JP2009256235A - ゲル状化粧料 - Google Patents

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【課題】低粘度のシリコーン油をゲル化して、特有の弾力性を付与し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、化粧持続性、安定性に優れるゲル状化粧料を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)(a1)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、(a2)オルガノポリシロキサンセグメント、とを構成単位とするポリマー 2〜8質量%、
(B)25℃における粘度が6cs未満であるシリコーン油 10〜90質量%、
(C)有機変性粘土鉱物 0.1〜1質量%、
(D)水 3〜12質量%
を含有するゲル状化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、特有の弾力性を有するゲル状化粧料に関する。
従来、油性ゲル状化粧料には、炭化水素油やエステル油等をゲル化するために、ヒドロキシステアリン酸や、デキストリン脂肪酸エステル等の油性ゲル化剤が用いられてきた(特許文献1、2)。しかし、炭化水素油やエステル油は使用感が重く、べたつきやすいこと、また、製造されたゲルが硬すぎたり柔らかすぎたりして、安定性や使用感に問題があった。一方、水性ゲル状化粧料には、水をゲル化するために、ジェランガム等の水溶性高分子が用いられてきたが、水溶性のゲルは耐水性に劣り、化粧持続性が悪いという欠点があった(特許文献3)。
軽い感触で耐水性に優れる揮発性シリコーン油をゲル化することが期待されるが、上記のようなゲル化剤では十分な粘度を有するゲルが得られず、安定性に問題があった。一方、シリコーン油のゲル化剤も知られているが、ゲル化の対象は環状シリコーン油やフェニル変性シリコーン油等に限定されるものが多く、メイクアップ化粧品等で望まれる、より揮発性の高い、デカメチルテトラシロキサンやオクタメチルトリシロキサンのような低粘度のシリコーン油をゲル化することはできなかった。更に、ゲル化するためには高温で加熱する必要があり、配合原料に制約を受ける等、満足できるものではなかった(特許文献4)。
特開平4−91010号公報 特開平9−235210号公報 特開2000−355518号公報 特開平3−197409号公報
本発明の課題は、低粘度のシリコーン油をゲル化して、特有の弾力性を付与し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、化粧持続性、安定性に優れるゲル状化粧料を提供することにある。
本発明者らは、特定のポリマーと低粘度のシリコーン油、有機変性粘土鉱物及び水を組み合わせて用いることにより、特有の弾力性を有し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、化粧持続性及び安定性に優れるゲル状化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)(a1)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、(a2)オルガノポリシロキサンセグメント、とを構成単位とするポリマー 2〜8質量%、
(B)25℃における粘度が6cs未満であるシリコーン油 10〜90質量%、
(C)有機変性粘土鉱物 0.1〜1質量%、
(D)水 3〜12質量%
を含有するゲル状化粧料を提供するものである。
本発明のゲル状化粧料は、透明性が高く、特有の弾力性を有し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、化粧持続性及び安定性に優れるものである。
本発明で用いる成分(A)は、(a1)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、(a2)オルガノポリシロキサンセグメント、とを構成単位とするポリマーである。
(a1)N−アシルアルキレンイミンとしては、アルキル基の炭素数が1〜5であるものが好ましい。
アルキル基の炭素数が1〜5であるN−アシルアルキレンイミンの繰り返し単位としては、下記一般式(1)で表されるものが挙げられる。
Figure 2009256235
〔式中、C末端は、以下に示す(a2)オルガノポリシロキサンセグメントの連結基に有するN(又はN+)末端と結合し、nは1〜5の数を示し、R1は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、mはモノマーの重合度を示し、1〜1000の数を示す。なお、重合後のN末端には、重合開始剤残基が結合する〕
ここで、重合開始剤としては、ジエチル硫酸、ジメチル硫酸、塩酸、ヨウ化水素ン、硫酸、p−トルエンスルホン酸、過塩素酸等が用いられ、これらの残基が重合後のN−末端に結合する。
(a2)オルガノポリシロキサンセグメントとしては、下記一般式(2)で表されるものが挙げられる。
Figure 2009256235
〔式中、R2は水素原子、炭素数1〜22のアルキル基又はフェニル基を示し、R3及びR4はR2と同一の基を示すか、又は下記式(i)〜(v)を示し、R5、R6及びR7はR2と同一の基を示すか、又は下記式(vi)〜(xiii)の連結基を示す。ただし、R5、R6及びR7の少なくとも1つは(vi)〜(xiii)の連結基である。rは平均で10〜2000、pは平均で0〜20、qは平均で1〜20の数を示す〕
