JP2002122028A - 自動二輪車の二次バランサ支持構造 - Google Patents

自動二輪車の二次バランサ支持構造

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】回転挙動の低減を図った自動二輪車の二次バラ
ンサ支持構造を提供するにある。 【解決手段】エンジン16のクランクケース21を上下
方向に三分割し、シリンダブロックを前傾配置すると共
に、各クランクケースの割面をシリンダブロックの中心
軸に直交して配置し、クランクシャフト23を上方側ク
ランクケースの割面に、カウンタシャフトとドライブシ
ャフトとを下方側クランクケースの割面にそれぞれ配置
した自動二輪車において、二次バランサ装置47をバラ
ンサシャフト48と一体に形成されたバランサウェイト
49とから構成し、バランサシャフトをクランクケース
割面にメタルベアリング50を介して回転自在に支持す
ると共に、メタルベアリング50を半割型のものとし、
その割面がクランクシャフト23およびバランサシャフ
ト48が配置されたクランクケース割面に一致するよう
に配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の二次
バランサ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される4サイクルエンジン
は、ピストンの往復運動に基づく振動が発生しやすい。
そのため、エンジンはこの振動を除去するためのバラン
サ装置を備えたものがある。バランサ装置は、例えばク
ランクシャフトにウェブを一体に形成した一次バランサ
装置と、ピストンやコンロッド等の全質量に見合ったバ
ランサウェイトをバランサシャフトに設け、このウェイ
トをクランクシャフトと連動回転させることによりエン
ジン運転時の振動を除去する二次バランサ装置とがあ
る。
【0003】従来の自動二輪車の二次バランサ装置は、
例えばクランクケースにバランサシャフトを圧入固定
し、このバランサシャフトの外周にニードルベアリング
を介してバランサウェイトを回転自在に支持している。
すなわち、固定されているバランサシャフトにバランサ
ウェイトが相対回転する構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二次バ
ランサ装置はバランサウェイトがクランクシャフトの二
倍の回転数で回転するため、ニードルベアリングのロー
ラが摩耗しやすく、また、ローラが摩耗すると摺接面の
隙間が拡大してガタが発生し、回転挙動が大きくなると
いった不具合が生じる。
【0005】また、摺接面の隙間が拡大することにより
摺接面の油膜切れが起こり、二次バランサ装置の潤滑性
能が低下する。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、回転挙動の低減を図った自動二輪車の二次バラ
ンサ支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の二次バランサ支持構造は、上述した課題を解決するた
めに、請求項1に記載したように、ヘッドパイプから後
斜下方に延びるメインフレームに取り付けられたエンジ
ンのクランクケースを上下方向に三分割し、上方側のク
ランクケースに一体形成されるシリンダブロックを前傾
配置すると共に、上記各クランクケースの割面を上記シ
リンダブロックの中心軸に直交して配置し、これらのク
ランクケース割面のうち、クランクシャフトを上記上方
側クランクケースの割面に、カウンタシャフトとドライ
ブシャフトとを上記下方側クランクケースの割面にそれ
ぞれ配置した自動二輪車において、二次バランサ装置を
バランサシャフトとこのバランサシャフトに一体に形成
されたバランサウェイトとから構成し、上記バランサシ
ャフトを上記クランクシャフトの前方且つこのクランク
シャフトと同一のクランクケース割面にメタルベアリン
グを介して回転自在に支持すると共に、上記メタルベア
リングを半割型のものとし、その割面が上記クランクシ
ャフトおよびバランサシャフトが配置されたクランクケ
ース割面に一致するように配置したものである。
【0008】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記クランクシャフトの一端
に発電装置を設け、このクランクシャフトの、上記発電
