JP2009262173A - 変速機用歯車の鍛造成形装置及び鍛造成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性に優れると共に高精度の加工精度が確保できる変速機用歯車の鍛造成形装置及び鍛造成形方法を提供する。
【解決手段】下型11が歯車素材51を保持する加工テーブル21を備え、上型31が軸線Lを中心に放射状に配置され第1成形部43及び第2成形部44が形成された複数のカムスライド41を有し、上型31の下降で下降するカムスライド41の第1、2成形部43、44によって歯車素材51のスプライン歯58にチャンファ63を成形すると共に、各カムスライド41の第1成形部43及び第2成形部44によってスプライン歯58を逆テーパ面状に成形する。上型11の下降により連続的にチャンファ63及びスプライン歯58を逆テーパ面状に成形することから、優れた生産性が得られると共に高精度の変速機用歯車が成形できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、変速機用歯車の鍛造成形装置及び鍛造成形方法に関し、特にメインギヤ部とシンクロ機構用のクラッチギヤ部が一体成形される変速機用歯車の鍛造成形装置及び鍛造成形方法に関する。
自動車等の手動変速機等に使用される変速機用歯車は、外周に外歯が形成されたメインギヤ部の側部に、シンクロ機構用のスプライン歯が形成されたクラッチギヤ部が一体に形成される。クラッチギヤ部のスプライン歯は軸方向の先端にチャンファを有し、かつ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次狭くなる逆テーパ状の歯面が形成される。
このような変速機用歯車の製造は、例えば特許文献1に開示されるように、熱間鍛造により歯車素材の外形を形成し、更に熱間鍛造及び冷間鍛造の複合鍛造によって外歯を有するメインギヤ部及びスプライン歯を有するクラッチギヤ部を一体成形後、冷間コイニングによってメインギヤ部の外歯と軸方向の先端にチャンファを有するスプライン歯とを所定寸法及び精度に成形し、半製品を得る。そして次に、冷間鍛造によってスプライン歯に先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次狭くなるように逆テーパ状の歯面を成形する。
また、特許文献2には、小径部と大径部を重ねた二段のドーナツ形状の素材に対して、小径部の周面に軸方向の先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次狭くなるように逆テーパ状の歯面を有するスプライン歯を形成して一次製品を得る第1鍛造工程、一次製品の大径部の周縁部分を折り曲げて外周に壁部を形成して二次製品を得る第2鍛造工程と、二次製品の壁部外周に外歯を形成する第3鍛造工程とからなる歯車製造方法が開示される。
特開平11−294481号公報 特開平11−300447号公報
上記特許文献1によると歯車素材から熱間鍛造及び冷間鍛造の複合鍛造、及び冷間コイニングによってメインギヤ部の外歯とチャンファを有するスプライン歯とを有する半製品を成形した後、更に冷間鍛造によってスプライン歯に逆テーパ状の歯面を成形することから、複数の鍛造工程が繰り返されて作業が複雑になり生産性の低下を招くと共に、多くの鍛造装置を要して製造コストの増大が懸念される。
また、各鍛造工程相互間において半製品の位置決めに際して相対的なズレ、特にスプライン歯のチャンファの成形と逆テーパ状の歯面の成形がそれぞれ独立した鍛造工程で行われることから、スプライン歯のチャンファを成形する鍛造工程と歯面を成形する鍛造工程との間において半製品の位置決めの際に、相対的なズレが発生して加工精度の低下を招くことが懸念される。
同様に、特許文献2においても、複数の鍛造工程が繰り返されて作業が複雑になり生産性の低下を招くと共に、多くの鍛造装置を要して製造コストの増大が懸念される。また、各鍛造工程相互間において半製品の位置決めの際に相対的なズレが生じて加工精度の低下が懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、生産性に優れると共に高精度の加工精度が得られる変速機用歯車の鍛造成形装置及び鍛造成形方法を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の鍛造成形装置は、下型及び軸線に沿って昇降して上記下型に接離する上型を備え、貫通孔が穿設されたボス部と一体形成され外周に外歯が形成されたメインギヤ部の側部に上記ボス部の外周に沿って開口する環状の開口部を有し且つ底部から上記開口部に移行するに従って次第に拡径される外周面を備えた溝の内周面に円筒状で軸方向に延在する第1歯面及び第2歯面を有するスプライン歯が周方向に複数形成されたクラッチギヤ部が一体形成された歯車素材を下型に保持し、上記下降する上型によって上記スプライン歯の先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面を有するチャンファを成形すると共に該スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形する変速機用歯車の鍛造成形装置において、上記下型が、上記歯車素材を上記軸線上に保持するワーク保持部を有する加工テーブルを備え、上記上型が、上記軸線を中心とする放射状で該軸線に対して接離可能に配設され、且つ軸線に対して接近する前進動作及び離れる後進動作に伴って互いに第1側面と第2側面が接離する複数の成形部材を有し、該各成形部材は軸線方向に沿って突出して前面に上記第1側面から先端面に亘って凹設された第1チャンファ面成形面及び第1歯面成形面を有する第1成形部と上記第2側面から先端面に亘って凹設された第2チャンファ面成形面及び第2歯面成形面を有する第2成形部とが凹設されると共に上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接可能な後面を有する加工部を備え、上記上型の下降動作を各成形部材が軸線に接近する前進動作に変換せしめるカム機構を有し、上記上型の下降に伴って下降する各成形部材の加工部後面が上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して加工部は溝内に進入しつつ上記カム機構による各成形部材の前進動作で互いに第1側面と第2側面が接近動作する各成形部材の加工部に形成された第1成形部と第2成形部によって歯車素材のスプライン歯先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面からなるチャンファを成形すると共に上記スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形することを特徴とする。
