JP2009046076A - 自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関からの排気を内燃機関の吸気系に供給する排気供給装置を備える自動車において、内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出センサの異常診断を行なう際にエミッションが悪化するのを抑制することや排気系状態検出センサの異常診断を行なっているときでも走行に要求される要求駆動力に基づいて走行する。
【解決手段】酸素センサの異常診断を行なう条件が成立してその指示がなされたときには、EGRバルブを閉じてEGR装置によりエンジンからの排気が吸気系に供給されない状態にし(S210)、空燃比をリーン側やリッチ側に変動させたときの酸素センサの出力電圧に基づいて酸素センサの異常診断を行なう(S220)。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車およびその制御方法に関する。
従来、この種の自動車としては、エンジンの排気ポートに排気マニホールドを介して接続された排気管に酸素センサが取り付けられ、酸素センサの劣化診断を行なう条件が成立したときに空燃比をリッチ側やリーン側に変動させて酸素センサの異常診断を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−220051号公報
ところで、エンジンからの排気をそのエンジンの吸気系に供給する排気供給装置を備える自動車では、排気供給装置により排気を吸気系に供給している状態で酸素センサの異常診断を行なうと、異常診断のための空燃比の変動以上に実際の空燃比が変動し、エミッションの悪化を招くことがある。
また、エンジンからの動力とモータからの動力とを用いて走行する自動車では、モータからの動力だけで走行している最中にエンジンが始動されて酸素センサの異常診断が行なわれることがあるが、このときでも運転者の操作に応じて走行できるようにすることが望ましい。
本発明の自動車およびその制御方法は、内燃機関からの排気を内燃機関の吸気系に供給する排気供給装置を備える自動車において、内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出センサの異常診断を行なう際にエミッションが悪化するのを抑制することや排気系状態検出センサの異常診断を行なっているときでも走行に要求される要求駆動力に基づいて走行することを主目的とする。
本発明の自動車およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
内燃機関からの動力と電動機からの動力とを用いて走行する自動車であって、
前記内燃機関からの排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給手段と、
前記内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出手段と、
走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、前記内燃機関を前記排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの前記排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて該排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に前記要求される要求駆動力に基づく駆動力が前記電動機から出力されて走行するよう前記内燃機関と前記電動機と前記排気供給手段とを制御する異常診断時制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたときには、内燃機関を排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に走行用により要求される要求駆動力に基づく駆動力が電動機から出力されて走行するよう内燃機関と電動機と排気供給手段とを制御する。したがって、排気系状態検出手段の異常診断の指示がなされたときに、排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止することなく排気系状態検出手段の異常診断を行なうものに比して排気系状態検出手段の異常診断を行なう際のエミッションの悪化を抑制することができる。もとより、排気系状態検出手段の異常診断を行なっているときでも、要求駆動力に基づく駆動力を電動機から出力して走行することができる。
こうした本発明の自動車において、前記異常診断時制御手段は、前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、前記内燃機関の燃焼が安定している条件が成立したときに前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう手段であるものとすることもできる。これは、内燃機関の燃焼が安定していないと、排気系状態検出手段の異常診断において、排気系状態検出手段が正常であるにも拘わらず、内燃機関の燃焼が不安定なことによる排気系状態検出手段の検出値の異常によって排気系状態検出手段が異常であると判定されてしまうおそれがあるためである。
また、本発明の自動車において、前記排気系状態検出手段は、触媒が設けられた前記内燃機関の排気系における該触媒の下流側に取り付けられ、該触媒を通過後の排気の酸素濃度に基づく検出値を出力する酸素センサであるものとすることもできる。
さらに、本発明の自動車において、車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸とは独立に回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記駆動軸と前記出力軸とに動力を入出力可能な電力動力入出力手段を備えるものとすることもできる。この場合、前記電力動力入出力手段は、動力を入出力する発電機と、前記駆動軸と前記出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の自動車の制御方法は、
走行用の動力を出力する内燃機関と、走行用の動力を出力する電動機と、前記内燃機関からの排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給手段と、前記内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出手段と、を備える自動車の制御方法であって、
前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、前記内燃機関を前記排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの前記排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて該排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力が前記電動機から出力されて走行するよう前記内燃機関と前記電動機と前記排気供給手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の自動車の制御方法では、内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたときには、内燃機関を排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に走行用により要求される要求駆動力に基づく駆動力が電動機から出力されて走行するよう内燃機関と電動機と排気供給手段とを制御する。