JP2009261646A - 内視鏡の可撓管 - Google Patents

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Abstract

【課題】網状管の素線中にコーティング線が用いられていても、押出成型により均一な肉厚の外皮が網状管に被覆形成されて、細径内視鏡等であっても優れた耐久性を得ることができる内視鏡の可撓管を提供すること。
【解決手段】網状管20が螺旋管10の外周に被覆されて、可撓性を有する合成樹脂製の外皮30が押出成型で網状管20に被覆形成された内視鏡の可撓管であって、網状管20を構成する素線束200の中の少なくとも一本の素線として、金属細線22iに合成樹脂製のコーティング22cが施されたコーティング線22が用いられた内視鏡の可撓管において、コーティング線22の外径が、コーティング22cが施されていない他の金属細線21の外径と同サイズに形成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は内視鏡の可撓管に関する。
内視鏡の可撓管は一般に、螺旋管の外周に網状管が被覆されて、可撓性を有する合成樹脂製の外皮が網状管にさらに被覆された構成を有しており、その中層を形成する網状管は、金属細線からなる複数の素線が並置された素線束を複数編組して筒状に形成されたものである。
ただし、外皮が押出成型で網状管に被覆形成された可撓管の場合、使用時に繰り返し屈曲されても外皮が網状管から剥離しないように、複数の素線が並置された素線束の中の少なくとも一本の素線として、金属細線に合成樹脂製のコーティングが施されたコーティング線を用いることにより、コーティング線のコーティング部分が押出成型時の熱で外皮と溶融一体化して強力に結合するようにしている(例えば、特許文献1)。
特開平10−127572
図5は、特許文献1に記載された従来の内視鏡の可撓管の側面部分拡大断面図であり、網状管中には、金属細線からなる複数の素線91,92が並置された素線束の中に、金属細線92iに合成樹脂製のコーティング92cが施されたコーティング線92が用いられていて、そのコーティング92c部分が押出成型時の熱で外皮93と溶融一体化している。94は螺旋管の外周面である。
しかし、そのようなコーティング線92はコーティング92cが施されていない他の素線91より外径が太くなるので、押出成型で網状管に被覆形成される外皮93の肉厚が、コーティング線92に面する部分だけ薄くなり、特にコーティング線92どうしが重なり合う部分ではそれが顕著になる。
もっとも、いわゆる太径内視鏡の場合には、全体として外皮93の肉厚が0.5mmを越える程度に確保されているので、外皮93に僅かな肉厚不足箇所があってもさほど問題にならない。
しかし、例えば全体として外皮93の肉厚が0.2mmにも満たないような細径内視鏡の場合には、外皮93の肉厚不足箇所において、押出成型による外皮形成がうまくいかなかったり、可撓管の耐久性(例えば、繰り返し屈曲された時の耐久性)が大幅に低下してしまう場合がある。
本発明は、網状管の素線中にコーティング線が用いられていても、押出成型により均一な肉厚の外皮が網状管に被覆形成されて、細径内視鏡等であっても優れた耐久性を得ることができる内視鏡の可撓管を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の可撓管は、金属細線からなる複数の素線が並置された素線束を複数編組して筒状に形成された網状管が螺旋管の外周に被覆されて、可撓性を有する合成樹脂製の外皮が押出成型で網状管に被覆形成された内視鏡の可撓管であって、網状管を構成する素線束の中の少なくとも一本の素線として、金属細線に合成樹脂製のコーティングが施されたコーティング線が用いられた内視鏡の可撓管において、コーティング線の外径が、コーティングが施されていない他の金属細線の外径と同サイズに形成されているものである。
なお、コーティング線に用いられている金属細線の外径が、コーティングが施されていない金属細線の外径の0.2〜0.9倍の範囲にあるとよく、素線束中のコーティング線の本数が、素線束中の素線の総数の半分未満であってもよい。また、コーティングが外皮と同じ又は同系統の合成樹脂で形成されているとよく、コーティング線が素線束の両端位置のみに配置されていてもよい。
本発明によれば、コーティング線の外径が、コーティングが施されていない他の金属細線の外径と同サイズに形成されていることにより、網状管の素線中にコーティング線が用いられていても、押出成型により均一な肉厚の外皮が網状管に被覆形成され、また、押出成型が行われる際に網状管の素線束全体が螺旋管の外周面に一様によく密着して素線束の配列状態等に乱れが発生しないので、外皮が良好に被覆成形されて、細径内視鏡等であっても優れた耐久性を得ることができる。
金属細線からなる複数の素線が並置された素線束を複数編組して筒状に形成された網状管が螺旋管の外周に被覆されて、可撓性を有する合成樹脂製の外皮が押出成型で網状管に被覆形成された内視鏡の可撓管であって、網状管を構成する素線束の中の少なくとも一本の素線として、金属細線に合成樹脂製のコーティングが施されたコーティング線が用いられた内視鏡の可撓管において、コーティング線の外径が、コーティングが施されていない他の金属細線の外径と同サイズに形成されている。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は、内視鏡の可撓管を2段階に部分的に切除して示しており、10は、ステンレス鋼又は銅合金等のような金属帯材を一定の径で螺旋状に隙間をあけて巻いて形成された螺旋管であり、一重又は二重以上の多重に巻いて形成されている。
20は、螺旋管10の外周部に密着して被覆された網状管であり、ステンレス鋼又は銅合金等の金属細線からなる複数の素線21,22を平行に並べた素線束200を複数編組して、伸縮性のある筒状に形成されたものである。
素線束200を構成する素線21,22の数は、例えば4〜16本程度であり、ここでは10本程度の素線21,22により素線束200が形成されている。螺旋管10と網状管20とは、両端部において半田付け等で互いに固着されている。
網状管20の外周には、例えばポリウレタン樹脂等のような可撓性を有する合成樹脂製の外皮30が、押出成型(即ち、溶融状態の合成樹脂を網状管20の外周に被覆した後、そのまま冷却硬化)により被覆形成され、素線束200どうしの隙間部分においては外皮30の層が螺旋管10の外周面に達している。
素線束200の素線21,22の本数等を一部省略して示す図1に示されるように、網状管20を形成する素線束200の中の少なくとも一本(この例では2本)の素線として、金属細線22iに合成樹脂製のコーティング22cが施されたコーティング線22が用いられ、そのコーティング22c部分が押出成型時の熱で外皮30と溶融一体化して強力に結合している。
コーティング22cは、外皮30との結合をよくするために外皮30と同じ又は同系統の合成樹脂で形成されている。なお、素線束200中のコーティング線22の本数は、網状管20の機械的強度低下等を考慮して、素線束200中の素線21,22の総数の半分未満に設定するとよい。
図3に部分的に抜き出して拡大図示されているように、コーティング線22は、その外径(即ち、コーティング22c部分の外径)が、コーティング22cが施されていない他の金属細線21の外径と同サイズに形成されている。
したがって、コーティング線22に用いられている金属細線22iは、コーティング22cが施されていない金属細線21より細い線で形成されており、コーティング線22の金属細線22iの外径は、コーティング22cが施されていない他の金属細線21の外径の0.2〜0.9倍の範囲に設定されている。
その結果、図1に示されるように、コーティング線22の有る部分とない部分とで素線束200に凸凹が発生せず、素線束200の厚みが均一化されるので、外皮30が網状管20に均一な肉厚で一様に被覆形成されて、細径内視鏡等であっても優れた耐久性を得ることができる。図1中の符号11は、螺旋管10の外周である。
また、網状管20の素線束200の厚みに凹凸があると、素線束200全体が螺旋管10の外周面に一様によく密着した状態になり難いので、外皮30が押出成型で網状管20に被覆形成される工程の際に、素線束200の配列状態等に乱れが発生して外皮30が良好に被覆形成されないおそれがあるが、コーティング線22の有る部分とない部分とで網状管20の素線束200の厚みに凹凸がないことにより、素線束200全体が螺旋管10の外周面に一様によく密着するので、外皮30が押出成型で網状管20に被覆形成される工程の際に、素線束200の配列状態等に乱れが発生せず、外皮30が良好に被覆形成される。また、各素線束200中において、コーティング線22より非コーティング線(金属細線21)の方が本数が多いので、押出成型時にコーティング22cが溶けた時も乱れが発生しない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図4に示されるように、コーティング線22を各素線束200の両端位置のみに配置することにより、可撓管の全長及び全周にわたり外皮30との均一且つ規則的な結合強度が得られ、可撓性と耐久性がより安定する。
本発明の第1の実施例の内視鏡の可撓管の一部を省略して示す側面部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施例の内視鏡の可撓管を2段階に部分的に切除して示す側面図である。 本発明の第1の実施例の内視鏡の可撓管における網状管の一部の素線を抜き出して示す部分斜視図である。 本発明の第2の実施例の内視鏡の可撓管の一部を省略して示す側面部分拡大断面図である。 従来の内視鏡の可撓管の側面部分拡大断面図である。
符号の説明
10 螺旋管
20 網状管
21 金属細線(素線)
22 コーティング線(素線)
22c コーティング
22i 金属細線
30 外皮
200 素線束

