JP2010270979A - 傘除水機 - Google Patents
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Abstract
【課題】傘の長さにかかわらず使用可能であり、良好な除水性能を発揮することができるとともに長期信頼性の高い傘除水機を得ること。
【解決手段】このような課題を解決するために、箱体と、箱体内部に設けられ、送風機と連通して空気を噴出するノズル部と、箱体の一面に設けられた挿入孔から挿入された傘の石突きと当接する保持部と、箱体内部に設けられたレール部と、レール部に移動自在に設けられ、保持部を支える支持部と、レール部を覆うレール保護部とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】このような課題を解決するために、箱体と、箱体内部に設けられ、送風機と連通して空気を噴出するノズル部と、箱体の一面に設けられた挿入孔から挿入された傘の石突きと当接する保持部と、箱体内部に設けられたレール部と、レール部に移動自在に設けられ、保持部を支える支持部と、レール部を覆うレール保護部とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は傘布に付着した水滴を除去する傘除水機に関するものである。
近年、傘布に付着した水滴を空気の力で除去する傘除水機が利用されている。雨の日に建物の中に入る際に傘除水機を利用すれば、建物内で傘から水滴が垂れにくくなり、大変便利である。
このような傘除水機は、空気を噴出するノズルを装置内に有し、そのノズルから噴出された空気を閉じた状態の傘の傘布表面に吹き付けて水滴を除去する。しかし、ノズルから噴出される空気に対して、傘の位置が近すぎたり遠すぎたりすると、傘布表面に十分に空気が吹き付けられず、傘布に水滴が残ってしまう場合がある。
そのため、例えば特開平7−3248591号公報に開示のものは、水滴の除去に適切な位置に傘を配置するために、石突き先端ストッパーがストッパーガイドレールに沿って移動することで、傘の先端位置を確定させるようになっている。
しかし、特許文献1記載の傘除水機では、ガイドレールに傘布に付着した水が飛散して付着しやすい。この付着する水は雨水であって純水ではないので乾燥するとガイドレールの特に石突き先端ストッパーと接触する部分に不純物が析出する。そうするとこの析出し固まったものが動作不良の原因となりうる。また、雨水が酸性物質を含む場合(いわゆる酸性雨)、酸がガイドレールに付着する影響により早期に腐食する恐れが生じる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、雨水の影響を受けやすい部分を保護することで長期にわたり信頼性の高い傘除水機を得ることを目的とする。
箱体と、箱体内部に設けられ、送風機と連通して空気を噴出するノズル部と、箱体の一面に設けられた挿入孔から挿入された傘の石突きと当接する保持部と、箱体内部に設けられたレール部と、レール部に移動自在に設けられ、保持部を支える支持部と、レール部を覆うレール保護部とを備える。
本発明によれば、ガイドレールなどの装置の動作に大きな影響を与える部分に傘布から飛散した水が付着しにくいために、析出物付着による動作不良が生じにくくなり、長期信頼性の高い傘除水機が得られる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機の外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機の横断面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機のA−A線に沿う矢視断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機のB−B線に沿う矢視断面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機のガイドレール周辺の構成図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機に傘を収納した状態での横断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機の外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