JP5353640B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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この発明に係る電動式パワーステアリング装置は、自動車の操舵装置として利用するもので、電動モータを補助動力源として利用する事により、運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図るものである。本発明は、この様な電動式パワーステアリング装置を構成するウォーム式減速機部分で、歯打ち音と呼ばれる不快な異音が発生する事を抑えられる構造の耐久性を、低コストで向上させるべく発明したものである。
操舵輪(フォークリフト等の特殊車両を除き、通常は前輪)に舵角を付与する際に運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る為の装置として、パワーステアリング装置が広く使用されている。又、この様なパワーステアリング装置で、補助動力源として電動モータを使用する電動式パワーステアリング装置も、広く普及している。電動式パワーステアリング装置の構造は、各種知られているが、何れの構造の場合でも、ステアリングホイールの操作によって回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する回転軸に電動モータからの補助動力を、減速機を介して付与する。この減速機として一般的には、ウォーム減速機が使用されている。ウォーム減速機を使用した電動式パワーステアリング装置の場合、前記電動モータにより回転駆動されるウォームと、前記回転軸と共に回転するウォームホイールとを噛合させて、前記電動モータの補助動力をこの回転軸に伝達自在とする。但し、ウォーム減速機の場合、何らの対策も施さないと、前記ウォームと前記ウォームホイールとの噛合部に存在するバックラッシュに基づき、前記回転軸の振動時や、この回転軸を起動させたり、或は回転方向を変える際に、歯打ち音と呼ばれる不快な異音が発生する場合がある。
この様な歯打ち音の発生を抑えられる構造として従来から、特許文献1〜4に記載されている様に、ばね等の弾性部材によりウォームをウォームホイールに向け弾性的に押圧する事が考えられている。図4〜8は、このうちの特許文献2に記載された電動式パワーステアリング装置の1例を示している。ステアリングホイール1により所定方向に回転させられる、回転軸であるステアリングシャフト2の前端部は、ハウジング3の内側に回転自在に支持しており、この部分にウォームホイール4を固定している。
このウォームホイール4と噛合し、電動モータ5により回転駆動されるウォーム6は、ウォーム軸7の軸方向中間部にウォーム歯8を設けて成る。このウォーム軸7の基端部は、単列深溝型玉軸受等の転がり軸受である基端側軸受9により、同じく先端部は同様の先端側軸受10により、それぞれ前記ハウジング3内に回転自在に支持している。更に、前記ウォーム軸7の先端部で前記先端側軸受10よりも突出した部分に付勢部材11を外嵌し、この付勢部材11と前記ハウジング3との間に、弾性部材であるコイルばね12を設けている。この付勢部材11は、ポリアミド樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂等の、摩擦係数が低い合成樹脂製としている。
具体的には、前記ハウジング3内で前記ウォーム軸7の先端部に対向する部分に、保持凹部13を設け、この保持凹部13内にガイドブロック14を保持している。又、前記ウォーム軸7の先端寄り部分はこのガイドブロック14に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材により造られた弾性リング15と、この弾性リング15の外径側に保持された前記先端側軸受10とにより、回転及び前記ウォームホイール4に対する遠近動を可能に支持している。前記付勢部材11は、前記ウォーム軸7の先端部で前記先端側軸受10よりも突出した部分に、外嵌している。この付勢部材11は、回転はしないが、前記ウォームホイール4に対する遠近動を可能に、前記ガイドブロック14の軸方向外側面(前記保持凹部13の奥側の側面)に保持されている。
