JP2009260948A - 音声処理装置 - Google Patents

音声処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009260948A
JP2009260948A JP2009064510A JP2009064510A JP2009260948A JP 2009260948 A JP2009260948 A JP 2009260948A JP 2009064510 A JP2009064510 A JP 2009064510A JP 2009064510 A JP2009064510 A JP 2009064510A JP 2009260948 A JP2009260948 A JP 2009260948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
sound collection
sub
microphone array
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009064510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5293305B2 (ja
Inventor
Toshiaki Ishibashi
利晃 石橋
Norifumi Ukai
訓史 鵜飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2009064510A priority Critical patent/JP5293305B2/ja
Priority to CN2009801110307A priority patent/CN101981943B/zh
Priority to US12/934,757 priority patent/US20110019836A1/en
Priority to EP09724331.5A priority patent/EP2262278B1/en
Priority to PCT/JP2009/056382 priority patent/WO2009119844A1/ja
Publication of JP2009260948A publication Critical patent/JP2009260948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5293305B2 publication Critical patent/JP5293305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/32Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
    • H04R1/40Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers
    • H04R1/406Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers microphones

Abstract

【課題】ユーザの使用ケースに応じて収音範囲を変更することができる音声処理装置を提供することにある。
【解決手段】放収音装置1は、機構的に、略三角形状の主筐体10と二個の直方体形状の副筐体11,12とにより構成される。主筐体10には、略中心付近にスピーカSPが設置され、正面方向側壁から外方を収音領域とするマイクアレイ1150が設置される。副筐体11,12には、それぞれ、主筐体10の異なる一側壁に当接した状態で、主筐体10側と反対の外方を収音方向として、マイクアレイ1151,1152が設置される。また、副筐体11,12は、主筐体10に対して回動可能に接続される。放収音装置1は、主筐体10に対する副筐体11,12の回動量に応じて、各マイクアレイ1150〜1152の収音に基づく複数の収音ビーム信号MB10〜MB12を形成して位相制御及び加算処理を行う。
【選択図】 図3

Description

この発明は、連結された複数のマイクアレイの回動量に応じた収音制御を行い、収音ビーム信号を形成する音声処理装置に関する。
従来、スピーカから放音した音声信号をマイクが収音することにより発生するハウリングやエコー等を抑圧した音声処理装置が各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の音声会議装置は、筐体の中央にスピーカを設け、筐体の四隅にマイクを設ける。このマイクを弾性体で包み、筐体の外部へ突出させることで、特許文献1の音声会議装置では、筐体内部を伝搬したスピーカからの放音信号をマイクが収音しないようにしている。
特開平08−298696号公報
しかしながら、特許文献1の音声会議装置では、筐体の全周囲から音声を収音することができるが、収音指向性を制御することで、特定の方向から音声を収音する等のことができない。
そこで、全周囲からの音声を収音したり、特定方向からの音声を収音したりする等の複数の収音指向性パターンを実現することができる音声処理装置を提供する。
この発明の音声処理装置は、側壁にマイクアレイが設置された主筐体と、マイクアレイが設置された複数の副筐体とを備える。音声処理装置は、主筐体のマイクアレイが設置された一辺の両端を回動中心として、各副筐体を回動可能に接続する。音声処理装置は、主筐体に対する各副筐体の回動量を検出して、当該回動量から主筐体に対する各副筐体の相対位置を検出する。音声処理装置は、主筐体の各副筐体に対する相対位置に応じて、主筐体及び各副筐体のマイクアレイが収音した音声信号に基づいて、複数の収音ビーム信号を生成する。
これにより、音声処理装置は、各副筐体を回動させるだけで、収音範囲を容易に変更することができる。また、ユーザの使用ケースに応じて収音範囲を変更することができる。
また、この発明の音声処理装置は、主筐体にスピーカを備える構成としてもよい。この場合、音声処理装置は、各収音ビーム信号の位相制御及び加算処理を行うことで、加算後の音声信号における前記スピーカの放音音声成分を抑圧する。
これにより、音声処理装置は、スピーカから放音できるとともに、収音音声に含まれるスピーカの放音音声成分を抑圧することができる。この結果、ハウリングやエコーの発生を抑えるとともに、エコーキャンセラの負荷を低減することができる。
更に、この発明の音声処理装置は、主筐体及び各副筐体の全てのマイクアレイを用いて全方位が収音範囲となる全方位収音用配置(例えば、図3、図6、図9に示す状態)であることを検出すると、全方位を均等に収音して前記複数の収音ビーム信号を形成し、各収音ビーム信号の主方位同士が成す角に基づいて、各収音ビーム信号の位相を制御して加算する構成としてもよい。
これにより、音声処理装置は、収音音声に含まれるスピーカの放音音声成分を抑圧するとともに、装置の全周囲から均等に収音することができる。
加えて、この発明の音声処理装置は、副筐体の回動により、全方位収音用配置と異なり、各副筐体のマイクアレイの端部(主筐体と接続される側の端部と反対側の端部)が、主筐体のマイクアレイが設置された一辺の延長線を超えていないこと(例えば、図4、図7、図10に示す状態)を検出すると、各副筐体のマイクアレイに垂直な方向より正回動方向(副筐体の側壁から延長線に向かって回動する方向)側に収音ビーム信号を形成する構成としてもよい。
