JP2009263599A - 活性光線硬化型インクジェットインク組成物 - Google Patents

活性光線硬化型インクジェットインク組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、吐出安定性、各種記録材料への密着性を維持しながら、印字後の印刷物の耐候性に優れる硬化膜を形成することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物を提供することにある。
【解決手段】少なくとも1種の顔料、およびカチオン重合性化合物とを含む活性光線硬化型インクジェットインク組成物において、該インク組成物が、δ−トコフェロールを1〜10質量%含有することを特徴とする活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、プラスチック、紙、木工および無機質材等の塗料、接着剤、印刷インキ、印刷回路基板および電気絶縁関係等の種々の用途に使用される、紫外線や電子線などの活性エネルギー線により硬化する活性光線硬化型インクジェットインク組成物に関する。
従来、紫外線や電子線などの活性エネルギー線により硬化する活性光線硬化型組成物は、プラスチック、紙、木工および無機質材等の塗料、接着剤、印刷インキ、印刷回路基板および電気絶縁関係等の種々の用途に実用化されている。
また、これらの重合性組成物を使用したインクジェット用インクシステムとしては、紫外線で硬化する紫外線硬化型インクジェットインクがあり、この紫外線硬化インクを用いたインクジェット方式は、速乾性、インク吸収性のない記録媒体への記録ができる点で、近年注目されつつある。
紫外線硬化型インクジェットインクの中でもカチオン重合性化合物を用いたインクは、酸素による重合阻害を受けないため薄膜硬化性に優れ、また、硬化膜の柔軟性に一般的に優れている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、それらのインクは、硬化性などは改善されたものの、各種記録材料への密着性や形成される硬化膜の屋外耐候性が不十分なために、印刷物である硬化膜が徐々に流れ出し、結果として画像濃度低下、光沢度の低下が起こり、限られた記録材料・用途への対応しかできないという問題があった。
特許文献4では、反応性有機ケイ素化合物やその加水分解物を、カチオン重合性化合物を用いたインクにインク全体の16質量%以上用いることにより、吐出安定性向上と金属・ガラスへの硬化膜接着性向上を図っているが、この構成でも硬化膜の屋外耐候性は十分ではなかった。
一方、通常、高分子化合物からなる硬化膜の屋外耐候性を改善する公知技術としては、HALS(Hindered Amine Light Stabilizer)、紫外線吸収剤、酸化防止剤などの添加が挙げられるが、カチオン重合性化合物を用いたインクの場合、それらはいずれも光硬化反応を著しく阻害するものであり、屋外耐候性を改善する程度まで用いることができなかった。
特開2005−154738号公報 特開2005−154734号公報 特開2008−31300号公報 特開2007−2130号公報
本発明の目的は、吐出安定性、各種記録材料への密着性を維持しながら、印字後の印刷物の耐候性に優れる硬化膜を形成することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成された。
1.少なくとも1種の顔料、およびカチオン重合性化合物とを含む活性光線硬化型インクジェットインク組成物において、該インク組成物が、δ−トコフェロールを1〜10質量%含有することを特徴とする活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
本発明によれば、吐出安定性、各種記録材料への密着性を維持しながら、印字後の印刷物の耐候性に優れる硬化膜を形成することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物を提供することができる。
本発明では、耐候性を判断する方法として、紫外線照射サイクルと結露サイクルを繰り返し行う促進耐候試験機Q−Lab Corporation製QUVを用いて、印刷物の画像濃度変動を測定する方法を採用している。
この方法は、実際に屋外に印刷物を放置した印刷物の画像濃度・色差の変動との相関性が高い。
この点は、これまでのカーボンアーク式試験機、キセノンランプ式試験機などでの、単に色材自体の退色を観察していた耐光性とは異なる要求性能である。
<活性光線硬化型インクジェットインク組成物>
本発明のインク組成物は、少なくとも1種の顔料、およびカチオン重合性化合物とを含む活性光線硬化型インクジェットインク組成物であって、該インク組成物が、δ−トコフェロールをインク組成物の1〜10質量%含有することを特徴とする。
<カチオン重合性化合物>
本発明のカチオン重合性化合物は、一般的なカチオン重合性化合物を選択することができるが、一般式(1)で表される化合物、一般式(2)で表される化合物、エポキシ化脂肪酸エステル、エポキシ化脂肪酸グリセライド、一般式(3)で表される化合物または構造(V)を有する化合物から選択されることが好ましい。
<一般式(1)で表される化合物>
Figure 2009263599
はグリシジルエーテル基を表す。
一般式(1)で表される化合物としては、例えばナガセケミテックス(株)社からEX211として市販されている。
<一般式(2)で表される化合物>
Figure 2009263599
mは10〜20の整数を表す。
一般式(2)で表される化合物としては、例えばナガセケミテックス(株)社からEX192として市販されて。
エポキシ化脂肪酸エステルとしては、オレイン酸エステルをエポキシ化して製造されたもので、エポキシステアリン酸メチル、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸オクチル等が挙げられる。
また、エポキシ化脂肪酸グリセライドは、同様に、大豆油、アマニ油、ヒマシ油等をエポキシ化して製造されたもので、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ヒマシ油等が用いられる。
