JP2009257360A - エンジン及びそれを備えた車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】2プレーンタイプのクランク軸を有するエンジンにおいて、高い信頼性を確保しつつ、軽量化を図る。
【解決手段】エンジン20は、2プレーンタイプのクランク軸30と、クランク軸の一次偶力低減用のバランサ軸50とを備えている。クランク軸30は、クランク軸本体30aと、第1のギア38とを有する。第1のギア38は、クランク軸30の軸線方向において、最も一端側に配置された第1のクランクウェブ対31aよりも一端側に配置されている。
【選択図】図10

Description

本発明は、エンジン及びそれを備えた車両に関する。
従来、例えば特許文献1などにおいて、所謂2プレーンタイプのクランク軸を備えたエンジンが開示されている。2プレーンタイプのクランク軸は、位相が相互に180°異なる第1のクランクピン対と、第1のクランクピン対とは位相が90°異なり、且つ位相が相互に180°異なる第2のクランクピン対とを備えている。
クランク軸を2プレーンタイプにすることによって、一次慣性力、二次慣性力及び二次偶力を実質的に発生させないようにすることが可能となる。このため、2プレーンタイプのクランク軸と一次偶力解消用のバランサ軸とを併用することによって、一次慣性力、二次慣性力、一次偶力及び二次偶力の全てを実質的に発生させないようにすることが可能となる。
図13は、特許文献1に開示されたエンジン100の部分断面図である。図13に示すように、エンジン100は、2プレーンタイプのクランク軸101を備えている。クランク軸101の前方には、一次偶力解消用のバランサ軸102が配置されている。クランク軸101には、軸線方向における略中央部にギア101aが設けられている。クランク軸101は、このギア101aにおいて、バランサ軸102と噛合している。
特公平7−76577号公報
一般的に、クランク軸が共振することによってクランク軸に加わる力を小さくする観点からは、クランク軸の共振がピークとなるクランク軸の回転速度を高くすることが好ましい。クランク軸の共振がピークとなるクランク軸の回転速度を、クランク軸の常用される回転速度領域よりも高くすることが特に好ましい。
ここで、クランク軸における慣性マスの配置バランスを考えた場合、慣性マスがクランク軸の中央付近に集中して配置されている方が、クランク軸の共振がピークとなるクランク軸の回転速度が高くなる傾向にある。従って、例えば特許文献1に開示されたエンジン100においても、ギア101aは、クランク軸101の軸線方向における略中央部に配置されている。
しかしながら、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の軸線方向略中央に配置すると、それだけクランク軸が長くなる傾向にある。クランク軸が長くなると、クランク軸の重量が増大する。このため、クランク軸がねじり共振することによってクランク軸に加わるねじれ方向の力が、かえって大きくなる。従って、クランク軸の信頼性を確保するためにクランク軸の軸径を大きくする必要が生じる。その結果、クランク軸の重量がさらに増大し、クランク軸がねじり共振することによってクランク軸に加わるねじれ方向の力がさらに増大することとなる。
このように、クランク軸における慣性マスの配置バランスを考慮して、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の軸線方向略中央に配置した場合、エンジンの高い信頼性を確保しつつ、エンジンの軽量化を図ることが困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、2プレーンタイプのクランク軸を有するエンジンにおいて、高い信頼性を確保しつつ、軽量化を図ることにある。
本発明に係る第1のエンジンは、クランク軸と、バランサ軸とを備えている。クランク軸は、クランク軸本体と、第1のギアとを有する。クランク軸本体は、第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対と、第1のクランクピンと、第2のクランクピンと、第3のクランクピンと、第4のクランクピンとを含む。第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対は、それぞれ一対のクランクウェブを有する。第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対は、一端側から他端側へ順に配列されている。第1のクランクピンは、第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続している。第2のクランクピンは、第2のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続している。第2のクランクピンは、第1のクランクピンとは位相が90°異なる。第3のクランクピンは、第3のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続している。第3のクランクピンは、第2のクランクピンとは位相が180°異なる。第4のクランクピンは、第4のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続している。第4のクランクピンは、第1のクランクピンとは位相が180°異なる。第1のギアは、クランク軸本体に取り付けられている。バランサ軸は、クランク軸の一次偶力低減用のバランサ軸である。バランサ軸は、第2のギアを有する。第2のギアは、第1のギアと噛合している。第1のギアは、クランク軸の軸線方向において、第1のクランクウェブ対よりも一端側に配置されている。
