JP2011084202A - 動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法 - Google Patents

動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法 Download PDF

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章 大塚
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郁男 安藤
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Abstract

【課題】触媒暖機中におけるエミッションの悪化を良好に抑制しつつ動力出力性能を良好に確保する。
【解決手段】触媒暖機を実行すべきときに要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができない場合には、排ガス浄化触媒により排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で積算吸入空気量Qiが増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値Plimが設定され(ステップS142)、エンジン22により出力されるパワーがパワー制限値Plim以下となると共に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とが制御される(S144,S146、S150〜S190)。
【選択図】図3

Description

本発明は、それぞれ駆動軸に動力を出力可能な内燃機関および電動機と、内燃機関から排出される排ガスを浄化するための触媒を有する浄化装置と、電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを含む動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法に関する。
従来、この種の動力出力装置として、浄化装置の触媒の流入口部位についての暖機が完了したときに、触媒全体の暖機が完了するまで、予め設定した負荷制限Plimの範囲内でエンジン要求パワーを設定してエンジンを制御したり、浄化装置の触媒の流入口部位についての暖機が完了したときに、吸入空気量と補正係数との積に基づいて更新される触媒暖機カウンタCが大きくなるにしたがって大きくなる傾向に負荷制限Plimを設定し、設定した負荷制限Plimの範囲内でエンジン要求パワーを設定してエンジンを制御したりするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、HC吸着触媒がHC脱離状態にあることが推定または検出される場合に、エンジンの目標エンジントルクを減少する一方、電気モータの目標モータトルクを増加するように、エンジンと電気モータと駆動力伝達機構とを制御するハイブリッド車両の制御装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。更に、HC吸着触媒がHC脱離状態にあることが推定または検出される場合に、伝達クラッチを切断してエンジンと電気モータとの駆動伝達を絶ち、パワープラントの要求トルクを電気モータの目標トルクとしてこの電気モータの作動を制御する一方、エンジンを低負荷状態で作動するハイブリッド車両の制御装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。また、HCトラップ触媒がHCを脱離する状態にあることが検出される場合は、制御手段によって内燃機関の出力負担を減少させて内燃機関をリーン運転させるとともにモータの出力負担を増大させることで、比較的負荷が高い領域でもHC脱離状態にあるHCトラップ触媒に効率良く酸素を供給するハイブリッド車両の排気浄化装置も知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2005−320911号公報 特開2005−113710号公報 特開2005−113709号公報 特開2003−343253号公報
上述のように、ハイブリッド車両では、触媒暖機を実行すべきときに、電動機から動力を出力することにより、内燃機関の負荷を抑えて触媒暖機中のエミッションの悪化を抑制することができる。そして、特許文献1に記載の技術のように、触媒の流入口部位についての暖機が完了した後に、触媒暖機カウンタが大きくなるにしたがって大きくなる傾向に内燃機関の負荷制限を設定することにより、エミッションの悪化を抑制しつつより大きな動力を内燃機関に出力させて電動機すなわち蓄電装置の負荷を軽減することができる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、触媒の流入口部位についての暖機が完了するまで、内燃機関が触媒の暖機促進用の運転状態とされることから蓄電手段の残容量が少なく電動機から充分な動力を得ることができないときに動力出力装置全体に要求される動力を充分に出力し得なくおそれがある。
そこで、本発明による動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法は、触媒暖機中におけるエミッションの悪化を良好に抑制しつつ動力出力性能を良好に確保することを主目的とする。
本発明による動力出力装置、それを備えたハイブリッド車両および動力出力装置の制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明による動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、該内燃機関から排出される排ガスを浄化するための触媒を含む浄化装置と、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電装置とを含む動力出力装置であって、
前記駆動軸に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、
前記設定された要求トルクに基づいて装置に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段と、
前記内燃機関が始動されてからの該内燃機関の吸入空気量の積算値である積算吸入空気量を取得する積算吸入空気量取得手段と、
