JP5293541B2 - 動力出力装置およびその制御方法並びに車両 - Google Patents

動力出力装置およびその制御方法並びに車両 Download PDF

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Description

本発明は、動力出力装置およびその制御方法並びに車両に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、吸気通路にスロットル弁をバイパスするよう設けられたバイパス通路と、バイパス通路の途中に設けられたバイパス弁と、を有するエンジンを備え、アイドル運転時にはバイパス弁を開閉することによりエンジン回転数が目標回転数になるようフィードバック制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、アイドル運転時に吸気温度が設定温度より高いときには、吸気温度が設定温度以下になるまでフィードバック制御する際のフィードバック制御定数を大きくすることにより、クーラー負荷でエンジン回転数が落ち込んだときに迅速にエンジンの回転数を引き上げることができ、エンストの発生を防止できるとしている。
特公平3−15013号公報
一般に、エンジンと共に、エンジンの出力軸にキャリアが接続されると共に駆動軸にリングギヤが接続されたプラネタリギヤと、プラネタリギヤのサンギヤに動力を入出力する第1モータと、駆動軸に動力を入出力する第2モータと、第1モータおよび第2モータと電力のやりとりを行なうバッテリとを備える動力出力装置では、駆動軸に要求される要求駆動力に基づいてエンジンから出力すべき目標パワーを設定し、エンジンから設定した目標パワーが出力されるようエンジン,第1モータ,第2モータを駆動制御している。一方で、こうした動力出力装置では、エンジンの目標パワーがエンジンを安定して負荷運転可能な負荷運転下限パワー未満のときにはエンジンを自立運転したり運転停止する制御が行なわれている。ところで、こうした動力出力装置では、バッテリの充電要求のためにエンジンを負荷運転する際にエンジンの吸気温が低いとエンジンから過剰なパワーが出力されてバッテリが過大な電力で充電されることがある。こうした過大な電力によるバッテリの充電を抑制する方法として、目標パワーを低めに設定してエンジンから出力されるパワーを小さくすることが考えられるが、目標パワーを低めに設定すると目標パワーが負荷運転下限パワー未満になりエンジンが自立運転や運転停止される機会が多くなって充電要求に対応できなくなる。したがって、バッテリの充電要求がなされているときに、バッテリが過大な電力で充電されるのを抑制しながらバッテリの充電要求により適正に対応することが望まれている。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに車両は、蓄電装置が過大な電力で充電されるのを抑制しながら蓄電装置の充電要求により適正に対応することを主目的とする。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標パワーを設定する目標パワー設定手段と、前記蓄電手段の状態に基づいて前記蓄電手段の充電に許容される最大パワーとして入力制限を設定する入力制限設定手段と、前記設定された目標パワーが予め設定された負荷運転下限パワー以上であるときには前記内燃機関の負荷運転を伴って前記内燃機関から前記設定された目標パワーを出力しながら前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する通常制御を実行すると共に前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー未満であるときには前記内燃機関の自立運転または運転停止を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置であって、
前記制御手段は、前記通常制御を実行すると前記内燃機関から前記設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より前記内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより前記設定された入力制限が小さく且つ前記蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より前記蓄電手段の蓄電量が少ないとき、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
ことを要旨とする。
この本発明の動力出力装置では、通常制御を実行すると内燃機関から設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより設定された入力制限が小さく且つ蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より蓄電手段の蓄電量が少ないとき、設定された目標パワーが負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが内燃機関から出力されると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する。設定された目標パワーが負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには、内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが内燃機関から出力することにより、内燃機関から出力されるパワーを目標パワーに近づけることができる。これにより、蓄電手段を充電しながら蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。そして、設定された目標パワーが負荷運転下限パワー以上制御下限パワー未満であるときには内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する。設定された目標パワーが負荷運転下限パワー以上制御下限パワー未満であるときには、内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう目標パワーを再設定すると、再設定した目標パワーが負荷運転下限パワー未満となって内燃機関が自立運転または運転停止されて蓄電手段の充電が停止される機会が多くなると考えられるが、内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら内燃機関を負荷運転することにより、内燃機関を負荷運転しながら内燃機関から出力されるパワーを目標パワーに近づけることができるから、蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制しながら蓄電手段を充電することができる。この結果、蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制しながら蓄電手段の充電要求により適正に対応することができる。
こうした本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記内燃機関の吸気温が前記所定吸気温より小さいと共に前記設定された入力制限が前記所定パワーより小さく且つ前記蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量より少なく且つ予め設定された所定温度より前記蓄電手段の温度が低いとき、前記設定された目標パワーが前記制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より適正に蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。この場合において、前記入力制限設定手段は、前記蓄電手段の温度が所定の低温度以下であるときに前記蓄電手段の温度が低くなるほど小さくなる傾向に前記入力制限を設定する手段であり、前記制御手段は、前記所定温度が前記所定の低温度であるものとして前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには、前記内燃機関の運転に関するパラメータのうちスロットル開度をフィードバック制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より適正に内燃機関を運転することができ、蓄電手段の充電要求により適正に対応することができる。
