JP2009250513A - 傘除水機 - Google Patents

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Abstract

【課題】傘の長さにかかわらず使用可能であり、良好な除水性能を発揮することができる傘除水機を得ること。
【解決手段】傘布20eに付着した水滴を除去する傘除水機2において、挿入孔22に先端から挿入された閉じた状態の傘20を収容する箱体4と、箱体4の内部に設けられ傘20の石突20cを保持する石突保持部24と、石突保持部24を移動可能に支持する移動手段15,17と、石突保持部24を挿入孔22の方向に付勢する付勢手段19と、挿入孔に形成され傘の持ち手部20b又は中棒20aを載置する載置部と、傘布20eに向けてエアーを噴出するエアー噴出部28と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は傘布に付着した水滴をエアーで除去する傘除水機に関するものである。
近年、傘布に付着した水滴をエアーで除去する傘除水機が利用されている。雨の日に建物の中に入る際に傘除水機を利用すれば、建物内で傘から水滴が垂れにくくなり、大変便利である。
このような傘除水機は、エアーを噴出するノズルを装置内に有し、そのノズルから噴出されたエアーを閉じた状態の傘の傘布表面に吹き付けて水滴を除去する。しかし、ノズルから噴出されるエアーに対して、傘の位置が近すぎたり遠すぎたりすると、傘布表面に十分にエアーが吹き付けられず、傘布に水滴が残ってしまう場合がある。
水滴の除去に適切な位置に傘を配置するために、特許文献1に開示のものは、傘の両端である石突側と手元側を保持する保持溝を設けている。保持溝で傘の両端を保持することで、装置内において傘を適切な位置に位置決めしている。
特開平4-28991号公報
このような傘除水機では、適切な位置に位置決めして水滴の除去処理ができる傘の長さが保持溝の間隔で決まってしまう。傘が保持溝の間隔よりも長すぎれば、保持溝に傘を保持させることができず、除水機自体の使用が困難となる。また、子供用の傘のように傘全体の長さ(手元と石突との間隔)が短い傘の場合、保持溝で傘の両端を保持することができないため、適切な位置に傘を配置することが難しく、十分に除水性能を発揮できず傘布に水滴が残ってしまう場合がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、傘の長さにかかわらず使用可能であり、良好な除水性能を発揮することができる傘除水機を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の傘除水機は、傘布に付着した水滴を除去する傘除水機において、挿入孔に先端から挿入された閉じた状態の傘を収容する箱体と、箱体の内部に設けられ傘の石突を保持する石突保持部と、石突保持部を移動可能に支持する移動手段と、石突保持部を挿入孔の方向に付勢する付勢手段と、挿入孔に形成され傘の持ち手部又は中棒を載置する載置部と、傘布に向けてエアーを噴出するエアー噴出部と、を有する。
本発明によれば、載置部と石突保持部で傘の両端を支持するとともに、石突保持部を移動可能とすることで、様々な長さの傘でも使用可能であり、良好な除水性能を発揮する傘除水機が得られる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機の外観斜視図である。図2は、傘除水機の横断面図である。傘除水機2は、箱体4、ブロワ(送風手段)8を有して大略構成されている。
傘除水機2によって水滴を除去される傘20は、例えば、中棒20a、手元(持ち手部)20b、石突20c、親骨20d、傘布20eを有して構成される。中棒20aは、その両端に手元20bと石突20cとが取り付けられて、傘20の中心に位置する軸部材である。手元20bは傘20の利用者が持つ持ち手部分である。石突20cは、傘20の先端に取り付けられて傘布20eをまとめる機能を有する。親骨20dは中棒20aの石突20c近傍に複数本軸支されている。傘布20eは親骨20dの間を覆う布状の部材である。親骨20dの先端(自由端)側を露先20fという。なお、傘の開閉機構等についての詳細な説明は省略する。本願において、傘布20eのおもて面とは、傘20を差した場合に雨を受ける面のことであり、傘20を閉じた状態においては外側を向く面のことである。
箱体4は、傘除水機2の全体を覆う筐体としての機能を有する。箱体4は、薄板上の板金等で構成され、その天板4aに傘20を先端(石突20c)側から挿入可能な挿入孔22が形成されている。挿入孔22は斜め上方を向く開口となっており、傘20を斜めに挿入できるようになっている。挿入孔22の下端には切込み(載置部)4cが形成されている。切込み4cには、挿入孔22に挿入された傘20の手元20bが回転可能に載置される。
