JP5151369B2 - 収音システム - Google Patents

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この発明は、3本のアレイマイクを2点でヒンジ連結した一体型マイクにおいて、話者数及び話者位置に基づいて、ヒンジを稼働させてマイクアレイの角度を調節するウィザードを提供し、該マイクアレイの角度に応じた収音指向性を持つ放収音システムに関する。
従来、単体のマイクや、複数のマイクからなるマイクアレイ等の収音手段を用いて、話者の発言を収音する収音装置や収音システムが各種考案されている。(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のマイクロホン装置は、筐体内に4個の無指向性マイクを用いて、収音した音声信号に対して、用途に応じた収音を行っている。例えば、各音声信号のいずれかを選択したり、複数の音声信号を用いて所定パターンの位相処理等を行うことで、無指向性の収音や所定の指向性を有する収音を実現している。
特開2003−284179号公報
このような従来技術の収音システムでは、筐体内に設置されたマイクの配列パターンが固定であり、マイク数が多くないので、収音指向性のパターンが少ない。また、マイクが筐体内に設置されているので、見た目でいずれの方向を収音しているかを容易に認識できなかった。
そこで、ユーザが所望とする収音指向性を得るために、マイクの配列パターンを容易に変更でき、且つ、設定した収音指向性をユーザに容易に視認させることができる、収音指向性パターンの多い収音システムを提供することを目的とする。
この発明の収音システムは、収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段を備えた主筐体と、収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段をそれぞれが少なくとも備え、前記主筺体の異なる位置に設置され、前記主筺体に対して回動可能な複数の副筺体と、前記主筐体に対する前記副筐体の回動量を検出して、該回動量から前記主筐体と前記複数の副筐体との実測位置関係を算出する実測位置関係算出手段と、前記実測位置関係算出手段が算出した実測位置関係に基づいて、複数の収音モードの中から該当する収音モードを選択して決定する収音モード決定手段と、前記収音モード決定手段が決定した収音モードに基づいて、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が収音した音声信号の収音指向性を制御する収音制御手段と、を備え、前記収音制御手段は、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が一直線上に配置される場合は、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段のそれぞれが収音した音声信号を一組の収音指向性構成要素として収音指向性を制御し、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が一直線上に配置されない場合は、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段のそれぞれが収音した音声信号を収音手段毎の収音指向性構成要素として収音指向性を制御することを特徴とする。
この構成では、収音システムは、主筐体と該主筐体に対して回動可能な複数の副筐体とから構成される。主筐体及び複数の副筐体は、それぞれマイク等の収音手段を備える。収音システムは、主筐体に対する複数の副筐体の回動量をそれぞれ検出して、該回動量から、主筐体と複数の副筐体との実測位置関係を算出する。収音システムは、算出した実測位置関係に基づいて収音モードを決定し、該収音モードに基づいて主筐体及び複数の副筐体の収音手段が収音した音声信号の収音指向性を制御する。これにより、収音システムは、主筐体に対して、複数の副筐体を回動させるだけで、収音指向性のパターン変更を制御することができる。すなわち、ユーザが所望する収音指向性を得るには、収音システムの副筐体を回動させるだけでよい。このため、ユーザは、所望する収音指向性を容易に得ることができる。また、主筐体と複数の副筐体の実測位置関係に応じて収音指向性が定まるので、ユーザは、目視するだけで収音システムの収音範囲を直観的に知ることができる。
この構成では、収音システムは、主筐体及び副筐体が一直線上に配置される場合は、主筐体及び副筐体の各収音手段が収音した全ての音声信号を用いて一つの収音指向性を実現するように収音指向性を制御する。また、主筐体及び副筐体が一直線上に配置されない場合は、主筐体及び副筐体の収音手段毎に収音指向性を制御する。これにより、収音システムは、主筐体及び副筐体を一直線上に配置した場合に、これらを一直線上に配置しない場合の各筐体の収音手段による収音指向性と比べて、主筺体及び副筺体の収音手段が収音した全ての音声信号を用いるので、収音指向性を形成するための音声信号の数が多くなり、各音声信号に対する遅延処理及び加算処理等のパターンが増えるので、多種多様な収音指向性を実現することができる。また、収音指向性を形成するための音声信号の数が多いので、演算精度が向上し、各収音指向性を高精度に実現することができる。