この為、前記ガイドブロック14の軸方向外側面に、それぞれが2分割された1対のガイド壁部16、16を、前記ウォームホイール4の軸方向に離隔し、且つ、前記ガイドブロック14の本体部分17よりも前記ウォーム歯8と反対側に突出した状態で設けている。前記両ガイド壁部16、16同士の間隔は、前記付勢部材11の幅よりも僅かに大きくして、この付勢部材11を前記両ガイド壁部16、16同士の間に、前記ウォームホイール4に対する遠近動を可能に、且つ、このウォームホイール4の軸方向の変位を抑えた状態で挟持している。
更に、前記付勢部材11に外嵌した、弾性部材であるコイルばね12を構成する線材の両端部で、コイル部18の径方向内方に折り曲げて成る1対の折り曲げ部19、19を、前記両ガイド壁部16、16に形成した係止凹部20、20に係止している。この状態で前記コイルばね12の内周面は、前記付勢部材11のうちの、前記ウォームホイール4とは反対側の面に、弾性的に当接した状態となる。そして、前記コイルばね12により、前記付勢部材11を介して、前記ウォーム歯8を前記ウォームホイール4に向け押圧し、これらウォーム歯8とウォームホイール4との間のバックラッシュを抑え、前記歯打ち音の発生を抑えている。
上述の様な従来から知られている電動式パワーステアリング装置では、前記電動モータ5から前記ステアリングシャフト2に補助動力を伝達しない状態(無負荷状態)では、前記コイルばね12の弾力に基づいて、前記弾性リング15を弾性変形させつつ、前記ウォーム軸7の先端部を前記ウォームホイール4に近づける。この結果、このウォームホイール4の外周面に形成した歯の側面と前記ウォーム歯8の側面とが当接し、バックラッシュが存在しない状態となる。この状態から前記電動モータ5への通電を開始し、前記ウォーム6から前記ウォームホイール4へのトルク伝達を開始した場合、噛合部にバックラッシュが存在しない為、前述した様な不快な異音が発生する事はない。
但し、前記電動モータ5から前記ステアリングシャフト2に補助動力を伝達する状態(負荷状態)では、前記両歯の側面同士の押し付け合いに基づいて(動力伝達の反力として)、前記ウォーム6が前記ウォームホイール4から離れる方向に変位する。この変位は、このウォーム6が前記基端側軸受9を中心として揺動変位する状態で行われる。従って、この揺動変位を無理なく行わせる為には、次の(1) 〜(3) のうちの何れかの構造を採用する事が考えられる。
(1) 前記基端側軸受9の内部隙間を大きくして、この基端側軸受9を構成する基端側内輪21の中心軸と基端側外輪22の中心軸とをずれ易くする。そして、この基端側内輪21に前記ウォーム6の基端部をがたつきなく外嵌すると共に、前記基端側外輪22を前記ハウジング3にがたつきなく内嵌する。
(2) 前記基端側軸受9の内部隙間を小さくして、前記基端側内輪21の中心軸と前記基端側外輪22の中心軸とをずれにくくする代わりに、この基端側内輪21に前記ウォーム6の基端部を、弾性部材等を介して揺動変位可能に外嵌する。
(3) 前記基端側軸受9の内部隙間を小さくして、前記基端側内輪21の中心軸と前記基端側外輪22の中心軸とをずれにくくする代わりに、この基端側外輪22を前記ハウジング3に、弾性部材等を介して揺動変位可能に内嵌する。
これら(1) 〜(3) に示した構造のうち、部品点数を少なく抑えると共に組立作業を容易にしてコスト低減を図る面からは、(1) に示した、前記基端側軸受9の内部隙間を大きくする構造を採用する事が好ましい。残りの(2)(3)の構造は、弾性部材が必要になって部品の調達コストが嵩むだけでなく、この弾性部材を所定位置に組み付ける作業が必要になり、組立コストも嵩む。但し、上記(1) の構造に関しては、前記基端側軸受9部分での異音や振動の発生防止と、この基端側軸受9の耐久性確保とを両立させる事が難しい。この点に就いて、図9を参照しつつ説明する。