箱体4には、後に詳説するブロワ8を運転・停止するための運転スイッチ(図示せず)、停止スイッチ(図示せず)が設けられている。箱体4の内部は、隔壁4bで区切られて、除水室14、排水室16、送気室18を有して構成されている。
除水室14は、挿入孔22に先端から挿入された閉じた状態の傘20を収容し、傘布20eに付着した水滴を除去するための空間である。
図3は、傘除水機2の横断面図であって石突入れ24の動きを説明するための図である。図4は、図3のB−B線に沿う矢視断面図である。除水室14の内側面には傘用ガイドレール14aが対向して設けられている。傘用ガイドレールはノズル28(後述)から噴出されるエアーの流れ方向(矢印Xの方向)と略平行となるように延びている。
対向して設けられた傘用ガイドレール14aには、それぞれスライダー(移動手段)15が取り付けられている。スライダー15は、傘用ガイドレール14aに沿って移動可能になっている。スライダー15は、連結部材(移動手段)17によって連結されており、2つのスライダー15と連結部材とが一体となって移動する。
除水室14(箱体4)の内部には石突入れ(石突保持部)24が設けられている。石突入れ24は、挿入孔22から挿入された傘20の石突20cを収容して回転可能に保持する。石突入れ24は連結部材17上に固定(支持)されており、スライダー15、連結部材17とともに傘用ガイドレール14aに沿った方向に移動可能となっている。石突入れ24が移動する軌跡の略延長線上に挿入孔22が位置するようになっている。したがって、挿入孔22から挿入されて切込み4cと石突入れ24とで支持される傘20の中心軸20gは、傘20の長さにかかわらずノズル28から噴出されるエアーの流れ方向(矢印Xの方向)と平行となる。したがって、傘20の長さにかかわらず中心軸20gとエアーの流れとの距離を略一定にすることができ、傘20の長さによる除水性能の変動を抑えることができる。
傘20の中心軸20gとノズル28から噴出されるエアーの流れ中心29との距離Pは100mm以下となっている。傘20の中心軸20gと露先20fとの距離はほとんどの傘で100mm以上となっているため、傘20の中心軸20gの略全範囲にわたって距離Pを100mm以下とすることで、傘布20e全体にエアーを吹き付けることができ、良好な除水性能を得ることができる。
なお、傘20の中心軸20gの一部でエアーの流れ中心29との距離が100mm以下となっていれば、傘布20eにエアーを吹き付けることができるため良好な除水性能を得ることができる。例えば、石突20c近傍における中心軸20gとエアーの流れ中心29との距離P1が100mm以下となっていない場合であっても、露先20f近傍における中心軸20gとエアーの流れ中心29との距離P2が100mm以下となっていればよい。特に、石突20cの先端から露先20fまでの距離Qはほとんどの傘で800mm以下となっているため、箱体4の天板4aから800mmの範囲で、エアーの流れ中心29からの距離が100mm以下の部分が傘20の中心軸20gにあれば良好な除水性能を得ることができる。
本実施の形態1においては、傘20の中心軸20gとエアーの流れ方向(矢印Xの方向)とが平行であるため、箱体4内における傘20の中心軸20gの略全範囲で距離Pは100mm以下となっている。したがって、石突20cから露先20fまでの全域で傘布20eにエアーを吹き付けることができ、より良好な除水性能を得ることができる。
なお、距離Qが800mm以下の傘20であれば、中心軸20gとエアーの流れ中心29とのなす角度が7度以下とすることで、箱体4内における傘20の中心軸20gの略全範囲にわたって距離Pを100mm以下とすることができる。
石突入れ24に向けて傘20が斜めに挿入されるので、石突20cが石突入れ24に保持された後、利用者が手元20bから手を離せば、挿入孔22の下端に形成された切込み4cに手元20bが自然に載置され、斜めに支持される。したがって、特別な操作をすることなく簡単に水滴の除去に適した位置に傘20を置くことができる。なお、本実施の形態1では、手元20bを切込み4cで支持しているが、中棒20aを切込み4cで支持してもよい。
除水室14の内側面にはおもり用ガイドレール14bが対向して設けられている。おもり用ガイドレール14bは略鉛直に延びるように設けられている。おもり用ガイドレール14bにはおもり(付勢手段)19が取り付けられ、おもり用ガイドレール14bに沿って移動可能となっている。おもり用ガイドレール14bが鉛直に延びるように設けられているので、おもり19は自重により下方に向かって移動する。除水室14の内側面であって傘用ガイドレール14aの延長線とおもり用ガイドレール14bの延長線との交点近傍には滑車14cが回転自在に取り付けられている。
