JP2009262357A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2の被記録材を保持する保持トレイを記録装置本体の小型化を維持した状態で内蔵できる記録装置を提供すること。
【解決手段】第1の被記録材を搬送用ローラに向けて案内する経路構成部材と、第2の被記録材がセットされる保持トレイのセットポジションと格納ポジションとの間での往復移動を案内する往復移動経路と、前記経路構成部材に沿う空間部に設けられた前記格納ポジションに格納される第2の被記録材用の保持トレイと、前記経路構成部材の下流位置に設けられる搬送用ローラとを備え、前記保持トレイは、前記格納ポジションに位置している状態で該保持トレイの先端部の少なくとも一部が前記経路構成部材の下流端から前記搬送用ローラ側に突出するように設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、第1の被記録材を搬送用ローラに向けて案内する経路構成部材と、前記経路構成部材に沿う空間部に設けられた格納ポジションに格納される第2の被記録材用の保持トレイと、前記経路構成部材の下流位置に設けられる搬送用ローラとを備えた、プリンタ、ファクシミリ、あるいは複写機等に代表される記録装置に関するものである。
以下、記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。インクジェットプリンタには、用紙やフィルム等、自立性を有しない軟質の被記録材と、光ディスク(CD−RやDVD−R等)で代表される、自立性を有する硬質の被記録材との両方に対して選択的に記録を実行することができる構造のプリンタが在る(例えば特許文献1等)。光ディスクは専用の保持トレイにセットされて搬送されるようになっている。
特開2005−59584号公報
しかし、特許文献1等のプリンタでは、軟質の被記録材の搬送経路と硬質の被記録材の搬送経路が別個独立に構成されているため、大型化しやすい問題がある。特に、保持トレイをプリンタ本体内に内蔵する構造ではこの問題が顕著になる。
本発明の目的は、第2の被記録材を保持する保持トレイを記録装置本体の小型化を維持した状態で内蔵できる記録装置を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る記録装置は、第1の被記録材を搬送用ローラに向けて案内する経路構成部材と、第2の被記録材がセットされる保持トレイのセットポジションと格納ポジションとを通る往復移動を案内する往復移動経路と、前記経路構成部材に沿う空間部に設けられた前記格納ポジションに格納される第2の被記録材用の保持トレイと、前記経路構成部材の下流位置に設けられる搬送用ローラとを備え、前記保持トレイは、前記格納ポジションに位置している状態で該保持トレイの先端部の少なくとも一部が前記経路構成部材の下流端から前記搬送用ローラ側に突出するように設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、従来使用されていなかった経路構成部材に沿う下方の空間部等を利用して保持トレイを格納するので、効率の良い保持トレイの配置によって記録装置本体の内部空間の有効利用を図ることができる。また、保持トレイを経路構成部材の前記空間部に格納することによって経路構成部材の該空間部において従来生じていた開口部が閉塞されるため、前記開口部での第1の被記録材の引掛かり等による搬送不良が防止される。
特に本態様によれば、保持トレイの先端部の少なくとも一部を格納ポジションに位置している状態で前記経路構成部材の下流端から突出するように設けたことによって、前記経路構成部材の下流端から突出している保持トレイの先端部の一部を第1の被記録材用の搬送経路の一部として利用できるようになる。
また、前記保持トレイには第2の被記録材を保持するのに最低限必要な奥行き寸法があり、前記保持トレイを完全に前記経路構成部材の前記空間部内に格納した場合には経路構成部材の奥行き寸法が長大化するが、保持トレイの一部を経路構成部材の下流端から突出させる前記配設態様によって経路構成部材のコンパクト化も実現される。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係る記録装置において、前記経路構成部材の下流端には該経路構成部材と前記保持トレイとの間の段差を埋める回動可能な上部案内フラップが前記保持トレイの移動を妨げない退避可能な状態で設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、上部案内フラップを設けたことによって例えば両面印刷等に伴って第1の被記録材を逆方向に搬送させる際、経路構成部材と保持トレイ間の段差による第1の被記録材の引掛かりを防止することができる。また、上部案内フラップは回動可能でしかも保持トレイの移動を妨げない退避可能な状態で設けることにより、保持トレイの円滑な移動をそのまま維持することができる。また、保持トレイと搬送用ローラとの間に形成される段差に対しては、搬送従動ローラの搬送方向の位置を搬送駆動ローラの搬送方向の位置に比べて若干記録ポジション側に位置させるいわゆる「逆ぞり」と呼ばれている配設態様を採用することによって第1の被記録材の引掛かりは防止できる。