音声処理装置は、ユーザが着席しないであろう方向からの音声を収音しないことで、スピーカからの放音音声をできるだけ収音しない。この結果、音声処理装置は、スピーカの放音に基づく収音音声をより抑圧することができる。
また、この発明の音声処理装置は、副筐体の回動により、主筐体のマイクアレイが設置された一辺の延長線を各副筐体が超えたこと(例えば、図5、図8、図11に示す状態)を検出すると、主筐体の収音に基づく収音ビーム信号を加算せず、各副筐体の収音に基づく収音ビーム信号のみを加算する。
音声処理装置は、主筐体にスピーカが設置されており、主筐体のマイクアレイがスピーカの位置に最も近いため、主筐体の収音に基づく収音ビーム信号にスピーカからの放音音声信号を最も多く含む。音声処理装置は、主筐体の収音に基づく収音ビーム信号を加算しないため、収音音声に含まれるスピーカの放音音声成分をより抑圧することができる。
この発明の音声処理装置は、各副筐体を回動させるだけで、収音範囲を容易に変更することができ、ユーザの使用ケースに応じて収音範囲を変更することができる。
本実施形態の放収音装置の基本姿勢での平面図である。 本実施形態の放収音装置の機能ブロック図である。 放収音装置の周囲に着席する例を示す図である。 放収音装置の前面に複数人が着席する例を示す図である。 放収音装置の前面に一人が着席する例を示す図である。 実施例2の放収音装置の周囲に着席する例を示す図である。 実施例2の放収音装置の前面に複数人が着席する例を示す図である。 実施例2の放収音装置の前面に一人が着席する例を示す図である。 実施例3の放収音装置の周囲に着席する例を示す図である。 実施例3の放収音装置の前面に複数人が着席する例を示す図である。 実施例3の放収音装置の前面に一人が着席する例を示す図である。
放収音装置(本発明の音声処理装置に相当する。)1の機能・構成について図1,2を参照して説明する。図1は、本実施形態の放収音装置の基本姿勢での平面図である。図2は、本実施形態の放収音装置の機能ブロック図である。この放収音装置1は、通信機能を備えたパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す。)に接続され、PCを介して、他の音声通信装置やテレビ会議装置等と音声通信を行う。
図1に示すように、放収音装置1は、機構的に、主筐体10と当該主筐体10に対して回動可能に設置された二個の副筐体11,12とにより構成される。なお、以下の説明では、主筐体10及び副筐体11,12にそれぞれ設置されるマイクMIC数は四台ずつであり、主筐体10に設置されるスピーカSP数は二台であるが、マイクMIC数及びスピーカSP数は仕様に応じて適宜設定すればよい。
主筐体10は、平面視した形状が略三角形状であり、側壁に沿ってマイクMICが設置できる程度の厚みからなる。主筐体10には、三つの側壁があり、正面方向側壁(図1における下方向に壁面を有する側壁)の内側には、四台のマイクMICが正面方向側壁から外方に向く方向を収音方向として設置されている。四台のマイクMICは正面方向側壁に平行に所定間隔で配列され、これら四台のマイクMICにより正面方向側壁から外方を収音領域とするマイクアレイ1150が構成される。
主筐体10の上面(図1で平面視される面)には、複数の操作子からなる操作部110が設置されている。複数の操作子は、図1に示すように正面方向側壁に平行に配列される。ここで、複数の操作子は、例えば、放収音の開始・終了を受け付ける操作子や、放音音声のボリューム調整を受け付ける操作子や、マイクミュートを受け付ける操作子等である。
主筐体10を平面視した三角形の略中心付近の内部には、二台のスピーカSPが正面方向側壁に平行で且つステレオスピーカ制御が可能な間隔で設置されている。また、主筐体10の上面壁の操作部110以外の領域及び正面方向側壁はメッシュ加工されている。
主筐体10の正面方向側壁の対角に相当する部分には、図示しないが、入出力I/F113(図2参照)として、USB接続端子、アナログオーディオIN端子、アナログオーディオOUT端子、及び電源入力端子が設置されている。
主筐体10の正面方向側壁の両端の角に相当する部分のそれぞれは、副筐体11,12との回動接続部13A,13Bであり、当該回動接続部13A,13Bを回動中心として、副筐体11,12が主筐体10に対して回動する。この回動接続部13A,13Bには、ロータリエンコーダ1121,1122(図2参照)が設置されており、ロータリエンコーダ1121で副筐体11の回動量に応じた回動検出信号を取得し、ロータリエンコーダ1122で副筐体12の回動量に応じた回動検出信号を取得する。
副筐体11,12は、長辺方向の長さが主筐体10の三角形の一辺と略同じであり、短辺方向の長さが所定長からなり、厚みが主筐体10と同じ略直方体形状からなる。副筐体11,12は、長辺方向の一端が回動接続部13A,13Bで主筐体10に接続されている。そして、副筐体11,12は、主筐体10に長辺方向の全辺が当接する状態を回動範囲の一方端とし、長辺方向と主筐体10の正面方向側壁とが平行になる位置を経て、主筐体10の正面方向側壁よりさらに正面方向へ突出する所定角度となる位置を回動範囲の他方端とする範囲で回動する。
副筐体11には、主筐体10の一側壁(図1の場合、向かって右上側になる側壁)に当接した状態で、主筐体10側と反対の外方(図1の場合の向かって右上側方向)を収音方向として、四台のマイクMICが設置されている。これらのマイクMICは、副筐体11の長辺方向に沿って所定間隔で配列され、これら四台のマイクMICにより副筐体11のマイクMIC設置側面から外方を収音領域とするマイクアレイ1151が構成される。
副筐体12には、主筐体10の一側壁(図1の場合、向かって左上側になる側壁)に当接した状態で、主筐体10側と反対の外方(図1の場合の向かって左上側方向)を収音方向として、四台のマイクMICが設置されている。これらのマイクMICは、副筐体12の長辺方向に沿って所定間隔で配列され、これら四台のマイクMICにより副筐体12のマイクMIC設置側面から外方を収音領域とするマイクアレイ1152が構成される。
これらマイクアレイ1151,1152の各マイクMICでの収音信号は、回動接続部13A,13Bを介して主筐体10の収音ビーム形成部116(図2参照)へ与えられる。
更に図2に示すように、放収音装置1は、上述の入出力I/F113、操作部110、マイクアレイ1150〜1152、ロータリエンコーダ1121,1122とともに、主筐体10内に機能部として、制御部111、放音制御部114、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117(収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、本発明の収音制御手段に相当する。)、エコーキャンセラ118、及びスピーカSPを備える。
制御部111は、放収音装置1の全体制御を行う。制御部111は、操作部110の各操作子により入力されたコマンドに基づいて制御を行う。例えば、制御部111は、放収音の開始・終了の操作入力を受け付けると、放音制御部114に対して放音音声信号の放音開始指示及び放音終了指示を行い、収音ビーム合成部117に対して収音ビーム信号MBの出力開始指示及び出力終了指示を行う。制御部111は、放音音声のボリューム調整の操作入力を受け付けると、放音制御部114に対してボリューム調整の放音制御指示を行う。制御部111は、マイクミュートの操作入力を受け付けると、収音ビーム合成部117に対して収音ビーム信号MBの出力停止指示を行うとともに、マイクミュートの操作子を点滅させる。
また、制御部111は、入出力I/F113から入力された放音指向性情報付きの放音音声信号から放音指向性情報を取得し、放音制御部114へ放音指向性指示を与える。
更に、制御部111は、ロータリエンコーダ1121,1122からの回動検出信号の値(回動量)に基づいて、収音指向性及び出力用音声信号を決定し、該収音指向性を形成させる収音指向性指示を収音ビーム形成部116へ与える。また、制御部111は、出力用音声信号を選択取得させる出力用音声信号指示を収音ビーム合成部117へ与える。制御部111は、回動量の変化を検出する(副筐体11,12の回動を検出する)と、その都度、検出した回動量に応じた収音指向性及び出力用音声信号を決定し、収音指向性指示を収音ビーム形成部116へ与え、出力用音声信号指示を収音ビーム合成部117へ与える。なお、主筐体10に対する副筐体11,12の回動量に基づく、収音制御の詳細について、後述する。
入出力I/F113は、上述のような構成からなり、本実施形態では、USBケーブルを介してPCに接続する。入出力I/F113は、放音音声信号の受信、収音ビーム信号MBの送信を行う。入出力I/F113は、放音音声信号とともに放音指向性情報を受信すると、放音指向性情報を制御部111へ与え、エコーキャンセラ118を介して放音音声信号を放音制御部114へ与える。また、入出力I/F113は、制御部111とPCとの間の各種制御信号の送受信を行う。
放音制御部114は、入出力I/F113を介して取得した放音音声信号と、制御部111からの放音指向性指示とに基づいて、二台のスピーカSPのそれぞれに与える個別放音駆動信号を生成する。具体的には、放音制御部114は、モノラル再生やステレオダイポール再生等を実現するような信号処理を施した個別放音駆動信号を生成して、二台のスピーカSPへ出力する。この際、放音制御部114は、ボリューム調整の放音制御指示に応じて、個別放音駆動信号の信号レベル制御を行う。
二台のスピーカSPは、上述のような予め設定された間隔で配置され、個別放音駆動信号により放音する。二台のスピーカSPの間隔と、それぞれに与えられる個別放音駆動信号とは、予めステレオスピーカとして機能するように設定されており、これらの条件により、ステレオ放音を実現する。
マイクアレイ1150の四台のマイクMICは、主筐体10の正面方向側壁の外方からの音声を収音して収音信号を生成する。マイクアレイ1151の四台のマイクMICは、副筐体11のマイク設置面の外方からの音声を収音して収音信号を生成し、マイクアレイ1152の四台のマイクMICは、副筐体12のマイク設置面の外方からの音声を収音して収音信号を生成する。
収音ビーム形成部116は、各マイクアレイ1150〜1152のマイクMICでの収音信号に対して、制御部111から与えられた収音指向性指示に基づく遅延処理や加算処理を行うことで、収音ビーム信号MB10〜MB12を形成し、収音ビーム合成部117へ出力する。
収音ビーム合成部117は、収音ビーム形成部116から収音ビーム信号MB10〜MB12が入力されると、制御部111から与えられた出力用音声信号指示に基づいて、出力する収音ビーム信号を選択する。また、収音ビーム合成部117は、選択した収音ビーム信号に対して、位相制御を行い、加算して収音ビーム信号MBを形成し、エコーキャンセラ118へ出力する。
エコーキャンセラ118は、適応型フィルタと、加算器を含むポストプロセッサとを備える。適応型フィルタは放音音声信号に基づく疑似回帰音信号を生成して、ポストプロセッサの加算器へ疑似回帰音信号を与える。ポストプロセッサの加算器は、収音ビーム信号MBから疑似回帰音信号を減算することでエコーキャンセルして、入出力I/F113へ出力する。この際、ポストプロセッサは、出力結果を適応型フィルタにフィードバックする。
次に、主筐体10に対する副筐体11,12の回動量に基づく、収音制御の詳細について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、放収音装置の周囲に着席する例を示す図である。図4は、放収音装置の前面に複数人が着席する例を示す図である。図5は、放収音装置の前面に一人が着席する例を示す図である。
まず、収音ビーム信号MB10〜MB12の収音方向について詳述する。図3〜図5に示すように、収音ビーム信号MB10は、収音ビーム信号MB10A〜MB10Cの少なくとも1つの収音ビーム信号を含む。収音ビーム信号MB10Aの収音方向は、マイクアレイ1150に対して垂直な方向であり、収音ビーム信号MB10Bの収音方向は、収音ビーム信号MB10Aの収音方向に対して時計回り方向に45度傾斜した方向である。また、収音ビーム信号MB10Cの収音方向は、収音ビーム信号MB10Aの収音方向に対して反時計回り方向に45度傾斜した方向である。
また、収音ビーム信号MB11は、収音ビーム信号MB11A〜MB11Cの少なくとも1つの収音ビーム信号を含み、収音ビーム信号MB12は、収音ビーム信号MB12A〜MB12Cの少なくとも1つの収音ビーム信号を含む。収音ビーム信号MB11A,MB12Aの収音方向は、マイクアレイ1151,1152に対してそれぞれ垂直な方向であり、収音ビーム信号MB11B,MB12Bの収音方向は、収音ビーム信号MB11A,MB12Aの収音方向に対して、それぞれ時計回り方向に45度傾斜した方向である。また、収音ビーム信号MB11C,MB12Cの収音方向は、収音ビーム信号MB11A,MB12Aの収音方向に対して、それぞれ反時計回り方向に45度傾斜した方向である。
以下、収音制御について説明する。図3に示すように、副筐体11,12の長辺方向の全辺が主筐体10に当接する回動状態(マイクアレイ1150〜1152を用いて全方位を収音範囲とする状態、回動量が0度の場合)では、放収音装置1の周囲を均等に収音することができるので、放収音装置1の周囲に複数人のユーザ200〜202が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、次の第1の処理を行う。
収音ビーム形成部116は、主筐体10のマイクアレイ1150が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB10A〜MB10Cを形成する。また、収音ビーム形成部116は、副筐体11のマイクアレイ1151が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB11A〜MB11Cを形成する。更に、収音ビーム形成部116は、副筐体12のマイクアレイ1152が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB12A〜MB12Cを形成する。そして、収音ビーム合成部117は、収音ビーム信号MB10A〜MB10C,MB11A〜MB11C,MB12A〜MB12Cに対して回動角に応じた位相制御を行い、その後加算して、収音ビーム信号MBを形成する。
