JP2009257224A - 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両 - Google Patents

内燃機関装置およびその制御方法並びに車両 Download PDF

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仁己 杉本
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Abstract

【課題】内燃機関の排気を吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給装置による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定をより容易に行なう。
【解決手段】エンジンがアイドル運転されている最中にEGRバルブが全開となるようステッピングモータを駆動制御するバルブ全開制御を行ない(S120)、その後に所定時間t1が経過したときに(S130)、エンジンの回転数Neが閾値Neref未満のときにはEGRシステムは正常であると判定し(S160)、回転数Neが閾値Neref以上のときにはEGRシステムは正常ではないと判定する(S170)。このように、バルブ全開制御を行なった後のエンジンの回転数Neだけを用いてEGRシステムが正常であるか否かを判定することにより、この判定をより容易に行なうことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関装置およびその制御方法並びに車両に関する。
従来、この種の内燃機関装置としては、EGRが作動していてエンジンが定常運転されているときに、EGRをOFFとし、EGRをOFFとする前後の吸気管圧力についての変動値に基づいてEGRが正常であるか否かを判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−31571号公報
上述の内燃機関装置では、EGRが正常であるか否かを判定するためにEGRをOFFとする前後の吸気管圧力を必要としている。こうした内燃機関装置では、EGRが正常であるか否かの判定をより容易に行なうことが望まれている。
本発明の内燃機関装置およびその制御方法並びに車両は、内燃機関の排気を吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給装置による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定をより容易に行なうことを主目的とする。
本発明の内燃機関装置およびその制御方法並びに車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関装置は、
内燃機関を備える内燃機関装置であって、
前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、
前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際、前記内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に前記排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう該排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、該排気供給制御を実行した後に前記内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて前記排気供給状態判定を行なう排気供給状態判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置では、排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際には、内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、排気供給制御を実行した後に内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて排気供給状態判定を行なう。したがって、排気供給制御を実行した後の内燃機関の回転数だけを用いて排気供給状態判定を行なうから、排気供給状態判定をより容易に行なうことができる。ここで、「所定の運転状態」は、アイドル運転状態であるものとすることもできる。また、「所定量」は、内燃機関をストールさせるのに要する量であるものとすることもできる。さらに、「所定回転数」は、内燃機関のストールを検出するのに用いる回転数であるものとすることもできる。
こうした本発明の内燃機関装置において、前記排気供給状態判定手段は、前記排気供給制御を開始してから所定時間が経過したときに、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数未満のときには前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれていると判定し、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上のときには前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれていないと判定する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の内燃機関装置において、前記排気供給手段は、バルブの開度を調整することにより前記内燃機関の吸気系に供給する排気の供給量を調整する手段であり、前記排気供給状態判定手段は、前記排気供給制御として、前記バルブの開度が所定開度以上となるよう前記排気供給手段を制御する手段である、ものとすることもできる。
本発明の車両は、
上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置、即ち、基本的には、内燃機関を備える内燃機関装置であって、前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際、前記内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に前記排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう該排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、該排気供給制御を実行した後に前記内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて前記排気供給状態判定を行なう排気供給状態判定手段と、を備える内燃機関装置を搭載し、前記内燃機関からの動力を用いて走行する車両であって、前記排気供給状態判定手段は、シフトポジションが駐車ポジションのときに前記排気供給状態判定を行なう手段である、ものとすることもできる。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置を搭載するから、本発明の内燃機関装置が奏する効果、例えば、排気供給状態判定をより容易に行なうことができる効果などと同様の効果を奏することができる。