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に係る記録装置において、前記保持トレイと前記搬送用ローラとの間には両者の段差を埋める回動可能な下部案内フラップが上方に付勢され、前記保持トレイの移動を妨げない退避可能な状態で設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、下部案内フラップを設けたことによって例えば両面印刷等に伴って第1の被記録材を逆方向に搬送させる際、保持トレイと搬送用ローラ間の段差による第1の被記録材の引掛かりを防止することができる。また、下部案内フラップは回動可能でしかも上方に付勢され、保持トレイの移動を妨げない退避可能な状態で設けることにより、保持トレイの移動時には下部案内フラップが下方に退避して保持トレイの移動を許容し、保持トレイの格納時には下部案内フラップが上方に突出して第1の被記録材用の搬送案内部材として機能するようになる。
尚、前記下部案内フラップの作用は、保持トレイと搬送用ローラ間の段差を埋めるように前記上部案内フラップを長くすることによっても実現される。しかし、上部案内フラップを長くすると近傍上方に設けられる搬送案内部材に上部案内フラップが当接してしまい、第2の被記録材の円滑な搬送が実行できなくなってしまう。これに対して本態様のように、作用長の短い上部案内フラップと下部案内フラップとを併用する構成にすれば、前記のような問題を生じないので、第1の被記録材と第2の被記録材両方の円滑な搬送が実現されるようになる。
本発明の第4の態様は、前記第3の態様に係る記録装置において、前記保持トレイの先端部には凸部と凹部が交互に連続する櫛歯状の凹凸構造が形成されており、前記凸部が前記経路構成部材の下流端から突出する案内爪になっていて、前記凹部が前記下部案内フラップを受け入れる受入れ凹部になっていることを特徴とするものである。
本態様によれば、保持トレイの先端部に設けられている案内爪によって第1の被記録材の経路構成部材から搬送用ローラへの円滑な移動が実行される。また、前記案内爪間に設けられる受入れ凹部によって格納ポジションに位置している保持トレイに対して干渉することなく、より接近した位置に下部案内フラップを設けることが可能になり、第1の被記録材の逆方向への搬送がより円滑になる。
本発明の第5の態様は、前記第2の態様から第4の態様のいずれか一つに係る記録装置において、前記上部案内フラップの一部には前記保持トレイが格納ポジションから移動した時、保持トレイの上面に摺接することで前記上部案内フラップの下端縁を前記保持トレイの上面から浮上させて非接触状態にする浮上用突部が設けられていることを特徴とするものである。
本態様によれば、保持トレイの移動時には上部案内フラップの下端縁は前記保持トレイの上面及び保持トレイにセットされた第2の被記録材から浮上した非接触状態になっているので、保持トレイは上部案内フラップから大きな搬送抵抗を受けることなく、円滑に搬送されるようになる。特に、保持トレイが前方に引き出された状態から格納ポジションに戻る際の上部案内フラップによる引掛かりが効果的に防止されるようになる。
本発明の第6の態様は、前記第5の態様に係る記録装置において、前記保持トレイが格納ポジションに位置している時、前記浮上用突部は前記保持トレイの上面に形成されている凹陥部に収容されて前記保持トレイの上面と非接触状態になっており、前記上部案内フラップの下端縁は前記経路構成部材と前記保持トレイとの間の段差を埋める閉塞状態になっていることを特徴とするものである。
本態様によれば、保持トレイが格納ポジションに位置している時は、浮上用突部が凹陥部に収容されるため、上部案内フラップの下端縁が下に下がって経路構成部材と保持トレイとの間の段差を完全に埋めた状態になる。従って、第1の被記録材の前記段差に対する引掛かりが防止されて円滑な第1の被記録材の搬送が可能になる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、被記録材を搬送する搬送用ローラと、一の前記被記録材がセットされる保持トレイであって、前記搬送ローラで搬送可能な第1ポジションと当該第1ポジションから退避した第2ポジションとの間で進退する保持トレイと、他の前記被記録材を前記搬送用ローラへと案内する経路構成部材であって、前記第2ポジションに対して上下方向に重なる位置に案内経路を形成する経路構成部材と、を備え、前記第2ポジションに退避した前記保持トレイの先端部が、前記案内経路と前記搬送用ローラとの間の位置に突出することを特徴とする。