さらに、本発明の動力出力装置において、前記蓄電手段は、リチウムイオン二次電池であるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述したいずれかの態様の本発明の動力出力装置、すなわち、基本的には、内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標パワーを設定する目標パワー設定手段と、前記蓄電手段の状態に基づいて前記蓄電手段の充電に許容される最大パワーとして入力制限を設定する入力制限設定手段と、前記設定された目標パワーが予め設定された負荷運転下限パワー以上であるときには前記内燃機関の負荷運転を伴って前記内燃機関から前記設定された目標パワーを出力しながら前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する通常制御を実行すると共に前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー未満であるときには前記内燃機関の自立運転または運転停止を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置であって、前記制御手段は、前記通常制御を実行すると前記内燃機関から前記設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より前記内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより前記設定された入力制限が小さく且つ前記蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より前記蓄電手段の蓄電量が少ないとき、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である動力出力装置が搭載され、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述したいずれかの態様の本発明の動力出力装置を搭載するから、本発明の動力出力装置が奏する効果、例えば、蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制しながら蓄電手段の充電要求により適正に対応することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備える動力出力装置において、前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標パワーを設定し、前記蓄電手段の状態に基づいて前記蓄電手段の充電に許容される最大パワーとして入力制限を設定し、前記設定された目標パワーが予め設定された負荷運転下限パワー以上であるときには前記内燃機関の負荷運転を伴って前記内燃機関から前記設定された目標パワーを出力しながら前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する通常制御を実行すると共に前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー未満であるときには前記内燃機関の自立運転または運転停止を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する、動力出力装置の制御方法であって、
前記通常制御を実行すると前記内燃機関から前記設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より前記内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより前記設定された入力制限が小さく且つ前記蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より前記蓄電手段の蓄電量が少ないとき、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の動力出力装置の制御方法では、通常制御を実行すると内燃機関から設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより設定された入力制限が小さく且つ蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より蓄電手段の蓄電量が少ないとき、設定された目標パワーが負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが内燃機関から出力されると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する。設定された目標パワーが負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには、内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが内燃機関から出力することにより、内燃機関から出力されるパワーを目標パワーに近づけることができる。これにより、蓄電手段を充電しながら蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。そして、設定された目標パワーが負荷運転下限パワー以上制御下限パワー未満であるときには内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する。設定された目標パワーが負荷運転下限パワー以上制御下限パワー未満であるときには、内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう目標パワーを再設定すると、再設定した目標パワーが負荷運転下限パワー未満となって内燃機関が自立運転または運転停止されて蓄電手段の充電が停止される機会が多くなると考えられるが、内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら内燃機関を負荷運転することにより、内燃機関を負荷運転しながら内燃機関から出力されるパワーを目標パワーに近づけることができるから、蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制しながら蓄電手段を充電することができる。この結果、蓄電手段が過大な電力で充電されるのを抑制しながら蓄電手段の充電要求により適正に対応することができる。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 バッテリ50における電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温Ta,空燃比センサ135aからの空燃比,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124の開度を調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、すなわち、エンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、リチウムイオン二次電池により構成され、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいてバッテリが満充電であるときの蓄電量に対するバッテリに蓄電されている蓄電量の割合としての残容量SOCを演算したり、演算した残容量SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図3に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図4にバッテリ50の残容量SOCと入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力をエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
