JP2009261694A - 自動製パン器 - Google Patents

自動製パン器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009261694A
JP2009261694A JP2008115711A JP2008115711A JP2009261694A JP 2009261694 A JP2009261694 A JP 2009261694A JP 2008115711 A JP2008115711 A JP 2008115711A JP 2008115711 A JP2008115711 A JP 2008115711A JP 2009261694 A JP2009261694 A JP 2009261694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bread
bread container
container
automatic
baking chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008115711A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Shirai
吉成 白井
Masami Fukumoto
正美 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2008115711A priority Critical patent/JP2009261694A/ja
Publication of JP2009261694A publication Critical patent/JP2009261694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】 同じ自動製パン器で複数の大きさのパンを焼くことができるようにする。
【解決手段】自動製パン器1は本体10と蓋体20を備え、本体10の内部には焼成室11が設けられている。焼成室11には製パン原料を入れたパン容器30Aまたは30Bが入れられる。製パン容器30A、30Bの中で回転羽根32が回転し、パン原料を混練する。パン容器30A、30Bを包囲するように配置された加熱装置40のパン容器包囲面積は、スライダ47を操作することにより、パン容器30Aまたは30Bに適合するようにパン容器包囲面積を変え、大きさの異なるパンを焼くことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に関する。
市販の家庭用自動製パン器は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に入れ、パン容器内の製パン原料を回転羽根で混練して捏ね上げ、発酵工程を経た後、パン容器をそのままパン焼き型としてパンを焼き上げる仕組みのものが一般的である。このような自動製パン器の例を特許文献1、2に見ることができる。
特開平10−57252号公報 特開平11−253319号公報
自動炊飯器では、同じ釜で分量の異なるご飯を炊くことができる。ところが自動製パン器の場合、同じパン容器で大小のパンを焼き分けるということができない。1.5斤用のパン容器では1斤のパンが焼けないのである。このため、1斤のパンを焼くためにはそれ相応の大きさのパン容器と本体の組み合わせを用い、1.5斤のパンを焼くためにはそれ相応の大きさのパン容器と本体の組み合わせを用いねばならなかった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、同じ自動製パン器で複数の大きさのパンを焼くことができるようにすることを目的とする。
本発明は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン器において、前記焼成室内で前記パン容器を包囲する加熱装置のパン容器包囲面積を可変とし、水平断面積の異なる複数種類のパン容器を前記焼成室に受け入れ可能としたことを特徴とする。
この構成によると、水平断面積の異なる複数種類のパン容器を焼成室に受け入れることができるので、1台の自動製パン器で1斤、1.5斤の複数の大きさのパンを焼くことができる。また加熱装置のパン容器包囲面積を変え、パン容器の大小に関わらず加熱条件がほぼ一定に保たれるようにしたので、焼き上がりのムラを少なくすることができる。そして、オプション設定により、1斤と1.5斤のパン容器のみならず、円柱状や肉まん、あんまん形状のパンを焼く専用のパン容器を焼成室にセットする構成とすることもできる。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記加熱装置は固定部分と可動部分からなり、前記可動部分を動かすことにより前記パン容器包囲面積が変わることを特徴としている。