以下、本発明に係る記録装置の実施の形態について説明する。最初に本発明の記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ1を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1はインクジェットプリンタの内部構造を示す斜視図、図2はインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す保持トレイが格納ポジションに位置しているときの側断面図である。図3は同インクジェットプリンタの保持トレイが記録実行開始ポジションに位置しているときの側断面図、図4は同インクジェットプリンタの保持トレイが記録実行終了ポジションに位置しているときの側断面図である。また、図5は同インクジェットプリンタの保持トレイがセットポジションに位置しているときの側断面図である。
尚、図示のインクジェットプリンタ1は、上部に図示を省略した画像読取り装置(スキャナ)を搭載した複合型のインクジェットプリンタであり、用紙やフィルム等の軟質の被記録材である第1の被記録材Pと、CD−RやDVD−Rを含む光ディスク等の硬質の被記録材である第2の被記録材Qとの両方に対して記録を実行することができるタイプのインクジェットプリンタである。また、図示のインクジェットプリンタ1は、前記2種類の第1及び第2被記録材P、Qの記録実行領域での搬送方向Aと交差する幅方向Bに往復移動し得るキャリッジ40の下面に記録ヘッド42を搭載したシリアルプリンタである。
このインクジェットプリンタ1は、外観が比較的フラットな面によって構成されている矩形筐体状の記録装置本体であるプリンタ本体2を備えている。そして、前記プリンタ本体2の前面2aの中央下部に多数枚の第1の被記録材Pを積畳状態で収容し得る給送用カセット11が着脱可能に装着されている。また、該給送用カセット11の装着面の上方には記録実行後の第1の被記録材Pを積畳状態でスタックするための排出用スタッカ47が設けられている。この他、プリンタ本体2の前面2aには各種の操作指令を実行するための図示しない操作ボタンと、各種のインクカートリッジを収容するための図示しないカートリッジホルダ等が設けられている。
給送用カセット11は、第1の被記録材Pの搬送経路の始発位置に設けられる部材である。給送用カセット11内に収容された第1の被記録材Pは、自動給送装置3によって最上位のものから順番に1枚ずつ繰り出されて後述するU字反転経路50に向けて給送されるようになっている。尚、前記自動給送装置3は、給送用カセット11内の上位の第1の被記録材Pを後方に引き出すピックアップローラ16と、後方に引き出された上位の第1の被記録材Pを予備分離しながらU字反転経路50に導く分離斜面12と、該分離斜面12の後部斜め上方において自由回転可能な状態で設けられる第1ガイドローラ20と、該第1ガイドローラ20の後部斜め上方に設けられる分離ローラ21とを備えることによって構成されている。
また、前記ピックアップローラ16は、揺動軸18を中心に揺動する揺動アーム17の先端部に設けられており、給送時に第1の被記録材Pの上面に圧接されて搬送方向Aへの回転によって給送用カセット11内の上位の第1の被記録材Pを後方に引き出すことができるようになっている。また、前記分離ローラ21は、トルクリミッタ機構により所定の回転抵抗が与えられており、分離従動ローラ22と、分離駆動ローラ23との一対のニップローラによって構成されている。該分離ローラ21は、前記分離斜面12による予備分離では分離できなかった後続の第1の被記録材Pを最上位の第1の被記録材Pから完全に分離させる本分離作用を担っている。
そして、U字反転経路50に給送された第1の被記録材Pは、後述する本実施の形態に係る被記録材の搬送装置5によってU字反転経路50上を搬送されて、記録ポジション51に導かれる。記録ポジション51の下方には、搬送されてきた第1の被記録材Pないし第2の被記録材Qの下面を支持して記録ヘッド42下面との間のギャップPGを規定するプラテン38が設けられている。尚、前記プラテン38は、支持部材である搬送案内部39と、該搬送案内部39の上面に形成されているプラテンリブ38aと、記録の実行に使用されなかった余剰のインクを回収するためのインク回収溝39aとを備えることによって構成されている。
一方、記録ポジション51の上方には、記録実行部である記録実行装置4の主要な構成部材である記録ヘッド42と、該記録ヘッド42を下面に搭載した状態で幅方向Bにキャリッジガイド軸41に沿って案内されて往復移動し得るキャリッジ40とが設けられている。更に、前記記録ヘッド42に各色のインクを供給する複数の図示しないインクチューブ及びインク供給ポンプと、キャリッジ40のホームポジションに設けられる図示しないキャッピング装置ないし第1の被記録材Pと第2の被記録材Qとの切替え時等に使用される図示しない自動ギャップ調整機構等を備えることによって記録実行装置4は構成されている。また、前記記録ヘッド42は、後述する搬送用ローラ34下流近傍位置に設けられている。
