JP2009249343A - エアゾール組成物 - Google Patents

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伸秀 川田
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Abstract

【課題】発泡させた際の柔軟性に富み、ぷるるんとした強い弾力を有するフォームやゲル状のフォームを形成し、その吐出物にせん断を加え、塗り伸ばすことによって展延性に富んだクリームやゲルになる、エアゾール組成物を創製する。
【解決手段】ポリエーテルウレタンと水とを含有する原液と発泡剤からなるエアゾール組成物であって、前記ポリエーテルウレタンの配合量が原液中0.5〜5重量%であり、
前記発泡剤の配合量が前記エアゾール組成物中0.5〜60重量%である。
【選択図】なし

Description

本発明はエアゾール組成物に関する。さらに詳しくは、ポリエーテルウレタンと水とを含有する原液と、発泡剤とからなり、前記ポリエーテルウレタンの配合量が前記原液中0.5〜5重量%であり、前記発泡剤の配合量が前記エアゾール組成物中0.5〜60重量%であるエアゾール組成物に関する。
従来、ポリエーテルウレタンを成分の一つとして使用する化粧料組成物が種々提案されている。たとえば特許文献1には、ポリエーテルウレタンとともに、少なくとも1種のアルキルポリグリコシド族の非イオン界面活性剤および/または1種のグリセリン型非イオン界面活性剤を含む化粧用組成物の技術が開示されている。
また、特許文献2には、ポリエーテルウレタンとともに、カチオン性界面活性剤を配合した毛髪処理剤組成物の技術が開示されている。
また、特許文献3には、ポリエーテルウレタンとともに、アニオン性界面活性剤および/または両性界面活性剤を配合した洗浄剤組成物の技術が開示されている。
特開平5−255040号公報 特開2002−80329号公報 特開2002−105493号公報
しかし、特許文献1の技術は、組成物の形態として泡状エアロゾルがあげられているが、実施例はシャンプーやコンディショナーについてであり、発泡剤の例示はない。さらに、シャンプーやコンディショナーのように界面活性剤を多く配合すると、発泡剤を用いて気泡を含有させてもぷるるんとした弾力を有する吐出物は得られにくいという問題がある。
また、特許文献2の技術は、界面活性剤を多く配合しており、使用者が製品を手に取り出す際または毛髪に塗布する際の感触を充分満足させることができないという問題がある。
また、特許文献3の技術は、優れた粘性を有し、起泡性および泡持続性に優れることが記載されているが、例示されているのはシャンプーやコンディショナーなどであり、強い弾力を有する泡を形成することができないという問題がある。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、発泡させた際の柔軟性に富み、ぷるるんとした強い弾力を有するフォームやゲル状のフォームを形成し、その吐出物にせん断を加え、塗り伸ばすことによって展延性に富んだクリームやゲルになる、エアゾール組成物を創製することを目的とする。
本発明のエアゾール組成物は、ポリエーテルウレタンと水とを含有する原液と発泡剤からなるエアゾール組成物であって、
前記ポリエーテルウレタンの配合量が原液中0.5〜5重量%であり、
前記発泡剤の配合量が前記エアゾール組成物中0.5〜60重量%であることを特徴としている。
また、前記原液の20℃における粘度が1,000〜1,000,000(mPa・s)であることが好ましい。
前記発泡剤が、ジメチルエーテルを含有し、
前記ジメチルエーテルが、エアゾール組成物中に6〜50重量%含有されてなることが好ましい。
前記発泡剤が炭素数3〜5の脂肪族炭化水素を含有し、
前記脂肪族炭化水素が、エアゾール組成物中に3〜60重量%含有されてなることが好ましい。
前記発泡剤が、溶解性圧縮ガスを含有し、
前記溶解性圧縮ガスが、エアゾール組成物中に0.5〜10重量%含有されてなることが好ましい。
前記原液が、界面活性剤を含有しないことが好ましい。
本発明のエアゾール組成物は、発泡させた際の柔軟性に富み、ぷるるんとした強い弾力を有するフォームやゲル状のフォームを形成し、その吐出物にせん断を加え、塗り伸ばすことによって展延性に富んだクリームやゲルになる、エアゾール組成物を創製することができる。
また、化粧品、医薬部外品、医薬品などの人体に使用する製品の基剤として有用であり、吐出すると発泡してフォームやゲル状のフォームを形成し、泡に指などで応力を印加すると、ぷるるんとした強い弾力を有する極めて特徴的な感触を味わうことができ、しかも展延性が優れていることから人体に好適に使用することができる。