また、この発明の収音システムは、収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段を備えた主筐体と、収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段をそれぞれが少なくとも備え、前記主筺体の異なる位置に設置され、前記主筺体に対して回動可能な複数の副筺体と、前記主筐体に対する前記副筐体の回動量を検出して、該回動量から前記主筐体と前記複数の副筐体との実測位置関係を算出する実測位置関係算出手段と、前記実測位置関係算出手段が算出した実測位置関係に基づいて、複数の収音モードの中から該当する収音モードを選択して決定する収音モード決定手段と、前記収音モード決定手段が決定した収音モードに基づいて、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が収音した音声信号の収音指向性を制御する収音制御手段と、前記主筐体と前記複数の副筐体との設定位置関係と前記実測位置関係とを含む表示データを生成する表示制御手段と、前記表示データを表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成では、収音システムは、所望する使用態様の設定位置関係と、現状の収音システムの主筐体と複数の副筐体との実測位置関係と、を表示する。これにより、ユーザは、設定位置関係と実測位置関係との差異を容易に認識することができる。また、ユーザは、該表示を参照して、収音システムの副筐体を回動させることができるので、該設定位置関係に一致するように、収音システムの主筐体と副筐体とを容易に配置することができる。すなわち、表示を見ながら、所望とする収音指向性の配置を容易に実現することができる。
更に、この発明の収音システムは、前記主筐体と前記複数の副筐体との設定位置関係を含む所望使用態様の入力を受け付ける使用態様入力受付手段を更に備え、前記実測位置関係算出手段が前記主筐体と前記副筐体とが前記設定位置関係になったことを検出すると、前記収音モード決定手段は該設定位置関係に対応する収音モードを選択して決定することを特徴とする。
この構成では、収音システムは、ユーザから所望する使用態様の入力を受け付ける。収音システムは、所望する使用態様の設定位置関係と一致するように、収音システムの主筐体と副筐体とが配置されると、該使用態様に応じた収音モードに決定する。これにより、ユーザが所望する使用態様の設定位置関係に収音システムの主筐体と副筐体とを合わせることで、該使用態様に応じた収音モードで、収音指向性を制御することができる。
本発明によれば、収音システムは、主筐体と該主筐体に対して回動可能な複数の副筐体から構成され、複数の副筐体を回動させるだけで、多くの収音指向性のパターン切り替えを容易に制御することができる。また、ユーザは収音システムの主筐体と複数の副筐体との位置関係を参照するだけで、収音システムの収音範囲を直感的に知ることができる。
本発明の実施形態に係る放収音システム100(本発明の収音システムに相当する。)の概要について図1を参照して説明する。放収音システム100は、放収音装置1とPC2とから構成され、放収音装置1とPC2とはUSBケーブル300で接続される。放収音装置1は、主筐体10と該主筐体10に対して回動可能な副筐体11,12とから構成される。
放収音システム100を用いて会議を行う場合、ユーザ900は、会議に参加するユーザ900〜902の人数や着席位置に応じて適切な使用態様を選択して決定する。使用態様には、放収音システム100の使用状況に応じて、主筐体10と副筐体11,12との位置関係や、該位置関係により形成される収音指向性等が含まれる。放収音システム100は、ユーザ900が決定した使用態様に基づいて、主筐体10と副筐体11,12の位置関係(以下、使用態様に基づいて設定された主筐体10と副筐体11,12の位置関係を設定位置関係と称す。)を設定し、PC2の表示部にウィザード表示を行う。ウィザード表示とは、選択した使用態様に応じた設定位置関係と、実際の主筐体10と副筐体11,12との位置関係(以下、主筐体10と副筐体11,12との実際の位置関係を実測位置関係と称す。)と、を表示したものである。このウィザード表示を参照することで、ユーザ900は、設定位置関係と実測位置関係との差異を容易に認識することができるので、副筐体11,12を回動して、実測位置関係を設定位置関係に容易に合わせることができる。この結果、ウィザード表示を参照することで、ユーザ900は、選択した使用態様に応じた主筐体10と副筐体11,12の位置関係を容易に実現することができる。
また、主筐体10と副筐体11,12とのそれぞれには、マイクアレイが形成されており、使用態様に基づいて、マイクアレイ毎に収音指向性を制御する。これにより、放収音システム100は、使用態様に応じた収音指向性を形成することができる。
更に、主筐体10と副筐体11,12とが一直線上に配置される場合には、主筐体10と副筐体11,12に形成された全てのマイクで、一つの収音指向性を実現するように収音指向性を制御することもできる。この場合、主筐体10や副筐体11,12毎に個別のマイクアレイを形成して収音指向性を制御する場合に比べて、全てのマイクが収音した音声信号を用いるので、収音指向性を形成するための音声信号の数が多くなり、各音声信号に対する遅延処理及び加算処理等のパターンが増えるので、多種多様な収音指向性を実現することができる。また、収音指向性を形成するための音声信号の数が多いので、演算精度が向上し、各収音指向性を高精度に実現することができる。