装置の反対側に配置される気筒用のクランクウェブに上
記カウンタシャフト駆動用のプライマリドライブギヤを
一体に形成すると共に、上記クランクシャフトの上記発
電装置取付部側端から少なくとも一気筒分離れた気筒用
のクランクウェブに上記二次バランサ装置駆動用のバラ
ンサドライブギヤを設けたものである。
【0009】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記バランサドライブギヤ
に作動連結するバランサドリブンギヤを上記バランサシ
ャフトに回転一体に取り付けると共に、上記バランサシ
ャフトと上記バランサドリブンギヤとの間に弾性体から
成るダンパを介装したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0012】図1に示すように、この自動二輪車1は車
体フレーム2を有し、その前方にヘッドパイプ3が設け
られる。ヘッドパイプ3には図示しないサスペンション
機構を内装し、前輪4を回動自在に支持する左右一対の
フロントフォーク5やハンドルバー6等から構成される
ステアリング機構7が設けられ、ハンドルバー6により
前輪4が左右に回動自在に操舵される。
【0013】一方、車体フレーム2は、例えばツインチ
ューブ型のもので、ヘッドパイプ3の直後で左右方向に
拡開された後、互いに平行に後斜下方に延びるタンクレ
ールを兼ねた左右一対のメインフレーム8と、このメイ
ンフレーム8の後端部に接続され、略上下方に向かって
延びる左右一対のセンターフレーム9と、このセンター
フレーム9の後上端から後方に延びる左右一対のシート
レール10とから構成される。
【0014】メインフレーム8の上方には燃料タンク1
1が配置され、シートレール10の上方には運転シート
12が配置される。また、センターフレーム9の略中央
下部にはピボット軸13が架設され、このピボット軸1
3にスイングアーム14がピボット軸13廻りにスイン
グ自在に枢着されると共に、このスイングアーム14の
後端に後輪15が回動自在に軸支される。そして、車体
の中央下部、燃料タンク11下方のメインフレーム8に
はエンジン16が取り付けられる。
【0015】さらに、この自動二輪車1は車体の前部が
流線形のカウリング17で覆われており、走行中の空気
抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図られて
いる。
【0016】図2はエンジン16の左側面図あり、大部
分を縦断面で示す。図2に示すように、エンジン16は
例えば4サイクル並列四気筒エンジンであり、主にシリ
ンダヘッドカバー18、シリンダヘッド19、シリンダ
ブロック20、そしてクランクケース21から外形が構
成される。
【0017】クランクケース21は分割式であり、例え
ば図における上下方向に三分割され、シリンダブロック
20が一体に形成されたアッパークランクケース21a
と、センタークランクケース21bと、ロアークランク
ケース21cとから構成される。
【0018】図3は、クランクケース21の分割状態お
よび後述するシャフト類との関係を簡単に表す図であ
る。図2および図3に示すように、シリンダブロック2
0は直立よりやや前傾して配置され、各クランクケース
21a,21b,21cの割面はシリンダブロック20
の中心軸22に直交して前下がり(または後ろ上がり)
に形成される一方、下側のクランクケース21であるロ
アークランクケース21cの下面は略水平に形成され
る。
【0019】図4はセンタークランクケース21bの平
面図であり、アッパークランクケース21aとセンター
クランクケース21bとの割面に配置される機器につい
ては断面で示す。
【0020】アッパークランクケース21aとセンター
クランクケース21bとの割面にはエンジン16の幅方
向に延びるクランクシャフト23が回転自在に支持され
る。また、クランクシャフト23の後方で、センターク
ランクケース21bとロアークランクケース21cとの
割面にはエンジン16の幅方向に延びる(クランクシャ
フト23と平行に配置)カウンタシャフト24およびド
ライブシャフト25が回転自在に支持される。
【0021】クランクシャフト23の一端には発電装置
26が設けられる。一方、クランクシャフト23の他端
にはカムドライブスプロケット27が設けられる。カム
ドライブスプロケット27は、シリンダヘッド19内に
設けられた動弁装置28のカムシャフト29端に設けら
