平均分子量807]
DPCA−120:カプロラクトン付加ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(n=12)[日本化薬(株)製、平均分子量1,947]
ビスコート360:トリメチロールプロパンEO付加トリアクリレート(n=3)[大阪有機化学工業(株)製、平均分子量450.5]
イルガキュア127:重合開始剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製]
エチレン性不飽和基含有含フッ素ポリマー(A−1):特開2005−89536号公報製造例3に記載のフッ素ポリマー(A−1)
JTA−103:熱架橋性含フッ素ポリマー[JSR(株)製]
MEK−ST−L:シリカ微粒子のMEK分散物[平均粒子径45nm、シリカ濃度30%、日産化学工業(株)製]
MEK−ST:シリカ微粒子のMEK分散物[平均粒子径45nm、シリカ濃度30%、日産化学工業(株)製]
オルガノシラン化合物A:特開2007−148398号公報実施例1に記載のオルガノシラン化合物
中空シリカ微粒子ゾル(イソプロピルアルコールシリカゾル、平均粒子径60nm、シェル厚み10nm、シリカ濃度20質量%、シリカ粒子の屈折率1.31、特開2002−79616号公報の調製例4に準じサイズを変更して作製)500gに、アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製)10g、およびジイソプロポキシアルミニウムエチルアセテート1.0g加え混合した後に、イオン交換水を3gを加えた。60℃で8時間反応させた後に室温まで冷却し、アセチルアセトン1.0gを添加した。この分散液500gにほぼシリカの含量一定となるようにシクロヘキサノンを添加しながら、減圧蒸留による溶媒置換を行った。分散液に異物の発生はなく、固形分濃度をシクロヘキサノンで調整し22質量%にしたときの粘度は25℃で5mPa・sであった。得られた分散液Aのイソプロピルアルコールの残存量をガスクロマトグラフィーで分析したところ、1.0%であった。
MEK−ST−L 500gに、アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製)10g、およびジイソプロポキシアルミニウムエチルアセテート1.0g加え混合した後に、イオン交換水を3gを加えた。60℃で8時間反応させた後に室温まで冷却し、アセチルアセトン1.0gを添加した。分散液に異物の発生はなく、固形分濃度をメチルエチルケトンで調整し28質量%にしたときの粘度は25℃で1mPa・sであった。
MEK−ST 500gに、アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製)10g、およびジイソプロポキシアルミニウムエチルアセテート1.0g加え混合した後に、イオン交換水を3gを加えた。60℃で8時間反応させた後に室温まで冷却し、アセチルアセトン1.0gを添加した。分散液に異物の発生はなく、固形分濃度をメチルエチルケトンで調整し28質量%にしたときの粘度は25℃で1.5mPa・sであった。
(反射防止フィルム試料の作製)
(1)防眩層もしくは拡散層の塗設
80μmの厚さのトリアセチルセルロースフィルム(TAC−TD80U、富士フイルム(株)製)をロール形態で巻き出して、表1に示す防眩層もしくは拡散層用塗布液を使用し特開2006−122889号公報実施例1記載のスロットダイを用いたダイコート法で、搬送速度30m/分の条件で塗布し、60℃で150秒乾燥の後、さらに窒素パージ下酸素濃度約0.1%で160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2、照射量100mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させ巻き取った。各防眩層もしくは拡散層の膜厚は表1の値になるように塗布量を調整した。
圧縮強度は島津製作所製微小圧縮試験機MCT―W201を用いて、25℃、65%RH、試験用圧子:FLAT20、試験荷重:49.0(mN)、負荷速度:0.710982(mN/sec)、変位フルスケール:5(μm)の条件で、粒子単体について行ったときの変位10%の試験から前記式(1)にて求めた。
膨潤率は樹脂粒子を30質量%の濃度で分散溶媒に分散し、分散終了後3時間以内に測定した粒子径(r1)と、その分散液を室温(25℃)下、静置状態で経時して粒子径の増加が停止し平衡状態になったときの粒径(r2)から次式にて求めた。
膨潤率(体積%)={(r2/r1)3−1}×100
上記防眩層もしくは拡散層を塗設したトリアセチルセルロースフィルムを再び巻き出して、上記低屈折率層用塗布液を前記のスロットダイを用いたダイコート法で、搬送速度30m/分の条件で塗布し、90℃で75秒乾燥の後、窒素パージ下酸素濃度0.01〜0.1%で240W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2、照射量240mJ/cm2の紫外線を照射し、厚さ100nmの低屈折率層を形成し、巻き取り、防眩性もしくは拡散性反射防止フィルムを作製した。また試料21と同様の防眩層を形成し、低屈折率層用塗布液L−1の代わりにL−5を用いた以外は防眩性反射防止フィルム21と全く同じ方法で、防眩性反射防止フィルム211を作製した。
