JP2009249751A - ドローイングマシン - Google Patents

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    • D03J1/14Apparatus for threading warp stop-motion droppers, healds, or reeds

Abstract

【課題】経糸を引き通されたハーネスの移送を引き通し前の移送から分離してハーネスの安定した移送と迅速かつ容易な排出を実現する。
【解決手段】キャリア48はキャリア供給位置90から経糸引き通し位置23に至るまで整列されている。経糸引き通しが完了すると、スプロケット33、34によってキャリア48が定ピッチ移動する。非定ピッチ送りモータ57に連動する押動部材45は経糸Wを引き通されたキャリア48を移動し、規制部材46が後続するキャリア48を経糸引き通し位置23に規制する。非定ピッチ送りモータ57は独立して作動し、押動部材45がキャリア48を所定の排出位置へ移動する。キャリア48のヘルドは位置決め手段により固定され、ヘルド押し出し手段96によって排出される。非定ピッチ送り手段は定ピッチ送り手段と無関係にキャリア48を移動するため、移動タイミングを広い範囲で自由に設定することができる。
【選択図】図3

Description

本願発明は、ヘルドあるいはドロッパー等のハーネスに経糸を引き通すドローイングマシン、特にハーネス供給位置からハーネス排出位置へのハーネスの搬送に関するものである。
ハーネスに経糸を自動的に引き通すドローイングマシンにおけるハーネス搬送システムとしては、特許文献1に開示された発明が知られている。
特許文献1に開示されたドローイングマシーンは、ハーネスメンバーである例えばヘルドLIを貯蔵部分から分離する場所Aと、経糸KFをヘルドLIへ引き通す場所との間で、個々に分離されたヘルドLIを移送する装置を有する。
移送装置はヘルドLIの長さに合わせて間隔を開けた上下2枚の板20、各板20の周囲に環状に配設された歯つきベルト21とチェーンリンク22及び歯つきベルト21が噛み合う4箇所のガイドローラ23から構成される。上下の歯つきベルト21はモータに連結したガイドローラ23によって間欠的に駆動される。
分離された各ヘルドLIを保持する保持手段は、上下の歯つきベルト21にそれぞれ一定の相互間隔を置いて取り付けられた多数のピン24によって構成されている。上下の歯つきベルト21のピン24は貯蔵部分の前において分離された個々のヘルドLIの上部と下部をを確実に保持し、経糸を引き通しする場所へ移送する。ヘルドLIは経糸を引き通しする場所において位置決め手段HP、SPにより位置決めされる。
経糸を引き通されたヘルドLIはピン24によって保持されたまま、上下の歯つきベルト21の間欠的な移動により別の場所へ移送される。ここでヘルドLIは上下の歯つきベルト21のピン24から開放され、織機のヘルドLI用サポートメンバー12へ引き渡される。
特許第3213813号公報
織機には、織り柄を含む織物組織の種類に応じて多数の綜絖枠が装着され、現状では最大24枠まで装着されている。これらの綜絖枠には設定された織物組織を製織できるようにプログラムされた経糸を保持する多数の綜絖が取り付けられている。従って、ドローイングマシンではプログラム通りに所定のヘルドに所定の経糸が引き通されるとともに所定の綜絖枠に装備されるヘルド保持バーに引き渡されるように構成されている。
特許文献1に開示されたドローイングマシンは、環状の歯つきベルト21全体に一定の間隔でヘルド保持用のピン24を設けた構成であるため、多数のヘルドが歯つきベルト21に並んで保持され、サポートメンバー12への引き渡し位置へ定ピッチで順次移送される。このため、以下のような種々の問題が生じている。
(1)サポートメンバー12は織物組織に応じて多数配列されており、ヘルドはプログラムされたサポートメンバー12に受け渡されなければならない。このため、先に移送されてきたヘルドよりも後から移送されたヘルドを先に受け渡すなどの作業が頻繁に生じ、ヘルドの受け渡しタイミングの制御が非常に複雑である。
(2)ヘルドは歯つきベルト21によって一定の速度で間欠的に移送されているため、プログラムされたサポートメンバー12の位置に達するまでに多くの時間を要し、ドローイングマシンの作業時間が長くならざるを得ない。
(3)貯蔵部分からのヘルドの受け取りはサポートメンバー12へのヘルド受け渡しを基準にして制御しなければならないため、ヘルドの受け取り及び受け渡しの作業プログラムが非常に複雑である。
(4)サポートメンバー12へのヘルド受け渡し位置では、歯つきベルト21に多数のヘルドが保持されているため、作業者によるヘルドの不具合を見つけ難い状態にある。また、作業者の監視によってヘルドの不具合が発見されても、不具合ヘルドの処理は多数のヘルドの存在により非常に繁雑である。