次に、放収音システム100の機能・構成について図2,3を参照して説明する。放収音システム100は、主として放音、収音、回動量検出を行う放収音装置1と、主として使用態様選択、使用態様表示等を行うPC2とからなる。図2は、本実施形態の放収音装置の基本姿勢での平面図である。図3は、本実施形態の放収音装置とPCとからなる放収音システムの機能ブロック図である。
図2に示すように、放収音装置1は、機構的に、主筐体10と当該主筐体10に対して回動可能に設置された二個の副筐体11,12とにより構成される。なお、以下の説明では、主筐体10及び副筐体11,12にそれぞれ設置されるマイクMIC数は四台ずつであり、主筐体10に設置されるスピーカSP数は二台であるが、マイクMIC数及びスピーカSP数は仕様に応じて適宜設定すればよい。
主筐体10は、平面視した形状が略三角形状であり、側壁に沿ってマイクMICが設置できる程度の厚みからなる。以下、図2における下方向を正面方向と称す。主筐体10には、三つの側壁があり、正面方向側壁(図2における下方向に壁面を有する側壁)の内側には、四台のマイクMICが正面方向側壁から外方を収音方向として設置されている。四台のマイクMICは正面方向側壁に平行に所定間隔で配列され、これら四台のマイクMICにより正面方向側壁から外方を収音領域とするマイクアレイ1160が構成される。
主筐体10の上面(図2で平面視される面)には、複数の操作子からなる操作部115が設置されている。複数の操作子は、例えば図2に示すように正面方向側壁に平行に配列される。ここで、複数の操作子は、例えば、後述する収音アプリケーション(以下、収音アプリと称す。)の起動及び終了を受け付ける操作子(以下、収音アプリ用操作子と称す。)や、予め設定したアサインを受け付ける操作子や、放音音声のボリューム調整を受け付ける操作子や、マイクミュートを受け付ける操作子等である。
主筐体10を平面視した三角形の略中心付近の内部には、二台のスピーカSPが正面方向側壁に平行で且つダイポールスピーカ制御が可能な間隔で設置されている。また、主筐体10の上面壁の操作部115以外の領域及び正面方向側壁はメッシュ加工されている。
主筐体10の正面方向側壁の対角に相当する部分には、図示しないが、入出力I/F111(図3参照)として、USB接続端子、アナログオーディオIN端子、アナログオーディオOUT端子、及び電源入力端子が設置されている。
主筐体10の正面方向側壁の両端の角に相当する部分のそれぞれは、副筐体11,12との回動接続部13A,13Bであり、当該回動接続部13A,13Bを回動中心として、副筐体11,12が主筐体10に対して回動する。この回動接続部13A,13Bには、ロータリエンコーダ1171,1172(図3参照)が設置されており、ロータリエンコーダ1171で副筐体11の回動量に応じた検出信号を取得し、ロータリエンコーダ1172で副筐体12の回動量に応じた検出信号を取得する。
副筐体11,12は、長辺方向の長さが主筐体10の三角形の一辺と略同じであり、短辺方向の長さが所定長からなり、厚みが主筐体10と同じ略直方体形状からなる。副筐体11,12は、長辺方向の一端が回動接続部13A,13Bで主筐体10に接続されている。そして、副筐体11,12は、主筐体10に長辺方向の全辺が当接する状態を回動範囲の一方端とし、長辺方向と主筐体10の正面方向側壁とが平行になる位置を経て、主筐体10の正面方向側壁よりさらに正面方向へ突出する所定角度となる位置を回動範囲の他方端とする範囲で回動する。
副筐体11には、主筐体10の一側壁(図2の場合、向かって右上側になる側壁)に当接した状態で、主筐体10側と反対の外方(図2の場合の向かって右上側方向)を収音方向として、四台のマイクMICが設置されている。これらのマイクMICは、副筐体11の長辺方向に沿って所定間隔で配列され、これら四台のマイクMICにより副筐体11のマイクMIC設置側面から外方を収音領域とするマイクアレイ1161が構成される。
副筐体12には、主筐体10の一側壁(図2の場合、向かって左上側になる側壁)に当接した状態で、主筐体10側と反対の外方(図2の場合の向かって左上側方向)を収音方向として、四台のマイクMICが設置されている。これらのマイクMICは、副筐体12の長辺方向に沿って所定間隔で配列され、これら四台のマイクMICにより副筐体12のマイクMIC設置側面から外方を収音領域とするマイクアレイ1162が構成される。これらマイクアレイ1161,1162の各マイクMICでの収音信号は、回動接続部13A,13Bを介して主筐体10の収音制御部113(図3参照)へ与えられる。
更に図3に示すように、放収音装置1は、上述の入出力I/F111、操作部115、マイクアレイ1160〜1162、ロータリエンコーダ1171,1172とともに、主筐体10内に機能部として、制御部110、放音制御部112、収音制御部113、エコーキャンセラ114、及びスピーカSPを備える。