こうした本発明の車両において、前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、車軸に動力を出力可能な電動機と、前記排気供給状態判定手段により排気供給手段による排気供給が正常に行なわれると判定されたとき、該判定後にアクセル操作が行なわれたときに前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴って該内燃機関を始動する始動制御手段と、を備えるものとすることもできる。こうすれば、排気供給状態判定手段による判定後に、操作者は、内燃機関をより容易に始動することができる。この態様の本発明の車両において、前記モータリング手段は、車軸に接続されると共に該車軸とは独立に回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記車軸と前記出力軸とに動力を入出力可能な電力動力入出力手段であるものとすることもできる。
本発明の内燃機関装置の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、を備える内燃機関装置の制御方法であって、
前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際、前記内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に前記排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう該排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、該排気供給制御を実行した後に前記内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて前記排気供給状態判定を行なう、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関装置の制御方法では、排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際には、内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、排気供給制御を実行した後に内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて排気供給状態判定を行なう。したがって、排気供給制御を実行した後の内燃機関の回転数だけを用いて排気供給状態判定を行なうから、排気供給状態判定をより容易に行なうことができる。ここで、「所定の運転状態」は、アイドル運転状態であるものとすることもできる。また、「所定量」は、内燃機関をストールさせるのに要する量であるものとすることもできる。さらに、「所定回転数」は、内燃機関のストールを検出するのに用いる回転数であるものとすることもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される共にEGRシステム160を介して吸気側に供給される。EGRシステム160は、浄化装置134の後段に接続されて排気を吸気側のサージタンクに供給するためのEGR管162と、EGR管162に配置されステッピングモータ163により駆動されるEGRバルブ164とを備え、EGRバルブ164の開度の調整により、不燃焼ガスとしての排気を供給量を調整して吸気側に供給する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた図示しない圧力センサからの筒内圧力,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ158からの吸気圧Pin,空燃比センサ135aからの空燃比,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号,EGRバルブ164の開度を調整するステッピングモータ163への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションセンサ82により検出するシフトポジションSPとしては、駐車ポジション(Pポジション)や中立ポジション(Nポジション),ドライブポジション(Dポジション),リバースポジション(Rポジション)などがある。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にEGRシステム160が正常であるか否かを判定する処理(EGRシステム160によりエンジン22の排気の吸気側への供給が正常に行なわれるか否かを判定する処理)について説明する。図3は、エンジンECU24により実行されるEGRシステム検査ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、EGRシステム160の検査を行なうEGR検査モードが設定されたことを示すフラグをハイブリッド用電子制御ユニット70から受信したときに実行される。ここで、EGR検査モードは、実施例では、イグニッションスイッチ80がオンで且つシフトポジションSPが駐車ポジション(Pポジション)の状態で乗員室等の所定箇所に配置されたコネクタを介してハイブリッドECU70に外部のコンピュータが接続され、外部のコンピュータからハイブリッド用電子制御ユニット70にEGRシステム160が正常であるか否かの検査を行なうよう指示されたときに設定されるものとした。また、EGR検査モードが設定されたときには、実施例では、エンジンECU24は、図示しない検査時エンジン制御ルーチンにより、エンジン22がアイドル運転されるようエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なうものとした。なお、EGR検査モードが設定されたときにエンジン22が停止されているときには、エンジンECU24とモータECU40とによりモータMG1によるエンジン22のモータリングを伴ってエンジン22が始動された後に、エンジンECU24によりエンジン22はアイドル運転される。
EGRシステム検査ルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、EGRバルブ164が全閉となるようステッピングモータ163を駆動制御すると共に(ステップS100)、エンジン22がアイドル運転されているか否かを確認する処理を行なう(ステップS110)。ここで、エンジン22がアイドル運転されているか否かの確認は、例えば、エンジン22がアイドル運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御が行なわれているかを判定することによって行なうことができる。
こうしてエンジン22がアイドル運転されているのを確認すると、EGRバルブ164が全開となるようステッピングモータ163を駆動制御するバルブ全開制御を実行し(ステップS120)、所定時間t1が経過するのを待つ処理を行なう(ステップS130)。ここで、バルブ全開制御は、エンジン22の吸気系に多くの排気を供給してエンジン22をストールさせるために行なう処理である。また、所定時間t1は、バルブ全開制御を行なった後にエンジン22の回転数Neが十分に低下する(エンジン22がストールする)までに要する時間であり、例えば、3秒や5秒などを用いることができる。
そして、所定時間t1が経過すると、エンジン22の回転数Neを入力し(ステップS140)、入力したエンジン22の回転数Neを閾値Nerefと比較し(ステップS150)、回転数Neが閾値Neref未満のときにはEGRシステム160は正常である(EGRバルブ164は正常に作動する)と判定して(ステップS160)、このルーチンを終了し、エンジン22の回転数Neが閾値Neref以上のときにはEGRシステム160は正常ではない(EGRバルブ164は正常に作動しない)と判定して(ステップ170)、このルーチンを終了する。ここで、エンジン22の回転数Neは、クランクポジションセンサ140からの信号に基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、閾値Nerefは,エンジンストールを検出するのに用いられるものであり、例えば、50rpmや100rpmなどを用いることができる。さらに、EGRバルブ164が正常に作動しない例としては、EGRバルブ164の閉固着または低開度での固着,ステッピングモータ163の異常などが考えられる。このように、エンジン22がアイドル運転されている最中にバルブ全開制御を行なってから所定時間t1が経過したときのエンジン22の回転数Neだけを用いてEGRシステム160が正常であるか否か(EGRバルブ164が正常に作動するか否か)の判定を行なうことにより、バルブ全開制御を行なう前後の状態を用いてこの判定を行なうものに比してこの判定をより容易に行なうことができる。
