JP2002201396A - 孔版印刷用エマルションインキ - Google Patents

孔版印刷用エマルションインキ

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JP2002201396A JP2001000952A JP2001000952A JP2002201396A JP 2002201396 A JP2002201396 A JP 2002201396A JP 2001000952 A JP2001000952 A JP 2001000952A JP 2001000952 A JP2001000952 A JP 2001000952A JP 2002201396 A JP2002201396 A JP 2002201396A
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water
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Yoshihiro Hayashi
佳宏 林
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Riso Kagaku Corp
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/023Emulsion inks
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Wood Science & Technology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油中水(W/O)型孔版印刷用エマルション
インキの保存安定性を良好なものとする。 【解決手段】 油相中にα−トコフェロール、β−トコ
フェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロー
ル、ε−トコフェロールからなる群より選択される少な
くとも一つを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油中水(W/O)型
孔版印刷用エマルションインキに関し、詳しくはインキ
の保存安定性に優れた油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷方式は、オフセット・グラビア
・凸版というような印刷方式に比べて、専門のオペレー
ターを必要としない操作性の良さ、簡便性が一つの特徴
である。すなわち、孔版印刷は、操作に熟練を要しない
ことおよび使用後に特に洗浄のような煩雑な作業を必要
としないという利点がある。
【0003】また、サーマルプリンティングヘッドをデ
バイスとして用いる感熱製版方式を用いて以来、孔版印
刷方式は画像処理のデジタル化が図られるようになり、
高品位の印刷物が短時間で簡便に得られるようになった
ため、情報処理端末としてもますますその利便性が認め
られている。
【0004】さらに、サーマルプリンティングヘッドを
用いた感熱製版方式では、赤外線やキセノンフラッシュ
をエネルギー源とした従来の製版方式に比べて、原紙の
穿孔サイズが規格化され、インキの転移量を制御しやす
くなったため、インキの転移量が多過ぎて裏移りや滲み
等の不具合が発生する確率が減り、飛躍的に画像品位が
向上してきた。
【0005】ところで、孔版印刷用インキとしては、従
来より一般に油中水(W/O)型エマルションインキが
使用されているが、エマルションの内相となる水相の比
率が油相に比べて高いために、長期間保存すると水相粒
子の合一が進んで、油相と水相が分離するなどインキと
しての安定性に乏しいという問題があった。
【0006】このような問題に対して、さまざまな安定
性の改良が提案されている。たとえば、特開平6−14
5577号には乳化剤としてHLB10以下のポリグリ
セリン脂肪酸エステルを使用するとエマルションの安定
性が良好となることが記載されている。また、特開平1
0−1634号には水相に酸無水物含有水溶性ポリマー
を添加するとエマルションの安定性が改善されることが
記載されている。さらに、特開2000−7972号に
は油相に添加されるアルキド樹脂またはロジン変性樹脂
をアルミニウムキレート化合物またはアルミニウムアル
コラートと反応させて油相中に含有させると、エマルシ
ョンの安定性が向上する旨記載されている。
【0007】また、特開昭61−255967号や特開
平8−73795号には、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール等
を添加すると樹脂等の酸化を防止することができる旨記
載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、エマル
ションの安定性を向上させることはエマルションインキ
の保存安定性を図る上で極めて重要である。しかし、従
来の技術では必ずしも満足ができるレベルであるとは言
えず、さらなる改良が望まれていた。また、従来の酸化
防止剤よりもさらに安全性に優れた酸化防止剤が望まれ
ていた。さらに、ジブチルヒドロキシトルエン等は粉末
状であるため、インキの製造工程において油相に溶解さ
せるために時間がかかるなどの問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、保存安定性の極めて良好な油中水(W/O)型孔