Claims (5)

  1. 金属細線からなる複数の素線が並置された素線束を複数編組して筒状に形成された網状管が螺旋管の外周に被覆されて、可撓性を有する合成樹脂製の外皮が押出成型で上記網状管に被覆形成された内視鏡の可撓管であって、上記網状管を構成する素線束の中の少なくとも一本の素線として、金属細線に合成樹脂製のコーティングが施されたコーティング線が用いられた内視鏡の可撓管において、
    上記コーティング線の外径が、上記コーティングが施されていない他の金属細線の外径と同サイズに形成されていることを特徴とする内視鏡の可撓管。
  2. 上記コーティング線に用いられている金属細線の外径が、上記コーティングが施されていない金属細線の外径の0.2〜0.9倍の範囲にある請求項1記載の内視鏡の可撓管。
  3. 上記素線束中の上記コーティング線の本数が、上記素線束中の素線の総数の半分未満である請求項1又は2記載の内視鏡の可撓管。
  4. 上記コーティングが上記外皮と同じ又は同系統の合成樹脂で形成されている請求項1ないし3のいずれかの項に記載の内視鏡の可撓管。
  5. 上記コーティング線が上記素線束の両端位置のみに配置されている請求項1ないし4のいずれかの項に記載の内視鏡の可撓管。
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