図9は、本発明の実施の形態に則した構造に変更を加えて、基端側軸受9aの中心軸と先端側軸受10aの中心軸とを一致させた構造を示している。即ち、これら両軸受9a、10aの中心軸は、何れも、図9の鎖線α上に存在する。ウォーム軸7の先端部は、前記先端側軸受10aを構成する先端側内輪23に内嵌した緩衝リング24の内径側に、ウォームホイール4に対して遠近動する方向の変位を可能に、緩く挿通している。このウォームホイール4とウォーム6との間で動力伝達を行わない中立状態では、このウォーム6の先端部がコイルばね12の弾力に基づいて前記ウォームホイール4側に変位し、これらウォーム6の歯の側面とウォームホイール4の歯の側面とが当接(バックラッシュが解消)する。従来構造の場合には、この状態で、前記ウォーム6の中心軸が、前記鎖線α上に存在する。即ち、前記中立状態では、このウォーム6の中心軸と、前記両軸受9a、10aの中心軸とが、ほぼ同心である。尚、前記ウォーム軸7の先端部が前記ウォームホイール4の軸方向に変位する事は、付勢部材11とガイドブロック14との係合により抑えている。
前記中立状態から、前記ウォームホイール4と前記ウォーム6との間で動力伝達を開始すると、この動力伝達の反作用として、図9に太矢印で示す様に前記ウォーム6が、前記ウォームホイール4から離れる方向に揺動変位する。この揺動変位は、前記ウォーム軸7の先端部外周面と前記緩衝リング24の内周面とが係合(当接)するまで行われる。そして、これら両周面同士が係合して、前記ウォーム6がそれ以上前記ウォームホイール4から離れる方向に変位しなくなった状態で、このウォーム6の中心軸が、前記鎖線αよりも前記ウォームホイール4と反対側に傾いた、鎖線β上に位置する。即ち、前記ウォーム6は、動力伝達を行わない中立状態(鎖線α位置)から、動力伝達を行う状態(鎖線β位置)にまで、角度θ分だけ揺動変位する。
この様に、前記ウォーム6が角度θ分揺動変位する事に伴って、前記基端側軸受9aを構成する基端側内輪21の中心軸と基端側外輪22の中心軸とが、これら両中心軸同士が互いに一致している中立位置から、前記角度θ分だけずれる。これら両中心軸同士のずれ角度θが大きくなると、前記基端側軸受9aを構成する玉25、25の転動面と、前記基端側内輪21の外周面に設けた内輪軌道26及び前記基端側外輪22の内周面に設けた外輪軌道27との転がり接触部の面圧が高くなる。前記基端側軸受9aは内部隙間を有する為、この面圧は、図9の(B)に実線aで示す様に、前記ずれ角度θが或る程度大きくなった状態から急激に高くなる。即ち、このずれ角度θが前記基端側軸受9aは内部隙間に見合う範囲内に納まっている状態では、前記面圧の上昇は極く限られた値に止まる。これに対して、前記ずれ角度θが前記内部隙間に見合う範囲を越えて大きくなると、このずれ角度θが少し大きくなっただけでも、前記面圧が極端に大きくなる。この様な傾向は、前記両中心軸同士が一致している中立状態を境に、両方向に関して対称に現れる。
図9の(A)に示した構造の場合、前記ずれ角度θは、図9の(B)に破線bで示す様に、前記中立状態を起点として片側に表れる。この為、前記ずれ角度θが、前記面圧が急上昇する値を超え易く、越えた場合には、前記基端側軸受9a内部の転がり接触部の面圧が過大になって、この基端側軸受9aの耐久性を確保しにくくなる。勿論、この基端側軸受9aの内部隙間を大きくすれば、前記ずれ角度θが多少大きくなっても、前記面圧が急上昇する値を超えない様にして、前記基端側軸受9aの耐久性を確保できる。但し、この基端側軸受9aの内部隙間を大きくする事は、前述の様に、この基端側軸受9a部分で異音や振動が発生し易くなる事に結び付く為、好ましくない。
前記動力伝達開始に伴う、前記ずれ角度θを小さく抑える為には、前記緩衝リング24の内径を小さくする事により、この緩衝リング24の内周面と前記ウォーム軸7の先端部外周面との間に存在する隙間のうち、前記ウォームホイール4と反対側部分の径方向に関する幅寸法を小さくする事も考えられる。この様にすれば、前記ウォーム6が前記中立状態を起点として片側に揺動変位した場合に於ける、前記ずれ角度θを小さく抑えられる。従って、前記面圧の上昇を抑えて前記基端側軸受9aの耐久性確保を図れるが、前記ウォーム6の揺動角度の絶対量を確保できなくなる。即ち、このウォーム6の先端部を前記緩衝リング24の内径側で、直径方向に関して一端から他端にまで変位させる事に伴う、前記ウォーム6の全揺動角度が小さくなる。この為、このウォーム6及び前記ウォームホイール4の加工精度及び組み付け精度を確保しないと、これらウォーム6とウォームホイール4との噛合部のバックラッシュを解消できなくなる可能性がある。前記加工精度及び組み付け精度を高くする事は、コスト上昇の原因となる為、好ましくない。