Figure 2009256235
Figure 2009256235
〔式中、C末端は、珪素(Si)原子と結合し、N(又はN+)末端は、一般式(1)で示したN−アシルアルキレンイミンのC末端と結合し、X- は四級アンモニウムイオンの対イオンを示し、エチル硫酸イオン、メチル硫酸イオン、塩素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、過塩素酸イオンを示す〕
成分(A)のポリマーは、平均重量分子量1000〜15万のものが好ましい。また、(A)ポリマー中の(a1)親水性セグメントの分子量の割合((a1)親水性モノマーの分子量/(A)ポリマーの分子量)は、1/100〜50/100が好ましく、更に10/100〜30/100が好ましい。
成分(A)のポリマーとしては、以下の一般式で示されるものが好ましい。
Figure 2009256235
〔式中、nは1〜5の数を示し、R1は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、mはモノマーの重合度を示し、1〜1000の数を示し、rは平均で10〜2000、pは平均で0〜20、qは平均で1〜20の数を示し、X- は四級アンモニウムイオンの対イオンを示し、エチル硫酸イオン、メチル硫酸イオン、塩素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、過塩素酸イオンを示す。なお、N−アシルアルキレンイミンの繰り返し単位のN末端には、重合開始剤残基が結合する〕
ここで、重合開始剤としては、ジエチル硫酸、ジメチル硫酸、塩酸、ヨウ化水素、硫酸、p−トルエンスルホン酸、過塩素酸等が用いられ、これらの残基が重合後のN−末端に結合する。
特に、POLYSILICONE−9(INCI名、花王社)が好ましい。
成分(A)のポリマーは、本発明の化粧料中に2〜8質量%含有され、好ましくは2〜6質量%、特に好ましくは3〜4質量%含有される。この範囲内であれば、安定なゲルが得られ、ゲル状化粧料の伸びも良く、また、塗布後に形成する皮膜量も適切となり、化粧持続性も高い。
成分(B)のシリコーン油は、25℃における粘度が6cs未満、好ましくは1〜4csのものである。6csより粘度が高いシリコーン油の場合には十分なゲル化が起こらず、得られる化粧料は液状、又はペースト状となり、特有の弾力性が得られない。
かかるシリコーン油としては、例えば、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。
成分(B)のシリコーン油は、1種以上を用いることができ、本発明の化粧料中に10〜90質量%含有され、好ましくは30〜80質量%、更に好ましくは40〜70質量%含有される。この範囲内であることにより、塗布時に適度に乾燥が速いゲル状化粧料が得られる。
成分(C)の有機変性粘土鉱物は、通常の化粧料に用いられるものであれば、特に制限されずに用いることができる。例えば、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト等の水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られるものである。ここで用いられる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記一般式(3)で表されるものである。
Figure 2009256235
(式中、R8は炭素数10〜22のアルキル基又はベンジル基を示し、R9はメチル基又は炭素数10〜22のアルキル基を示し、R10及びR11は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、Xはハロゲン原子又はメチルサルフェート残基を示す)
処理剤である第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、例えば、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ジメチルジベヘニルアンモニウムクロリド、ジメチルジミリスチルアンモニウムクロリド、ジメチルジセチルアンモニウムクロリド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
これらで処理された有機変性粘土鉱物の代表的なものとしては、市販品として、ベントン ゲルVS−5 PC V(ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド処理ヘクトライト:エレメンティスジャパン社製)等が挙げられる。
有機変性粘土鉱物は、本発明の化粧料中に0.1〜1質量%含有され、好ましくは0.3〜0.9質量%、更に好ましくは0.4〜0.8質量%含有される。この範囲内であることにより、外観がくすむことなく、かつ、安定性に優れたゲル状化粧料が得られる。
成分(D)の水は、適度な硬度のゲルを得る点から、本発明の化粧料中に3〜12質量%含有され、好ましくは3〜9質量%、更に好ましくは4〜6質量%含有される。
本発明においては、成分(A)のポリマーと成分(D)の水の質量割合を最適化することで、より弾力性があり、より透明性の高いゲルが得られる。好ましい質量割合は、0.2≦(A)/(D)≦1.5であり、より好ましくは、0.5≦(A)/(D)≦1.0である。
本発明の化粧料は、さらに、ポリエーテル変性シリコーンを含有することができ、より弾力性があり、透明性の高いゲルを得ることができる。
かかるポリエーテル変性シリコーンとしては、下記一般式(4)で表される、HLBが7以下のポリエーテル変性シリコーンが好ましい。