次に、図3のEGRシステム検査ルーチンによりEGRシステム160が正常であると判定されたときの動作について説明する。図4は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるEGRシステム正常判定後ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、EGRシステム160が正常であるとの判定結果をエンジンECU24から受信したときに実行される。なお、このとき、EGRシステム検査ルーチンにおけるエンジンストールによりエンジン22は停止している。
EGRシステム正常判定後ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、アクセルペダルポジションセンサ84から入力したアクセル開度Accに基づいてアクセルペダル83が踏み込まれるのを待って(ステップS200,S210)、エンジン22の始動指令をエンジンECU24とモータECU40とに送信して(ステップS220)、このルーチンを終了する。始動指令を受信したモータECU40は、エンジン22をモータリングするためのトルクがモータMG1から出力されるようモータMG1を制御する。また、始動指令を受信したエンジンECU24は、モータMG1によるエンジン22のモータリングによってエンジン22の回転数Neが制御開始回転数Nsref(例えば、1000rpmや1200rpm)以上に至ったときにエンジン22の点火制御や燃料噴射制御を開始する。このように、EGRシステム160の検査後はアクセルペダル83が踏み込まれたときにエンジン22を始動することにより、イグニッションスイッチ80が一旦オフとされてその後にオンとされてからエンジン22を始動するものに比してより簡易にエンジン22の始動を行なうことができる。なお、図3のEGRシステム検査ルーチンによりEGRシステム160が正常でないと判定されたときには、EGRシステム160の交換が行なわれるまでエンジン22を始動しないものとしてもよいし、アクセルペダル83が踏み込まれたときにエンジン22を始動するものとしてもよい。ここで、エンジン22を始動してもよいのは、EGRシステム160を用いなくてもエンジン22からの動力を用いて走行することは可能であるためである。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22がアイドル運転されている最中にEGRバルブ164が全開となるようステッピングモータ163を駆動制御するバルブ全開制御を行なってから所定時間t1が経過したときのエンジン22の回転数Neだけを用いてEGRシステム160が正常であるか否か(EGRシステム160によりエンジン22の排気の吸気側への供給が正常に行なわれるか否か)の判定を行なうから、この判定をより容易に行なうことができる。
また、実施例のハイブリッド自動車20によれば、EGRシステム160が正常であると判定されたときには、その後にアクセルペダル83が踏み込まれたときにエンジン22を始動するから、操作者はエンジン22をより容易に始動することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、EGRシステム160が正常であるか否かを判定するために、EGRバルブ164が全開となるようステッピングモータ163を駆動制御するバルブ全開制御を行なうものとしたが、EGRバルブ164の開度は、全開に限られず、エンジン22をストールさせるのに十分な開度であればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、EGRシステム160が正常であるか否かを判定するために、エンジン22がアイドル運転されている最中にバルブ全開制御を行なうものとしたが、バルブ全開制御を行なった後にエンジン22の回転数Neが閾値Neref未満に至ると想定される範囲内でエンジン22が負荷運転されている最中にバルブ全開制御を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、バルブ全開制御を行なってから所定時間t1が経過したときの回転数Neを閾値Nerefと比較することによりEGRシステム160が正常であるか否かの判定を行なうものとしたが、所定時間t1が経過したか否かに拘わらず、バルブ全開制御を行なった後にエンジン22の回転数Neが閾値Neref未満に至るか否かによりEGRシステム160が正常であるか否かの判定を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPが駐車ポジションの状態でEGRシステム160が正常であるか否かの判定を行なうものとしたが、シフトポジションSPがNポジションの状態でEGRシステム160が正常であるか否かを判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、EGRシステム160が正常であると判定された後には、操作者によりアクセルペダル83が踏み込まれたときにエンジン22を始動するものとしたが、操作者によりイグニッションスイッチ80が一旦オフとされてその後に再度オンとされたときにエンジン22を始動するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図5の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図5における車輪64a,64bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図6の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
また、主としてエンジン22とEGRシステム160とエンジンECU24とを備える内燃機関装置を備えるものであれば、上述の実施例のEGRシステム検査ルーチンと同様の制御を行なうことができるから、自動車や車両、船舶、航空機などの移動体などに搭載される内燃機関装置の形態や、建設設備などの移動しないものに組み込まれる内燃機関装置の形態としてもよい。また、こうした内燃機関装置の制御方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、EGRシステム160が「排気供給手段」に相当し、エンジン22がアイドル運転されている最中にEGRバルブ164が全開となるようステッピングモータ163を駆動制御するバルブ全開制御を行なってから所定時間t1が経過したときのエンジン22の回転数Neを閾値Nerefと比較することによりEGRシステム160が正常であるか否かの判定を行なう図3のEGRシステム検査ルーチンを実行するエンジンECU24が「排気供給状態判定手段」に相当する。