この発明によると、上型の下降に伴って下降する各成形部材の加工部後面が下型のワーク保持部に保持された歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して加工部が溝内に進入しつつカム機構による各成形部材の前進動作で互いに隣接する成形部材の第1側面と第2側面が接近動作する各成形部材の加工部に形成された第1成形部及び第2成形部によって歯車素材のスプライン歯の先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面からなるチャンファを成形すると共に第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形する。これにより連続する一連の上型の下降によりチャンファの成形及び逆テーパ状の第1歯面及び第2歯面を有するスプライン歯が成形され、優れた生産性が得られると共に歯車素材の位置ズレが発生することなく高精度の変速機用歯車が成形できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の変速機用歯車の鍛造成形装置に置いて、上記カム機構は、上記加工テーブルに配設されて上面に上方に移行するに従って次第に軸線から離反するように傾斜するガイド面が形成されたカムドライバと、上型に配設され下面に上記軸線を中心として放射状に延在する複数のカムガイド面を備えたカムスライドホルダと、該カムスライドホルダの各カムガイド面に摺動可能なスライド面及び上記カムドライバのガイド面に対向する傾斜カム面が形成されると共に上記加工部を備えて上記成形部材を兼備する複数のカムスライドとを備え、上記上型の下降に伴ってカムスライドホルダ及びカムスライドが下降し、更なる上型の下降によりカムスライドの傾斜カム面がカムドライバのガイド面に当接すると共に加工部の後面が上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して該カムスライドが上記軸線に接近する前進動作することを特徴とする。
この発明によると、カム機構を、下型の加工テーブルに配設されて軸線に対して傾斜するガイド面が形成されたカムドライバと、上型に配設されて軸線を中心とする放射状に延在する複数のカムガイド面を備えたカムスライドホルダと、カムスライドホルダの各カムガイド面に摺動可能なスライド面及びカムドライバのガイド面に対向する傾斜カム面が形成されると共に加工部を備えて成形部材を兼備する複数のカムスライドによって容易に構成できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に変速機用歯車の鍛造成形装置において、上記カムドライバのガイド面が軸線に対する傾斜角、カムスライドの傾斜カム面が軸線に対する傾斜角、及び加工部の後面が軸線に対する傾斜角の各傾斜角は、それぞれ歯車素材における溝の外周面が軸線に対する傾斜角と同一であることを特徴とする。
この発明は、カムドライバのガイド面、カムスライドの傾斜カム面及び加工部の後面を明確にするものであって、互いに摺接するカムドライバのガイド面とカムスライドの傾斜カム面及び歯車素材の溝の外周面と加工部の後面が平行配置されてカム機構が円滑に作動する。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2の変速機用歯車の鍛造成形装置において、上記カムスライドは、軸線側に軸線から離れるに従って漸次上昇する前端面を有し、頂端に下方に移行するに従って次第に縮径されるテーパ面状で上記カムスライドの前端面に摺動可能に当接する前進ストッパ面を備えたカム戻しドライバと、該カム戻しドライバを下方に付勢するカム戻しドライバ付勢手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によると、カム戻しドライバ付勢手段の付勢によりカム戻しドライバに形成された前進ストッパ面がカムスライドの前端面に摺動可能に当接して、カムスライドを後進動作させることにより、成形後成形品から加工部が円滑に離れ、円滑な鍛造作業が得られる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の変速機用歯車の鍛造成形装置において、上記ワーク保持部は、上記加工テーブルに軸線上に穿設されたノックアウトピン孔に上下動自在に配置されたノックアウトピンの頂面に突設されて上記ボス部の貫通孔に嵌入可能なワーク位置決めガイドと、加工テーブルの上面に配設され、上記ノックアウトピン孔の周縁に形成された環状のワーク支持面を囲む円筒状で内周に上記メインギヤ部の外周が嵌合するワーク位置決め孔が形成されたワーク外径位置決め部材を備えたことを特徴とする。
この発明によると、ワーク保持部をノックアウトピンの頂面に突設されてボス部に嵌入可能なワーク位置決めガイドと、加工テーブルの上面に配設されてメインギヤ部の外周が嵌合するワーク位置決め孔が形成されたワーク外径位置決め部材により構成することにより、歯車素材の保持精度が向上し、変速機用歯車の成形精度が向上する。
