JP2009255745A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ウォーム軸7の先端部を支持する為の軸受を滑り軸受22とする。この滑り軸受22は、ハウジング3a内に保持したガイドブロック13aに設けた通孔23に、上記ウォーム軸7の先端部で押圧駒10を支持した部分から外れた部分を、滑り接触可能な状態で挿通する事により構成する。そして、上記ガイドブロック13aに設けたガイド壁部により、上記押圧駒10を介して上記ウォーム軸7を、ウォームホイール4に対する遠近動を可能に案内する。
【選択図】図2
Description
一方、特許文献3には、ウォーム軸の先端部を滑り軸受により支持すると共に、この滑り軸受を構成する保持筒を、円環状のコイルばねを介してガイドブロックに支持する構造が記載されている。又、特許文献4には、ガイドブロックを撓ませた(弾性変形させた)状態でハウジング内に支持する事により、この撓みに基づくガイドブロック自身の弾性力により、ウォームをウォームホイールに向け弾性的に押圧する構造が記載されている。
このうちのハウジングは、車体等の固定の部分に支持されて、操舵時にも回転する事はない。
又、上記回転軸は、上記ハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作によって回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する。この様な回転軸としては、例えば前述の図15に示した構造でのステアリングシャフト2、或いは、中間シャフト20、更には、ステアリングギヤユニット21の入力軸(ピニオン軸)が採用可能である。
又、上記ウォームホイールは、上記ハウジングの内部で上記回転軸の一部に、この回転軸と同心に(締り嵌めによる外嵌固定、キー係合、スプライン係合等により相対回転を阻止された状態で)支持されて、この回転軸と共に回転する。
又、上記ウォームは、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成る。そして、このウォーム歯を上記ウォームホイールと噛合させた状態で、上記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ軸受により、上記ハウジングに対し回転自在に支持している。
又、上記電動モータは、上記ウォーム軸の基端部と出力軸の先端部とを回転力の伝達を自在に係合させて、このウォーム軸を両方向に回転駆動自在としている。
又、上記付勢部材は、上記ウォーム軸の先端部を回転自在に支持している。
又、上記弾性部材(例えばコイルばね)は、上記付勢部材を介して上記ウォーム歯を、上記ウォームホイールに向け押圧している。
又、この滑り軸受を、上記ハウジング内に保持したガイドブロックに設けた通孔に、上記ウォーム軸の先端部で上記付勢部材を支持した部分から外れた部分を、滑り接触可能な状態で挿通する事により構成している。
そして、請求項1に記載した本発明の電動式パワーステアリング装置の場合には、上記ガイドブロックに上記付勢部材の変位を規制する為のガイド部を、このガイドブロックと一体に設け、このガイド部により上記付勢部材を介して上記ウォーム軸を、上記ウォームホイールに対する遠近動のみを可能に(ウォームホイールの軸方向の変位を阻止した状態で)案内する。
一方、請求項2に記載した本発明の電動式パワーステアリング装置の場合には、上記通孔の内周面により直接上記ウォーム軸を、上記ウォームホイールに対する遠近動のみを可能に(ウォームホイールの軸方向の変位を阻止した状態で)案内する。
尚、必要に応じて、上記ウォーム軸を、上記ガイド部により上記付勢部材を介して案内し、且つ、上記通孔の内周面により直接案内する事もできる(請求項1に記載した構成と請求項2記載した構成との両方の構成を採用する事もできる)。
即ち、本発明の電動式パワーステアリング装置の場合には、電動モータから遠い側の軸受を滑り軸受としており、この滑り軸受を、ハウジング内に保持したガイドブロックに設けた通孔に、ウォーム軸の先端部で付勢部材を支持した部分から外れた部分を滑り接触可能な状態で挿通する事により構成している。この為、上記ウォーム軸の先端部を転がり軸受により支持する場合に比べて、部品点数を少なくして、簡素、且つ、低コストに構成できる。しかも、上記滑り軸受を上記ガイドブロックに設けた上記通孔により構成すると共に、上記付勢部材を介して上記ウォーム軸に弾性力を付与する為、滑り軸受をガイドブロックに弾性部材を介して支持する構造に比べ、ウォーム軸に所望の弾性力を付与し易くできる(所望の弾性力を正確に付与できると共に、この弾性力の設定、調節を容易に行える)。そして、この様な弾性力に基づき、ウォーム歯をウォームホイールに向け適切に押圧する事ができ、歯打ち音の如き不快な異音や振動が発生する事を十分に防止できる。