スライダー15とおもり19とがケーブル23を介して連結されている。また、ケーブル23は滑車14cに支持されている。したがって、おもり19の動きとスライダー15の動きは連動するようになっており、例えば、おもり19が下方に移動すれば、スライダー15は挿入孔22に向かって(矢印Yの方向)移動するようになっている。
おもり19の重さは、除水室14内に傘20が収容されていない状態において、おもり19がスライダー15を挿入孔22の方向に引っ張って(付勢して)矢印Yの方向に移動させるように調節されている。つまり、スライダー15の自重や連結部材17、石突入れ24の重さ等により傘用ガイドレール14aに沿ってスライダー15が斜め下方(矢印Zの方向)に移動しようとする力よりも、おもり19の自重によりおもり19が下方に移動しようとする力の方が大きくなるように調節されている。スライダー15が移動することで、連結部材17と石突入れ24も矢印Yの方向に移動する。石突入れ24の底面24aが傘の石突20c等で押し込まれれば、おもり19による付勢力に抗して石突入れ24が押し下げられる。なお、おもり19の重さは、傘20が露先20fまで挿入された状態において、石突入れ24が矢印Yの方向に自然に移動してしまうことのない重さに調節されている。
除水室14と送気室18との間の隔壁4bにはノズル(エアー噴出部)28が形成されている。ノズル28は除水室14と送気室18とを連通させる楕円形の開口を構成する。送気室18内のブロワ8(後に詳説。)から吐出されたエアーがノズル28を介して除水室14内に噴出されるようになっている。
ノズル28はブロワ8から吐出されたエアーを傘20の石突20c側から噴出し、石突20c側から露先20f側に向くエアーの流れ(矢印Xの流れ。)を発生させ、傘布20eにエアーを吹き付ける。ノズル28から噴出されたエアーは、傘布20eのおもて面に付着した水滴を吹き飛ばしながら(除去しながら)石突20c側から露先20f側に向かって流れる。
排水室16は、エアーによって吹き飛ばされた水滴を一時的に溜めておく。排水室16内には排水タンク32が配置されている。除水室14と排水室16との間の隔壁4bには排水口4dが形成されており、除水室14と排水室16との間の隔壁4bは排水口4dに向けて傾斜している。ノズル28から噴出されたエアーによって傘布20eから吹き飛ばされた水滴は隔壁4b上に落下し、排水口4dに向けて流下する。排水口4dに向けて流下した水滴は、排水口4dから排水タンク32に向けて落下する。排水タンク32に水が溜まった場合には、排水タンクを取り出して溜まった水を捨てることができる。本実施の形態1においては、傘布20eから吹き飛ばされた水滴を排水タンク32に一旦溜めているが、排水室16に配管を接続し、水滴を溜めることなく排水できるようにしてもよい。排水タンク32に溜まった水をわざわざ捨てる必要がなくなり便利である。
図5は、図2のA−A線に沿う矢視断面図である。送気室18は、エアーを取り込むとともに、取り込んだエアーをノズル28から噴出させるための空間である。送気室18は吸込風路34とブロワ収容室36とを有して構成されている。吸込風路34とブロワ収容室36との間は間仕切り18aで隔てられている。
吸込風路34にはエアー取込口38が形成されている。エアー取込口38を介して吸込風路34と傘除水機2の外部とがつながっている。ブロワ8が運転状態となると、ブロワ8の作用により吸込風路34内が負圧となり、エアー取込口38から外気(エアー)が取り込まれる。エアー取込口38はエアーフィルタ(集塵手段)40で覆われている。エアーフィルタ40はエアー取込口38から取り込まれるエアーからゴミ等の異物を取り除き、傘除水機2内部の汚れや機器の故障を防止する。吸込風路34の内側には吸音材43が貼り付けられている。吸音材43は、吸込風路34を通過するエアーによって生じる騒音が外部に漏れるのを抑える。
ブロワ収容室36は、ブロワ8を収容し、エアー取込口38から取り込まれたエアーをノズル28から噴出させる。間仕切り18aには連通口18bが形成されている。連通口18bを介してブロワ収容室36と吸込風路34とがつながっている。
ブロワ8は、パッキン44と防振部材46とによって挟持されてブロワ収容室36内に収容されている。ブロワ8の吸込口42が連通口18bに対してパッキン44を介して接続され、吸込口42の反対側が防振部材46を介してブロワ収容室36の内壁に固定されている。吸込口42がパッキン44を介して連通口18bに接続されているので、吸込口42と連通口18bとの隙間からのエアー漏れを低減することができる。また、ブロワ8の運転による振動を、パッキン44及び防振部材46によって吸収するので、箱体4に振動が伝わるのを防止し、騒音の発生を抑制することができる。
