JP4983630B2 - 放収音装置 - Google Patents

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この発明は、携帯用の放収音装置であり、特に種々の放音、収音態様を実現する放収音装置に関する。
従来、スピーカ、マイクの機能を同時に利用することができる音声会議装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の音声会議装置は、直方体形状の筐体の側面に16個×2列のマイクを備え、底面に16個のスピーカを備えている。これらの複数のマイク、スピーカでアレイを構成することにより、収音指向性や仮想音源を設定することができるものである。
特開2007−208503号公報
しかし、特許文献1の音声会議装置は、多数のスピーカ、マイクを備えているため、コストがかかるという問題があった。また、筐体が大型となり、可搬性に乏しい。また、スピーカ、マイクの位置は固定されており、ユーザがその場の環境に合わせて自由にスピーカ、マイクの配置を変更することができなかった。
そのため、放音のみ、あるいは収音のみを行いたい、といった使用態様に適しておらず、汎用性(手軽さ)に欠けるものであった。
そこで、この発明は、収音指向性、仮想音源を設定することができるものでありながら、携帯性が高く、汎用性が高い放収音装置を提供することを目的とする。
この発明の放収音装置は、複数のユニットを互いに回動自在に接続してなる。 各ユニットには、それぞれマイク、スピーカ兼用の素子を複数配列してなるマイク、スピーカアレイが設けられている。さらに、放収音装置は、各ユニット間の回動角を検出する検出手段と、各ユニット間の回動角に応じて前記素子のマイク、スピーカを切り替えることにより、各ユニットのマイク、スピーカアレイの切り替えを行う制御手段と、を備えている。
このように、複数のユニットを連結して構成し、ユニット間の回動角に応じてマイク、スピーカの機能が切り替えられるため、1つの筐体でマイクアレイ、スピーカアレイを構成するよりもコンパクトで携帯性が高くなり、汎用性も高くなる。
また、上記発明において、各ユニットは、それぞれ柱状の筐体からなり、前記筐体は、中央部で2分割され、分割された各筐体が前記筐体の長軸方向の中心を回動軸として回動自在に連結され、前記回動角検出手段は、前記分割された各筐体の回動角をさらに検出することが望ましい。各筐体が中央部でさらに回動自在となるため、さらに汎用性が高くなる。
また、上記発明において、前記複数のユニットが平坦部に接地されているか否かを検出する接地検出手段をさらに備えていることが望ましい。この場合、制御手段は、前記回動角検出手段が検出した回動角、および前記接地検出手段が検出した各ユニットの接地状態に応じて、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイをマイクアレイ、スピーカアレイとして切り替えることが望ましい。接地検出手段により、各ユニットを空中に保持しているか、床や机上に接地しているか、を検出することができる。そのため、各ユニットの姿勢の変化によりスピーカアレイ、マイクアレイを切り替えることができ、さらに汎用性が高くなる。
また、上記発明において、制御手段は、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイをマイクアレイ、スピーカアレイとして切り替えるとともに、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイの収音指向性、または放音指向性を制御することが望ましい。この場合、マイクアレイ、スピーカアレイの切り替えだけでなく、ユニット間の回動角や各ユニットの姿勢により収音指向性、放音指向性が変化するため、より汎用性が高くなる。
この発明によれば、収音指向性、仮想音源を設定することができるものでありながら、携帯性が高く、汎用性が高い放収音装置を実現することができる。
以下、本発明に係る実施形態として、放収音装置について説明する。図1は、放収音装置の外観を示す図(上面図)である。放収音装置1は、ユニット2、ユニット3、およびユニット4からなる。各ユニットの外観は、図2に示すとおりである。図2(A)はユニット2の斜視図、同図(B)はユニット3の斜視図、同図(C)はユニット4の斜視図である。