本願発明の目的は、経糸を引き通されたハーネスの移送を引き通し前の移送から分離してハーネスの安定した移送と迅速かつ容易な排出を実現することにある。
請求項1に記載の本願発明は、貯蔵装置から分離されたハーネスをハーネス供給位置で受け取って経糸引き通し位置へ搬送し、経糸を通された個々のハーネスをハーネス排出位置へ搬送するシステムを備えたドローイングマシンにおいて、前記ハーネスを保持する多数のキャリアをキャリアガイドに移動可能に取り付け、前記貯蔵装置から分離された個々のハーネスを個々のキャリアによって前記ハーネス排出位置まで個別に保持し、前記キャリアを前記ハーネス供給位置から経糸引き通し位置へ定ピッチで移動する定ピッチ送り手段と前記キャリアを前記経糸引き通し位置からハーネス排出位置へ非定ピッチで移動する非定ピッチ送り手段とを設けたことを特徴とする。なお、本願明細書においてハーネスとは、ヘルド又はドロッパーを指すものである。
請求項1記載の本願発明によれば、ハーネスを保持するキャリアが独立しているため、ハーネスの安定した移送を維持しながら、経糸引き通し位置より前の領域におけるハーネスの移送と後の領域におけるハーネスの移送とを分離することができ、ハーネスの排出に適したキャリアの移動を自由に設定することができる。
請求項2に記載の本願発明は、前記非定ピッチ送り手段は前記キャリアを前記定ピッチ送り手段よりも高速で移動することを特徴とするため、キャリアをハーネス排出位置へ高速移動することによりハーネスの排出作業時間を短縮することができる。
請求項3に記載の本願発明は、前記非定ピッチ送り手段は、環状に配置され、モータにより駆動される周回ベルトと前記周回ベルトに180度の位相を持って取り付けられたキャリアの押動部材とにより構成したことを特徴とするため、経糸引き通し後のハーネスをハーネス排出位置の所定位置へ単独で移送することができ、所定位置へ到達後即座にハーネスを排出することができる。
請求項4に記載の本願発明は、前記キャリアは前記ハーネスに形成された孔に嵌合する保持ピンと前記非定ピッチ送り手段に係合する被駆動部とを備えたことを特徴とするため、ハーネスの安定保持と異なる2つの送り手段に対応できるキャリアを簡単な構造で形成することができる。
請求項5に記載の本願発明は、前記キャリア及び前記キャリアガイドはいずれか一方に嵌合部を形成し、他方に被嵌合部を形成し、両者を嵌合することによって前記キャリアを前記キャリアガイドに移動可能に取り付けたことを特徴とするため、キャリアとキャリアガイドとの関係を嵌合構造で形成するので、構成が簡単である。
請求項6に記載の本願発明は、前記キャリアガイドに環状の案内溝を形成し、前記案内溝が対向するように配置された2つのキャリアガイドの各案内溝に前記キャリアの上部及び下部を嵌合したことを特徴とするため、キャリアとキャリアガイドとの関係を溝嵌合で形成するので、構成が簡単である。
請求項7に記載の本願発明は、前記ハーネスはヘルドであり、前記ヘルドは上部保持用と下部保持用との一対のキャリアにより上下方向に緊張状態で保持されることを特徴とするため、比較的長いヘルドを緊張状態にすることにより安定して保持することができる。
請求項8に記載の本願発明は、前記ハーネスはドロッパーであり、前記ドロッパーは上部に形成された孔に嵌合する2本の保持ピンを備えたキャリアによって保持されていることを特徴とするため、ドロッパーを安定状態で片持ち保持することができる。
請求項9に記載の本願発明は、前記ハーネス排出位置には、ハーネスの排出領域をカバーする単一のハーネス押し出し手段が配設されていることを特徴とするため、単一のハーネスがハーネス排出位置に存在するだけであるため、ハーネスの排出制御が容易になるとともに単一のハーネス押し出し手段を簡略化することができる。
請求項10に記載の本願発明は、前記ハーネス供給位置、経糸引き通し位置及び前記ハーネス排出位置には、それぞれ前記キャリアの位置決め手段が配設されていることを特徴とするため、キャリアを位置決めすることによりハーネスの供給、経糸の引き通し及びハーネスの排出を安定して行なうことができる。
本願発明は、ドローイングマシンにおいて経糸引き通し後のハーネスの移送を経糸引き通し前の移送と分離して行なうことができ、ハーネスを安定移送することができるとともに迅速かつ容易な排出を行なうことができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1によってドローイングマシンの概要を説明する。図示しないワープビームから引き出され、保持枠1に掛けられた多数の経糸Wを挟んでエアノズル2及び複数のエアガイド3、4、5が直線状に配列されている。また、エアノズル2と経糸Wとの間にはガイドバー6が設置されている。エアガイド4の上方にはドロッパー搬送機構7が配設され、エアガイド5の上方及び下方には対となるように配置されたヘルド搬送機構8が配設されている。エアガイド5の端部には若干の間隔を開けて多数の筬羽9を備えた筬10が直角に配置されている。筬羽9を挟んでエアガイド5と対向する位置には流体的あるいは機械的な機構を有する筬羽拡開手段11が配設されている。