上記目的を達成する請求項6に記載の鍛造成形方法は、下型及び軸線に沿って昇降して上記下型に接離する上型を備え、貫通孔が穿設されたボス部と一体形成され外周に外歯が形成されたメインギヤ部の側部に上記ボス部の外周に沿って開口する環状の開口部を有し且つ底部から上記開口部に移行するに従って次第に拡径される外周面を備えた溝の内周面に円筒状で軸方向に延在する第1歯面及び第2歯面を有するスプライン歯が周方向に複数形成されたクラッチギヤ部が一体形成された歯車素材を下型に保持し、上記下降する上型によって上記スプライン歯の先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面を有するチャンファを成形すると共に該スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形する変速機用歯車の鍛造成形方法において、上記下型が、上記歯車素材を上記軸線上に保持するワーク保持部を有する加工テーブルを備え、上記上型が、上記軸線を中心とする放射状で該軸線に対して接離可能に配設され、且つ軸線に対して接近する前進動作及び離れる後進動作に伴って互いに第1側面と第2側面が接離する複数の成形部材を有し、該各成形部材は軸線方向に沿って突出して前面に上記第1側面から先端面に亘って凹設された第1チャンファ面成形面及び第1歯面成形面を有する第1成形部と上記第2側面から先端面に亘って凹設された第2チャンファ面成形面及び第2歯面成形面を有する第2成形部とが凹設されると共に上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接可能な後面を有する加工部を備え、上記上型の下降動作を各成形部材が軸線に接近する前進動作に変換せしめるカム機構を有し、上記上型の下降に伴って下降する各成形部材の加工部後面が上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して加工部は溝内に進入しつつ上記カム機構による各成形部材の前進動作で互いに隣接する成形部材の第1側面と第2側面が接近動作する各成形部材の加工部に形成された第1成形部と第2成形部によって歯車素材のスプライン歯先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面からなるチャンファを成形すると共に上記スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形することを特徴とする。
この発明によると、上型の下降に伴って下降及びカム機構によって前進動作する各成形部材の第1成形部と第2成形部によって歯車素材のスプライン歯の先端にチャンファを成形し、かつ第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形することから、連続する一連の上型の下降によりチャンファの成形及び逆テーパ状の第1歯面及び第2歯面を有するスプライン歯が成形され、優れた生産性が得られると共に、チャンファ成形と逆テーパ状の第1歯面及び第2歯面の成形との相互間において歯車素材の位置ズレが発生することなく高精度の変速機用歯車が成形できる。
本発明によると、一連の上型の下降によりチャンファの成形及び逆テーパ状の第1歯面及び第2歯面の成形がなされ、優れた生産性が得られると共に、チャンファ成形と逆テーパ状の第1歯面及び第2歯面の成形が連動して行われて歯車素材の位置ズレが発生することなく高精度の変速機用歯車が成形できる。
以下、本発明による変速機用歯車の鍛造成形装置及び鍛造成形方法の実施の形態を図1乃至図17を参照して説明する。
鍛造成形装置の説明に先立って歯車素材及び鍛造成形後の変速機用歯車の一例を図1及び図2を参照して説明する。図1は歯車素材51の一例を示す図であり、(a)は歯車素材51の断面図、(b)は側面図である。図2は鍛造成形された変速機用歯車のスプライン歯を模式的に示す図である。
図1に示す歯車素材51は予め鍛造成形して形成され、ボス部52と一体形成されて外周に外歯54が形成されたメインギヤ部53を有し、中心部に軸方向に貫通する貫通孔55を備える。このメインギヤ部53の側部にボス部52の外周に沿って環状に凹設された溝56の内周面によって円筒状のクラッチギヤ部57が形成される。この溝56の底部56aから開口部56bに移行するに従って次第に拡径されるテーパ状で軸線Lに対して傾斜角θの外周面56cを有し、外周面56cには開口部56bに沿ってテーパ状の面取り56caが施される。
クラッチギヤ部57の外周には軸方向に延在するスプライン歯58が周方向に等ピッチで複数形成される。各スプライン歯58は、軸方向の基端58aが溝56の底部56aに連続し、軸方向の先端58bが溝56の開口部56b側に形成されており、第1歯面58c及び第2歯面58dが平坦で歯底58fから歯先面58e側に移行するに従って互いに接近すると共に歯筋方向全体に亘って歯厚が一定に形成される。この歯車素材51の各スプライン歯58の先端58bに鍛造成形装置1によってチャンファを成形し、かつ第1歯面58c及び第2歯面58dを先端58b側から基端58a側に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ状に押圧成形して変速機用歯車を製造する。
この成形された変速機用歯車のスプライン歯60を図2に模式的に示す。スプライン歯60は、歯筋方向に延在する中心軸線Laを中心とする対称形で歯底58fから隆起すると共に軸方向の基端60aが溝56の底部56aに連続して先端60bが溝56の開口部56bに達するブロック状であって、中心軸線Laに沿って歯底58fから隆起する第1歯面61a及び第2歯面61bと、第1歯面61aと第2歯面61bの頂端間に連続形成された歯先面62を有して歯筋方向に延在し、先端60bに中心軸線Laによって区分される対称形で第1歯面61a及び歯先面62に連続する第1チャンファ面63aと第2歯面61b及び歯先面62に連続する第2チャンファ面63bが形成される。この第1チャンファ面63aと第2チャンファ面63bによってチャンファ63が構成される。
また、スプライン歯60の第1歯面61a及び第2歯面61bは歯底58fから歯先面62の側縁側に移行するに従って互いに接近するように傾斜すると共に、先端60b側から基端60a側に移行するに従って次第に歯厚が減少する、いわゆる逆テーパ状に中心軸線Laに対して傾斜した平面状に形成される。なお、本実施の形態の説明にあたり便宜上、歯先面62の中心軸線Laより第1歯面61a側の範囲を第1歯先面62a、中心軸線Laより第2歯面61b側の範囲を第2歯先面62bと称する。
次に鍛造成形装置1について説明する。図3は本実施の形態による変速機用歯車の鍛造成形装置1を示す断面図であり、図4は図3のA部拡大断面図、図5は図4のB矢視図、図6は図5のC部拡大図である。
鍛造成形装置1は、図3及び図4に示すように下型11とこれに向けて上下方向に延在する軸線Lに沿って上下移動自在となった上型31とを備えている。
下型11は基台12に固定されるボルスタ13を有し、ボルスタ13は基部筒体13aとこの上部に固定される支持筒体13bとを備える。