本発明のエアゾール組成物は、ポリエーテルウレタンと水とを含有する原液と発泡剤からなるエアゾール組成物であって、
前記ポリエーテルウレタンの配合量が原液中0.5〜5重量%であり、
前記発泡剤の配合量が前記エアゾール組成物中0.5〜60重量%であることを特徴としている。
前記ポリエーテルウレタンは、水に配合することにより、粘度を高くすることができるとともに、油成分の分散性に優れた原液を形成することができるため、脂肪族炭化水素のような水に溶解しにくい発泡剤であっても均一に分散する目的で使用される。本願発明のエアゾール組成物は、大気中に吐出することにより、分散していた発泡剤が気化し、このときポリエーテルウレタンにより吐出物は発泡して内部に気泡を含有し、強い弾力性を示す。
前記ポリエーテルウレタンとしては、(ポリエチレングリコール(PEG)−240/デシルテトラデセス−20/ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI))コポリマーなどがあげられる。
前記ポリエーテルウレタンの配合量は、原液中0.5〜5重量%であり、1〜3重量%であることが好ましい。配合量が0.5重量%よりも少ない場合は原液の粘度が低く、弾力性の強い発泡物が得られにくくなる。一方、5重量%よりも多くなると原液の粘度が高くなりすぎ、塗り伸ばしにくくなるなど使用感が低下し、さらに充填しにくくなるなど取り扱いにくくなる。
前記水は、原液の主溶媒であり、前記ポリエーテルウレタンを溶解して所定の粘度を有する原液に調製するために配合される。前記水としては、たとえば、精製水、イオン交換水、生理食塩水、海洋深層水などがあげられる。
前記水の配合量は、原液中60〜99.5重量%であることが好ましく、さらには70〜99重量%であることが好ましい。水の配合量が60重量%よりも少ない場合は原液の粘度が高くなりすぎて取り扱いにくくなり、また使用感も低下する。一方、99.5重量%よりも多くなると原液の粘度が低くなりフォームやゲル状のフォームの弾力性が弱くなりやすい。なお、前述のように、ポリエーテルウレタンを溶解させると、原液は高粘度となるため、予め、水に有効成分などを配合しておくことが好ましい。
前記原液は、有効成分や界面活性剤、アルコール類など、用途や目的などに応じて配合される成分を予め水に配合しておき、これにポリエーテルウレタンを添加することにより調製することができる。また、ポリエーテルウレタンにより高粘度に保つことができるため、水に溶解しにくい油分を添加した場合であっても、分散性に問題を生じることは無く、良好に分散させることができる。
前記原液は、20℃での粘度が1,000〜1,000,000(mPa・s)であり、5,000〜800,000(mPa・s)であることが好ましい。原液の粘度が1,000(mPa・s)よりも小さい場合は水に溶解しない発泡剤などの成分を分散する力が低下しやすく、弾力性の強いフォームやゲル状のフォームになりにくい。一方、1,000,000(mPa・s)よりも高くなると原液をエアゾール容器等に充填しにくくなる、また、発泡剤と混合しにくくなる、などの問題がある。
前記原液の配合量は、エアゾール組成物中40〜99.5重量%であり、50〜99重量%であることが好ましい。原液の配合量が40重量%よりも少なくなると発泡剤を分散しにくくなり弾力性の強いフォームやゲル状のフォームが得られにくくなる。一方99.5重量%よりも多くなると発泡倍率が小さくなり、弾力性の強いフォームやゲル状のフォームが得られにくくなる。
前記発泡剤は、エアゾール容器内では原液中に溶解あるは分散しており、大気中に吐出されると原液から放出されて気化し、原液中に気泡を混合させてぷるるんとした弾力性を有するフォームやゲル状のフォームを形成することができる。発泡剤を用いて原液を2〜150倍、好ましくは2.5〜125倍に発泡させることで、フォームやゲル状のフォームに指などで応力を印加すると、ぷるるんと震えるような独特の弾力性を有するようになる。
前記発泡剤としては、たとえば、炭素数3〜5個の脂肪族炭化水素、ハイドロフルオロエーテル、ジメチルエーテル、溶解性圧縮ガスおよびこれらの混合物があげられる。前記炭素数3〜5個の脂肪族炭化水素としては、たとえば、プロパン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタンなどがあげられ、これらは単独で用いてもよく、混合してもよい。前記ハイドロフルオロエーテルとしては、たとえば、メチルパーフルオロブチルエーテル、エチルパーフルオロブチルエーテルなどがあげられ、これらは単独で用いてもよく、混合してもよい。前記溶解性圧縮ガスとしては、たとえば、炭酸ガス、亜酸化窒素ガスなどの水に対するオストワルド係数が0.5以上であるものがあげられ、これらは単独で用いてもよく、混合してもよい。前記オストワルド係数が0.5未満の場合、原液への溶解量が不充分なり発泡ににくくなるという問題がある。