また、前記記録ポジション51の下流位置には被記録材の排出装置6が設けられている。被記録材の排出装置6は、排出駆動ローラ44と排出従動ローラ45との一対のニップローラによって構成される排出用ローラ43と、上述した排出用スタッカ47とを備えることによって構成されている。また、前記排出用スタッカ47には入れ子状にその内部に収容される延長スタッカ48が引出し・格納自在に設けられている。
[実施例]
次に、このようにして構成される本実施形態のインクジェットプリンタ1について図面に基づいて具体的に説明する。
図6は保持トレイが格納ポジションに位置しているときの経路構成部材の下流端から搬送用ローラにかけての部分を示す斜視図、図7は保持トレイが格納ポジションから移動したときの経路構成部材の下流端から搬送用ローラにかけての部分を示す斜視図である。図8は保持トレイが格納ポジションに位置しているときの経路構成部材の下流端から搬送用ローラにかけての部分を示す側断面図、図9は保持トレイが格納ポジションから移動したときの経路構成部材の下流端から搬送用ローラにかけての部分を示す側断面図である。また、図10は保持トレイが格納ポジションから移動したときの上部案内フラップの浮上突部周辺を拡大して示す斜視図である。
本実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、第1の被記録材Pを搬送用ローラ34に向けて案内する経路構成部材57と、前記経路構成部材57の下方空間58に設けられる第2の被記録材Q用の保持トレイ55と、前記経路構成部材57及び保持トレイ55の下流位置の近傍上方に設けられる搬送案内部材である搬送案内上37と、前記搬送案内上37の下流位置に設けられる搬送用ローラ34とを備え、前記保持トレイ55が格納ポジション54に位置している状態で前記保持トレイ55の先端部80の少なくとも一部が前記経路構成部材57の下流端81から搬送用ローラ34側に突出した状態で設けられている。
そして、本実施例では前記経路構成部材57は、上述したU字反転経路50の内側案内面50bを形成する部材として設けられており、前記経路構成部材57の下流端81には経路構成部材57と保持トレイ55との間の段差を埋める上部案内フラップ82が設けられている。また、保持トレイ55と搬送用ローラ34との間には両者の間の段差を埋める下部案内フラップ83が設けられている。
U字反転経路50は、プリンタ本体2内部の後部スペースを利用して設けられており、U字反転経路50の外側案内面50aを形成する一例として2分割された上方に位置する上部ハウジング63、64及び内側案内面37aを有する搬送案内部上37と、下方に位置する下部ハウジング65と、U字反転経路50の内側案内面50bを形成する上述した経路構成部材57とを備えることによって構成されている。また、前記U字反転経路50上には、図2に示すように送り駆動ローラ26と送り従動ローラ27との一対のニップローラによって構成されている第1中間送りローラ25と、自由回転可能な第2ガイドローラ29と、送り駆動ローラ32と送り従動ローラ33との一対のニップローラによって構成されている第2中間送りローラ31とが設けられており、これらのローラ25、29、31の送り・案内作用によって、U字反転経路50内に供給された軟質被記録材Pは、U字反転経路50の下流近傍位置に設けられる上述した搬送用ローラ34に供給されるようになっている。
尚、搬送用ローラ34は、ローラ駆動軸35aによって支持された搬送駆動ローラ35と、前記搬送案内上37の先端において自由回転可能な状態で設けられている搬送従動ローラ36との一対のニップローラによって構成されている。また、前記搬送従動ローラ36の搬送方向Aの位置は、搬送駆動ローラ35の搬送方向Aの位置よりも幾分下流にずれた位置に設定されている。そして、このような位置設定の搬送用ローラ34を採用することによって、供給された第1の被記録材Pの先端を下方のプラテンリブ38aに押し付けてヘッド擦れを防止し、記録品質の向上を図っている。
また、前記ローラ駆動軸35aには、図示しない駆動モータからの動力が伝達されて、第1及び第2の被記録材P、Qの搬送を実行する他、ギヤ輪列66を介して搬送機構67に動力を伝達させて第2の被記録材Qの格納ポジション54からの移動開始動作と、格納ポジション54に至る移動終了動作とを実行できるようになっている。
また、前記ローラ駆動軸35aには、図示しないクラッチ装置が設けられており、クラッチ装置の係合位置を適宜可変することによって、上述した図示しないインク供給ポンプ、キャッピング装置、自動ギャップ調整機構及び自動給送装置3に対して選択的にローラ駆動軸35aの動力を伝えることができるようになっている。
