JP2009252276A - 磁気ランダムアクセスメモリ及びデータ読み出し方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】MRAMセルアレイは、同じビット線BL2に接続されたメモリセルグループ200と参照セルとを含む。メモリセルグループは、ゲートが共通ワード線CWLに接続された共通トランジスタ210と、共通トランジスタを介してビット線BL2に接続された複数のメモリセルとを含む。各メモリセルは、一端が読み出しワード線RWLに接続され他端が共通トランジスタを介してビット線BL2に接続された第1磁気抵抗素子23を有する。参照セルは、ゲートが参照ワード線に接続された参照セルトランジスタと、一端が参照読み出しワード線に接続され他端が参照セルトランジスタを介してビット線BL2に接続された第2磁気抵抗素子とを有する。参照セルに記録されている参照データは固定されている。
【選択図】図3
Description
1−1.全体構成
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るMRAMの構成を概略的に示すブロック図である。MRAM1は、セルアレイ10A、複数種のワード線(WL,RWL,CWL,WLR,RWLR,WLD,RWLD)、及び複数のビット線対を備えている。各ビット線対は、第1ビット線BL1と第2ビット線BL2から構成される。各ワード線の延在方向はX方向であり、各ビット線の延在方向はX方向と直交するY方向である。
セルアレイ10Aは、マトリックス状に配置された複数のセルを含んでいる。より詳細には、セルアレイ10Aは、複数のメモリセル20、複数の参照セル30、及び複数のダミーセル40を含んでいる。各セルは、いずれかのビット線対BL1、BL2に接続されており、また、複数種のワード線(WL,RWL,CWL,WLR,RWLR,WLD,RWLD)のうちいくつかに接続されている。以下、各セルの構成、及び各セルのデータ設定方法を説明する。
メモリセル20は、データを記憶するためのセルであり、マトリックス状に配置されている。また、図2に示されるように、Y方向(列方向)に沿って配置された所定数のメモリセル20が、1つのメモリセルグループ200を構成している。つまり、セルアレイ10Aは、マトリックス状に配置された複数のメモリセルグループ200を含んでおり、各メモリセルグループ200が所定数のメモリセル20を含んでいる。1つのメモリセルグループ200に含まれるメモリセル20の数は任意である。
参照セル30は、データ読み出し時にリファレンスレベルを生成するために使用されるセルである。図2に示されるように、本実施の形態に係るセルアレイ10Aは、X方向に沿って配置された1行の参照セル30を備えている。各参照セル30は、ビット線対BL1、BL2、第1参照ワード線WLR1、第2参照ワード線WLR2、及び参照読み出しワード線RWLRに接続されている。
ダミーセル40は、データ読み出し時にビット線電流を調整するために使用されるセルである。図2に示されるように、本実施の形態に係るセルアレイ10Aは、X方向に沿って配置された3行のダミーセル40(ダミーセル部)を備えている。より詳細には、1行の第1ダミーセル40−1、1行の第2ダミーセル40−2、及び1行の第3ダミーセル40−3が、それぞれX方向に沿って配置されている。第1ダミーセル40−1は、ダミーワード線WLD11〜WLD13及びダミー読み出しワード線RWLD1に接続されている。第2ダミーセル40−2は、ダミーワード線WLD21〜WLD23及びダミー読み出しワード線RWLD2に接続されている。第3ダミーセル40−3は、ダミーワード線WLD31〜WLD33及びダミー読み出しワード線RWLD3に接続されている。また、Y方向に沿って配置されたダミーセル40−1、40−2、40−3は、同じビット線対BL1、BL2に接続されている。
図6は、本実施の形態に係る読み出し回路5Aの構成例を示している。読み出し回路5Aは、入力端子IN、NMOSトランジスタTR、インバータINV、負荷抵抗RES、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第1電圧保持回路C1、第2電圧保持回路C2、コンパレータCMP、及び出力端子OUTを有している。
以下、本実施の形態に係るMRAM1のデータ読み出し動作を詳細に説明する。読み出し対象のメモリセル20は、以下、「選択メモリセル」と参照される。また、選択メモリセル20を含むメモリセルグループ200は、以下、「選択メモリセルグループ」と参照される。また、選択メモリセルグループ200につながる第2ビット線BL2は、以下、「選択第2ビット線」と参照される。
(1)第1ステップ:参照電圧Vrefの生成
(2)第2ステップ:センス電圧Vs(x)の生成