この構成によると、簡単なメカニズムで加熱装置のパン容器包囲面積を変えることができる。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記加熱装置は複数の可動部分の組み合わせからなり、前記可動部分を動かすことにより前記パン容器包囲面積が変わることを特徴としている。
この構成によると、加熱装置とパン容器との距離を適切な値に保つことができる。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記加熱装置のパン容器包囲面積の設定に適合しないパン容器の取り付けを阻害する阻害部材が前記焼成室内に設けられていることを特徴としている。
この構成によると、加熱装置の設定にそぐわないパン容器を焼成室に入れてしまい、製パンに失敗するといった事態を回避することができる。
本発明によると、一つの本体に大きさの異なる複数のパン容器を受け入れることができるので、その時々の需要を満たす大きさのパンを焼き上げるのに、パンの大きさ毎の自動製パン器を所有する必要がない。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
第1実施形態を図1〜図4に示す。図1は自動製パン器の垂直断面図、図2は図1の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図である。図3は図1と異なる大きさのパン容器を受け入れる設定とした自動製パン器の垂直断面図、図4は図3の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図である。なお、図では左側が自動製パン器の正面(前面)側、右側が自動製パン器の背面(後面)側となっている。
自動製パン器1は本体10と蓋体20を備える。本体10の内部には上面が開口した焼成室11が設けられ、この上面開口を蓋体20が閉ざす。焼成室11にはパン容器30が入れられる。なおパン容器30には後述するように水平断面積の異なる2種類のものがあり、以後の説明では「A」「B」の識別用文字を付すことがある。
焼成室11は水平断面矩形の周側壁11aと底壁11bを備え、底壁11bの焼成室中央にあたる箇所にはパン容器支持部12が固定されている。パン容器支持部12の内部は、底壁11bに形成された開口部を通じ、焼成室11側に露出する。パン容器支持部12は、パン容器30の底面に固定された筒状の台座31をバヨネット結合で連結してパン容器30を支える役割と、パン容器30内の回転羽根32に動力を伝える回転軸13を支持する役割の両方を担う。パン容器支持部12の下面から突き出した回転軸13の下端にはプーリ14が固定される。プーリ14は底壁11bの下面に固定されたモータ15の出力軸プーリ16にベルト17で連結されている。
焼成室11の周側壁11aの前面と本体10の正面側外殻との間の空間には制御部18が配置される。制御部18は、焼成室11の内側に配置した温度センサ19からの信号と、後述する操作パネルから入力される指令を受けて、自動製パン器1の制御を行う。
蓋体20は自動製パン器1の背面側において本体10に蝶番軸21で連結され、蝶番軸21を中心として垂直面内で回動する。
蓋体20には、パン容器30の中の製パン原料にレーズンやナッツ等の具材を投入する目的で、具材収容室22が設けられている。具材収容室22は上面及び下面が開口となっており、上面開口は蓋22aで覆われ、下面開口は底板22bで覆われる。蓋22aと底板22bはそれぞれ自動製パン器1の背面側に支点を有し、蓋22aは支点を中心として上向きに開き、底板22bは支点を中心として下向きに開く。使用者は蓋22aを開いて具材収容室22に具材を入れる。底板22bは図示しないバネにより開放方向に付勢されており、ロック装置23がそれを閉鎖位置に維持する。ロック装置23は蓋22aの下面に係合するロック爪23aと、ロック爪23aを係合位置から待避させるソレノイド23bを備え、制御部18の指令でロック解除を行う。
蓋体20には、具材収納室22よりも前方の位置に覗き窓24が設けられる。覗き窓24は、製パン原料の捏ね具合や発酵の程度、具材の投入状況、パンの焼け具合などを観察するのに用いられるものであり、耐熱ガラスがはめ込まれている。
蓋体20にはさらに、覗き窓24よりも手前側の位置に操作パネル25が配置される。操作パネル25には、図示は省略するが、パンの種類(小麦粉パン、米粉パン、具材入りパンなど)の選択キー、調理内容の選択キー、タイマーキー、スタートキー、取り消しキーなどといった操作キー群と、設定された調理内容やタイマー予約時刻などを表示する表示部が設けられている。
蓋体20には、具材収納室22よりも奥の位置に排気孔26が設けられる。排気孔26は焼成室11の内部の気体を外部に逃がすのに用いられる。