また、保持トレイ55は奥行寸法の短い短寸の矩形平板状の部材である。保持トレイ55の上面55aにおける幅方向の中央位置の幾分前方寄りの位置には、第2の被記録材Qをセットするためのセット凹部71と、その中心にセットされた第2の被記録材Qを保持する保持凸部72とが設けられている。また、前記保持トレイ55にセットできる第2の被記録材Qとしては、12cm直径あるいは8cm直径のCD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWあるいは次世代の光ディスクとして注目されているブルーレイディスク等、今後開発されるものを含めた種々の光ディスク等が適用可能である。
この他、保持トレイ55の先端部80には凸部と凹部が交互に連続する櫛歯状の凹凸構造73が形成されており、前記凸部が前記経路構成部材57の下流端81から突出する前下がりの傾斜面を有する案内爪84になっていて、前記凹部が前記下部案内フラップ83を受け入れる受入れ凹部85になっている。また、保持トレイ55の後端部のコーナ部付近には、後述する拡張移動機構59のガイドアーム74L、74Rのそれぞれの先端部と回転自在に接続される舌片状をした接続片75L、75Rが設けられている。
また、前記経路構成部材57の下方空間58には、前記保持トレイ55が格納ポジション54に位置しているときに、保持トレイ55の下面を支持する支持部材62が設けられている。支持部材62は矩形平板状の部材で、該支持部材62の上面62aの左右側縁には前記保持トレイ55の左右の側縁(エッジ)に摺接して保持トレイ55の移動を案内するエッジガイド76L、76Rが設けられている。
また、拡張移動機構59は、前記保持トレイ55の接続片75L、75Rに対して回転自在に接続される折畳み式の前記ガイドアーム74L、74Rと、これらのガイドアーム74L、74Rの基端部に設けられているガイドピン79、79と係合して前記ガイドアーム74L、74Rの姿勢と移動を案内するガイドレール77L、77Rとを備えることによって構成されている。尚、向かって左側のガイドアーム74L側のガイドピン79は上方に向かって突出しており、上方に位置する前記経路構成部材57の内周面57aに刻設されている平面視L字形のガイドレール77Lに係合するようになっている。一方、向かって右側のガイドアーム74R側のガイドピン79は、下方に向けて突出しており、下方に位置する前記支持部材62の上面62aに刻設されている平面視L字形のガイドレール77Rに係合するようになっている。
また、前記保持トレイ55の搬送方向Aと、搬送方向Aと逆方向の戻し方向Dの移動は、上述した搬送機構67と、搬送用ローラ34とによって行われている。そして、前記搬送機構67は、格納ポジション54に位置している保持トレイ55を記録実行開始ポジション60に受け渡すまでの移動と、記録実行開始ポジション60に位置している保持トレイ55を格納ポジション54に格納するまでの移動を担っている。尚、搬送機構67としてはラック・ピニオン機構が一例として適用でき、本実施例では保持トレイ55の上面55aにおける向かって右側の側縁部の後方にラック68を、前記ローラ駆動軸35aの動力を伝達するギヤ輪列66の終端部にピニオン69をそれぞれ配設した搬送機構67を採用している。
上部案内フラップ82は、前記保持トレイ55とほぼ同じ幅寸法を有する幅方向に長く奥行き寸法の短い矩形平板状のフラップ本体86と、該フラップ本体86の上面から下端縁前方にかけて幅方向に適宣の間隔を空けて設けられている爪様の案内リブ87と、前記フラップ本体86の基端部に設けられており、前記経路構成部材57の下流端81に対して回動可能に接続されている回動軸88と、一例として前記フラップ本体86の向って左側の側縁部において、下方に突出するように設けられている浮上用突部89とを備えている。そして、上部案内フラップ82は、前記保持トレイ55の移動を妨げない退避可能な状態、具体的には保持トレイ55が格納ポジション54から移動する際に前記回動軸88を中心にして先端部が上方に移動するように回動可能に構成されている。
また、前記浮上用突部89は、前記保持トレイ55が格納ポジション54から移動したとき、保持トレイ55の上面55aに摺接することで前記上部案内フラップ82の下端縁に位置している案内リブ87の先端部を前記保持トレイ55の上面55aから浮上させて非接触状態にし得るように構成されている。一方、保持トレイ55の上面55aの向って左側前方のコーナ部付近には、凹陥部90が形成されており、前記保持トレイ55が格納ポジション54に位置しているとき、前記浮上用突部89は、凹陥部90に収容されて保持トレイ55の上面55aと非接触状態になって、上部案内フラップ82の案内リブ87は、経路構成部材57と保持トレイ55との間の段差を埋める閉寒状態になるように構成されている。また、前記凹陥部の90の背面側の壁面は、前下がりの傾斜案内面91になっており、前記浮上用突部89の凹陥部90への進入と退出を円滑にしている。