前記触媒の活性化を促進させる触媒暖機を実行すべきときに前記要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができる場合には、前記内燃機関が予め定められた触媒暖機用の運転ポイントで運転されると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御し、前記触媒暖機を実行すべきときに前記要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができない場合には、前記触媒により前記排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で前記積算吸入空気量が増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値を設定し、前記内燃機関により出力されるパワーが前記パワー制限値以下となると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えるものである。
この動力出力装置では、触媒の活性化を促進させる触媒暖機を実行すべきときに装置に要求される要求パワーを蓄電手段からの放電によりまかなうことができる場合、内燃機関が予め定められた触媒暖機用の運転ポイントで運転されると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるように内燃機関と電動機とが制御される。これにより、触媒暖機を実行すべきであって要求パワーを蓄電手段からの放電によりまかなうことができるときには、動力出力性能を良好に確保しつつ触媒暖機を促進させることが可能となる。また、この動力出力装置では、触媒暖機を実行すべきときに要求パワーを蓄電手段からの放電によりまかなうことができない場合、触媒により排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で積算吸入空気量が増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値が設定され、内燃機関により出力されるパワーがパワー制限値以下となると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるように内燃機関と電動機とが制御される。このように、触媒暖機を実行すべきであって要求パワーを蓄電手段からの放電によりまかなうことができないときに、触媒により排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で積算吸入空気量が増加するにつれて大きくなるように内燃機関のパワー制限値を常時設定すれば、触媒の温度を良好に反映する内燃機関の積算吸入空気量すなわち触媒の温度(暖機状態)に応じて触媒暖機中の内燃機関のパワー制限値をより適正に設定し、触媒暖機中におけるエミッションの悪化を良好に抑制しつつ内燃機関からできるだけ動力を得られるようにして動力出力性能を良好に確保することが可能となる。
そして、前記制御手段は、前記積算吸入空気量と前記パワー制限値との関係を予め規定するパワー制限値設定制約から前記積算吸入空気量取得手段により取得された積算吸入空気量に対応するパワー制限値を導出するものであってもよい。これにより、内燃機関のパワー制限値を触媒により排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内でより適正に設定することが可能となる。
また、前記動力出力装置は、動力を入出力可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な第2の電動機と、前記内燃機関の出力軸に接続される第1要素と、前記第2の電動機の回転軸に接続される第2要素と、前記駆動軸に接続される第3要素とを有すると共に、これら3つの要素が互いに差動回転できるように構成された遊星歯車機構とを更に備えるものであってもよい。
本発明によるハイブリッド車両は、上記何れかの動力出力装置と、前記駆動軸に連結された駆動輪とを備えるものである。
本発明による動力出力装置の制御方法は、駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、該内燃機関から排出される排ガスを浄化するための触媒を含む浄化装置と、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電装置とを備えた動力出力装置の制御方法において、
前記触媒の活性化を促進させる触媒暖機を実行すべきときに前記駆動軸に要求される要求トルクに基づく装置に要求される要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができる場合には、前記内燃機関が予め定められた触媒暖機用の運転ポイントで運転されると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御し、前記触媒暖機を実行すべきときに前記要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができない場合には、前記触媒により前記排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で前記内燃機関が始動されてからの該内燃機関の吸入空気量の積算値である積算吸入空気量が増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値を設定し、前記内燃機関により出力されるパワーが前記パワー制限値以下となると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するものである。
この方法によれば、触媒暖機を実行すべきであって要求パワーを蓄電手段からの放電によりまかなうことができるときには、動力出力性能を良好に確保しつつ触媒暖機を促進させることが可能となる。また、触媒暖機を実行すべきであって要求パワーを蓄電手段からの放電によりまかなうことができないときには、触媒暖機中の内燃機関のパワー制限値を触媒により排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内でより適正に設定し、触媒暖機中におけるエミッションの悪化を良好に抑制しつつ内燃機関からできるだけ動力を得られるようにして動力出力性能を良好に確保することが可能となる。
本発明の実施例に係るハイブリッド車両であるハイブリッド自動車20の概略構成図である。 エンジン22の概略構成図である。 実施例のハイブリッドECU70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 パワー制限値設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインと回転数NeとトルクTeとの相関曲線とを例示する説明図である。 変形例に係るハイブリッド自動車20Bの概略構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るハイブリッド車両であるハイブリッド自動車20の概略構成図である。同図に示すハイブリッド自動車20は、エンジン22と、エンジン22の出力軸であるクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに連結された減速ギヤ35と、この減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに接続されたモータMG2と、ハイブリッド自動車20の全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70等とを備えるものである。