塗設後、前記試料について、以下の処理を行った。1.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を調製し、55℃に保温した。0.01mol/Lの希硫酸水溶液を調製し、35℃に保温した。 作製した反射防止フィルムを上記の水酸化ナトリウム水溶液に2分間浸漬した後、水に浸漬し水酸化ナトリウム水溶液を十分に洗い流した。次いで、上記の希硫酸水溶液に1分間浸漬した後、水に浸漬し希硫酸水溶液を十分に洗い流した。 最後に試料を120℃で十分に乾燥させた。このようにして、鹸化処理済み反射防止フィルム(本発明試料1〜22、211および比較試料101〜102)を作製した。
ポリビニルアルコールにヨウ素を吸着させ、延伸して作製した偏光子の片面に、1.5mol/L、55℃のNaOH水溶液中に2分間浸漬したあと中和、水洗した、80μmの厚さのトリアセチルセルロースフィルム(TAC−TD80U、富士フイルム(株)製)を貼り付け、偏光子のもう一方の面に前記鹸化処理済みの各々のフィルム試料のトリアセチルセルロース側を貼り付けて、偏光子の両面を保護して偏光板を作製した。
得られたこれらの反射防止フィルム試料について、以下の項目の評価を行った。結果を表2に示した。
表面粗さRaおよび平均山谷距離Sm、平均傾斜角度θa、最大傾斜角度θpを、以下の様にして測定した。
測定条件は 評価長さ 2.5mm、カットオフ 0.25mm、速度 0.5mm/s、探針径 2μm、加重 30μN で行った。
測定条件は 評価長さ 2.5mm、カットオフ 0.25mm、速度 0.5mm/s、探針径 2μm、加重 30μN で行った。
平均傾斜角度(θa)、最大傾斜角度(θp):本文中に記載の方法で、マイクロマップ社(米国)製SXM520−AS150型を用いた測定データからθa、θpを算出した。
[1]JIS−K7136に準じて、得られた反射防止フィルムの全ヘイズ値(H)を測定する。
[2]反射防止フィルムの表面および裏面にシリコーンオイルを数滴添加し、厚さ1mmのガラス板(ミクロスライドガラス品番S9111、MATSUNAMI製)を2枚用いて裏表より挟んで、完全に2枚のガラス板と得られた反射防止フィルムを密着し、表面ヘイズを除去した状態でヘイズを測定し、別途測定したガラス板2枚の間にシリコーンオ
イルのみを挟みこんで測定したヘイズを引いた値をフィルムの内部ヘイズ(Hi)として算出した。
[3]上記[1]で測定した全ヘイズ(H)から上記[2]で算出した内部ヘイズ(Hi)を引いた値をフィルムの表面ヘイズ(Hs)として算出した。
[4]高温高湿試験後Δ内部ヘイズ
上記[2]で測定した内部ヘイズを初期値として、高温高湿試験(65℃95%RH168時間)後に、[2]と同じ測定方法で内部ヘイズを測定して試験後の値とした。試験後の値から初期値を引き算して、Δ内部ヘイズ値を算出した。表中の+の値は試験後の方が値が高いことを示し、−の値は試験後の方が値が低いことを示す。
反射防止フィルム試料の裏面(トリアセチルセルロースフィルム側)をサンドペーパーで粗面化した後に黒色インクで処理し、裏面反射をなくした状態で、表面側を、分光光度計(日本分光(株)製)を用いて、380〜780nmの波長領域において、分光反射率を測定した。結果には450〜650nmの積分反射率の算術平均値を用いた。各試料の評価結果を表2に示す。
1.5mol/L、55℃のNaOH水溶液中に2分間浸漬したあと中和、水洗した、80μmの厚さのトリアセチルセルロースフイルム(TAC−TD80U、富士フイルム
(株)製)と、実施例1における本発明試料(鹸化処理済み)の各々のフィルムに、ポリビニルアルコールにヨウ素を吸着させ、延伸して作製した偏光膜の両面を接着、保護して偏光板を作製した。このようにして作製した偏光板を、防眩層もしくは拡散層あるいは低屈折率層が最表面となるように透過型TN液晶表示装置搭載のノートパソコンの液晶表示装置(偏光選択層を有する偏光分離フィルムである住友3M(株)製のD−BEFをバックライトと液晶セルとの間に有する)の視認側の偏光板と貼り代えたところ、防眩性、黒締まりに優れ、背景の映りこみが極めて少なく、明室コントラストに優れる、表示品位の非常に高い表示装置が得られた。
実施例1における本発明試料の各々のフィルムを貼りつけた透過型TN液晶セルの視認側の偏光板の液晶セル側の保護フィルム、およびバックライト側の偏光板の液晶セル側の保護フィルムとして、光学補償フィルム(ワイドビューフィルムエース、富士フイルム(株)製)を用いたところ、防眩性、黒締まりに優れ、背景の映りこみが極めて少なく、明室コントラストに優れ、且つ上下左右の視野角が非常に広く、極めて視認性に優れ、表示品位の高い液晶表示装置が得られた。