(3)第3ステップ:参照電圧Vrefとセンス電圧Vs(x)の比較
以下、各ステップを詳細に説明する。
図7は、本実施の形態における第1ステップを説明するための回路図である。読み出し対象の選択メモリセルは、図中のメモリセル20−4であるとする。
Iref=Vc/R0=I(0)
Id1=Vc/(2×R0)+Vc/(2×R1)=(I(0)+I(1))/2
Ipara1〜(Vc−Ve)×(1/Rs+1/Rn)
Vref=Vdd−Rload×(Iref+Id1+Ipara1)
図8は、本実施の形態における第2ステップを説明するための回路図である。Xセレクタ2は、選択メモリセルグループ200につながる共通ワード線CWLを選択し、選択共通ワード線CWLにつながる共通トランジスタ210をONする。Xセレクタ2は、それ以外の共通ワード線CWL及び全てのワード線WL1〜WL4を選択しない。また、Xセレクタ2は、選択メモリセル20−4につながる読み出しワード線RWL4に、上述の第2電圧(Gnd)を印加する。一方、Xセレクタ2は、選択メモリセルグループ200中の非選択メモリセル20−1〜20−3につながる読み出しワード線RWL1〜RWL3に電圧Veを印加する。この電圧Veは、読み出し電圧Vc(第1電圧)と実質的に同じ電圧である。Xセレクタ2は、それ以外の読み出しワード線RWL1〜RWL4をグランドレベル、あるいは、フローティング状態にする。
Id2=Vc/(2×R0)+Vc/(2×R0)=I(0)
Ipara2〜(Vc−Ve)×(1/R0+1/Rn)
Vs(x)=Vdd−Rload×(I(x)+Id2+Ipara2)
第3ステップにおいて、読み出し回路5Aは、センス電圧Vs(x)を参照電圧Vrefと比較することによって、選択メモリセル20−4の記録データを判別する。具体的には、コンパレータCMPが、キャパシタC1に保持されている参照電圧VrefとキャパシタC2に保持されているセンス電圧Vs(x)との比較を行い、その比較結果を読み出しデータとして出力端子OUTに出力する。
ΔV(0)=Rload×(I(0)−Iref+Id2−Id1)
=Rload×(I(0)−((I(0)+I(1))/2)
=Rload×(I(0)−I(1))/2
ΔV(1)=Rload×(Iref−I(1)+Id1−Id2)
=Rload×(I(0)−I(1)+(I(1)−I(0))/2)
=Rload×(I(0)−I(1))/2
ΔV(0)=Rload×(I(0)−I(1))/2+Rload×(Ipara2−Ipara1)
=Rload×(I(0)−I(1))/2+ΔVpara
ΔV(1)=Rload×(I(0)−I(1))/2−Rload×(Ipara2−Ipara1)
=Rload×(I(0)−I(1))/2−ΔVpara
ΔVpara=Rload×(Ipara2−Ipara1)
〜Rload×(Vc−Ve)×(1/R0−1/Rs)
読み出しデータの信頼性を高めるためには、回り込み電流の影響をできるだけ抑えることが重要である。本実施の形態によれば、次の理由により回り込み電流の影響が抑制され、読み出しデータの信頼性が向上する。
まず、上述の第2ステップにおいて、第2回り込み電流Ipara2が流れる範囲が制限されていることに留意されたい。図8で示されたように、全てのメモリセル20のうち第2回り込み電流Ipara2が流れるのは、選択メモリセルグループ200に含まれる3つの非選択メモリセル20−1〜20−3だけである(ここでは、参照セル30は考慮しない)。
更に、本実施の形態によれば、読み出しデータに対する回り込み電流の影響を低減するために、次のような工夫がなされている。それは、第1ステップにおいて、意図的に第1回り込み電流Ipara1を発生させていることである。つまり、第1ステップで生成される参照電圧Vrefに、意図的に回り込み電流の影響を含ませている。
本実施の形態によれば、第1ステップにおいて、読み出し回路5Aは、負荷抵抗RESを用いることによって、第1ビット線電流IBL1から参照電圧Vrefを生成する。また、第2ステップにおいて、読み出し回路5Aは、同じ負荷抵抗RESを用いることによって、第2ビット線電流IBL2からセンス電圧Vsを生成する。つまり、電流を電圧に変換するために用いられる抵抗回路網(負荷抵抗RES)は、第1ステップと第2ステップとで同じである。このことは、第1ステップと第2ステップとで電流電圧変換係数が等しいことを意味する。
図6で説明されたように、NMOSトランジスタTRとインバータINVは、選択第2ビット線BL2に読み出し電圧Vcを印加する「クランプ回路」を構成している。本実施の形態によれば、第1ステップと第2ステップとで同じクランプ回路が使用される。そのため、選択第2ビット線BL2に印加される読み出し電圧Vcは、製造ばらつきに影響されることなく、第1ステップと第2ステップとで実質的に同じになる。