又、請求項2に記載した本発明の電動式パワーステアリング装置の場合には、上記ガイドブロックに設けた、滑り軸受を構成する通孔の内周面により直接上記ウォーム軸を案内する為、上記請求項1に記載した発明と同様に、このウォーム軸の変位を所定の方向に厳密に規制できる。この為、このウォーム軸が所定の方向以外に変位する事に基づき電動モータから付与される補助力が不安定になる(補助トルクが変動し易くなる)事を確実に防止できる。しかも、請求項2に記載した発明を採用した場合には、滑り軸受を構成する通孔が上記ウォーム軸の案内をする為、請求項1に記載した発明を採用した場合に比べ、ガイド部を別に設けなくて済む分、より簡素に構成できる。この場合に、請求項3、4に記載した発明の様に、上記通孔の内周面に、互いに対向する状態で平行な1対の平坦面を設け、これら両平坦面により上記ウォーム軸を案内すれば、このウォーム軸の変位を、簡素な構成で、より厳密に規制できる。
更に、請求項6、7に記載した発明の様に、ガイドブロックの少なくとも一部(請求項6)、乃至は、このガイドブロックに装着した板ばね等の第二の弾性部材(請求項7)を弾性変形させた状態で、このガイドブロックをハウジング内に保持すれば、このガイドブロック自身の弾性力、乃至は、上記第二の弾性部材(板ばね等)の弾性力(必要に応じてガイドブロック自身の弾性力と第二の弾性部材の弾性力との両方の弾性力)に基づいて、このガイドブロックがハウジング内でがたつく事(例えばウォーム軸と共に回転したり、軸方向に変位する事)を防止できる。特に、温度変化に伴って、上記ハウジングの内面と上記ガイドブロックの外周面との間に(熱膨張率の相違等に基づいて)隙間ができる方向に、上記ハウジングの内面やガイドブロックの外周面が変形(熱膨張)した場合でも、このガイドブロックがハウジング内でがたつく事を防止して、このがたつきに伴う振動や異音を防止できる。
又、請求項9に記載した発明の様に、ハウジングの内面に凹部となる凹溝を全周に亙り設け、この凹溝にガイドブロックの外周面に設けた凸部を凹凸係合させた場合には、このガイドブロックが軸方向に変位する事をより確実に防止できる。
図1〜5は、請求項1、5、6、8、9に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の電動式パワーステアリング装置の特徴は、歯打ち音の如き不快な異音や振動が発生する事を防止でき、且つ、電動モータ5(図15、16)から安定して補助力を付与できる構造を、部品点数を少なく抑えて低コストに構成すべく、ウォーム軸4の先端部(図1、2の右端部)を支持する部分の構造を工夫した点にある。その他、電動式パワーステアリング装置全体の構造及び作用に就いては、前述の図15〜20に示した従来構造と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
即ち、本例の場合は、上述した様に、電動モータ5から遠い側の軸受を滑り軸受22としており、この滑り軸受22を、ハウジング3aの保持凹部12a内に保持したガイドブロック13aに設けた通孔23に、ウォーム軸7の先端部で付勢部材10を支持した部分から外れた部分を滑り接触可能な状態で挿通する事により構成している。この為、上記ウォーム軸7の先端部を、例えば前述した従来構造や特許文献5に記載された構造の様な、転がり軸受により支持する場合に比べて、部品点数を少なくして、簡素、且つ、低コストに構成できる。しかも、上記滑り軸受22を上記ガイドブロック13aに設けた上記通孔23により構成すると共に、上記付勢部材10を介して上記ウォーム軸7に弾性力を付与する為、前述の特許文献3に記載された構造の様な、滑り軸受をガイドブロックに弾性部材を介して支持する構造に比べ、ウォーム軸7に所望の弾性力を付与し易くできる(所望の弾性力を正確に付与できると共に、この弾性力の設定、調節を容易に行える)。そして、この様な弾性力に基づき、ウォーム6のウォーム歯8をウォームホイール4に向け適切に押圧する事ができ、歯打ち音の如き不快な異音や振動が発生する事を防止できる。
図6は、請求項1、5、6、8、9に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合は、ガイドブロック13bの外周面に、このガイドブロック13bの軸方向に亙り、この外周面から径方向内方に凹入する状態で、1対の切り欠き29a、29bを設けている。これら両切り欠き29a、29bのうちの、上記ガイドブロック13bの本体部24の外周面に設けた各凸部26、26に近い側{組み付け状態でウォームホイール4(図1参照)に近い側}の一方の切り欠き29aは、この本体部24の中心に設けた通孔23にまで達する(通孔23と連通する)ものとしている。これに対して、上記各凸部26、26から遠い側{組み付け状態でウォームホイール4から遠い側}の他方の切り欠き29bは、上記通孔23にまで達しない(通孔23と連通しない)有底状のものとしている。本例の場合、上記ガイドブロック13bを保持凹部12a(図1、2参照)に保持した状態で、このガイドブロック13bが(縮径する方向に)弾性変形する。より具体的には、上記一方の切り欠き29aの互いに対向する内面同士が近付く方向に弾性変形すると共に、上記他方の切り欠き29bの互いに対向する内面同士が離れる方向に弾性変形する。そして、この様な弾性変形に基づく上記ガイドブロック13b自身の弾性力に基づいて、上記各凸部26、26が凹溝27(図1、2参照)の底部に向けて押圧され、上記ガイドブロック13bが上記保持凹部12a内にがたつきなく保持(内嵌)される。
その他の構成及び作用は、上述した第1例と同様であるから、重複する説明は省略する。