VA型液晶表示装置(LC−26GD3 シャープ製)に設けられている偏光板を位相差膜を残したまま剥がし、代わりに本発明の偏光板を偏光板の透過軸が製品に貼られていた偏光板と一致するように貼り付けたところ、防眩性、黒締まりに優れ、背景の映りこみが極めて少なく、明室コントラストに優れる、表示品位の非常に高い表示装置が得られた。
また、本発明の偏光版を用いたディスプレイは、ギラツキ防止効果が高く、斜め方向のコントラストに優れる非常に良好な表示性能を示すことも確認できた。
IPS型液晶表示装置(TH−26LX300 松下製)に設けられている偏光板を剥がし、代わりに本発明の偏光板を偏光板の透過軸が製品に貼られていた偏光板と一致するように貼り付けたところ、防眩性、黒締まりに優れ、背景の映りこみが極めて少なく、明室コントラストに優れる、表示品位の非常に高い表示装置が得られた。
実施例における本発明試料の各々のフィルムを、有機EL表示装置の表面のガラス板に粘着剤を介して貼り合わせたところ、ガラス表面での反射が抑えられ、視認性の高い表示装置が得られた。
実施例1における本発明試料の各々の反射防止フィルムを用いて、片面に本発明の反射防止フィルムを有する偏光板を作製し、偏光板の本発明の反射防止フィルムを有している側の反対面にλ/4板を貼り合わせ、本発明の反射防止フィルム側が最表面になるように、有機EL表示装置の表面のガラス板に貼り付けたところ、表面反射および、表面ガラスの内部からの反射がカットされ、極めて視認性の高い表示が得られた。
Claims (11)
- 透明支持体上に、透明樹脂および透光性樹脂粒子を含有する少なくとも一層の防眩層もしくは拡散層と、該透明支持体および該防眩層もしくは拡散層の何れの層よりも屈折率の低い低屈折率層とをこの順に有する反射防止フィルムであって、
該透明樹脂が、(A)2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートと、(B)エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはカプロラクトン付加のいずれかで変性された変性多官能(メタ)アクリレートとを含む混合物を硬化してなるものであり、
該透光性樹脂粒子が、残存モノマー含率が2.0%以下であり、高架橋性であり、かつ圧縮強度が39〜98N/mm2である(C)高架橋透光性樹脂粒子を含有する反射防止フィルム。 - 前記(B)変性多官能(メタ)アクリレートにおいて、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの付加モル数が1〜3であるか、またはカプロラクトン付加モル数が3〜10である請求項1に記載の反射防止フィルム。
- 前記(A)多官能(メタ)アクリレートの平均分子量が200〜600であり、前記(B)変性多官能(メタ)アクリレートの平均分子量が300〜2000である請求項1または2に記載の反射防止フィルム。
- 前記防眩層もしくは拡散層の膜厚(t)が8μm以上15μm以下であり、前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の平均粒径(φC)が5.5μm以上10μm以下であり、前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の屈折率(npC)が1.55以上1.58以下であり、かつ前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の平均粒径(φC)と前記膜厚(t)の比(φC/t)が0.30以上0.75以下である請求項1〜3のいずれかに記載の反射防止フィルム。
- 前記防眩層もしくは拡散層が、さらに第2の(D)高架橋透光性樹脂粒子を含み、該(D)高架橋透光性樹脂粒子の粒径が前記(C)高架橋透光性樹脂粒子の粒径と実質的に同じである請求項1〜4のいずれかに記載の反射防止フィルム。
- 前記(D)透光性樹脂粒子の屈折率が1.49以上1.54以下である請求項5に記載の反射防止フィルム。
- 前記透光性樹脂粒子を、分散溶媒に浸漬させた後の膨潤率が20体積%以下である請求項1〜6のいずれかに記載の反射防止フィルム。
- 前記(C)高架橋透光性樹脂粒子が2官能以上の架橋性モノマーで架橋されており、該架橋性モノマーの含有率が該(C)高架橋透光性樹脂粒子を形成するための全モノマーに対して15質量%以上である請求項1〜7のいずれかに記載の反射防止フィルム。
- 前記透光性樹脂粒子が(メタ)アクリル酸エステル系モノマーを重合してなる樹脂粒子である請求項1〜8のいずれかに記載の反射防止フィルム。
- 偏光膜と該偏光膜の両面を保護する2枚の保護フィルムを有する偏光板であって、該保護フィルムの少なくとも一方が、請求項1〜9のいずれかに記載の反射防止フィルムである偏光板。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の反射防止フィルム、または請求項10に記載の偏光板を有する画像表示装置。
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