上記式(12)で与えられるパラメータΔVparaは、電圧差“Vc−Ve”もパラメータとして含んでいる。本実施の形態によれば、Xセレクタ2によって印加される電圧Ve(第2電圧)は、読み出し回路5Aによって印加される読み出し電圧Vc(第1電圧)と実質的に同じに設定される。このことも、パラメータΔVparaの絶対値の低減に寄与する。電圧Veが読み出し電圧Vcと完全に同一であれば、パラメータΔVparaは0となる。
本実施の形態では、適切な参照電圧Vref及びセンス電圧Vs(x)を生成するために、ダミーセル40が利用されている。より詳細には、参照電圧Vrefをセンス電圧Vs(0)とVs(1)との間に設定するために、ダミーセル40を流れるダミー電流(Id1、Id2)が利用されている。磁気抵抗素子の抵抗値は温度条件等によって変化するため、参照セル30を流れる参照電流Irefや、選択メモリセル20−4を流れるセンス電流I(x)も温度条件等によって変化し得る。本実施の形態によれば、メモリセル20や参照セル30と同様に、ダミーセル40も磁気抵抗素子(44、45)を含んでおり、それら磁気抵抗素子を用いることによってダミー電流を生成している。従って、ダミー電流も、温度条件等に依存し、参照電流Irefやセンス電流I(x)の変化に追随して変化する。従って、温度が変動しても、参照電圧Vrefとセンス電圧Vs(x)との間の適切な関係は維持される。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、ダミー電流Id1、Id2を生成するためのダミーセル部の構成が主に異なる。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。
図9は、第2の実施の形態に係るMRAMの構成を概略的に示すブロック図である。第1の実施の形態と比較して、本実施の形態に係るMRAM1は、セルアレイ10Aの代わりにセルアレイ10Bを備え、読み出し回路5Aの代わりに読み出し回路5Bを備えている。また、ダミーワード線WLD及びダミー読み出しワード線RWLDが省略され、その代わりに、Y方向に延在する第1ダミービット線DBL1、第2ダミービット線DBL2及び第3ダミービット線DBL3が設けられている。
第1の実施の形態と同様に、セルアレイ10Bは、マトリックス状に配置された複数のメモリセルグループ200、及びX方向に沿って配置された1行の参照セル30を含んでいる。メモリセルグループ200、メモリセル20及び参照セル30の構成は、第1の実施の形態と同じである。
図10は、1つのダミーセルグループ500の回路構成例を示している。本例では、メモリセルグループ200と同様に、1つのダミーセルグループ500が、Y方向に沿って配置された4個のダミーセル50−1〜50−4を含んでいる。更に、ダミーセルグループ500は、メモリセルグループ200の共通トランジスタ210と同様のダミー共通トランジスタ510を含んでいる。ダミー共通トランジスタ510のゲートは、共通ワード線CWLに接続されている。また、ダミー共通トランジスタ510のソース/ドレインの一方は、第2ダミービット線DBL2に接続されており、その他方はダミーセル50−1〜50−4に共通に接続されている。言い換えれば、ダミーセル50−1〜50−4は、ダミー共通トランジスタ510に対して並列に接続されており、そのダミー共通トランジスタ510を介して第2ダミービット線DBL2に接続されている。
図11は、参照ダミーセル60の構成例を示している。参照ダミーセル60は、参照ダミーセルトランジスタ61、62、65、及び磁気抵抗素子63(第5磁気抵抗素子)を有している。参照ダミーセルトランジスタ61、65のゲートは第1参照ワード線WLR1に接続されており、参照ダミーセルトランジスタ62のゲートは第2参照ワード線WLR2に接続されている。磁気抵抗素子63の一端は、参照ダミーセルトランジスタ65を介して第1ダミービット線DBL1に接続されている。磁気抵抗素子63の他端は、参照ダミーセルトランジスタ62を介して第2ダミービット線DBL2に接続され、参照ダミーセルトランジスタ61を介して第3ダミービット線DBL3に接続されている。
図12は、本実施の形態に係る読み出し回路5Bの構成例を示している。読み出し回路5Bは、第1入力端子IN1、第2入力端子IN2、第1NMOSトランジスタTR1、第2NMOSトランジスタTR2、第1インバータINV1、第2インバータINV2、PMOSトランジスタTR3、TR4、負荷抵抗RES、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第1電圧保持回路C1、第2電圧保持回路C2、コンパレータCMP、及び出力端子OUTを有している。