図7は、請求項1、5〜9に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合は、ガイドブロック13eの軸方向内側面{組み付け状態で保持凹部12a(図1、2参照)の奥面から遠い側の側面}の径方向中間部に、この内側面から凹入する状態で、1対の係止溝37、37を設けている。これら各係止溝37、37は、上記ガイドブロック13eの軸方向内側面を軸方向から見た状態で、一方の切り欠き23aを挟んで互いに対称の部分円弧状の溝経路を有する。そして、この様な1対の係止溝37、37に、これら両係止溝37、37を掛け渡す状態で、部分円弧状に湾曲した、第二の弾性部材である板ばね38を係止している。この板ばね38は、凸曲面側の周面の自由状態での曲率半径を、上記各係止溝37、37の内面のうち、上記ガイドブロック13eの径方向に関して外側の内側面の自由状態での曲率半径と略同じにしている。本例の場合、この様な板ばね38を上記両係止溝37、37に係止する事により、この板ばね38を上記ガイドブロック13eに装着する。
その他の構成及び作用は、上述した第2例と同様であるから、重複する説明は省略する。
図8〜11は、請求項1〜5に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。前述の図1〜5に示した実施の形態の第1例の場合には、ガイドブロック13aに付勢部材10の変位を規制する為のガイド壁部15、15を、このガイドブロック13aと一体に設け、このガイド壁部15、15により上記付勢部材10を介してウォーム軸7を、ウォームホイール4(図1〜5参照)に対する遠近動のみを可能に案内している。これに対して、本例の場合には、この様にガイド壁部15、15により付勢部材10を介してウォーム軸7を案内すると共に、ガイドブロック13cに設けた通孔23aの内周面によっても、上記ウォーム軸7を直接案内する様にしている。この為に本例の場合は、上記通孔23aの内周面に、互いに対向する状態で平行な1対の平坦面30、30を設けている。本例の場合、この様な両平坦面30、30同士の間隔をAとし、上記ウォーム軸7の外周面のうちで上記通孔23aと径方向に重畳する部分の外径をBとした場合に、A≧B(但し、「A−B」は0.1mm以下の僅小値)としている。そして、上記両平坦面30、30同士の間で、これら両平坦面30、30に沿って上記ウォーム軸7の変位を許容する事により、このウォーム軸7を、ウォームホイール4に対する遠近動のみを可能に案内している。
その他の構成及び作用は、前述した第1〜3例と同様であるから、重複する説明は省略する。
図12〜14は、請求項1〜5、8、9に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合は、ガイドブロック13dの本体部24bの外周面中間部に、この外周面から径方向外方に突出する状態で凸部33を設けている。又、これと共に、ハウジング3bの保持凹部12cの内面のうち、上記ガイドブロック13dをこの保持凹部12cに内嵌した状態で上記凸部33と整合する部分に、上記内面から径方向外方に凹入する凹溝34を、全周に亙り設けている。そして、上記保持凹部12cに上記ガイドブロック13dを保持した状態(大径部31に本体部24bを内嵌した状態)で、上記凸部33と上記凹溝34とを凹凸係合させている。本例の場合、この様な凸部33と凹溝34との凹凸係合に基づいて、上記ガイドブロック13dが軸方向にがたつく(変位する)のを阻止している(抜け止めを図っている)。又、本例の場合は、上記本体部24bの外周面のうち、上記凸部33を設けた部分から軸方向外側(保持凹部12cの奥面と反対側)に外れた部分で、且つ、上記凸部33と径方向に関して反対側部分に、この凸部33とは別の凸部35を、上記外周面から径方向外方に突出する状態で設けている。本例の場合、この別の凸部35を、上記保持凹部12cの大径部31の内面でこの別の凸部35と整合する位置に設けた、軸方向に長い凹溝36に、凹凸係合させている。そして、これら別の凸部35と凹溝36との凹凸係合に基づいて、上記ガイドブロック13dが円周方向にがたつく(回転する)のを阻止する(回り止めを図る)と共に、このガイドブロック13dの円周方向に関する位置決めを図っている。
その他の構成及び作用は、上述した第4例と同様であるから、重複する説明は省略する。
2 ステアリングシャフト
3、3a、3b ハウジング
4 ウォームホイール
5 電動モータ
6 ウォーム
7 ウォーム軸
8 ウォーム歯
9、9a、9b 転がり軸受
10 付勢部材
11 コイルばね
12、12a、12b、12c 保持凹部
13、13a、13b、13c、13d、13e ガイドブロック
14 弾性リング
15 ガイド壁部
16 本体部分
17 コイル部
18 折り曲げ部
19 係止凹部
20 中間シャフト
21 ステアリングギヤユニット
22 滑り軸受
23、23a 通孔
24、24a、24b 本体部
25 円筒部
26、26a 凸部
27 凹溝
28 弾性変形許容凹部
29a、29b 切り欠き
30 平坦面
31 大径部
32 小径部
33 凸部
34 凹溝
35 凸部
36 凹溝
37 係止溝
38 板ばね
Claims (9)