制御部110は、放収音装置1の全体制御を行う。制御部110は、操作部115の各操作子により入力されたコマンドに基づいて制御を行う。例えば、制御部110は、収音アプリの起動の操作入力を受け付けると、入出力I/F111を介してUSBケーブル300で接続されるPC2へ、収音アプリ起動制御を行う。制御部110は、収音アプリの終了の操作入力を受け付けると、入出力I/F111を介してUSBケーブル300で接続されるPC2へ、収音アプリ終了制御を行う。制御部110は、アサインの操作入力を受け付けると、PC2に対してアサインの実行制御を行う。制御部110は、放音音声のボリューム調整の操作入力を受け付けると、放音制御部112に対してボリューム調整の放音制御指示を行う。制御部110は、マイクミュートの操作入力を受け付けると、例えば収音制御部113に対して出力収音信号の出力停止指示を行う。
また、制御部110は、後述するPC2のCPU210にて収音モードが決定すると、当該収音モードに応じた収音指向性を形成させる収音指向性指示を収音制御部113へ与える。制御部110は、入出力I/F111で入力された放音指向性情報付きの放音音声信号から放音指向性情報を取得し、放音制御部112へ放音指向性指示を与える。
更に、制御部110は、ロータリエンコーダ1171,1172からの検出信号に基づいて回動量を検出して、PC2へ出力する。
入出力I/F111は、上述のような構成からなり、本実施形態では、USBケーブル300を介してPC2の機器I/F211に接続する。入出力I/F111は、放音音声信号の受信、出力用収音信号の送信を行う。入出力I/F111は、放音音声信号とともに放音指向性情報を受信すると、放音指向性情報を制御部110へ与え、エコーキャンセラ114を介して放音音声信号を放音制御部112へ与える。入出力I/F111は、出力用収音信号を送信する際には、制御部110から収音指向性情報を取得して、出力用収音信号に関連付けして送信する。また、入出力I/F111は、制御部110とPC2との間の各種制御信号の送受信を行う。
放音制御部112は、PC2及び入出力I/F111を介して取得した放音音声信号と、制御部110からの放音指向性指示とに基づいて、二つのスピーカSPのそれぞれに与える個別放音駆動信号を生成する。具体的には、放音制御部112は、指示された放音指向性指示に基づいて、二台のスピーカSPに与える個別放音駆動信号間の遅延関係を決定する。放音制御部112は、当該遅延関係に応じた遅延処理を、分割した二つの放音音声信号に対して行い、それぞれ個別放音駆動信号として二台のスピーカSPへ出力する。この際、放音制御部112は、ボリューム調整の放音制御指示に応じて、個別放音駆動信号の信号レベル制御を行う。
二台のスピーカSPは、上述のような予め設定された間隔で配置され、個別放音駆動信号により放音する。二台のスピーカSPの間隔と、それぞれに与えられる個別放音駆動信号とは、予めダイポールスピーカとして機能するように設定されており、これらの条件により、複数の放音指向性を実現する。
主筐体10に設置されたマイクアレイ1160の四台のマイクMICは、主筐体10の正面方向壁側の外方の所定領域を収音領域として、当該収音領域での音声を収音して収音信号を生成する。
副筐体11に設置されたマイクアレイ1161の四台のマイクMICは、副筐体11におけるマイクアレイ1161が設置された側の外方の所定領域を収音領域として、当該収音領域での音声を収音して収音信号を生成する。
同様に、副筐体12に設置されたマイクアレイ1162の四台のマイクMICは、副筐体12におけるマイクアレイ1162が設置された側の外方の所定領域を収音領域として、当該収音領域での音声を収音して収音信号を生成する。
収音制御部113は、各マイクアレイ1160〜1162のマイクMICでの収音信号に対して、制御部110から与えられた収音指向性指示に基づく遅延処理や加算処理を行うことで、指示された収音指向性で収音されてなる出力用収音信号を生成して、エコーキャンセラ114へ出力する。収音制御部113は、収音方向を取得できる場合には収音指向性情報を制御部110へ与える。この際、複数の話者が同時に話していれば、それぞれ個別に出力用収音信号や収音指向性情報を生成する。
エコーキャンセラ114は、適応型フィルタと、加算器を含むポストプロセッサとを備える。適応型フィルタは放音音声信号に基づく疑似回帰音信号を生成して、ポストプロセッサの加算器へ疑似回帰音信号を与える。ポストプロセッサの加算器は、出力用収音信号から疑似回帰音信号を減算することでエコーキャンセルして、入出力I/F111へ出力する。この際、ポストプロセッサは、出力結果を適応型フィルタにフィードバックする。
PC2は、例えば汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU210、機器I/F211、通信I/F212、記憶部213、RAM214、操作部215、表示部216を備える。
CPU210は、RAM214を一時記憶領域及び作業領域として利用し、操作部215の入力等に基づいてネットワーク通信等を含む各種の汎用処理を実行する。CPU210は、放収音装置1から収音アプリ起動制御を受け付けると、記憶部213に記憶されている収音アプリケーションプログラムを読み出して実行する。収音アプリは、ウィザードアプリと位置関係検出アプリとを含む。この際、CPU210は、記憶部213に記憶されている使用態様データの中から、操作部215から入力された使用態様に応じた使用態様データを選択する。CPU210は、記憶部213に記憶され、選択した使用態様データに対応する位置関係データに基づき、主筐体10と副筐体11,12との設定位置関係を取得する。また、CPU210は、放収音装置1から取得した回動量に基づいて、主筐体10と副筐体11,12との実測位置関係を算出する。CPU210は、設定位置関係や実測位置関係を表示する画像等の収音アプリによる画像や、汎用処理に基づく画像等を表示するように表示部216を制御する。更に、CPU210は、主筐体10と副筐体11,12の実測位置関係に基づいて、収音モードを決定する。なお、収音アプリによる詳細な実行内容は後述する。