支持筒体13bの内部に円筒形状の下部ブロック14が装着され、下部ブロック14の上に円筒形状のスペーサ15を介して円筒形状の加工ブロック21が装着される。支持筒体13bの上端には加工ブロック21に当接する環状の固定リング16が取り付けられ、固定リング16によって加工テーブル21が固定される。なお、上型31が下型11に向かって下降移動する際に、上型31の移動を案内するためのガイドポスト25が下型11に設けられ、このガイドポスト25に摺動自在に嵌合するガイド部材45が上型31に取り付けられる。
また、図3に示すようにボルスタ13の基部筒体13aの中心部に円筒状の支持台19が組み込まれ、この支持台19は基部筒体13aに固定された台座20に固定される。
加工テーブル21は、図3及び図4に示すように中心部に軸線L方向に沿って貫通するノックアウトピン孔21aが穿孔され、加工テーブル21の上面21bにノックアウトピン孔21aの周縁に沿って平坦な環状のワーク支持面21cが形成される。
加工テーブル21のノックアウトピン孔21a及びスペーサ15の内孔15aに、図示しないノックアウトピンアクチュエータによって上下動する円柱形状のノックアウトピン22が嵌装される。
ノックアウトピン22の頂面には、その外周に沿って環状のワーク当接面22aが形成され、かつ頂面の中心部に歯車素材51のボス部52に穿設された貫通孔55に嵌入可能な円柱形状のワーク位置決めガイド22bが突設される。このノックアウトピン22が下降端位置において頂面に形成されたワーク当接面22aは、加工テーブル21に形成されたワーク支持面21cと面一に連続し、ノックアウトピンアクチュエータによってノックアウトピン22を上昇させることによってノックアウトピン22の頂面に形成されたワーク当接面22aがワーク支持面21cより上方に突出する。
加工テーブル21の上面21bに、ワーク支持面21cを囲む円筒形状で内周に、外歯54が形成された歯車素材51のメインギヤ部53の外周が嵌合するワーク位置決め孔23aが形成されたワーク外径位置決め部材23が配設される。すなわち、加工テーブル21に形成されたワーク支持面21c、ノックアウトピン22のワーク位置決めガイド22b、及びワーク外径位置決め部材23によって、加工テーブル21上に歯車素材51を軸線L上に保持するワーク保持部が構成される。
更に、ワーク外径位置決め部材23の外側に円筒形状で上部内周に、上方に移行するに従って次第に軸線Lから離反するように拡径するテーパ状のガイド面24aが形成されたカムドライバ24が設けられる。このガイド面24aは、上記歯車素材51に形成される溝56の外周面56cと同様に軸線Lに対して傾斜角θを有する傾斜面に形成される。
一方、上型31は、図3及び図4に示すように軸線L方向に沿って下型11に向かって接近及び離反移動自在となったメインラム32を有し、メインラム32には円筒形状のホルダ33によって円筒形状のカムスライドホルダ34が取り付けられ、カムスライドホルダ34はホルダ33にネジ結合するナット部材35によりホルダ33に固定される。
カムスライドホルダ34の下面には、軸線Lを中心としてこの軸線Lに接離する方向に延在する平面帯状のカムガイド面34aが放射状に複数、より詳細には歯車素材51に形成されたスプライン歯58に相当する数のカムガイド面34aが形成される。更に、図示は省略するがカムスライドホルダ34の下面には、各カムガイド面34aの間から下方に突出して成形部材を兼備するカムスライド41をカムガイド面34aに摺動可能に保持するカムスライドガイド部が設けられる。
カムスライドホルダ34の先端に各カムガイド面34aの外周端を囲むように内周面によって後進ストッパ面36aが形成された円筒形状の後進動作規制ストッパ36が配設される。
更に、カムスライドホルダ34の内周面34cに段状に拡径する環状平面のカム戻しドライバストッパ34dが形成され、内周面34cに円柱状のカム戻しドライバ37が軸線L方向に移動可能に組み付けられる。
このカム戻しドライバ37の頂部には下方に移行するに従って次第に縮径されるテーパ面状の前進ストッパ面37aが形成され、基端にカム戻しドライバストッパ34dに当接可能なフランジ状の当接部37dが形成される。この前進ストッパ面37aの軸線Lに対する傾斜角αは、歯車素材51に形成される溝56の外周面56c及びカムドライバ24のガイド面24aの軸線Lに対する傾斜角θより大きく設定される(α>θ)。更に、カム戻しドライバ37はスプリング等のカム戻しドライバ付勢手段39によって下方に常時付勢される。
次にカムスライドホルダ34の各カムガイド面34aに配置されるカムスライド41について、図4乃至図6、カムスライド41の底面を示す図7、図8に示す図7のD矢視図を参照して説明する。
各カムスライド41は、上部にカムスライドホルダ34のカムガイド面34aに摺動可能に当接するスライド面41aを備えて軸線Lに対して接離する方向に延在する板状乃至ブロック状にあって、内方端に軸線Lに対して傾斜角αで傾斜してカム戻しドライバ37の前進ストッパ面37aに対向する前端面41bが形成される。一方、カムスライド41の外方端に後進動作規制ストッパ36の内周面によって形成された後進ストッパ面36aに対向する後端面41c及びカムドライバ24のガイド面24aに摺動可能に当接可能な軸線Lに対して傾斜角θで傾斜する傾斜カム面41dが形成される。
上記加工テーブル21に配設されて歯車素材51の溝56を形成する外周面56cと同じく軸線Lに対して傾斜角θで傾斜するガイド面24aが形成されたカムドライバ24と、上型31に配設され下面に軸線Lを中心とする放射状に延在する複数のカムガイド面34aを備えたカムスライドホルダ34と、このカムスライドホルダ34の各カムガイド面34aに摺動可能なスライド面41a及びカムドライバ24のガイド面24aに対向する傾斜カム面41dが形成されたカムスライド41によって、上型31の下降に伴ってカムスライドホルダ34及びカムスライド41が下降し、更なる上型31の下降によりカムスライド41の傾斜カム面41dがカムドライバ24のガイド面24aに当接して下降しつつ軸線Lに接近するカムスライド41の前進動作が行われる。即ち、これらにより上型31の下降動作をカムスライド41が下降しつつ軸線Lに接近する前進動作に変換せしめるカム機構50が構成される。このカム機構50は、ガイド面24aが形成されたカムドライバ24と、カムガイド面34aを備えたカムスライドホルダ34と、このカムガイド面34aに摺動可能なスライド面41a及びカムドライバ24のガイド面24aに対向する傾斜カム面41dが形成されたカムスライド41によって、互いに摺接するカムドライバ24のガイド面24aとカムスライド41の傾斜カム面41d及び歯車素材51の溝56の外周面56cと加工部42の後面42dが平行配置されて、作動が確実でかつ容易に構成できる。