本発明に係る第2のエンジンは、クランク軸と、クランク軸の一次偶力低減用のバランサ軸とを備えている。クランク軸は、第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対と、第1のクランクピンと、第2のクランクピンと、第3のクランクピンと、第4のクランクピンとを含む。第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対のそれぞれは、一対のクランクウェブを有する。第1のクランクピンは、第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続する。第2のクランクピンは、第2のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続する。第2のクランクピンは、第1のクランクピンとは位相が90°異なる。第3のクランクピンは、第3のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続する。第3のクランクピンは、第2のクランクピンとは位相が180°異なる。第4のクランクピンは、第4のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続する。第4のクランクピンは、第1のクランクピンとは位相が180°異なる。第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブのうち、クランク軸の軸線方向における一端側に位置する外側クランクウェブには、ギアが形成されている。バランサ軸は、外側クランクウェブと噛合するギアを有する。
本発明に係る車両は、上記本発明に係るエンジンを備えている。
本発明によれば、2プレーンタイプのクランク軸を有するエンジンにおいて、高い信頼性を確保しつつ、軽量化を図ることができる。
以下、本発明を実施した車両の好ましい形態の一例について図1に示す自動二輪車1を例に挙げて詳細に説明する。但し、本発明に係る車両は、図1に示す自動二輪車1に限定されない。本発明に係る車両は、例えば、四輪自動車や鞍乗型車両などであってもよい。本明細書において、四輪自動車には、サイドバイサイドビークル(Side x Side Vehicle: SSV)が含まれるものとする。サイドバイサイドビークルは、オフロードビークルともいう。本明細書において、「鞍乗型車両」とは、ライダーがシート(鞍)に跨がって乗る車両のことをいう。鞍乗型車両には、自動二輪車、ATV(All Terrain Vehicle)やスノーモービルなどが含まれる。本発明において、「自動二輪車」とは、広義のモーターサイクルをいう。ここで、「広義のモーターサイクル」には、狭義のモーターサイクルのみならず、モペット、オフロード車、スクーターなどが含まれる。自動二輪車には、前輪及び後輪の少なくとも一方が複数の車輪により構成されている車両であって、車両を傾斜させて進行方向を変更する車両も含まれるものとする。
(自動二輪車1の概略構成)
まず、主として図1を参照しながら、自動二輪車1の概略構成について説明する。なお、以下の説明において、前後左右の方向は、シート9に着座したライダーから見た方向をいうものとする。
図1は、第1の実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム10を備えている。車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12とを備えている。ヘッドパイプ11は、車両の前側部分に配置されている。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方に向かって斜め下方に延びている。
ヘッドパイプ11には、図示しないステアリングシャフトが回転可能に挿入されている。ステアリングシャフトには、ハンドル13と、一対のフロントフォーク14とが接続されている。一対のフロントフォーク14の下端部分には、前輪15が回転可能に取り付けられている。
メインフレーム12の後端部には、ピボット軸16が取り付けられている。ピボット軸16には、リアアーム17が揺動可能に取り付けられている。リアアーム17の後端部分には、後輪18が回転可能に取り付けられている。
メインフレーム12には、エンジン20が懸架されている。エンジン20の前方には、ラジエター2が配置されている。エンジン20は、ラジエター2と接続されている。