前記発泡剤の配合量は、エアゾール組成物中0.5〜60重量%であり、1〜50重量%であることが好ましい。発泡剤の配合量が0.5重量%よりも少ない場合は発泡倍率が小さくなって強い弾力性が得られにくい。一方60重量%よりも多くなると発泡剤を分散あるいは可溶化しにくくなり、フォームやゲル状のフォームを形成しにくくなる。
前記炭素数3〜5個の脂肪族炭化水素やハイドロフルオロエーテルを含有する発泡剤を使用する場合、前記炭素数3〜5個の脂肪族炭化水素やハイドロフルオロエーテルは水への溶解度が1重量%以下と小さいためエアゾール容器内では原液中に分散しており、吐出すると原液を2〜150倍、好ましくは2.5〜125倍に発泡させて高い弾力性を有するフォームになる。また吐出物を塗り伸ばすと発泡剤が油分として作用してクリーム状になり、展延性がさらに向上し、塗り伸ばしやすくなる。なお吐出物の泡比重としては0.007〜0.5(g/ml)、好ましくは0.008〜0.4(g/ml)である。泡比重が0.007(g/ml)以下の場合、内部に含有される気体量が多くなりすぎてフォームの強度が弱くなり、ぷるるんとした弾力のあるフォームになりにくい。一方0.5(g/ml)以上の場合、内部に含有される気体量が少なく、ぷるるんとした弾力のあるフォームになりにくいという問題がある。
炭素数3〜5個の脂肪族炭化水素やハイドロフルオロエーテルを含有する発泡剤の配合量は、炭素数3〜5個の脂肪族炭化水素またはハイドロフルオロエーテルをエアゾール組成物中3〜60重量%、さらには5〜50重量%配合することが好ましい。配合量が3重量%よりも少ない場合は発泡倍率が小さくなり弾力性を有するフォームになりにくい。また塗り伸ばしてもクリーム状になりにくい。一方60重量%を越えると原液と分離しやすくなり均一な組成で吐出しにくくなる。また炭素数が3〜4個の脂肪族炭化水素を使用する場合は気化熱により原液がシャーベット状に固くなって発泡しなくなる。
前記ジメチルエーテルを含有する発泡剤を使用する場合、エアゾール容器内では原液に溶解しており、吐出すると原液を3〜10倍に発泡させて高い弾力性を有するゲル状のフォームになる。またこの吐出物を塗り伸ばすと、適度な付着性を有する冷たいゲルになり、塗布部に保持されると共に、冷却することができる。なお、この吐出物の泡比重としては0.10〜0.40(g/ml)、好ましくは0.12〜0.33(g/ml)である。泡比重が0.10(g/ml)以下の場合、内部に含まれる気体量が多く、ぷるるんとした弾力のあるゲル状のフォームになりにくい。一方0.40(g/ml)以上の場合、内部に含まれる気体量が少なく、ぷるるんとした弾力のあるゲル状のフォームになりにくいという問題がある。
ジメチルエーテルを含有する発泡剤の配合量は、ジメチルエーテルをエアゾール組成物中6〜50重量%、さらには8〜40重量%配合することが好ましい。ジメチルエーテルの配合量が6重量%よりも少ない場合は発泡倍率が小さくなり弾力性を有するゲル状のフォームになりにくい。また塗り伸ばしても冷たいゲルになりにくく、冷却感が得られにくい。一方50重量%を越えるとジメチルエーテルの気化熱により原液がシャーベット状に固くなって発泡しなくなる。
前記溶解性圧縮ガスを含有する発泡剤を使用する場合、エアゾール容器内では原液に溶解しており、吐出すると原液を2〜5倍に発泡させて高い弾力性を有するゲル状のフォームになる。また吐出物を塗り伸ばすと、適度な付着性を有するゲル状になる。なお吐出物の泡比重としては0.20〜0.50(g/ml)、好ましくは0.23〜0.45(g/ml)である。泡比重が0.20(g/ml)以下の場合、内部に含まれる気体量が多く、ぷるるんとした弾力のあるゲル状のフォームになりにくい。一方0.50(g/ml)以上の場合、ぷるるんとした弾力のあるゲル状のフォームになりにくく、また塗り伸ばしにくくなるという問題がある。
前記溶解性圧縮ガスを含有する発泡剤を使用する場合、溶解性圧縮ガスをエアゾール組成物中0.5〜10重量%、さらには1〜7重量%配合することが好ましい。溶解性圧縮ガスの配合量が0.5重量%よりも少ない場合は発泡倍率が小さくなり弾力性を有するゲル状のフォームになりにくい。一方10重量%を越えると圧力が高くなりすぎ、吐出時に飛び散りやすい。
なお、エアゾール組成物の圧力を高くして粘度の高いエアゾール組成物を吐出しやすくするなどの目的で、溶解性の低い圧縮ガスを加圧剤として配合してもよい。前記溶解性の低い圧縮ガスとしては、たとえば、窒素ガス、圧縮空気などがあげられる。前記溶解性の低い圧縮ガスにより、20℃におけるエアゾール容器内の圧力を0.3〜0.8(MPa)、さらには0.4〜0.7(MPa)に調整することが好ましい。圧力が0.3以下の場合、原液の粘度によっては吐出しにくくなる。一方0.9(MPa)以上の場合、吐出時に飛び散りやすくなるという問題がある。
