JP2009263933A - トレー送り補助ガイド - Google Patents

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Abstract

【課題】トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を、円滑に回避することのできるトレー送り補助ガイドの提供。
【解決手段】トレー側でトレー側の部材に近接する位置に、又はトレー送り経路側でトレー送り経路上の部材に近接する位置のいずれか一方に、トレーの送り方向と直交する方向に向けて配設された転動手段24と、他方に、少なくともトレー側の部材とトレー送り経路上の部材との干渉域にあって転動手段と当接し、トレーをトレー送り経路上移動時と同一のレベルに保持するガイド手段25とを備えるとともに、トレー送り経路上の部材に、トレー側の部材との対向位置に溝26、27を形成し、トレー側の部材をトレー側の部材とトレー送り経路上の部材との干渉域にあって溝と対向させ浮上させるようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種形式の機械式駐車設備に使用するトレー送り補助ガイドに関し、特に、自動車を載せるトレーを送り駆動するトレー送り手段に利用して、トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を回避するトレー送り補助ガイドに関する。
平面循環式(特にパズル循環式)の駐車装置では、自動車の格納階層の駐車スペースに自動車を載せるトレーを縦送り又は横送りするトレー送り機構(トレー送り手段)が設置されて、複数のトレーがマトリックス状に配置され、これらのトレーが、トレー送り機構により、前後及び左右の4方向、あるいは前後又は左右の2方向に送られるようになっている。
即ち、トレーの下面に、第1、第2のトレーX方向(横方向)ガイドとトレーY方向(縦方向)ガイドを有し、その四隅にそれぞれX方向(横方向)車輪とY方向(縦方向)車輪を近接して軸支され、自動車の格納階層の駐車スペースに、トレーのX方向及びY方向の各車輪が走行可能なX方向レール及びY方向レールがマトリックス状に敷設される。これらレールのマトリックス状の配列により、X方向レールは、トレーがY方向に送られる場合に、その送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材となり、Y方向レールは、トレーがX方向に送られる場合に、その送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材となり、トレーのX方向車輪とX方向レールとの干渉を回避し、Y方向車輪とY方向レールとの干渉を回避するために、これらX方向レールとY方向レールとの交差部近傍に、トレーの担持部材(トレー送り補助ガイド)としてガイドローラが設置される。
この場合、X方向レールには、Y方向レールに近接する位置(Y方向レール上を移動するトレーの前後のX方向車輪に対応する位置)に、トレーのX方向車輪(トレーの下方に突出するトレー側の部材)のガイドローラがその回転軸をX方向レールの延びる方向に向けて軸支される。また、Y方向レールには、X方向レールに近接する位置(X方向レール上を移動するトレーの左右のY方向車輪に対応する位置)に、トレーのY方向車輪(トレーの下方に突出するトレー側の部材)のガイドローラがその回転軸をY方向レールの延びる方向に向けて軸支される。そして、これらガイドローラを含むX方向レール及びY方向レールで区画された複数のトレー停止区画上に、トレー駆動装置が設置される。このトレー駆動装置は、トレー下面のX方向ガイドに係合してトレーをX方向に移動案内するトレーX方向送り部とトレー下面のY方向ガイドに係合してトレーをY方向に移動案内するトレーY方向送り部とを有するトレーX−Y方向送り装置と、トレーX方向送り部とトレーY方向送り部とをトレー下面に係合する係合位置と係合しない非係合位置との間で移動するトレー送り方向切替装置とを備える。これらのトレー停止区画のうち少なくとも1箇所にトレーのない空スペースが設定され、その他の各トレー停止区画上に複数のトレーが配置される。
このようにしてトレーの空スペース(のトレー停止区画)に隣接する1箇所又は複数箇所のトレー停止区画のトレー駆動装置が起動され、そのトレー停止区画上の1台又は複数台のトレーがX方向又はY方向に送られ、トレーはX方向車輪又はY方向車輪のX方向レール上又はY方向レール上の走行により移動される。なお、トレーがX方向に移動される場合、トレーが次のトレー停止区画に進入すると同時に、トレー下面のY方向車輪がそのトレー停止区画のY方向レールに配置されたガイドローラに当接し、このガイドローラの回転により各Y方向車輪がガイドローラの頂部に乗り上げられ、Y方向レール上に位置決めされる。これにより、この次のトレーの送り方向がX方向からY方向へ切り替えられた場合に、トレーは、Y方向レール上を円滑に移動される。反対に、トレーがY方向に移動される場合、トレーが次のトレー停止区画に進入すると同時に、トレー下面のX方向車輪がそのトレー停止区画のX方向レールに配置されたガイドローラに当接し、このガイドローラの回転により各X方向車輪がガイドローラの頂部に乗り上げられ、X方向レール上に位置決めされる。これにより、この次のトレーの送り方向がY方向からX方向へ切り替えられた場合に、トレーは、X方向レール上を円滑に移動される。この移動により新たに空スペースになったトレーの空スペースに向けてさらに他のトレー又はトレー群が順次移動される。このように1台又は複数台のトレーがトレーの空スペースに向けて移動される動作が繰り返されて、所定のトレーが目的の地点に向けて移動される。