また、CPU210は、放収音装置1からアサインの実行制御を受け付けると、該アサインに予め設定された処理を行う。
機器I/F211は、本実施形態ではUSB端子であり、USBケーブル300を介して放収音装置1の入出力I/F111に接続し、CPU210と放収音装置1との間の通信を制御する。
通信I/F212は、所謂LAN端子であり、ネットワークケーブルを介してネットワーク400へ接続する。
記憶部213は、所謂ハードディスクドライブHDD等からなり、PCとしての汎用の処理プログラムを格納するとともに、収音アプリ、使用態様データ、位置関係データ等を記憶する。使用態様データでは、話者数、話者位置、主筐体10と副筐体11,12との位置関係、適応収音範囲を含むデータであり、収音アプリ実行時に参照される。位置関係データは、回動量と位置関係とを関連付けるデータである。
操作部215は、所謂キーボードやマウスであり、ユーザ900からの操作入力を受け付けてCPU210へ与える。例えば、収音アプリが実行され、表示部216に複数の使用態様が表示された場合に、所望とする使用態様を選択する操作入力を受け付けてCPU210へ与える。
表示部216は、所謂液晶表示パネル等からなり、CPU210の制御に基づいて、各種画面を表示する。
次に、本実施形態の特徴である収音アプリの実行フローについて、図4〜図7を参照して説明する。図4は、収音アプリの実行フローを示すフローチャートである。図5は、放収音装置とPCの使用態様を示す図である。図6は、使用態様のウィザード表示の一例を示す図である。図7は、設定途中の放収音装置を示すウィザード表示を示す図である。図7(A)は、実測位置関係と設定位置関係との差異の状態を示す。図7(B)は、実測位置関係と設定位置関係との差異を解消する際のガイド表示の一例を示す。
放収音装置1とPC2とが既に起動されており、放収音装置1とPC2とがUSBケーブル300で接続された状態で、ユーザ900の操作によりPC2によるネットワーク通信が確立される(図5参照)。この状態で、図4に示すように、ユーザ900が放収音装置1の収音アプリ用操作子を操作して、収音アプリ起動操作を行うと、放収音装置1は、この操作を受け付けて(S101:Yes)、収音アプリ起動指示をPC2へ送信する。放収音装置1は、収音アプリ起動操作を受け付けるまでは、PC2へ収音アプリ起動指示を送信しない(S101:No)。すなわち、収音アプリ起動指示を受け付けなければ、放収音装置1は、PC2からネットワーク400を介して接続される多地点の放収音システムとの間で、単に音声通信を行って放収音のみを行う装置として機能する。
PC2のCPU210は、収音アプリ起動指示を受け付けると、記憶部213に記憶されている収音アプリを読み出して実行する(S102)。
CPU210は、収音アプリに含まれるウィザードアプリを実行することで、表示部216に使用態様の選択を促すメッセージ「使用態様を選択してください」等を表示する。そして、CPU210は、記憶部213に記憶された使用態様データを読み出し、複数の使用態様を表示部216に表示する。ユーザ900がPC2の操作部215を操作して、例えば図6に示す使用態様を選択すると(S103:Yes)、選択された使用態様データがCPU210へ出力される。なお、使用態様の入力操作を受けるまでは、ステップS104以降の処理を行わない(S103:No)。
PC2のCPU210は、選択された使用態様に応じた主筐体10と副筐体11,12との設定位置関係の取得を行う(S104)。CPU210は、実測位置関係を取得するために、収音アプリに含まれる位置関係検出アプリを実行し、放収音装置1へ回動量検出指示を送信する。放収音装置1は、回動量検出指示に応じて回動量の検出を開始し、検出した回動量をPC2へ送信する(S105)。
CPU210は、放収音装置1からの位置関係データを読み出して主筐体10と副筐体11,12との実測位置関係を算出する(S106)。この算出された実測位置関係は、記憶部213に記憶される。
CPU210は、算出した実測位置関係と設定位置関係とが同等か否か検出する(S107)。同等であるかどうかは、例えば、算出した実測位置関係すなわち放収音装置1の主筐体10と各副筐体11,12との成す角が、設定位置関係すなわち選択した使用態様の主筐体10と各副筐体11,12との成す角に対して±10度以内であるかどうか等により判定する。
CPU210は、実測位置関係が設定位置関係と同等であれば(S107:Yes)、当該設定位置関係に対応する使用態様の話者数、話者位置、適応収音範囲を読み出し、例えば図6に示すようなウィザード表示データを生成して、表示部216に表示させる(S108)。ユーザ900は、このウィザード表示を見ることで、現状の放収音装置1の状態に最適な、話者数、話者着席位置や収音範囲を認識することができ、このウィザード表示に基づいて着席することができる。そして、このウィザード表示に基づいて着席することで、最適な収音環境で会議を行うことができる。