保持枠1の経糸Wは他の経糸から分離後カットされ、エアノズル2からの噴射空気流によりガイドバー6に案内されながらエアガイド3、4、5を通り、筬10に達する。ドロッパー搬送機構7はドロッパー供給装置12が配置されているドロッパー供給位置13において分離されたドロッパー14(本願発明のハーネスに相当する)を受け取り、図1の反時計方向に移送してエアガイド3及び4の隙間に該当する経糸引き通し位置15に位置決めする。経糸引き通し位置15では、ドロッパー14の経糸孔14b(図7、8参照)がエアガイド3及び4のガイド孔と一致され、エアノズル2によって噴射された経糸Wが経糸孔14bに引き通される。ドロッパー搬送機構7は経糸Wを保持したドロッパー14をさらに反時計方向に移送してドロッパー排出位置16に位置させ、対向して配設された複数の保持レールを備えたドロッパー受け取り手段17に受け渡される。
ヘルド搬送機構8では左向き用ヘルド供給装置18が配置されているヘルド供給位置19又は右向き用ヘルド供給装置20が配置されているヘルド供給位置21において選択されたヘルド22(本願発明のハーネスに相当する)が供給される。ヘルド22はヘルド搬送機構8によって反時計方向に移送され、エアガイド4及び5の隙間に該当する経糸引き通し位置23に位置決めされる。経糸引き通し位置23では、ヘルド22の経糸孔22c(図5参照)がエアガイド4及び5のガイド孔と一致され、エアガイド4によって案内された経糸Wが経糸孔22cに引き通される。経糸Wを保持したヘルド22はさらに反時計方向にヘルド排出位置24まで移送され、ここで対向位置に配設された複数の綜絖枠を備えるヘルド受け取り手段25に受け渡される。
エアガイド5を案内された経糸Wは、経糸引き通し位置26においてエアガイド5から噴射される空気流及び筬羽拡開手段11により開かれた筬羽9の隙間に引き通される。
以上の説明では、経糸Wを引き通されたドロッパー14及びヘルド22の各排出位置16及び24への移送を個別に説明したが、実際には、ドロッパー14、ヘルド22及び筬羽9への経糸引き通し作業は同時に行なわれる。即ち、保持枠1からの経糸Wの分離機構(図示せず)、エアノズル2の空気流噴射機構及び移動機構(図示せず)、ドロッパー搬送機構7及びヘルド搬送機構8は制御装置27に有線あるいは無線によって接続されている。なお、経糸の保持枠1及び筬10は定位置に固定されている。このため、制御装置27の指令により、エアノズル2、エアガイド3、4、5及び筬羽拡開手段11、ドロッパー搬送機構7、ヘルド搬送機構8が保持枠1及び筬10に対して経糸引き通しに必要な位置まで移動する。また、ドロッパー供給装置12からドロッパー14の供給と経糸引き通し位置15への移送及び左向き用ヘルド供給装置18又は右向き用ヘルド供給装置20からの選択されたヘルド22の供給と経糸引き通し位置23への移送が行なわれる。従って、ドロッパー14及びヘルド22がそれぞれ経糸引き通し位置15、23に位置決めされた時点でエアノズル2から空気流が噴射され、経糸Wが同時に引き通され、その後同時に受け取り手段17、25側へ受け渡される。
図2〜図6において、ヘルド搬送機構8の詳細を説明する。2本の支柱28、29は上部キャリアガイド30a、30b及び下部キャリアガイド31a、31bをヘルド22の長さに対応した間隔で支持する。また、2本の支柱28、29はねじシャフトを使用しており、ヘルド22の長さに応じて上部キャリアガイド30a、30b及び下部キャリアガイド31a、31bの間隔を調整することができる。上部キャリアガイド30a、30b及び下部キャリアガイド31a、31bは略同一形状に形成されており、図3に代表的に示した上部キャリアガイド30aから明らかなように、略長方形の板により構成され、その上面周囲に環状の案内溝32を有する。案内溝32は図5に示すように、上部キャリアガイド30a、30bの内側の壁面が外側の壁面よりも高くなるように形成されている。上部キャリアガイド30a、30bは各案内溝32が対向するように一定の間隔を開けて支柱28、29に固定されている。下部キャリアガイド31a、31bも同様である。
上部キャリアガイド30aのコーナー部4箇所には、スプロケット33、34、35、36がそれぞれ回転軸37、38、39、40に設けられている。スプロケット33、34は上部キャリアガイド30b(図2参照)上面に配設されたそれぞれの回転軸37、38上のプーリ41、42を介してベルト43によって連結される。スプロケット33、34及びベルト43を含む構成は後述するキャリア48の定ピッチ送り手段を構成する。