これらの化合物としては、ダイマックS−300K(ダイセル化学(株)製 エポキシ化大豆油)、アデカサイザーO−130P(ADEKA(株)製 エポキシ化大豆油)、アデカサイザーD−55(ADEKA(株)製 エポキシ化菜種脂肪酸イソブチル)、サンソサイザーE−4030(新日本理化(株)製 エポキシ化脂肪酸ブチル)、Vikoflex9040(ATOFINA(株)製 エポキシ化亜麻仁油)、Vikoflex7010(ATOFINA(株)製 エポキシ化大豆油)、Vikoflex9010(ATOFINA(株)製 エポキシ化亜麻仁油)などが市販されている。
前記一般式(1)の化合物と併用して用いる一般式(1)、一般式(3)、エポキシ化脂肪酸エステル、エポキシ化脂肪酸グリセライド、の化合物のインク組成物中の含有量としては、インク組成物全体の3〜30質量%が好ましい。
<一般式(3)で表される化合物>
Figure 2009263599
は、メチル基・エチル基・プロピル基のいずれかを表し、Xは2価の連結基を表す。
Xは2価の連結基としては、好ましくは炭素数1〜20の連結基が挙げられる。連結基とは脂肪族基、芳香族基、エーテル結合、チオエーテル結合、カルボニル基、エステル基のうち少なくとも1種の構造を有するものが挙げられる。
一般式(3)で表される化合物の具体例を挙げる。
Figure 2009263599
Figure 2009263599
一般式(3)で表される化合物は、特開2008−31300号公報記載の化合物を好ましく使用することができ公知の合成法、例えば、特開平6−16804号公報、特許第3403354号明細書やJ.Am.Chem.Soc.,1957,79に記載の方法により合成することができる。
一般式(3)で表される化合物は、インク組成物全体の10〜70質量%含有することが好ましい。
<構造(V)を有する化合物>
本発明の構造(V)は、下記V−1またはV−2の構造を有するものであって、分子量が、炭素数が10〜30の化合物である。
Figure 2009263599
構造(V)を有する化合物インク組成物中の含有量としては、インク組成物全体の30〜90質量%が好ましい。
<その他のカチオン重合性化合物>
本発明のインク組成物には、上述のカチオン重合性化合物と併用して、脂環式エポキシ化合物を使用することが好ましい。特にエポキシシクロヘキシル構造を有するものが好ましい。
一般に知られているカチオン重合性基を有する化合物であれば、モノマー、オリゴマー、ポリマーの種を問わず使用することができる。
例えば、スチレン誘導体、ビニルエーテル、オキシラン、オキセタン、テトラヒドロフラン、ラクタム、ラクトンなどの構造を有する化合物が用いられる。中でも、スチレン誘導体、オキシラン、オキセタン、ビニルエーテル構造を有する化合物が好ましく用いられ、特にオキシラン、オキセタン構造を有する化合物が好ましい。
オキシラン構造を有する化合物としては、あらゆる公知のエポキシ化合物を併用することができる。
本発明で用いられる単官能エポキシ化合物の例としては、例えば、フェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1,2−ブチレンオキサイド、1,3−ブタジエンモノオキサイド、1,2−エポキシドデカン、エピクロロヒドリン、1,2−エポキシデカン、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、3−メタクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−アクリロイルオキシメチルシクロヘキセンオキサイド、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げられる。
多官能エポキシ化合物の例としては、例えば、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、臭素化ビスフェノールAジグリシジルエーテル、臭素化ビスフェノールFジグリシジルエーテル、臭素化ビスフェノールSジグリシジルエーテル、エポキシノボラック樹脂、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールSジグリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(ECC)、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタ−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビニルシクロヘキセンオキサイド、4−ビニルエポキシシクロヘキサン、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシル−3’,4’−エポキシ−6’−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサン)、ジシクロペンタジエンジエポキサイド、エチレングリコールのジ(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)エーテル、エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル類、1,1,3−テトラデカジエンジオキサイド、リモネンジオキサイド、1,2,7,8−ジエポキシオクタン、1,2,5,6−ジエポキシシクロオクタン等が挙げられる。
オキセタン構造を有する化合物としては、特開2001−220526、同2001−310937に紹介されているような公知のあらゆるオキセタン化合物を併用することができる。
本発明で用いられるオキセタン構造を有する化合物には、単官能オキセタンの例としては、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−(メタ)アリルオキシメチル−3−エチルオキセタン、(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチルベンゼン、4−フルオロ−〔1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル〕ベンゼン、4−メトキシ−〔1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル〕ベンゼン、〔1−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)エチル〕フェニルエーテル、イソブトキシメチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、イソボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−エチルヘキシル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、エチルジエチレングリコール(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンタジエン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルオキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラヒドロフルフリル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−テトラブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−トリブロモフェノキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、2−ヒドロキシプロピル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ブトキシエチル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタクロロフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタブロモフェニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ボルニル(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル等が挙げられる。
また多官能オキセタンとしては、例えば、3,7−ビス(3−オキセタニル)−5−オキサ−ノナン、3,3’−(1,3−(2−メチレニル)プロパンジイルビス(オキシメチレン))ビス−(3−エチルオキセタン)、1,4−ビス〔(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル〕ベンゼン、1,2−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]エタン、1,3−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]プロパン、エチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジシクロペンテニルビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、テトラエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリシクロデカンジイルジメチレン(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、トリメチロールプロパントリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、1,4−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ブタン、1,6−ビス(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)ヘキサン、ペンタエリスリトールトリス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ポリエチレングリコールビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジペンタエリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ジトリメチロールプロパンテトラキス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、PO変性水添ビスフェノールAビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、EO変性ビスフェノールF(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル等の多官能オキセタンが挙げられる。
ビニルエーテル構造を有する化合物としては、あらゆる公知のビニルエーテル化合物を併用することができる。
本発明で用いられる単官能ビニルエーテルの例としては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ノニルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、4−メチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、ジシクロペンテニルビニルエーテル、2−ジシクロペンテノキシエチルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、ブトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、エトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、テトラヒドロフリフリルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、4−ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ポリエチレングリコールビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテル、クロルブチルビニルエーテル、クロルエトキシエチルビニルエーテル、フェニルエチルビニルエーテル、フェノキシポリエチレングリコールビニルエーテル等が挙げられる。