パン容器30はバケツのような形状をしており、口縁部には手提げ用のハンドル(図示せず)が取り付けられている。パン容器30の水平断面形状は、図2に見られる通り、四隅を丸めた矩形であり、その中心で回転羽根32が回転する。回転羽根32は、台座31の中心に軸支された回転軸33の上端の非円形断面部に単なるはめ込みで取り付けられており、工具を用いることなく着脱することができる。このため、異なる種類の回転羽根32に容易に交換可能である。
回転軸33は回転軸13に連結され、回転軸13より動力を伝達されるものであるが、その動力伝達手段としては台座31に囲い込まれるカップリング34が用いられる。すなわち、カップリング34を構成する2部材のうち、一方は回転軸33の下端に固定され、他方は回転軸13の上端に固定される。
台座31の外周面には、パン容器支持部12の内周面に形成された突起35aと共に周知のバヨネット結合部を構成する突起35bが形成されている。パン容器30を、突起35aと35が干渉しない角度に保ちつつ、台座31をパン容器支持部12の中に落とし込み、パン容器30をひねって突起35aの下に突起35bを係合させれば、パン容器30は上方に抜けなくなり、同時にカップリング34の連結も達成される。パン容器30のひねり方向は回転羽根32の回転方向に一致させてあるので、回転羽根32が回転してもパン容器30が外れることはない。ここでは、パン容器30のひねり方向と回転羽根32の回転方向は、共に上から見て時計方向に設定されている。
焼成室11の内部に配置された加熱装置40がパン容器30を包囲し、製パン原料を加熱する。加熱装置40については後で詳細に説明する。
自動製パン器1における製パン作業の概要は次の通りである。小麦粉、水、バターなどの製パン原料を入れたパン容器30を焼成室11に入れてパン容器支持部12に取り付け、回転軸33を回転軸13に連結した後、蓋体20を閉じる。具材収納室22には必要に応じて具材を入れておく。操作パネル25よりパンの種類や調理内容の入力を行い、スタートキーを押すと、製パン作業が開始される。
製パン作業の最初は混練工程である。制御部18はモータ15を駆動して回転羽根32を回転させ、また加熱装置40に通電して焼成室11の温度を上げる。回転羽根32が回転するに従い製パン原料は混練され、粘度の高いドー(dough)に転じて行く。回転羽根32がドーを振り回してパン容器30の内壁にたたきつけることにより、混練に「捏ね」の要素が加わることになる。なお具材入りパンの場合は、所定のタイミングで制御部18がロック装置23によるロックを解除することにより具材収容室22の底板22bが開き、具材収容室22に入れられていた具材が製パン原料に投入される。
混練工程を終えたら発酵工程に移る。制御部18は加熱装置40の通電を制御して焼成室11を所定の温度に維持し、製パン原料を発酵させる。
発酵工程後、制御部18は所定の通電パターンで加熱装置40に通電し、製パン材料をパンに焼き上げる。操作パネル25の表示部に製パン完了のサインが出るか、あるいは製パン完了の報知音があった後、使用者は蓋体20を開けてパン容器30を取り出す。
前述のように、パン容器30には水平断面積の異なる2種類のものがある。その1は図1、2に示すもの、その2は図3、4に示すものであり、正面から見た幅方向の寸法は両者同じであるが、前後方向の長さが異なる。すなわち前者の方が後者よりも大きい。そのため前者の方がより大きな水平断面積を有することになる。また高さに関しても、前者の方が後者より高い。これらが相まって前者の方が大容量となり、1.5斤の大きなパンが焼け、後者の方は1斤サイズのパンが焼けることになる。識別のため、前者には符号30に「A」を付して30Aと表示し、後者には符号30に「B」を付して30Bと表示する。
2種類のパン容器30A、30Bの受け入れを可能にするため、加熱装置40にはパン容器30を包囲する面積を変えられる仕組みが設けられている。以下、その仕組みについて説明する。
加熱装置40は、2個のシーズヒータ41、42により構成される。シーズヒータ41には耐熱ケーブル41aを通じて、シーズヒータ42には耐熱ケーブル42aを通じて、電流が供給される。図2に見られるように、シーズヒータ41、42はいずれも平面形状コ字形であり、シーズヒータ41はパン容器30Aの3辺に対向し、シーズヒータ42はパン容器30Aの残る1辺に対向している。シーズヒータ41の左右方向の内面間距離をWとし、シーズヒータ41のパン容器30A前面との対向面と、シーズヒータ42のパン容器30A後面との対向面の間の距離をDとして、W×Dを加熱装置40のパン容器包囲面積と定義する。ちなみにDには図の状況に応じて識別用数字「1」「2」「3」が付される。