版印刷用エマルションインキを提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の油中水(W/
O)型孔版印刷用エマルションインキは、油相中にトコ
フェロール類が含まれていることを特徴とするものであ
る。エマルションインキは、油相15〜50重量%、水
相85〜50重量%からなることが好ましい。
【0011】前記トコフェロール類とは、α−トコフェ
ロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ
−トコフェロールの4種類に限られるものではなく、広
くビタミンE作用を有する天然物あるいは合成物を意味
する。前記トコフェロール類は、α−トコフェロール、
β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフ
ェロール、ε−トコフェロールからなる群より選択され
る少なくとも一つであることが好ましい。前記トコフェ
ロール類の含有量は、インキ全量に対して0.001〜
1重量%であることが好ましい。
【0012】
【発明の効果】油中水(W/O)型孔版印刷用エマルシ
ョンインキに一般に含有されている樹脂は、油相の粘度
を高くしたり油相と水相の界面強度を増強させることに
より、インキの保存安定性や印刷適性を高める効果を担
っている。樹脂は油相/水相界面に配向しやすい性質を
もっているため、この樹脂がインキ中に溶解している酸
素と反応して酸化されると、油相と水相の界面強度が弱
まり、油相と水相が分離しやすくなると考えられる。
【0013】また、樹脂や油成分が酸化すると、油相の
極性が変化してエマルションの所要HLBが変化した
り、油相成分の相溶性が変化して油相に溶解できなくな
った成分がインキ表面に析出したりして、エマルション
状態が不安定化し、油相と水相が分離しやすくなると考
えられる。
【0014】本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキは油相中にトコフェロール類を含有し
ているので、トコフェロール類の遊離フェノール性水酸
基が酸化されてキノンとなることにより、樹脂や油成分
の酸化防止に作用し、インキの保存安定性が良好になる
ものと考えられる。
【0015】また、従来の酸化防止剤に比較してトコフ
ェロール類は安全性に優れているため、インキの製造環
境、使用環境の改善を推進することができる。
【0016】また、トコフェロール類として、α−トコ
フェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロー
ル、δ−トコフェロール、ε−トコフェロールからなる
群より選択される少なくとも一つを用いた場合には、上
記効果の向上をより高めることができ、また、これらの
トコフェロールは液状であるため、インキの製造工程に
おける油相溶解の工程を省略することができるので製造
工程を簡略化することが可能となる。
【0017】さらにまた、トコフェロール類の含有量
を、インキ全量に対して0.001〜1重量%とするこ
とにより、経済的な負担を低く押さえながら酸化防止効
果をより高くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳しく説明
する。本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エマルシ
ョンインキの油相は、基本的に、着色剤、乳化剤、油成
分などの構成からなるが、ここではさらに樹脂を含む場
合を例にとって説明する。なお、水相中に着色剤を含ま
せる場合は、油相中に着色剤を含ませなくてもよい。
【0019】トコフェロール類としては、例えば、α−
トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロ
ール、δ−トコフェロール、ε−トコフェロール等が好
ましく用いられ、トコフェロール類はd体、dl体のい
ずれであってもよい。また、d−α−トコフェロール、
d−β−トコフェロール、d−γ−トコフェロール、d
−δ−トコフェロールの混合物であるミックストコフェ
ロール等を用いてもよい。これらのトコフェロール類は
単独で用いても、また2種以上を適宜組み合わせて用い
てもよい。トコフェロール類の含有量は、インキ全量に
対して0.001〜1重量%であることが好ましく、
0.01〜0.5重量%であることがより好ましい。
0.001重量%未満の含有量ではインキに対する酸化
防止効果が小さく、また1重量%より多く含ませてもさ
らなる効果は期待できない。
【0020】着色剤としては、顔料および/または染料
を用いることができる。顔料としては、例えばアゾ系、
フタロシアニン系、染料系、縮合多環系、ニトロ系、ニ
トロソ系等の有機顔料(ブリリアントカーミン6B、レ
ーキレッドC、ウォッチングレッド、ジスアゾイエロ
ー、ハンザイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、アルカリブルー、アニリンブラック
等)のほか、コバルト、鉄、クロム、銅、亜鉛、鉛、チ
タン、バナジウム、マンガン、ニッケル等の金属類、金
属酸化物および硫化物、並びに黄土、群青、紺青等の無
機顔料、ファーネスカーボンブラック、ランプブラッ
ク、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカー
ボンブラック類を好ましく用いることができる。染料と
しては、例えばアゾ系、アントラキノン系、アジン系等
の油溶性染料を用いることができる。顔料、染料のいず
れを着色剤として用いてもよいが、顔料を用いると画像
の滲みや裏抜けが少なく、耐候性にも優れたインキとす
ることができる。着色剤の含有量は、インキ全重量に対
して20重量%以下であることが好ましく、3〜10重
量%であることがより好ましい。
【0021】乳化剤は、油中水(W/O)型エマルショ
ンを構成するために用いられ、アニオン界面活性剤、カ
チオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性
剤のいずれを用いてもよい。このうち、油中水(W/
O)型エマルションの乳化性や保存安定性の点から非イ
オン界面活性剤を用いることが好ましい。具体的には、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレ
エート、ソルビタンモノイソステアレート等のソルビタ
ン脂肪酸エステル、グリセリルモノステアレート、ヘキ
サグリセリルテトラオレエート、デカグリセリルデカオ
レエート、ヘキサグリセリルペンタオレエート等の(ポ
リ)グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪
酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、
(ポリ)エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(硬
化)ヒマシ油、等を好ましくあげることができる。上記
乳化剤は単独で用いてもよいし、二種類以上を適宜組み
合わせて用いることもできる。乳化剤の含有量は、イン
キ全重量に対して0.1〜10重量%であることが好ま
しく、1〜5重量%であることがより好ましい。
【0022】油成分としては、各種工業用溶剤、モータ
ー油、ギヤー油、軽油、灯油、スピンドル油、マシン
油、流動パラフィン等の鉱物油、オリーブ油、ナタネ
油、アマニ油、ヒマシ油、サラダ油、大豆油等の植物油
のほか、合成油等も用いることができる。油成分は、印
刷機の長期未使用後の印刷性能を高める等の目的のた
め、揮発性の異なる油を複数混合して用いることが好ま
しい。
【0023】樹脂は、インキに粘度を付与し、エマルシ
ョンの安定性を向上させるもので、油相に溶解するもの
が用いられる。油相中に顔料や体質顔料が含まれている
場合には、樹脂を含ませることにより、顔料や体質顔料
の分散性や紙への定着性を向上させることができる。樹
脂としては、例えば、ロジン、ギルソナイト、ロジンエ
ステル、マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹
脂、石油樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹
脂、セルロース樹脂、天然ゴム誘導体樹脂等を好ましく
用いることができ、フェノール樹脂、アルキド樹脂を用
いることがより好ましい。また、アルキド樹脂またはロ
ジン変性樹脂と、アルミニウムキレート化合物またはア
ルミニウムアルコラートとの反応生成物も好ましく用い
ることができる。樹脂の含有量は、インキ全重量に対し
て1〜20重量%であることが好ましく、3〜15重量
%であることがより好ましい。
【0024】さらに、油相中には必要に応じて体質顔
料、ゲル化剤、顔料や体質顔料の分散剤等を適宜含ませ
ることができる。また、酸化防止剤を必要に応じてさら
に含ませることもできる。
【0025】本発明における水相は、主成分は水であ
り、水相中には、水蒸発抑制剤や凍結防止剤を含ませる
ことが好ましい。例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、グリセリン等の多価アルコール類等の水溶
性有機溶剤等を好ましくあげることができる。これらの
含有量は、水相全重量に対して1〜20重量%であるこ
とが好ましく、3〜15重量%であることがより好まし
い。
【0026】さらに、水相中には、電解質やpH調整剤
を含ませることが好ましい。例えば、硫酸ナトリウム、
硫酸マグネシウム、リン酸水素カリウム、クエン酸ナト
リウム、酒石酸カリウム、ホウ酸ナトリウム、トリエタ
ノールアミン等を好ましく用いることができる。電解質
の含有量は、水相全重量に対して0.1〜2重量%であ
ることが好ましく、0.3〜1.5重量%であることが
より好ましい。
【0027】油相中に着色剤を含ませない場合には、水
相中に着色剤を含有させる。着色剤としては顔料および
/または染料を用いることができる。顔料としては、上
記油相に含有させることができる顔料と同様の公知の顔
料を用いることができる。染料としては、例えば塩基性
染料、酸性染料、直接染料、可溶性バット染料、酸性媒
染染料、媒染染料、反応染料、バット染料、硫化染料等
のうち水溶性の染料および還元等により水溶性になった
水溶性染料を好ましく用いることができる。また、アゾ
系、アントラキノン系、アゾメチン系、ニトロ系等の分
散染料も好ましく用いることができる。
【0028】水相には、必要に応じて水中油(O/W)
型樹脂エマルションおよび/または水溶性樹脂を含ませ
ることができる。なお、顔料や体質顔料を水相に添加す
る場合、水中油(O/W)型樹脂エマルションや水溶性