れた図示しないカムドリブンスプロケットに図示しない
カムチェーンを介して作動連結される。そして、クラン
クシャフト23の回転がカムチェーンを介してカムシャ
フト29に伝達されることにより、動弁装置28が作動
され、吸・排気バルブ30を開閉操作する。なお、シリ
ンダヘッド19の上部はシリンダヘッドカバー18によ
り塞がれる。
【0022】クランクシャフト23には各気筒に対応し
て一次バランサ装置であるクランクウェブ31が形成さ
れる。発電装置26の反対側に配置される気筒用のクラ
ンクウェブ31にはカウンタシャフト24に形成された
プライマリドリブンギヤ32に作動連結するプライマリ
ドライブギヤ33が一体に形成される。また、クランク
シャフト23の発電装置26取付部側端から、少なくと
も一気筒分離れた気筒用のクランクウェブ31にはバラ
ンサドライブギヤ34が一体に形成される。
【0023】クランクシャフト23には、コンロッド3
5の大端部36aが連結され、また、コンロッド35の
小端部36bにはピストン37が連結される。そして、
シリンダブロック20内にはピストン37が図3におけ
るシリンダブロック20の中心軸22方向摺動自在に収
納される。また、シリンダヘッド19とピストン37と
の間の空間には燃焼室38が形成され、その中央部には
外方から図示しない点火プラグがねじ結合される。
【0024】ピストン37の往復ストロークはクランク
シャフト23により回転運動に変換され、両プライマリ
ギヤ32,33を介してカウンタシャフト24に設けら
れた図示しないクラッチ機構に伝達される。カウンタシ
ャフト24とドライブシャフト25との間にはミッショ
ン機構39が設けられており、クランクシャフト23の
回転運動は最終的にドライブシャフト25を経てドライ
ブチェーン40(図1参照)を介して駆動輪である後輪
15に伝達される。
【0025】ところで、この自動二輪車1に用いられる
エンジン16への混合気供給手段は燃料噴射式であっ
て、シリンダヘッド19に形成された吸気ポート41に
フューエルインジェクタ42を備えたスロットルボディ
43が接続される。そして、スロットルボディ43はエ
ンジン16の後上方に配置され、スロットルボディ43
の上流側にはエアクリーナ44が接続される。
【0026】また、エンジン16にはエンジン潤滑装置
が備えられており、ロアークランクケース21c下部に
設けられたオイルパン45内に貯留された潤滑オイルが
図示しないオイルポンプによってオイルフィルタ46を
経由してクランクシャフト23や動弁装置28、ミッシ
ョン機構39等のエンジン16内各部に圧送される。
【0027】このエンジン16にはクランクシャフト2
3上に設けられる一次バランサ装置とは別に二次バラン
サ装置47を備える。この二次バランサ装置47は、図
2〜図4に示すように、クランクシャフト23が回転自
在に支持されるアッパークランクケース21aとセンタ
ークランクケース21bとの割面上で、且つクランクシ
ャフト23の前方に配置される。
【0028】図5は、図4に示す二次バランサ装置取付
部の拡大図であり、図6は図5のVI−VI線に沿う断
面図である。図5に示すように、二次バランサ装置47
はバランサシャフト48とこのバランサシャフト48に
一体に形成されたバランサウェイト49とから構成さ
れ、図6にも示すように、バランサシャフト48はアッ
パークランクケース21aとセンタークランクケース2
1bとの割面にメタルベアリング50を介して回転自在
に支持される。また、このメタルベアリング50は半割
型のものであって、そのクランクケース割面がアッパー
クランクケース21aとセンタークランクケース21b
との割面に一致するように配置される。
【0029】さらに、バランサシャフト48には前記バ
ランサドライブギヤ34に作動連結するバランサドリブ
ンギヤ51が回転一体に取り付けられる。そして、バラ
ンサシャフト48とバランサドリブンギヤ51との間に
は弾性体から成るダンパ52が介装される。
【0030】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0031】クランクケース21を上下方向に三分割
し、アッパークランクケース21aに一体形成されるシ
リンダブロック20を前傾配置すると共に、シリンダブ
ロック20の中心軸22に直交する各クランクケース2
1a,21b,21cの割面のうち、バランサシャフト