エンジン22は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料と空気との混合気を燃焼室120内で爆発燃焼させ、混合気の爆発燃焼に伴うピストン121の往復運動をクランクシャフト26の回転運動へと変換することにより動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22では、図2からわかるように、エアクリーナ122により清浄された空気がスロットルバルブ123を介して吸気管126内に取り入れられ、吸入空気には燃料噴射弁127からガソリン等の燃料が噴射される。こうして得られる空気と燃料との混合気は、可変バルブタイミング機構として構成された動弁機構130により駆動される吸気バルブ131を介して燃焼室120に吸入されると共に点火プラグ128からの電気火花によって爆発燃焼させられる。エンジン22からの排ガスは、排気バルブ132や排気マニホールド140を介して一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)といった有害成分を浄化する排ガス浄化触媒(三元触媒)141cを含む浄化装置141へと送出され、浄化装置141にて浄化された後、外部へと排出される。また、エンジン22は、浄化装置141の後段の排気管に接続されて排ガスをサージタンク(吸気系)へと還流させるEGR管142と、このEGR管142の中途に設けられて排気系から吸気系へと還流される排ガス(EGRガス)の還流量(EGR量)を調節するEGR弁143と、EGR管142内のEGRガスの温度を検出する温度センサ144等を含む。
このように構成されるエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により制御される。エンジンECU24は、図2に示すように、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に各種処理プログラムを記憶するROM24b、データを一時的に記憶するRAM24c、図示しない入出力ポートおよび通信ポート等を含む。そして、エンジンECU24には、エンジン22の状態等を検出する各種センサからの信号が図示しない入力ポートを介して入力される。例えば、エンジンECU24には、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ180からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ181からの冷却水温Tw、燃焼室120内の圧力を検出する筒内圧センサ182からの筒内圧力、吸気バルブ131や排気バルブ132を駆動する動弁機構130に含まれるカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ133からのカムポジション、スロットルバルブ123の位置を検出するスロットルバルブポジションセンサ124からのスロットルポジション、エンジン22の負荷としての吸入空気量を検出するエアフローメータ183からの吸入空気量Q、吸気管126に取り付けられた吸気温度センサ184からの吸気温度Tair、吸気管126内の負圧を検出する吸気圧センサ185からの吸気負圧Pi、排気マニホールド140の浄化装置141の上流側に配置された空燃比センサ186からの空燃比AF、EGR管142の温度センサ144からのEGRガス温度等が入力ポートを介して入力される。そして、エンジンECU24は、エンジン22を駆動するための様々な制御信号を図示しない出力ポートを介して出力する。例えば、エンジンECU24は、スロットルバルブ123の位置を調節するスロットルモータ125への駆動信号や燃料噴射弁127への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル129への制御信号、動弁機構130への制御信号、EGR弁143への駆動信号等を出力ポートを介して出力する。また、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ180からのクランクポジションを用いてエンジン22の回転数Neを算出する。更に、エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31と噛合すると共にリングギヤ32と噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを有し、これら3つの要素が互いに差動回転できるように構成されたシングルピニオン式遊星歯車機構である。かかる動力分配統合機構30の第1要素であるキャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、第2要素であるサンギヤ31にはモータMG1の回転軸が、第3要素であるリングギヤ32には駆動軸としてのリングギヤ軸32aと減速ギヤ35とを介してモータMG2の回転軸がそれぞれ連結されている。動力分配統合機構30は、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側とにそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して最終的に駆動輪である車輪39a,39bに出力される。
モータMG1およびMG2は、何れも発電機として作動すると共に電動機として作動可能な周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介して二次電池であるバッテリ50と電力のやり取りを行う。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の何れか一方により発電される電力を他方のモータで消費できるようになっている。従って、バッテリ50は、モータMG1,MG2の何れかから生じた電力や不足する電力により充放電され、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとることにすれば、バッテリ50は充放電されないことになる。モータMG1,MG2は、何れもモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号等が出力される。また、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンを実行し、モータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。更に、モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号等に基づいてモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