シート9の前方には、燃料タンク3が配置されている。燃料タンク3の少なくとも一部は、エンジン20の上方に配置されている。燃料タンク3の下端部は、メインフレーム12にまで至っている。
(エンジン20の構造)
エンジン20は、本実施形態において、エンジン20は、水冷式の並列多気筒エンジンである。具体的には、エンジン20は、水冷式の並列4気筒エンジンである。但し、本発明において、エンジンは、並列4気筒エンジンに限定されない。本発明において、エンジンは、例えば、並列5気筒以上のエンジンであってもよい。また、エンジン20は、空冷式のエンジンであってもよい。
エンジン20は、クランクケース22を備えている。クランクケース22は、上ケーシング部22fと、下ケーシング部22gとを備えている。上ケーシング部22fと、下ケーシング部22gとは、上下方向に付き合わされている。
クランクケース22の下には、オイルパン23が取り付けられている。オイルパン23の内部には、図示しないオイル溜まりが形成されている。オイル溜まりには、エンジン20の各摺動部などに供給される潤滑オイルが溜められている。
図2は、オイルパン23の底面図である。オイルパン23の底面には、複数のフィン29が形成されている。これにより、オイルパン23の冷却効率の向上が図られている。
複数のフィン29は、前後方向に延びるように相互に略並行に形成されている。複数のフィン29は、オイルパン23の下方に配置されたエギゾーストパイプ4の車幅方向の両側に分けて形成されている。平面視において、エギゾーストパイプ4と重なる部分に位置するフィン29c、29dは、図3〜図6の比較においてわかるように、他のフィン29a、29bと較べて、高さが比較的低く形成されている。特に、車幅方向においてより内側に位置するフィン29dは、フィン29cよりも高さが比較的低く形成されている。また、平面視において、オイルパン23のエギゾーストパイプ4の中央部と重なる部分には、フィン29は形成されていない。このため、フィン29とエギゾーストパイプ4との高さ方向における位置的干渉を抑制することができる。よって、エギゾーストパイプ4を比較的高い位置に配置することができる。従って、自動二輪車1の最低地上高を高くすることができる。
図3と図4との比較において分かるように、車幅方向の外側に位置するフィン29aは、車幅方向の内側に位置するフィン29bよりも高さが比較的低く形成されている。その結果、自動二輪車1が直立した状態において、フィン29aの下端と地上との距離は、フィン29bの下端と地上との距離よりも長い。従って、自動二輪車1のバンク角が大きくされている。
なお、本実施形態では、オイルパン23を空冷する例について説明した。但し、オイルパン23は、水冷してもよい。
図1に示すように、クランクケース22の前側部分には、ボディシリンダ24が取り付けられている。ボディシリンダ24の上端部分には、ヘッドシリンダ25が取り付けられている。
図8に示すように、クランクケース22の内部には、クランク軸30が配置されている。クランク軸30は、車幅方向に延びている。すなわち、クランク軸30の軸線方向は、車幅方向を向いている。
図8に示すように、クランク軸30は、クランク軸本体30aと、第1のギア38とを備えている。クランク軸本体30aは、第1のクランクウェブ対31aと、第2のクランクウェブ対31bと、第3のクランクウェブ対31cと、第4のクランクウェブ対31dと、第1のクランクピン32aと、第2のクランクピン32bと、第3のクランクピン32cと、第4のクランクピン32dと、第1のクランクジャーナル33aと、第2のクランクジャーナル33bと、第3のクランクジャーナル33cと、第4のクランクジャーナル33dと、第5のクランクジャーナル33eとを備えている。
第1のクランクウェブ対31aは、最も左側に配置されている。第1のクランクウェブ対31aは、第1のクランクウェブ34aと、第2のクランクウェブ34bとを備えている。第2のクランクウェブ34bは、第1のクランクウェブ34aに対して車幅方向右側に配置されている。第1のクランクウェブ34aと、第2のクランクウェブ34bとは、車幅方向に延びる第1のクランクピン32aによって相互に接続されている。なお、第1のクランクウェブ34aの車幅方向左側には、第1のクランクジャーナル33aが配置されている。第1のクランクウェブ34aは、第1のクランクジャーナル33aと接続されている。
第2のクランクウェブ対31bは、第1のクランクウェブ対31aの車幅方向右側に配置されている。第2のクランクウェブ対31bは、第3のクランクウェブ34cと、第4のクランクウェブ34dとを備えている。第3のクランクウェブ34cは、第2のクランクウェブ34bの車幅方向右側に配置されている。第3のクランクウェブ34cは、第2のクランクジャーナル33bによって第2のクランクウェブ34bに接続されている。第4のクランクウェブ34dは、第3のクランクウェブ34cの車幅方向右側に配置されている。第3のクランクウェブ34cと第4のクランクウェブ34dとは、車幅方向に延びる第2のクランクピン32bによって相互に接続されている。