多官能ビニルエーテルの例としては、例えば、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ポリエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテル、ブチレングリコールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、ビスフェノールAアルキレンオキサイドジビニルエーテル、ビスフェノールFアルキレンオキサイドジビニルエーテルなどのジビニルエーテル類;トリメチロールエタントリビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、ジトリメチロールプロパンテトラビニルエーテル、グリセリントリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタビニルエーテル、ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテル、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリビニルエーテル、エチレンオキサイド付加ジトリメチロールプロパンテトラビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加ジトリメチロールプロパンテトラビニルエーテル、エチレンオキサイド付加ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、エチレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテル、プロピレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールヘキサビニルエーテルなどの多官能ビニルエーテル類等が挙げられる。
<顔料>
本発明の活性光線硬化型インク組成物には、各種公知の顔料を含有しているが、好ましくは染料を含有してもよい。
本発明で好ましく用いることのできる顔料を、以下に列挙する。
C.I Pigmen Yellow−1、2、3、12、13、14、16、17、42、73、74、75、81、83、87、93、95、97、98、109、114、120、128、129、138、150、151、154、155、180、185、213、
C.I Pigmen Orange−16、36、38、
C.I Pigmen Red−5、7、22、38、48:1、48:2、48:4、49:1、53:1、57:1、63:1、101、112、122、123、144、146、168、184、185、202、
C.I Pigmen Violet−19、23、
C.I Pigmen Blue−1、2、3、15:1、15:2、15:3、15:4、18、22、27、29、60、
C.I Pigmen Green−7、36、
C.I Pigmen White−6、18、21、
C.I Pigmen Black−7、等を挙げることができる。
本発明の構成は、有機顔料を用いた場合に効果が大きく、特にYellow顔料、中でもC.I.Pigment Yellow 150(LANXESS(株)製 E4GN−GT CH20015)、C.I.Pigment Yellow 151(Clariant(株)製 Hostaperm Yellow H4G)、C.I.Pigment Yellow 154:Clariant(株)製 Hostaperm Yellow H3G)、C.I.Pigment Yellow 155(Clariant(株)製 Hostaperm Yellow 3GP)、C.I.Pigment Yellow 213(Clariant(株)製 Hostaperm Yellow H5G)、を用いた場合には、格段に密着性および耐候性が向上し、本発明の効果が顕著である。
<δ−トコフェロール>
本発明は、δ−トコフェロールをインク組成物の1〜10質量%含有することを特徴とする。δ−トコフェロールは、トコールの8位の位置にメチル基が置換したものである。
α−トコフェロールは、ポリエチレン等の加工熱安定剤として抗酸化作用することが知られている。例えば、IRGANOXE201(チバ・ジャパン(株)製)等がその目的で市販されている。
しかしながら、本発明の課題に対しては、αはほとんど効果がなく、δの顕著な効果が見出された。
トコフェロールには、α、β、γ、δの4種類があり、一般に言われるメチル基の置換位置とトコフェロールの活性比は以下の通りである。
Figure 2009263599
Figure 2009263599
<光開始剤>
本発明において、光開始剤としては、「UV・EB硬化技術の応用と市場」(シーエムシー出版、田畑米穂監修/ラドテック研究会編集)などに掲載されているあらゆる公知の光開始剤を用いることができる。
本発明では、光重合開始剤として光酸発生剤を使用することが好ましい。光酸発生剤としては、例えば、化学増幅型フォトレジストや光カチオン重合に利用される化合物が用いられる(有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメージング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)、187〜192ページ参照)。本発明に好適な化合物の例を以下に挙げる。
第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどの芳香族オニウム化合物のB(C 、PF 、AsF 、SbF 、CFSO 塩を挙げることができる。
本発明で用いることのできるオニウム化合物の具体的な例を、以下に示す。
Figure 2009263599
第2に、スルホン酸を発生するスルホン化物を挙げることができ、その具体的な化合物を、以下に例示する。
Figure 2009263599
第3に、ハロゲン化水素を光発生するハロゲン化物も用いることができ、以下にその具体的な化合物を例示する。
Figure 2009263599
第4に、鉄アレン錯体を挙げることができる。
Figure 2009263599
特に、本発明のインク組成物においては、光酸発生剤としては、トリアリールスルホニウム塩を含有する化合物であることが好ましい。
光酸発生剤は、カチオン重合性化合物100質量部に対して、0.2〜20質量部の比率で含有させることが好ましい。
光酸発生剤の含有量が0.2質量部未満では硬化物を得ることが困難であり、20質量部を越えて含有させてもさらなる硬化性向上効果はない。
これら光酸発生剤は、1種または2種以上を選択して使用することができる。
<その他の添加物>
本発明の活性光線硬化型インクジェットインク組成物には、下記の化合物をその他の添加物として添加することができる。
本発明においては、さらなる吐出安定性向上のため、塩基性化合物を併用することが好ましい。