ユニット2、ユニット3、およびユニット4は、直方体形状の筐体であり、上面に複数の素子(マイクスピーカ兼用素子)が配列されている。なお、筐体の形状は直方体に限らず、素子の配列数はこの例に限るものではない。各ユニットの長軸方向の長さは10cm程度であり、コンパクトな筐体となっている。また、ユニット2とユニット4は、間接部51を介して回動自在に連結されており、ユニット3とユニット4は、間接部52を介して回動自在に連結されている。ユニット2とユニット4は、上面から見て最大で360度(±180度)の回動が可能となっている(図4参照)。また、ユニット3とユニット4も、上面から見て最大で360度の回動が可能となっている。
ユニット2は、筐体2Aと筐体2Bに分割されており、筐体2Bの一方の端部(x方向)に間接部51が接続されている。筐体2Bの他方の端部(−x方向)は筐体2Aの端部(x方向)と回動可能に接続されている。筐体2Aと筐体2Bは、筐体の長軸方向の中心を回転軸として、互いに側面方向(yz平面上のy方向または−y方向)に回動可能となっている(図6参照)。
ユニット2は、上面に複数の素子11A〜11Fを配列し、マイクアレイ、スピーカアレイを構成している。ユニット2は、全素子をマイクとして機能させればマイクアレイを構成することができ、全素子をスピーカとして機能させればスピーカアレイを構成することができる。
また、ユニット2は、上面に操作部13と、複数のLED12A〜12Cと、を備えている。ユニット2の端部(−x方向)は、半円柱状に突出しており、この突出している半円柱状の上面に操作部13とLED12A〜12Cが設けられている。操作部13は、半円状のボタンであり、例えばユーザがこれを押下するとミュートがかかる。LED12A〜12Cは、各素子がマイクとして機能しているか、スピーカとして機能しているか、または、マイク、スピーカの両方として機能しているか、を表す表示部であり、LED12Aが点灯しているとスピーカ、LED12Bが点灯しているとマイク、LED12Cが点灯しているとマイク、スピーカの両方として機能していると判断することができる。
ユニット3は、上記ユニット2と同様の構成となっており、筐体3Aと筐体3Bに分割されており、筐体3Bの一方の端部(x方向)に間接部52が接続されている。筐体3Bの他方の端部(−x方向)は筐体3Aの端部(x方向)と回動可能に接続されている。筐体3Aと筐体3Bは、筐体の長軸方向の中心を回転軸として、互いに側面方向(y方向または−y方向)に回動可能となっている。
また、ユニット3は、上面に複数の素子11M〜11Rを配列し、マイクアレイ、スピーカアレイを構成している。
ユニット3は、上面にボリューム14Aと、ボリューム14Bと、複数のLED12A〜12Cと、を備えている。ユニット3の端部(−x方向)は、半円柱状に突出しており、この突出している半円柱状の上面にボリューム14A,14BとLED12A〜12Cが設けられている。ボリューム14A、およびボリューム14Bは扇形状のボタンであり、ボリューム14Aをユーザが押下すると音量が下がり、ボリューム14Bを押下すると音量が上がる。
ユニット4は、筐体4Aと筐体4Bに分割されており、筐体4Bの一方の端部(x方向)に間接部52が接続されている。筐体4Aの一方の端部(−x方向)に間接部51が接続されている。また、筐体4Bの他方の端部(−x方向)と筐体4Aの他方の端部(x方向)は、互いに回動可能に接続されている。筐体4Aと筐体4Bは、筐体の長軸方向の中心を回転軸として、互いに側面方向(y方向または−y方向)に回動可能となっている。
また、ユニット4は、上面に複数の素子11G〜11Lを配列し、マイクアレイ、スピーカアレイを構成している。
本実施形態の放収音装置は、ユニット2、ユニット3、およびユニット4の回動状態(外観形状の変形態様)をセンサで検出し、各ユニットの回動状態に応じてスピーカアレイ、マイクアレイを切り替えることにより、放音のみ、あるいは収音のみ、といった種々の放収音態様を実現することができるものである。
以下、放収音装置1の詳細な構成、動作について説明する。図3は、放収音装置1の構成を示すブロック図である。放収音装置1は、上記LED12A〜12C、素子11A〜11R、操作部13、ボリューム14A、およびボリューム14Bに加え、切替部55A〜55R、アンプ(AMP)56A〜56R、A/Dコンバータ(A/D)57A〜57R、マイク信号処理部58、入出力I/F59、スピーカ信号処理部60、D/Aコンバータ(D/A)61A〜61R、AMP62A〜62R、制御部63、およびセンサ64を備えている。