下部案内フラップ83は幅寸法の短いフック状の部材で、前記保持トレイ55の全幅に亘って適宣の間隔を空け、前記保持トレイ55の受入れ凹部85と対応する位置に複数個配設されている。下部案内フラップ83は、回動軸92を備えた基端部が前方に位置するように後向きで設けられており、回動軸92において設けられている捩りコイルばね93によって常時、自由端側が上方に変位するように付勢されている。また、下部案内フラップ83の自由端には、前記保持トレイ55の下面55bと摺接した時、下部案内フラップ83の自由端が下方に移動して退避し得るようにする傾斜案内面94が形成されている。そして、前記下部案内フラップ83は、前記保持トレイ55が格納ポジション54に位置しているときは、上述したように保持トレイ55の受入れ凹部85内に収容されるため、前記捩りコイルばね93の付勢力によって自由端が前方に変位して第1の被記録材Pの搬送を案内する搬送案内姿勢となる。一方、保持トレイ55が格納ポジション54から移動したときは、上述したように保持トレイ55の下面55bに摺接することで自由端が下方に変位する退避姿勢に移行するように構成されている。
次に、このようにして構成される本実施形態の作動態様を(1)格納時、(2)記録実行開始時、(3)記録実行終了時、(4)セット時に分けて説明する。
図11は保持トレイが格納ポジションに位置しているときの記録装置を示す平面図、図12は保持トレイが記録実行開始ポジションに位置しているとき平面図である。また、図13は保持トレイが記録実行終了ポジションに位置しているときの平面図、図14は保持トレイがセットポジションに位置しているときの平面図である。
(1)格納時(図2、図6、図8、図11参照)
保持トレイ55が格納ポジション54に位置している場合には、経路構成部材57の下方空間58内において、支持部材62によって下面55bが支持された状態で、保持トレイ55はU字反転経路50内に格納されている。また、保持トレイ55が格納ポジション54に位置している場合は、上述したように浮上用突部89は、凹陥部90内に収容された状態になっているため、上部案内フラップ82の下端縁の案内リブ87の先端部は下方に変位し、前記経路構成部材57と保持トレイ55との間の段差を埋めた第1の被記録材Pの搬送が可能な搬送案内姿勢になっている。一方、下部案内フラップ83も上述したように受入れ凹部85内に収容された状態になっているため、下部案内フラップ83の自由端は上方に突出した第1の被記録材Pの搬送が可能な搬送案内姿勢になっている。
そして、第1の被記録材Pに対する記録を実行する場合には、自動給送装置3を作動させて給送用カセット11内の最上位の1枚の第1の被記録材PのみをU字反転経路50に供給する。そして、U字反転経路50では第1中間送りローラ25と第2中間送りローラ31とによって第1の被記録材Pに送り力が付与されて、更に第2ガイドローラ29と、U字反転経路50の外側案内面50a及び内側案内面50bと、搬送案内上37の内側案内面37aとによって案内されて、第1の被記録材Pは搬送用ローラ34に導かれる。そして、搬送用ローラ34による狭圧送り作用によって第1の被記録材Pは記録ポジション51に搬送されて記録実行装置4による表面の記録が実行される。
また、引き続き第1の被記録材Pの裏面の記録を実行する場合には、第1の被記録材Pを反転経路に導くために、表面に記録が実行された第1の被記録材Pを戻し方向Dに移動させる。この時、経路構成部材57と保持トレイ55との間の段差は上部案内フラップ82によって、そして保持トレイ55と搬送用ローラ34との間の段差は下部案内フラップ83によってそれぞれ埋められているので、第1の被記録材Pは前記段差に引掛かることなく円滑に戻し方向Dに搬送される。
(2)記録実行開始時(図3、図7、図9、図10、図12参照)
格納ポジション54に位置している保持トレイ55のラック68にローラ駆動軸35aの動力がギヤ輪列66及びピニオン69を介して伝達されると、保持トレイ55は前方への移動を開始する。保持トレイ55の前方への移動に伴って浮上用突部89は凹陥部90の傾斜案内面91に案内されて凹陥部90から退出して保持トレイ55の上面55aに接触した状態になる。そして、前記浮上用突部89の上方への移動に伴って、上部案内フラップ82は、回動軸を中心にして案内リブ87の先端部が上方の搬送案内上37に近づく方向に所定の角度回動して、図10に示すように、案内リブ87の先端部が保持トレイ55の上面55aから浮いた非接触常態になる。
