JP2009255623A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉カバーを有する車両用サンバイザにおいて、開閉カバーに開き位置以上に開く力が作用して破断する際、予め設定された領域で破断が生ずるように改良された技術を提供する。
【解決手段】サンバイザ本体と、サンバイザ本体に回動自在に取付けられる開閉カバー117を有する車両用サンバイザにおいて、開閉カバーは、閉じ位置と開き位置間でヒンジ部を中心として回動自在とされ、ヒンジ部は、開閉カバーの内側表面ないしその周縁領域に開閉カバーの内側表面から突出する突部123、及び突部における開閉カバーの内側表面から所定距離離間した位置に設けられた回動軸によって構成されている。開閉カバーは、開閉カバーに開き位置以上に開く力が作用した場合に、ヒンジ部を破断する構成とされる。そして、突部は、回動軸の設定領域と開閉カバーの内側表面との間の中間領域が破断を誘導する脆弱部131として構成されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、サンバイザ本体に、例えばバニティミラーカバーのような開閉カバーを有する車両用サンバイザに関する。
特開2007−196955号公報(特許文献1)には、バニティミラーを覆う開閉カバーとしてのバニティミラーカバーを有する車両用サンバイザが開示されている。上記公報に記載されているように、バニティミラーカバーは、サンバイザ本体またはサンバイザ本体に組み付けられたバニティミラーホルダにヒンジ部を介して回動自在に取り付けられ、バニティミラーを露出させて見ることができる開き位置と、バニティミラーを覆い隠す閉じ位置との間で回動操作可能に構成されている。
ところで、バニティミラーカバーに対し開位置以上に開く外力が作用すると、バニティミラーカバーは当該外力によってその取付部であるヒンジ部あるいはその周辺領域で破断することが考えられる。その際、破断面がサンバイザ本体の外表面よりも高い位置に突き出た形で残留する可能性があり、この点でなお改良の余地がある。
特開2007−196955号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、開閉カバーを有する車両用サンバイザにおいて、開閉カバーに開き位置以上に開く力が作用して当該開閉カバーが破断する際、予め設定された領域で破断が生ずるように改良された技術を提供することをその目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る車両用サンバイザの好ましい形態は、サンバイザ本体と、サンバイザ本体に回動自在に取付けられる開閉カバーを有する。なお、本発明にかかる「開閉カバー」は、サンバイザ本体に直接に取付ける態様、あるいはサンバイザ本体に組み付けられる、例えばバニティミラーユニットのような組付け部品に取付ける態様のいずれも好適に包含する。
開閉カバーは、閉じ位置と開き位置間でヒンジ部を中心として回動自在とされる。なお、本発明における「閉じ位置」及び「開き位置」とは、開閉カバーが、その外表面がサンバイザ本体の外表面と概ね平行となるように置かれる位置が閉じ位置に該当し、外表面がサンバイザ本体の外表面に対し交差状に置かれる位置が開き位置に該当する。また、「回動自在」の形態としては、開閉カバーの上端縁側を支点として上下方向に回動する形態、開閉カバーの下端縁側を支点として上下方向に回動する形態、あるいは左右の側縁側を支点にして横方向(水平方向)に回動する形態のいずれも好適に包含する。ヒンジ部は、開閉カバーの内側表面ないしその周縁領域に当該開閉カバーの内側表面から突出する突部、及び当該突部における開閉カバーの内側表面から所定距離離間した位置に設けられた回動軸によって構成されている。そして、開閉カバーは、当該開閉カバーに開位置以上に開く力が作用した場合に、ヒンジ部を破断して破断する構成とされる。
本発明の好ましい形態によれば、特徴的構成として、突部は、回動軸の設定領域と開閉カバーの内側表面との間の中間領域が破断を誘導する脆弱部を備えている。なお、本発明における「脆弱部」とは、応力集中によって破断が発生し易い部分がこれに該当し、例えば、回動軸の長軸方向に沿って凹状の切欠き、溝あるいは孔を設ける態様、回動軸の長軸方向と交差する方向の凹み、孔等を長軸方向に並設する態様等を広く包含する。
本発明によれば、突部における回動軸の設定領域と開閉カバーの内側表面との間の中間領域に脆弱部を設定したことにより、開き位置に置かれた開閉カバーに更に開き方向の外力が作用した場合、当該突部における脆弱部に破断が生ずるように誘導することが可能となり、その結果、突部が破断した際の破断面がサンバイザ本体の外表面ないし外表面の延長平面から突き出た形で残留することを防止できる。