機の横断面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機のA−A線に沿う矢視断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機のB−B線に沿う矢視断面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機のガイドレール周辺の構成図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る傘除水機に傘を収納した状態での横断面図である。
図1に示すように傘除水機1は装置を前にした使用者から見て挿入孔2が斜め下方に位置するよう傾斜して設けられた天板3を有し、全体が薄い金属板からなる箱体4で構成されている。この挿入孔2には傘を挿入した際に傘の手元の位置を決める切り欠き部5が設けられている。
まず、この傘除水機1の横断面である図2に基づいて傘除水機1を構成する各部の構造の説明をする。傘除水機1は、大きく分けて三つの部屋から構成される。一つ目の部屋は箱体4の後方部(傘を挿入する挿入孔2が設けられている方向を前方と定義する。)に設けられ、内部に高圧の空気を生成するブロワ6が設置された送気室7である。二つ目の部屋はこの送気室7と隔壁8により仕切られて箱体4の前方部に設けられた除水室9である。三つ目の部屋はこれら送気室7及び除水室9とそれぞれ隔壁10及び隔壁11により仕切られて箱体4の下方部に設けられ、内部にタンク12を有する排水室13である。これらは、送気室7のブロワ6で高圧空気を生成し、これを濡れた傘を収納するための様々な機構を有する除水室9に送り、傘から除かれた水が排水室13内のタンク12に溜まるというものである。
各室の構成について更に詳細に説明すると、まず送気室7は、室内の上部にブロワ6が設置され、このブロワ6よりも隔壁8の低い位置に除水室9と連通する孔14が設けられている。ブロワ6を送気室7内の上方に置くことで除水室9等から水が進入した場合でもブロワ6が浸水する自体を回避することができる。
次に、除水室9は、送気室7との間を仕切る隔壁8の傾斜面に設けられ、送気室7と除水室9とを連通する孔14を囲むよう除水室9側に突出して設けられたノズル15(ノズル部)と、一端がこのノズル15の直ぐ上側に設けられ、他端が天板3に設けられた挿入孔2の近傍に設けられ、ノズル15から噴出する空気流の軸方向と略平行となるように向きが設定されて、箱体4の対向する2側面にそれぞれ設けられたレール部である二つのガイドレール16、16(図2では点線で表されている。)と、これら二つのガイドレール16、16のそれぞれに沿って移動自在に設けられた二つのブラケット17、17と、これら二つのブラケット17、17を連結し、挿入孔2から挿入された傘の石突きが当接する石突き受け部18を略中央部に設けた連結部19と、二つのガイドレール16、16のそれぞれよりも広く、ブラケット17、17と連結部19の両端との間に設置されたカバー(レール保護部)20、20と、二つのガイドレール16、16と天板3との間に設けられた二つの滑車21、21と、一端がこれら二つの滑車21、21の直ぐ下に設けられ、他端が除水室9と排水室13とを仕切る隔壁11の直ぐ上に設けられ、略鉛直方向となるように向きが設定されて、箱体4の対向する2側面にそれぞれ設けられたレール部である二つのガイドレール(おもり用ガイドレール)22、22と、これら二つのガイドレール22、22のそれぞれに沿って移動自在に設けられた二つのおもり23、23と、一端がブラケット17、17に取り付けられた後述するスライダ24、24と接続され、他端が滑車21、21を介しておもり23、23と接続されたケーブル25、25とを内部に備える。なお、おもり23、23の重さの下限は、連結部19に取り付けられた各部品の総重量(ブラケット17等)によりガイドレール16、16に沿ってスライダ24、24が斜め下方(矢印Zの方向)に移動しようとする力に対抗して、おもり23、23が下方に移動するのに十分な重さである。一方、おもり23、23の重さの上限は、傘を露先まで挿入した状態で石突き受け部18が矢印Yの方向に自然に移動してしまわない重さである。