特開2002−96749号公報 特開2004−306898号公報 特開2007−303649号公報 特開2007−321846号公報 特許第4196831号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、基端側軸受部分での異音や振動の発生防止と、この基端側軸受の耐久性確保とを両立させられる構造を、低コストで実現すべく発明したものである。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、従来から知られている電動式パワーステアリング装置と同様に、ハウジングと、回転軸と、ウォームホイールと、ウォームと、基端側軸受と、先端側軸受と、電動モータと、付勢部材と、弾性部材とを備える。
このうちのハウジングは、ステアリングコラム等の固定の部分に支持されて回転する事がない。
又、前記回転軸は、前記ハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作によって回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する。
又、前記ウォームホイールは、前記ハウジングの内部で前記回転軸の一部に、この回転軸と同心に支持されて、この回転軸と共に回転する。
又、前記ウォームは、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成り、このウォーム歯を前記ウォームホイールと噛合させている。
又、前記基端側軸受は、前記ウォーム軸のうちの基端側部分を、前記ハウジングに対し回転自在に支持する為のもので、基端側内輪の外周面に形成した単列深溝型の内輪軌道と基端側外輪の内周面に形成した単列深溝型の外輪軌道との間に複数個の玉を転動自在に配置して成る単列深溝型玉軸受であり、正の内部隙間を設けている
又、前記先端側軸受は、前記ウォーム軸のうちの先端側部分を、前記ハウジングに対し回転自在に支持する。
又、前記電動モータは、前記ウォーム軸の基端部と出力軸の先端部とを回転力の伝達を自在に係合させて、前記ウォームを両方向に回転駆動自在としている。
又、前記付勢部材は、前記ウォーム軸の先端部を回転自在に支持している。
更に、前記弾性部材は、前記付勢部材を介して前記ウォームを、前記基端側軸受を中心に揺動変位させて、前記ウォーム歯を前記ウォームホイールに向け押圧する。
そして、前記先端側軸受はその内径側に前記ウォーム軸の先端側部分を、前記ウォームに対する所定長さ分の遠近動を可能に支持している。そして、前記ウォームと前記ウォームホイールとの間での動力伝達に伴ってこのウォームが、このウォームホイールから遠ざかる方向に変位した状態で、前記ウォーム軸の先端側部分を回転自在に支持する。
特に、本発明の電動式パワーステアリング装置に於いては、前記ウォーム軸の先端側部分は前記先端側軸受の内径側に、前記ウォームと前記ウォームホイールとの間で動力を伝達しない無負荷状態を基準として、このウォームホイールから遠ざかる方向への変位量を所定量Hに規制された状態で配置している。
又、前記基端側軸受は、前記基端側内輪の中心軸と前記基端側外輪の中心軸とを、これら両中心軸が一致している中立状態から±θa以上傾斜させると、前記内輪軌道及び前記外輪軌道と前記各玉の転動面との転がり接触部の接触面圧が急上昇するものである。
そして、前記先端側軸受の中心軸を前記基端側軸受の中心軸よりも、前記ウォームホイール側に偏心させている。
又、前記無負荷状態で、前記基端側内輪の中心軸に対して前記基端側外輪の中心軸を、前記ウォームホイール側に、前記ウォーム軸の先端に向かう程このウォームホイール側に向かう方向にθ だけ傾斜させている。