Figure 2009256235
〔式中、R12は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、tは平均で1〜150、好ましくは50〜100、sは平均で1〜50、好ましくは1〜10、a及びbは平均で0〜50、好ましくは0〜15を示す〕
なお、HLBは下記式(5)
HLB=E/5 (5)
(E:ポリエーテル変性シリコーン中のオキシエチレン基の重量分布)
で表されるものである。
ポリエーテル変性シリコーンは、1種以上を用いることができ、本発明の化粧料中に0.1〜10質量%、特に2〜8質量%、更に5〜7質量%含有するのが好ましい。
本発明においては、更に粉体を含有することができる。粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、無機粉体、有機粉体などの何れでも用いることができる。
無機粉体としては、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の板状無機粉体や、シリカ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム等の球状もしくは不定形無機粉体等が挙げられ、有機粉体としては、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンとアクリル酸の共重合体、シリコーン樹脂等が挙げられる。
これらの粉体は、1種を単独で用いても、2種以上を混合して用いても良く、美しい仕上がりを得て、適度なぼかし効果を得る観点から、本発明の化粧料中に0.1〜50質量%、特に1〜20質量%、更に1〜8質量%含有されるのが好ましい。
本発明のゲル状化粧料は、顔料を含有することもできる。顔料は、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、無機顔料、有機顔料などの何れでも用いることができる。
無機顔料としては、酸化チタン、黒酸化チタン、雲母チタン、亜鉛華、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青等が挙げられ、有機顔料としては、タール色素等が挙げられる。
顔料は、本発明の化粧料中に0.1〜20質量%、特に1〜8質量%含有されるのが好ましい。
上記粉体及び顔料は、表面処理したものを用いることもでき、例えば、シリカ処理、アルミナ処理、シリカ−アルミナ処理、ポリアクリル酸処理等の親水化表面処理、シリコーン処理、フッ素化合物処理、金属石鹸処理、レシチン処理、油脂処理等の疎水化表面処理を施したものを使用することができる。
本発明の化粧料は、更に保湿剤として、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、マルチトール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸塩等を含有することができる。
また、細胞間脂質(セラミド等)、収斂剤、酸化防止剤、防腐剤、皮膜剤(トリメチルシロキシケイ酸等)、香料、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、紫外線吸収剤等を含有することもできる。
本発明のゲル状化粧料は、種々のゲル状化粧料とすることができる。特に、ゲル状ファンデーション、ゲル状アイライナー、ゲル状アイシャドウ、ゲル状チーク、ゲル状日焼け止め、ゲル状美容液等として好適である。また、本発明において、ゲルの生成には加熱を必要とせず、室温にて分散混合するだけで、簡単に製造することができる。
合成例1(ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)変性シリコーンの合成):
硫酸ジエチル3.77g(0.0244モル)と2−エチル−2−オキサゾリン48.4g(0.488モル)を脱水したクロロホルム107gに溶解し、窒素雰囲気下で5時間加熱還流し、ポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)の末端反応性ポリマー(分子量2,000)を合成した。ここに、側鎖1級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(分子量110,000、アミン当量9,840)400g(アミノ基にして0.0407モル)の50%酢酸エチル溶液を一括して加え、13時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、ポリジメチルシロキサンにN−プロピオニルエチレンイミン鎖の付いたグラフト共重合体(分子量137,000)が得られた。得られた共重合体は淡黄色ゴム状固体(収量444g、収率98%)であった。この共重合体30gをエタノール70gに加えて攪拌し、共重合体のエタノール分散液を得た。
実施例1〜11、比較例1〜6
表1〜表4に示す組成のゲル状化粧料を製造し、弾力性、伸びの良さ、乾きの速さ、化粧持続性及び温度安定性を評価した。結果を表1〜表4に併せて示す。
(製法)
成分1〜3を混合し、これに成分5、6を粉砕機で処理したもの、及び成分7を加え、攪拌機で分散混合する。これに成分4を約1分かけてゆっくりと攪拌しながら添加した後、10分間ホモミキサーで攪拌してゲル化する。これを脱泡してジャー容器に約5gを充填し、ゲル状化粧料を得た。尚、全工程を室温にて行った。
(評価方法)
(1)弾力性、伸びの良さ、乾きの速さ、化粧持続性:
専門パネラー10名が、各ゲル状化粧料を瞼に指で塗布したとき、弾力性、伸びの良さ、乾きの速さ及び化粧持続性を、以下の基準に従って評価し、その合計点を求めた。
(1−1)弾力性:
弾力がある・・・・・スコア5。
やや弾力がある・・・スコア4。
普通・・・・・・・・スコア3。
あまり弾力がない・・スコア2。
弾力がない・・・・・スコア1。
(1−2)伸びの良さ:
伸びが良い・・・・・スコア5。
やや伸びが良い・・・スコア4。
普通・・・・・・・・スコア3。
やや伸びが悪い・・・スコア2。
伸びが悪い・・・・・スコア1。
(1−3)乾きの速さ:
乾きが速い・・・・・スコア5。
やや乾きが速い・・・スコア4。
普通・・・・・・・・スコア3。
やや乾きが遅い・・・スコア2。
乾きが遅い・・・・・スコア1。
(1−4)化粧持続性:
持続性が良い・・・・スコア5。
やや持続性が良い・・スコア4。
普通・・・・・・・・スコア3。
やや持続性が悪い・・スコア2。
持続性が悪い・・・・スコア1。
(2)温度安定性:
100mLポリエチレン容器に、各ゲル状化粧料70gを充填し、40℃で1ヶ月保存した後、外観を目視により以下の基準に従って評価した。
◎:変化なし。
○:表面にムラが発生。
△:表面に1mm以内の液体の分離。
×:表面に1mm以上の液体の分離。
Figure 2009256235
Figure 2009256235
Figure 2009256235
Figure 2009256235
実施例12〜15
表5に示す組成のゲル状化粧料を製造し、実施例1〜11と同様にして、弾力性、伸びの良さ、乾きの速さ、化粧持続性及び温度安定性を評価した。結果を表5に併せて示す。
(製法)
成分1〜4を混合し、これに成分6、7を粉砕機で処理したもの、及び成分8を加え、攪拌機で分散混合する。これに成分5を約1分かけてゆっくりと攪拌しながら添加した後、10分間ホモミキサーで攪拌してゲル化する。これを脱泡してジャー容器に約5gを充填し、ゲル状化粧料を得た。尚、全工程を室温にて行った。
Figure 2009256235
実施例16〜21
表6に示す組成のゲル状化粧料を製造し、貯蔵弾性率を測定した。結果を表6に併せて示す。
(製法)
成分1〜4を混合し、これに成分5を約1分かけてゆっくりと攪拌しながら添加した後、10分間ホモミキサーで攪拌してゲル化する。これを脱泡してゲル状化粧料を得た。尚、全工程を室温にて行った。
(評価方法)
貯蔵弾性率:
ゲル状化粧料の弾力性を数値的に評価するため、貯蔵弾性率の測定を、引っ張り試験により求めた。装置は、粘弾性測定装置Physica MCR 301(Anton Paar Germany GmbH社製)、φ25mmのコーンプレートを用い、25℃、角周波数1(1/s)、ひずみ1%の条件下での測定値を用いた。
Figure 2009256235
実施例22(ゲル状ファンデーション)
表7に示す組成のゲル状ファンデーションを製造した。
得られたゲル状ファンデーションは、弾力性を有し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、化粧持続性、安定性に優れるものであった。
(製法)
成分1〜5を混合し、これに成分8〜13を粉砕機で処理したもの、及び成分14を加え、攪拌機で分散混合する。これに成分6、7を混合したものを約1分かけてゆっくりと攪拌しながら添加した後、10分間ホモミキサーで攪拌してゲル化する。これを脱泡して、ジャー容器に約10gを充填し、ゲル状ファンデーションを得た。尚、全工程を室温にて行った。
Figure 2009256235
実施例23(ゲル状アイライナー)
表8に示す組成のゲル状アイライナーを製造した。
得られたゲル状アイライナーは、弾力性を有し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、化粧持続性、安定性に優れるものであった。
(製法)
成分1〜5を混合し、これに成分7、8を粉砕機で処理したものを加え、攪拌機で分散混合する。これに成分6を約1分かけてゆっくりと攪拌しながら添加した後、10分間ホモミキサーで攪拌してゲル化する。これを脱泡してジャー容器に約2gを充填し、ゲル状アイライナーを得た。尚、全工程を室温にて行った。
Figure 2009256235
実施例24(ゲル状美容液)
表9に示す組成のゲル状美容液を製造した。
得られたゲル状美容液は、弾力性を有し、伸びが良く、塗布後の乾きが速く、安定性に優れるものであった。
(製法)
成分1〜4を混合し、これに成分5〜8を混合したものを約1分かけてゆっくりと攪拌しながら添加した後、10分間ホモミキサーで攪拌してゲル化する。これを脱泡して、ボトルに約10gを充填し、ゲル状美容液を得た。尚、全工程を室温にて行った。
Figure 2009256235

Claims (3)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)(a1)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、(a2)オルガノポリシロキサンセグメント、とを構成単位とするポリマー 2〜8質量%、
    (B)25℃における粘度が6cs未満であるシリコーン油 10〜90質量%、
    (C)有機変性粘土鉱物 0.1〜1質量%、
    (D)水 3〜12質量%
    を含有するゲル状化粧料。
  2. 更に、ポリエーテル変性シリコーン0.1〜10質量%を含有する請求項1記載のゲル状化粧料。
  3. 更に、粉体0.1〜50質量%を含有する請求項1又は2記載のゲル状化粧料。
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