素子11A〜11Rは、上述のようにマイクスピーカ兼用素子であり、振動板やボイスコイルを備えた一般的なダイナミックスピーカにより実現される。スピーカとマイクの切替は切替部55A〜55Rが行う。すなわち、切替部55A〜55Rが、素子11A〜11Rから入力された音声信号を後段のアンプ56A〜56Rに供給するとマイクとして機能し、アンプ62A〜62Rから入力された音声信号を素子11A〜11Rに供給するとスピーカとして機能する。切替部55A〜55Rにおける信号供給の切替は制御部63により制御される。なお、スピーカとマイクの切替は素子毎に行うことができるが、本実施形態では、各ユニットの素子毎(素子11A〜11F、素子11G〜11L、または素子11M〜11R)にスピーカとマイクの切替を行う。
制御部63は、切替部55A〜55R、マイク信号処理部58、入出力I/F59、スピーカ信号処理部60、およびLED12A〜12Cを制御する。また、操作部13、ボリューム14A、ボリューム14Bから入力されるユーザの操作態様(操作信号)に応じて、音量制御等を行う。
さらに、制御部63は、センサ64の出力信号に応じて切替部55A〜55Rのスピーカ、マイクの切替を指示する。センサ64は、各ユニットの回動角を検出するものであり、ユニット2とユニット4の相対的な回動角、ユニット3とユニット4の相対的な回動角、各ユニットの筐体間の回動角(例えば筐体2Aと筐体2Bの相対的な回動角)を検出し、検出した回動角に応じた検出信号を制御部63に入力する。また、センサ64は、各ユニットが机上に接地されているか否かを検出するセンサを含んでおり、各ユニットの接地状況を示す検出信号についても制御部63に入力する。センサ64の出力信号に応じたスピーカ、マイクの切替の具体例については後に詳しく述べる。
まず、各素子がマイクとして機能する場合について、音声信号の流れを説明する。素子11A〜11Rから出力された音声信号は、切替部55A〜55Rを経てアンプ56A〜56Rで増幅される。増幅された音声信号は、A/Dコンバータ57A〜57Rでデジタル音声信号に変換され、マイク信号処理部58に入力される。
マイク信号処理部58は、A/Dコンバータ57A〜57Rから入力された音声信号について遅延処理を行った後に合成し、収音ビーム信号として入出力I/F59に出力する。各素子で収音された音声信号を遅延してから合成することで、所定方向に強い指向性(収音ビーム)を形成することができる。例えば、全素子の音声信号を同じ遅延量(遅延無し)で合成すればマイクアレイの前面方向に収音ビームを形成する。また、一方の端部の素子から順に他方の端部で収音された音声信号を遅延処理すれば、その方向に収音ビームを向けることができる。このように、マイク信号処理部58は、各素子で収音された音声信号の遅延量を制御することにより、種々の方向に収音ビームを形成することができる。収音ビームを形成する方向(各音声信号の遅延量)は、制御部63により設定される。なお、本実施形態では、各ユニット毎に収音ビームを形成するため、各ユニットの素子毎(素子11A〜11F、素子11G〜11L、または素子11M〜11R)に遅延量を設定する。なお、複数のユニットがマイクアレイとして機能する場合、各ユニットの収音ビーム信号をミキシングしてから入出力I/F59に出力すればよい。
入出力I/F59は、USB端子、ネットワーク端子、音声入力端子、音声出力端子等を有し、他の装置に音声信号を出力したり、他の装置から音声信号を入力したりする。使用する端子は、制御部63が指示する。なお、本実施形態の放収音装置は、USB端子を経て他の装置に接続された場合、USBバスパワーにより駆動することが可能である。無論、ACアダプタによる給電、電池による駆動も可能である。
次に、各素子がスピーカとして機能する場合について音声信号の流れを説明する。入出力I/F59は、他の装置から入力された音声信号をスピーカ信号処理部60に入力する。
スピーカ信号処理部60は、入出力I/F59から入力された音声信号を分岐し、遅延処理をした後にD/Aコンバータ61A〜61Rに出力する。各素子に供給する放音用の音声信号を遅延することで、所定方向に強い指向性(放音ビーム)を形成することができる。例えば、全素子の音声信号を同じ遅延量(遅延無し)で供給すればスピーカアレイの前面方向に放音ビームを形成する。また、一方の端部の素子から順に他方の端部に供給する音声信号を遅延処理すれば、その方向に放音ビームを向けることができる。また、所定位置に焦点を結ぶように放音ビームを形成することもできる(図4参照)。各素子が仮想的に焦点位置から等距離に配列されるように音声信号を遅延することで所定位置に焦点を結ぶことができる。このように、スピーカ信号処理部60は、各素子に供給する音声信号の遅延量を制御することにより、種々の方向に放音ビームを形成することができる。放音ビームを形成する方向(各音声信号の遅延量)は、制御部63により設定される。なお、本実施形態では、各ユニット毎に放音ビームを形成するため、各ユニットの素子毎(素子11A〜11F、素子11G〜11L、または素子11M〜11R)に遅延量を設定する。