この除水室9内の構造について、図2中のA−A線での断面を図示した図3でさらに説明する。この断面図で示すように挿入孔2と、断面が台形状の石突き受け部18と、ノズル15とがほぼ一直線上に並んでいる。また、石突き受け部18が固定されている板状の連結部材19の両側にはブラケット17、17が取り付けられており、このブラケット17、17がガイドレール16、16の周りに被さるような構造となっている。また、カバー20、20もブラケット17、17により周りを覆われるような構造となっている。なお、これらカバー20、20は両端が除水室9の隔壁8と天板3とに接するまで長くしなくても、実質的にガイドレール16、16に水滴が付着しない程度に長ければ良い。
また、この連結部19とガイドレール16、16との関係について、図3中のB−B線での断面を示した図4でさらに説明する。長方形状の連結部19のほぼ中心に石突き受け部18が設けられ、この連結部19の両端と接触しない位置にカバー20、20が設けられている。この連結部19とガイドレール16、16とは、連結部19の端部を挟み、内部の空間にカバー20、20を非接触状態で収納するように構成されているブラケット17、17とこれら両ブラケット17、17の両端に固定されたスライダ24、24を介して移動自在な状態となるように配設されている。実際にガイドレール16、16と係り合うのは断面が長方形状のスライダ24、24だけであり、内部に空間を有するガイドレール16、16により四辺を規制され、スライダ24、24がガイドレール内部を摺動することで連結部19が移動する。このとき、相対するガイドレール16、16の両端をそれぞれ結んだ直線m、直線nとガイドレール16、16とで形成される長方形の内側に石突き受け部18が設けられている。こうすることで、傘を挿入した時に傘の石突きによる石突き受け部18を押す力に起因するモーメントが発生しにくくなり、ガイドレール16、16内のスライダ24、24の動作不良やロックが起こりにくくなっている。つまり、連結部19が傘で押された場合に、石突き受け部18の取り付け位置によっては連結部19がねじれて斜めに動こうとして、スライダ24、24がガイドレール16、16に引っかかって動かなくなってしまうことがありうるため、これを防止するものである。このような構造を有するガイドレール16、16の幅F(実際の摺動部であるスライダ24とブラケット17とを連絡するための開口部はさらに狭い)よりもカバー20の幅Gを大きくしたため水滴の付着防止をより広い範囲で可能としている。
さらに、カバー20等とガイドレール16との関係についてガイドレール周辺の構成図である図5に基づいて説明する。この図で、ブラケット17は、カバー20の裏側から両側に延び、カバー20からある程度の距離のところで折り曲げられて図示しない連結部19と先端が接続されている。カバー20は四隅がネジによって固定されている。カバー20及びブラケット17の裏側にはガイドレール16があり、このガイドレール16のカバー20側に開口した部分の内側にスライダ24が配置されている。ブラケット17とスライダ24が一体となってガイドレール16上を移動可能な距離をJとすると、カバー20の距離Kはこれよりも十分長く、水滴の浸入を広い範囲で防止している。
このように、本願発明の実施の形態1におけるガイドレール16、16では雨水が付着しないようにするためにカバー20、20を設けたが、雨水の発生源である傘はガイドレール16、16の間を移動する連結部19上に置かれることになるため、単にガイドレール16、16を完全に覆うカバーを設けると、このカバーが連結部19の移動を妨げることになる。そのため、両側から2本の継ぎ手が突出する構造のブラケット17で連結部19の端部を挟み込むようにし、その継ぎ手間にカバー20が位置するようにする。したがって、カバー20の幅を連結部19の幅に近づけることができて防水性が高まる。
最後に、排水室13は、送気室7とは隔壁10により完全に仕切られているが、除水室9とは、除水室9と排水室13との間に前方から後方に向かって低くなるように傾斜させた隔壁11の最も低くなる部分に設けた排水口26で連通し、水を受けるタンク12が設置されている。