第2のクランクウェブ対31bの車幅方向右側には、第3のクランクウェブ対31cが配置されている。第3のクランクウェブ対31cは、第5のクランクウェブ34eと、第6のクランクウェブ34fとを備えている。第5のクランクウェブ34eは、第4のクランクウェブ34dの車幅方向右側に配置されている。第5のクランクウェブ34eと第4のクランクウェブ34dとは、車幅方向に延びる第3のクランクジャーナル33cによって相互に接続されている。第6のクランクウェブ34fは、第5のクランクウェブ34eの車幅方向右側に配置されている。第6のクランクウェブ34fと第5のクランクウェブ34eとは、車幅方向に延びる第3のクランクピン32cによって相互に接続されている。
第4のクランクウェブ対31dは、第3のクランクウェブ対31cの車幅方向右側に配置されている。第4のクランクウェブ対31dは、最も右側に配置されている。第4のクランクウェブ対31dは、第7のクランクウェブ34gと、第8のクランクウェブ34hとを備えている。第7のクランクウェブ34gは、第6のクランクウェブ34fの車幅方向右側に配置されている。第7のクランクウェブ34gと第6のクランクウェブ34fとは、車幅方向に延びる第4のクランクジャーナル33dによって相互に接続されている。第8のクランクウェブ34hは、第7のクランクウェブ34gの車幅方向右側に配置されている。第8のクランクウェブ34hと第7のクランクウェブ34gとは、車幅方向に延びる第4のクランクピン32dによって相互に接続されている。なお、第8のクランクウェブ34hの車幅方向右側には、第5のクランクジャーナル33eが配置されている。第8のクランクウェブ34hは、第5のクランクジャーナル33eに接続されている。
図8に示すように、クランクケース22には、第1の軸受部22aと、第2の軸受部22bと、第3の軸受部22cと、第4の軸受部22dと、第5の軸受部22eとが形成されている。クランク軸30は、これら第1〜第5の軸受部22a〜22eにおいて回転可能に支持されている。具体的には、第1のクランクジャーナル33aは、第1の軸受部22aに支持されている。第2のクランクジャーナル33bは、第2の軸受部22bに支持されている。第3のクランクジャーナル33cは、第3の軸受部22cに支持されている。第4のクランクジャーナル33dは、第4の軸受部22dに支持されている。第5のクランクジャーナル33eは、第5の軸受部22eに支持されている。
本実施形態では、各軸受部22a〜22eには、図示しないオイル供給孔が形成されている。各オイル供給孔からは、図示しないオイルポンプから高圧の潤滑オイルが供給される。クランク軸30は、所謂メタルベアリングにより支持されている。但し、各軸受部22a〜22eと、各クランクジャーナル33a〜33eとの間に、メタルベアリングを配置してもよい。
各クランクピン32a〜32dには、コンロッド27a〜27dの基端部が接続されている。各コンロッド27a〜27dの先端部には、ピストン28a〜28dが接続されている。ピストン28a〜28dは、ボディシリンダ24の内部に形成されたシリンダ26a〜26dの内部に配置されている。
図9は、クランク軸30の模式的な斜視図である。図9に示すように、本実施形態では、第1のクランクピン32aと、第2のクランクピン32bとでは、位相が相互に90°異なる。第2のクランクピン32bと、第3のクランクピン32cとでは、位相が相互に180°異なる。第1のクランクピン32aと、第4のクランクピン32dとでは、位相が相互に180°異なる。
このため、第1のクランクピン32aと、第4のクランクピン32dとは、クランク軸30の軸心を通る平面P1上に位置する。一方、第2のクランクピン32bと第3のクランクピン32cとは、クランク軸30の軸心を通る平面P2上に位置している。平面P1と平面P2とは直交している。このように、第1〜第4のクランクピン32a〜32dがクランク軸30の軸線を通る2つの平面P1,P2上に配置している。このため、本実施形態のクランク軸30は、一般に「2プレーンタイプのクランク軸」と呼ばれる。
図10に示すように、クランク軸本体30aには、第1のギア38が取り付けられている。詳細には、第1のギア38は、第1のクランクジャーナル33aに対して取り付けられている。具体的には、第1のギア38は、第1のクランクジャーナル33aに圧入されている。
なお、本実施形態では、第1のギア38がクランク軸本体30aと別体に形成されている例について説明する。但し、第1のギア38は、クランク軸本体30aと一体に形成されていてもよい。
また、第1のギア38の第1のクランクジャーナル33aに対する固定方法も特に限定されない。圧入以外の方法によって第1のギア38を第1のクランクジャーナル33aに対して固定してもよい。
第1のギア38は、第1のクランクウェブ34aよりも車幅方向の外側に配置されている。第1のギア38は、第1の軸受部22aよりも車幅方向の内側に配置されている。言い換えれば、第1の軸受部22aは、第1のギア38よりも車幅方向の外側において、第1のクランクジャーナル33aを支持している。