48とクランクシャフト23とを上方側のクランクケー
ス割面、本実施形態においてはアッパークランクケース
21aとセンタークランクケース21bとの割面に配置
し、カウンタシャフト24とドライブシャフト25とを
下方側のクランクケース割面、本実施形態においてはセ
ンタークランクケース21bとロアークランクケース2
1cとの割面に配置したことにより、各シャフト23,
24,25,48が水平線上に一直線に並ぶことがな
く、エンジン16の前後長が短縮化できてコンパクト化
が可能になると共に、マスの集中化を図ることができ、
操縦安定性が向上する。
【0032】また、クランクシャフト23およびバラン
サシャフト48は振動の発生源であるため、これらのシ
ャフト23,48をカウンタシャフト24およびドライ
ブシャフト25とは別のクランクケース割面に配置する
ことにより、クランクシャフト23およびバランサシャ
フト48が配置されるクランクケース割面、本実施形態
においてはアッパークランクケース21aとセンターク
ランクケース21bとの割面、の締結力のみを他方のク
ランクケース割面の締結力より高く設定すればよいの
で、組付け時の効率が向上する。
【0033】さらに、二次バランサ装置47をバランサ
シャフト48とこのバランサシャフト48に一体に形成
されたバランサウェイト49とから構成し、バランサシ
ャフト48をアッパークランクケース21aとセンター
クランクケース21bとの割面にメタルベアリング50
を介して回転自在に支持したことにより、部品点数が削
減でき、組付性が向上する。また、バランサシャフト4
8とメタルベアリング50との摺接面に隙間ができにく
く、ガタの発生、すなわち回転挙動が抑えられると共
に、摺接面の油膜切れが起こりにくくなって二次バラン
サ装置47の潤滑性能が向上する。
【0034】さらにまた、上記メタルベアリング50を
半割型のものとし、その割面がアッパークランクケース
21aとセンタークランクケース21bとの割面に一致
するように配置したことにより二次バランサ装置47の
組付性が向上する。
【0035】ところで、クランクシャフト23の両端に
は重量回転物である発電装置26およびプライマリドラ
イブギヤ33が設けられているため、クランクシャフト
23に比較的負担のかからない部位、本実施形態におい
ては発電装置26取付部側端から少なくとも一気筒分離
れた気筒用のクランクウェブ31に二次バランサ装置4
7駆動用のバランサドライブギヤ34を設けたことによ
り、クランクシャフト23の二倍の回転数に増速される
二次バランサ装置47を駆動する際のクランクシャフト
23への負担が軽減される。
【0036】また、クランクシャフト23の二倍の回転
数に増速される二次バランサ装置47はエンジン16の
回転変動に敏感に反応するが、バランサシャフト48と
バランサドリブンギヤ51との間に弾性体から成るダン
パ52を介装したことによりこのダンパ52が上記エン
ジン16の回転変動を吸収できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の二次バランサ支持構造によれば、ヘッドパイプ
から後斜下方に延びるメインフレームに取り付けられた
エンジンのクランクケースを上下方向に三分割し、上方
側のクランクケースに一体形成されるシリンダブロック
を前傾配置すると共に、上記各クランクケースの割面を
上記シリンダブロックの中心軸に直交して配置し、これ
らのクランクケース割面のうち、クランクシャフトを上
記上方側クランクケースの割面に、カウンタシャフトと
ドライブシャフトとを上記下方側クランクケースの割面
にそれぞれ配置した自動二輪車において、二次バランサ
装置をバランサシャフトとこのバランサシャフトに一体
に形成されたバランサウェイトとから構成し、上記バラ
ンサシャフトを上記クランクシャフトの前方且つこのク
ランクシャフトと同一のクランクケース割面にメタルベ
アリングを介して回転自在に支持すると共に、上記メタ
ルベアリングを半割型のものとし、その割面が上記クラ
ンクシャフトおよびバランサシャフトが配置されたクラ
ンクケース割面に一致するように配置したため、エンジ
ンがコンパクトになると共に、部品点数の削減および組
付性の向上が図られ、さらに二次バランサ装置の潤滑性
能の低下が防止できる。
【0038】また、上記クランクシャフトの一端に発電
装置を設け、このクランクシャフトの、上記発電装置の
