JP2010112231A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関を安定して運転しながら走行する。
【解決手段】排気を吸気系へ循環させるためのEGRシステムのEGRバルブの開固着が判定されたときには、EGR管が取り付けられた気筒を休止すると共に(ステップS110)、EGR管が取り付けられていない気筒でエンジンを運転しながら要求トルクTr*に基づくトルクで走行するようエンジンや2つのモータを制御する(ステップS120〜S180)。これにより、燃焼後の排気を吸気系を供給することなくエンジンを安定して運転しながらエンジンからの動力を用いて走行することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関し、詳しくは、複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能な内燃機関が搭載された車両および複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能な内燃機関が搭載された車両の制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、排気経路から吸気経路に通じる排気ガス通路を有するエンジンが搭載され、排気ガスを排気経路から吸気経路に再循環させる排気ガス再循環(Exhaust Gas Recirculation、以下EGRという)を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、排気ガス通路を開閉するEGR弁が開いたまま閉じなくなる開固着状態となったときには、複数気筒のうち一部の気筒で燃料の噴射をカットすることにより、吸入空気量に対する排気量の割合であるEGR率を低下させてエンジンの燃焼状態をより向上させることができると共にエンジンからの動力で車両を走行させることができるとしている。
特開2005−207285号公報
上述した車両では、EGR弁が開固着状態となったときに吸入空気量に対する排気量の割合であるEGR率を低下させることによりエンジンの燃焼状態を向上させているが、エンジンの燃焼状態を更に向上させてより安定してエンジンを運転しながら車両を走行させるのが望まれている。
本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関を安定して運転しながら内燃機関からの動力で走行することを主目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能な内燃機関が搭載された車両であって、
前記内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有し、該バルブを開いて前記所定気筒からの排気を前記吸気系に供給する排気供給手段と、
前記排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも前記所定気筒を休止した状態で前記内燃機関を運転しながら該内燃機関からの動力を用いて走行するよう前記内燃機関を制御する開固着異常時制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有しこのバルブを開いて所定気筒からの排気を吸気系に供給する排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも所定気筒を休止した状態で内燃機関を運転しながら内燃機関からの動力を用いて走行するよう内燃機関を制御する。所定気筒を休止するから、燃焼後の排気を吸気系へ供給することになく内燃機関を運転することができる。これにより、内燃機関を安定して運転しながら内燃機関からの動力を用いて走行することができる。
こうした本発明の車両において、前記開固着異常時制御手段は、前記所定気筒への燃料噴射を停止すると共に前記所定気筒の吸気バルブおよび/または排気バルブを全閉にすることにより前記所定気筒を休止する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の車両において、動力を入出力する発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力する電動機と、前記発電機および前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、を備え、前記開固着異常時制御手段は、前記排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも前記所定気筒を休止した状態で走行に要求される要求駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能な内燃機関と、前記内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有し該バルブを開いて前記所定気筒からの排気を前記吸気系に供給する排気供給手段と、が搭載された車両の制御方法であって、
前記排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも前記所定気筒を休止した状態で前記内燃機関を運転しながら該内燃機関からの動力を用いて走行するよう前記内燃機関を制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両の制御方法では、内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有しこのバルブを開いて所定気筒からの排気を吸気系に供給する排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも所定気筒を休止した状態で内燃機関を運転しながら内燃機関からの動力を用いて走行するよう内燃機関を制御する。所定気筒を休止するから、燃焼後の排気を吸気系へ供給することになく内燃機関を運転することができる。これにより、内燃機関を安定して運転しながら内燃機関からの動力を用いて走行することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能であり、吸気マニホールドに燃料を気筒毎に噴射可能な独立噴射式の4気筒エンジンとして構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、排気バルブ129を開くことにより一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)134aを有する浄化装置134を介して外気へ排出される。エンジン22には、排気を吸気側に供給するEGR(Exhaust Gas Recirculation)システム160が設けられている。EGRシステム160は、浄化装置134の後段に接続されてエンジン22の4気筒のうち2気筒の排気を吸気マニホールドのサージタンクに供給するためのEGR管162と、EGR管162に配置されステッピングモータ163により駆動されるEGRバルブ164とを備え、EGRバルブ164の開度の調節により、排気の供給量を調整して吸気側に供給する。すなわち、エンジン22の4気筒うちの2気筒の排気を吸気マニホールドに供給して、空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