本発明に係る車両用サンバイザの更なる形態によれば、脆弱部は、中間領域の肉厚を回動軸が設けられた領域の肉厚よりも薄くした薄肉部によって構成されている。例えば、開閉カバーの少なくともヒンジ部を含む内側表面が合成樹脂から形成されるような場合、当該成形時に薄肉部を同時に形成できるため、製作上のわずらわしさが無い。
本発明に係る車両用サンバイザの更なる形態によれば、脆弱部は、開閉カバーを形成する材質よりも脆弱な材質で形成されている。開閉カバーが、例えば硬質の合成樹脂から形成される場合であれば、脆弱部を軟質の合成樹脂で形成することによって、脆弱部を容易に得ることができる。
本発明に係る車両用サンバイザの更なる形態によれば、開閉カバーは、サンバイザ本体に設けられたバニティミラーを覆うバニティミラーカバーである。
本発明によれば、バニティミラーを覆うバニティミラーカバーにつき、当該バニティミラーカバーが破断した際の破断面がサンバイザ本体の外表面ないし外表面の延長平面から突き出た形で残留することを防止できる。
本発明に係る車両用サンバイザの更なる形態によれば、開閉カバーには、突部の隣接領域に破断線が延在するのを阻止する破断延在規制部が形成されている。突部における脆弱部に破断が生じた際、当該脆弱部に生じた破断面が開閉カバー側へと延在しようとした際、突部の隣接領域に設定された破断延在規制部によって、破断面がヒンジ部を超えて開閉カバーの内方まで至るのを阻止し、これにより破断面が予め定められた範囲内で収まるように管理することができる。
本発明に係る車両用サンバイザの更なる形態によれば、脆弱部及び破断延在規制部は、共に凹部で形成されており、凹部の凹状延在方向が互いに交差する構成とした。本発明によれば、簡単な構成で突部の破断が予め定められた範囲内で遂行されるように設定することができる。
本発明によれば、開閉カバーを有する車両用サンバイザにおいて、開閉カバーに開き位置以上に開く力が作用することで当該開閉カバーが破断する際、予め設定された領域で破断が生ずるように改良された技術が提供されることとなった。
以下、本発明の実施形態に係る車両用サンバイザにつき、図1〜図11を参照しつつ説明する。図1には本実施の形態に係る車両用サンバイザの全体構成が示される。本実施の形態に係る車両用サンバイザ101は、図1に示すように、概括的に見て、サンバイザ101の外形を構成するサンバイザ本体103、サンバイザ本体103を車両に装着するための円形断面の支軸105、及び取付ブラケット107を主体として構成されている。サンバイザ本体103は、本発明における「サンバイザ本体」に対応する。支軸105は、概ね鉛直方向に延びる縦軸部105aと、概ね水平方向に延びる横軸部105bを備えた略L字状に形成されるとともに、横軸部105bがサンバイザ本体103における上縁部の一方の隅部に相対回動自在に取り付けられる。支軸105の縦軸部105aは、取付ブラケット107を介して車室天井面の前側隅部に回動自在に装着される。なお、説明の便宜上、図1において、横軸部105bの長軸方向を左右方向、縦軸部105aの長軸方向を上下方向、横軸部105bの長軸方向と交差する水平方向(サンバイザ本体103の厚み方向)を前後方向という。
サンバイザ本体103は、支軸105の横軸部105bの長軸回りに上下方向に回動することによって、車室の天井面に沿うように置かれる格納位置と、フロントガラス側へと回動される使用領域(遮光領域)との間での位置変更が可能とされ、縦軸部105aの長軸回りに左右方向に回動することで、フロントガラス側のフロント位置とサイドガラス側のサイド位置との間での位置変更が可能とされる。
サンバイザ本体103は、上縁部の自由端側にはサポート軸109を有する。このサポート軸109は、車室の前側天井面に装着される便宜上図示を省略するフックによって保持される。これによって、サンバイザ本体103がフロント側位置に置かれた状態で、格納位置から使用領域へあるいは使用領域から格納位置へと位置変更されるときの、サンバイザ本体103の回動動作の安定化が図られている。
サンバイザ本体103は、当該サンバイザ本体103が使用領域へと回動された状態、すなわち図1に示す状態での後面側の平面領域103aには、横長の凹部ないし開口部を有し、当該凹部ないし開口部にバニティミラーユニット110が装着される。図2にはバニティミラーユニット110が平断面図として示される。バニティミラーユニット110は、平板状のバニティミラー111と、照明ランプ115と、バニティミラー111及び照明ランプ115を収容保持する合成樹脂製のバニティミラーホルダ113と、バニティミラーホルダ113に回動自在に取り付けられるバニティミラーカバー117を主体として構成される。