続いて、この傘除水機1に傘を収納した場合の横断面である図6を主として用いて除水運転の動作と各部の機能の説明をする。傘除水機1の使用者はこの装置の天板3に対向する位置に立ち、手持ちの傘27の手元(持ち手部)28を掴んで、天板3に設けられた挿入孔2から傘27の石突き29を突っ込むように挿入する。このとき、石突き29が除水室9内に設けられた連結部19上の石突き受け部18に収まるように入れる向きを調整する。実際には傘27を挿入する場合、石突き受け部18の位置は図2の状態よりもさらに挿入孔2寄りとなっている上、挿入孔2は斜め上方向に向かって開口しているので装置内部の採光性が良く、使用者は石突き受け部18の位置を確認しやすい。また、図示するように石突き受け部18の底面30の面積に対して開口部31の開口面積の方が広くすることでさらに石突き29が挿入しやすくなっている。
石突き29の先端が石突き受け部18の底面30と当接したら、そのまま手元28を持って傘27を前方斜め下向きに押していく。この動作により石突き29から力を受けた連結部19とこれを支えるブラケット17、17およびこれらに取り付けられたスライダ24、24がガイドレール16、16上を前方斜め下、つまり、ノズル15に向かって移動する。このとき、前述したようにスライダ24、24はケーブル25、25によっておもり23、23と接続されているため、おもり23、23を持ち上げる程度の力を入れないと連結部19は動かない。使用者は傘27の傘布32が完全に除水室9内に収まるように露先33が挿入孔2を超えるまで押し入れる。そこまでしてから使用者が傘27から手を離すと手元28が切り欠き部5に載置される。手元28が切り欠き部5に載置されると、石突き受け部18と切り欠き部5とで除水室9内の傘27が斜めになった状態に支持される。なお、石突き受け部18と連結部19とから構成され、挿入された傘27を保持する機能の一部又は全部を担う機構を保持部とし、ブラケット17、17とスライダ24、24とから構成され、挿入された傘27からの力を受けガイドレール16、16に規制されて移動するとともに保持部を支持する機構を支持部とし、保持部と支持部を合わせたものを可動部とする。
次に使用者は傘除水機1の図示しない運転スイッチを押す。これによりブロワ6が運転状態となり、図示しないブロワ6の吸込口から空気が吸込まれ、吐出口から送気室7に吐出され、隔壁8に形成されたノズル15から除水室9内に空気流として噴出される。
このノズル15から除水室9内に噴出される空気流は収納された傘27の石突き29から露先33に向かう流れ(図3における矢印Xの向き)を形成する。この空気流は図に示すようにノズル15が石突き受け部18よりも下方に設けられていることから斜めに支持された傘27の下側の傘布32に付着した水滴を吹き飛ばす。そのため、傘布32全体に付着した水滴をまんべんなく吹き飛ばすには、挿入孔2から除水室9の外部に突出している傘27の手元28を回転させる必要があるが、切り欠き部5と石突き受け部18の2点で傘27が支持されているので、傘27を回転させても中心軸34はほとんどぶれず、良好な除水生能を維持できる。さらに、挿入孔2から挿入されて切り欠き部5と石突き受け部18とで支持される傘27の中心軸34が、ノズル15から噴出される空気流の方向(矢印Xの方向)と略平行なので、中心軸34とノズル15からの空気流との距離を略一定に保持でき、傘27の長さによる除水性能の変動を抑えることができる。
このようにノズル15が石突き受け部18よりも下方に設けられ、空気流が主として傘27の下側に当たって水を除く構成としたことで、傘27を回転させても水滴は傘27の中心軸の上方よりも下方である排水室13側に多く飛散することになる。すなわち、傘27の中心軸に沿うように設けられたガイドレール16、16よりも上方に飛散してカバー20、20の上方から回り込んでガイドレール16、16に浸入する水滴は少ない。また、傘27よりも下方に飛散する水滴がカバー20、20の下方から回り込んでガイドレール16、16に浸入することは傘27を回転させながら空気流で除水する構造からして起こりにくい。したがって、この実施の形態1で例示したようにカバー20、20を平板で構成しても問題がない。もっとも、連結部19の移動に支障を生じさせない範囲で、カバー20、20の両端を折り曲げるなどして防水機能を高めても問題ない。
このような構成とするためには、ガイドレール16、16とノズル15の向き(つまり、ノズル15から噴出される空気流の中心軸)とが略平行であってノズル15がガイドレール16、16よりも下方に位置することが必要となる。さらに、後述するように連結部19の動作を安定させるために石突き受け部18がガイドレール16、16間に位置するようにする方がよい。