以下、本実施の形態に係るMRAM1のデータ読み出し動作を詳細に説明する。第1の実施の形態と同様に、データ読み出し動作は3つのステップからなる。
図13は、本実施の形態における第1ステップを説明するための回路図である。読み出し対象の選択メモリセルは、図中のメモリセル20−4であるとする。
Id1=Vc/R0=I(0)
Vref=Rload×(2×(Iref+Ipara1)−Id1)
図14は、本実施の形態における第2ステップを説明するための回路図である。Xセレクタ2は、選択メモリセルグループ200につながる共通ワード線CWLを選択し、それ以外の共通ワード線CWLを選択しない。このとき、選択メモリセルグループ200の共通トランジスタ210だけでなく、選択ダミーセルグループ500のダミー共通トランジスタ510も同時にONする。
Id2=Vc/R1=I(1)
Vs(x)=Rload×(2×(I(x)+Ipara2)−Id2)
第3ステップにおいて、読み出し回路5Bは、センス電圧Vs(x)を参照電圧Vrefと比較することによって、選択メモリセル20−4の記録データを判別する。具体的には、コンパレータCMPが、キャパシタC1に保持されている参照電圧VrefとキャパシタC2に保持されているセンス電圧Vs(x)との比較を行い、その比較結果を読み出しデータとして出力端子OUTに出力する。
ΔV(0)=Rload×(2×(I(0)−Iref)+Id1−Id2)
=Rload×(Id1−Id2)
=Rload×(I(0)−I(1))
ΔV(1)=Rload×(2×(Iref−I(1))+Id2−Id1)
=Rload×(2×(I(0)−I(1))+I(1)−I(0))
=Rload×(I(0)−I(1))
ΔV(0)=Rload×(I(0)−I(1))+2×Rload×(Ipara2−Ipara1)
=Rload×(I(0)−I(1))+ΔVpara
ΔV(1)=Rload×(I(0)−I(1))−2×Rload×(Ipara2−Ipara1)
=Rload×(I(0)−I(1))−ΔVpara
ΔVpara=2×Rload×(Ipara2−Ipara1)
〜2×Rload×(Vc−Ve)×(1/R0−1/Rs)
式(21)から明らかなように、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の“相殺効果”が実現されている。上記式(21)中に現れている項“Ipara2−Ipara1”はまさに、第2ステップにおける第2回り込み電流Ipara2が第1ステップにおける第1回り込み電流Ipara1によって“相殺”されることを意味している。従って、パラメータΔVparaの絶対値が小さくなり、読み出しデータの信頼性が向上する。
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、読み出し回路の構成が主に異なる。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。
図15は、第3の実施の形態に係るMRAMの構成を概略的に示すブロック図である。第1の実施の形態と比較して、本実施の形態に係るMRAM1は、セルアレイ10Aの代わりにセルアレイ10Cを備え、読み出し回路5Aの代わりに読み出し回路5Cを備えている。また、ダミーワード線WLD及びダミー読み出しワード線RWLDが省略されている。
第1の実施の形態と同様に、セルアレイ10Cは、マトリックス状に配置された複数のメモリセルグループ200、及びX方向に沿って配置された1行の参照セル30を含んでいる。メモリセルグループ200、メモリセル20及び参照セル30の構成は、第1の実施の形態と同じである。第1の実施の形態と比較して、セルアレイ10Cは、ダミーセル40−1〜40−3を有していない。
図16は、本実施の形態に係る読み出し回路5Cの構成例を示している。読み出し回路5Cは、入力端子IN、NMOSトランジスタTR、インバータINV、第1負荷抵抗RES1、第2負荷抵抗RES2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第1電圧保持回路C1、第2電圧保持回路C2、コンパレータCMP、及び出力端子OUTを有している。
以下、本実施の形態に係るMRAM1のデータ読み出し動作を詳細に説明する。第1の実施の形態と同様に、データ読み出し動作は3つのステップからなる。
図17は、本実施の形態における第1ステップを説明するための回路図である。読み出し対象の選択メモリセルは、図中のメモリセル20−4であるとする。選択メモリセルグループ200及び参照セル30に対する電圧印加は、第1の実施の形態の第1ステップと同じである。結果として、参照セル30には参照電流Irefが流れ、選択メモリセルグループ200には第1回り込み電流Ipara1が流れる。参照電流Iref及び第1回り込み電流Ipara1は、第1の実施の形態と同じである(それぞれ、式(1)と式(3)を参照)。第1ステップにおいて、選択第2ビット線BL2に流れる第1ビット線電流IBL1は、参照電流Iref及び第1回り込み電流Ipara1を含んでいる(IBL1=Iref+Ipara1)。