バニティミラーユニット110は、サンバイザ本体103の凹部ないし開口部に装着された状態では、バニティミラーホルダ113の外枠113aの外表面ないしバニティミラーカバー117の外側表面がサンバイザ本体103の外側表面と概ね面一となるように設定されている。バニティミラーカバー117は、本発明における「開閉カバー」に対応する。なお、バニティミラーユニット110のサンバイザ本体103に対する取付構造及びバニティミラーホルダ113に対するバニティミラー111、照明ランプ115の取付構造等については、本発明に直接には関係しないため、その説明は省略する。
次にバニティミラーホルダ113に対するバニティミラーカバー117の取付構造につき、図3〜図5を参照しつつ説明する。図3にはバニティミラー111を内面側、すなわちバニティミラー111の鏡面と対向する裏面側から見た状態が示される。図示のように、バニティミラーカバー117は、例えば、硬質の合成樹脂からなり、バニティミラーホルダ113よりも小さい横長の略方形状に形成されるとともに、その内側表面117aの上縁部における左右の各端部(隅部)には、それぞれヒンジ部121が形成されている。
左右のヒンジ部121は、それぞれ突部123と回動軸125を有し、回動軸125がバニティミラーホルダ113の上縁部における左右の隅部に設けられた軸受部127に回動自在に取付けられる。この状態が図4及び図5に示される。回動軸125は、その長軸方向が支軸105の横軸部105bの長軸線と平行に設定されている。すなわち、バニティミラーカバー117は、当該回動軸125の軸線回りに上下方向に回動自在とされ、これによりバニティミラー111を露出させる(見ることが可能な)開き位置と、バニティミラー111を覆い隠す閉じ位置との間で開閉自在とされる。
図6にはバニティミラーカバー117が閉じ位置へ回動された状態が示され、図7にはバニティミラーカバー117が開き位置へ回動された状態が示される。図示のように、バニティミラーホルダ113には、バニティミラーカバー117の係合部118に対し弾発状に係合する板バネ119が取付けられている。板バネ119は、バニティミラーカバー117が閉じ位置へと回動されたときには、図6に示すように、係合部118の閉じ側当接部118aと係合することで、バニティミラーカバー117を閉じ位置に保持するべく付勢力を付加し、バニティミラーカバー117が開き位置へと回動されたときには、図7に示すように、係合部118の開き側当接部118bと係合することで、バニティミラーカバー117を開き位置に保持するべく付勢力を付加する。
なお、バニティミラーカバー117が開き位置と閉じ位置間で回動されるとき、閉じ側当接部118aと開き側当接部118bとの境界部を起点にして当該バニティミラーカバー117に対する板バネ119の付勢力の作用方向が反転するように設定されている。また、バニティミラーカバー117は、閉じ位置に置かれたときに、その外表面がバニティミラーホルダ113の外枠113aと概ね面一となるように設定されている。
右側のヒンジ部121の詳細が図8〜図10に示される。なお、左側のヒンジ部121も右側と同様の構成である。ヒンジ部121を構成する突部123は、バニティミラーカバー117の内側表面117aからバニティミラー111の鏡面側に向かって概ね直交状に一体に突出されており、当該突部123における、バニティミラーカバー117の内側表面117aから所定距離離間した位置に回動軸125が遊嵌状に挿入される取付孔123aを備えている。なお、突部123は、二股状に形成されるとともに、図5に示すように、バニティミラーホルダ113にバニティミラーカバー117を重ねたとき、バニティミラーホルダ113における互いに対向状に配置される軸受部127間に当該バニティミラーホルダ113の表面側から奥側に向かって差し込まれる。そして、その状態で当該軸受部127及び突部123の取付孔123aに回動軸125が遊嵌状に挿入され、かつ抜け止めされることで組み付けられ、当該組付け状態では、突部123はバニティミラーホルダ113の外枠113aの外表面から引っ込んだ位置に配置される。
開き位置に置かれたバニティミラーカバー117に対し、当該開き位置よりも更に開く方向に外力が作用した場合に、左右のヒンジ部121に破断が生じ、バニティミラーカバー117は、バニティミラーホルダ113から切り離されるように構成される。本実施の形態においては、ヒンジ部121における突部123の所定部位に破断を誘導させるべく、当該突部123の基部123b、すなわち取付孔123aとバニティミラーカバー117の内側表面117aとの間の境界領域に凹状の第1の切欠き131が設定されている。第1の切欠き131は、本発明における「脆弱部」に対応し、基部123bが本発明における「中間領域」に対応する。