CPU210は、実測位置関係が設定位置関係と同等でなければ(S107:No)、当該設定位置関係に対応する使用態様の話者数、話者位置を読み出し、当該実測位置関係に対応する収音範囲を算出して、例えば図7(A)に示すようなウィザード表示データを生成して、表示部216に表示させる(S109)。ユーザ900は、このウィザード表示を見ることで、現状の放収音装置1の状態とユーザ900が選択した使用態様の状態との差異を認識することができる。また、ユーザ900は、このウィザード表示を見ながら、副筐体11,12を回動させることができるので、現状の放収音装置1の状態を選択した使用態様の状態に容易にすることができる。
また、この際、CPU210は、例えば図7(B)に示すように、検出した現状の実測位置関係を設定位置関係に一致させるための回動量や回動方向を同時に表示させることで、ユーザ900は、より容易に、選択した使用態様の状態まで副筐体11,12を回動させることができる。更に、この回動をウィザード表示に反映させる、すなわち回動に連動して実測位置関係の表示を徐々に変化させることで、ユーザ900により分かりやすく、選択した使用態様への操作を提示することができる。そして、この追加の回動操作後に、ウィザード表示に準じて着席することで、最適な収音環境で会議を行うことができる。
放収音装置1が収音アプリ終了操作を受け付けるまでの間(S110:No)、放収音装置1は、検出した回動量をPC2へ送信する(S111)。放収音装置1は、回動量の検出開始以降、ロータリエンコーダ1171,1172から検出信号を受け付ける毎に、回動量をPC2へ送信する。
CPU210は、回動量を取得する、すなわち主筐体10に対する副筐体11や副筐体12の回動を検出すると(S112:Yes)、ステップS106へ戻る。一方、回動量を取得しなければ、新たに回動量を取得するまで待つ(S112:No→S111)。従って、収音アプリが実行されている間は、ユーザ900が副筐体11,12を回動操作すれば、この回動により実測位置関係が再算出されて、再算出の内容に準じたウィザード表示が行われる。
一方、ユーザ900が放収音装置1の収音アプリ用操作子を操作して、放収音装置1が収音アプリ終了操作を受け付けると(S110:Yes)、CPU210は、実測位置関係に基づいて、収音モードを決定する(S113)。この際、CPU210は、実測位置関係と設定位置関係とが一致すると、当該設定位置関係に対応する使用態様の収音モードに決定する。そして、CPU210は、収音アプリの終了処理を行い、上述のウィザード表示を消去する(S114)。
次に、使用態様と収音モードの関係、すなわち使用態様と収音指向性について、図8〜図10を参照して説明する。図8は、放収音装置の使用態様を示す図である。図8(A)は、全周モードを示す。図8(B)は、スーパーワイドモードを示す。図8(C)は、狭範囲モードを示す。図8(D)は、ワイドモードを示す。図8(E)は、ストレートモードを示す。
図9は、主筐体及び副筐体がそれぞれ備えるマイクアレイの収音指向性を示す図である。図9(A)は、収音指向性が狭範囲指向性を示す。図9(B)は、収音指向性が中範囲指向性を示す。図9(C)は、収音指向性が広範囲指向性を示す。
図10は、図8(E)に示すストレートモード時に実現される各種の収音指向性を示す図である。図10(A)は、収音指向性が広範囲指向性を示す。図10(B)は、収音指向性が狭範囲指向性を示す。図10(C)は、収音指向性が右の指向性を示す。図10(D)は、収音指向性が左の指向性を示す。図10(E)は、収音指向性が左右の指向性を示す。図8〜図10において、収音範囲は、淡色塗つぶし部である。
図8に示すように、使用態様は、全周モード(図8(A))、スーパーワイドモード(図8(B))、狭範囲モード(図8(C))、ワイドモード(図8(D))、ストレートモード(図8(E))の5つモードから構成される。
図8(A)に示す全周モードでは、主筐体10の三角形の正面方向(マイクアレイ1160が配置された方向)の辺を除く二辺に副筐体11,12を当接させて配置する。これにより、主筐体10の全周囲にマイクアレイ1160〜1162が配置される。この使用態様で、各マイクアレイ1160〜1162のそれぞれの収音指向性を広範囲指向性(図9(C))に設定することで、放収音装置1の全周囲から収音することができる。このため、参加者が放収音装置1を取り囲んで着席するような会議に利用するのに適している。
図8(B)に示すスーパーワイドモードでは、副筐体11,12が主筐体10へ当接する主筐体10の辺に近い位置で、且つ主筐体10の正面方向の辺に対して副筐体11,12の長辺方向の辺が直交するように、副筐体11,12を配置する。これにより、主筐体10の正面方向側壁、副筐体11,12を四辺要素とする矩形の三辺にマイクアレイ1160〜1162が配置される。この使用態様で、各マイクアレイ1160〜1162のそれぞれの収音指向性を広範囲指向性(図9(C))に設定することで、マイクアレイ1160〜1162が配置されない特定方向(前記四辺の一辺方向)を除く、主筐体の周囲から収音することができる。このため、会議机の長手方向の先端にモニタ等を配置し、該モニタ方向を収音しない特定方向として放収音装置1を配置して、該モニタ方向を除く方向に参加者が着席するような会議に適している。