第1のギア38は、クランク軸30の一次偶力を解消するためのバランサ軸50と噛合している。バランサ軸50は、バランサ軸本体50aと、第1のウエイト部50bと、第2のウエイト部50cと、第2のギア51とを備えている。
第1のウエイト部50bと、第2のウエイト部50cとは、位相が相互に180°異なるように配置されている。第1のウエイト部50bは、車幅方向において、第1のクランクウェブ34aと第2のクランクウェブ34bとの間に配置されている。第2のウエイト部50cは、第5のクランクウェブ34eと第6のクランクウェブ34fとの間に配置されている。但し、本発明において、バランサに設けるウエイト部の数量は特に限定されない。また、車幅方向におけるウエイト部の配置位置も特に限定されない。
第2のギア51は、バランサ軸本体50aに取り付けられている。図10及び図11に示すように、第2のギア51は、第1のギア部52と、第2のギア部53と、複数のダンパー54とを備えている。第1のギア部52は、バランサ軸本体50aに回転不能に取り付けられている。図11に示すように、第1のギア部52は、複数の第1の対向部52aを備えている。複数の第1の対向部52aは、周回方向に略同一の間隔で配置されている。複数の第1の対向部52aは、バランサ軸本体50aの軸心側から径方向外側に延びている。
第2のギア部53は、第1のギア部52の外側に配置されている。第2のギア部53は、第1のギア部52に対して、クランク軸30の軸線方向に変位不能である。第2のギア部53は、バランサ軸本体50aに対して回転可能である。第2のギア部53は、略リング状に形成されている。第2のギア部53は、複数の第2の対向部53aを備えている。複数の第2の対向部53aは、周回方向において略同一の間隔で配置されている。複数の第2の対向部53aは、径方向内側に向かって延びている。
複数の第2の対向部53aと、複数の第1の対向部52aとは、周回方向において交互に配置されている。第1の対向部52aと第2の対向部53aとの間には、ラバー製のダンパー54が配置されている。
クランク軸30は、クラッチ62を介してメイン軸60に接続されている。
第2のギア部53の外周面には、ギアが形成されている。第2のギア部53は、クランク軸30に圧入された第1のギア38と噛合している。第1のギア38と第2のギア51との間の減速比は1対1である。このため、バランサ軸50は、クランク軸30と同じ回転速度で、クランク軸30の回転方向とは逆の回転方向に回転する。
図8及び図7に示すように、第7のクランクウェブ34gの外周には、ギアが形成されている。図7に示すように、第7のクランクウェブ34gは、クラッチ62に噛合している。
クラッチ62は、インナ62aと、アウタ62bと、プレート群62cとを備えている。アウタ62bは、第7のクランクウェブ34gと噛合している。このため、アウタ62bは、第7のクランクウェブ34gと共に回転する。インナ62aは、アウタ62bに対して回転可能である。インナ62aとアウタ62bとの間にはプレート群62cが配置されている。プレート群62cには、インナ62aと共に回転する第1のプレート群と、アウタ62bと共に回転する第2のプレート群とを含む。プレート群62cが圧接状態にない場合は、インナ62aはアウタ62bに対して回転可能である。プレート群62cが圧接状態である場合は、インナ62aはアウタ62bと共に回転する。
インナ62aは、メイン軸60に接続されている。メイン軸60は、車幅方向に延びるように配置されている。ドライブ軸61は、メイン軸60と略並行に配置されている。ドライブ軸61とメイン軸60との間には、1または複数の変速ギア対63が配置されている。メイン軸60の回転は、この変速ギア対63を介してドライブ軸61に伝達される。ドライブ軸61の左側端部には、ドライブスプロケット64が取り付けられている。このドライブスプロケット64は、図1に示すチェーン5によって後輪18に設けられた図示しないドリブンスプロケットに接続されている。これにより、ドライブ軸61の回転が後輪18に伝達される。
図1に示すように、本実施形態では、バランサ軸50と、クランク軸30と、ドライブ軸61とは、バランサ軸50の軸心と、クランク軸30の軸心と、ドライブ軸61の軸心とが、側面視において略同一直線上に位置するように配置されている。具体的に、本実施形態では、バランサ軸50と、クランク軸30と、ドライブ軸61とは、上ケーシング部22fと下ケーシング部22gとの合い面22hに配置されている。メイン軸60は、メイン軸60の軸心が合い面22hよりも高い位置に位置するように配置されている。本実施形態では、側面視において、クランク軸30と、メイン軸60と、ドライブ軸61とが同一直線上に配置されていない。このため、クランク軸30とドライブ軸61との間の距離が短い。その結果、リアアーム17の長さを長くすることができる。従って、自動二輪車1の運動性能をより高めることが可能となる。
上述のように、クランク軸における慣性マスの配置バランスを考えると、クランク軸がねじり共振することによってクランク軸に加わる力を小さくする上で、慣性マスがクランク軸の中央付近に集中させることが好ましい。従って、従来、バランサ軸と噛合するギアは、クランク軸の略中央付近に配置されることが多かった。