第1の切欠き131は、図8及び図10に示すように、突部123の下側端面(バニティミラーカバー117の内側表面117a側であって、かつ取付孔123aの長軸方向と交差する方向の端面)側から上方(取付孔123a側)に向かって内側表面117aの概ね面方向に沿って所定深さで凹状に切り込まれている。また、第1の切欠き131は、突部123の全幅(取付孔123aの長軸方向長さ)にわたって延在されている。これにより、基部123bの上下方向の肉厚が取付孔123a側の肉厚よりも薄い薄肉部とされている。
また、バニティミラーカバー117には、図8及び図9に示すように、その左側縁から突部123を越えた内側領域及び右側縁から突部123を越えた内側領域に、それぞれ凹状の第2の切欠き133が形成されている。内側領域は、本発明における「隣接領域」に対応し、第2の切欠き133は、本発明における「延在規制部」に対応する。第2の切欠き133は、バニティミラーカバー117の上端縁から内側(下方)に向かって所定長さで形成されている。すなわち、第1の切欠き131の延在方向と第2の切欠き133の延在方向は、図8に示されるように、互いに交差するように設定されている。これにより、第2の切欠き133は、第1の切欠き131に破断が生じたとき、当該破断面がバニティミラーカバー117の上縁に沿って延在することを規制するように作用する。
本実施の形態に係る車両用サンバイザ101は、上述のように構成されている。従って、バニティミラーカバー117がバニティミラー111を露出させる開き位置に置かれた状態(図7に示す状態)で、当該バニティミラーカバー117に開き位置から更に開き方向に外力が作用した場合、バニティミラーカバー117の左右のヒンジ部121に破断が生じ、バニティミラーホルダ113から切り離される。このときのヒンジ部121の破断は、突部123の第1の切欠き131を起点として当該突部123の基部123bに沿ってバニティミラーカバー117の上縁側に向かって生ずる。
すなわち、バニティミラーカバー117に開き位置から更に開く方向に外力が作用したとき、ヒンジ部121の突部123には曲げモーメントあるいは剪断力等が作用し、この曲げモーメントあるいは剪断力等に対応して突部123の内部に生ずる応力は、第1の切欠き131に集中することになり、その結果、当該第1の切欠き131を起点にして生じた破断が突部123の基部123aに沿う形、すなわちバニティミラーカバー117の内側表面117aとの境界線に沿うような形でバニティミラーカバー117の上縁側(図10の上方)へと向かって進行し、突部121がバニティミラーカバー117から切り離されることになる。図10に黒点の連続によって突部123の基部123bに生ずる仮想破断線(実験で確認済み)が示される。
このように、本実施の形態によれば、突部123の基部123bに第1の切欠き131を設定したことにより、突部123における基部123bに破断が生ずるように誘導することが可能となり、その結果、突部123が破断した際の破断面がサンバイザ本体103の外表面ないし外表面の延長平面から突き出た形で残留することを防止できる。すなわち、突部123の破断面がサンバイザ本体103の外表面よりも内側に引っ込んだ位置に生じさせることができる。この状態が図11に示され、突部123の破断面が符号135によって示される。
なお、上記の破断時において、第1の切欠き131を起点として突部123の基部123bに生じる破断面が、例えばバニティミラーカバー117の上縁部に沿って左右方向に延びると、想定を超えるような形で破断面がヒンジ部121側に残留する可能性がある。しかるに、本実施の形態においては、突部123の側方の内側領域に、バニティミラーカバー117の上端縁から内側(下方)に向かって所定長さで延在する凹状の第2の切欠き133を設定してあり、しかもその延在方向が第1の切欠き131の延在方向と交差する構成としている。このため、突部123の基部123bの第1の切欠き131を起点にして生じた破断面が第2の切欠き133によって当該第2の切欠き133を超えてまで進行することを規制できる。つまり、破断面が第2の切欠き133で終息することとなり、結果として第2の切欠き133は、突部123が破断した際の破断面がサンバイザ本体103の外表面ないし外表面の延長平面から突き出た形で残留することを防止する上で有効に作用する。
なお、本実施の形態では、突部123の基部123bに凹状の第1の切欠き131を設定することで脆弱部を構成したが、この脆弱部については、適宜変形が可能であり、例えば、孔、溝等で構成してもよいし、脆弱な材質を用いることで構成してもよい。このことは、脆弱部に限らず、突部123に生じた破断面が当該突部123の設定領域を超えてバニティミラーカバー117の内方まで延在することを規制するべく設けられる、第2の切欠き133、すなわち延在規制部についても同様である。