図8(C)に示す狭範囲モードでは、主筐体10の正面方向側壁よりもさらに正面方向の外方へ副筐体11,12を配置する。これにより、主筐体10の正面方向側に、特定領域を囲むようにマイクアレイ1160〜1162が配置される。この使用態様で、マイクアレイ1160〜1162のそれぞれの収音指向性を狭範囲指向性(図9(A))に設定することで、主筐体10と副筐体11,12に囲まれた狭範囲から収音することができる。この際、主筐体10と副筐体11,12に囲まれた狭範囲以外から騒音等を収音しないので、参加者が1名の会議に利用するのに適している。
図8(D)に示すワイドモードでは、主筐体10の正面方向側壁から、副筐体11,12が主筐体10へ当接する主筐体10の辺側へ所定角回動した位置に副筐体11,12を配置する。これにより、主筐体10の正面方向側に略円弧状に広がるような形状でマイクアレイ1160〜1162が配置される。この使用態様で、各マイクアレイ1160〜1162のそれぞれの収音指向性を広範囲指向性(図9(C))に設定することで、主筐体10の正面方向側壁に沿う方向に対して広範囲に収音することができる。また、主筐体10の正面方向の反対側の領域からは収音しないので、主筐体10の正面方向側に参加者が広範囲に着席するような会議に利用するのに適している。
図8(E)に示すストレートモードでは、主筐体10の正面方向側壁と副筐体11,12の長辺方向とが平行になるように配置される。これにより、主筐体10の正面方向側にマイクアレイ1160〜1162が一直線上に配置される。この使用態様で、各マイクアレイ1160〜1162のそれぞれの収音指向性を中範囲指向性(図9(B))に設定することで、主筐体10の正面方向側から収音することができる。このため、主筐体10の正面方向の反対側の領域からは収音しないので、正面方向側に参加者が着席するような会議に利用するのに適している。そして、このようなストレートモードの際には、後述する収音制御処理を行うことで、図10(A)〜図10(E)に示すような収音指向性を形成することができる。
以上のように、放収音システム100は、放収音装置1の主筐体10と副筐体11,12との実測位置関係に応じて、収音モードを決定する。これにより、ユーザは、副筐体11,12を回動させるだけで、所望する収音モードすなわち収音指向性を得ることができる。また、主筐体10と副筐体11,12との実測位置関係に応じて収音モードを決定するので、ユーザは目視するだけで、放収音装置1の収音範囲を直感的に知ることができる。
この際、放収音システム100は、収音モードに応じて、各マイクアレイ1160〜1162の収音指向性を変更することができる。すなわち、放収音装置1の設定位置関係に応じて、より適した収音指向性を得ることができる。
次に、上述の図8(E)に示したストレートモードの収音制御処理について説明する。上述したように、通常、放収音装置1は、マイクアレイ1160〜1162毎に、各マイクMICが収音した音声信号を収音指向性構成要素として収音指向性を制御する。しかし、ストレートモードの場合のみ、放収音装置1は、各マイクMICが収音した音声信号の全てを用いて、一つの収音指向性を実現するように制御する。これにより、ストレートモードに設定された放収音装置1は、他の収音モードに設定される場合に比べて、全てのマイクMICが収音した音声信号を用いるので、収音指向性を形成するための音声信号の数が多くなり、各音声信号に対する遅延処理及び加算処理等のパターンが増えるので、多種多様な収音指向性を実現することができる。また、収音指向性を形成するための音声信号の数が多いので、演算精度が向上し、各収音指向性を高精度に実現することができる。
具体的には、図10(A)〜図10(E)に示すように、様々な収音指向性を形成することができる。例えば、図10(A)に示すように、広範囲から収音する収音指向性を形成する。図10(B)に示すように、狭範囲から収音する収音指向性を形成する。図10(C)に示すように、右方向からのみ収音する収音指向性を形成する。図10(D)に示すように、左方向からのみ収音する収音指向性を形成する。図10(E)に示すように、中央方向を除く左右の方向からのみ収音する収音指向性を形成する。
なお、前述の実施形態では、汎用のPCを用いてウィザード表示や使用態様の選択、判定を行う場合を示したが、放収音装置1に専用のリモコンを用いても良い。この場合、リモコンにはウィザード表示機能とこの表示機能に付随する操作入力機能のみを与え、使用態様の選択等を含む収音アプリの実行に関する処理や記憶部、さらには通信機能を放収音装置1に行わせるようにする。
また、前述の実施形態では、ロータリエンコーダ1171,1172を用いて回動量を検出したが、スピーカSPからテスト音を放音し、マイクMICでテスト音を収音することで回動量を検出してもよい。この場合、放収音装置1は、各マイクアレイ1160〜1162のマイクMICの収音信号に、それぞれ異なるパターンからなる遅延制御を行うことで複数の収音ビーム信号を形成する。放収音装置1は、副筐体11,12の回動量すなわち主筐体10と副筐体11,12との位置関係毎に、複数の収音ビーム信号のレベル分布を記憶している。放収音装置1は、取得した複数の収音ビーム信号のレベル分布を算出し、記憶されているレベル分布と比較することで、回動量を検出する。このような放収音機能で回動量を検出することで、ロータリエンコーダ1171,1172のような放収音機能には直接関係しない部品を取り付けることなく、回動量を検出することができる。これにより、放収音装置1の部品構成を簡素化することができる。