更に、この傾斜角度θ と前記接触面圧が急上昇する角度θaとの関係は、θ <θaであり、前記ウォームと前記ウォームホイールとの間での動力伝達に伴ってこのウォームに加わる反作用に基づいてこのウォームの先端部が前記ウォームホイールから遠ざかる方向に前記所定量H分揺動変位する際の前記無負荷状態からの前記ウォームの揺動角度をθ とした場合に、θ >θ 、且つ、「θ −θ 」≦θaである。
上述の様に構成する本発明の電動式パワーステアリング装置によれば、基端側軸受部分での異音や振動の発生防止と、この基端側軸受の耐久性確保とを両立させられる構造を、低コストで実現できる。
即ち、本発明の電動式パワーステアリング装置の場合には、先端側軸受の中心軸を基端側軸受の中心軸よりもウォームホイール側に偏心させている分、ウォームとウォームホイールとの間で動力を伝達する事に伴ってこのウォームがこのウォームホイールから遠ざかる方向に揺動変位した状態での、前記基端側軸受の、中立状態からの揺動変位角度「θ −θ を抑えられる。この為、この基端側軸受として、特に内部隙間が大きなものを使用しなくても、この基端側軸受内部の転がり接触部の面圧が過度に上昇する事を防止できる。前記内部隙間を大きくしなくても済む事は、前記基端側軸受部分での異音や振動の発生防止に寄与する。又、前記面圧の上昇を抑えられる事は、この基端側軸受の耐久性確保に寄与する。更に、前記ウォームが前記ウォームホイールから遠ざかる方向への揺動変位角度「θ −θ を抑える事を、前記先端側軸受を偏心させる事により実現している為、前記ウォームが前記ウォームホイールに対して遠近動する方向の揺動変位角度θ を十分に確保できる。この為、これらウォーム及びウォームホイールの加工精度及び組み付け精度を特に高くしなくても、これらウォームとウォームホイールとの噛合部のバックラッシュを確実に解消できて、コスト上昇を抑えられる。
本発明の実施の形態の第1例を示す要部断面図。 この第1例の作用を説明する為の、動力を伝達しない状態で示す要部断面図(A)と、動力を伝達する状態で示す要部断面図(B)と、ウォームの揺動変位に伴う基端側軸受の転がり接触部の面圧変化を示す線図(C)。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図2の(A)(B)と同様の図。 本発明の対象となる電動式パワーステアリング装置を組み込んだ自動車用操舵装置の1例を示す、部分切断側面図。 図4の拡大X−X断面図。 図5の右下部拡大図。 図6のY−Y断面図。 付勢部材とコイルばねとを取り出して示す斜視図。 本発明が解決しようとする課題を説明する為の、図2の(A)(C)と同様の図。
[実施の形態の第1例]
図1〜2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて本発明の特徴は、ハウジング3の内側にウォーム6を支持する部分の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図4〜9に示した構造を含めて、従来から知られている電動式パワーステアリング装置と同様であるから、図示並びに説明を、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
前記ウォーム6の基端部を前記ハウジング3に対して、基端側軸受9aにより、回転自在に、且つ、この基端側軸受9aの中心を中心とする揺動変位を可能に支持している。この基端側軸受9aは、単列深溝型の玉軸受で、基端側内輪21と、基端側外輪22と、複数個の玉25、25とを備える。これら各玉25、25は、この基端側内輪21の外周面に形成した深溝型の内輪軌道26と、前記基端側外輪22の内周面に形成した深溝型の外輪軌道27との間に、転動自在に配置して成る。この様な前記基端側軸受9aには、正の内部隙間を設けて、前記基端側内輪21の中心軸と前記基端側外輪22の中心軸とを、軽い力でずらせられる様にしている。但し、前記内部隙間の値は僅少にして、この内部隙間に基づき、前記基端側軸受9a部分で、不快な異音や振動が発生しない様にしている。又、前記基端側内輪21は前記ウォーム6の基端部に直接、軽い締り嵌め等により、がたつきなく外嵌している。又、前記基端側外輪22は前記ハウジング3の内部に直接、軽い締り嵌め等により、がたつきなく内嵌している。何れの嵌合部にも、Oリング等の、揺動変位を可能にする為の弾性部材等は設けていない。