また、ハイブリッド自動車20は、要求トルクに対応する要求動力を用いてエンジン22から出力すべき目標パワーを設定し、設定した目標パワーがエンジン22を負荷運転可能な負荷運転下限パワーP1(例えば、0.2kW,0.3kW,0.4kWなど)以上であるときにはエンジン22の負荷運転を伴って要求トルクに基づく駆動力がリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とを運転制御する通常制御を実行すると共に、目標パワーが負荷運転下限パワーP1未満であるときにはエンジン22を自立運転または運転停止した状態で要求トルクに基づく駆動力がリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とを運転制御する。ここで、負荷運転下限パワーP1は、エンジン22の効率やエンジン22における運転の安定性が低下しない程度のパワーとして設定されるものとした。こうした制御は、主として、エンジンECU24,モータECU40,ハイブリッド用電子制御ユニット70で行なわれる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、バッテリ50の充電要求がなされているときにエンジン22から過剰なパワーが出力されてバッテリ50が過大なパワーで充電されやすい状態であるときの動作について説明する。図5はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される過剰パワー出力充電時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、バッテリ50の残容量SOCがバッテリ50の充電要求がなされる残容量の範囲の上限として予め定められた充電要求残容量(例えば、満充電を100%としたときに30%,35%,40%など)未満であること、エンジン22の吸気管に取り付けられた温度センサ149により検出される吸気温Taが所定吸気温(例えば、0℃,5℃,10℃など)未満であること、バッテリ50を充電する際の最大許容電力としての入力制限Winの絶対値|Win|が比較的低めの所定電力未満(例えば、0.3kW,0.5kW,0.7kWなど)であること、の3つの条件が成立したときに、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。所定吸気温は、上述した通常制御を実行するとエンジン22から設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として設定するものとした。
過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neはクランクポジションセンサ140からの信号に基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*とエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図6に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じること(Nr=k・V)によって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ること(Nr=Nm2/Gr)によって求めることができる。
続いて、設定した要求パワーPe*を負荷運転下限パワーP1および制御用下限パワーP2と比較する(ステップS120)。制御用下限パワーP2は、負荷運転下限パワーP1より若干大きいパワー(例えば、0.7kW,0.75kW,0.8kWなど)として実験や解析などにより求めたものを用いるものとした。制御用下限パワーP2を負荷運転下限パワーより若干大きいパワーとして設定した理由については後述する。
要求パワーPe*が制御用下限パワーP2以上であるときには(ステップS120)、エンジン22を適正に負荷運転することができると判断して、エンジン22から実際に出力されていると推定される実エンジントルクTrealと入力されたエンジン22の回転数Neとを用いて次式(1)によりエンジン22から実際に出力されていると推定される実エンジンパワーPrealを計算する(ステップS130)。実エンジントルクTrealは、前回本ルーチンを実行したときに設定されたモータMG1のトルク指令Tm1*(前回Tm1*)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(2)により計算されたものを用いるものとした。ここで、式(2)は、動力分配統合機構30の回転要素における力学的な関係から求めたものである。エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図7に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(2)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。
Preal=Treal・Ne (1)
Treal=(1+ρ)・Tm1*/ρ (2)
こうして実エンジンパワーPrealを計算したら、ステップS110の処理で設定した要求パワーPe*と計算した実エンジンパワーPrelと前回本ルーチンを実行したときにエンジン22に要求されるパワーとして設定された要求パワーPe*(前回Pe*)とに基づいて式(3)により制御用パワーPcntを設定する(ステップS140)。式(3)は、エンジン22から要求パワーPe*を出力させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(3)中、右辺第2項の「kp」は比例項のゲインである。すなわち、制御用パワーPcntは、エンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定されることになる。今、エンジン22の吸気管に取り付けられた温度センサ149により検出される吸気温Taが所定温度未満であり且つ入力制限Winの絶対値|Win|が所定電力未満であるときを考えているが、吸気温Taが所定温度未満であるためステップS110で設定した要求パワーPe*がエンジン22から出力されるようエンジン22,モータMG1,MG2を制御すると予期せずにエンジン22から要求パワーPe*を超える過剰なパワーが出力されることがあり、入力制限Winの絶対値|Win|も所定電力未満であるためバッテリ50が入力制限Winを超える過大な電力で充電されるやすい状態となっている。実施例では、上述したように制御用パワーPcntを設定することにより、エンジン22から実際に出力されるパワーを要求パワーPe*に近づけることができ、バッテリ50が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。したがって、ステップS120の処理で用いられる制御用下限パワーP2は、エンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*を超えている状態でエンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう制御用パワーPcntを設定したときに制御用パワーPcntが負荷運転下限パワーP1未満にならない程度に負荷運転下限パワーP1より大きいパワーとして、実験や解析などに基づいて設定するものとした。