更にカムスライド41には内方端から軸線L方向に沿って下方に突出する加工部42を有する。
加工部42は、先端が歯車素材51の溝56に挿入可能で軸線Lと対向する前面42a、前面42aの両側端に沿って形成された第1側面42b、第2側面42c及び後面42dを有する断面略矩形に形成される。後面42dは歯車素材51に形成される溝56の外周面56cに当接及び摺接可能であって軸線Lに対して傾斜角θで傾斜する傾斜面によって形成される。
一方、加工部42の前面42a、第1側面42b、先端面42eによって形成される先端隅部に図2に示すスプライン歯60の第1歯面61a、第1歯先面62a及び第1チャンファ面63aを成形する第1成形部43が凹設される。また前面42a、第2側面42c、先端面42eによって形成される先端隅部にスプライン歯60の第2歯面61b、第2歯先面62b及び第2チャンファ面63bを成形する第2成形部44が凹設される。
第1成形部43は、スプライン歯60の第1歯面61a、第1歯先面62a、第1チャンファ面63aの形状に倣った形状の第1歯面成形面61A、第1歯先面成形面62A、第1チャンファ面成形面63Aを有して凹設される。第2成形部44は、スプライン歯60の第2歯面61b、第2歯先面62b、第2チャンファ面63bの形状に倣った形状の第2歯面成形面61B、第2歯先面成形面62B、第2チャンファ面成形面63Bを有して凹設される。
そして、隣接するカムスライド41に形成された加工部42の第1側面42bと第2側面42cが圧接した状態において、互いの第1成形部43と第2成形部44によってスプライン歯60の形状に倣った下方となる先端面42e側が開放された凹状の成形面が形成される。即ち第1成形部43の第1歯面成形面61A、第1歯先面成形面62A、第1チャンファ面成形面63Aがそれぞれスプライン歯60の第1歯面61a、第1歯先面62a、第1チャンファ面63aに対応し、第2成形部44の第2歯面成形面61B、第2歯先面成形面62B、第2チャンファ面成形面63Bがそれぞれスプライン歯60の第2歯面61b、第2歯先面62b、第2チャンファ面63bに対応する成形面となる。
このように形成された上型31が図1及び図4に示すように下型11から上方に待避した状態では、カム戻しドライバ付勢手段39によってカム戻しドライバ37が、その当接部37dがカムスライドホルダ34のカム戻しストッパ34dに当接し、前進ストッパ面37aがカムスライド41の前端面41bを押圧して後端面41bが後進動作規制ストッパ36の後進ストッパ面36aに当接した後進動作端位置にカムスライド41を保持する。このカムスライド41が後進動作端位置においてカムスライド41の傾斜カム面41dとカムドライバ24のガイド面24aとの軸線L方向の隙間はノックアウトピン22の頂端22cとカム戻しドライバ37の頂端37cとの軸線L方向の隙間より大きく設定される。また、互いに隣接するカムスライド41の加工部42の第1側面42bと第2側面42cとの間に若干の隙間が形成される。
一方、上型31が下降してカムスライド41の傾斜カム面41dがカムドライバ24のガイド面24aに当接して前進動作端位置に押動した状態では後端面41bと後進動作規制ストッパ36に形成された後進ストッパ面36aとの間に隙間が形成され、かつ互いに隣接するカムスライド41の加工部42の第1側面42bと第2側面42cとが当接或いは圧接する。
次に、図3に示す鍛造成形装置1により図1に示す歯車素材51のスプライン歯58にチャンファ63を成形すると共に第1歯面58c及び第2歯面58dを逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bに成形して変速機用歯車を鍛造成形する加工手順について説明する。
先ず、図3及び図4に示すように、上型31が下型11より上方に待避して下型11と上型31が分離し、かつノックアウトピン22が下降してノックアウトピン22のワーク当接面22aが加工テーブル21のワーク支持面21cに対して面一に保持された状態のもとで、ワーク外径位置決め部材23のワーク位置決め孔23a内に歯車素材51のメインギヤ部53を嵌合すると共にノックアウトピン22のワーク位置決めガイド22bに貫通孔55を嵌合させて歯車素材51をセットする。このセットされた歯車素材51は、ボス部52の貫通孔55にノックアウトピン22のワーク位置決めガイド22bが嵌挿され、かつメインギヤ部53の外周がワーク外径位置決め部材23のワーク位置決め孔23aに嵌合して高精度で位置決めされる。
セット状態において、各カムスライド41は、カム戻しドライバ付勢手段39によって当接部37bがカムスライドホルダ34のカム戻しドライバストッパ34dに当接するまで下方に付勢されたカム戻しドライバ37の前進ストッパ面37aによって前端面41bが押圧されて、後端面41cが後進動作規制ストッパ36の後進ストッパ面36aに当接して後進動作端位置に保持される。また、互いに隣接するカムスライド41の加工部42の第1側面42bと第2側面42cとの間に若干の隙間が形成される。
一方、ワーク外径位置決め部材23及びノックアウトピン22のワーク位置決めガイド22bによって位置決め保持された歯車素材51のクラッチギヤ部57に形成された各スプライン歯58は、各隣接配置されたカムスライド41の加工部42に凹設された第1成形部43及び第2成形部44と対向配置される。
この歯車素材51がセットされた状態で、上型31を下型11に向けて接近移動、即ち下降移動させると、まず図9及び図10に図9のE部拡大図を示すように、各カムスライド41に突設された加工部42が歯車素材51の溝56内への進入を開始し、各カムスライド41の加工部42の後面42dと先端面42eとによって形成される端部、即ち後面42dの先端が歯車素材51の開口部56bに近接した外周面56cの端部近傍に接触すると共に、傾斜カム面41dがカムドライバ24のガイド面24aに接触する。この加工部42の後面42dが歯車素材51の外周面56c及び傾斜カム面41dがガイド面24aに接触開始した状態では、カム戻しドライバ付勢手段39によってカム戻しドライバ37の当接部37dとカムスライドホルダ34のカム戻しドライバストッパ34dとの当接状態及び前進ストッパ面37aと前端面41bとの当接状態が維持され、かつカム戻しドライバ37の頂端37cとノックアウトピン22の頂端37cの非接触状態が維持される。