塩基性化合物としては、公知のあらゆるものを用いることができるが、代表的なものとして、塩基性アルカリ金属化合物、塩基性アルカリ土類金属化合物、アミンなどの塩基性有機化合物などがあげられる。
前記の塩基性アルカリ金属化合物としては、アルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属のアルコラート(ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド等)が挙げられる。
前記の塩基性アルカリ土類金属化合物としては、同様に、アルカリ土類金属の水酸化物(水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等)、アルカリ金属の炭酸塩(炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等)、アルカリ金属のアルコラート(マグネシウムメトキシド等)が挙げられる。
塩基性有機化合物としては、アミンならびにキノリンおよびキノリジンなど含窒素複素環化合物などが挙げられるが、これらの中でも、光重合成モノマーとの相溶性の面からアミンが好ましく、例えば、オクチルアミン、ナフチルアミン、キシレンジアミン、ジベンジルアミン、ジフェニルアミン、ジブチルアミン、ジオクチルアミン、ジメチルアニリン、キヌクリジン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、2−(メチルアミノ)エタノールおよびトリエタノールアミンなどが挙げられる。
塩基性化合物を存在させる際のその濃度は、光重合性モノマーの総量に対して10〜50000質量ppm、特に100〜5000質量ppmの範囲であることが好ましい。なお、塩基性化合物は単独で使用しても複数を併用して使用してもよい。
また、本発明において、プラスチックフィルムのような透明基材での色の隠蔽性を上げる為に、白インクを用いることが好ましい。特に、軟包装印刷、ラベル印刷においては、白インクを用いることが好ましい。
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。
また、顔料の分散を行う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズや、味の素ファインテクノ社のPBシリーズが挙げられる。
また、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤および分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。
分散媒体は、溶剤または重合性化合物を用いて行うが、本発明に用いる照射線硬化型インクでは、インク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤であることが好ましい。溶剤が硬化画像に残ってしまうと、耐溶剤性の劣化、残留する溶剤のVOCの問題が生じる。よって、分散媒体は溶剤ではなく重合性化合物、その中でも最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適性上好ましい。
顔料の分散は、顔料粒子の平均粒径を0.08〜0.2μmとすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を適宜設定する。
この粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、インク透明性および硬化感度を維持することができる。
本発明のインクジェットインク組成物においては、色材濃度としては、インク組成物全体の1質量%乃至10質量%であることが好ましい。
本発明のインクジェットインクにおいては、25℃における粘度が7〜100mPa・sであることが、良好な硬化性を得るために好ましい。本発明における粘度とは、Physical(株)製粘弾性測定装置MCR300にて測定したシェアレート1000(1/s)の値である。
本発明のインクジェットインク組成物においては、置換基として水酸基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基またはアルコキシ基を少なくとも1つ有する多環芳香族化合物、カルバゾール誘導体、フェノチアジン誘導体、チオキサントン誘導体から選ばれる少なくとも1種の化合物を増感剤として含有することが好ましい。これらを含有せしめることで、環境(温度、湿度)変化による吐出性・硬化性が安定化し、安定に高精細な画像を形成できる。
本発明で用いることのできる多環芳香族化合物としては、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、クリセン誘導体、フェナントレン誘導体が好ましい。置換基であるアルコキシ基としては、炭素数1〜18のものが好ましく、特に炭素数1〜8のものが好ましい。
アラルキルオキシ基としては、炭素数7〜10のものが好ましく、特に炭素数7〜8のベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基が好ましい。
具体例を挙げると、1−ナフトール、2−ナフトール、1−メトキシナフタレン、1−ステアリルオキシナフタレン、2−メトキシナフタレン、2−ドデシルオキシナフタレン、4−メトキシ−1−ナフトール、グリシジル−1−ナフチルエーテル、2−(2−ナフトキシ)エチルビニルエーテル、1,4−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジメトキシナフタレン、1,1’−チオビス(2−ナフトール)、1,1’−ビ−2−ナフトール、1,5−ナフチルジグリシジルエーテル、2,7−ジ(2−ビニルオキシエチル)ナフチルエーテル、4−メトキシ−1−ナフトール、ESN−175(新日鉄化学社製のエポキシ樹脂)またはそのシリーズ、ナフトール誘導体とホルマリンとの縮合体等のナフタレン誘導体、9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジメトキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9−メトキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジエトキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジエトキシアントラセン、9−エトキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジプロポキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジプロポキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジプロポキシアントラセン、9−イソプロポキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジベンジルオキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセン、9−ベンジルオキシ−10−メチルアントラセン、9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、2−tブチル−9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、2,3−ジメチル−9,10−ジ−α−メチルベンジルオキシアントラセン、9−(α−メチルベンジルオキシ)−10−メチルアントラセン、9,10−ジ(2−ヒドロキシエトキシ)アントラセン、2−エチル−9,10−ジ(2−カルボキシエトキシ)アントラセン等のアントラセン誘導体、1,4−ジメトキシクリセン、1,4−ジエトキシクリセン、1,4−ジプロポキシクリセン、1,4−ジベンジルオキシクリセン、1,4−ジ−α−メチルベンジルオキシクリセン等のクリセン誘導体、9−ヒドロキシフェナントレン、9,10−ジメトキシフェナントレン、9,10−ジエトキシフェナントレン等のフェナントレン誘導体などがある。
これら誘導体の中でも、特に、炭素数1〜4のアルキル基を置換基として有していても良い9,10−ジアルコキシアントラセン誘導体が好ましく、アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基が好ましい。
カルバゾール誘導体としては次の化合物が例示される。N−メチルカルバゾール、N−エチルカルバゾール、N−プロピルカルバゾール、N−ブチルカルバゾール、N−ビニルカルバゾール、1,3,6,8,9−ペンタメチルカルバゾール、1,4,5,8,9−ペンタメチルカルバゾール(以下、「NMPC」という。)、3−ホルミル−N−エチルカルバゾール、N−フェニルカルバゾール、N−エチル−3,6−ビス(ベンゾイル)−カルバゾール(以下、「NEBC」という。)、9,9’−ジエチル−3,3’−ジカルバゾール(以下、「NEDC」という)。
フェノチアジン誘導体としては、例えば、2−メトキシフェノチアジン、2−クロロフェノチアジン、2−シアノフェノチアジン、2−アセチルフェノチアジン、2−トリフロロメチルフェノチアジン、2−メチルチオフェノチアジン、2−ジメチルアミノスルファニルフェノチアジン、などが挙げられる。
チオキサントン誘導体としては、例えば、チオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン2−クロロチオキサントン等を挙げることができる。
<画像形成方法>
次に、本発明の活性光線硬化型インクジェットインク組成物による、インクジェット画像形成方法について説明する。
本発明の画像形成方法においては、上述のインクをインクジェット記録方式により記録材料上に吐出、描画し、ついで紫外線などの活性光線を照射してインクを硬化させる方法が好ましい。
(インク着弾後の総インク膜厚)
本発明では、記録材料上にインクが着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が2〜20μmであることが好ましい。スクリーン印刷分野の活性光線硬化型インクジェット記録では、総インク膜厚が20μmを越えているのが現状であるが、記録材料が薄いプラスチック材料であることが多い軟包装印刷分野では、前述した記録材料のカール・皺の問題でだけでなく、印刷物全体のこし・質感が変わってしまうという問題が有るため、過剰な膜厚のインク吐出は好ましくない。
なお、ここで「総インク膜厚」とは記録材料に描画されたインクの膜厚の最大値を意味し、単色でも、それ以外の2色重ね(2次色)、3色重ね、4色重ね(白インクベース)のインクジェット記録方式で記録を行った場合でも総インク膜厚の意味するところは同様である。
(インクの吐出条件)
本発明のインクを用いて画像形成する場合、インクの吐出条件としては、記録ヘッドおよびインクを35〜100℃に加熱し、吐出することが吐出安定性の点で好ましい。
活性光線硬化型インクは、温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが必要である。
インク温度の制御幅としては、設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、さらに好ましくは設定温度±1℃である。
(インク着弾後の光照射条件)
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件として、インク着弾後0.001秒〜1.0秒の間に活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001秒〜0.5秒である。
高精細な画像を形成するためには、照射タイミングができるだけ早いことが特に重要となる。
活性光線の照射方法として、その基本的な方法が特開昭60−132767号に開示されている。これによると、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。さらに、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。
米国特許第6,145,979号では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法や、コリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されている。本発明の画像形成方法においては、これらのいずれの照射方法も用いることができる。
<インクジェット記録装置>
ついで、本発明のインクジェット記録装置(以下、単に記録装置という)について説明する。
以下、本発明の記録装置について、図面を適宜参照しながら説明する。なお、図面の記録装置はあくまでも本発明の記録装置の一態様であり、本発明の記録装置はこの図面に限定されない。