バッテリ50は、リチウムイオン二次電池あるいはニッケル水素二次電池として構成されており、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理される。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からのバッテリ温度Tb等が入力される。バッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70に出力する。更に、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCを算出したり、当該残容量SOCに基づいてバッテリ50の充放電要求パワーPb*を算出したり、残容量SOCとバッテリ温度Tbとに基づいてバッテリ50の充電に許容される電力である許容充電電力としての入力制限Winとバッテリ50の放電に許容される電力である許容放電電力としての出力制限Woutとを算出したりする。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定すると共に、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定可能である。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74や、データを一時的に記憶するRAM76、図示しない入出力ポートおよび通信ポート等を備える。ハイブリッドECU70には、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)80からのイグニッション信号、シフトレバー81の操作位置であるシフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルストロークセンサ86からのブレーキペダルストロークBS、車速センサ87からの車速V等が入力ポートを介して入力される。そして、ハイブリッドECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52等と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52等と各種制御信号やデータのやり取りを行っている。
上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*が計算され、この要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とが制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御モードとしては、要求トルクTr*に見合うパワーがエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力されるパワーのすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求トルクTr*とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合うパワーがエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力されるパワーの全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22を停止して要求トルクTr*に基づくトルクをリングギヤ軸32aに出力するようにモータMG2を駆動制御するモータ運転モード等がある。また、実施例のハイブリッド自動車20では、トルク変換運転モードや充放電運転モードのもとで所定条件が成立した場合、エンジン22を自動的に停止・始動させる間欠運転が実行される。更に、実施例のハイブリッド自動車20では、冷間状態でシステム起動がなされた場合のように例えば冷却水温Twが予め定められた暖機実行温度以下である場合にエンジン22が始動され、基本的に、点火時期を通常時よりも大幅に遅角させながら回転数Neが比較的低い触媒暖機回転数New(例えば1300rpm程度)になると共に比較的小さいパワー(例えば2〜3kW程度)を出力するようにエンジン22を運転する触媒暖機が実行される。これにより、排ガスの温度を上昇させてエンジン22からの排ガスを浄化する排ガス浄化触媒141cの活性化を促進させることが可能となる。なお、冷却水温Twと閾値とを比較する代わりに、エアフローメータ183からの吸入空気量Qや水温センサ181からの冷却水温Tw、空燃比センサ186からの空燃比AF、点火時期の遅角量等に基づいてエンジンECU24等により推定される排ガス浄化触媒141cの温度(触媒床温)と所定の基準温度とを比較して触媒暖機を実行すべきか否か判定してもよいことはいうまでもない。
次に、上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20において上述の触媒暖機運転が実行されるときの動作について説明する。図3は、エンジン22が始動された後に実施例のハイブリッドECU70により所定時間毎(例えば、数msec毎)に実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
図3のルーチンの開始に際して、ハイブリッドECU70のCPU72は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、車速センサ87からの車速V、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、充放電要求パワーPb*、バッテリ50の入出力制限Win,Wout、触媒暖機フラグFwupの値、エンジン22が始動されてからの吸入空気量の積算値である積算吸入空気量Qiといった制御に必要なデータの入力処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、モータECU40により回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいて計算されるものであってモータECU40から通信により入力されるものである。また、バッテリ50の充放電要求パワーPb*や入出力制限Win,Woutは、バッテリECU52から通信により入力されるものである。更に、触媒暖機フラグFwupは、ハイブリッド自動車20のシステム起動後にエンジン22が最初に始動された後に冷却水温Twが上述の暖機実行温度あるいはそれよりも若干高い所定温度以下であるときに上述の触媒暖機が実行されるようにエンジンECU24により値1に設定されると共に、冷却水温Twが所定の暖機完了温度Tref以上になって触媒暖機が完了したとみなされるとエンジンECU24により値0に設定されるものであり、エンジンECU24から通信により入力される。また、積算吸入空気量Qiは、エンジン22が始動されてから運転停止されるまでエアフローメータ183からの吸入空気量Qに基づいてエンジンECU24により計算されるものであり、エンジンECU24から通信により入力される。