スピーカ信号処理部60で遅延されて出力された音声信号は、それぞれD/Aコンバータ61A〜61Rでアナログ音声信号に変換され、アンプ62A〜62Rで増幅された後、切替部55A〜55Rを経て素子11A〜11Rに供給される。
次に、放収音装置の具体的な放音、収音態様について説明する。図4は、放収音装置の放音、収音態様の一例を示す図である。同図に示す状態では、ユニット2とユニット4の相対的な回動角が180度であり、ユニット3とユニット4の相対的な回動角も180度である。なお、本実施形態では、ユニット間が水平である場合(長軸方向に沿って直線上に並べられる場合)を相対的な回動角が0度であるとし、ユニット4を基準として反時計回りの回動を正、時計回りの回動を負とする。ユニット2とユニット3の回動方向は両者ともユニット4を基準として反時計回りとなっている。この場合、ユニット2、ユニット3、およびユニット4の各素子が並行に3列並び、アレイを構成する。すなわち、放収音装置1は、上面から見てマトリクス状のアレイを構成する。
図3において制御部63は、センサ64からユニット2とユニット4の回動角、およびユニット3とユニット4の回動角が180度である旨を示す信号を入力すると、全ての素子をスピーカとして機能させるように切替部55A〜55Rに指示する。この場合、放収音装置1は、3列のスピーカアレイを構成することになる。
上述したように、スピーカアレイを構成した場合、所定方向に放音ビームを形成することができる。また、所定位置に焦点を結ぶように放音ビームを形成し、仮想音源を設定することができる。図4では、仮想音源101を設定する場合の放音ビームについて示している。スピーカ信号処理部60は、同図に示すように、各素子が仮想音源101の位置から等距離に配列されるように遅延(delay)を付与する。この状態の放収音装置は、音楽再生に用いる場合や、小規模空間での音響設備として用いる場合に好適である。なお、同図においては、代表して4つの素子についての遅延を示しているが、無論、実際には全ての素子について遅延処理を行っている。
次に、図5は、放収音装置の放音、収音態様の他の例を示す図である。同図に示す状態では、ユニット4を基準として、ユニット2とユニット4の相対的な回動角が−120度であり、ユニット3とユニット4の相対的な回動角は120度である。この場合、ユニット2、ユニット3、およびユニット4のそれぞれのアレイが上面から見て三角形状に並べられる。
制御部63は、センサ64からユニット2とユニット4の回動角が−120度であり、ユニット3とユニット4の回動角が120度である旨を示す信号を入力すると、ユニット2およびユニット3の素子をマイクとして機能させ、ユニット4の素子をスピーカとして機能させるように切替部55A〜55Rに指示する。この場合、放収音装置1は、1列のスピーカアレイ(素子11G〜素子11L)と2列のマイクアレイ(素子11A〜素子11F、素子11M〜素子11R)を構成することになる。
マイク信号処理部58は、ユニット2およびユニット3におけるマイクアレイの収音ビームが天頂方向(紙面上方向)に向くように各素子で収音した音声信号の遅延量を設定する。また、スピーカ信号処理部60は、ユニット4のスピーカアレイが放音ビームを形成せずに、無指向で放音するように各素子に供給する音声信号の遅延量を設定する。
この場合、広範囲の放音、収音が可能であり、複数人で音声会議を行う場合に好適である。
次に、図6は、放収音装置の放音、収音態様のさらに他の例を示す図である。同図に示す状態では、ユニット3およびユニット4は、机上に接地されており、ユニット2は、接地されていない(空中に保持されている)。ここで、ユニット4を基準として、ユニット3とユニット4の相対的な回動角は−180度であり、ユニット2とユニット4の相対的な回動角は−90度である。また、筐体4Aと筐体4Bは、相対的に−y方向に90度回転している。そのため、筐体4Aの素子11G〜素子11Iおよびユニット2の素子11A〜素子11Fの放収音面は、−y方向に向いている。一方、筐体4Bの素子11J〜素子11Lおよびユニット3の素子11M〜素子11Rの放収音面は、z方向に向いている。
この状態において、制御部63は、センサ64からユニット3とユニット4の回動角が−180度であり、ユニット2とユニット4の回動角が−90度であり、筐体4Aと筐体4Bの回動角が90度である旨を示す信号を入力する。また、センサ64からユニット2が接地されていない(空中に保持されている)旨を示す情報を入力する。この場合、制御部63は、接地されているユニット3およびユニット4の素子をスピーカとして機能させ、空中に保持されているユニット2の素子をマイクとして機能させるように切替部55A〜55Rに指示する。