図1は本発明の記録装置の要部の構成を示す正面図である。記録装置1は、ヘッドキャリッジ2、記録ヘッド3、照射手段4、プラテン部5等を備えて構成される。この記録装置1は、記録材料Pの下にプラテン部5が設置されている。プラテン部5は、紫外線を吸収する機能を有しており、記録材料Pを通過してきた余分な紫外線を吸収する。その結果、高精細な画像を非常に安定に再現できる。
記録材料Pは、ガイド部材6に案内され、搬送手段(図示せず)の作動により、図1における手前から奥の方向に移動する。ヘッド走査手段(図示せず)は、ヘッドキャリッジ2を図1におけるY方向に往復移動させることにより、ヘッドキャリッジ2に保持された記録ヘッド3の走査を行なう。
ヘッドキャリッジ2は記録材料Pの上側に設置され、記録材料P上の画像印刷に用いる色の数に応じて後述する記録ヘッド3を複数個、吐出口を下側に配置して収納する。ヘッドキャリッジ2は、図1におけるY方向に往復自在な形態で記録装置1本体に対して設置されており、ヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に往復移動する。
なお、図1ではヘッドキャリッジ2がホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ライトイエロー(Ly)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトシアン(Lc)、ライトブラック(Lk)、ホワイト(W)の記録ヘッド3を収納するものとして描図を行なっているが、実施の際にはヘッドキャリッジ2に収納される記録ヘッド3の色数は適宜決められるものである。
記録ヘッド3は、インク供給手段(図示せず)により供給された活性光線硬化型インク(例えばUV硬化インク)を、内部に複数個備えられた吐出手段(図示せず)の作動により、吐出口から記録材料Pに向けて吐出する。記録ヘッド3により吐出されるUVインクは色材、重合性モノマー、開始剤等を含んで組成されており、紫外線の照射を受けることで開始剤が触媒として作用することに伴なうモノマーの架橋、重合反応によって硬化する性質を有する。
記録ヘッド3は記録材料Pの一端からヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に記録材料Pの他端まで移動するという走査の間に、記録材料Pにおける一定の領域(着弾可能領域)に対してUVインクをインク滴として吐出し、該着弾可能領域にインク滴を着弾させる。
上記走査を適宜回数行ない、1領域の着弾可能領域に向けてUVインクの吐出を行なった後、搬送手段で記録材料Pを図1における手前から奥方向に適宜移動させ、再びヘッド走査手段による走査を行ないながら、記録ヘッド3により上記着弾可能領域に対し、図1における奥方向に隣接した次の着弾可能領域に対してUVインクの吐出を行なう。
上述の操作を繰り返し、ヘッド走査手段および搬送手段と連動して記録ヘッド3からUVインクを吐出することにより、記録材料P上にUVインク滴の集合体からなる画像が形成される。
照射手段4は特定の波長領域の紫外線を安定した露光エネルギーで発光する紫外線ランプおよび特定の波長の紫外線を透過するフィルターを備えて構成される。ここで、紫外線ランプとしては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、無電極ランプ、エキシマーレーザー、紫外線レーザー、冷陰極管、熱陰極管、ブラックライト、LED(light emitting diode)等が適用可能である。
照射手段4は、記録ヘッド3がヘッド走査手段の駆動による1回の走査によってUVインクを吐出する着弾可能領域のうち、記録装置(UVインクジェットプリンタ)1で設定できる最大のものとほぼ同じ形状か、着弾可能領域よりも大きな形状を有する。
照射手段4はヘッドキャリッジ2の両脇に、記録材料Pに対してほぼ平行に、固定して設置される。
前述したようにインク吐出部の照度を調整する手段としては、記録ヘッド3全体を遮光することはもちろんであるが、加えて照射手段4と記録材料Pの距離h1より、記録ヘッド3のインク吐出部31と記録材料Pとの距離h2を大きくしたり(h1<h2)、記録ヘッド3と照射手段4との距離dを離したり(dを大きく)することが有効である。又、記録ヘッド3と照射手段4の間を蛇腹構造7にするとさらに好ましい。
ここで、照射手段4で照射される紫外線の波長は、照射手段4に備えられた紫外線ランプまたはフィルターを交換することで適宜変更することができる。
以下に本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらの例に限定されるものではない。
<インクジェット出力画像形成>
《顔料分散液の調製》
以下の組成で顔料を分散した。
PB824(味の素ファインテクノ(株)製分散剤) 9質量部
OXT−221(東亞合成(株)製) 71質量部
以上2種の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間加熱撹拌溶解した。
ついで、室温まで冷却した後、これに下記顔料20質量部をそれぞれ加えて、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて下記時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し顔料分散液を得た。
(顔料種および分散時間)
顔料1:Pigment Black 7(三菱化学(株)製、#52) 10時間
顔料2:Pigment Blue 15:4(大日精化(株)製、クロモファインブルー6332JC) 9時間
顔料3−1:Pigment Yellow 150(LANXESS(株)製、E4GN−GT CH20015) 8時間
顔料3−2:Pigment Yellow 180(大日精化(株)製、クロモファインイエロー6280JC) 9時間
顔料3−3:Pigment Yellow 151(Clariant(株)製、Hostaperm Yellow H4G) 10時間
顔料3−4:PigmentYellow 154(Clariant(株)製、Hostaperm Yellow H3G) 10時間
顔料3−5:Pigment Yellow 155(Clariant(株)製、Hostaperm Yellow 3GP) 10時間
顔料3−6:Pigment Yellow 213(Clariant(株)製、Hostaperm Yellow H5G) 10時間