ステップS100のデータ入力処理の後、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいてリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定した上で、車両全体に要求される要求パワーP*を設定する(ステップS110)。実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係が予め定められて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶されており、要求トルクTr*としては、与えられたアクセル開度Accと車速Vとに対応したものが当該マップから導出・設定される。図4に要求トルク設定用マップの一例を示す。また、実施例において、要求パワーP*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものと充放電要求パワーPb*とロスLossとの総和として計算される。すなわち、要求パワーP*は、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力するのに要求されるパワーとバッテリ50を充放電するのに要するパワーと損失分との和となる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、図示するようにモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除するか、あるいは車速Vに換算係数kを乗じることによって求めることができる。
次いで、ステップS100にて入力した触媒暖機フラグFwupが値1であるか否かを判定し(ステップS120)、触媒暖機フラグFwupが値1であって上述の触媒暖機を実行すべきときには、更にステップS110にて設定された要求パワーP*がステップS100にて入力したバッテリ50の出力制限Woutを上回っているか否かを判定する(ステップS130)。ここで、車両全体に要求される要求パワーP*が出力制限Wout以下である場合には、エンジン22から大きなパワーを出力しなくてもバッテリ50からの電力により要求パワーP*すなわちリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力するのに要求されるパワーを賄うことが可能である。このため、ステップS130にて要求パワーP*が出力制限Wout以下であると判断された場合には、エンジン22の目標回転数Ne*を上述の触媒暖機回転数Newに設定すると共に、目標トルクTe*を当該触媒暖機回転数Newと触媒暖機に際してエンジン22から出力されるパワー(例えば2〜3kW程度)とに基づくトルクTewに設定する(ステップS140)。
次いで、目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρ(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)とを用いて次式(1)に従いモータMG1の目標回転数Nm1*を計算した上で、目標トルクTe*や計算した目標回転数Nm1*、現在の回転数Nm1等を用いて次式(2)に従いモータMG1に対するトルク指令Tm1*を設定する(ステップS150)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。図5に動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を例示する。図中、左側のS軸はモータMG1の回転数Nm1に一致するサンギヤ31の回転数を示し、中央のC軸はエンジン22の回転数Neに一致するキャリア34の回転数を示し、右側のR軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。また、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1にトルクTm1を出力させたときにこのトルク出力によりリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2にトルクTm2を出力させたときに減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。モータMG1の目標回転数Nm1*を求めるための式(1)は、この共線図における回転数の関係を用いれば容易に導出することができる。そして、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) …(1)
Tm1*=-ρ/(1+ρ)・Te*+k1・(Nm1*-Nm1)+k2・∫(Nm1*-Nm1)dt …(2)
モータMG1に対するトルク指令Tm1*を設定したならば、バッテリ50の入出力制限Win,WoutとステップS150にて設定したモータMG1に対するトルク指令Tm1*とモータMG1,MG2の現在の回転数Nm1,Nm2とを用いてモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および(4)に従い計算する(ステップS160)。更に、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いてモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮モータトルクTm2tmpを次式(5)に従い計算する(ステップS170)。そして、モータMG2に対するトルク指令Tm2*をトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値に設定する(ステップS180)。このようしてモータMG2に対するトルク指令Tm2*を設定することにより、リングギヤ軸32aに出力するトルクをバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内に制限することができる。なお、式(5)は、図5の共線図から容易に導出することができる。こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2に対するトルク指令Tm1*,Tm2*を設定したならば、目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS190)、再度ステップS100以降の処理を実行する。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(5)
トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*に従ってモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*に従ってモータMG2が駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。また、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいて目標吸入空気量Q*を設定すると共に、目標吸入空気量Q*に基づいてスロットルバルブ123の目標開度TH*を設定し、スロットルバルブポジションセンサ124からのスロットルポジションに基づいてスロットルバルブ123の開度が目標開度TH*となるようにスロットルモータ125を制御する。更に、エンジンECU24は、このようなスロットル開度制御と共に、燃料噴射制御、点火時期制御等を実行する。スロットル開度制御や燃料噴射制御、点火時期制御の実行に際して、エンジンECU24は、各燃焼室120における点火時期を予め定められた量だけ遅角させ、吸入空気量Qを予め定められた量だけ増加させるべく目標開度TH*を予め定められた量だけ(開側に)増加させ、更に各燃焼室120に対する燃料噴射量(例えば触媒暖機促進のために増加補正される前の目標開度TH*に対応した燃料噴射量)が予め定められた量だけ減少するように燃料噴射時間を設定する。これにより、排気マニホールド140内や排ガス浄化触媒141cにおいて燃焼する燃料の量(いわゆる後燃え)を増加させて排ガス温度を上昇させることができるので、排ガス浄化触媒141cの活性化をより促進させることが可能となる。
一方、ステップS130にて要求パワーP*が出力制限Woutを上回っていると判断された場合には、ステップS100にて入力した積算吸入空気量Qiに基づいて、触媒暖機の完了前にエンジン22からの排ガス中の炭化水素を浄化可能とするエンジン22から出力してもよいパワーの上限値であるパワー制限値Plimを設定する(ステップS142)。実施例では、エンジン22が始動されてからの積算吸入空気量Qiとパワー制限値Plimとの関係が実験・解析により予め定められてパワー制限値設定用マップとしてROM74に記憶されており、パワー制限値Plimとしては、与えられた積算吸入空気量Qiに対応したものが当該マップから導出・設定される。図6にパワー制限値設定用マップの一例を示す。同図に示すように、パワー制限値設定用マップは、積算吸入空気量Qiが増加するにつれて(触媒暖機が進行するにつれて)大きくなるようにパワー制限値Plimを規定するものである。すなわち、積算吸入空気量Qiが多いほど、エンジン22における混合気の燃焼が促進されることになり、その分だけ排ガス浄化触媒141cの暖機が促進されて触媒床温が上昇することになる。従って、積算吸入空気量Qiは排ガス浄化触媒141cの温度(触媒床温)を良好に反映することから、当該積算吸入空気量Qiとパワー制限値Plimとの関係を予め規定するパワー制限値設定用マップを用いることにより、エンジン22のパワー制限値Plimを排ガス浄化触媒141cにより排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内でより適正に設定することが可能となる。
ステップS142にてパワー制限値Plimを設定したならば、パワー制限値PlimとステップS110にて設定した要求パワーP*との小さい方をエンジン22から出力させるべき目標エンジンパワーPe*として設定する(ステップS144)。そして、目標エンジンパワーPe*に基づいてエンジン22の目標運転ポイントである目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する(ステップS146)。実施例では、エンジン22を効率よく動作させるために予め定められた動作ラインと目標エンジンパワーPe*とに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とが設定される。図7に、エンジン22の動作ラインと目標エンジンパワーPe*が一定となることを示す回転数NeとトルクTeとの相関曲線とを例示する。同図に示すように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、上記動作ラインと目標エンジンパワーPe*(Ne*×Te*)が一定となることを示す相関曲線との交点として求めることができる。ステップS146の処理の後、上述のステップS150〜S180の処理を実行すると共に、目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS190)、再度ステップS100以降の処理を実行する。この場合も、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、スロットル開度制御や燃料噴射制御、点火時期制御等を実行する。また、スロットル開度制御や燃料噴射制御、点火時期制御の実行に際して、エンジンECU24は、各燃焼室120における点火時期を予め定められた量だけ遅角させ、吸入空気量を予め定められた量だけ増加させるべく目標開度TH*を予め定められた量だけ(開側に)増加させ、更に各燃焼室120に対する燃料噴射量が予め定められた量だけ減少するように燃料噴射時間を設定する。
上述のようにして排ガス浄化触媒141cの活性化が促進されるようにエンジン22が運転され、ステップS120にて触媒暖機フラグFwupが値0に設定されたと判断されると、それ以後、ステップS110にて設定された要求パワーP*が目標エンジンパワーPe*として設定されると共に(ステップS148)、上述のステップS146,S150〜S190の処理が繰り返し実行されることになる。なお、触媒暖機の完了に伴って触媒暖機フラグFwupが値0に設定されると、エンジンECU24による触媒暖機促進のための点火時期の遅角、吸入空気量の増量補正(スロットル開度の開補正)、および燃料噴射量の減量補正は実行されなくなる。