この各カムスライド41の加工部42の後面42dの先端が歯車素材51の外周面56cの端部近傍に接触すると共に傾斜カム面41dがカムドライバ24のガイド面24aに接触した各加工部42が歯車素材51の溝56内への進入開始状態における各スプライン歯58と第1成形部43と第2成形部44の状態を図10のI−I線断面図である図11に模式的に示す。
この進入開始状態では、歯車素材51の外周面56cに加工部42の後面42dが接触するが、各隣接するカムスライド41の加工部42に凹設された第1成形部43と第2成形部44との間に歯車素材51の各スプライン歯58が非接触状態で対向配置される。
更に、引き続く上型31の下降移動に伴って図12及び図13に図12のF部拡大図を示すように、カムドライバ24のガイド面24aと傾斜カム面41d及び歯車素材51の外周面56cの傾斜角θに従ってガイド面24a上を傾斜カム面41dが摺動し、同様に加工部42の後面42dが歯車素材51の周面56c上を加工部42の後面42dが摺動すると共にスライド面41aがカムスライドホルダ34のカムガイド面34aを摺動して各カムスライド41が下降しつつ軸心Lに接近する方向に収束して隣接するカムスライド41の互いの第1側面42bと第2側面42cが接近移動する。
この各カムドライバ41の下降しつつ接近移動に伴って各加工部42が溝56に進入して図14に図13のII−II線断面図を模試的に示すようにカムスライド41の第1成形部43と第2成形部44間に歯車素材51のスプライン歯58が進入して成形開始状態になる。
この成形開示状態においては、カムスライド41の前進移動に伴って前端面41bによってカム戻しドライバ37の前進ストッパ面37aが摺動しつつカム戻しドライバ付勢手段39に抗して相対的に押し上げられて当接部37dとカムスライドホルダ34のカム戻しドライバストッパ34dの間に隙間cが形成される。
更に、引き続く上型31の下降移動によって、図15及び図16に図15のG部拡大図を示すように各カムスライド41のガイド面24aと傾斜カム面41d及び歯車素材51の外周面56cの傾斜角θに従ってガイド面24a上を傾斜カム面41dが摺動し、同様に加工部42の後面42dが歯車素材51の外周面56c上を加工部42の後面42dが摺動すると共にスライド面41aがカムスライドホルダ34のカムガイド面34a上を摺動して各カムスライド41が下降しつつ軸心Lに接近する方向に収束して隣接するカムスライド41の互いの第1側面42bと第2側面42cが当接すると共に各加工部42の先端面42eが溝56の底部56aに当接したスプライン歯成形完了位置、即ち下死点位置まで下降させる。
このスプライン歯成形完了位置への上型31の下降に伴い、各カムスライド41の加工部42に形成された第1成形部43の第1チャンファ面成形面63A及び第2成形部44の第2チャンファ面成形面63Bがスプライン歯58の先端58bを押圧し、第1チャンファ面成形面63A及び第2チャンファ面成形面63Bによってスプライン歯58の先端58bにそれぞれ第1チャンファ面63a及び第2チャンファ面63bを成形する。
また、各カムスライド41の前進動作に伴って各カムスライド41は軸線Lに接近する方向に収束して隣接するカムスライド41の互いの第1側面42bと第2側面42cが接近移動する。この隣接するカムスライド41の接近移動に伴って各加工部42の第1成形部43の第1歯面成形面61Aが第1歯面58cに圧接して逆テーパ状の第1歯面61aを成形し、第2成形部44の第2歯面成形面61Bが第2歯面58dに圧接して逆テーパ状の第2歯面61bを成形する。
このスプライン歯成形完了状態における図16のIII−III線断面を図17に示す。このスプライン歯成形完了状態においては、隣接するカムスライド41の第1側面42bと第2側面42cとが接して第1成形部43と第2成形部44とが一体的に連続状態であって、スプライン歯58の先端に第1成形部43の第1チャンファ面成形面63A及び第2成形部44の第2チャンファ面成形面63Bによって成形された第1チャンファ面63a及び第2チャンファ面63bがそれぞれ第1チャンファ面成形面63A、第2チャンファ面成形面63Bに圧接する一方、各加工部42の第1成形部43の第1歯面成形面61Aが第1歯面58cに圧接すると共に第2成形部44の第2歯面成形面61Bが第2歯面58dに圧接して、歯筋に沿って先端60b側から基端60aに移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bを成形する。
更に、第1歯面61a及び第2歯面61bの押圧成形に伴ってスプライン歯58が第1成形部43及び第2成形部44内を流動変形して第1成形部43及び第2成形部44内を充填すると共に歯先面58eを第1歯先面成形面62A及び第2歯先面成形面62Bによって第1歯先面62a及び第2歯先面62bからなる歯先面62を成形する。
これによる歯車素材51のスプライン歯58に第1チャンファ面63a及び第2チャンファ面63bからなるチャンファ63が形成され、かつ歯筋に沿って先端60b側から基端60aに移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bが成形されたスプライン歯60が成形する。これら第1チャンファ面63a、第2チャンファ面63bからなるチャンファ63の成形及び逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bの成形にあたり、各カムスライド41の傾斜カム面41dがカムドライバ42のガイド面24aに摺接するカム機構によりカムスライド41に前進動作荷重が付与されると共に、加工部42の傾斜する後面42dが歯車素材50の溝56の傾斜する外周面56cに摺接するカム機構によって直接的に加工部42に前進動作荷重が付与されて安定したカムスライド41の前進動作が確保でき、均一な加工精度のチャンファ63の成形と逆テーパ面状の第1歯面61a及び第2歯面61bが成形できる。