スプロケット35、36は周回ベルトとしてのタイミングベルト44によって連結されている。タイミングベルト44は180度位相の異なる位置にそれぞれ対となる押動部材45、45a及び規制部材46、46aを備えている。スプロケット35、36及び押動部材45、45aを有するタイミングベルト44を含む構成はキャリア48の非定ピッチ送り手段を構成する。タイミングベルト44の歯部には、押動部材45、45a及び規制部材46、46aの取り付け位置を除いた部分に所定間隔毎にコの字状の補強部材47が取り付けられ、タイミングベルト44の浮き上がりを防止している。
スプロケット33、34を含む定ピッチ送り手段及びスプロケット35、36含む非定ピッチ送り手段は、図2に示した下部キャリアガイド31b上面に上部キャリアガイド30aと同一構造体で配設されている。従って、下部キャリアガイド31bのスプロケットは、図示されてないが、以下ではスプロケット33、34と同一の符号を用いて説明する。
図2に示す下部キャリアガイド31a上面には、サーボモータ又はステッピングモータ等からなる定ピッチ送りモータ49が配設されている。定ピッチ送りモータ49は制御装置27(図1参照)の指令により間欠的に回転し、回転軸50、プーリ51、ベルト52及びプーリ53を介して回転軸37を間欠回転する。なお、54はヘルド22の長さに合わせて上部キャリアガイド30aと下部キャリアガイド31aとの間隔が調整された時、共用の回転軸37の長さを調整する継手である。回転軸37は上部キャリアガイド30aのスプロケット33と下部キャリアガイド31bのスプロケット33との双方に連結し、駆動する。上部キャリアガイド30bの上面に突出する回転軸37にはさらにプーリ41が固定され、ベルト43及び回転軸38に固定したプーリ42を介してスプロケット34を積極的に駆動する。一方、下部キャリアガイド31bの下面側に突出した回転軸37にも図示しないプーリが固定されており、下部キャリアガイド31bの下面に配置したベルト55、プーリ56を介して下部キャリアガイド31bのスプロケット34が駆動される。
上部キャリアガイド30bの上面には、サーボモータ又はステッピングモータ等からなる非定ピッチ送りモータ57が設けられている。非定ピッチ送りモータ57は制御装置27(図1参照)の指令により間欠的に回転されるが、その回転量が予め設定されたプログラムに基づく制御装置27の指令の種類により種々変更される。非定ピッチ送りモータ57の回転軸39はスプロケット36を駆動するため、タイミングベルト44を介してスプロケット35が駆動され、押動部材45、45a及び規制部材46、46aがスプロケット35、スプロケット36間を周回される。
一方、下部キャリアガイド31bの下面には、サーボモータ又はステッピングモータ等からなる非定ピッチ送りモータ58が設けられている。非定ピッチ送りモータ58は制御装置27(図1参照)の指令により非定ピッチ送りモータ57と同期して間欠回転するように制御されている。非定ピッチ送りモータ58の回転軸59は下部キャリアガイド31bのスプロケット62及び周回ベルトとしてのタイミングベルト61を介してスプロケット60を駆動する。従って、タイミングベルト61に取り付けた押動部材63及び規制部材64a(図示されていないが、押動部材45、45a及び規制部材46、46aと同一の構造であり、押動部材63a及び規制部材64が存在する)はスプロケット60、スプロケット62間を周回される。なお、非定ピッチ送りモータ57及び58の同期制御のために、スプロケット35の回転軸38及びスプロケット60の回転軸65にそれぞれロータリーエンコーダ66、67が設けられている。また、135はキャリア48に保持され、経糸引き通し位置23に搬送されるヘルド22の位置を規制するヘルド案内板で、上部キャリアガイド30a、30b側と下部キャリアガイド31a、31b側の2箇所に配設されている。
ヘルド22を保持するキャリア48の構造を図4に基づいて説明する。キャリア48は垂直辺68と垂直辺68の上下部に水平に延びる上辺69及び下辺70により略コの字状に形成された本体を有する。垂直辺68、上辺69及び下辺70はキャリア48の移動方向(図4(c)の上下方向)前後に平面部71a、71bを有し、上辺69及び下辺70の背面に平面部71cを有する。多数のキャリア48はそれぞれの平面部71a、71bが相互に接触することにより安定状態で整列する。また、平面部71cは図5に示すように、上部キャリアガイド30a、30bの各案内溝32の内側壁面に接触して回り止め機能を有し、後述する保持ピン75が常に正面を向くように設定されている。