したがって、排気系状態検出手段の異常診断の指示がなされたときに、排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止することなく排気系状態検出手段の異常診断を行なうものに比して排気系状態検出手段の異常診断を行なう際のエミッションの悪化を抑制することができる。もとより、排気系状態検出手段の異常診断を行なっているときでも、要求駆動力に基づく駆動力を電動機から出力して走行することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。この浄化装置134の後段には、排気を吸気側に供給するEGR管152と、吸気側に供給する排気の供給量を調節するEGRバルブ154とを備え、EGRバルブ154の開閉により、エンジン22は、不燃焼ガスとしての排気を吸入側に供給して空気と排気とガソリンの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。実施例の排気供給手段としては、EGR管152やEGRバルブ154が相当する。以下、この排気供給手段に相当するものをEGR装置という。また、浄化装置134の上流側には空燃比センサ135aが取り付けられ、浄化装置134の下流側には酸素センサ135bが取り付けられている。空燃比センサ135aは、実施例では、図示しないジルコニア固体電解質を二つの電極で挟持してなる周知のセンサとして構成されており、所定電圧(例えば0.4Vなど)を印加したときにエンジン22の混合気の空燃比に応じて限界電流としての出力電流Iafが略線形に変化するものを用いるものとした。酸素センサ135bは、実施例では、図示しないジルコニア固体電解質を二つの極で挟持してなる周知のセンサとして構成されており、空燃比がリーンかリッチかに応じて出力電圧Voが大きく変化するもの(例えば、空燃比がリッチ側のときに約0.9V,リーン側のときに約0.1Vを出力するもの)を用いるものとした。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温θw,燃焼室内に取り付けられた圧力センサからの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,浄化装置134の三元触媒の温度134aを検出する温度センサ134aからの触媒温度θc,空燃比センサ135aからの出力電流Iaf,酸素センサ135bからの出力電圧Vo,EGR管152内のEGRガスの温度を検出する温度センサ156からのEGRガス温度などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、警告灯89への点灯信号などが出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に酸素センサ135bの異常診断を行なう際の動作について説明する。図3はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される異常診断時制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図4はエンジンECU24により実行される異常診断処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。以下、まず、図3の異常診断時制御ルーチンについて説明し、その後、図4の異常診断処理ルーチンについて説明する。図3の異常診断時制御ルーチンは、酸素センサ135bの異常診断を行なうための条件(例えば、イグニッションスイッチ80がオンされてからエンジン22が初めて始動されたときに成立する条件など)が成立してから図4の異常診断処理ルーチンが完了するまで所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
異常診断時制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速Vなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図5に要求トルク設定用マップの一例を示す。
続いて、エンジン22がアイドル運転されるようアイドル運転指令をエンジンECU24に送信すると共に(ステップS120)、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する(ステップS130)。そして、要求トルクTr*を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したものをモータMG2のトルク指令Tm2*に設定し(ステップS140)、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS150)、異常診断時駆動制御ルーチンを終了する。アイドル運転指令を受信したエンジンECU24は、エンジン22がアイドル運転されるようエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。例えば、燃料噴射制御については、エンジン22をアイドル運転させるための基本燃料噴射量Qftmpが設定された目標燃料噴射量Qf*に応じた時間の燃料噴射が行なわれるよう燃料噴射弁126を駆動制御する。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、要求トルクTr*に基づくトルクを駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力して走行することができる。
次に、図4の異常診断処理ルーチンについて説明する。このルーチンは、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立したときに実行される。異常診断処理ルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、エンジン22の燃焼が安定していると推定できる燃焼安定推定状態であるか否かを判定し(ステップS200)、燃焼安定推定状態でない判定されたときには、燃焼安定推定状態であると判定されるまで待つ。ここで、燃焼安定推定状態であるか否かの判定は、例えば、エンジン22が始動されてから所定時間(例えば、3分や5分など)が経過しているか否かを調べることにより行なったり、水温センサ142からの冷却水温θwを調べることにより行なったりすることができる。このステップS210の処理を行なうのは、エンジン22の燃焼が安定していないと、酸素センサ135bの異常診断を行なうときに、酸素センサ135bが正常であるにも拘わらず、エンジン22の燃焼が不安定なことによる酸素センサ135bの検出値の異常によって酸素センサ135bが異常であると判定されてしまうおそれがあるためである。
こうして燃焼安定推定状態であると判定されると、EGRバルブ154を閉じる(ステップS210)。この処理は、EGR装置によるエンジン22からの排気の吸気系への供給を停止する処理である。そして、酸素センサ135bの異常診断を行なう(ステップS220)。実施例では、前述したように、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立したときには、エンジン22をアイドル運転するものとしたから、酸素センサ135bの異常診断は、例えば、エンジン22をアイドル運転させるための基本燃料噴射量Qftmpに対して空燃比をリッチ側やリーン側に変動させるための補正係数kを乗じた目標燃料噴射量Qf*(=Qftmp・k)に応じた時間の燃料噴射が行なわれるよう燃料噴射制御を行ない、この燃料噴射制御に対応して酸素センサ135bからの出力電圧Voが変動しているか否かを調べることにより行なうことができる。実施例では、空燃比がリッチ側となるよう燃料噴射制御を行なったときに酸素センサ135bからの出力電圧Voが約0.9Vとなり、空燃比がリーン側となるよう燃料噴射制御を行なったときに酸素センサ135bからの出力電圧Voが約0.1Vとなったときには、酸素センサ135bは正常であると判定し、空燃比がリッチ側となるよう燃料噴射制御を行なったときに酸素センサ135bからの出力電圧Voが約0.9Vとならないときや、空燃比がリーン側となるよう燃料噴射制御を行なったときに酸素センサ135bからの出力電圧Voが約0.1Vとならないときには、酸素センサ135bは異常であると判定するものとした。このように酸素センサ135bの異常診断を行なうときに、実施例では、EGRバルブ154を閉じてエンジン22からの排気を吸気系に供給しないようにしたから、EGRバルブ154を開けてエンジン22からの排気を吸気系に供給するものに比して酸素センサ135bの異常診断を行なうときに必要以上に空燃比がリーン側やリッチ側に変動してエミッションが悪化するのを抑制することができる。