このトレー送り機構では、トレー送り補助ガイドがガイドローラのみで構成され、縦方向レールと横方向レールとの交差部近傍に縦方向のガイドローラと横方向のガイドローラが設置されて、トレーの縦方向の送り又は横方向の送りにより、トレーの縦方向又は横方向の各車輪が縦方向レール又は横方向レールの各ガイドローラに当たり、各ガイドローラの回転により、各ガイドローラの上に乗り上げられるようになっているため、各車輪と各ガイドローラとの衝撃が大きいという問題がある。
そこで、従来、トレー側でトレー側の部材に近接する位置に、又はトレー送り経路側でトレー送り経路上の部材に近接する位置のいずれか一方に、少なくともトレー送り経路上の部材よりも高い位置に、トレーの送り方向と直交する方向に向けて配設された転動手段と、他方に、少なくともトレー側の部材とトレー送り経路上の部材との干渉域だけ転動手段を乗り上げ、又は転動手段に乗り上げ、トレー側の部材をトレー送り経路上の部材の上に浮上案内するガイド手段とを備え、トレーをトレー側の部材とトレー送り経路上の部材との干渉域で浮上させ、トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を、大きな衝撃を伴うことなく回避するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−177503号公報(段落番号0012〜0014、図4、図5)
しかしながら、前述した従来のものでは、転動手段を球状若しくは円柱状ローラ又はコロで構成するとともに、ガイド手段に傾斜ガイド面を設け、ガイド手段による転動手段の転動案内、又は転動手段によるガイド手段の転動案内の際の衝撃を低減するようにしているが、重量物であるトレー、特に、自動車が載せられた状態にあるトレーの荷重がガイド手段及び転動手段に作用することから、転動手段がガイド手段の傾斜ガイド面に当接する際に、衝撃、及び衝撃音が生じることを回避することが難しかった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を、円滑に回避することのできるトレー送り補助ガイドを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、自動車を格納又は搬送するトレーを送り駆動する送り手段に併設され、前記トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、前記トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を回避するトレー送り補助ガイドにおいて、前記トレー側で前記トレー側の部材に近接する位置に、又は前記トレー送り経路側で前記トレー送り経路上の部材に近接する位置のいずれか一方に、前記トレーの送り方向と直交する方向に向けて配設された転動手段と、他方に、少なくとも前記トレー側の部材と前記トレー送り経路上の部材との干渉域にあって前記転動手段と当接し、前記トレーを前記トレー送り経路上移動時と同一のレベルに保持するガイド手段とを備えるとともに、前記トレー送り経路上の部材に、前記トレー側の部材との対向位置に溝を形成し、前記トレー側の部材を前記トレー側の部材と前記トレー送り経路上の部材との干渉域にあって前記溝と対向させ浮上させることを特徴としている。
このように構成した本発明の請求項1に係る発明では、トレーが送り出されトレー側の部材とトレー送り経路上の部材との干渉域に位置すると、転動手段とガイド手段とが当接してトレーをトレー送り経路上移動時と同一のレベルに保持するとともに、トレー側の部材はトレー送り経路上の部材に形成された溝と対向して浮上する。これによって、従来のような高さ方向へのトレーの変位を要することなく、トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を回避することができ、円滑なトレーの送り動作を実現できる。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記トレー側の部材は、前記トレーの略四隅近傍にそれぞれ組となって設けられるとともに、同一線上にある他の組と異なる所定間隔を介して配置されることを特徴としている。
このように構成した本発明の請求項2に係る発明では、トレーの略四隅近傍にそれぞれ組となって設けられたトレー側の部材は、同一線上にある他の組と異なる所定間隔を介して配置されていることから、トレーが送り出されることに伴い、1つの組のトレー側の部材が同一線上にある他の組のトレー側の部材と対向する位置に形成された溝を通過する際、1つの組のうちの1つのトレー側の部材が溝と対向しても、1つの組のうち他のトレー側の部材はトレー送り経路上に接しており、この1つの組のトレー側の部材が溝に落ち込むことがなく、従って、トレーはトレー送り経路上移動時と同一の高さレベルに保持されることになる。