一方、下部案内フラップ83は、自由端に設けられている傾斜案内面94が保持トレイ55の受入れ凹部85の奥部端面に当接し、捩りコイルばね93の付勢力に抗して下方に移動するようになり、保持トレイ55の下面55bに当接した状態になる。従って、保持トレイ55は、上部案内フラップ82と下部案内フラップ83とから大きな搬送抵抗を受けることなく、円滑に搬送方向A及び戻し方向Dに第2の被記録材Qを搬送することが可能になっている。
そして、前記保持トレイ55の先端部が搬送用ローラ34のニップ点に至ると、前記搬送機構67からの動力伝達が終了し、保持トレイ55は搬送用ローラ34から動力を受ける記録実行開始ポジション60に至る。尚、保持トレイ55を使用するのは第2の被記録材Qに記録を実行する場合であるから、記録ヘッド42とプラテン38間のギャップPGを図示しない自動ギャップ調整装置を作動させて上方に拡張し、第2の被記録材Q用のギャップPGに設定しておく。
(3)記録実行終了時(図4、図13参照)
搬送用ローラ34の挟圧送り作用によって記録実行開始ポジション60に導かれた保持トレイ55と第2の被記録材Qは、搬送方向Aに向けて搬送されると同時に幅方向Bに往復移動するキャリッジ40の往復動作によって、上方から第2の被記録材Qの被記録面の全幅に亘って記録ヘッド42から各色のインク吐出されて記録が実行される。そして、第2の被記録材Qの被記録面のすべての記録が実行されると、前記保持トレイ55は図4、図13に示す記録実行終了ポジション61に到達し、排出用ローラ43による排出動作に移行する。
(4)セット時(図5、図14参照)
第2の被記録材Qを保持トレイ55にセットする場合や記録の実行が終了した第2の被記録材Qを保持トレイ55から取り出す場合には、保持トレイ55を一杯に前方に引き出した図5、図14に示すセットポジション53に保持トレイ55を位置させる。前記記録実行終了ポジション61とセットポジション53間の保持トレイ55の移動は、図示のように左右のガイドアーム74L、74Rを搬送用ローラ34によって挟持することによって行われる。また、上述した格納ポジション54と記録実行開始ポジション60間の保持トレイ55の移動、記録実行開始ポジション60と記録実行終了ポジション61間の保持トレイ55の移動、そして記録実行終了ポジション61とセットポジション53間の保持トレイ55の移動を通じて、ガイドアーム74L、74Rのそれぞれの基端部に設けられているガイドピン79、79は常にガイドレール77L、77Rに係合した状態になっている。そして、図2、図11に示す折畳まれた状態から図5、図14に示す伸張状態にガイドアーム74L、74Rの姿勢を連続的に変化させて行く。
尚、セットポジション53から格納ポジション54に向けての保持トレイ55の移動の際における本実施形態の作動態様も前記と逆の手順を辿るだけで、その内容は前記と同様である。
[他の実施例]
本発明に係る記録装置1は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。例えば、本発明の記録装置における第1の被記録材P用の搬送経路は、プリンタ本体2の前面2aから供給した第1の被記録材PをU字反転させてプリンタ本体2の前面2aから排出する前記U字反転経路50に限られない。従って、プリンタ本体2の後部上方に設けた給送用トレイから供給した第1の被記録材Pをプリンタ本体2の前面2aに向けて搬送する第1の被記録材P用の搬送経路を採用することも可能である。また、第1の被記録材Pの表面のみに記録を実行するタイプの記録装置の場合には、上部案内フラップ82と下部案内フラップ83を省略することが可能である。
本実施の形態に係るインクジェットプリンタの内部構造を示す斜視図。 同インクジェットプリンタの保持トレイ格納時の側断面図。 同インクジェットプリンタの前記録実行開始時の側断面図。 同インクジェットプリンタの前記録実行終了時の側断面図。 同インクジェットプリンタの、第2の被記録材セット時の側断面図。 経路構成部材の下流端から搬送用ローラにかけての部分を示す保持トレイ格納時の斜視図。 同保持トレイが格納ポジションから移動した時の斜視図。 同保持トレイ格納時の側断面図。 同保持トレイが格納ポジションから移動した時の側断面図。 同保持トレイが格納ポジションから移動した時の左斜め側方からの拡大斜視図。 同保持トレイ格納時の平面図。 同保持トレイの前記録実行開始時の平面図。 同保持トレイの前記録実行終了時の平面図。 