シーズヒータ41は加熱装置40の固定部分を構成し、焼成室11の内壁の所定の高さのところに複数のステー43で水平に支持されている。シーズヒータ42もシーズヒータ41と同じ高さに配置されるが、こちらは可動部分であって、その両端部は焼成室11の側壁に設けられた耐熱物質製ブッシュ44を水平に、且つスライド可能に通り抜ける。シーズヒータ41の両端部は耐熱物質製ブッシュを介さないで焼成室11の側壁を通り抜ける。
シーズヒータ41、42の各両端部を受け入れるため、本体10の外殻には、背面側に膨らみ部10aが形成されている。膨らみ部10aは、シーズヒータ42を動かす駆動機構のハウジングともなっている。以下シーズヒータ42の駆動機構について説明する。
シーズヒータ42の両端部には、板金を折曲成型したビーム45が水平に掛け渡されている。ビーム45を押し引きすればシーズヒータ42はスライドする。ビーム45を押し引きする役目をするのは、焼成室11の周側壁11aの外面に固定された水平デッキ46とビーム45との間に挟まれたスライダ47である。図2に示すように、スライダ47には自動製パン器1の前後方向軸に対し斜めの角度をなす長穴47aが2個、左右に間隔を置いて形成されており、この2個の長穴47aのそれぞれに、ビーム45から上向きに突出するピン45aが係合している。
スライダ47には、左右の長穴47aの中間の位置に、シフトレバー48が固定されている。シフトレバー48は垂直に立ち上がり、水平デッキ46に形成された左右方向の長穴46a(図2参照)と、膨らみ部10aに形成された左右方向の長穴10b(図1参照)を通り抜けて膨らみ部10aの外に出る。シフトレバー48を操作してスライダ47を左右に動かせば、その左右の動きが斜めの長穴47aとこれに係合するピン45aにより、シーズヒータ42の前後方向の動きに転換される。スライダ47を動かす際にスライダ47が水平面内でふらつかないようにするため、スライダ47の角度を一定に保つガイド板46bが水平デッキ46に取り付けられている。
図1及び図2に示す状態では、スライダ47は正面から見て左側に寄せられており、シーズヒータ42は後方寄りに引かれている。この場合の加熱装置40のパン容器包囲面積はW×D1であり、パン容器30Aに適合する面積となっている。
図3及び図4に示す状態では、スライダ47は正面から見て右側に寄せられており、シーズヒータ42は前方寄りに押し出されている。この場合の加熱装置40のパン容器包囲面積はW×D2であり、パン容器30Bに適合する面積となっている。
図1及び図2に示す状態と、図3及び図4に示す状態とでは、パン容器30A、30Bに対する加熱条件はほぼ同じであり、パンの焼き上がりのムラは少ない。
第2実施形態を図5〜図8に示す。図5は自動製パン器の垂直断面図、図6は図5の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図、図7は図5と異なる大きさのパン容器を受け入れる設定とした自動製パン器の垂直断面図、図8は図7の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図である。
第2実施形態では、シーズヒータ41も可動部分となっている。シーズヒータ41の両端部は第1実施形態の場合よりも後方に長く延びており、そこに、ビーム45と同様のビーム49が掛け渡される。水平デッキ46とスライダ47も第1実施形態の場合より後方に長く延びており、スライダ47には、ビーム49から上向きに突出するピン49aが係合する長穴47bが2個、左右に間隔を置いて形成されている。長穴47bも自動製パン器1の前後方向軸に対し斜めの角度をなすが、その傾斜の方向は長穴47aと逆である。
図5及び図6に示す状態では、スライダ47は正面から見て左側に寄せられており、シーズヒータ42は後方寄りに引かれ、シーズヒータ41は第1実施形態の場合と同じ位置にある。この場合の加熱装置40のパン容器包囲面積はW×D1であり、パン容器30Aに適合する。
図7及び図8に示す状態では、スライダ47は正面から見て右側に寄せられ、シーズヒータ42は前方寄りに押し出される一方、シーズヒータ41は後方寄りに引かれる。その結果、寸法Dは第1実施形態のD2よりも短いD3となる。この場合の加熱装置40のパン容器包囲面積はW×D3であり、パン容器30Bに一層適合する。
第3実施形態を図9〜図12に示す。図9は、ある大きさのパン容器を受け入れる設定とした焼成室に、設定に適合したパン容器を入れるときの水平断面図、図10は、図9と同じ設定の焼成室に、設定に適合しないパン容器を入れるときの水平断面図である。図11は、異なる大きさのパン容器を受け入れる設定とした焼成室に、設定に適合したパン容器を入れるときの水平断面図、図12は、図11と同じ設定の焼成室に、設定に適合しないパン容器を入れるときの水平断面図である。