こうして酸素センサ135bの異常診断が完了すると、異常診断の結果を調べ(ステップS230)、酸素センサ135bが正常であると判定されたときにはそのまま所定時間が経過するのを待って(ステップS250)、異常診断処理ルーチンを終了し、酸素センサ135bが異常であると判定されたときには警告灯89を点灯し(ステップS240)、所定時間が経過するのを待って(ステップS250)、異常診断処理ルーチンを終了する。ここで、所定時間は、酸素センサ135bの異常診断が完了してから空燃比がある程度安定するまでに要する時間であり、例えば、3秒や4秒などを用いることができる。こうして異常診断処理ルーチンを終了すると、走行状態に基づいて設定されるエンジン22の目標運転状態(目標回転数Ne*と目標トルクTe*)に基づいて必要に応じてEGRバルブ154を開閉してエンジン22からの排気を吸気系に供給する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立してその指示がなされたときに、EGRバルブ152を閉じてEGR装置によりエンジン22からの排気が吸気系に供給されない状態にして空燃比をリーン側やリッチ側に変動させたときの酸素センサ135bの出力電圧Voに基づいて酸素センサ135bの異常診断を行なうから、EGRバルブ152を閉じることなく酸素センサ135bの異常診断を行なうものに比して酸素センサ135bの異常診断を行なっているときのエミッションの悪化を抑制することができる。しかも、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立したときには、要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG2を制御するから、酸素センサ135bの異常診断を行なっているときでも要求トルクTr*に基づくトルクをリングギヤ軸32aに出力して走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立したときにエンジンECU24により図4の異常診断処理ルーチンを実行して酸素センサ135bの異常診断を行なうものとしたが、温度センサ134aや空燃比センサ135aの異常診断を行なう条件が成立したときでも、図4の異常診断処理ルーチンと同様にEGRバルブ154を閉じた状態で温度センサ134aや空燃比センサ135aの異常診断を行なうものとしてもよい。この場合、温度センサ134aの異常診断は、例えば、空燃比をリッチ側やリーン側に変動させたときの温度センサ134aの検出値(触媒温度θc)の時間変化の様子に基づいて行なうことができ、空燃比センサ135aの異常診断は、例えば、空燃比をリッチ側やリーン側に変動させたときの空燃比センサ135aの検出値(出力電流Iaf)の時間変化の様子に基づいて行なうことができる。なお、これらの場合、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、実施例と同様に、図3の異常診断時制御ルーチンを実行するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22をアイドル運転するものとしたが、エンジン22からトルクを出力させるものとしてもよい。この場合、エンジン22から動力分配統合機構30を介してリングギヤ軸32aに出力されるトルクと、モータMG2から減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに出力されるトルクと、により要求トルクTr*に対応するトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2を制御すればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を介して駆動軸としてのリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしたが、リングギヤ軸32aにモータMG2を直接取り付けるものとしてもよいし、減速ギヤ35に代えて2段変速や3段変速,4段変速などの変速機を介してリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図6の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図6における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22と動力分配統合機構30とモータMG1,MG2とを備えるハイブリッド自動車20について説明したが、これに限定されるものではなく、内燃機関からの動力と電動機からの動力とを用いて走行する自動車であれば如何なるものとしてもよい。
また、こうした自動車の形態として用いるものに限定されるものではなく、自動車の制御方法の形態として用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、EGR管152とEGRバルブ154とが「排気供給手段」に相当し、酸素センサ135bが「排気系状態検出手段」に相当し、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定する図3の異常診断時制御ルーチンのステップS110の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「要求駆動力設定手段」に相当し、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立してその指示がなされたときに、エンジン22のアイドル運転指令をエンジンECU24に送信し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したもの(Tr*/Gr)を設定してトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する図3の異常診断時制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と酸素センサ135bの異常診断の指示がなされたときに、エンジン22が燃焼安定推定状態であると判定されるのを待ってEGRバルブ152を閉じてEGR装置によりエンジン22からの排気が吸気系に供給されない状態にして空燃比をリーン側やリッチ側に変動させたときの酸素センサ135bの出力電圧Voに基づいて酸素センサ135bの異常診断を行なう図4の異常診断処理ルーチンを実行すると共にハイブリッド用電子制御ユニット70からのアイドル運転指令に基づいてエンジン22を制御するエンジンECU24とトルク指令Tm1*,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2を制御するモータECU40とが「異常診断時制御手段」に相当する。