本発明によれば、トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を、衝撃を伴うことなく回避し、トレーの送り動作を向上させることができる。
以下、本発明に係るトレー送り補助ガイドの実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態におけるトレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の平面図、図2は同トレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の部分拡大平面図、図3は同トレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の部分拡大側面図、図4は同トレー送り補助ガイドの拡大平面図、図5は同トレー送り補助ガイドの拡大側面図、図6は同トレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の動作例を示す部分拡大平面図、図7は縦方向のトレー側の部材とトレー送り経路上の部材に形成された溝との関係を示す側面図、図8は横方向のトレー側の部材とトレー送り経路上の部材に形成された溝との関係を示す側面図である。
図1において、1は平面循環式(特にパズル循環式)の駐車設備に採用されるトレー送り機構で、自動車を格納又は搬送するトレー10と、自動車を格納又は搬送する平面上でトレー10を縦方向及び横方向に向けて送り案内するトレー送りガイド20、及びトレー10の送り案内を補助するトレー送り補助ガイド23と、トレー10を送り駆動するトレー駆動装置30とを備える。
トレー10は、図2に示すように、自動車を載置可能な(縦長の)長方形状の金属プレートで、このトレー10には、トレー送りガイド20の一部を構成する、縦方向のローラ11と横方向のローラ12を備え、これらのローラ11、12が、後述するトレー送りガイド20の残部を構成する、縦方向、横方向の各レール21、22に乗せられる。このトレー10の下面には、直線状の回動レール13、直線状の固定レール15、回動レール13をロックするためのロック装置16を備える。回動レール13は角パイプ材などにより形成され、その長さにトレー10下面の縦方向又は横方向のいずれか短い一方の長さと略同じか又は少し短い所定の寸法が設定される。このトレー10の場合、縦長の長方形になっているので、回動レール13の長さにトレー10の横方向の長さと略同じか又は少し短い所定の寸法を設定される。
また、回動レール13の幅及び高さは回動レールとして適宜設定される。このようにして回動レール13はその中心をトレー10の下面中心に軸支され、トレー10の下面で水平方向に回動可能に取り付けられる。また、固定レール15は、長方形のトレーの場合に必要で、トレー10下面の縦方向に、その方向に向けられた回動レール13の延長上に直線状に連続可能に設けられる。この場合、固定レール15は、縦方向に向けられた回動レール13の前側延長上にトレー10の前端まで延びる前側固定レール151と、回動レール13の後側延長上にトレー10の後端まで延びる後側固定レール152として具備される。これら前側固定レール151、後側固定レール152はいずれも回動レール13と同様に、角パイプ材により回動レール13と一体的な形状に形成され、それぞれトレー10の下面に固定される。また、ロック装置16は、トレー10の回動レール13を水平面上の縦方向又は横方向に向けてロックする手段で、図3に示すように、回動レール13に係止凹部14を形成され、トレー10に係止突起17を取り付けられて構成される。この場合、係止凹部14は回動レール13の上面にフラットバーなどが固着され、このフラットバーに係止穴を穿設して形成され、これが回動レール13の上面で、回動レール13の回動中心の両側所定の位置2箇所に設けられる。
一方、係止突起17は、筒形のケース170と、このケース170内にばね部材などの弾性手段を介してケース170下端の開口から出没可能に突出する係止ピン171とからなり、係止ピン171が回動レール13の係止凹部14に係合(弾性係合)可能になっている。このような係止突起17が合計4本、トレー10下面の回動レール13の回動範囲において回動レール13を水平面上の縦方向に向けた状態で回動レール13の各係止凹部14に係合可能な位置2箇所と水平面上の横方向に向けた状態で回動レール13の各係止凹部14に係合可能な位置2箇所、すなわち回動レール13の回動中心の前後左右の合計4箇所に取り付けられる。このようにしてトレー10側の縦方向又は横方向の各係止突起17と回動レール13側の各係止凹部14が係脱可能に構成される。なお、係止凹部14がトレー10側に、係止突起17が回動レール13側に設けられてもよい。