ブロワ8は、利用者によって運転スイッチが押されると運転状態となる。ブロワ8が運転状態となると、ブロワ8の内部に保持されたファン(図示せず。)が回転し、吸込口42からエアーが吸い込まれる。吸込口42から吸込まれたエアーはブロワ収容室36に開放された吐出口(図示せず。)からブロワ収容室36内に吐出される。ブロワ8から吐出されるエアーの量に比べてノズル28の開口面積が狭いためからノズル28からエアーが勢いよく噴出される。
次に、傘除水機2の動作手順について説明する。傘除水機2の利用者が、箱体4に形成された挿入孔22に閉じた状態の傘20を挿入する。利用者が傘20の石突20cを石突入れ24に収めるとともに、石突入れ24の底面24aを石突20cで押し込み、傘20の露先20fが除水室14内に収容されるまで石突入れ24を押し下げる。利用者が傘20から手を離すと手元20bが切込み4cに載置される。手元20bが切込み4cに載置されると、石突入れ24と切込み4cとで除水室14内の傘20が位置決めされ斜めに支持される。利用者が運転スイッチを押すとブロワ8が運転状態となる。ブロワ8が運転状態となると、吸込口42及び吸込風路34を介して吸込口42からエアーが吸込まれる。吸込口42から吸込まれたエアーは、吐出口からブロワ収容室36に吐出される。吐出口から吐出されたエアーは、隔壁4bに形成されたノズル28から除水室14に噴出される。
ノズル28から除水室14に噴出されたエアーは傘20の石突20c側から露先20f側に向くエアーの流れ(矢印Xの流れ)を形成し、傘布20eのおもて面に付着した水滴を吹き飛ばす。挿入孔22から箱体4の外部に突出している傘20の手元20bを回転させることで、傘布20e全体に付着した水滴をエアーで吹き飛ばすことができる。切込み4cと石突入れ24とで傘を位置決めして支持しているので、傘20を回転させても傘20の中心軸20gの方向等はほとんど変化せず、良好な除水生能を維持できる。
石突入れ24は矢印Yの方向に付勢されているので、石突き20cとの密着がよい。したがって、除水室14内に傘20が収容されている間に石突き入れ24から石突20cが外れにくくなっている。水滴の除去が終了したら、停止スイッチを押してブロワ8を停止して傘20を除水室14から取り出す。
除水室14から傘20が取り出される際に、石突入れ24から石突20cが退避するため、石突入れ24を押し下げていた力もなくなる。石突入れ24を押し下げていた力がなくなると、石突入れ24はおもり19に引っ張られて挿入孔22の方向(矢印Yの方向)に移動し、傘20が挿入される前の位置に自動的に復帰する。
以上の構成によれば、除水室14内に収容される傘20の長さに応じて石突入れ24の位置を移動させることができる。したがって、除水室14内に収容される傘の長さに応じて切込み4cと石突入れ24との距離を変更することができ、様々な長さの傘であっても切込み4cと石突入れ24とで支持し、位置決めすることができる。また、エアーの流れ方向と傘20の中心軸20gとが平行であるので、傘の長さにかかわらず水滴の除去に適した位置に傘20を配置することができる。
傘20を挿入孔22から除水室14内に押し込めば石突入れ24が矢印Zの方向に移動し、傘20を除水室14から取り出せば石突入れ24が自然に元の位置に復帰するため、利用者にとって特別な操作が不要な便利なものとなる。さらに、石突入れ24の移動に電気的な装置を使用しておらず、消費電力の抑制や製造コストの抑制を図ることができる。
なお、本実施の形態1では、スライダー15のそれぞれにおもり19が連結されているが、いずれか一方のスライダー15にだけおもり19が連結されているものであってもよい。おもり1個の重量は増すが、部品点数の削減により製造コストの低減等を図ることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機2の横断面図である。実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。本実施の形態2に係る傘除水機2のおもり用ガイドレール14bは斜めに傾いて設けられている。また、滑車14cが片面に2個取り付けられて、石突入れ24とおもり19の移動を円滑なものにしている。