また、モータMG1と動力分配統合機構30とを組み合わせたものが「モータリング手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、EGRシステム160が正常であるとの判定結果をエンジンECU24から受信した後にアクセルペダル83が踏み込まれたときにエンジン22の始動指令をエンジン22とエンジンECU24とに送信するハイブリッド用電子制御ユニット70と、始動指令を受信したときにエンジン22をモータリングするためのトルクがモータMG1から出力されるようモータMG1を制御するモータECU40と、始動指令を受信したときにエンジン22の回転数Neが制御開始回転数Nsref以上に至ったときにエンジン22の点火制御や燃料噴射制御を開始するエンジンECU24とが「始動制御手段」に相当する。さらに、対ロータ電動機230も「モータリング手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「排気供給手段」としては、EGRシステム160に限定されるものではなく、内燃機関の排気を内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「排気供給状態判定手段」としては、エンジン22がアイドル運転されている最中にEGRバルブ164が全開となるようステッピングモータ163を駆動制御するバルブ全開制御を行なってから所定時間t1が経過したときのエンジン22の回転数Neを閾値Nerefと比較することによりEGRシステム160が正常であるか否かの判定を行なうものに限定されるものではなく、バルブ全開制御を行なった後にエンジン22の回転数Neが閾値Neref未満に至るか否かによりEGRシステム160が正常であるか否かの判定を行なうものとするなど、排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際、内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、排気供給制御を実行した後に内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて排気供給状態判定を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「モータリング手段」としては、モータMG1と動力分配統合機構30とを組み合わせたものや対ロータ電動機230に限定されるものではなく、内燃機関をモータリング可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、車軸に動力を出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「始動制御手段」としては、EGRシステム160が正常であるとの判定がなされた後にアクセルペダル83が踏み込まれたときにモータMG1によるエンジン22のモータリングを伴ってエンジン22を始動するものに限定されるものではなく、排気供給状態判定手段により排気供給手段による排気供給が正常に行なわれると判定されたとき、判定後にアクセル操作が行なわれたときにモータリング手段による内燃機関のモータリングを伴って内燃機関を始動するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のエンジンECU24により実行されるEGRシステム検査ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるEGRシステム正常判定後ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、160 EGRシステム、162 EGR管、163 ステッピングモータ、164 EGRバルブ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (8)

  1. 内燃機関を備える内燃機関装置であって、
    前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、
    前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際、前記内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に前記排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう該排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、該排気供給制御を実行した後に前記内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて前記排気供給状態判定を行なう排気供給状態判定手段と、
    を備える内燃機関装置。
  2. 前記排気供給状態判定手段は、前記排気供給制御を開始してから所定時間が経過したときに、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数未満のときには前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれていると判定し、前記内燃機関の回転数が前記所定回転数以上のときには前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれていないと判定する手段である請求項1記載の内燃機関装置。
  3. 請求項1または2記載の内燃機関装置であって、
    前記排気供給手段は、バルブの開度を調整することにより前記内燃機関の吸気系に供給する排気の供給量を調整する手段であり、
    前記排気供給状態判定手段は、前記排気供給制御として、前記バルブの開度が所定開度以上となるよう前記排気供給手段を制御する手段である、
    内燃機関装置。
  4. 前記所定の運転状態は、アイドル運転状態である請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の内燃機関装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の内燃機関装置を搭載し、前記内燃機関からの動力を用いて走行する車両であって、
    前記排気供給状態判定手段は、シフトポジションが駐車ポジションのときに前記排気供給状態判定を行なう手段である、
    車両。
  6. 請求項5記載の車両であって、
    前記内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
    車軸に動力を出力可能な電動機と、
    前記排気供給状態判定手段により排気供給手段による排気供給が正常に行なわれると判定されたとき、該判定後にアクセル操作が行なわれたときに前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングを伴って該内燃機関を始動する始動制御手段と、
    を備える車両。
  7. 前記モータリング手段は、車軸に接続されると共に該車軸とは独立に回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記車軸と前記出力軸とに動力を入出力可能な電力動力入出力手段である請求項6記載の車両。
  8. 内燃機関と、前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、を備える内燃機関装置の制御方法であって、
    前記排気供給手段による排気供給が正常に行なわれるか否かの判定である排気供給状態判定を行なう際、前記内燃機関が所定の運転状態で運転されている最中に前記排気供給手段により所定量以上の排気供給が行なわれるよう該排気供給手段を制御する排気供給制御を実行し、該排気供給制御を実行した後に前記内燃機関の回転数が所定回転数未満に至るか否かに基づいて前記排気供給状態判定を行なう、
    ことを特徴とする内燃機関装置の制御方法。
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