エンジン22の各気筒の吸気バルブ128,排気バルブ129は、図示しないバルブスプリングの付勢力で閉弁されており、クランクシャフト24の2回転に対して1回転の割合で回転する吸気カムシャフト,排気カムシャフトの吸気カム170,排気カム171の回転によって吸気カム170,排気カム171に当接する吸気側ロッカーアーム172,排気側ロッカーアーム173が押し下げられて開弁する。吸気側ロッカーアーム172には、図3に示すように、図中上下方向に形成された摺動孔174内に可動カムフォロワ176が嵌入されており、摺動孔174の下方で摺動孔174と交差するよう図中水平方向に設けられたピストン孔178内にロックピン180が嵌入されている。可動カムフォロワ176は、摺動孔174内で摺動可能に配置されており、コイルばねの付勢力で吸気カム170の方向(図中上方向)に付勢されて吸気カム170と当接している。ロックピン180には、可動カムフォロワ176側の端部(図中左端部)の一部が切り欠かれて可動カムフォロワ176の下端部を嵌入可能な嵌入部180aが形成されている。ロックピン180はコイルばねによって可動カムフォロワ176から離間する方向に付勢されており、ロックピン180の可動カムフォロワ176から離間する側の端部側の油圧室182内には油圧回路184から作動油が供給されている。ロックピン180は、油圧回路184の油圧を調整することにより図中水平方向に移動する。例えば、油圧室182内の油圧を低くすると、ロックピン180がコイルばねの付勢力により可動カムフォロワ176から離間する方向に移動する。ロックピン180が可動カムフォロワ176から離間した状態では、吸気カム170が回転しても可動カムフォロワ176が摺動孔174内で上下方向に摺動するだけで吸気側ロッカーアーム172全体が揺動することなく吸気バルブ128は閉弁した状態が維持される。また、油圧室182内の油圧を高くすると、図4に示すように、ロックピン180が可動カムフォロワ176側に移動して可動カムフォロワ176がロックピン180の嵌入部180aと嵌合する。ロックピン180が可動カムフォロワ176と嵌合すると、可動カムフォロワ176と吸気側ロッカーアーム172全体とが一体となって図中上下方向に揺動可能な状態となり、吸気カム170の回転に伴って吸気側ロッカーアーム172が吸気バルブ128を押し下げて吸気バルブ128を開弁することが可能となる。なお、実施例では、油圧室182内に供給する油圧は、気筒毎に調整できるものとした。排気側ロッカーアーム173は、吸気側ロッカーアーム172と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた図示しない圧力センサからの筒内圧力,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブ129を開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられて吸入空気の質量流量を検出するエアフローメータ148からの吸入空気量,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ158からの吸気圧,浄化触媒134aの温度を検出する温度センサ134bからの触媒温度Tc,空燃比センサ135aからの空燃比,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、EGRバルブ164の開度を調節するステッピングモータ163への駆動信号,吸気側ロッカーアーム172,排気側ロッカーアーム173の油圧室内に供給する油圧を調整する油圧回路184への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやり取りを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCを演算したり、演算した残容量SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやり取りを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、EGRバルブ164が開いた状態から閉じなくなる開固着異常が生じている際の動作について説明する。図5はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される開固着異常時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、EGRバルブ164の開固着異常が判定された後、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。なお、EGRバルブ164の開固着異常の判定は、空燃比センサ135aのリーン出力により主空燃比補正量がリッチ側に演算され、酸素センサ135bのリッチ出力により通常の制御で起こり得る範囲を超えて補助空燃比補正量がリーン側に演算されたときにバルブの開固着を判定するものとした。
開固着異常時駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
続いて、エンジン22の気筒のうちEGR管162が設けられた2気筒を休止するよう気筒休止指令をエンジンECU24に送信する(ステップS110)。気筒休止指令を受信したエンジンECU24は、エンジン22の気筒のうちEGR管162が設けられた2気筒について、燃料噴射を停止すると共に吸気カムシャフト170が回転したときに吸気バルブ128が常時閉じた状態になるよう油圧回路184を制御して吸気側ロッカーアーム172の油圧室182内の油圧を高くする処理を実行する。EGRバルブ164に開固着異常が生じると、EGRを適切に行なうことができないため、エンジン22の運転が不安定になることが考えられるが、こうした制御により、エンジン22の気筒のうちEGR管162が設けられた2気筒の運転を休止して燃焼後の排気を吸気系へ供給することなくエンジン22を運転するから、エンジンをより安定して運転することができる。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS120)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図6に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じること(Nr=k・V)によって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ること(Nr=Nm2/Gr)によって求めることができる。