しかしながら、本発明者は、鋭意研究の結果、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置するよりも、車幅方向の外側に配置されたクランクウェブよりもさらに外側にバランサ軸と噛合するギアを配置する方が、クランク軸がねじり共振することによってクランク軸に加わる力を小さくできることを見出した。その結果、本発明者は、車幅方向の外側に配置されたクランクウェブよりもさらに外側にバランサ軸と噛合するギアを配置する本実施形態の構成に想到した。
バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置した場合、クランク軸の軸線方向における長さが長くなる傾向にある。より詳細に説明すると、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置する場合、製造上の観点から、ギアと、クランクウェブとの間の距離をある程度確保する必要がある。ギアとクランクウェブとの間の距離が狭いと、ギアの加工が困難となるからである。従って、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置する場合は、ギアを第1のクランクウェブよりも車幅方向の外側に配置する場合と比較して、クランクウェブとギアとの間の距離が長くなる。よって、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置する場合は、クランク軸の軸線方向の長さが長くなる傾向にある。
クランク軸の軸線方向の長さが長くなると、その分、クランク軸の重量が増大する傾向にある。クランク軸の重量が増大すると、クランク軸のねじり共振点が低周波数側にシフトする。その結果、クランク軸の特定の回転速度においてクランク軸に加わるねじれ方向の力が増大する。このため、クランク軸の信頼性の確保が困難になる。よって、クランク軸の信頼性を確保するため、クランク軸の軸径を大きくする必要が生じる。その結果、さらにクランク軸の重量が増大する。従って、クランク軸のねじり共振点がさらに低周波数側にシフトする。
従って、バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置したのでは、2プレーンタイプのクランク軸を有するエンジンにおいて、高い信頼性を確保しつつ、軽量化を図ることが困難である。
それに対して、本実施形態では、第1のギア38が車幅方向において、第1のクランクウェブ34aよりも外側に配置されている。このため、クランク軸30の軸線方向の長さを短くすることができる。このため、クランク軸30を軽量化することができる。よって、クランク軸30のねじり共振点を高周波側にシフトさせることができる。その結果、クランク軸30の特定の回転速度においてクランク軸30に加わるねじれ方向の力を低減することができる。従って、クランク軸30の高い信頼性を確保しつつ、クランク軸30の軽量化を図ることができる。
なお、第2のクランクウェブ〜第7のクランクウェブのいずれかの外周面にバランサ軸と噛合するギアを形成することも考えられる。その場合、別体のギアを配置する必要がない分、クランク軸30の軸線方向の長さを短くすることができる。
しかしながら、その場合は、ギアが形成されたクランクウェブを一次及び二次の慣性力や二次偶力解消用のバランサウエイトとして機能させることができなくなる。このため、一次及び二次の慣性力や二次偶力の解消が困難となる。
また、ギアが形成されたクランクウェブは、側面視略円形に形成する必要がある。このため、ギアが形成されたクランクウェブの重量が、ギアを形成しない場合のクランクウェブの重量よりも増大する。
また、クランクウェブにギアを形成する場合、ギアの歯底径を比較的大きくしなければならない。クランクピンとギアとが位置的に干渉しあうことを規制するためである。このため、ギアの直径が大きくなる傾向にある。従って、ギアが形成されたクランクウェブの重量がさらに増大する傾向にある。
さらに、一次及び二次の慣性力や二次偶力を解消させるため、他のクランクウェブの重量を増大させる必要が生じる。従って、クランク軸の重量がやはり増大する傾向にある。
また、ギアの直径が大きくなるため、クランク軸とバランサ軸との間の距離が比較的長くなる。その結果、エンジンを小型化することが困難となる。それに対して、本実施形態では、第1のギア38の直径を比較的小さくすることができる。従って、エンジン20を小型化することが可能となる。
バランサ軸と噛合するギアをクランク軸の略中央付近に配置されている場合、ギアの加工が比較的困難である。それに対して、本実施形態では、第1のギア38は、クランク軸本体30aとは別体に形成されている。このため、第1のギア38の加工が特に容易である。特に、本実施形態では、第1のギア38がクランク軸本体30aに対して圧入されている。このため、クランク軸30の作製が特に容易である。