また、石突き受け部18はおもり23の作用により、挿入孔2に向かう方向(図2における矢印Yの向き)に付勢されているので、石突き29との密着がよい。したがって、除水室9内に傘27が収容されている間に石突き受け部18から石突き29が外れにくくなっている。
このようにして、水滴の除去が終了したら、図示しない停止スイッチを押してブロワ6を停止して傘27を除水室9から取り出す。このとき、石突き受け部18から石突き29が退避するため、石突き受け部18を押し下げていた力が無くなり、石突き受け部18はおもり23に引っ張られて挿入孔2の方向(図2における矢印Yの向き)に移動し、傘27が挿入される前の位置に自動的に復帰する。
このように石突き受け部18とおもり23とを接続した構成であるため、除水室9内に収容される傘27の長さに応じて石突き受け部18の位置を自由に移動させることができる。したがって、除水室9内に収容される傘の長さに応じて切り欠き部5と石突き受け部18との距離を変更することができ、様々な長さの傘であっても切り欠き部5と石突き受け部18とで支持し、位置決めすることができる。
また、傘27を挿入孔2から除水室9内に押し込めば石突き受け部18が前方斜め下方向(図2における矢印Zの向き)に移動し、傘27を除水室9から取り出せば石突き受け部18が自然に元の位置に復帰するため、利用者にとって特別な操作が不要な便利なものとなる。さらに、石突き受け部18の移動に電気的な装置を使用しておらず、消費電力の抑制や製造コストの抑制を図ることができる。またガイドレール16に水滴が付着しないようレール保護部19を備えているので、長期信頼性の高い動作が可能となる。
なお、本実施の形態1では、スライダ24、24のそれぞれにおもり23が連結されているが、いずれか一方のスライダ24にだけおもり23が連結されているものであってもよい。おもり1個の重量は増すが、部品点数の削減により製造コストの低減等を図ることができる。
また、本実施の形態1においては、傘布32から吹き飛ばされた水滴をタンク12に一旦溜めているが、排水室13に配管を接続し、水滴を溜めることなく排水できるようにしてもよい。タンク12に溜まった水をわざわざ捨てる必要がなくなり便利である。
なお、保持部及び支持部とカウンターバランスをとって、これを必要な位置に動かすものとしておもりを用いているが、これは必ずしもおもり機能だけを持つものである必要はない。他の機能を有するものであっても、結果としておもりの役割を果たすもので有れば十分である。
また、ガイドレール16、16とガイドレール22、22とを別部品で構成しているが、一組のガイドレールでも途中で折り曲げることで両方のガイドレールの機能を持たせることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機1の横断面図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機のおもりとガイドレールとの関係を示す断面図である。図9は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機のおもりとガイドレール周辺の構成図である。なお、実施の形態1と同じ構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機1の横断面図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機のおもりとガイドレールとの関係を示す断面図である。図9は、本発明の実施の形態2に係る傘除水機のおもりとガイドレール周辺の構成図である。なお、実施の形態1と同じ構成については、実施の形態1と同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
図7に示すように実施の形態2では実施の形態1でも説明したおもりの動きを規制するガイドレール22、22にもレール保護部であるカバー35、35を設けて、雨水によるガイドレール22、22への影響を防ごうとするものである。なお、この図では前述した石突き受け部18の移動を規制するガイドレール16、16にはレール保護部であるカバーが設けられていないが、これは実施の形態2の内容を説明する上で図が複雑になりすぎるのを避けたためで、実際にはカバー20、20が設けられている。