続いて、設定した要求パワーPe*に基づいてエンジン22を運転すべき運転ポイントとしての目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS130)。この設定は、エンジン22の気筒のうちEGR管162が取り付けられていない2気筒でエンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図7に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と入力したモータMG1の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS140)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図8に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=-ρ・Te*/(1+ρ)+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
続いて、要求トルクTr*に設定したトルク指令Tm1*を動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものを加えて更に減速ギヤ35のギヤ比Grで除してモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpを次式(3)により計算すると共に(ステップS150)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと設定したトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tm2min,Tm2maxを次式(4)および式(5)により計算すると共に(ステップS160)、設定した仮トルクTm2tmpを式(6)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS170)。ここで、式(3)は、図8の共線図から容易に導くことができる。
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (3)
Tm2min=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2max=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (5)
Tm2*=max(min(Tm2tmp,Tm2max),Tm2min) (6)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS180)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22の気筒のうちEGR管162が取り付けられていない2気筒でエンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにEGR管162が取り付けられていない2気筒について吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、エンジン22の気筒のうちEGR管162が取り付けられた2気筒を休止して他の気筒でエンジン22を運転するから、燃焼後の排気を吸気系へ供給することなくエンジン22を運転することができ、エンジン22をより安定して運転しながらエンジン22からの動力を用いて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、EGRバルブ164の開固着が判定されたときには、EGR管162が取り付けられた気筒を休止するから、燃焼後の排気を吸気系に供給することなくエンジン22を運転することができる。これにより、エンジン22を安定して運転しながらエンジン22からの動力を用いて走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS110の処理で、4気筒のうちEGR管162が取り付けられた2気筒を休止するものとしが、休止可能な気筒のうちEGR管162が取り付けられた気筒を含む複数気筒を休止すればよいから、例えば、4気筒のうちEGR管162が取り付けられた2気筒を含む3気筒を休止するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS110の処理で、吸気バルブ128を閉じた状態にすると共に燃料噴射を停止することで気筒を休止させるものとしたが、燃焼後の排気が吸気系へ供給されないよう気筒を休止可能であるなら如何なる方法を用いても良く、例えば、吸気バルブ128に代えて排気バルブ129を閉じた状態にしたり、吸気バルブ128と共に排気バルブ129を閉じた状態にするものしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22が4気筒のエンジンであるものとしたが、エンジン22は複数気筒であればよいから、例えば、エンジン22を5気筒以上のものとしたり、3気筒以下のものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図9における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、走行用の駆動力を出力するモータを備えておらずエンジンのみからの駆動力で走行する自動車やこうした自動車以外の列車などの車両の形態としても構わない。さらに、こうした車両の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、EGRシステム160が「排気供給手段」に相当し、EGRバルブ164の開固着が判定されたときに、気筒休止指令をエンジンECU24に送信するステップS110の処理やエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*を設定してエンジンECU24に送信するステップS130、S180の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と受信した気筒休止指令に基づいてエンジン22のEGR管162が取り付けられた気筒を休止すると共にEGR管162が取り付けられていない他の気筒を用いてエンジン22が目標回転数Ne*,目標トルクTe*で運転されるようエンジン22を制御するエンジンECU24とが「開固着異常時制御手段」に相当する。