JP2009275080A - 活性エネルギー線硬化性組成物及びインクジェット用インク - Google Patents
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Abstract
Description
2.前記硬化性組成物中に金属錯体顔料を含むことを特徴とする前記1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
耐候性を得るには、顔料を用いることが好ましい。
本発明に用いられるカチオン重合性化合物としては、例えば、オキセタン環を有する化合物(以下、オキセタン化合物という)、オキシラン環を有する化合物(以下、オキシラン化合物という)が挙げられる。
本発明に係る活性エネルギー線硬化性インクにおいては、カチオン重合性化合物と共に、光重合開始剤としてカチオン重合開始剤を含有することが好ましい。
本発明に係る活性エネルギー線硬化性インクにおいては、300nmよりも長波長に紫外線スペクトル吸収を有する増感剤を用いることが好ましく、例えば、置換基として水酸基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基またはアルコキシ基を少なくとも1つ有する多環芳香族化合物、カルバゾール誘導体、チオキサントン誘導体等を挙げることができる。
本発明では、記録材料上にインクが着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が2〜20μmであることが好ましい。スクリーン印刷分野の活性光線硬化型インクジェット記録では、総インク膜厚が20μmを越えているのが現状であるが、記録材料が薄いプラスチック材料であることが多い軟包装印刷分野では、前述した記録材料のカール・皺の問題だけでなく、印刷物全体のこし・質感が変わってしまうという問題があるため、過剰な膜厚のインク吐出は好ましくない。
本発明の活性光線硬化型インクジェット用インクを用いて画像形成する場合、インクの吐出条件としては、記録ヘッド及びインクを35〜100℃に加熱し、吐出することが吐出安定性の点で好ましい。活性光線硬化型インクジェット用インクは温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが必要である。インク温度の制御幅としては設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件としてインク着弾後0.001〜1.0秒の間に活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001〜0.5秒である。高精細な画像を形成するためには、照射タイミングができるだけ早いことが特に重要となる。
以下の方法に従って、下記顔料を含む分散液1を調製した。
OXT−221(東亞合成社製、オキセタン化合物) 71部
上記溶液を室温まで冷却した後、これに下記顔料を20部加えて、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーで8時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去した。
《インク組成物の調製》
表1、2に記載の添加剤を含む各インク組成物から構成される試料1〜5及び11〜22を調製した。尚、試料1〜5は、顔料を含まない透明インク組成物である。各試料は、表に記載の添加剤を加えた後、ADVATEC社製のテフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過を行った。
(エポキシ化合物)
C3000:セロキサイド3000(ダイセル化学社製)
C2021P:セロキサイド2021P(ダイセル化学社製)
OXT−212:東亞合成社製
OXT−221:東亞合成社製
〔光酸発生剤〕
UVI6992:ダウ・ケミカル社製 プロピオンカーボネート50%液
〔界面活性剤〕
KF−351:信越シリコーン社製
〔増感剤〕
DEA:川崎化成社製
〔評価方法〕
下記の様な評価を行った。
得られた活性光線硬化型カチオン重合性組成物をPETフィルムに膜厚が3μmになるように塗布した後、熱陰極管(ニッポ製、特注品)200W電源を用い紫外線光量を500(mJ/cm2)から徐々に減らすように紫外線を照射し、照射後の塗布硬化膜を爪で擦り、膜が剥がれるときの照射エネルギー(mJ/cm2)をもって硬化感度とした。
B:100(mJ/cm2)以上、200(mJ/cm2)未満
C:200(mJ/cm2)以上
《硬化物の評価》
〈評価試料の作製〉
活性光線硬化型カチオン重合性組成物をPETフィルムに膜厚が12μmになるように塗布した後、熱陰極管(ニッポ製、特注品)200W電源を用い、180mW/cm2の光量を着弾後0.1秒後に照射し、硬化物を得た。
B:膜はがれはないがわずかにべたつく
C:膜はがれあり
濃度評価:X−rite社製濃度計938spectrodensitometerを用いて、初期濃度に対する濃度変化率を評価した。
B:25%<濃度変化率≦40%
C:濃度変化率≧40%
2 ヘッドキャリッジ
3 インクジェット記録ヘッド
31 インク吐出口
4 照射手段
5 プラテン部
6 ガイド部材
7 蛇腹構造
P 記録材料
Claims (7)
- 前記硬化性組成物中に金属錯体顔料を含むことを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記金属錯体顔料がC.I.ピグメントイエロー150で有ることを特徴とする請求項2に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記一般式(1)で表される化合物の硬化性組成物中における添加量が0.1〜2質量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記一般式(1)において、Zがアルコキシ基あるいはシクロアルコキシ基で有ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記カチオン重合性化合物が、エポキシ化合物、オキセタン化合物又はビニルエーテル化合物の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物を含むことを特徴とするインクジェット用インク。
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