Vref=Vdd−(R0+R1)×(Iref+Ipara1)
図18は、本実施の形態における第2ステップを説明するための回路図である。選択メモリセルグループ200及び参照セル30に対する電圧印加は、第1の実施の形態の第2ステップと同じである。結果として、選択メモリセル20−4にはセンス電流I(x)が流れ、また、選択メモリセルグループ200の非選択メモリセル20−1〜20−3及び参照セル30には第2回りこみ電流Ipara2が流れる。センス電流I(x)及び第2回り込み電流Ipara2は、第1の実施の形態と同じである(式(6)参照)。第2ステップにおいて、選択第2ビット線BL2に流れる第2ビット線電流IBL2は、センス電流I(x)及び第2回り込み電流Ipara2を含んでいる(IBL2=I(x)+Ipara2)。
Vs(x)=Vdd−(R1+R1)×(I(x)+Ipara2)
第3ステップにおいて、読み出し回路5Cは、センス電圧Vs(x)を参照電圧Vrefと比較することによって、選択メモリセル20−4の記録データを判別する。具体的には、コンパレータCMPが、キャパシタC1に保持されている参照電圧VrefとキャパシタC2に保持されているセンス電圧Vs(x)との比較を行い、その比較結果を読み出しデータとして出力端子OUTに出力する。
ΔV(0)=(R1+R1)×I(0)−(R0+R1)×Iref
=(R1−R0)×I(0)
=(R1−R0)/R0×Vc
=MR×Vc
ΔV(1)=(R0+R1)×Iref−(R1+R1)×I(1)
=(R0+R1)×Vc/R0−(R1+R1)×Vc/R1
=(R1−R0)/R0×Vc
=MR×Vc
ΔV(0)=MR×Vc+((R1+R1)×Ipara2−(R0+R1)×Ipara1)
=MR×Vc+ΔVpara
ΔV(1)=MR×Vc−((R1+R1)×Ipara2−(R0+R1)×Ipara1)
=MR×Vc−ΔVpara
ΔVpara=(R1+R1)×Ipara2−(R0+R1)×Ipara1
式(28)から明らかなように、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の“相殺効果”が実現されている。つまり、第2ステップにおける第2回り込み電流Ipara2の影響が、第1ステップにおける第1回り込み電流Ipara1の影響によって“相殺”される。従って、パラメータΔVparaの絶対値が小さくなり、読み出しデータの信頼性が向上する。
2 Xセレクタ
3 X終端回路
4 Yセレクタ
5A、5B、5C 読み出し回路
6 書き込み回路
10A、10B、10C セルアレイ
20 メモリセル
21 セルトランジスタ
23 磁気抵抗素子
24 セル配線
30 参照セル
31 第1参照セルトランジスタ
32 第2参照セルトランジスタ
33 磁気抵抗素子
34 セル配線
40 ダミーセル
41、42、43 ダミーセルトランジスタ
44、45 磁気抵抗素子
46 セル配線
50 ダミーセル
51、52 ダミーセルトランジスタ
53 磁気抵抗素子
54 セル配線
60 参照ダミーセル
61、62、65 参照ダミーセルトランジスタ
63 磁気抵抗素子
64 セル配線
200 メモリセルグループ
210 共通トランジスタ
500 ダミーセルグループ
510 ダミー共通トランジスタ
BL1 第1ビット線
BL2 第2ビット線
DBL1 第1ダミービット線
DBL2 第2ダミービット線
DBL3 第3ダミービット線
WL ワード線
RWL 読み出しワード線
CWL 共通ワード線
WLR1 第1参照ワード線
WLR2 第2参照ワード線
RWLR 参照読み出しワード線
WLD ダミーワード線
RWLD ダミー読み出しワード線
RES 負荷抵抗
RES1 第1負荷抵抗
RES2 第2負荷抵抗
Claims (14)
- マトリックス状に配置された複数のセルを含むセルアレイを備え、
前記セルアレイは、同じビット線に接続されたメモリセルグループと参照セルとを含み、
前記メモリセルグループは、
ゲートが共通ワード線に接続された共通トランジスタと、
前記共通トランジスタを介して前記ビット線に接続された複数のメモリセルと
を含み、
前記複数のメモリセルの各々は、一端が読み出しワード線に接続され他端が前記共通トランジスタを介して前記ビット線に接続された第1磁気抵抗素子を有し、
前記参照セルは、
ゲートが参照ワード線に接続された参照セルトランジスタと、
一端が参照読み出しワード線に接続され、他端が前記参照セルトランジスタを介して前記ビット線に接続された第2磁気抵抗素子と