具体的には、収音ビーム合成部117は、収音ビーム信号MB11Aの位相を収音ビーム信号MB10Aに対してマイクアレイ1150とマイクアレイ1151との角度差に等しい位相差分ずらす。同様に、収音ビーム信号MB11B,MB11Cの位相を収音ビーム信号MB10B,MB10Cに対してそれぞれマイクアレイ1150とマイクアレイ1151との角度差に等しい位相差分ずらす。また、収音ビーム信号MB12Aの位相を収音ビーム信号MB10Aに対してマイクアレイ1150とマイクアレイ1152との角度差に等しい位相差分ずらす。同様に、収音ビーム信号MB12B,MB12Cの位相を収音ビーム信号MB10B,MB10Cに対してそれぞれマイクアレイ1150とマイクアレイ1152との角度差に等しい位相差分ずらす。そして、収音ビーム信号MB10A〜MB10C,MB11A〜MB11C,MB12A〜MB12Cを加算する。このように、マイクアレイ1150に対するマイクアレイ1151,1152の角度と等しいだけ位相をずらすことにより、放収音装置1は、筐体の全周囲から均等に収音するとともに、各マイクアレイ1150〜1152が収音したスピーカSPからの放音音声信号を取り除くことができる。
図4に示すように、副筐体11,12の長辺方向の辺が主筐体10に当接しない回動状態から、主筐体10の正面方向側壁と平行な回動状態の間では(回動量が0度を超え、120度以下の場合)、主筐体10の正面方向側壁の背面方向側にディスプレイを設置し、主筐体10の正面方向側壁の正面方向側に複数人のユーザ200〜202が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、次の第2の処理を行う。
収音ビーム形成部116は、主筐体10のマイクアレイ1150が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB10A〜MB10Cを形成する。また、収音ビーム形成部116は、副筐体11のマイクアレイ1151が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB11A,MB11Bを形成する。更に、収音ビーム形成部116は、副筐体12のマイクアレイ1152が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB12A,MB12Cを形成する。そして、収音ビーム合成部117は、収音ビーム信号MB10A〜MB10C,MB11A,MB11B,MB12A,MB12Cに対して回動角に応じた位相制御を行い、その後加算して、収音ビーム信号MBを形成する。以上のように、この使用態様では、放収音装置1は、ユーザが着席していないであろう方向からの音声信号を収音しないことで、スピーカの放音音声信号をできるだけ収音しないとともに、スピーカSPからの放音音声信号の影響を抑圧することができる。
図5に示すように、副筐体11,12の長辺方向の辺が、主筐体10の正面方向側壁と平行な回動状態を超え、主筐体10の正面方向側壁より主筐体10の正面方向へ突出する回動状態(回動量が120度を超える場合)では、主筐体10の正面方向側壁の正面方向側に一人のユーザ200が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、次の第3の処理を行う。
収音ビーム形成部116は、主筐体10のマイクアレイ1150が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB10A〜MB10Cを形成する。また、収音ビーム形成部116は、副筐体11のマイクアレイ1151が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB11A,MB11Bを形成する。更に、収音ビーム形成部116は、副筐体12のマイクアレイ1152が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB12A,MB12Cを形成する。そして、収音ビーム合成部117は、収音ビーム信号MB11A,MB11B,MB12A,MB12Cに対して回動角に応じた位相制御を行い、その後加算して、収音ビーム信号MBを形成する。以上のように、放収音装置1は、スピーカからの放音音声信号を最も収音しやすい主筐体10のマイクアレイ1150が収音した収音ビーム信号を加算しないので、スピーカSPからの放音音声信号の影響を抑圧することができる。なお、この使用態様では、収音ビーム形成部116は、主筐体10のマイクアレイ1150が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB10A〜MB10Cを形成したが、形成しなくてもよい。
以上のように、放収音装置1は、副筐体11,12を回動させるだけで、収音範囲を容易に変更することができ、ユーザの使用ケースに応じて収音範囲を変更することができる。また、放収音装置1は、使用態様に応じた収音制御を行うとともに、各マイクアレイ1150〜1152が収音したスピーカSPからの放音音声信号を抑圧することができるので、エコーキャンセラ118の負荷を低減することができる。
なお、本実施形態では、ロータリエンコーダ1121,1122からの回動量に基づいて、制御部111が収音指向性及び出力用音声信号を決定した。しかし、制御部111は、回動量をPCへ出力し、PC側で収音指向性及び出力用音声信号を決定してもよい。これにより、放収音装置1の負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、ロータリエンコーダ1121,1122を用いて回動量を検出した。しかし、主筐体10に対する副筐体の変位を検出できればよいので、他の手段を用いてもよい。
加えて、本実施形態では、収音ビーム信号MB10A〜MB10C,MB11A〜MB11C,MB12A〜MB12Cを形成した。しかし、収音ビーム信号数はこれに限らず、仕様に応じて適宜設計すればよい。例えば、主筐体10のマイクアレイ1150がマイクアレイに対して垂直な方向の収音ビーム信号MB10Aと、収音ビーム信号MB10Aの収音方向に対して時計回りに30度傾斜した方向の収音ビーム信号と、収音ビーム信号MB10Aの収音方向に対して時計回りに60度傾斜した方向の収音ビーム信号と、収音ビーム信号MB10Aの収音方向に対して反時計回りに30度傾斜した方向の収音ビーム信号と、収音ビーム信号MB10Aの収音方向に対して反時計回りに60度傾斜した方向の収音ビーム信号と、を形成してもよい。
また、本実施形態では、スピーカSPを備える放収音装置1を例にあげて説明したが、スピーカSPを備えない収音装置であってもよい。この場合、収音装置にスピーカ装置を外部接続して用いればよい。また、収音機能のみを使用する場合、スピーカ装置は不要である。