Pcnt=Pe*-kp・(Preal-前回Pe*) (3)
こうして制御用パワーPcntを設定したら、続いて、設定した制御用パワーPcntに基づいてエンジン22を運転すべき運転ポイントとしての目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS150)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと制御用パワーPcntとに基づいて行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図8に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと制御用パワーPcnt(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(4)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と入力したモータMG1の回転数Nm1とに基づいて式(5)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS200)。ここで、式(4)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。式(4)は、図7の共線図を用いれば容易に導くことができる。また、式(5)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(5)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (4)
Tm1*=-ρ・Te*/(1+ρ)+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (5)
続いて、要求トルクTr*に設定したトルク指令Tm1*を動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものを加えて更に減速ギヤ35のギヤ比Grで除してモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpを次式(6)により計算すると共に(ステップS210)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと設定したトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tm2min,Tm2maxを次式(7)および式(8)により計算すると共に(ステップS220)、設定した仮トルクTm2tmpを式(9)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS230)。ここで、式(6)は、図7の共線図から容易に導くことができる。
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (6)
Tm2min=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (7)
Tm2max=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (8)
Tm2*=max(min(Tm2tmp,Tm2max),Tm2min) (9)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信し、目標スロットル開度TH*が設定されているときには設定値をエンジンECU24に送信して(ステップS240)、過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンを終了する。要求パワーPe*が制御下限パワーP2以上であるときには、目標スロットル開度TH*が設定されていないので、目標スロットル開度TH*は送信されないことになる。目標回転数Ne*と目標トルクTe*を受信したエンジンECU24は、エンジン22を目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるよう燃料噴射制御,点火制御などの各種制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、要求パワーPe*が制御用下限パワーP2以上であるときには、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内でエンジン22を負荷運転して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行することができる。ここで、制御用パワーPcntをエンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定し、設定した制御用パワーPcntが出力されるようエンジン22,モータMG1,MG2を制御したから、エンジン22から要求パワーPe*を超えるパワーが出力されるのを抑制することができ、バッテリ50が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。また、このとき、エンジン22を負荷運転するからバッテリ50を充電することができ、バッテリ50の充電要求に対応することができる。
要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1以上且つ制御用下限パワーP2未満であるときには(ステップS120)、エンジン22を負荷運転することができるものの上述したように制御用パワーPcntをエンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定すると制御用パワーPcntが負荷運転下限パワーP1未満になり実際にエンジン22を安定して負荷運転することができなくなると判断して、要求パワーPe*に基づいてエンジン22を運転すべき運転ポイントとしての目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS180)。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とは、図8におけるエンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTeとを設定したら、エンジン22から実際に出力されていると推定される実エンジントルクTrealを上述した式(2)により計算し(ステップS160)、設定した目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて設定される基準開度THbとステップS160の処理で計算した実エンジントルクTrelと前回本ルーチンを実行したときに設定された目標トルクTe*(前回Te*)とに基づいて式(10)によりスロットルバルブ124の目標スロットル開度TH*を設定する(ステップS180)。式(10)は、スロットル開度をエンジン22からの目標トルクTe*を出力させる開度にするためのフィードバック制御における関係式であり、式(10)中、右辺第2項の「kth」は比例項のゲインである。基準開度THbは、実施例では、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*と基準開度THb*との関係を予め定めてスロットル開度設定用マップとしてROM74に記憶しておき、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが与えられると記憶したマップから対応する基準開度THbを導出して設定するものとした。すなわち、目標開度TH*は、エンジン22のトルクが目標トルクTe*に近づくよう設定されることになり、エンジン22のトルクにエンジン22の回転数Neを乗じたものがエンジン22から出力されるパワーであるから、目標開度TH*は、エンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定されることになる。今、エンジン22の吸気温Taが所定温度未満であると共に入力制限Winの絶対値|Win|が所定電力未満であるときを考えているが、こうした場合、上述したように、予期せずにエンジン22から要求パワーPe*を超える過剰なパワーが出力されてバッテリ50が入力制限Winを超える過大な電力で充電されることがある。実施例では、上述したように目標スロットル開度TH*を設定することにより、エンジン22から実際に出力されるパワーを要求パワーPe*に近づけることができ、バッテリ50が過大な電力で充電されるのと抑制することができる。