一方、前記ウォーム6とウォームホイール4との間で動力を伝達する際に、このウォーム6の先端部に加わるラジアル荷重を支承する為の先端側軸受10aを、前記ハウジング3の内部に設けた保持凹部13内に、ガイドブロック14aを介して支持している。前記先端側軸受10aは、前記基端側軸受9aよりも小型の単列深溝型の玉軸受で、先端側内輪23と先端側外輪28と複数個の玉29、29とを備える。そして、このうちの先端側外輪28を前記ガイドブロック14aの本体部分17aの一部に、保持固定している。又、前記先端側内輪23の内径側に、合成樹脂、硬質ゴム等の、内部損失の大きな(前記ウォーム6の先端部外周面との衝突に伴って異音や振動が発生しにくい)材料製の緩衝リング24を、全周に亙って添着支持している。この緩衝リング24の内周面と、前記先端側外輪28の外周面とは、互いに同心である。
本例の電動式パワーステアリング装置の場合には、前記先端側軸受10aの中心軸イを、前記基端側軸受9aの中心軸ロよりも、前記ウォームホイール4側に、△h分だけ偏心させている。即ち、前記先端側軸受10aと前記基端側軸受9aとを、それぞれの中心軸イ、ロを互いに平行に配置すると共に、このうちの先端側軸受10aの中心軸イを、前記△h分だけ、前記基端側軸受9aの中心軸ロよりも前記ウォームホイール4側に偏らせている。尚、前記偏心量△hの絶対値は、前記ウォームホイール4と前記ウォーム6との噛合部の仕様(歯高、ピッチ)等により設計的に定めるが、一般的には、1mm前後若しくはそれ以下の僅少な値である。例えば、前記両軸受10a、9aの中心間距離が50〜60mm程度の場合に、前記偏心量△hを、0.1mm程度とする。
前記両軸受9a、10aの中心軸イ、ロを上述の様に偏心させている為、仮に、このうちの基端側軸受9aの中心軸ロと前記ウォーム6の中心軸ハとを同心にした場合には、このウォーム6(を構成するウォーム軸7)の先端部は、前記緩衝リング24の中心よりも前記ウォームホイール4から離れた側に偏った位置に存在する事になる。但し、本例の場合には、これらウォーム6とウォームホイール4との間で動力を伝達しない無負荷状態で、ウォーム6の先端部が、図1及び図2の(A)に示す様に、前記緩衝リング24のほぼ中心に位置する様に、各部の形状及び寸法等を規制している。
尚、この様に、無負荷状態でウォーム6の先端部が前記緩衝リング24のほぼ中心に位置する事は、目標であり、必ずしも厳密に中心に位置させる必要はない。前記無負荷状態で、前記ウォーム6の先端部外周面が前記緩衝リング24の内周面の何れの部分にも当接しなければ良い。要するに、次の(1)(2)の条件を何れも満たす様に、前記緩衝リング24の内径、及び、前記無負荷状態での前記ウォーム6の先端部の位置を規制する。
(1) 前記ウォーム6及び前記ウォームホイール4の加工精度及び組み付け精度を特に高くしなくても、前記無負荷状態で、前記両周面同士が当接しない。
(2) 前記両周面同士の間に存在する隙間のうちで、前記ウォームホイール4と反対側部分の径方向寸法Hが、過大にならない様にする。
これら(1)(2)の条件のうちの(1) の条件は、前記噛合部のバックラッシュを確実に解消する為の必要条件である。即ち、前記無負荷状態で、前記ウォーム6の先端部が前記コイルばね12により前記ウォームホイール4に向けて押圧された場合に、このウォームホイール4の側で前記ウォーム6の先端部外周面と前記緩衝リング24の内周面とが当接する以前に、これらウォームホイール4とウォーム6との歯側面同士が当接し、前記バックラッシュが解消される様にする。
又、前記(2) の条件は、前記ウォーム6の基端部を揺動変位可能に支持している基端側軸受9a内部の転がり接触部の面圧の上昇を抑え、この基端側軸受9aの耐久性を確保する為の必要条件である。即ち、前記ウォーム6と前記ウォームホイール4との間で動力を伝達する際には、前述した様に、この動力伝達の反作用として前記ウォーム6の先端部が、図2の(B)に太矢印で示す様に、前記ウォームホイール4から離れる側に揺動変位する。この揺動変位は、前記ウォーム6の先端部外周面と前記緩衝リング24の内周面とが係合(当接)するまで行われる。前記(2) に規定した径方向寸法Hが大きいと、前記動力伝達時に於ける前記ウォーム6の揺動変位角度が過大になり、前記基端側軸受9a内部の転がり接触部の面圧上昇が著しくなって、前記基端側軸受9aの耐久性が損なわれる。そこで、前記径方向寸法Hを、この基端側軸受9aの仕様(特に内部隙間)や、前記ウォーム6の軸方向長さ等との関係で規制する。