他の実施形態に係る放収音装置2について、図6〜図8を参照して説明する。図6は、放収音装置の周囲に着席する例を示す図である。図7は、放収音装置の前面に複数人が着席する例を示す図である。図8は、放収音装置の前面に一人が着席する例を示す図である。放収音装置2は、平面視して、主筐体10’の形状が略楕円状である点で、放収音装置1と相違する。以下、放収音装置1との相違点についてのみ説明する。
図6に示すように、放収音装置2の主筐体10’は、楕円柱形状からなる。放収音装置2は、主筐体10’の正面方向側壁(図6における下方向に壁面を有する側壁、楕円の長軸と平行とする外周の側壁)の内側に、マイクアレイ1150の四台のマイクMICを正面方向側壁から外方に向く方向を収音方向として設置する。四台のマイクMICは、楕円の長軸に平行に配列される。
放収音装置2は、主筐体10’を平面視した楕円の略中心付近の内部には、正面方向側壁に平行に二台のスピーカSPを設置する。スピーカSPは、主筐体10’の上面(図6で平面視される面)から外方に向く方向を放音方向とするように設置される。
放収音装置2は、主筐体10’の上面には、複数の操作子からなる操作部110を設置する。複数の操作子は、楕円の長軸に平行に配列される。
放収音装置2は、主筐体10’のマイクアレイ1150の両端に、それぞれ副筐体11,12との回動接続部13A,13Bを設け、当該回動接続部13A,13Bを回動中心として、副筐体11,12が主筐体10’に対して回動する。
放収音装置2の基本姿勢は、図6に示すように、各副筐体11,12が主筐体10’の上面から内方に向く方向に回動しており、これ以上回動できない状態となる。この際、各副筐体11,12の端部(主筐体10’に接続されていない側の端部)が最も近づく。
放収音装置2は、副筐体11,12の回動量に応じて、次のように収音ビーム信号MBを生成する。放収音装置2の基本姿勢(マイクアレイ1150〜1152を用いて全方位を収音範囲とする状態、回動量が0度の場合)では、放収音装置2の周囲を均等に収音することができるため、放収音装置の周囲に複数人のユーザ200〜202が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、上述した第1の処理を行う。
図7に示すように、基本姿勢を除く、副筐体11及び副筐体12の長辺方向の辺が主筐体10’の正面方向側壁(マイクアレイ1150が設置された一辺)と平行な回動状態の間(回動量が0度を超え、120度以下の場合)では、主筐体10’の正面方向側壁の背面方向側にディスプレイを設置し、主筐体10’の正面方向側壁の正面方向側に複数人のユーザ200〜202が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、上述した第2の処理を行う。
図8に示すように、副筐体11,12の長辺方向の辺が、主筐体10’の正面方向側壁と平行な回動状態を超え、主筐体10’の正面方向側壁より主筐体10’の正面方向へ突出する回動状態(回動量が120度を超える場合)では、主筐体10’の正面方向側壁の正面方向側に一人のユーザ200が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、上述した第3の処理を行う。
以上のように、放収音装置2は、使用態様に応じた収音制御を行うとともに、各マイクアレイ1150〜1152が収音したスピーカSPからの放音音声信号を抑圧することができるので、エコーキャンセラ118の負荷を低減することができる。
なお、上述の実施形態では、平面視して、主筐体10’の形状を略楕円状としたが、略円形状でもよい。
他の実施形態に係る放収音装置3について、図9〜図11を参照して説明する。図9は、放収音装置の周囲に着席する例を示す図である。図10は、放収音装置の前面に複数人が着席する例を示す図である。図11は、放収音装置の前面に一人が着席する例を示す図である。放収音装置3は、平面視して、主筐体10’’の形状が方形状であり、四台のマイクアレイを備える点で、放収音装置1と相違する。以下、放収音装置1との相違点についてのみ説明する。
図9に示すように、放収音装置3の主筐体10’’は、平面視して方形状で、所定の厚みを有する直方体形状である。放収音装置3は、主筐体10’’の正面方向側壁(図9における下方向に壁面を有する側壁)の内側に、マイクアレイ1150の四台のマイクMICを正面方向側壁から外方に向く方向を収音方向として設置し、主筐体10’’の背面方向側壁(図9における上方向に壁面を有する側壁)の内側に、マイクアレイ1153の四台のマイクMICを背面方向側壁から外方に向く方向を収音方向として設置する。
放収音装置3は、主筐体10’’を平面視した方形状の略中心付近の内部には、正面方向側壁に平行に二台のスピーカSPを設置する。
放収音装置3は、主筐体10’’の上面(図9で平面視される面)には、複数の操作子からなる操作部110を設置する。複数の操作子は、図9に示すように正面方向側壁に平行に配列される。
放収音装置3は、主筐体10’’の正面方向側壁の両端の角に相当する部分に、それぞれ副筐体11,12との回動接続部13A,13Bを設け、当該回動接続部13A,13Bを回動中心として、副筐体11,12が主筐体10’’に対して回動する。
放収音装置3の基本姿勢は、図9に示すように、各副筐体11,12が主筐体10’’の上面から内方に向く方向に回動しており、これ以上回動できない状態となる。この際、各副筐体11,12は、それぞれ主筐体10’’の正面方向側壁とのなす角が90度となる。各副筐体11,12の端部(主筐体10’’に接続されていない側の端部)は、主筐体10’’のマイクアレイ1153の両端に最も近づく。
放収音装置3は、副筐体11,12の回動量に応じて、次のように収音ビーム信号MBを生成する。基本姿勢(マイクアレイ1150〜1153を用いて全方位を収音範囲とする状態、回動量が0度の場合)では、放収音装置2の周囲を均等に収音することができるため、放収音装置の周囲に複数人のユーザ200〜203が着席する使用態様に好適である。
この場合、収音ビーム形成部116は、主筐体10’’のマイクアレイ1150が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB10A〜MB10Cを形成する。収音ビーム形成部116は、副筐体11のマイクアレイ1151が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB11A〜MB11Cを形成する。収音ビーム形成部116は、副筐体12のマイクアレイ1152が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB12A〜MB12Cを形成する。収音ビーム形成部116は、主筐体10’’のマイクアレイ1153が収音した収音信号に基づいて、収音ビーム信号MB13A〜MB13Cを形成する。そして、収音ビーム合成部117は、収音ビーム信号MB10A〜MB10C,MB11A〜MB11C,MB12A〜MB12C,MB13A〜MB13Cに対して回動角に応じた位相制御を行い、その後加算して、収音ビーム信号MBを形成する。この結果、放収音装置3は、筐体の全周囲から均等に収音するとともに、各マイクアレイ1150〜1153が収音したスピーカSPからの放音音声信号を取り除くことができる。