しかる後、上型31を上昇移動させる。上型31の上昇移動に伴ってカムスライドホルダ34が上昇移動してカムガイド面34aによるカムスライド41のカム面41aの押圧が解除される一方、カム戻しドライバ付勢手段39によりカム戻しドライバ37の前進ストッパ面37aによるカムスライド41の前端面41bの押圧付与によってカムスライド41が、傾斜カム面41dが摺動自在に接するカムドライバ24のガイド面24a及び加工部42の後面42dが摺動自在に接する歯車素材51の外周面56cに誘導案内されて軸線Lから離れる方向に後進動作する。この各カムスライド41の後進動作に伴って隣接するカムスライド41の第1側面42bと第2側面42cが離反移動して第1成形部43及び第2成形部44がスプライン歯60から抜け出し、各カムスライド41が上昇移動して図3及び図4に示すように、上型31が下型11より上方に移動して下型11から分離する。
この上型31が下型11から分離した状態でノックアウトピンアクチュエータによってノックアウトピン22を下降端位置から上昇端位置に上昇させてワーク外径位置決め部材23から製品としての変速機用歯車60が取り外される。
別の歯車素材51について同様の成形を行うには、図3及び図4に示す上型31が下型11から分離した状態で歯車素材51をワーク外径位置決め部材23にセットし、上述した手順を繰り返す。
本実施の形態における鍛造成形装置1によると、歯車素材51をワーク外径位置決め部材23にセットし、上型31の下降により連続的にチャンファ63の成形及び歯筋に沿って先端60b側から基端60aに移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bの成形がなされたスプライン歯60が成形されて、優れた生産性が得られると共に、チャンファ63の成形と逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bの成形との相互間において歯車素材51の位置ズレが発生することなく高精度の変速機用歯車が成形できる。
更に、第1チャンファ面63a、第2チャンファ面63bからなるチャンファ63の成形及び逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bの成形にあたり、加工部42の傾斜する後面42dが歯車素材50の溝56の傾斜する外周面56cに摺接するカム機構によって直接的に加工部42に前進動作荷重が付与されることから、チャンファ63及び逆テーパ状の第1歯面61a及び第2歯面61bの成形に伴う歯車素材51から各加工部42に作用する反力が歯車素材51の外周面56cによって確実に受け止められ、各加工部42の要求剛性の低減が可能になり加工部42と前面42aから後面42dの寸法の削減が可能になる。これにより歯車素材51の溝56の溝巾の縮小が可能になり変速歯車の剛性向上が得られると共に、小径の変速歯車の製造が容易になる。
歯車素材の一例を示す図であり、(a)は歯車素材の断面図、(b)は側面図である。 鍛造成形された変速機用歯車のスプライン歯を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態である変速機用歯車の鍛造成形装置を示す断面図である。 図3のA部拡大断面図である。 図4のB矢視図である。 図5のC部拡大図である。 カムスライドの底面図である。 図7のD矢視図である。 上型が下降移動して加工部が溝に進入開始状態における鍛造成形装置の断面図である。 図9のE部拡大図である。 図10のI−I線断面を模式的に示す図である。 上型が下降移動して加工部が歯車素材のスプライン歯に接触した成形開始状態における鍛造成形装置の断面図である。 図12のF部拡大図である。 図10のII−II線断面を模式的に示す図である。 上型が下降移動してスプライン歯成形完了状態における鍛造成形装置の断面図である。 図15のG部拡大図である。 図16のIII−III線断面を模式的に示す図である。
符号の説明
1 鍛造成形装置
11 下型
21 加工テーブル
21b 上面
21c ワーク支持面
22 ノックアウトピン
22a ワーク当接面
22b ワーク位置決めガイド
23 ワーク外径位置決め部材
24 カムドライバ
24a ガイド面
31 上型
34 カムスライドホルダ
34a カムガイド面
37 カム戻しドライバ
39 カム戻しドライバ付勢手段
41 カムスライド
41a スライド面
41b 前端面
41d 傾斜カム面
42 加工部
42a 前面
42b 第1側面
42c 第2側面
42d 後面
42e 先端面
43 第1成形部
44 第2成形部
51 歯車素材
52 ボス部
53 メインギヤ部
54 外歯
55 貫通孔
56 溝
56a 底部
56b 開口部
56c 外周面
57 クラッチギヤ部
58 スプライン歯
58a 基端
58b 先端
58c 第1歯面
58d 第2歯面
58e 歯先面
58f 歯底
60 スプライン歯
60b 先端
61a 第1歯面
61b 第2歯面
62 歯先面
63 チャンファ
63a 第1チャンファ面
63b 第2チャンファ面
62a 第1歯先面
62b 第2歯先面
61A 第1歯面成形面
63A 第1チャンファ面成形面
61B 第2歯面成形面
62B 第2歯先面成形面
63B 第2チャンファ面成形面

Claims (6)

  1. 下型及び軸線に沿って昇降して上記下型に接離する上型を備え、貫通孔が穿設されたボス部と一体形成され外周に外歯が形成されたメインギヤ部の側部に上記ボス部の外周に沿って開口する環状の開口部を有し且つ底部から上記開口部に移行するに従って次第に拡径される外周面を備えた溝の内周面に円筒状で軸方向に延在する第1歯面及び第2歯面を有するスプライン歯が周方向に複数形成されたクラッチギヤ部が一体形成された歯車素材を下型に保持し、上記下降する上型によって上記スプライン歯の先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面を有するチャンファを成形すると共に該スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形する変速機用歯車の鍛造成形装置において、
    上記下型が、
    上記歯車素材を上記軸線上に保持するワーク保持部を有する加工テーブルを備え、
    上記上型が、