具体的には、次の様に規制する。前記基端側軸受9aを構成する前記基端側内輪21の中心軸と前記基端側外輪22の中心軸とを、これら両中心軸が一致している状態から±θa以上傾斜させると、前記内輪軌道26及び前記外輪軌道27と前記各玉25、25の転動面との転がり接触部の接触面圧が急上昇するものとする(|θa|:許容揺動角度)。又、前記無負荷状態で、前記基端側内輪21の中心軸に対して前記基端側外輪22の中心軸が、前記ウォームホイール4の側にθ1 だけ傾斜するものとする。勿論、この傾斜角度θ1 は、前記許容揺動角度|θa|よりも小さく抑える(θ1 <|θa|)。又、前記反作用に基づいて前記ウォーム6が、前記径方向寸法H分だけ、その先端部を前記ウォームホイール4から遠ざける方向に揺動変位する際に、前記ウォーム6がθ2 だけ、揺動変位する。この揺動角度θ2 は、前記基端側軸受9aの中心と前記先端側軸受10aの中心との、前記ウォーム6の軸方向に関する距離をLとした場合に、θ2 =H/Lで求められる。そして、この揺動角度θ2 分の揺動方向は、前記傾斜角度θ1 の揺動方向とは逆方向であるから、前記動力伝達時の状態で、前記基端側内輪21の中心軸に対する前記基端側外輪22の中心軸の傾斜角度は、「θ2 −θ1 」となる。この傾斜角度「θ2 −θ1 」が、前記許容揺動角度|θa|以下であれば、前記転がり接触部の面圧上昇を抑えて、前記基端側軸受9aの耐久性確保を図れる。そこで、前記径方向寸法Hの大きさが、|θ2 −θ1 |≦|θa|を満たす値になる様にすべく、前記偏心量△hを規制する。
この様に本例の電動式パワーステアリング装置によれば、前記先端側軸受10aの中心軸イを前記基端側軸受9aの中心軸ロよりも、前記偏心量△h分だけ前記ウォームホイール4側に偏心させている分、前記ウォーム6とこのウォームホイールとの間で動力を伝達する状態での、前記基端側軸受9aの、中立状態からの揺動変位角度を抑えられる。この為、この基端側軸受9aとして、特に内部隙間が大きなものを使用しなくても、この基端側軸受9a内部の転がり接触部の面圧が過度に上昇する事を防止できる。前記内部隙間を大きくしなくても済む事は、前記基端側軸受9a部分での異音や振動の発生防止に寄与する。又、前記面圧の上昇を抑えられる事は、この基端側軸受9aの耐久性確保に寄与する。
更に、前記ウォーム6が前記ウォームホイール4から遠ざかる方向への揺動変位角度を抑える事を、前記先端側軸受10aを偏心させる事により実現している。従って、前記緩衝リング24の内径を小さくする事により前記揺動変位角度を抑える場合とは異なり、前記ウォーム6が前記ウォームホイール4に対して遠近動する方向の揺動変位角度θ を十分に確保できる。この為、これらウォーム6及びウォームホイール4の加工精度及び組み付け精度を特に高くしなくても、これらウォーム6とウォームホイール4との噛合部のバックラッシュを確実に解消できて、コスト上昇を抑えられる。
この様に本例の電動式パワーステアリング装置によれば、前記基端側軸受9a部分での異音や振動の発生防止と、この基端側軸受9aの耐久性確保とを両立させられる構造を、低コストで実現できる。
[実施の形態の第2例]
図3は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ウォーム6の先端部を回転可能に支持する為の先端側軸受10bを、滑り軸受としている。即ち、合成樹脂製のガイドブロック14bの一部に円孔30を形成し、この円孔30内に前記ウォーム6(を構成するウォーム軸7)の先端部を緩く挿入して、滑り軸受である前記先端側軸受10bを構成している。本例の場合には、前記円孔30の中心軸イを、基端側軸受9aの中心軸ロよりも、ウォームホイール4側に、△h分だけ偏心させている。この様な本例の構造によれば、先端側軸受10bを玉軸受から滑り軸受に変更し、この先端側軸受10bを前記ガイドブロック14bと一体に構成する事により、部品点数並びに組立工数を低減して、より一層のコスト低減を図れる。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する説明は省略する。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 ハウジング