図10に示すように、基本姿勢を除く、副筐体11及び副筐体12の長辺方向の辺が主筐体10’’の正面方向側壁(マイクアレイ1150が設置された一辺)と平行な回動状態の間(回動量が0度を超え、90度以下の場合)では、主筐体10’’の正面方向側壁の背面方向側にディスプレイを設置し、主筐体10’’の正面方向側壁の正面方向側に複数人のユーザ200〜202が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、上述した第2の処理を行う。なお、主筐体10’’のマイクアレイ1153が収音した収音信号に基づく収音ビーム信号MB13A〜MB13Cを収音ビーム合成部117にて加算しないため、収音ビーム形成部116は、収音ビーム信号MB13A〜MB13Cを形成しなくてもよい。
図11に示すように、副筐体11,12の長辺方向の辺が、主筐体10’’の正面方向側壁と平行な回動状態を超え、主筐体10’’の正面方向側壁より主筐体10’’の正面方向へ突出する回動状態(回動量が90度を超える場合)では、主筐体10’’の正面方向側壁の正面方向側に一人のユーザ200が着席する使用態様に好適である。この場合、収音ビーム形成部116、収音ビーム合成部117は、上述した第3の処理を行う。なお、主筐体10’’のマイクアレイ1153が収音した収音信号に基づく収音ビーム信号MB13A〜MB13Cを収音ビーム合成部117にて加算しないため、収音ビーム形成部116は、収音ビーム信号MB13A〜MB13Cを形成しなくてもよい。
以上のように、放収音装置3は、使用態様に応じた収音制御を行うとともに、各マイクアレイ1150〜1153が収音したスピーカSPからの放音音声信号を抑圧することができるので、エコーキャンセラ118の負荷を低減することができる。
なお、上述の実施形態では、平面視して、主筐体10’’の形状を方形状としたが、略多角形状であってもよい。
1〜3…放収音装置,10,10’,10’’…主筐体,11,12…副筐体,13A,13B…回動接続部,110…操作部,111…制御部,113…入出力I/F,114…放音制御部,116…収音ビーム形成部,117…収音ビーム合成部,118…エコーキャンセラ,200〜203…ユーザ,1121,1122…ロータリエンコーダ,1150〜1153…マイクアレイ,MB,MB10A〜MB10C,MB11A〜MB11C,MB12A〜MB12C,MB13A〜MB13C…収音ビーム信号,MIC…マイク,SP…スピーカ

Claims (5)

  1. 側壁にマイクアレイが設置された主筐体と、
    前記主筐体のマイクアレイが設置された一辺の両端をそれぞれ回動中心として回動可能に接続され、マイクアレイが設置された複数の副筐体と、
    各副筐体の前記主筐体に対する回動量を検出し、該回動量から前記主筐体に対する前記副筐体の相対位置を検出する相対位置関係検出手段と、
    前記相対位置に応じた収音範囲に基づいて、前記主筐体、複数の副筐体のマイクアレイによる収音から複数の収音ビーム信号を形成する収音制御手段と、
    を備えた音声処理装置。
  2. 前記主筐体にスピーカを備え、
    前記収音制御手段は、各収音ビーム信号の位相制御及び加算処理を行うことで、加算後の音声信号における前記スピーカの放音音声成分を抑圧する請求項1に記載の音声処理装置。
  3. 前記収音制御手段は、
    前記相対位置関係検出手段により、前記主筐体及び前記副筐体の全てのマイクアレイで全方位が収音範囲となる全方位収音用配置であることを検出すると、
    前記複数の収音ビーム信号により全方位を均等に収音するとともに、各収音ビーム信号の主方位同士が成す角に基づいて各収音ビーム信号の位相を制御して加算する第1収音制御パターンを実行する請求項2に記載の音声処理装置。
  4. 前記収音制御手段は、
    前記相対位置関係検出手段により、前記全方位収音用配置と異なり、各副筐体のマイクアレイの前記主筐体に接続する側の端部と反対側の端部が、前記主筐体の前記マイクアレイが設置された一辺の延長線を超えていないことを検出すると、
    前記副筐体の側壁から前記延長線に向かって回動する方向を正回動方向として、前記副筐体のマイクアレイに垂直な方向から前記正回動方向側に収音ビーム信号を形成して、加算する第2収音制御パターンを実行する請求項3に記載の音声処理装置。
  5. 前記収音制御手段は、
    前記相対位置関係検出手段により、前記全方位収音用配置と異なり、各副筐体のマイクアレイの前記主筐体に接続する側の端部と反対側の端部が、前記主筐体の前記マイクアレイが設置された一辺の延長線を超えたことを検出すると、
    前記副筐体に設置されたマイクアレイに基づく収音ビーム信号のみを加算する第3収音制御パターンを実行する請求項3又は請求項4に記載の音声処理装置。
JP2009064510A 2008-03-27 2009-03-17 音声処理装置 Active JP5293305B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009064510A JP5293305B2 (ja) 2008-03-27 2009-03-17 音声処理装置
CN2009801110307A CN101981943B (zh) 2008-03-27 2009-03-27 声音处理装置
US12/934,757 US20110019836A1 (en) 2008-03-27 2009-03-27 Sound processing apparatus
EP09724331.5A EP2262278B1 (en) 2008-03-27 2009-03-27 Speech processing device
PCT/JP2009/056382 WO2009119844A1 (ja) 2008-03-27 2009-03-27 音声処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082511 2008-03-27
JP2008082511 2008-03-27
JP2009064510A JP5293305B2 (ja) 2008-03-27 2009-03-17 音声処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009260948A true JP2009260948A (ja) 2009-11-05
JP5293305B2 JP5293305B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=41114029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009064510A Active JP5293305B2 (ja) 2008-03-27 2009-03-17 音声処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20110019836A1 (ja)
EP (1) EP2262278B1 (ja)
JP (1) JP5293305B2 (ja)
CN (1) CN101981943B (ja)
WO (1) WO2009119844A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120049534A (ko) * 2010-11-09 2012-05-17 삼성전자주식회사 음원 신호 처리 장치 및 그 방법
JP2012195922A (ja) * 2011-03-02 2012-10-11 Panasonic Corp 収音装置
CN108983148A (zh) * 2018-07-30 2018-12-11 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 一种用于声源定位的旋转麦克风阵列装置
JP2019191558A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド 音声を増幅する方法及び装置

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4929740B2 (ja) * 2006-01-31 2012-05-09 ヤマハ株式会社 音声会議装置
JP4867516B2 (ja) * 2006-08-01 2012-02-01 ヤマハ株式会社 音声会議システム
WO2013150341A1 (en) 2012-04-05 2013-10-10 Nokia Corporation Flexible spatial audio capture apparatus
US9641933B2 (en) * 2012-06-18 2017-05-02 Jacob G. Appelbaum Wired and wireless microphone arrays
EP2680616A1 (en) * 2012-06-25 2014-01-01 LG Electronics Inc. Mobile terminal and audio zooming method thereof
TWI543635B (zh) * 2013-12-18 2016-07-21 jing-feng Liu Speech Acquisition Method of Hearing Aid System and Hearing Aid System
JP6265425B2 (ja) * 2014-05-16 2018-01-24 株式会社オーディオテクニカ マイクロホン装置およびマイクロホンキャップ
US9668055B2 (en) * 2015-03-04 2017-05-30 Sowhat Studio Di Michele Baggio Portable recorder
US20170236547A1 (en) * 2015-03-04 2017-08-17 Sowhat Studio Di Michele Baggio Portable recorder
US10028053B2 (en) * 2015-05-05 2018-07-17 Wave Sciences, LLC Portable computing device microphone array
US9479627B1 (en) * 2015-12-29 2016-10-25 Gn Audio A/S Desktop speakerphone
US9793869B1 (en) 2016-04-27 2017-10-17 Cisco Technology, Inc. Satellite microphone assembly
US10366700B2 (en) * 2017-02-08 2019-07-30 Logitech Europe, S.A. Device for acquiring and processing audible input
US10362393B2 (en) 2017-02-08 2019-07-23 Logitech Europe, S.A. Direction detection device for acquiring and processing audible input
US10366702B2 (en) 2017-02-08 2019-07-30 Logitech Europe, S.A. Direction detection device for acquiring and processing audible input
CN107422305B (zh) * 2017-06-06 2020-03-13 歌尔股份有限公司 一种麦克风阵列声源定位方法和装置
US20180358032A1 (en) * 2017-06-12 2018-12-13 Ryo Tanaka System for collecting and processing audio signals
US11277689B2 (en) 2020-02-24 2022-03-15 Logitech Europe S.A. Apparatus and method for optimizing sound quality of a generated audible signal
CN117412223A (zh) * 2023-12-14 2024-01-16 深圳市声菲特科技技术有限公司 远场拾音的方法、装置、设备与存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296343A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Nec Corp 音源方位設定装置及びそれを備えた撮像装置、送信システム
JP2006157857A (ja) * 2004-10-27 2006-06-15 Yamaha Corp 音響システム
JP2006279099A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Yamaha Corp アレイスピーカ制御装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5581620A (en) * 1994-04-21 1996-12-03 Brown University Research Foundation Methods and apparatus for adaptive beamforming
JP2550914B2 (ja) * 1994-06-21 1996-11-06 日本電気株式会社 折りたたみ型携帯電話装置
JP2739835B2 (ja) 1995-04-27 1998-04-15 日本電気株式会社 音声会議装置
TW410527B (en) * 1998-01-08 2000-11-01 Sanyo Electric Co Stereo sound processing device
US7142677B2 (en) * 2001-07-17 2006-11-28 Clarity Technologies, Inc. Directional sound acquisition
DE20114127U1 (de) * 2001-08-27 2001-11-15 E Lead Electronic Co Abnehmbares Konferenztelefon
KR100499124B1 (ko) * 2002-03-27 2005-07-04 삼성전자주식회사 직교 원형 마이크 어레이 시스템 및 이를 이용한 음원의3차원 방향을 검출하는 방법