第3実施形態は、第2実施形態に次の構成要素を付加したものである。その構成要素とは、加熱装置のパン容器包囲面積の設定に適合しないパン容器の取り付けを阻害する阻害部材である。
阻害部材は、シーズヒータ41に固定された第1阻害部材50aと、パン容器30A、30Bに固定された第2阻害部材50bからなる。第1阻害部材50aは、シーズヒータ41の中で、焼成室11の左側内壁に平行する部分と右側内壁に平行する部分に1個ずつ固定され、前後方向の位置が互いに少し変えられている。第2阻害部材50bはパン容器30A、30Bの左右外壁から左右対称に突出するが、パン容器30Aとパン容器30Bの間で前後方向の位置が少し異なっている。
図9は加熱装置40のパン容器包囲面積をW×D1に設定した状況を示している。この場合は、大きい方のパン容器30Aにパン容器支持部12へのバヨネット結合角度をとらせたとき、第1阻害部材50aと第2阻害部材50bは上下に重なり合わない。すなわち、パン容器30Aを降下させて行っても第1阻害部材50aと第2阻害部材50bは干渉しない。このため、パン容器30Aをパン容器支持部12に取り付けることができる。
図10は、加熱装置40のパン容器包囲面積をW×D1に設定しておいて、小さい方のパン容器30Bを取り付けようとした状況を示している。この場合は第2阻害部材50bが第1阻害部材50aに重なる位置に来ているので、パン容器30Bを降下させてパン容器支持部12に取り付けることができない。つまり、加熱装置40の設定がパン容器30A用であるときは、パン容器30Bは取り付けられない、ということになる。
図11は加熱装置40のパン容器包囲面積をW×D3に設定した状況を示している。この場合は、小さい方のパン容器30Bにパン容器支持部12へのバヨネット結合角度をとらせたとき、第1阻害部材50aと第2阻害部材50bは上下に重なり合わない。すなわち、パン容器30Bを降下させて行っても第1阻害部材50aと第2阻害部材50bは干渉しない。このため、パン容器30Bをパン容器支持部12に取り付けることができる。
図12は、加熱装置40のパン容器包囲面積をW×D3に設定しておいて、大きい方のパン容器30Aを取り付けようとした状況を示している。この場合は第2阻害部材50bが第1阻害部材50aに重なる位置に来ているので、パン容器30Aを降下させてパン容器支持部12に取り付けることができない。またシーズヒータ41、42とパン容器30Aとの干渉も生じ、パン容器30Aを降下させることができない。つまり、加熱装置40の設定がパン容器30B用であるときは、パン容器30Aは取り付けられない、ということになる。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。例えば、加熱装置の設定を切り替えるメカニズムとして、上記各実施形態ではシフトレバーによりスライダを直接的に動かす構成を採用したが、スライダの移動メカニズムはこれに限られない。ラック・ピニオン機構、ベルクランク、トグルバネ、ソレノイド等、周知の機械要素を用いてスライダを動かすこととすることができる。また阻害部材を、加熱装置にではなく、別途焼成室内に配置したスライダに支持させて、加熱装置の負担を減らすようにすることもできる。
本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に広く利用可能である。
本発明の第1実施形態に係る自動製パン器の垂直断面図 図1の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図 図1と異なる大きさのパン容器を受け入れる設定とした自動製パン器の垂直断面図 図3の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図 本発明の第2実施形態に係る自動製パン器の垂直断面図 図5の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図 図5と異なる大きさのパン容器を受け入れる設定とした自動製パン器の垂直断面図 図7の自動製パン器の焼成室部分の水平断面図 本発明の第3実施形態に係る自動製パン器の焼成室部分の水平断面図で、ある大きさのパン容器を受け入れる設定とした焼成室に、設定に適合したパン容器を入れるときのもの 図9と同じ設定の焼成室に、設定に適合しないパン容器を入れるときの水平断面図 図9と異なる大きさのパン容器を受け入れる設定とした焼成室に、設定に適合したパン容器を入れるときの水平断面図 図11と同じ設定の焼成室に、設定に適合しないパン容器を入れるときの水平断面図
符号の説明
1 自動製パン器
10 本体
20 蓋体
30A、30B パン容器
40 加熱装置
41 シーズヒータ(固定部分)
42 シーズヒータ(可動部分)
47 スライダ
50a、50b 阻害部材

Claims (4)