更に、前述の説明では、手動で副筐体11,12を回動させる例を示したが、モータとギア等を組み合わせ、自動で副筐体11,12を回動させるようにしてもよい。この場合、回動させるための操作入力手段をPC2やリモコンに備えれば、ユーザ900は、ウィザード表示を見ながらの回動操作をより簡単に行うことができる。さらには、選択した使用態様になるように、放収音装置1を自動で回動させるようにしてもよい。
加えて、本実施形態では、放音及び収音機能を備える放収音システム100を例にあげて説明したが、収音機能のみを備える収音システムでもよい。
本実施形態の放収音システムの説明図である。 本実施形態の放収音装置の基本姿勢での平面図である。 本実施形態の放収音装置とPCとからなる放収音システムの機能ブロック図である。 収音アプリの実行フローを示すフローチャートである。 放収音装置とPCの使用態様を示す図である。 使用態様のウィザード表示である。 設定途中の放収音装置を示すウィザード表示を示す図である。 放収音装置の使用態様を示す図である。 主筐体及び副筐体がそれぞれ備えるマイクアレイの収音指向性を示す図である。 ストレートモード時の収音指向性を示す図である。
符号の説明
1−放収音装置,2−PC,10−主筐体,11,12−副筐体,13A,13B−回動接続部,100−放収音システム,110−制御部,111−入出力I/F,112−放音制御部,113−収音制御部,114−エコーキャンセラ,115−操作部,210−CPU,211−機器I/F,212−通信I/F,213−記憶部,214−RAM,215−操作部,216−表示部,300−USBケーブル,400−ネットワーク,900〜902−ユーザ,1160〜1162−マイクアレイ,1171,1172−ロータリエンコーダ,MIC−マイク,SP−スピーカ

Claims (3)

  1. 収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段を備えた主筐体と、
    収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段をそれぞれが少なくとも備え、前記主筺体の異なる位置に設置され、前記主筺体に対して回動可能な複数の副筺体と、
    前記主筐体に対する前記副筐体の回動量を検出して、該回動量から前記主筐体と前記複数の副筐体との実測位置関係を算出する実測位置関係算出手段と、
    前記実測位置関係算出手段が算出した実測位置関係に基づいて、複数の収音モードの中から該当する収音モードを選択して決定する収音モード決定手段と、
    前記収音モード決定手段が決定した収音モードに基づいて、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が収音した音声信号の収音指向性を制御する収音制御手段と、を備え
    前記収音制御手段は、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が一直線上に配置される場合は、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段のそれぞれが収音した音声信号を一組の収音指向性構成要素として収音指向性を制御し、
    前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が一直線上に配置されない場合は、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段のそれぞれが収音した音声信号を収音手段毎の収音指向性構成要素として収音指向性を制御することを特徴とする収音システム。
  2. 収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段を備えた主筐体と、
    収音した周囲の音声から音声信号を生成する収音手段をそれぞれが少なくとも備え、前記主筺体の異なる位置に設置され、前記主筺体に対して回動可能な複数の副筺体と、
    前記主筐体に対する前記副筐体の回動量を検出して、該回動量から前記主筐体と前記複数の副筐体との実測位置関係を算出する実測位置関係算出手段と、
    前記実測位置関係算出手段が算出した実測位置関係に基づいて、複数の収音モードの中から該当する収音モードを選択して決定する収音モード決定手段と、
    前記収音モード決定手段が決定した収音モードに基づいて、前記主筐体の収音手段及び前記複数の副筐体の収音手段が収音した音声信号の収音指向性を制御する収音制御手段と、
    前記主筐体と前記複数の副筐体との設定位置関係と前記実測位置関係とを含む表示データを生成する表示制御手段と、
    前記表示データを表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする収音システム。
  3. 前記主筐体と前記複数の副筐体との設定位置関係を含む所望使用態様の入力を受け付ける使用態様入力受付手段を更に備え、
    前記実測位置関係算出手段が前記主筐体と前記副筐体とが前記設定位置関係になったことを検出すると、前記収音モード決定手段は該設定位置関係に対応する収音モードを選択して決定する請求項1又は請求項2に記載の収音システム。
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