ここで、マイク信号処理部58は、ユニット2におけるマイクアレイの収音ビームがユニット2の先端方向(操作部13が設けられている筐体2Aの端部)に向くように各素子で収音した音声信号の遅延量を設定する。そのため、ユニット2の先端方向の音声を収音することができる。この場合、周囲の雑音の影響を低減して単独の話者の発話を収音することができ、単独で遠隔地との音声会議を行う場合に好適である。
次に、図7は、放収音装置の放音、収音態様のさらに他の例を示す図である。同図に示す状態では、ユニット2とユニット4の相対的な回動角は0度であり、ユニット3とユニット4の相対的な回動角も0度である。
この状態において、制御部63は、センサ64からユニット3とユニット4の回動角が0度であり、ユニット2とユニット4の回動角が0度である旨を示す信号を入力する。また、センサ64からユニット2、ユニット3、およびユニット4が接地されていない(空中に保持されている)旨を示す情報を入力する。この場合、制御部63は、全ての素子をマイクとして機能させるように切替部55A〜55Rに指示する。
ここで、マイク信号処理部58は、放収音装置1全体のマイクアレイの収音ビームがユニット2の先端(操作部13が設けられている筐体2Aの端部)方向を向くように各素子で収音した音声信号の遅延量を設定する。そのため、ユーザが放収音装置1を手に持って、ユニット2の先端を向けた方向の音声を収音することができる。この場合、一方向に強い指向性を持たせることができ、例えば講演や講義などで一人だけの音声を収音したい場合に好適である。
以上のように、本実施形態によれば、各ユニットの回動状態、接地状態をセンサで検出し、スピーカアレイ、マイクアレイを切り替えることにより、放音のみ、あるいは収音のみ、といった種々の放収音態様を実現することができ、汎用性が高い放収音装置を実現することができる。
なお、回動状態、接地状態に応じたスピーカアレイ、マイクアレイの切替態様は、本実施形態で示した例に限るものではない。
放収音装置の外観を示す図である。 各ユニットの外観を示す図である。 放収音装置の構成を示すブロック図である。 放収音装置の放音、収音態様の一例を示す図である。 放収音装置の放音、収音態様の他の例を示す図である。 放収音装置の放音、収音態様の他の例を示す図である。 放収音装置の放音、収音態様の他の例を示す図である。
符号の説明
1−放収音装置
2,3,4−ユニット
11A〜11R−素子
12A〜12C−LED
13−操作部
14A,14B−ボリューム

Claims (4)

  1. 複数のユニットを互いに回動自在に接続してなる放収音装置であって、
    前記複数のユニットに、それぞれマイク、スピーカ兼用の素子を複数配列してなるマイク、スピーカ兼用アレイを設け、
    各ユニット間の回動角を検出する回動角検出手段と、
    前記回動角検出手段が検出した回動角に応じて前記素子をマイクまたはスピーカとして機能させることにより、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイをマイクアレイ、スピーカアレイとして切り替える制御手段と、
    を備えた放収音装置。
  2. 前記複数のユニットは、それぞれ柱状の筐体からなり、
    前記筐体は、中央部で2分割され、分割された各筐体が前記筐体の長軸方向の中心を回動軸として回動自在に連結され、
    前記回動角検出手段は、前記分割された各筐体の回動角をさらに検出する請求項1に記載の放収音装置。
  3. 前記複数のユニットが平坦部に接地されているか否かを検出する接地検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記回動角検出手段が検出した回動角、および前記接地検出手段が検出した各ユニットの接地状態に応じて、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイをマイクアレイ、スピーカアレイとして切り替える請求項1、または請求項2に記載の放収音装置。
  4. 前記制御手段は、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイをマイクアレイ、スピーカアレイとして切り替えるとともに、各ユニットのマイク、スピーカ兼用アレイの収音指向性、または放音指向性を制御する請求項1、請求項2、または請求項3に記載の放収音装置。
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