トレー送りガイド3は、図1及び図2示すように、トレー10下面に設置されたその詳細を後述するローラ11、12と、自動車を格納又は搬送する平面上に縦方向及び横方向に向けて設置された同じ高さの複数のレール21、22とにより構成される。一方、縦方向のレール21は、トレー10の縦方向の各ローラ11が転動可能なフラットな走行面を有する前後一対のレールからなり、これらのレール間の間隔にトレー10の幅方向よりも小さい所定の寸法が設定されて、水平面上に縦方向に向けて設置される。また、横方向のレール22は、トレー10の横方向のローラ12が転動可能なフラットな走行面を有する左右一対のレールからなり、これらのレール間の間隔にトレー10の長手方向よりも小さい所定の寸法が設定されて、水平面上に横方向に向けて設置される。このようにして縦方向及び横方向の各レール21、22が同じレベル(高さ)にマトリックス状に配列される。なお、このトレー送りガイド20においても、縦方向のレール21は、トレー10が横方向に送られる場合に、その送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材となり、トレー10の縦方向のローラ11と縦方向のレール21との干渉を回避する必要があり、横方向のレール22は、トレー10が縦方向に送られる場合に、その送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材となり、トレー10の横方向のローラ12と横方向のレール22との干渉を回避する必要がある。
トレー送り補助ガイド23は、図4及び図5に示すように、トレー側又はトレー送り経路側のいずれか一方に配設された転動手段24と、他方に配設されたガイド手段25とにより構成される。このトレー送り機構1の場合、転動手段24はトレー側に取り付けられ、ガイド手段25がトレー送り経路側に設置される。
転動手段24はフリーベアやフリーローラなどの球状ローラ240で構成され、トレー10下面略四隅の、各縦方向のローラ11(トレー側の部材)及び各横方向ローラ12(トレー側の部材)に近接する各両ローラ11、12間の位置に、筒状の支持部材241が下方に向けて取り付けられ、この支持部材241の内部下部に球状ローラ240が360度方向に回転自在に保持されて、この球状ローラ240の球面の一部が支持部材241の下端(開口)から表出される。
この場合、トレー10がレール21、22上に乗せられた状態で見ると、筒状の支持部材241が縦方向及び横方向の各レール21、22(トレー送り経路上の部材)よりも少し高い位置まで延び、球状ローラ240は各両ローラ11、12(トレー側の部材)と同一のレベル(高さ)に、トレー10の送り方向と直交する方向に向けて配置される。
ガイド手段25は平面形状が略四角形で、各レール21、22(トレー送り経路上の部材)と同一のレベル(高さ)に設定され、トレー10の球状ローラ240が当接する平坦なガイド面251から構成される。このガイド面251上には、トレー10の球状ローラ240が係合可能なストッパ252が設けられる。このストッパ252はガイド面251上に球状ローラ240の動きを規制する手段として構成され、この場合、ガイド面251の中央に、球状ローラ240のガイド251面上の接触点周囲の球面部分が嵌合可能な球面状の凹部が形成される。
そして、ガイド面251は、少なくともトレー10の縦方向又は横方向のローラ11又は12とトレー送り経路上の縦方向又は横方向のレール21又は22との干渉域だけトレー10の球状ローラ240と当接し、トレー10を、各ローラ11、12が各レール21、22上で転動し移動しているときと同一のレベル(高さ)に保持して、各ローラ11又は12が後述する溝26、27と対向した状態で浮上するようにする。このガイド手段25は、トレー送り経路上で、基本的に縦方向及び横方向の各レール21、22(トレー送り経路上の部材)の交叉点に近接する位置(つまり、縦方向及び横方向の各レール21、22で区画された各トレー停止区画の略四隅、及び各トレー停止区画間(図示省略))に、2方向のガイド面251を縦方向及び横方向の各レール21、22の延びる方向に合わせて設置される。
縦方向のローラ11(トレー側の部材)は、図2に示すように、トレー10の下面の略四隅近傍に例えば2輪ずつ縦向きに組となって軸支されるとともに、同一線上にある他の組と異なる所定間隔を介して配置される。即ち、図2及び図7に示すように、縦方向のローラ111は軸間にあって寸法Aを介して2つのローラが配置されて構成されるとともに、縦方向のローラ112は軸間にあって寸法Bを介して2つのローラが配置されて構成される。また、横方向のローラ12(トレー側の部材)は、トレー10の下面の略四隅近傍に例えば2輪ずつ横向きに組となって軸支されるとともに、同一線上にある他の組と異なる所定間隔を介して配置される。即ち、図2及び図8に示すように、横方向のローラ121は軸間にあって寸法Cを介して2つのローラが配置されて構成されるとともに、ローラ122は軸間にあって寸法Dを介して2つのローラが配置されて構成される。
縦方向のレール21(トレー送り経路上の部材)には、図2に示すように、縦方向のローラ11(トレー側の部材)との対向位置に溝26が形成されている。即ち、図2及び図7に示すように、レール21、22上に設定されたトレー停止位置でトレー10が停止した状態で、縦方向のローラ111と対向するように寸法Aを介して2つの溝261が形成されるとともに、縦方向のローラ112と対向するように寸法Bを介して2つの溝262が形成されている。また、横方向のレール22(トレー送り経路上の部材)には、横方向のローラ12(トレー側の部材)との対向位置に溝27が形成されている。即ち、図2及び図8に示すように、レール21、22上に設定されたトレー停止位置でトレー10が停止した状態で、横方向のローラ121と対向するように寸法Cを介して2つの溝271が形成されるとともに、横方向のローラ122と対向するように寸法Dを介して2つの溝272が形成されている。