同保持トレイ、第2の被記録材セット時の平面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(記録装置)、2 プリンタ本体(記録装置本体)、2a 前面、3 自動給送装置、4 記録実行装置、5 (被記録材の)搬送装置、6 (被記録材の)排出装置、11 給送用カセット、12 分離斜面、16 ピックアップローラ、17 揺動アーム、18 揺動軸、20 第1ガイドローラ、21 分離ローラ、22 分離従動ローラ、23 分離駆動ローラ、25 第1中間送りローラ、26 送り駆動ローラ、27 送り従動ローラ、29 第2ガイドローラ、31 第2中間送りローラ、32 送り駆動ローラ、33 送り従動ローラ、34 搬送用ローラ、35 搬送駆動ローラ、35a ローラ駆動軸、36 搬送従動ローラ、37 搬送案内上(搬送案内部材)、37a 内側案内面、38 プラテン、38a プラテンリブ、39 搬送案内前、39a インク回収溝、40 キャリッジ、41 キャリッジガイド軸、42 記録ヘッド、43 排出用ローラ、44 排出駆動ローラ、45 排出従動ローラ、47 排出用スタッカ、48 延長スタッカ、50 U字反転経路、50a 外側案内面、50b 内側案内面、51 記録ポジション、53 セットポジション、54 格納ポジション、55 保持トレイ、55a 上面、55b 下面、57 経路構成部材、57a 内周面、58 下方空間、59 拡張移動機構、60 記録実行開始ポジション、61 記録実行終了ポジション、62 支承部材、62a 上面、63 上部ハウジング、64 上部ハウジング、65 下部ハウジング、66 ギヤ輪列、67 補助搬送機構、68 ラック、69 ピニオン、71 セット凹部、72 保持凸部、73 凹凸構造、74 ガイドアーム、75 接続片、76 エッジガイド、77 ガイドレール、79 ガイドピン、80 先端部、81 下流端、82 上部案内フラップ、83 下部案内フラップ、84 案内爪、85 受入れ凹部、86 フラップ本体、87 案内リブ、88 回動軸、89 浮上突部、90 凹陥部、91 傾斜案内面、92 回動軸、93 捩りコイルばね、94 傾斜案内面、P 軟質被記録材、Q 硬質被記録材、A 搬送方向、B 走査方向、PG ギャップ、S 移動ストローク、D 戻し方向

Claims (7)

  1. 第1の被記録材を案内する経路構成部材と、
    第2の被記録材がセットされる保持トレイのセットポジションと格納ポジションとを通る往復移動を案内する往復移動経路と、
    前記経路構成部材に沿う空間部に設けられた前記格納ポジションに格納される第2の被記録材用の保持トレイと、
    前記経路構成部材の下流位置に設けられる搬送用ローラとを備え、
    前記保持トレイは、前記格納ポジションに位置している状態で該保持トレイの先端部の少なくとも一部が前記経路構成部材の下流端から前記搬送用ローラ側に突出するように設けられていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記経路構成部材の下流端には該経路構成部材と前記保持トレイとの間の段差を埋める回動可能な上部案内フラップが前記保持トレイの移動を妨げない退避可能な状態で設けられていることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、
    前記保持トレイと前記搬送用ローラとの間には両者の段差を埋める回動可能な下部案内フラップが上方に付勢され、前記保持トレイの移動を妨げない退避可能な状態で設けられていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記保持トレイの先端部には凸部と凹部が交互に連続する櫛歯状の凹凸構造が形成されており、前記凸部が前記経路構成部材の下流端から突出する案内爪になっていて、前記凹部が前記下部案内フラップを受け入れる受入れ凹部になっていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の記録装置において、
    前記上部案内フラップの一部には前記保持トレイが格納ポジションから移動した時、保持トレイの上面に摺接することで前記上部案内フラップの下端縁を前記保持トレイの上面から浮上させて非接触状態にする浮上用突部が設けられていることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、
    前記保持トレイが格納ポジションに位置している時、前記浮上用突部は前記保持トレイの上面に形成されている凹陥部に収容されて前記保持トレイの上面と非接触状態になっており、前記上部案内フラップの下端縁は前記経路構成部材と前記保持トレイとの間の段差を埋める閉塞状態になっていることを特徴とする記録装置。
  7. 被記録材を搬送する搬送用ローラと、
    一の前記被記録材がセットされる保持トレイであって、前記搬送ローラで搬送可能な第1ポジションと当該第1ポジションから退避した第2ポジションとの間で進退する保持トレイと、
    他の前記被記録材を前記搬送用ローラへと案内する経路構成部材であって、前記第2ポジションに対して上下方向に重なる位置に案内経路を形成する経路構成部材と、を備え、
    前記第2ポジションに退避した前記保持トレイの先端部が、前記案内経路と前記搬送用ローラとの間の位置に突出することを特徴とする記録装置。
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