- 固定の部分に支持されて回転する事のないハウジングと、このハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作によって回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する回転軸と、上記ハウジングの内部でこの回転軸の一部に、この回転軸と同心に支持されて、この回転軸と共に回転するウォームホイールと、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成り、このウォーム歯を上記ウォームホイールと噛合させた状態で、上記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ軸受により上記ハウジングに対し回転自在に支持したウォームと、上記ウォーム軸の基端部と出力軸の先端部とを回転力の伝達を自在に係合させた電動モータと、上記ウォーム軸の先端部を回転自在に支持した付勢部材と、この付勢部材を介して上記ウォーム歯を上記ウォームホイールに向け押圧する弾性部材とを備えた電動式パワーステアリング装置に於いて、
上記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ支持する上記各軸受のうち、少なくとも上記電動モータから遠い側の軸受を滑り軸受としており、
この滑り軸受を、上記ハウジング内に保持したガイドブロックに設けた通孔に、上記ウォーム軸の先端部で上記付勢部材を支持した部分から外れた部分を滑り接触可能な状態で挿通する事により構成しており、
上記ガイドブロックに上記付勢部材の変位を規制する為のガイド部を、このガイドブロックと一体に設け、このガイド部により上記付勢部材を介して上記ウォーム軸を、上記ウォームホイールに対する遠近動のみを可能に案内する
事を特徴とする電動式パワーステアリング装置。 - 固定の部分に支持されて回転する事のないハウジングと、このハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作によって回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する回転軸と、上記ハウジングの内部でこの回転軸の一部に、この回転軸と同心に支持されて、この回転軸と共に回転するウォームホイールと、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成り、このウォーム歯を上記ウォームホイールと噛合させた状態で、上記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ軸受により上記ハウジングに対し回転自在に支持したウォームと、上記ウォーム軸の基端部と出力軸の先端部とを回転力の伝達を自在に係合させた電動モータと、上記ウォーム軸の先端部を回転自在に支持した付勢部材と、この付勢部材を介して上記ウォーム歯を上記ウォームホイールに向け押圧する弾性部材とを備えた電動式パワーステアリング装置に於いて、
上記ウォーム軸の軸方向両端部をそれぞれ支持する上記各軸受のうち、少なくとも上記電動モータから遠い側の軸受を滑り軸受としており、
この滑り軸受を、上記ハウジング内に保持したガイドブロックに設けた通孔に、上記ウォーム軸の先端部で上記付勢部材を支持した部分から外れた部分を滑り接触可能な状態で挿通する事により構成しており、
上記通孔の内周面により直接上記ウォーム軸を、上記ウォームホイールに対する遠近動のみを可能に案内する
事を特徴とする電動式パワーステアリング装置。 - 通孔の内周面に、互いに対向する状態で平行な1対の平坦面を設け、これら両平坦面同士の間でこれら両平坦面に沿ってウォーム軸の変位を許容する事により、このウォーム軸を、ウォームホイールに対する遠近動のみを可能に案内する、
請求項2に記載した電動式パワーステアリング装置。 - 互いに対向する平坦面同士の間隔をAとし、ウォーム軸の外周面のうちで通孔と径方向に重畳する部分の外径をBとした場合に、A≧Bとした、請求項3に記載した電動式パワーステアリング装置。
- ガイドブロックと付勢部材との間に弾性部材を設けた、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
- ガイドブロックの少なくとも一部を弾性変形させた状態で、このガイドブロックをハウジング内に保持した、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
- ガイドブロックに装着した第二の弾性部材を弾性変形させた状態で、このガイドブロックをハウジング内に保持した、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
- ハウジングとガイドブロックとに設けた凹部と凸部とを凹凸係合させた状態で、このガイドブロックを上記ハウジング内に保持した、請求項1〜7のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置。
- ハウジングの内面で、断面円形の外周面を有するガイドブロックを内嵌する部分に、凹部となる凹溝を、この内面から凹入する状態で全周に亙り設け、この凹溝に、上記ガイドブロックの外周面に設けた凸部を凹凸係合させた、請求項8に記載した電動式パワーステアリング装置。
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