なお、前述した寸法A及び寸法Bは、縦方向のローラ111が同一線上にある縦方向のローラ112と対向する位置に形成された溝262を通過する際、縦方向のローラ111が溝262に落ち込むことがないとともに、縦方向のローラ112が同一線上にある縦方向のローラ111と対向する位置に形成された溝261を通過する際、縦方向のローラ112が溝261に落ち込むことがない値に設定されている。また、前述した寸法C及び寸法Dは、横方向のローラ121が同一線上にある横方向のローラ122と対向する位置に形成された溝272を通過する際、横方向のローラ121が溝272に落ち込むことがないとともに、横方向のローラ122が同一線上にある横方向のローラ121と対向する位置に形成された溝271を通過する際、横方向のローラ122が溝271に落ち込むことがない値に設定されている。
トレー駆動装置30は、図1及び図2に示すように、トレー10の回動レール13、さらに固定レール15を両側から挟持してこれら回動レール13、固定レール15を送り出すトレー送り出し装置31と、トレー送り出し装置31を回動変位してトレー送り出し装置31により挟持されたトレー10の回動レール13を水平面上の縦方向又は横方向に転換する回動レール方向転換装置36とを備え、縦方向及び横方向の各レール21、22で区画された各トレー停止区画の略中央に設置される。
このトレー駆動装置30の場合、トレー送り出し装置31は、トレー10の回動レール13(又は固定レール15)の両側面に圧接可能な一対の回転ローラ32、33と、少なくともその片側一方の回転ローラ32を回転駆動する減速機付きの駆動モータ35とを具備する。この場合、一対の回転ローラ32、33はウレタンローラからなり、片側2個、両側合計4個のローラ構成になっている。片側一方の2個の回転ローラ32は駆動ベルト又は駆動チェーン34で作動連結され、その一方の回転ローラ32が駆動モータ35の出力軸に作動連結される。また、片側他方の2個の回転ローラ33はスプリング(不図示)を付設され、このスプリングの付勢力により片側一方の各回転ローラ32の対向位置からトレー10の回動レール13及び固定レール15に対して弾性的に圧接される。
回動レール方向転換装置36は、トレー送り出し装置31を支持する回転台37と、回転台37を回転駆動するモータシリンダ38とを備える。この場合、回転台37は矩形状のプレートで、図3に示すように、下面中心に支軸371が取り付けられ、この支軸371がトレー停止区画上に設置された軸受370に支持されて回動可能に設置される。この回転台37には幅方向中心に長手方向に向けてトレー10の回動レール13を通すためのガイドスペース37Gが設定されてトレー送り出し装置31が搭載される。すなわち、回転台37上の片側一方にガイドスペース37Gに沿って2個の回転ローラ32が水平方向に回転可能に軸支される。これら回転ローラ32は既述のとおり駆動ベルト又は駆動チェーン34により作動連結され、その一方の回転ローラ32の下方、回転台37の下部に駆動モータ35が取り付けられてその一方の回転ローラ32と駆動モータ35が作動連結される。また回転台37上の片側他方にガイドスペース37Gに沿って2個の回転ローラ33が駆動側の2個の回転ローラ32に対向して水平方向に回転可能に軸支される。これらの回転ローラ33は既述のとおりスプリングによりトレー10の回動レール13に圧接可能に設置される。このようにして、両側一対の回転ローラ32、33により回動レール13をその両側から弾性的に挟持できるように構成される。
また、回転台37の近傍にモータシリンダ38が設置され、その作動ロッド381の先端と回転台37がレバー39を介して連結される。このようにして、モータシリンダ38の作動ロッド381の伸縮動作により、回転台37を90度回動変位して回転台37の長手方向、すなわち回転台37のガイドスペース37Gを水平面上の縦方向又は横方向に向けられるように構成される。なお、回転台37の駆動手段はモータシリンダに代えて駆動モータを用いてもよい。この場合、駆動モータと回転台の支軸が作動連結される。
このようにしてトレー送り機構1は構成され、図示されない制御手段に予め格納されたプログラムに従って、トレー駆動装置30が作動され、トレー10を水平面上の縦方向又は横方向に送り駆動する。
次に、このトレー送り機構1の基本的な動作について図1、図2、及び図6を用いて説明する。なお、図1に示すように、動作前のトレー10は予め縦方向及び横方向のレール21、22上に設定された各トレー停止位置で停止される。この場合、各トレー10はトレー10下面四隅の各球状ローラ240が各トレー停止位置四隅のトレー送り補助ガイド23をなす各ガイド手段25(ガイド面251)上に乗り、各ガイド手段25中心の凹状のストッパ252に嵌入されて静止され、各トレー10がこれらトレー送り補助ガイド23に支持されて、縦方向の4組のローラ11は溝26に対向して浮上し、横方向の4組のローラ12は溝27に対向して浮上している。さらに、各トレー10は下面の回動レール13が動作停止状態の各トレー駆動装置30の一対の回転ローラ32、33に圧接挟持されてロックされ、各トレー停止位置上で完全に停止状態になっている。