垂直辺68には上下方向に長いスリット72が図4(b)の左右方向に貫通する状態で穿設され、また大径部と小径部からなる貫通孔73がスリット72と交差する形で穿設されている。貫通孔73には対応する大径部と小径部を有する支持ピン74が上方から挿通されている。ヘルド22の保持ピン75は若干上方へ傾斜した状態でスリット72を通り、支持ピン74の大径部に設けた傾斜孔74aに圧入の方法で固定されている。貫通孔73の大径部内にはスプリング76が挿入され、支持ピン74を上方へ付勢するが、保持ピン75がスリット72の上端に当接することにより安定する。従って、支持ピン74の上端を押圧することにより保持ピン75をスリット72の範囲内で上下動させることができる。
上辺69と下辺70との間の空間には、非定ピッチ送り手段を構成するタイミングベルト44、61の押動部材45、45a、63、63aと係合する円柱からなる被駆動部77が介在されている。被駆動部77は上辺69側及び下辺70側から円形の摺動ピン78の軸79及び円形の摺動ピン80の軸81がそれぞれ嵌入し、上辺69及び下辺70に固定されることにより一体化されている。摺動ピン78、80の端面には後述する位置決め手段84の作用を受ける円形の凹部82、83が刻設されている。
図4に示したキャリア48の姿勢は上部キャリアガイド30a、30bに案内される場合を示しており、下部キャリアガイド31a、31bに案内される場合は図4のキャリア48を反転させた姿勢となるのみで、同一構造のキャリア48が使用される。ヘルド供給位置19又は21において、左向き用ヘルド供給装置18又は右向き用ヘルド供給装置20から供給されたヘルド22は上部キャリアガイド30a、30bに案内されるキャリア48の上向きの保持ピン75に上端側の保持孔22aが挿入され、下部キャリアガイド31a、31bに案内されるキャリア48の下向きの保持ピン75に下端側の保持孔22bが挿入されることにより保持される。
ヘルド供給位置19、21及び経糸引き通し位置23には、ボールプランジャーからなる位置決め手段84が設けられ、図5に示した構造を有する。上部キャリアガイド30a及び30bに形成された案内溝32の中心位置に、案内溝32側を若干小径にした貫通孔85が穿設され、内部にスプリング86により付勢されたボール87が移動可能に嵌挿されている。貫通孔85はスプリング86側を上部キャリアガイド30a及び30bの下面及び上面にボルト88により固定された蓋89によって閉鎖され、ボール87の一部はスプリング86の付勢により案内溝32内に突出している。キャリア48は図3に示すように、摺動ピン78、80を案内溝32に嵌合した状態で移動される。キャリア48がヘルド供給位置19、21及び経糸引き通し位置23に到達すると、位置決め手段84のボール87は摺動ピン78、80の各凹部82、83に嵌合し、キャリア48の姿勢を一時的に固定する。位置決め手段84は同一構造のものが下部キャリアガイド31a及び31bに形成された案内溝32にも上部キャリアガイド30a及び30b側と位相を合わせて設けられている。
図3に示すキャリア供給位置90には、送られてきたキャリア48の戻りを防止する位置決め手段91が設けられている。位置決め手段91は上部キャリアガイド30a上面に固定されたケース92内の貫通孔に収納されたプランジャー93とスプリング94により構成されている。プランジャー93はキャリア48の被駆動部77に対応して配置され、キャリア48の移動方向(図3の矢印方向)に向けて傾斜されている。プランジャー93をキャリア48側へ付勢するスプリング94はケース92に固定した受け板95により支持されている。なお、位置決め手段91は下部キャリアガイド31a上面にも上部キャリアガイド30a側と位相を合わせて配設されている。
図1において説明したヘルド排出位置24は、ヘルド受け取り手段25に配列された多数の綜絖枠にヘルド22を選択的に受け渡すための位置であり、図2及び図3に示すように非定ピッチ送り手段のスプロケット35、60からスプロケット36、62までの広い領域を指す。
このヘルド排出位置24には、上部キャリアガイド30aの下面と下部キャリアガイド31aの上面とにそれぞれヘルド押し出し手段96、97が設けられている。ヘルド押し出し手段96、97は同一構成であるため、ヘルド押し出し手段96の構造についてのみ説明する。ヘルド押し出し手段96はヘルド排出位置24の領域をカバーする長さを有し、上下に幅のある板材で形成され、支軸98を介してシリンダー99によりヘルド受け取り手段25側へ往復動される。シリンダー99の作動は制御装置27の指令により、ヘルド排出位置24にキャリア48が移動されたときにのみ行なわれる。