を有し、
前記各メモリセルに記録される記録データは可変であり、前記参照セルに記録されている参照データは固定されている
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
更に、
読み出し回路と、
前記共通ワード線、前記読み出しワード線、前記参照ワード線及び前記参照読み出しワード線に接続されたセレクタと
を備え、
前記複数のメモリセルのうち選択メモリセルからのデータ読み出し時、
前記セレクタは、前記共通ワード線及び前記参照ワード線を選択することによって前記共通トランジスタ及び前記参照セルトランジスタをONし、また、前記読み出しワード線及び前記参照読み出しワード線に所定の電圧を印加し、
前記読み出し回路は、前記ビット線に接続され、前記ビット線に所定の電圧を印加し、また、前記ビット線を流れるビット線電流に基づいて前記選択メモリセルの前記記録データを判別する
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項2に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記選択メモリセルからのデータ読み出しは、第1段階、第2段階及び第3段階を含み、
前記第1段階において、
前記セレクタは、前記共通ワード線及び前記参照ワード線の両方を選択し、
前記読み出し回路は、前記ビット線に第1電圧を印加し、
前記セレクタは、前記複数のメモリセルにつながる全ての前記読み出しワード線に前記第1電圧を印加し、また、前記参照読み出しワード線に前記第1電圧と所定の電圧差を有する第2電圧を印加し、
前記第2磁気抵抗素子には前記参照データに応じた参照電流が流れ、前記ビット線には少なくとも前記参照電流を含む第1ビット線電流が流れ、
前記読み出し回路は、前記第1ビット線電流に基づいて参照電圧を生成し、
前記第2段階において、
前記セレクタは、前記共通ワード線及び前記参照ワード線の両方を選択し、
前記読み出し回路は、前記ビット線に前記第1電圧を印加し、
前記セレクタは、前記選択メモリセルにつながる前記読み出しワード線に前記第2電圧を印加し、また、前記複数のメモリセルのうち前記選択メモリセル以外のメモリセルにつながる前記読み出しワード線及び前記参照読み出しワード線に前記第1電圧を印加し、
前記選択メモリセルの前記第1磁気抵抗素子には前記記録データに応じたセンス電流が流れ、前記ビット線には少なくとも前記センス電流を含む第2ビット線電流が流れ、
前記読み出し回路は、前記第2ビット線電流に基づいてセンス電圧を生成し、
前記参照電圧は、前記記録データが0の場合の前記センス電圧と前記記録データが1の場合の前記センス電圧との間であり、
前記第3段階において、
前記読み出し回路は、前記センス電圧を前記参照電圧と比較することによって、前記選択メモリセルの前記記録データを判別する
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項3に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記第1磁気抵抗素子と前記第2磁気抵抗素子は、同一の構造を有する
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項3又は4に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記セルアレイは、更にダミーセル部を含み、
前記読み出し回路は負荷抵抗を有し、
前記第1段階において、
前記ダミーセル部は第1ダミー電流を生成し、
前記読み出し回路は、前記第1ビット線電流、前記第1ダミー電流及び前記負荷抵抗を用いることによって前記参照電圧を生成し、
前記第2段階において、
前記ダミーセル部は前記第1ダミー電流と異なる第2ダミー電流を生成し、
前記読み出し回路は、前記第2ビット線電流、前記第2ダミー電流及び前記負荷抵抗を用いることによって前記センス電圧を生成する
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項5に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記ダミーセル部は、前記同じビット線に接続された複数のダミーセルを含み、
前記複数のダミーセルの各々は、
ゲートがダミーワード線に接続されたダミーセルトランジスタと、
一端が前記ダミーセルトランジスタを介して前記ビット線に接続され、他端がダミー読み出しワード線に接続された第3磁気抵抗素子と
を有し、
前記セレクタは、更に前記ダミーワード線と前記ダミー読み出しワード線に接続され、前記ダミーワード線を選択することによって前記ダミーセルトランジスタをONする