図1において、トレー10を縦方向、例えば図中、左上に位置するトレー10を下方向に移動する場合、まず回動レール方向転換装置36が作動され、図6に示すように、モータシリンダ38の1駆動によりその作動ロッド381が伸長される。これにより回転台37の長手方向が縦方向のレール21と平行に向けられ、この回転台37の回動変位に従動して、回転台37上の一対の回転ローラ32、33間に挟持されたトレー10の回動レール13が縦方向に向けられる。同時にこの回動レール13はロック装置16の係止突起17と係止凹部14との弾性係合によりロックされ、この回動レール13の向きが固定される。
次に、この状態でトレー送り出し装置31が作動され、駆動モータ35の1駆動により片側一方の各回転ローラ32が回転駆動され、これらの回転ローラ32と片側他方の各回転ローラ33に圧接挟持されたトレー10の回動レール13はこれら回転ローラ32、33の摩擦係合により、その回転方向に送り出される。このトレー10の回動レール13は縦方向の向きに固定されているので、これを案内にして、トレー10四隅の各球状ローラ240は各ガイド手段25のガイド面251上を縦方向に転動するとともに、トレー10の縦方向の各ローラ11が縦方向のレール21上に乗って転動し、トレー10が水平方向に変位され、トレー10の横方向の各ローラ12が横方向の各レール22上を溝27に沿って通過する。即ち、各ローラ121は各溝271、各ローラ122は各溝272にそれぞれ対向し浮上した状態で各レール22上を通過する。そして、各球状ローラ240は各ガイド手段25のガイド面251から離れるとともに、トレー10の縦方向の各ローラ11は引き続き縦方向のレール21上に乗って転動し、トレー10が縦方向のレール21上を縦方向に向けて送り駆動される。続いて、トレー10が前のトレー停止位置と次のトレー停止位置との間に位置した際、前側の縦方向の各ローラ112が縦方向のレール21に形成された各溝261上を通過するが、縦方向のローラ112は軸間にあって寸法Bを介して2つのローラが配置されるとともに、2つの溝261は寸法Aを介して形成されていることから、縦方向のローラ112の1つのローラが溝261と対向しても、縦方向のローラ112の他のローラは縦方向のレール21上に接しており、これによって、縦方向のローラ112が溝261に落ち込みレベル(高さ)が変位することがない。
また、前側の各球状ローラ240がガイド手段25のガイド面251に当接し、このガイド面251に転動案内される。これにより、前側の横方向のローラ121、122は溝271、272に沿って通過する。そして、トレー10の前側の各球状ローラ240はガイド面251から離れるとともに、トレー10の前側の縦方向の各ローラ112は引き続き縦方向のレール21上に乗って転動し、トレー10が次のトレー停止位置の縦方向のレール21上を縦方向に向けて送り駆動される。この間、トレー10の後側の縦方向のローラ111は前のトレー停止位置の縦方向のレール21上を転動する。トレー10の回動レール13が送り出されると、続いて固定レール15(トレー10の送り方向に応じて前側固定レール151又は後側固定レール152)が一対の回転ローラ32、33に挟持され、これが同様にして送り出される。また、トレー10の後側の縦方向のローラ111は、縦方向のレール21に形成された溝262上を通過するが、縦方向のローラ111は軸間にあって寸法Aを介して2つのローラが配置されるとともに、2つの縦方向の溝262は寸法Bを介して形成されていることから、縦方向のローラ111の1つのローラが縦方向の溝262と対向するときに、縦方向のローラ111の他のローラは縦方向のレール21上に接しており、これによって、縦方向のローラ111が溝262に落ち込みレベル(高さ)が変位することがない。
そして、トレー10の後側の各球状ローラ240が前のトレー停止位置、及び前のトレー停止位置と次のトレー停止位置との間で、同様に、各ガイド手段25に当接しながら、トレー10の後側の横方向の各ローラ121、122が前の及び次のトレー停止位置の横方向のレール22上を、溝271、272に沿って通過する。このようにしてトレー10が次のトレー停止位置に入ると、前側及び後側の各球状ローラ240が前側及び後側の各ガイド手段25のガイド面251に当接し、このガイド面251に転動案内されてトレー10が水平方向に変位され、各球状ローラ240が各ガイド面251中心の凹状のストッパ252に嵌入されて停止される。このとき縦方向の4組のローラ11は溝26に対向するとともに、横方向の4組のローラ12は溝27に対向するが、前側及び後側の各球状ローラ240が前側及び後側の各ガイド手段25のガイド面251に当接することで、トレー10は同一のレベル(高さ)に保持される。そして、トレー10は下面の回動レール13が動作停止状態の各トレー駆動装置30の一対の回転ローラ32、33に圧接挟持されてロックされる。このようにしてトレー10が縦方向のレール21上を縦方向に移動される。
図1において、トレー10を横方向、例えば図中、左上に位置するトレー10を右方向に移動する場合、まず回動レール方向転換装置36が作動され、モータシリンダ38の1駆動によりその作動ロッド381が収縮される。これにより、図2に示すように、回転台37の長手方向が横方向のレール22と平行に向けられ、この回転台37の回動変位に従動して、回転台37上の一対の回転ローラ32、33間に挟持されたトレー10の回動レール13が横方向に向けられる。同時にこの回動レール13はロック装置16の係止突起17と係止凹部14との弾性係合によりロックされ、この回動レール13の向きが固定される。