反対側に配置される気筒用のクランクウェブに上記カウ
ンタシャフト駆動用のプライマリドライブギヤを一体に
形成すると共に、上記クランクシャフトの上記発電装置
取付部側端から少なくとも一気筒分離れた気筒用のクラ
ンクウェブに上記二次バランサ装置駆動用のバランサド
ライブギヤを設けたため、クランクシャフトへの負担が
軽減される。
【0039】さらに、上記バランサドライブギヤに作動
連結するバランサドリブンギヤを上記バランサシャフト
に回転一体に取り付けると共に、上記バランサシャフト
と上記バランサドリブンギヤとの間に弾性体から成るダ
ンパを介装したため、エンジンの回転変動が吸収でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の二次バランサ支持構
造の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】エンジンの左側面図。
【図3】クランクケースの分割状態およびシャフト類と
の関係を簡単に表す図。
【図4】センタークランクケースの平面図。
【図5】図4に示す二次バランサ装置取付部の拡大図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 3 ヘッドパイプ 8 メインフレーム 16 エンジン 20 シリンダブロック 21a アッパークランクケース 21b センタークランクケース 21c ロアークランクケース 22 シリンダブロックの中心軸 23 クランクシャフト 24 カウンタシャフト 25 ドライブシャフト 26 発電装置 31 クランクウェブ(一次バランサ装置) 33 プライマリドライブギヤ 34 バランサドライブギヤ 47 二次バランサ装置 48 バランサシャフト 49 バランサウェイト 50 メタルベアリング 51 バランサドリブンギヤ 52 ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/26 F16F 15/26 H 15/12 S

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから後斜下方に延びるメイ
    ンフレームに取り付けられたエンジンのクランクケース
    を上下方向に三分割し、上方側のクランクケースに一体
    形成されるシリンダブロックを前傾配置すると共に、上
    記各クランクケースの割面を上記シリンダブロックの中
    心軸に直交して配置し、これらのクランクケース割面の
    うち、クランクシャフトを上記上方側クランクケースの
    割面に、カウンタシャフトとドライブシャフトとを上記
    下方側クランクケースの割面にそれぞれ配置した自動二
    輪車において、二次バランサ装置をバランサシャフトと
    このバランサシャフトに一体に形成されたバランサウェ
    イトとから構成し、上記バランサシャフトを上記クラン
    クシャフトの前方且つこのクランクシャフトと同一のク
    ランクケース割面にメタルベアリングを介して回転自在
    に支持すると共に、上記メタルベアリングを半割型のも
    のとし、その割面が上記クランクシャフトおよびバラン
    サシャフトが配置されたクランクケース割面に一致する
    ように配置したことを特徴とする自動二輪車の二次バラ
    ンサ支持構造。
  2. 【請求項2】 上記クランクシャフトの一端に発電装置
    を設け、このクランクシャフトの、上記発電装置の反対
    側に配置される気筒用のクランクウェブに上記カウンタ
    シャフト駆動用のプライマリドライブギヤを一体に形成
    すると共に、上記クランクシャフトの上記発電装置取付
    部側端から少なくとも一気筒分離れた気筒用のクランク
    ウェブに上記二次バランサ装置駆動用のバランサドライ
    ブギヤを設けた請求項1記載の自動二輪車の二次バラン
    サ支持構造。
  3. 【請求項3】 上記バランサドライブギヤに作動連結す
    るバランサドリブンギヤを上記バランサシャフトに回転
    一体に取り付けると共に、上記バランサシャフトと上記
    バランサドリブンギヤとの間に弾性体から成るダンパを
    介装した請求項2記載の自動二輪車の二次バランサ支持
    構造。
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