また、ヘルド排出位置24には、上部キャリアガイド30b下面とタイミングベルト44との間に、図6に示した位置決め手段100が配設されている。位置決め手段100はヘルド排出位置24の全領域をカバーする長さを有する薄板状の位置決め部材101及び位置決め部材101を軸102を介して作動するシリンダー103とから構成されている。位置決め部材101はキャリア48の移動方向の平面部71、71間の幅が収容可能な波形状の規制部104を有する。なお、下部キャリアガイド31b上面とタイミングベルト61との間にも位置決め手段105が配設されているが、位置決め手段100と同一構成であるため、詳細な説明を省略する。
次に、ドロッパー搬送機構7の構造について説明する。なお、ドロッパー搬送機構7はキャリアとキャリアを案内するキャリアガイド及びキャリアの定ピッチ送り手段と非定ピッチ送り手段を備える点、それらの具体的な構造に関する点において基本的にヘルド搬送機構8と略同一であるため、異なる構造と機能についてのみ以下に説明する。同一構造部分については同一の符号を使用し、同一機能を有するものとする。
ドロッパー14の長さはヘルド22に比して短いため、キャリア106はヘルド搬送機構8の上部キャリアガイド30a、30bに相当するキャリアガイド107、108によって案内される。キャリア106は垂直辺109と垂直辺109の上下部に水平に延びる上辺110及び下辺111により略コの字状に形成された本体を有する。上辺110と下辺111との間の空間には、ヘルド搬送機構8で説明した非定ピッチ送り手段のタイミングベルト44に設けた押動部材45、45aと係合する円柱状の被駆動部112が介在されている。被駆動部112は上辺110側から円形の摺動ピン113により、下辺111側から円形の摺動ピン114によって各辺110、111に固定され、一体化されている。
垂直辺109の正面(図7の右側)に上下方向に穿設されたスリット115には、上方に傾斜した保持ピン116及び下方に傾斜した保持ピン117が挿入され、それぞれの端部が被駆動部112に形成した有底孔に圧入されている。キャリア106の上下にある摺動ピン113及び摺動ピン114はそれぞれキャリアガイド107、108に形成した環状の案内溝118、119に嵌合し、移動される。ドロッパー供給位置13において、ドロッパー供給装置12から分離されたドロッパー14は、その上部に穿設された保持孔14aがキャリア106の保持ピン116及び117に挿入されることにより保持される。保持ピン116はドロッパー14の保持機能を有し、保持ピン117はドロッパー14の回り止め機能を有する。
以上のように構成された第1の実施形態の作用をヘルド搬送機構8により代表して以下に説明する。なお、上部キャリアガイド30a、30bにおけるキャリア48の動作と下部キャリアガイド31a、31bにおけるキャリア48の動作は同期し、同一の動作を行なうため、異なる動作が生じる場合以外は上部キャリアガイド30a、30bにおけるキャリア48により説明することとする。
キャリア48は上部キャリアガイド30a、30bの案内溝32に嵌合し、図3に示すように、キャリア供給位置90から経糸引き通し位置23に至るまでキャリア48の平面部71が接する状態で整列されている。また、キャリア48はヘルド供給位置19、21、経糸引き通し位置23及びキャリア供給位置90において、それぞれの位置決め手段84及び91によって一時的に固定され、姿勢が安定されている。また、押動部材45は経糸Wを引き通されたヘルド22を保持するキャリア48aを図3の実線位置で係止しており、規制部材46は経糸引き通し位置23に達したキャリア48を一時規制している。
この状態で、制御装置27から経糸引き通しの指令が出されると、エアノズル2から空気流が噴射され、経糸Wは経糸引き通し位置15に位置するドロッパー14とともに経糸引き通し位置23に位置するヘルド22及び筬羽9間に引き通される。経糸引き通しが完了すると、非定ピッチ送りモータ57、58が作動される。押動部材45はキャリア48aを制御装置27から指令された所定の排出位置、例えば図3の仮想線で示したキャリア48bの位置へ1回の動作で移動する。キャリア48bがヘルド排出位置24の所定位置に停止されると、位置決め手段100の作動により位置決め部材101が前進し、規制部104がキャリア48の平面部71に接触して位置決めを行なう(図6の実線位置参照)。続いて、シリンダー99の作動によりヘルド押し出し手段96、97が前進(図3の仮想線参照)し、ヘルド22をヘルド受け取り手段25の定められた綜絖枠に受け渡す。
ヘルド22の受け渡しが完了すると、非定ピッチ送りモータ57、58が再度作動することによって、押動部材45及び規制部材46は図3の右側位置に移動し、押動部材45a及び規制部材46aに置き換わった状態で次の経糸引き通し作業まで待機する。従って、ヘルド排出後のキャリア48bは、押動部材45がスプロケット36を周回する時キャリア供給位置90側へ送られる。一方、押動部材45aはスプロケット35を周回し、経糸引き通し位置23の経糸Wを引き通されたキャリア48を受け取ってキャリア48aの位置に移動する。同時に規制部材46aは経糸引き通し位置23に隣接した位置に停止する。