4 ウォームホイール
5 電動モータ
6 ウォーム
7 ウォーム軸
8 ウォーム歯
9、9a 基端側軸受
10、10a、10b 先端側軸受
11 付勢部材
12 コイルばね
13 保持凹部
14、14a、14b ガイドブロック
15 弾性リング
16 ガイド壁部
17、17a 本体部分
18 コイル部
19 折り曲げ部
20 係止凹部
21 基端側内輪
22 基端側外輪
23 先端側内輪
24 緩衝リング
25 玉
26 内輪軌道
27 外輪軌道
28 先端側外輪
29 玉
30 円孔

Claims (1)

  1. 固定の部分に支持されて回転する事のないハウジングと、このハウジングに対し回転自在に設けられて、ステアリングホイールの操作によって回転させられ、回転に伴って操舵輪に舵角を付与する回転軸と、前記ハウジングの内部でこの回転軸の一部に、この回転軸と同心に支持されて、この回転軸と共に回転するウォームホイールと、ウォーム軸の軸方向中間部にウォーム歯を設けて成り、このウォーム歯を前記ウォームホイールと噛合させたウォームと、前記ウォーム軸のうちの基端側部分を前記ハウジングに対し回転自在に支持する為の、基端側内輪の外周面に形成した単列深溝型の内輪軌道と基端側外輪の内周面に形成した単列深溝型の外輪軌道との間に複数個の玉を転動自在に配置して成る単列深溝型玉軸受で正の内部隙間を設けた基端側軸受と、前記ウォーム軸のうちの先端側部分を前記ハウジングに対し回転自在に支持する為の先端側軸受と、このウォーム軸の基端部と出力軸の先端部とを回転力の伝達を自在に係合させて前記ウォームを両方向に回転駆動自在とした電動モータと、前記ウォーム軸の先端部を回転自在に支持した付勢部材と、この付勢部材を介して前記ウォームを、前記基端側軸受を中心に揺動変位させて、前記ウォーム歯を前記ウォームホイールに向け押圧する弾性部材とを備え、前記先端側軸受はその内径側に前記ウォーム軸の先端側部分を、前記ウォームに対する所定長さ分の遠近動を可能に支持しており、前記ウォームと前記ウォームホイールとの間での動力伝達に伴ってこのウォームがこのウォームホイールから遠ざかる方向に変位した状態で、前記ウォーム軸の先端側部分を回転自在に支持する電動式パワーステアリング装置に於いて、このウォーム軸の先端側部分は前記先端側軸受の内径側に、前記ウォームと前記ウォームホイールとの間で動力を伝達しない無負荷状態を基準として、このウォームホイールから遠ざかる方向への変位量を所定量Hに規制された状態で配置されており、前記基端側軸受は、前記基端側内輪の中心軸と前記基端側外輪の中心軸とを、これら両中心軸が一致している中立状態から±θa以上傾斜させると、前記内輪軌道及び前記外輪軌道と前記各玉の転動面との転がり接触部の接触面圧が急上昇するものであり、前記先端側軸受の中心軸を前記基端側軸受の中心軸よりも、前記ウォームホイール側に偏心させると共に、前記無負荷状態で、前記基端側内輪の中心軸に対して前記基端側外輪の中心軸を、前記ウォームホイール側に、前記ウォーム軸の先端に向かう程このウォームホイール側に向かう方向にθ だけ傾斜させており、この傾斜角度θ と前記接触面圧が急上昇する角度θaとの関係は、θ <θaであり、前記ウォームと前記ウォームホイールとの間での動力伝達に伴ってこのウォームに加わる反作用に基づいてこのウォームの先端部が前記ウォームホイールから遠ざかる方向に前記所定量H分揺動変位する際の前記無負荷状態からの前記ウォームの揺動角度をθ とした場合に、θ >θ 、且つ、「θ −θ 」≦θaである事を特徴とする電動式パワーステアリング装置。
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