図12には、突部123の基部123bの一部の材質を変えることで脆弱部137を形成する例を示している。バニティミラーカバー117が硬質樹脂から形成される場合において、脆弱部137を、例えば硬質樹脂よりも脆弱な軟質材質によって形成することで、容易に脆弱部137を得ることが可能となる。硬質樹脂としては、例えばABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PP樹脂(ポリプロピレン)等を好適に用いることができ、軟質樹脂としては、例えばSBR樹脂(スチレン・ブタジエンゴム)、ACM樹脂(アクリルゴム)、PUP樹脂(ウレタンゴム)等を好適に用いることができる。
なお、本実施の形態では、開閉カバーの例として、バニティミラーカバー117の場合で説明したが、バニティミラーカバー117に限定されるものではない。また、開閉カバーとしてのバニティミラーカバー117がバニティミラーホルダ113に取付けられる場合で説明したが、開閉カバーは、サンバイザ本体103に直接に取付けられる構成であっても構わない。
本発明の実施の形態に係る車両用サンバイザの全体構成を示す正面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 バニティミラーカバーを内側(ミラー鏡面との対向面側)から見た正面図である。 バニティミラーホルダに対するバニティミラーカバーの取付構造を示す図であり、バニティミラーカバーについては、ヒンジ部のみが2点鎖線で示される。 図4におけるB−B線断面図である。 バニティミラーカバーの開閉動作を示す図であり、バニティミラーカバーが閉じ位置に置かれた状態が示される。 バニティミラーカバーの開閉動作を示す図であり、バニティミラーカバーが開き位置に置かれた状態が示される。 図3のC部の拡大図である。 図8のD−D線断面図である。 図8のE矢視図、である。 バニティミラーカバーの破断後の状態を説明する図である。 脆弱部に関する変形例を説明する図である。
符号の説明
101 車両用サンバイザ
103 サンバイザ本体
105 支軸
105a 縦軸部
105b 横軸部
107 取付ブラケット
109 サポート軸
110 バニティミラーユニット
111 バニティミラー
113 バニティミラーホルダ
113a 外枠
115 照明ランプ
117 バニティミラーカバー
117a 内側表面
118 係合部
118a 閉じ側当接部
118b 開き側当接部
119 板バネ
121 ヒンジ部
123 突部
123a 取付孔
123b 基部
125 回動軸
127 軸受部
131 第1の切欠き(脆弱部)
133 第2の切欠き(破断延在規制部)
135 破断面
137 脆弱部

Claims (6)

  1. サンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体に回動自在に取付けられる開閉カバーを有する車両用サンバイザであって、
    前記開閉カバーは、閉じ位置と開き位置間でヒンジ部を中心として回動自在とされ、
    前記ヒンジ部は、前記開閉カバーの内側表面ないしその周縁領域に当該開閉カバーの内側表面から突出する突部、及び当該突部における前記開閉カバーの内側表面から所定距離離間した位置に設けられた回動軸によって構成されており、
    前記開閉カバーは、当該開閉カバーに前記開き位置以上に開く力が作用した場合に、前記ヒンジ部を破断する構成とされ、
    前記突部は、前記回動軸の設定領域と前記開閉カバーの内側表面との間の中間領域が破断を誘導する脆弱部として構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    前記脆弱部は、前記中間領域の肉厚を前記回動軸が設けられた領域の肉厚よりも薄くした薄肉部によって構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    前記脆弱部は、前記開閉カバーを形成する材質よりも脆弱な材質で形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用サンバイザであって、
    前記開閉カバーは、前記サンバイザ本体に設けられたバニティミラーを覆うバニティミラーカバーであることを特徴とする車両用サンバイザ。
  5. 請求項1〜4に記載の車両用サンバイザであって、
    前記開閉カバーには、前記突部の隣接領域に破断線が延在するのを阻止する破断延在規制部が形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  6. 請求項5に記載の車両用サンバイザであって、
    前記脆弱部及び前記破断延在規制部は、共に凹部で形成されており、前記凹部の凹状延在方向が互いに交差するように設定されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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