樹脂を水相に含ませることにより、顔料や体質顔料の濡
れ性や分散性と、用紙等の被印刷体への顔料や体質顔料
の固着性とを向上させることができる。
【0029】水中油(O/W)型樹脂エマルションとし
ては、例えば、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、
ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン、スチレン−
アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合
体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン等の樹脂エマルションを好ましく用い
ることができる。
【0030】また、水溶性樹脂としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルエーテ
ル、ポリアクリルアミド、アラビアゴム、澱粉、水溶性
ウレタン等を好ましく用いることができる。
【0031】さらに、水相中には、水に対する顔料や体
質顔料の濡れ性や分散性を改良するため、アニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオ
ン界面活性剤、または高分子系、シリコーン系、フッ素
系の界面活性剤、さらには、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレンイミン、アルキロールアミン塩、ポリ−N−
アクリロイルピロリジン等の第三アミン化合物、酸無水
物含有オレフィン系共重合体、酸無水物含有ビニル系共
重合体等の酸無水物含有水溶性ポリマーを含ませること
ができる。これらの分散剤のうち、第三アミン化合物ま
たは酸無水物含有水溶性ポリマーを用いることがより好
ましい。
【0032】水相中には、さらに、必要に応じて、体質
顔料、防腐剤等を適宜含ませることができる。また、酸
化防止剤を必要に応じて含ませることもできる。
【0033】本発明の油中水(W/O)型エマルション
インキは、通常、公知の乳化装置を用いて、15〜50
重量%の油相に85〜50重量%の水相を徐々に添加し
て乳化させることにより製造される。以下、本発明を実
施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0034】
【実施例】(実施例1)フタロシアニングリーン5重量
%、アルキド樹脂10重量%、ナフテン系石油溶剤6重
量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル1重量%、ポリオ
キシエチレンヒマシ油1重量%を混合し、三本ロールで
充分に分散した。この顔料分散液とモーター油5重量
%、パラフィン系石油溶剤4.9重量%、dl−α−ト
コフェロール0.1重量%を混合して油相を調整し、乳
化装置に投入した。乳化装置の撹拌翼を回転させなが
ら、この油相中にイオン交換水61重量%、グリセリン
5.7重量%、硫酸マグネシウム0.3重量%の混合溶
液(水相)を徐々に滴下し、所望の粘度に到達するまで
撹拌翼を回転させて乳化を行い、孔版印刷用エマルショ
ンインキを得た。
【0035】(実施例2)表1に示す配合とした以外は
実施例1と同様にして、孔版印刷用エマルションインキ
を得た。
【0036】(実施例3)表1に示す配合とした以外は
実施例1と同様にして、孔版印刷用エマルションインキ
を得た。
【0037】(比較例)表1に示す配合とした以外は実
施例1と同様にして、孔版印刷用エマルションインキを
得た。
【0038】
【表1】 実施例1〜3および比較例で作製した孔版印刷用エマル
ションインキをそれぞれ容器に入れて70℃で20日間
保存し、インキの外観を目視により評価した。油相中に
トコフェロール類を含む実施例1〜3では良好な保存状
態であったのに対し、トコフェロール類を含まない比較
例ではインキの一部が油相と水相に分離していた。
【0039】以上の結果から明らかなように、本発明の
油中水(W/O)型孔版印刷用エマルションインキは、
油相中にトコフェロール類を含んでいるので、油相中の
樹脂等の酸化が防止されて、インキの保存安定性が向上
した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相中にトコフェロール類が含まれてい
    ることを特徴とする油中水(W/O)型孔版印刷用エマ
    ルションインキ。
  2. 【請求項2】 油相15〜50重量%、水相85〜50
    重量%からなることを特徴とする請求項1記載のエマル
    ションインキ。
  3. 【請求項3】 前記トコフェロール類がα−トコフェロ
    ール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−
    トコフェロール、ε−トコフェロールからなる群より選
    択される少なくとも一つであることを特徴とする請求項
    1または2記載のエマルションインキ。
  4. 【請求項4】 前記トコフェロール類の含有量が、イン
    キ全量に対して0.001〜1重量%であることを特徴
    とする請求項1、2または3記載のエマルションイン
    キ。
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