次に、この状態でトレー送り出し装置31が作動され、駆動モータ35の1駆動により片側一方の各回転ローラ32が回転駆動され、これらの回転ローラ32と片側他方の各回転ローラ33に圧接挟持されたトレー10の回動レール13はこれら回転ローラ32、33の摩擦係合により、その回転方向に送り出される。このトレー10の回動レール13は横方向の向きに固定されているので、これを案内にして、まずトレー10四隅の各球状ローラ240が各ガイド手段25のガイド面251上を横方向に転動するとともに、トレー10の横方向の各ローラ12が横方向のレール22上に乗って転動し、トレー10が水平方向に変位され、トレー10の縦方向の各ローラ11が縦方向の各レール21の上を溝26に沿って通過する。即ち、各ローラ111は各溝261、各ローラ112は各溝262にそれぞれ対向し浮上した状態で各レール21上を通過する。そして、各球状ローラ240は各ガイド手段25のガイド面251から離れるとともに、トレー10の横方向の各ローラ12は引き続き横方向のレール22上に乗って転動し、トレー10が横方向のレール22上を横方向に向けて送り駆動される。続いて、トレー10が前のトレー停止位置と次のトレー停止位置との間に位置した際、右側の横方向の各ローラ122が横方向のレール22に形成された各溝271上を通過するが、横方向のローラ122は軸間にあって寸法Dを介して2つのローラが配置されるとともに、2つの溝271は寸法Cを介して形成されていることから、横方向のローラ122の1つのローラが溝271と対向しても、横方向のローラ122の他のローラは横方向のレール22上に接しており、これによって、横方向のローラ122が溝271に落ち込みレベル(高さ)が変位することがない。また、図中右側の各球状ローラ240がガイド手段25のガイド面251に当接し、このガイド面251に転動案内される。
これにより、右側の縦方向のローラ111、112は溝261、262に沿って通過する。そして、トレー10の右側の各球状ローラ240はガイド面251から離れるとともに、トレー10の右側の横方向の各ローラ122は引き続き横方向のレール22上に乗って転動し、トレー10が次のトレー停止位置の横方向のレール22上を横方向に向けて送り駆動される。この間、トレー10の左側の横方向の各ローラ121は前のトレー停止位置の横方向のレール22上を転動する。このとき、トレー10の左側の横方向のローラ121は、横方向のレール22に形成された溝272上を通過するが、横方向のローラ121は軸間にあって寸法Cを介して2つのローラが配置されるとともに、2つの溝272は寸法Dを介して形成されていることから、横方向のローラ121のうち1つのローラが溝272するとき、横方向のローラ121の他のローラは横方向のレール22上に接しており、これによって、横方向のローラ121が溝272に落ち込みレベル(高さ)が変位することがない。そして、このトレー10の左側の各球状ローラ240が前のトレー停止位置、及び前のトレー停止位置と次のトレー停止位置との間で、各ガイド手段25に当接しながら、トレー10の左側の縦方向のローラ111、112が前の及び次のトレー停止位置の縦方向のレール21上を、溝261、262に沿って通過する。
このようにしてトレー10が次のトレー停止位置に入ると、右側及び左側の各球状ローラ240が右側及び左側の各ガイド手段25のガイド面251に当接し、このガイド面251に転動案内されてトレー10が水平方向に変位され、各球状ローラ240が各ガイド面251中心の凹状のストッパ252に嵌入されて停止される。このとき縦方向の4組のローラ11は溝26に対向するとともに、横方向の4組のローラ12は溝27に対向するが、前側及び後側の各球状ローラ240が前側及び後側の各ガイド手段25のガイド面251に当接することで、トレー10は同一のレベル(高さ)に保持される。そして、トレー10は下面の回動レール13が動作停止状態の各トレー駆動装置30の一対の回転ローラ32、33に圧接挟持されてロックされる。このようにしてトレー10が横方向のレール21上を横方向に移動される。
本実施形態によれば、トレー10が送り出され、トレー10の縦方向又は横方向のローラ11又は12とトレー送り経路上の縦方向又は横方向のレール21又は22との干渉域に位置すると、転動手段24とガイド手段25とが当接し、トレー10を、各ローラ11、12が各レール21、22上で転動し移動している時と同一のレベル(高さ)に保持するとともに、縦方向又は横方向のローラ11又は12は、縦方向又は横方向のレール21又は22に形成された溝26又は27と対向して浮上する。これによって、高さ方向へのトレー10の変位を要することなく、トレー10の下方向に突出する縦方向又は横方向のローラ11又は12と、トレー10の送り方向に対して横切って配置された縦方向又は横方向のレール21又は22との干渉を回避することができ、円滑なトレー10の送り動作を実現できる。
また、トレー10の略四隅近傍に2輪1組となって設けられた縦方向又は横方向のローラ11又は12は、同一線上にある他の組と異なる所定間隔を介して配置されていることから、トレー10が送り出されることに伴い、1つの組の縦方向又は横方向のローラ11又は12が同一線上にある他の組の縦方向又は横方向のローラ11又は12と対向する位置に形成された溝26又は27を通過する際、これらの溝26又は27に落ち込むことがなく、したがって、トレー10を、各ローラ11、12が各レール21、22上で転動し移動しているときと同一のレベル(高さ)に保持することができる。