TH*=THb(Ne*,Te*)- kth・(Treal-前回Te*) (10)
続いて、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いてモータMG1の目標回転数Nm1*とモータMG1のトルク指令Tm1*を計算し(ステップS200)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いてモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpを計算し(ステップS210)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと設定したトルク指令Tm1*とモータMG2の回転数Nm2とを用いてトルク制限Tm2min,Tm2maxを計算すると共に(ステップS220)、設定した仮トルクTm2tmpをトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS230)、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,目標スロットル開度TH*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をエンジンECU24やモータECU40に送信して(ステップS240)、過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne,目標トルクTe*,目標スロットル開度TH*をエンジンECU24は、エンジン22を目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転するよう燃料噴射制御,点火制御などの各種制御を行なうが、エンジン22の運転に関する運転パラメータのうちスロットルバルブ124の開度については受信した目標スロットル開度TH*になるようスロットルモータ136を駆動制御する。このように、要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1以上制御用下限パワーP2未満であるとき、すなわち、制御用パワーPcntをエンジン22から実際に出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定すると制御用パワーPcntが負荷運転下限パワーP1未満になり実際にエンジン22を安定して負荷運転することができなくなるときには、目標スロットル開度TH*をエンジン22から実際の出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定し、スロットルバルブ124の開度が目標スロットル開度TH*となるようエンジン22を制御するからエンジン22からエンジン22から要求パワーPe*を超えるパワーが出力されるのを抑制することができ、バッテリ50が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。また、このとき、エンジン22を負荷運転するからバッテリ50を充電することができ、バッテリ50の充電要求に対応することができる。
なお、要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1未満であるときには(ステップS120)、エンジン22を負荷運転すべきではないと判断して、エンジン22が自立運転する際の回転数として予め設定された自立運転回転数Nrefで自立運転するようエンジン22の目標回転数Ne*を自立運転回転数Nrefに設定すると共に目標トルクTe*を値0に設定して(ステップS190)、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算し(ステップS200)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いて仮トルクTm2tmpを計算し(ステップS210)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと設定したトルク指令Tm1*とモータMG2の回転数Nm2とを用いてトルク制限Tm2min,Tm2maxを計算すると共に(ステップS220)、設定した仮トルクTm2tmpをトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS230)、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をエンジンECU24やモータECU40に送信して(ステップS240)、過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンを終了する。エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*を受信したエンジンECU24は、エンジン22が自立運転されるようエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などを行なう。こうした制御により、エンジン22を安定して負荷運転できないときには、エンジン22を自立運転することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1以上制御用下限パワーP2未満であるときには、目標スロットル開度TH*をエンジン22から実際の出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう設定し、スロットルバルブ124の開度が目標スロットル開度TH*となるようエンジン22を運転制御するから、バッテリ50の充電要求に対応することができると共にバッテリ50が過大な電力で充電されるのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50の残容量SOCが充電要求残容量未満であること、エンジン22の吸気温Taが所定温度未満であること、バッテリ50の入力制限Winの絶対値|Win|が所定電力未満であること、の3つの条件が成立したときに図5の過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンを実行するものとしたが、こうした3つの条件に加えて、バッテリ50の温度が図3において入出力制限Winの絶対値|Win|が所定値以下となる温度未満になる条件またはバッテリ50の温度が図3において入出力制限Winの絶対値|Win|が減少を始める温度未満になる条件が成立したときに図5の過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンを実行するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1以上制御用下限パワーP2未満であるときには、エンジン22から出力されるパワーが要求パワーPe*となるよう設定した目標スロットル開度TH*を用いてエンジン22を負荷運転するものとしたが、例えば、吸気バルブ128の開閉タイミングや点火タイミングを調整するなど、スロットル開度と異なるエンジン22の運転パラメータをエンジン22から出力されるパワーが要求パワーPe*となるよう設定して、設定したパラメータを用いてエンジン22を負荷運転するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1未満であるときにエンジン22を自立運転するものとしたが、要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1未満であるときにエンジン22を運転停止するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50がリチウムイオン二次電池により構成されるものとしたが、例えば、ニッケル水素二次電池など、他の種類の二次電池により構成されるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図9における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の列車などの車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される動力出力装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた動力出力装置の形態としても構わない。さらに、こうした動力出力装置の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、要求トルクTr*を用いてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定する図5の過剰パワー出力充電時駆動制御ルーチンのステップS110の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「目標パワー設定手段」に相当し、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づくバッテリ50の残容量SOCとバッテリ50の電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算するバッテリECU52が「入出力制限設定手段」に相当し、目標パワーが負荷運転下限パワーP1以上であるときには通常制御を実行して目標パワーが負荷運転下限パワーP1未満であるときにはエンジン22を自立運転または運転停止した状態で要求トルクに基づく駆動力がリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とを運転制御したり、バッテリ50の残容量SOCが充電要求残容量未満であると共にエンジン22の吸気温Taが所定吸気温未満であり且つバッテリ50の入力制限Winの絶対値|Win|が所定電力未満であるとき、要求パワーPe*が制御用下限パワーP2以上であるときにエンジン22から出力されるパワーが設定された要求パワーPe*に近づくよう制御用パワーPcntを設定してエンジン22から制御用パワーPcntが出力されると共に要求トルクTr*を出力して走行するようエンジン22の目標回転数Ne*,Te*とモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*とを設定してエンジンECU24やモータECU40に送信するステップS120〜S150,S200〜S240の処理や要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1以上制御用下限パワーP2未満であるときにエンジン22から出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう目標スロットル開度TH*を設定すると共に要求トルクTr*を出力して走行するようエンジン22の目標回転数Ne*,Te*とモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*とを設定してエンジンECU24やモータECU40に送信するステップS120,S160〜S180,S200〜S240の処理を実行して目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22を制御すると共にトルク指令Tm1*,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2を制御するエンジンECU24およびモータECU40およびハイブリッド用電子制御ユニット70が「制御手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせたものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる差動作用を有するものなど、内燃機関の出力軸と発電機の回転軸と駆動軸との3軸に接続され3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「蓄電手段」としては、二次電池としてのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど、発電機および電動機と電力のやりとりが可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「目標パワー設定手段」としては、要求トルクTr*を用いてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定するものに限定されるものではなく、駆動軸に要求される要求駆動力に基づいて内燃機関から出力すべき目標パワーを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「入力制限設定手段」としては、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づくバッテリ50の残容量SOCとバッテリ50の電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算するものに限定されるものではなく、蓄電手段の状態に基づいて蓄電手段の充電に許容される最大パワーとして入力制限を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、目標パワーが負荷運転下限パワーP1以上であるときには通常制御を実行して目標パワーが負荷運転下限パワーP1未満であるときにはエンジン22を自立運転または運転停止した状態で要求トルクに基づく駆動力がリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とを運転制御したり、バッテリ50の残容量SOCが充電要求残容量未満であると共にエンジン22の吸気温Taが所定吸気温未満であり且つバッテリ50の入力制限Winの絶対値|Win|が所定電力未満であるとき、要求パワーPe*が制御用下限パワーP2以上であるときにエンジン22から出力されるパワーが設定された要求パワーPe*に近づくよう制御用パワーPcntを設定してエンジン22から制御用パワーPcntが出力されると共に要求トルクTr*を出力して走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を駆動制御すると共に要求パワーPe*が負荷運転下限パワーP1以上制御用下限パワーP2未満であるときにエンジン22から出力されるパワーが要求パワーPe*に近づくよう目標スロットル開度TH*を設定すると共に要求トルクTr*を出力して走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を駆動制御するものに限定されるものではなく、設定された目標パワーが予め設定された負荷運転下限パワー以上であるときには内燃機関の負荷運転を伴って内燃機関から設定された目標パワーを出力しながら要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御する通常制御を実行すると共に設定された目標パワーが負荷運転下限パワー未満であるときには内燃機関の自立運転または運転停