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項6に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記第1段階において、
前記セレクタは、前記複数のダミーセルのうち第1ダミーセル群のそれぞれにつながる前記ダミーワード線を選択し、また、前記第1ダミーセル群のそれぞれにつながる前記ダミー読み出しワード線に前記第2電圧を印加し、
前記第1ダミーセル群には、前記第1ダミーセル群に含まれる前記第3磁気抵抗素子の合成抵抗値である第1合成抵抗値に応じた前記第1ダミー電流が流れ、
前記第1ビット線電流は、前記参照電流に加えて前記第1ダミー電流を含み、
前記第2段階において、
前記セレクタは、前記複数のダミーセルのうち第2ダミーセル群のそれぞれにつながる前記ダミーワード線を選択し、また、前記第2ダミーセル群のそれぞれにつながる前記ダミー読み出しワード線に前記第2電圧を印加し、
前記第2ダミーセル群には、前記第2ダミーセル群に含まれる前記第3磁気抵抗素子の合成抵抗値である第2合成抵抗値に応じた前記第2ダミー電流が流れ、
前記第2ビット線電流は、前記センス電流に加えて前記第2ダミー電流を含み、
前記第2合成抵抗値は前記第1合成抵抗値と異なっている
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項6又は7に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記第3磁気抵抗素子は、同じデータが書き込まれ直列に接続された2つの磁気抵抗素子を含み、
前記第1磁気抵抗素子、前記第2磁気抵抗素子及び前記2つの磁気抵抗素子は、同一の構造を有する
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項5に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記ダミーセル部は、
前記メモリセルグループと同じ行に配置されたダミーセルグループと、
前記参照セルと同じ行に配置された参照ダミーセルと
を含み、
前記ダミーセルグループと前記参照ダミーセルとは、同じ第1ダミービット線及び第2ダミービット線に接続され、
前記ダミーセルグループは、
ゲートが前記共通ワード線に接続されたダミー共通トランジスタと、
前記複数のメモリセルのそれぞれと同じ行に配置された複数のダミーセルと
を含み、
前記複数のダミーセルの各々は、
ゲートがワード線に接続されたダミーセルトランジスタと、
一端が前記ダミーセルトランジスタを介して前記第1ダミービット線に接続され、他端が前記ダミー共通トランジスタを介して前記第2ダミービット線に接続された第4磁気抵抗素子と
を含み、
前記参照ダミーセルは、
ゲートが前記参照ワード線に接続された参照ダミーセルトランジスタと、
ゲートが他の参照ワード線に接続された他の参照ダミーセルトランジスタと、
一端が前記他の参照ダミーセルトランジスタを介して前記第1ダミービット線に接続され、他端が前記参照ダミーセルトランジスタを介して前記第2ダミービット線に接続された第5磁気抵抗素子と
を含み、
前記セレクタは、更に前記ワード線と前記他の参照ワード線に接続され、
前記セレクタは、前記共通ワード線を選択することによって前記共通トランジスタ及び前記ダミー共通トランジスタをONし、前記ワード線を選択することによって前記ダミーセルトランジスタをONし、前記参照ワード線を選択することによって前記参照セルトランジスタ及び前記参照ダミーセルトランジスタをONし、前記他の参照ワード線を選択することによって前記他の参照ダミーセルトランジスタをONする
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項9に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記第1段階において、
前記セレクタは、前記共通ワード線、前記参照ワード線、及び前記他の参照ワード線を選択する一方、前記ワード線を選択せず、
前記読み出し回路は、前記ビット線及び前記第2ダミービット線に接続され、前記ビット線及び前記第2ダミービット線に前記第1電圧を印加し、
前記第1ダミービット線には前記第2電圧が印加され、
前記第2ダミービット線には、前記第5磁気抵抗素子の抵抗値に応じた前記第1ダミー電流が流れ、
前記第2段階において、
前記セレクタは、前記共通ワード線、前記参照ワード線、及び前記複数のダミーセルのうち前記選択メモリセルと同じ行に配置されたダミーセルにつながる前記ワード線を選択する一方、その他のワード線及び前記他の参照ワード線を選択せず、
前記読み出し回路は、前記ビット線及び前記第2ダミービット線に接続され、前記ビット線及び前記第2ダミービット線に前記第1電圧を印加し、