このおもりとガイドレール等の関係を断面図である図8を用いて示す。カバー35により三面を覆われた内側に設けられ、おもり23の一側面に取り付けられたブラケット36は、この一側面と対向する他の一側面にスライダ37が取り付けられ、このスライダ37が実施の形態1で説明したケーブル25と接続されていてガイドレール22内を摺動自在となっている。このカバー35の幅Mはガイドレールの幅Lよりも当然広く、水滴の付着を広範囲で防止できるようになっている。なお、ブラケット36、36及びスライダ37、37を合わせておもり23、23の支持部とする。
さらに、カバー35等とガイドレール22との関係についてガイドレール周辺の構成図である図9に基づいて説明する。この図で、ブラケット36は、カバー35の裏側でおもり23と接続されている。カバー35は四隅がネジによって固定されている。カバー35の裏側にはガイドレール22があり、このガイドレール22のカバー35側に開口した部分の内側にスライダ37が配置されている。ブラケット36とスライダ37が一体となってガイドレール22上を移動可能な距離をNとすると、カバー20の距離Rはこれよりも十分長く、水滴の浸入を広い範囲で防止している。
この実施の形態2では実施の形態1と違い対向するように配設されたおもり23、23間を接続する必要が無いため、おもり23、23を含めたガイドレール22、22の周囲をカバー35、35で囲む構造としている。言い換えれば、カバー35、35内部にガイドレール22、22を設け、そこをおもり23、23が移動するものである。このような構成とする理由は、前述したようにおもり23、23間を接続する必要が無こともあるが、この部分は挿入孔2の直ぐ下でもあるため、傘を挿入する動作中に傘から落ちてくる水滴の影響を受けたり、ノズル15からの空気流で運ばれてくる水滴の影響を受けやすい位置であるためである。
なお、実施の形態1及び2では斜めに挿入する傘除水機を例に説明したが、挿入方向や移動方向は斜めではなく、水平方向でも垂直方向でもこれらを組合せた方向に挿入や移動を行う傘除水機であっても同様の効果が得られる
1 傘除水機、 2 挿入孔、 3 天板、 4 箱体、 5 切り欠き部、 6 ブロワ、 7 送気室、 8 隔壁、 9 除水室、 10 隔壁、 11 隔壁、 12 タンク、 13 排水室、 14 孔、 15 ノズル、 16 ガイドレール、 17 ブラケット、 18 石突き受け部、 19 連結部、 20 カバー、 21 滑車、 22 ガイドレール、 23 おもり、 24 スライダ、 25 ケーブル、 26 排水口、 27 傘、 28 手元、 29 石突き、 30 底面、 31 開口部、 32 傘布、 33 露先、 34 中心軸、 35 カバー、 36 ブラケット、 37 スライダ。
Claims (7)
- 箱体と、
前記箱体内部に設けられ、送風機と連通して空気を噴出するノズル部と、
前記箱体の一面に設けられた挿入孔から挿入された傘の石突きと当接する保持部と、
前記箱体内部に設けられたレール部と、
前記レール部に移動自在に設けられ、前記保持部を支える支持部と、
前記レール部を覆うレール保護部とを備える傘除水機。 - ノズル部から噴出される空気流の中心軸がレール部と略平行であることを特徴とする請求項1記載の傘除水機。
- レール保護部は、保持部と前記保持部を支える支持部との間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の傘除水機。
- レール保護部は、保持部と支持部の間に形成された空間内に設けられていることを特徴とする請求項3記載の傘除水機。
- 保持部は、挿入された傘の石突きが当接する石突き受け部と、前記石突き受け部を支えるとともに支持部を介してレール部に取り付けられる連結部とを有し、前記石突き受け部が前記連結部上の前記レール部の幅よりも狭い範囲に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の傘除水機。
- 箱体と、
前記箱体内部に設けられ、送風機と連通して空気を噴出するノズル部と、
前記箱体の一面に設けられた挿入孔から挿入された傘の石突きに押されて移動する可動部と、
前記可動部と連動して移動するおもりと、
前記箱体内部に設けられたレール部と、
前記レール部に移動自在に設けられ、前記おもりを支える支持部と、
前記レール部を覆うレール保護部とを備える傘除水機。 - レール部、支持部及びおもりは、前記レール保護部内に設けられていることを特徴とする請求項6記載の傘除水機。
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