顔料4:Pigment Red 122(大日精化(株)製、クロモファインレッド6112JC) 10時間
顔料5:酸化チタン(アナターゼ型:粒径0.2μm) 10時間
また、OXT−221(東亞合成(株)製)に替えて本発明の例示化合物I−2のオキセタン化合物を用いた以外は同様に、顔料6、顔料7を作成した。
顔料6:Pigment Yellow 150(LANXESS(株)製、E4GN−GT CH20015) 6時間
顔料7:Pigment Yellow 180(大日精化(株)製、クロモファインイエロー6280JC) 8時間
下記に、インク組成物に使用した素材を記す。
(カチオン重合性化合物)
セロキサイド2021P、3000:ダイセル化学工業(株)製脂環式エポキシ化合物
OXT−221、211、101:東亜合成(株)製オキセタン化合物
EX211、192:ナガセケミテックス(株)製一般式(1)、(2)エポキシ化合物
サンソサイザーE−4030:新日本理科(株)製エポキシ化脂肪酸ブチル
Vikoflex9040:ATOFINA(株)製エポキシ化亜麻仁油
(トコフェロール)
IRGANOXE201:チバ・ジャパン(株)製α−トコフェロール
ビタミンE エーザイ:エーザイフードケミカル(株)製α−トコフェロール
イーミックス−A40:エーザイフードケミカル(株)製α−トコフェロール
ビタミンE−アルファ50A:BASFジャパン(株)α−トコフェロール
理研Eオイル805:BASFジャパン(株)α−トコフェロール
イーミックス−70L:エーザイフードケミカル(株)製δ−トコフェロール80質量%未満
イーミックス−D:エーザイフードケミカル(株)製δ−トコフェロール86質量%以上
(光開始剤)
ESACURE1187:日本シーベルヘグナー(株)製
CPI−100:サンアプロ(株)製
DTS−102:みどり化学(株)製
(その他の添加剤)
X−22−4272、KF−352、351:信越シリコーン(株)製界面活性剤
DVA、DEA:川崎化成(株)製アントラセン誘導体、
《インク組成物の調製》
表に記載のインク組成物を作製し、ADVATEC(株)製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過を行った。各インク組成物の粘度は表1〜11に示す通りである。
なお、表の数値は、顔料種以外は、インク組成物に含有される質量部を表す。
Figure 2009263599
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《インクジェット画像形成》
23℃、55%RHの雰囲気下、ピエゾ型インクジェットノズルを備えた図1に記載の構成からなるインクジェット記録装置に、上記調製した各インク組成物を装填し、巾600mm、長さ500mの長尺のPVC(オラジェット)へ、下記の画像記録を連続して行った。
インク供給系は、インクタンク、供給パイプ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配管、ピエゾヘッドからなり、前室タンクからヘッド部分まで加熱して50℃の加温を行った。
ピエゾヘッドは、14plの液滴を720×720dpiの解像度で吐出できるよう駆動して、各インクを連続吐出し、単色ベタ画像を連続印字した。
着弾した後、キャリッジ両脇のランプユニットにより瞬時(着弾後2秒未満)に硬化される。本発明でいうdpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す。
<画像の評価>
以上で作製した画像を、下記の評価を行った。結果を表12に示す。
《硬化膜耐候性試験》
促進耐候試験機Q−Lab Corporation製QUVを用いて、印刷物の画像濃度変動を測定した。QUV機は、23℃、55%RHの雰囲気下に設置した。
QUV試験機では、(1)照射:照度0.68W/m(UVA−340ランプ)、60℃、8時間 (2)照射なし、50℃結露、4時間 の繰り返しサイクルを行ない、total2000時間投入前後の濃度変動を評価した。
また、参考として、キセノンランプ式試験機を用いてランプ照射のみでtotal時間2000時間投入した場合の濃度変動(耐光性)についても表に記載した(色材自体の耐光性によって変動値が決まるためである)。
キセノンランプ式試験機も23℃、55%RHの雰囲気下に設置した。
なお、QUV試験投入前の濃度100%とする相対評価を行った。
○ :濃度残存率85〜100%
△ :濃度残存率70〜85%
× :濃度残存率55〜70%
×× :濃度残存率55%未満
《ベタ印字物の評価》
・基盤目テープ剥離残留付着率試験
JIS K 5400の碁盤目試験で得た硬化組成物試料に粘着テープ(スコッチ#250、住友スリーエム製)を張り合わせて2kgのローラーで1往復圧着した後、一気に剥がし、残留している碁盤目状の試料の数を調査した。試験は、23℃、55%RHの雰囲気下で行った。
○:付着残留率80〜100%
△:付着残留率60〜80%
×:付着残留率60%未満
《吐出安定性の評価》
上記画像形成方法で記録した各画像について、1m印刷時、100m印刷時、ベタ画像出力物に白ヌケ(未印字部分)がないかを目視で確認し、全ノズルから正常に吐出が行われているかを評価した。
○:白ヌケ無し
△:1、2箇所白ヌケ有るが、記録ヘッドメンテナンス(インク5mm押し出し後、ワイプ材(不織布)で記録ヘッドノズル面をワイプ)後、白ヌケがなくなる。
×:白ヌケ多数発生
表1〜表11で使用した化合物EP−1の構造を以下に示す。
Figure 2009263599
Figure 2009263599
表12にから明らかなように、本発明のカチオン重合性化合物を使用したインク組成物の場合は、耐候性に優れることがわかる。
本発明のインクジェット記録装置の要部の構成の一例を示す正面図である。
符号の説明
1 記録装置
2 ヘッドキャリッジ
3 記録ヘッド
31 インク吐出口
4 照射手段
5 プラテン部
6 ガイド部材
7 蛇腹構造
8 照射光源
P 記録材料

Claims (1)

  1. 少なくとも1種の顔料、およびカチオン重合性化合物とを含む活性光線硬化型インクジェットインク組成物において、該インク組成物が、δ−トコフェロールを1〜10質量%含有することを特徴とする活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
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