前記第1ダミービット線には前記第2電圧が印加され、
前記第2ダミービット線には、前記第4磁気抵抗素子の抵抗値に応じた前記第2ダミー電流が流れ、
前記第4磁気抵抗素子の抵抗値は、前記第5磁気抵抗素子の抵抗値と異なっている
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項9又は10に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記第1磁気抵抗素子、前記第2磁気抵抗素子、前記第4磁気抵抗素子及び前記第5磁気抵抗素子は、同一の構造を有し、
前記第4磁気抵抗素子と前記第5磁気抵抗素子には、異なるデータが記録されている
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項3又は4に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記読み出し回路は、抵抗値の異なる第1負荷抵抗と第2負荷抵抗を有し、
前記第1段階において、前記読み出し回路は、前記第1ビット線電流及び前記第1負荷抵抗を用いることによって前記参照電圧を生成し、
前記第2段階において、前記読み出し回路は、前記第2ビット線電流及び前記第2負荷抵抗を用いることによって前記センス電圧を生成する
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 請求項12に記載の磁気ランダムアクセスメモリであって、
前記第1磁気抵抗素子と前記第2磁気抵抗素子は、同一の構造を有し、
前記第1負荷抵抗は、前記第1磁気抵抗素子及び前記第2磁気抵抗素子と同一の構造を有する少なくとも1つの磁気抵抗素子から構成され、
前記第2負荷抵抗は、前記第1磁気抵抗素子及び前記第2磁気抵抗素子と同一の構造を有する少なくとも1つの磁気抵抗素子から構成された
磁気ランダムアクセスメモリ。 - 磁気ランダムアクセスメモリのデータ読み出し方法であって、
前記磁気ランダムアクセスメモリは、同じビット線に接続されたメモリセルグループと参照セルとを含み、
前記メモリセルグループは、共通トランジスタを介して前記ビット線に接続された複数のメモリセルを含み、
前記複数のメモリセルの各々は、一端が読み出しワード線に接続され他端が前記共通トランジスタを介して前記ビット線に接続された第1磁気抵抗素子を有し、
前記参照セルは、一端が参照読み出しワード線に接続され、他端が参照セルトランジスタを介して前記ビット線に接続された第2磁気抵抗素子を有し、
前記各メモリセルに記録される記録データは可変であり、前記参照セルに記録されている参照データは固定されており、
前記複数のメモリセルのうち選択メモリセルの前記記録データを読み出す方法は、
(A)第1読み出しステップと、
(B)第2読み出しステップと、
(C)データ判定ステップと
を含み、
前記第1読み出しステップは、
(A1)前記共通トランジスタ及び前記参照セルトランジスタをONするステップと、
(A2)前記ビット線に第1電圧を印加するステップと、
(A3)前記複数のメモリセルにつながる全ての前記読み出しワード線に、前記第1電圧を印加するステップと、
(A4)前記参照読み出しワード線に、前記第1電圧と所定の電圧差を有する第2電圧を印加するステップと、
ここで、前記第2磁気抵抗素子には前記参照データに応じた参照電流が流れ、前記ビット線には少なくとも前記参照電流を含む第1ビット線電流が流れ、
(A5)前記第1ビット線電流に基づいて参照電圧を生成するステップと
を含み、
前記第2読み出しステップは、
(B1)前記共通トランジスタ及び前記参照セルトランジスタをONするステップと、
(B2)前記ビット線に前記第1電圧を印加するステップと、
(B3)前記複数のメモリセルのうち前記選択メモリセル以外のメモリセルにつながる前記読み出しワード線及び前記参照読み出しワード線に、前記第1電圧を印加するステップと、
(B4)前記選択メモリセルにつながる前記読み出しワード線に、前記第2電圧を印加するステップと、
ここで、前記選択メモリセルの前記第1磁気抵抗素子には前記記録データに応じたセンス電流が流れ、前記ビット線には少なくとも前記センス電流を含む第2ビット線電流が流れ、
(B5)前記第2ビット線電流に基づいてセンス電圧を生成するステップと
を含み、
前記参照電圧は、前記記録データが0の場合の前記センス電圧と前記記録データが1の場合の前記センス電圧との間であり、
前記データ判定ステップは、前記センス電圧を前記参照電圧と比較することによって、前記選択メモリセルの前記記録データを判別するステップを含む
磁気ランダムアクセスメモリのデータ読み出し方法。
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