なお、前述した実施形態では、転動手段24の球状ローラ240を各ローラ11、12と同一のレベル(高さ)に配置するとともに、ガイド手段25のガイド面251を各レール21、22と同一のレベル(高さ)に設定したが、本発明はこれに限らず、転動手段24及びガイド手段25のそれぞれのレベル(高さ)は、転動手段24とガイド手段25とが当接した状態で、トレー10を、各ローラ11、12が各レール21、22上で転動し移動している時と同一のレベル(高さ)に保持できる値の範囲で、任意に設定することができる。
また、この実施形態では、トレー側の部材として、トレー10の略四隅近傍に2輪1組の縦方向のローラ11、及び横方向のローラ12を設けたが、本発明はこれに限らず、1つのトレー側の部材が同一線上にある他のトレー側の部材と対向する位置に形成された溝を通過する際、この1つの組のトレー側の部材が溝に落ち込むことを回避できるものであれば、トレー側の部材の個数、及び配置は任意に設定することができる。
さらに、この実施形態では、トレー側に転動手段24を設け、トレー送り経路側にガイド手段25を設けているが、これとは反対に、トレー送り経路側に転動手段24を設け、トレー側にガイド手段25を設けてもよい。
さらにまた、この実施形態では、トレー送り補助ガイド23を採用したトレー送り機構1を平面循環式駐車装置に適用した場合を例示しているが、このトレー送り補助ガイド23及びトレー送り機構1は、平面循環式駐車装置に限定して使用されるものではなく、平面往復式、水平循環式、エレベータスライド式、エレベータ式など各種機械式駐車装置において、トレーのパズル循環が必要な箇所や、トレーの一方向の送り駆動でトレーの下方向に突出するトレー側の部材とトレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材が干渉する箇所に適宜設置することができ、各種機械式駐車装置において前述と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の一実施形態におけるトレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の平面図である。 同トレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の部分拡大平面図である。 同トレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の部分拡大側面図である。 同トレー送り補助ガイドの拡大平面図である。 同トレー送り補助ガイドの拡大側面図である。 同トレー送り補助ガイドを採用したトレー送り機構の動作例を示す部分拡大平面図である。 縦方向のトレー側の部材とトレー送り経路上の部材に形成された溝との関係を示す側面図である。 横方向のトレー側の部材とトレー送り経路上の部材に形成された溝との関係を示す側面図である。
符号の説明
1 トレー送り機構
10 トレー
11(111、112) 縦方向のローラ
12(121、122) 横方向のローラ
13 回動レール
14 係止凹部
15 固定レール
151 前側固定レール
152 後側固定レール
16 ロック装置
17 係止突起
170 ケース
171 係止ピン
20 トレー送りガイド
21 縦方向のレール
22 横方向のレール
23 トレー送り補助ガイド
24 転動手段
26(261、262) 溝
27(271、272) 溝
240 球状ローラ
241 支持部材
25 ガイド手段
251 ガイド面
252 ストッパ
30 トレー駆動装置
31 トレー送り出し装置
32 回転ローラ
33 回転ローラ
34 駆動ベルト又は駆動チェーン
35 駆動モータ
36 回動レール方向転換装置
37 回転台
370 軸受
371 支軸
37G ガイドスペース
38 モータシリンダ
381 作動ロッド
39 レバー

Claims (2)

  1. 自動車を格納又は搬送するトレーを送り駆動する送り手段に併設され、前記トレーの下方向に突出するトレー側の部材と、前記トレーの送り方向に対して横切って配置されたトレー送り経路上の部材との干渉を回避するトレー送り補助ガイドにおいて、
    前記トレー側で前記トレー側の部材に近接する位置に、又は前記トレー送り経路側で前記トレー送り経路上の部材に近接する位置のいずれか一方に、前記トレーの送り方向と直交する方向に向けて配設された転動手段と、他方に、少なくとも前記トレー側の部材と前記トレー送り経路上の部材との干渉域にあって前記転動手段と当接し、前記トレーを前記トレー送り経路上移動時と同一のレベルに保持するガイド手段とを備えるとともに、前記トレー送り経路上の部材に、前記トレー側の部材との対向位置に溝を形成し、前記トレー側の部材を前記トレー側の部材と前記トレー送り経路上の部材との干渉域にあって前記溝と対向させ浮上させることを特徴とするトレー送り補助ガイド。
  2. 前記トレー側の部材は、前記トレーの略四隅近傍にそれぞれ組となって設けられるとともに、同一線上にある他の組と異なる所定間隔を介して配置されることを特徴とする請求項1記載のトレー送り補助ガイド。
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