    上記軸線を中心とする放射状で該軸線に対して接離可能に配設され、且つ軸線に対して接近する前進動作及び離れる後進動作に伴って互いに第1側面と第2側面が接離する複数の成形部材を有し、該各成形部材は軸線方向に沿って突出して前面に上記第1側面から先端面に亘って凹設された第1チャンファ面成形面及び第1歯面成形面を有する第1成形部と上記第2側面から先端面に亘って凹設された第2チャンファ面成形面及び第2歯面成形面を有する第2成形部とが凹設されると共に上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接可能な後面を有する加工部を備え、
    上記上型の下降動作を各成形部材が軸線に接近する前進動作に変換せしめるカム機構を有し、
    上記上型の下降に伴って下降する各成形部材の加工部後面が上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して加工部は溝内に進入しつつ上記カム機構による各成形部材の前進動作で互いに第1側面と第2側面が接近動作する各成形部材の加工部に形成された第1成形部と第2成形部によって歯車素材のスプライン歯先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面からなるチャンファを成形すると共に上記スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形することを特徴とする変速機用歯車の鍛造成形装置。
  2. 上記カム機構は、
    上記加工テーブルに配設されて上面に上方に移行するに従って次第に軸線から離反するように傾斜するガイド面が形成されたカムドライバと、
    上型に配設され下面に上記軸線を中心として放射状に延在する複数のカムガイド面を備えたカムスライドホルダと、
    該カムスライドホルダの各カムガイド面に摺動可能なスライド面及び上記カムドライバのガイド面に対向する傾斜カム面が形成されると共に上記加工部を備えて上記成形部材を兼備する複数のカムスライドとを備え、
    上記上型の下降に伴ってカムスライドホルダ及びカムスライドが下降し、更なる上型の下降によりカムスライドの傾斜カム面がカムドライバのガイド面に当接すると共に加工部の後面が上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して該カムスライドが上記軸線に接近する前進動作することを特徴とする請求項1に記載の変速機用歯車の鍛造成形装置。
  3. 上記カムドライバのガイド面が軸線に対する傾斜角、カムスライドの傾斜カム面が軸線に対する傾斜角、及び加工部の後面が軸線に対する傾斜角の各傾斜角は、それぞれ歯車素材における溝の外周面が軸線に対する傾斜角と同一であることを特徴とする請求項2に記載の変速機用歯車の鍛造成形装置。
  4. 上記カムスライドは、軸線側に軸線から離れるに従って漸次上昇する前端面を有し、
    頂端に下方に移行するに従って次第に縮径されるテーパ面状で上記カムスライドの前端面に摺動可能に当接する前進ストッパ面を備えたカム戻しドライバと、
    該カム戻しドライバを下方に付勢するカム戻しドライバ付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の変速機用歯車の鍛造成形装置。
  5. 上記ワーク保持部は、
    上記加工テーブルに軸線上に穿設されたノックアウトピン孔に上下動自在に配置されたノックアウトピンの頂面に突設されて上記ボス部の貫通孔に嵌入可能なワーク位置決めガイドと、
    加工テーブルの上面に配設され、上記ノックアウトピン孔の周縁に形成された環状のワーク支持面を囲む円筒状で内周に上記メインギヤ部の外周が嵌合するワーク位置決め孔が形成されたワーク外径位置決め部材を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の変速機用歯車の鍛造成形装置。
  6. 下型及び軸線に沿って昇降して上記下型に接離する上型を備え、貫通孔が穿設されたボス部と一体形成され外周に外歯が形成されたメインギヤ部の側部に上記ボス部の外周に沿って開口する環状の開口部を有し且つ底部から上記開口部に移行するに従って次第に拡径される外周面を備えた溝の内周面に円筒状で軸方向に延在する第1歯面及び第2歯面を有するスプライン歯が周方向に複数形成されたクラッチギヤ部が一体形成された歯車素材を下型に保持し、上記下降する上型によって上記スプライン歯の先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面を有するチャンファを成形すると共に該スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形する変速機用歯車の鍛造成形方法において、
    上記下型が、
    上記歯車素材を上記軸線上に保持するワーク保持部を有する加工テーブルを備え、
    上記上型が、
    上記軸線を中心とする放射状で該軸線に対して接離可能に配設され、且つ軸線に対して接近する前進動作及び離れる後進動作に伴って互いに第1側面と第2側面が接離する複数の成形部材を有し、該各成形部材は軸線方向に沿って突出して前面に上記第1側面から先端面に亘って凹設された第1チャンファ面成形面及び第1歯面成形面を有する第1成形部と上記第2側面から先端面に亘って凹設された第2チャンファ面成形面及び第2歯面成形面を有する第2成形部とが凹設されると共に上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接可能な後面を有する加工部を備え、
    上記上型の下降動作を各成形部材が軸線に接近する前進動作に変換せしめるカム機構を有し、
    上記上型の下降に伴って下降する各成形部材の加工部後面が上記ワーク保持部に保持された上記歯車素材に形成された溝の外周面に当接及び摺接して加工部は溝内に進入しつつ上記カム機構による各成形部材の前進動作で互いに第1側面と第2側面が接近動作する各成形部材の加工部に形成された第1成形部と第2成形部によって歯車素材のスプライン歯先端に第1チャンファ面及び第2チャンファ面からなるチャンファを成形すると共に上記スプライン歯の第1歯面及び第2歯面をそれぞれ先端側から基端に移行するに従って歯厚が漸次小さくなる逆テーパ面状に成形することを特徴とする変速機用歯車の鍛造成形方法。
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