JP2005051744A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通話装置
JP4269883B2 (ja) * 2003-10-20 2009-05-27 ソニー株式会社 マイクロホン装置、再生装置及び撮像装置
US7515721B2 (en) * 2004-02-09 2009-04-07 Microsoft Corporation Self-descriptive microphone array
JP2005333211A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Sony Corp 音響収録方法、音響収録再生方法、音響収録装置および音響再生装置
JP4929685B2 (ja) * 2005-11-15 2012-05-09 ヤマハ株式会社 遠隔会議装置
JP4311402B2 (ja) * 2005-12-21 2009-08-12 ヤマハ株式会社 拡声システム
US8130977B2 (en) * 2005-12-27 2012-03-06 Polycom, Inc. Cluster of first-order microphones and method of operation for stereo input of videoconferencing system
JP4396646B2 (ja) * 2006-02-07 2010-01-13 ヤマハ株式会社 応答波形合成方法、応答波形合成装置、音響設計支援装置および音響設計支援プログラム
JP4688701B2 (ja) * 2006-03-09 2011-05-25 富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社 通信端末
JP5228407B2 (ja) * 2007-09-04 2013-07-03 ヤマハ株式会社 放収音装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296343A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Nec Corp 音源方位設定装置及びそれを備えた撮像装置、送信システム
JP2006157857A (ja) * 2004-10-27 2006-06-15 Yamaha Corp 音響システム
JP2006279099A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Yamaha Corp アレイスピーカ制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120049534A (ko) * 2010-11-09 2012-05-17 삼성전자주식회사 음원 신호 처리 장치 및 그 방법
KR101715779B1 (ko) * 2010-11-09 2017-03-13 삼성전자주식회사 음원 신호 처리 장치 및 그 방법
JP2012195922A (ja) * 2011-03-02 2012-10-11 Panasonic Corp 収音装置
JP2019191558A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー (ベイジン) カンパニー リミテッド 音声を増幅する方法及び装置
US10891967B2 (en) 2018-04-23 2021-01-12 Baidu Online Network Technology (Beijing) Co., Ltd. Method and apparatus for enhancing speech
CN108983148A (zh) * 2018-07-30 2018-12-11 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 一种用于声源定位的旋转麦克风阵列装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5293305B2 (ja) 2013-09-18
CN101981943A (zh) 2011-02-23
EP2262278A1 (en) 2010-12-15
EP2262278B1 (en) 2013-07-10
EP2262278A4 (en) 2011-05-25
US20110019836A1 (en) 2011-01-27
WO2009119844A1 (ja) 2009-10-01
CN101981943B (zh) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5293305B2 (ja) 音声処理装置
JP4983630B2 (ja) 放収音装置
US20180310099A1 (en) System, device, and method utilizing an integrated stereo array microphone
JP5228407B2 (ja) 放収音装置
JP4862645B2 (ja) ビデオ会議装置
JP5549299B2 (ja) ヘッドフォン
JP7071048B2 (ja) ヘッドホンにおける能動ノイズ低減
JP2008301401A (ja) 音響装置
CN109218923A (zh) 用于多扬声器设备的立体声和滤波器控制
WO2018010375A1 (zh) 一种通过耳机实现卡拉ok功能的方法、装置及耳机
EP2346268B1 (en) Acoustic apparatus
EP3036912A1 (en) External speaker/microphone apparatus for use with an electrical device for providing audio signals and/or for voice communication
CN111052762A (zh) 具有外放和私密操作模式的可穿戴个人声学设备
JP5151352B2 (ja) 放収音装置
US9565507B2 (en) Destructive interference microphone
JP5151369B2 (ja) 収音システム
JP2009077200A (ja) 音声通信装置
JP2009055500A (ja) 収音装置
WO2001039934A1 (fr) Dispositif acoustique pour robot
CN105101026B (zh) 传声器装置以及传声器帽
JP2009021657A (ja) 放収音装置、および放収音システム
JP2010212845A (ja) 音信号処理装置
JP3228894U (ja) 前方音声取り込み、障害音除去装置付き耳掛け型補聴器、及び、集音器。
CN216016922U (zh) 自拍杆
JP2007318521A (ja) 放収音装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5293305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150