おもり用ガイドレール14bが斜めに傾いて設けられているため、除水室14の高さが制約されても、おもり19の可動距離を十分にとることができる。したがって、傘除水機2を高さ方向において、よりコンパクト化することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る傘除水機2の横断面図である。実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。本実施の形態3に係る傘除水機2の除水室14内側面にはドラム14dがとりつけられ、ドラム14dには定荷重ばね(ばね)(付勢手段)14eが巻き付けられている。
定荷重ばね14eの先端がケーブル23を介してスライダー15と連結され、ケーブル23が滑車14cに支持されている。定荷重ばね14eは一定のトルクでドラム14dに巻き取られるようになっており、定荷重ばね14eの先端とケーブル23を介して連結されたスライダー15は定荷重ばね14eに付勢されて挿入孔22に方向(矢印Xの方向)に移動する。スライダー15の移動に伴って、石突入れ24が実施の形態1と同様に挿入孔22に方向(矢印Xの方向)に移動する。つまり、定荷重ばね14eの作用により石突入れ24が挿入孔22の方向に付勢される。
石突入れ24の移動にばねの力を付勢力として用いているため、本実施の形態3においても電気的な装置が不要である。したがって、消費電力の抑制や製造コストの抑制を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る傘除水機の外観斜視図である。 傘除水機の横断面図である。 傘除水機の横断面図であって石突入れの動きを説明するための図である。 図3のB−B線に沿う矢視断面図である。 図2のA−A線に沿う矢視断面図である。 本発明の実施の形態2に係る傘除水機の横断面図である。 本発明の実施の形態3に係る傘除水機の横断面図である。
符号の説明
X エアーの流れ方向
Y 石突入れが挿入孔に向かって移動する方向
Z 石突入れが斜め下方に移動する方向
P,P1,P2,Q 距離
2 傘除水機
4 箱体
4a 天板
4b 隔壁
4c 切込み(載置部)
4d 排水口
8 ブロワ(送風手段)
14 除水室
14a 傘用ガイドレール
14b おもり用ガイドレール
14c 滑車
14d ドラム
14e 定荷重ばね(ばね)(付勢手段)
15 スライダー(移動手段)
16 排水室
17 連結部材(移動手段)
18 送気室
18a 間仕切り
18b 連通口
19 おもり(付勢手段)
20 傘
20a 中棒
20b 手元(持ち手部)
20c 石突
20d 親骨
20e 傘布
20f 露先
20g 中心軸
22 挿入孔
23 ケーブル
24 石突入れ(石突保持部)
28 ノズル(エアー噴出部)
29 流れ中心
32 排水タンク
34 吸込風路
36 ブロワ収容室
38 エアー取込口
40 エアーフィルタ(集塵手段)
42 吸込口
43 吸音材
44 パッキン
46 防振部材

Claims (6)

  1. 傘布に付着した水滴を除去する傘除水機において、
    挿入孔に先端から挿入された閉じた状態の傘を収容する箱体と、
    前記箱体の内部に設けられ前記傘の石突を保持する石突保持部と、
    前記石突保持部を移動可能に支持する移動手段と、
    前記石突保持部を前記挿入孔の方向に付勢する付勢手段と、
    前記挿入孔に形成され前記傘の持ち手部又は中棒を載置する載置部と、
    前記傘布に向けてエアーを噴出するエアー噴出部と、を有することを特徴とする傘除水機。
  2. 前記付勢手段が、前記石突保持部を前記挿入孔の方向に引っ張るおもりであることを特徴とする請求項1に記載の傘除水機。
  3. 前記付勢手段が、前記石突保持部を前記挿入孔の方向に付勢するばねであることを特徴とする請求項1に記載の傘除水機。
  4. 前記箱体内に収容された前記傘の中心軸と前記エアー噴出部から噴出されたエアーの流れ方向とが略平行となることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の傘除水機。
  5. 前記エアー噴出部から噴出されたエアーの流れ中心と前記傘の中心軸との距離が、前記箱体内における前記傘の中心軸の少なくとも一部で100mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の傘除水機。
  6. 前記エアー噴出部から噴出されたエアーの流れ中心と前記傘の中心軸との距離が、前記箱体内における前記傘の中心軸の略全範囲にわたって100mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の傘除水機。
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