  1. 製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン器において、
    前記焼成室内で前記パン容器を包囲する加熱装置のパン容器包囲面積を可変とし、水平断面積の異なる複数種類のパン容器を前記焼成室に受け入れ可能としたことを特徴とする自動製パン器。
  2. 前記加熱装置は固定部分と可動部分からなり、前記可動部分を動かすことにより前記パン容器包囲面積が変わることを特徴とする請求項1に記載の自動製パン器。
  3. 前記加熱装置は複数の可動部分の組み合わせからなり、前記可動部分を動かすことにより前記パン容器包囲面積が変わることを特徴とする請求項1に記載の自動製パン器。
  4. 前記加熱装置のパン容器包囲面積の設定に適合しないパン容器の取り付けを阻害する阻害部材が前記焼成室内に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動製パン器。
JP2008115711A 2008-04-25 2008-04-25 自動製パン器 Pending JP2009261694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115711A JP2009261694A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 自動製パン器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115711A JP2009261694A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 自動製パン器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009261694A true JP2009261694A (ja) 2009-11-12

Family

ID=41388307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008115711A Pending JP2009261694A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 自動製パン器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009261694A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103458700A (zh) * 2011-03-22 2013-12-18 布瑞威利私人有限公司 面包机及冰淇淋配件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103458700A (zh) * 2011-03-22 2013-12-18 布瑞威利私人有限公司 面包机及冰淇淋配件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5590583A (en) Appliance for making bread and for cooking bagels
JP2011045413A (ja) 自動製パン器
EP2308312A1 (en) Method for producing food dough to be cooked and method for producing bread
JP2010094419A (ja) 自動製パン器
JP2009261694A (ja) 自動製パン器
JP2009285062A (ja) 自動製パン器
JP2008178462A (ja) 調理器
JP2010000309A (ja) 自動製パン器
JP6028223B2 (ja) 自動製パン器
JP2014212866A (ja) 加熱調理器
JP5798993B2 (ja) 加熱調理器
JP2013063244A (ja) 自動製パン機
JP2010094418A (ja) 自動製パン器
JP4982155B2 (ja) 自動製パン器
JP2010094417A (ja) 自動製パン器
JP2010094416A (ja) 自動製パン器
JP2014035108A (ja) 加熱調理器
JP2010035910A (ja) 自動製パン器
JP4668856B2 (ja) 製パン機
JP2010094415A (ja) 自動製パン器
JP5957700B2 (ja) 自動製パン器
JP6672546B2 (ja) 調理器
JP2019050896A (ja) 加熱調理器
JP6196873B2 (ja) 加熱調理器
JP2010000156A (ja) 自動製パン器