本実施形態では、第1のギア38は、車幅方向において、第1の軸受部22aと第2の軸受部22bとの間に配置されている。言い換えれば、クランク軸30は、第1のギア38の車幅方向における両側においてクランクケース22に支持されている。このため、第1のギア38が第1の軸受部22aの外側に配置されている場合と比較して、エンジン20の車幅方向における寸法を小さくすることができる。また、クランク軸30の回転をより安定させることができる。
第1のウエイト部と第2のウエイト部とのそれぞれの大きさを小さくする観点から、第1のウエイト部と第2のウエイト部とは、極力車幅方向の外側に配置されていることが好ましい。具体的には、車幅方向において、第1のウエイト部を第1のクランクウェブと第2のクランクウェブとの間に配置すると共に、第2のウエイト部を第7のクランクウェブと第8のクランクウェブとの間に配置することが好ましい。
ところで、バランサ軸を安定して回転させる観点から、バランサ軸は、第1のウエイト部の左側及び第2のウエイト部の右側との両方においてクランクケースに支持されていることが好ましい。
しかしながら、車幅方向において第2のウエイト部を第7のクランクウェブと第8のクランクウェブとの間に配置した場合、第2のウエイト部よりも右側にバランサ軸用の軸受部を設けると、エンジンの右前側部分が出っ張ることとなる。その結果、エンジンが大型化する傾向にある。
それに対して本実施形態では、車幅方向において、第2のウエイト部50cが第5のクランクウェブ34eと第6のクランクウェブ34fとの間に配置されている。このため、図10に示すように、第2のウエイト部50cの右側においてバランサ軸50を支持する軸受部22jを車幅方向の比較的内側に配置することができる。具体的には、第7のクランクウェブ34gよりも車幅方向の内側に配置することができる。従って、エンジン20が右前側に出っ張ることを抑制することができる。その結果、エンジン20を小型化することができる。
本実施形態では、第2のギア51の内部にダンパー54が配置されている。このため、クランク軸30とバランサ軸50との間の応力を小さくすることができる。よって、クランク軸30に加わる力をより低減することができる。
(変形例)
上記実施形態では、第1のギア38がクランク軸本体30aと別体に形成されている例について説明した。但し、バランサ軸50と噛合するギアは、図12に示すように、第1のクランクウェブ34aまたは第8のクランクウェブ34hの外周面に形成されていてもよい。
この場合であっても、上記実施形態と同様に、2プレーンタイプのクランク軸30を有するエンジン20において、高い信頼性を確保しつつ、軽量化を図ることができる。
本変形例では、第1のギア38を別体として設ける必要がない分、クランク軸30をより短くすることができる。よって、クランク軸30をより軽量化することができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 オイルパンの底面図である。 図2におけるIII−III矢視図である。 図2におけるIV−IV矢視図である。 図2におけるV−V矢視図である。 図2におけるVI−VI矢視図である。 エンジンの軸構成を表す概念図である。 エンジンの一部を表す断面図である。 クランク軸の模式的な斜視図である。 エンジンの一部を表す断面図である。 図10におけるXI−XI矢視図である。 変形例におけるエンジンの一部を表す断面図である。 特許文献1に開示されたエンジンの部分断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
20 エンジン
22 クランクケース
22a 第1の軸受部
22b 第2の軸受部
30 クランク軸
30a クランク軸本体
31a 第1のクランクウェブ対
31b 第2のクランクウェブ対
31c 第3のクランクウェブ対
31d 第4のクランクウェブ対
32a 第1のクランクピン
32b 第2のクランクピン
32c 第3のクランクピン
32d 第4のクランクピン
33a 第1のクランクジャーナル(クランクジャーナル)
33b 第2のクランクジャーナル
34a 第1のクランクウェブ(外側クランクウェブ)
34b 第2のクランクウェブ
34c 第3のクランクウェブ
34d 第4のクランクウェブ
34e 第5のクランクウェブ
34f 第6のクランクウェブ
34g 第7のクランクウェブ
34h 第8のクランクウェブ
38 第1のギア
50 バランサ軸
50a バランサ軸本体
50b 第1のウエイト部
50c 第2のウエイト部
51 第2のギア(ギア)
52 第1のギア部
52a 第1の対向部
53 第2のギア部
53a 第2の対向部
54 ダンパー

Claims (8)