また、温度センサ134aや空燃比センサ135aも「排気系状態検出手段」に相当する。さらに、動力分配統合機構30とモータMG1とが「電力動力入出力手段」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。あるいは、対ロータ電動機230も「電力動力入出力手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「排気供給手段」としては、EGR管152やEGRバルブ154に限定されるものではなく、内燃機関からの排気を内燃機関の吸気系に供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「排気系状態検出手段」としては、酸素センサ135bに限定されるものではなく、温度センサ134aや酸素センサ135bなど、内燃機関の排気系の状態を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「要求駆動力設定手段」としては、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定するものに限定されるものではなく、アクセル開度Accだけに基づいて要求トルクを設定するものや走行経路が予め設定されているものにあっては走行経路における走行位置に基づいて要求トルクを設定するものなど、走行に要求される要求駆動力を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「異常診断時制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、酸素センサ135bの異常診断を行なう条件が成立してその指示がなされたときに、EGRバルブ152を閉じてEGR装置によりエンジン22からの排気が吸気系に供給されない状態にして空燃比をリーン側やリッチ側に変動させたときの酸素センサ135bの出力電圧Voに基づいて酸素センサ135bの異常診断を行なうと共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG2を制御するものに限定されるものではなく、排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、内燃機関を排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に要求駆動力に基づく駆動力が電動機から出力されて走行するよう内燃機関と電動機と排気供給手段とを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。「電力動力入出力手段」としては、動力分配統合機構30とモータMG1とを組み合わせたものや対ロータ電動機230に限定されるされるものではなく、車軸に連結された駆動軸に接続されると共に駆動軸とは独立に回転可能に内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って駆動軸と出力軸とに動力を入出力可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの発電機としても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせて4以上の軸に接続されるものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、駆動軸と出力軸と発電機の回転軸との3軸に接続され3軸のうちのいずれかに軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される異常診断時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のエンジンECU24により実行される異常診断処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 警告灯、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、134a 温度センサ、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (6)

  1. 内燃機関からの動力と電動機からの動力とを用いて走行する自動車であって、
    前記内燃機関からの排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給手段と、
    前記内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出手段と、
    走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、前記内燃機関を前記排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの前記排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて該排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に前記要求される要求駆動力に基づく駆動力が前記電動機から出力されて走行するよう前記内燃機関と前記電動機と前記排気供給手段とを制御する異常診断時制御手段と、
    を備える自動車。
  2. 前記異常診断時制御手段は、前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、前記内燃機関の燃焼が安定している条件が成立したときに前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう手段である請求項1記載の自動車。
  3. 前記排気系状態検出手段は、触媒が設けられた前記内燃機関の排気系における該触媒の下流側に取り付けられ、該触媒を通過後の排気の酸素濃度に基づく検出値を出力する酸素センサである請求項1または2記載の自動車。
  4. 車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸とは独立に回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記駆動軸と前記出力軸とに動力を入出力可能な電力動力入出力手段を備える請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の自動車。
  5. 前記電力動力入出力手段は、動力を入出力する発電機と、前記駆動軸と前記出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、を備える手段である請求項4記載の自動車。
  6. 走行用の動力を出力する内燃機関と、走行用の動力を出力する電動機と、前記内燃機関からの排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給手段と、前記内燃機関の排気系の状態を検出する排気系状態検出手段と、を備える自動車の制御方法であって、
    前記排気系状態検出手段の異常診断を行なう指示がなされたとき、前記内燃機関を前記排気供給手段による排気の吸気系への供給を停止した状態で空燃比の増減を伴った所定の運転状態としたときの前記排気系状態検出手段により検出される検出値に基づいて該排気系状態検出手段の異常診断を行なうと共に走行に要求される要求駆動力に基づく駆動力が前記電動機から出力されて走行するよう前記内燃機関と前記電動機と前記排気供給手段とを制御する、
    ことを特徴とする自動車の制御方法。
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