次に、定ピッチ送りモータ49が作動し、スプロケット33、34の一定量の回転により整列しているキャリア48が一定ピッチだけ移動される。経糸引き通し位置23に到達した先頭のキャリア48は待機している規制部材46aによって受け止められ、一時規制される。同時に先頭のキャリア48は経糸引き通し位置23において位置決め手段84により位置決めされ、姿勢が安定する。
また、ヘルド供給位置19、21におけるキャリア48へのヘルド供給作業では、図示しない押圧部材によりキャリア48の支持ピン74が若干押し下げ又は押し上げられ、ヘルド保持孔22a又は22bがキャリア48の保持ピン75に挿入され易くしている。保持ピン75はヘルド保持孔22a、22bに挿入後スプリング76により復帰するため、ヘルド22は上下方向に緊張された状態となり、姿勢が安定する。
これらの一連のステップを1サイクルとしてヘルド22への経糸引き通し作業と定ピッチ送り手段及び非定ピッチ送り手段によるキャリア48の移動が順次繰り返される。なお、非定ピッチ送り手段によるキャリア48の移動は定ピッチ送り手段と無関係に行なうことができるので、移動タイミングを広い範囲で自由に設定することができる。
前記した本願発明の第1の実施形態では、以下の作用効果が得られる。
(1)ヘルド22を保持するキャリア48が個別に構成されている点及び経糸引き通し位置23を基準にして非定ピッチ送り手段が独立して配設されている点から、経糸Wを引き通したキャリア48を単独で所定位置に自由に移動することができ、ドローイングマシンにおける一連の作業を迅速に行なうことができるとともに経糸引き通し作業のプログラムの簡略化が図れる。
(2)定ピッチ送り手段により経糸引き通し位置23へ移動されるキャリアを規制部材46、46aにより一時規制した状態で位置決め手段84により位置決めされるので、経糸引き通し位置23におけるキャリア48の位置が素通りすることなく正確に決定される。
(3)経糸Wの引き通し後のキャリア48は所定のヘルド排出位置24へ単独で移動されるため、作業者等による不具合ヘルドの監視が容易となり、修正作業も容易である。
(第2の実施形態)
図9に示す第2の実施形態は、第1の実施形態におけるキャリアガイドを変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態は、キャリアガイド120に支持レバー121によって支承された環状の案内リング122を配設したものである。キャリア123は案内リング122の径に対応した半円溝124を備えた本体125と弧面126を備えたカバー127、同じく弧面128を備えたカバー129から構成されている。
キャリア123の取り付けは、案内リング122に本体125の半円溝124を嵌合し、次に弧面126、127を案内リング122に合わせてカバー127、129を取り付け、ボルト130によって固定する。非定ピッチ送り手段を構成する押動部材45は本体125あるいはカバー127又は129の側面に係合することにより、キャリア123を移動することができる。キャリア123に備えた支持ピン131、保持ピン132、スリット133及びスプリング134に関する構造は第1の実施形態の構造と同一である。第2の実施形態は第1の実施形態と同様にキャリア123を定ピッチ移動及び非定ピッチ移動させることができる。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)第1の実施形態において、案内溝32をT字型溝に形成し、キャリア48の摺動ピン78を同じくT字型に形成して嵌合し、キャリア48を片持ち支持にした構成で実施してもよい。
(2)非定ピッチ送り手段の一部を構成する押動部材45、45a、63、63aはタイミングベルト44、61に3箇所以上取り付けるように構成しても良い。例えば押動部材が3箇所に存在する場合、ヘルド排出位置24に2つのキャリアが移動されるケースがあるため、ヘルド押し出し手段96、97を2分割にし、キャリアの停止位置に応じてヘルド押し出し手段96、97のいずれかを作動させるように構成すればよい。このように構成してもドローイングマシンの作業効率は従来技術よりも高めることができる。
(3)定ピッチ送り手段の一部を構成するスプロケット34はキャリア48の移動によって回転される消極駆動型に構成しても良い。
(4)スプロケット33、34の配設位置はコーナー部に限らず他の位置であってもよい。
(5)非定ピッチ送り手段の一部を構成するタイミングベルト44、61は平ベルトやチェーン等によって構成しても良い。