止を伴って要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御し、通常制御を実行すると内燃機関から設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより設定された入力制限が小さく且つ蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より蓄電手段の蓄電量が少ないとき、設定された目標パワーが負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが内燃機関から出力されると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御し、設定された目標パワーが負荷運転下限パワー以上制御下限パワー未満であるときには内燃機関から出力されるパワーが設定された目標パワーに近づくよう内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら内燃機関を負荷運転すると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電機と電動機とを制御するもので如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、動力出装置や車両の製造産業などに利用可能である。
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構。

Claims (7)

  1. 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標パワーを設定する目標パワー設定手段と、前記蓄電手段の状態に基づいて前記蓄電手段の充電に許容される最大パワーとして入力制限を設定する入力制限設定手段と、前記設定された目標パワーが予め設定された負荷運転下限パワー以上であるときには前記内燃機関の負荷運転を伴って前記内燃機関から前記設定された目標パワーを出力しながら前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する通常制御を実行すると共に前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー未満であるときには前記内燃機関の自立運転または運転停止を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置であって、
    前記制御手段は、前記通常制御を実行すると前記内燃機関から前記設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より前記内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより前記設定された入力制限が小さく且つ前記蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より前記蓄電手段の蓄電量が少ないとき、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
    動力出力装置。
  2. 請求項1記載の動力出力装置であって、
    前記制御手段は、前記内燃機関の吸気温が前記所定吸気温より小さいと共に前記設定された入力制限が前記所定パワーより小さく且つ前記蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量より少なく且つ予め設定された所定温度より前記蓄電手段の温度が低いとき、前記設定された目標パワーが前記制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
    動力出力装置。
  3. 請求項2記載の動力出力装置であって、
    前記入力制限設定手段は、前記蓄電手段の温度が所定の低温度以下であるときに前記蓄電手段の温度が低くなるほど小さくなる傾向に前記入力制限を設定する手段であり、
    前記制御手段は、前記所定温度が前記所定の低温度であるものとして前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である
    動力出力装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1つの請求項に記載の動力出力装置であって、
    前記制御手段は、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには、前記内燃機関の運転に関するパラメータのうちスロットル開度をフィードバック制御する手段である
    動力出力装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1つの請求項に記載の動力出力装置であって、
    前記蓄電手段は、リチウムイオン二次電池である
    動力出力装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか1つの請求項に記載の動力出力装置が搭載され、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  7. 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と駆動軸との3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備える動力出力装置において、前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標パワーを設定し、前記蓄電手段の状態に基づいて前記蓄電手段の充電に許容される最大パワーとして入力制限を設定し、前記設定された目標パワーが予め設定された負荷運転下限パワー以上であるときには前記内燃機関の負荷運転を伴って前記内燃機関から前記設定された目標パワーを出力しながら前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する通常制御を実行すると共に前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー未満であるときには前記内燃機関の自立運転または運転停止を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する、動力出力装置の制御方法であって、
    前記通常制御を実行すると前記内燃機関から前記設定された目標パワーを超える動力が出力されると推定される吸気温の上限として予め定められた所定吸気温より前記内燃機関の吸気温が低いと共に予め設定された所定パワーより前記設定された入力制限が小さく且つ前記蓄電手段の充電が要求される蓄電量の上限として予め定められた所定蓄電量より前記蓄電手段の蓄電量が少ないとき、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワーより大きい制御下限パワー以上であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう再設定した目標パワーが前記内燃機関から出力されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御し、前記設定された目標パワーが前記負荷運転下限パワー以上前記制御下限パワー未満であるときには前記内燃機関から出力されるパワーが前記設定された目標パワーに近づくよう前記内燃機関を運転する際の運転パラメータのうちの少なくとも一つをフィードバック制御しながら前記内燃機関を負荷運転すると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する
    動力出力装置の制御方法。
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