以上説明したように、実施例のハイブリッド自動車20では、排ガス浄化触媒141cの活性化を促進させる触媒暖機を実行すべきときに要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができる場合、エンジン22が予め定められた触媒暖機用の運転ポイント(Ne*=New、Te*=Tew)で運転されると共に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とが制御される(ステップS140〜S190)。これにより、触媒暖機を実行すべきであって要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができるときには、動力出力性能を良好に確保しつつ触媒暖機を促進させることが可能となる。また、実施例のハイブリッド自動車20では、触媒暖機を実行すべきときに要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができない場合、排ガス浄化触媒141cにより排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で積算吸入空気量Qiが増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値Plimが設定され(ステップS142)、エンジン22により出力されるパワーがパワー制限値Plim以下となると共に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とが制御される(S144,S146、S150〜S190)。このように、触媒暖機を実行すべきであって要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができないときに、排ガス浄化触媒141cにより排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で積算吸入空気量Qiが増加するにつれて大きくなるようにエンジン22のパワー制限値Plimを常時設定すれば、エンジン22の積算吸入空気量Qiすなわち排ガス浄化触媒141cの温度(暖機状態)に応じて触媒暖機中のエンジン22のパワー制限値Plimをより適正に設定し、触媒暖機中におけるエミッションの悪化を良好に抑制しつつエンジン22からできるだけ動力を得られるようにしてハイブリッド自動車20の動力出力性能を良好に確保することが可能となる。また、積算吸入空気量Qiとパワー制限値Plimとの関係を予め規定するパワー制限値設定用真マップから積算吸入空気量Qiに対応するパワー制限値Plimを導出すれば、エンジン22のパワー制限値Plimを排ガス浄化触媒141cにより排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内でより適正に設定することが可能となる。
なお、上記実施例のハイブリッド自動車20では、駆動軸としてのリングギヤ軸32aとモータMG2とがモータMG2の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達する減速ギヤ35を介して連結されているが、減速ギヤ35の代わりに、例えばHi,Loの2段の変速段あるいは3段以上の変速段を有したモータMG2の回転数を変速してリングギヤ軸32aに伝達する変速機を採用してもよい。更に、実施例のハイブリッド自動車20は、モータMG2の動力を動力分配統合機構30のリングギヤ32に接続されたリングギヤ軸32aに出力するものであるが、本発明の適用対象はこれに限られるものでもない。すなわち、本発明は、図8に示す変形例に係るハイブリッド自動車20Bのように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32a(車輪39a,39b)とは異なる軸(図8における車輪39c,39dに接続された軸)に出力するものに適用されてもよい。
ここで、上記実施例および変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明しておく。すなわち、上記実施例等では、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに動力を出力可能なエンジン22が「内燃機関」に相当し、エンジン22から排出される排ガスを浄化するための排ガス浄化触媒141cを含む浄化装置141が「浄化装置」に相当し、リングギヤ軸32aに動力を出力可能なモータMG2が「電動機」に相当し、モータMG2と電力をやり取り可能なバッテリ50が「蓄電手段」に相当し、図3のステップS110の処理を実行するハイブリッドECU70が「要求トルク設定手段」および「要求パワー設定手段」に相当し、エアフローメータ183からの吸入空気量Qに基づいて積算吸入空気量Qiを計算するエンジンECU24が「積算吸入空気量取得手段」に相当し、触媒暖機を実行すべきときに要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができる場合には、エンジン22が予め定められた触媒暖機用の運転ポイントで運転されると共に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とを制御し、触媒暖機を実行すべきときに要求パワーP*をバッテリ50からの放電によりまかなうことができない場合には、排ガス浄化触媒141cにより排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で積算吸入空気量Qiが増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値Plimを設定し、エンジン22により出力されるパワーがパワー制限値Plim以下となると共に要求トルクTr*に基づくトルクがリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1およびMG2とを制御するハイブリッドECU70、エンジンECU24およびモータECU40との組合わせが「制御手段」に相当し、動力を入出力可能であると共にバッテリ50と電力をやり取り可能なモータMG1が「第2の電動機」に相当し、エンジン22のクランクシャフト26に接続されるキャリア34とモータMG1の回転軸に接続されるサンギヤ31と駆動軸としてのリングギヤ軸32aに接続されるリングギヤ32とを有すると共にこれら3つの要素が互いに差動回転できるように構成された動力分配統合機構30が「遊星歯車機構」に相当する。
ただし、「内燃機関」は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力するエンジン22に限られず、水素エンジンといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「浄化装置」は、エンジン22から排出される排ガスを浄化するための排ガス浄化触媒を含むものであれば如何なる形式のものであっても構わない。「電動機」や「第2の電動機」は、モータMG1,MG2のような同期発電電動機に限られず、誘導電動機といったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「蓄電手段」は、バッテリ50のような二次電池に限られず、電動機と電力をやり取り可能なものであればキャパシタといったような他の如何なる形式のものであっても構わない。「要求トルク設定手段」は、アクセル開度と車速とに基づいて要求トルクを設定するものに限られず、例えばアクセル開度のみに基づいて要求駆動力を設定するもののような他の如何なる形式のものであっても構わない。「要求パワー設定手段」は、要求トルクに基づいて装置に要求される要求パワーを設定するものであれば如何なる形式のものであっても構わない。「制御手段」は、単一の電子制御ユニット等のように、ハイブリッドECU70とエンジンECU24とモータECU40との組み合わせ以外の他の如何なる形式のものであっても構わない。「3軸式動力入出力手段」は、動力分配統合機構30以外のダブルピニオン式遊星歯車機構やデファレンシャルギヤといった他の如何なる形式のものであっても構わない。何れにしても、これら実施例および変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、動力出力装置やハイブリッド車両の製造産業等において利用可能である。