また、モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能なものであれば如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「排気供給手段」としては、EGRシステム160に限定されるものではなく、内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有しバルブを開いて所定気筒からの排気を吸気系に供給する内燃機関の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有しバルブを開いて所定期間からの排気を吸気系に供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「開固着異常時制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「開固着異常時制御手段」としては、EGRバルブ164の開固着が判定されたときに、エンジン22のEGR管162が取り付けられた気筒を休止すると共に他の気筒でエンジン22を運転しながらエンジン22からの動力を用いて走行するようエンジン22を制御するものに限定されるものではなく、排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも所定気筒を休止した状態で内燃機関を運転しながら内燃機関からの動力を用いて走行するよう内燃機関を制御するものであれば如何なるものとしても構わない。また、「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力するものであれば如何なるタイプの発電機としても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせたものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる差動作用を有するものなど、車軸に連結された駆動軸と内燃機関の出力軸と発電機の回転軸との3軸に接続され、3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を出力可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「蓄電手段」としては、二次電池としてのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど、発電手段および電動機と電力のやり取りが可能なものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 吸気側ロッカーアーム172の構成の概略を示す構成図である。 油圧室182内の油圧を高くしたときの吸気側ロッカーアーム172の様子を説明する説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70に実行される開固着異常時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、129 排気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、134a 浄化触媒(三元触媒)、134b 温度センサ、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、158 吸気圧センサ、160 EGRシステム、162 EGR管、163 ステッピングモータ、164 EGRバルブ、170 吸気カム、171 排気カム、172 吸気側ロッカーアーム、173 排気側ロッカーアーム、174 摺動孔、176 可動カムフォロワ、178 ロックピン、178a 嵌入部、180 ピストン孔、182 油圧室、184 油圧回路、MG1,MG2 モータ。

Claims (4)

  1. 複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能な内燃機関が搭載された車両であって、
    前記内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有し、該バルブを開いて前記所定気筒からの排気を前記吸気系に供給する排気供給手段と、
    前記排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも前記所定気筒を休止した状態で前記内燃機関を運転しながら該内燃機関からの動力を用いて走行するよう前記内燃機関を制御する開固着異常時制御手段と、
    を備える車両。
  2. 請求項1記載の車両であって、
    前記開固着異常時制御手段は、前記所定気筒への燃料噴射を停止すると共に前記所定気筒の吸気バルブおよび/または排気バルブを全閉にすることにより前記所定気筒を休止する手段である
    車両。
  3. 請求項1または2記載の車両であって、
    動力を入出力する発電機と、
    車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    前記駆動軸に動力を入出力する電動機と、
    前記発電機および前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、
    を備え、
    前記開固着異常時制御手段は、前記排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも前記所定気筒を休止した状態で走行に要求される要求駆動力により走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
    車両。
  4. 複数の気筒のうち一部の気筒を休止して運転可能な内燃機関と、前記内燃機関の休止可能な所定気筒の排気の吸気系への供給量を調整するバルブを有し該バルブを開いて前記所定気筒からの排気を前記吸気系に供給する排気供給手段と、が搭載された車両の制御方法であって、
    前記排気供給手段のバルブの開固着による異常が判定されたときには、少なくとも前記所定気筒を休止した状態で前記内燃機関を運転しながら該内燃機関からの動力を用いて走行するよう前記内燃機関を制御する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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