ドローイングマシンの概要を説明する斜視図である。 ヘルド搬送機構を示す正面図である。 図2の上部キャリアガイドを示す平面図である。 ヘルドを保持するキャリアを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図である。 ハーネス供給位置及び経糸引き通し位置の位置決め手段を示す一部断面側面図である。 ハーネス排出位置の位置決め手段を示す平面図である。 ドロッパーを保持するキャリアを示す一部断面側面図である。 図7の正面図である。 第2の実施形態を示すキャリアとキャリアガイドの一部断面側面図である。
符号の説明
2 エアノズル
3、4、5 エアガイド
7 ドロッパー搬送機構
8 ヘルド搬送機構
12 ドロッパー供給装置
13 ドロッパー供給位置
15、23、26 経糸引き通し位置
16 ドロッパー排出位置
17 ドロッパー受け取り手段
18、20 ヘルド供給装置
19、21 ヘルド供給位置
24 ヘルド排出位置
25 ヘルド受け取り手段
27 制御装置
30a、30b 上部キャリアガイド
31a、31b 下部キャリアガイド
32、118、119 案内溝
33、34、35、36、60、62 スプロケット
44、61 タイミングベルト
45、63 押動部材
46、64 規制部材
48、106、123 キャリア
49 定ピッチ送りモータ
57、58 非定ピッチ送りモータ
75、116、117、132 保持ピン
77、102 被駆動部
78、80、113、114 摺動ピン
84、91、100 位置決め手段
90 キャリア供給位置
96、97 ヘルド押し出し手段
107、108、120 キャリアガイド
122 案内リング
135 ヘルド案内板

Claims (10)

  1. 貯蔵装置から分離されたハーネスをハーネス供給位置で受け取って経糸引き通し位置へ搬送し、経糸を通された個々のハーネスをハーネス排出位置へ搬送するシステムを備えたドローイングマシンにおいて、
    前記ハーネスを保持する多数のキャリアをキャリアガイドに移動可能に取り付け、前記貯蔵装置から分離された個々のハーネスを個々のキャリアによって前記ハーネス排出位置まで個別に保持し、前記キャリアを前記ハーネス供給位置から経糸引き通し位置へ定ピッチで移動する定ピッチ送り手段と前記キャリアを前記経糸引き通し位置からハーネス排出位置へ非定ピッチで移動する非定ピッチ送り手段とを設けたことを特徴とするドローイングマシン。
  2. 前記非定ピッチ送り手段は前記キャリアを前記定ピッチ送り手段よりも高速で移動することを特徴とする請求項1に記載のドローイングマシン。
  3. 前記非定ピッチ送り手段は、環状に配置されモータにより駆動される周回ベルトと、前記周回ベルトに180度の位相を持って取り付けられたキャリアの押動部材とにより構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドローイングマシン。
  4. 前記キャリアは前記ハーネスに形成された孔に嵌合する保持ピンと前記非定ピッチ送り手段に係合する被駆動部とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
  5. 前記キャリア及び前記キャリアガイドはいずれか一方に嵌合部を形成し、他方に被嵌合部を形成し、両者を嵌合することによって前記キャリアを前記キャリアガイドに移動可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
  6. 前記キャリアガイドに環状の案内溝を形成し、前記案内溝が対向するように配置された2つのキャリアガイドの各案内溝に前記キャリアの上部及び下部を嵌合したことを特徴する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
  7. 前記ハーネスはヘルドであり、前記ヘルドは上部保持用と下部保持用との一対のキャリアにより上下方向に緊張状態で保持されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
  8. 前記ハーネスはドロッパーであり、前記ドロッパーは上部に形成された孔に嵌合する2本の保持ピンを備えたキャリアによって保持されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
  9. 前記ハーネス排出位置には、ハーネスの排出領域をカバーする単一のハーネス押し出し手段が配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
  10. 前記ハーネス供給位置、経糸引き通し位置及び前記ハーネス排出位置には、それぞれ前記キャリアの位置決め手段が配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のドローイングマシン。
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