20,20B ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a,72 CPU、24b,74 ROM、24c,76 RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a〜39d 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルストロークセンサ、87 車速センサ、120 燃焼室、121 ピストン、122 エアクリーナ、123 スロットルバルブ、124 スロットルバルブポジションセンサ、125 スロットルモータ、126 吸気管、127 燃料噴射弁、128 点火プラグ、129 イグニッションコイル、130 動弁機構、131 吸気バルブ、132 排気バルブ、133 カムポジションセンサ、140 排気マニホールド、141 浄化装置、141c 排ガス浄化触媒、142 EGR管、143 EGR弁、144 温度センサ、180 クランクポジションセンサ、181 水温センサ、182 筒内圧センサ、183 エアフローメータ、184 吸気温度センサ、185 吸気圧センサ、186 空燃比センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (5)

  1. 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、該内燃機関から排出される排ガスを浄化するための触媒を含む浄化装置と、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電装置とを含む動力出力装置であって、
    前記駆動軸に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、
    前記設定された要求トルクに基づいて装置に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段と、
    前記内燃機関が始動されてからの該内燃機関の吸入空気量の積算値である積算吸入空気量を取得する積算吸入空気量取得手段と、
    前記触媒の活性化を促進させる触媒暖機を実行すべきときに前記要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができる場合には、前記内燃機関が予め定められた触媒暖機用の運転ポイントで運転されると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御し、前記触媒暖機を実行すべきときに前記要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができない場合には、前記触媒により前記排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で前記積算吸入空気量が増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値を設定し、前記内燃機関により出力されるパワーが前記パワー制限値以下となると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 請求項1に記載の動力出力装置において、
    前記制御手段は、前記積算吸入空気量と前記パワー制限値との関係を予め規定するパワー制限値設定制約から前記積算吸入空気量取得手段により取得された積算吸入空気量に対応するパワー制限値を導出する動力出力装置。
  3. 請求項1または2に記載の動力出力装置において、
    動力を入出力可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な第2の電動機と、
    前記内燃機関の出力軸に接続される第1要素と、前記第2の電動機の回転軸に接続される第2要素と、前記駆動軸に接続される第3要素とを有すると共に、これら3つの要素が互いに差動回転できるように構成された遊星歯車機構とを更に備える動力出力装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の動力出力装置と、前記駆動軸に連結された駆動輪とを備えるハイブリッド車両。
  5. 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、該内燃機関から排出される排ガスを浄化するための触媒を含む浄化装置と、前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電装置とを備えた動力出力装置の制御方法において、
    前記触媒の活性化を促進させる触媒暖機を実行すべきときに前記駆動軸に要求される要求トルクに基づく装置に要求される要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができる場合には、前記内燃機関が予め定められた触媒暖機用の運転ポイントで運転されると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御し、前記触媒暖機を実行すべきときに前記要求パワーを前記蓄電手段からの放電によりまかなうことができない場合には、前記触媒により前記排ガス中の炭化水素を浄化可能な範囲内で前記内燃機関が始動されてからの該内燃機関の吸入空気量の積算値である積算吸入空気量が増加するにつれて大きくなるようにパワー制限値を設定し、前記内燃機関により出力されるパワーが前記パワー制限値以下となると共に前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する動力出力装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013133040A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両およびハイブリッド車両の制御方法
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