  1. それぞれ一対のクランクウェブを有し、軸線方向における一端側から他端側へ順に配列された第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対と、前記第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続する第1のクランクピンと、前記第2のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続し、前記第1のクランクピンとは位相が90°異なる第2のクランクピンと、前記第3のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続し、前記第2のクランクピンとは位相が180°異なる第3のクランクピンと、前記第4のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続し、前記第1のクランクピンとは位相が180°異なる第4のクランクピンとを含むクランク軸本体と、前記クランク軸本体に取り付けられた第1のギアと、を有するクランク軸と、
    前記第1のギアと噛合する第2のギアを有し、前記クランク軸の一次偶力低減用のバランサ軸と、
    を備え、
    前記第1のギアは、前記クランク軸の軸線方向において、前記第1のクランクウェブ対よりも一端側に配置されているエンジン。
  2. 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
    前記第1のギアは、前記クランク軸本体とは別体に形成されているエンジン。
  3. 請求項2に記載されたエンジンにおいて、
    前記クランク軸本体は、前記第1のクランクウェブ対から前記クランク軸の軸線方向における一端側に延びるクランクジャーナルをさらに含み、
    前記第1のギアは、前記クランクジャーナルに圧入されているエンジン。
  4. 請求項2に記載されたエンジンにおいて、
    前記クランク軸を内部に収納するクランクケースをさらに備え、
    前記クランク軸本体は、
    前記第1のクランクウェブ対から前記クランク軸の軸線方向における一端側に延び、前記第1のギアが取り付けられた第1のクランクジャーナルと、
    前記第1のクランクウェブ対と前記第2のクランクウェブ対とを接続する第2のクランクジャーナルと、
    をさらに含み、
    前記クランクケースは、
    前記第1のクランクジャーナルを支持する第1の軸受部と、
    前記第2のクランクジャーナルを支持する第2の軸受部と、
    を有するエンジン。
  5. 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
    前記バランサ軸は、
    前記第2のギアが取り付けられたバランサ軸本体と、
    前記バランサ軸本体と共に回転する第1のウエイト部と、
    前記バランサ軸本体と共に回転し、第1のウエイト部とは位相が180°異なる第2のウエイト部と、
    をさらに有し、
    前記第1のウエイト部は、前記クランク軸の軸線方向において、前記第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブ間に配置される一方、前記第2のウエイト部は、前記クランク軸の軸線方向において、前記第3のクランクウェブ対の一対のクランクウェブ間に配置されているエンジン。
  6. 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
    前記バランサ軸は、前記第2のギアが取り付けられたバランサ軸本体をさらに有し、
    前記第2のギアは、
    前記バランサ軸本体に対して回転不能に設けられ、第1の対向部を有する第1のギア部と、
    前記バランサ軸本体に対して回転可能に設けられ、前記バランサ軸の回転方向において前記第1の対向部と対向する第2の対向部を有する第2のギア部と、
    前記第1の対向部と前記第2の対向部との間に配置されたダンパーと、
    を有するエンジン。
  7. それぞれ一対のクランクウェブを有し、一端側から他端側へ順に配列された第1、第2、第3及び第4のクランクウェブ対と、第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続する第1のクランクピンと、第2のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続し、前記第1のクランクピンとは位相が90°異なる第2のクランクピンと、第3のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続し、前記第2のクランクピンとは位相が180°異なる第3のクランクピンと、第4のクランクウェブ対の一対のクランクウェブを相互に接続し、前記第1のクランクピンとは位相が180°異なる第4のクランクピンとを含み、前記第1のクランクウェブ対の一対のクランクウェブのうち、前記クランク軸の軸線方向における一端側に位置する外側クランクウェブにギアが形成されたクランク軸と、
    前記外側クランクウェブと噛合するギアを有し、前記クランク軸の一次偶力低減用のバランサ軸と、
    を備えたエンジン。
  8. 請求項1または7に記載のエンジンを備えた車両。
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