前記原液には、前述の通り、用途や目的などに応じて適宜、有効成分、界面活性剤、アルコール類、油分、粉末などを配合することができる。
前記有効成分としては、たとえば、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩(ポリクオタニウム−11)、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジメチル硫酸塩、ポリビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体塩酸塩、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム−7)、塩化−o−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム−10)、塩化−o−〔2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム−24)、ヒドロキシエチルセルロースジメチルアリルアンモニウムクロライド(ポリクオタニウム−4)、などのカチオン性樹脂、ポリビニルピロリドン(PVP)、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(PVP/VA)などのノニオン性樹脂、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体、などの両性樹脂、アクリル酸アルカノールアミン、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン、アクリル酸・アクリル酸アクリルアミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル酸アルキル・メタクリル酸・シリコン共重合体、アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、クロトン酸・酢酸ビニル・ネオデカン酸ビニル共重合体、ポリウレタンなどのアニオン性樹脂などの頭髪用セット剤;後述する液状油分などの艶だし成分;ヒアルロン酸、カロニン酸、コンドロイチン酸、ムコイチン硫酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、トサカ抽出液などの保湿剤;パラアミノ安息香酸、アントラニル酸メチル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸メチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノー2−エチルヘキサン酸グリセリル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウムなどの紫外線吸収剤;アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどの酸化防止剤;安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノールなどの殺菌・防腐剤;パラフェノール石炭酸亜鉛、イソプロピルメチルフェノールなどの制汗剤、l−メントール、カンフルなどの清涼化剤;サリチル酸メチル、インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナクなどの消炎鎮痛剤;クロトリマゾール、硝酸オキシコナゾールなどの抗真菌剤;グリチルレチン酸などの抗炎症剤;クロタミトンなどの抗ヒスタミン剤;レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩化ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどのビタミン類;アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファンなどのアミノ酸;ドクダミエキス、オウバクエキス、メリローロエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、キナエキス、クララエキス、サクラソウエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などの抽出液;合成香料、天然香料などの香料;などがあげられる。
前記有効成分を配合する場合、原液中に0.1〜20重量%、さらには0.5〜10重量%配合することが好ましい。有効成分の配合量が0.1重量%よりも少ない場合は有効成分の効果が得られにくくなる傾向がある。一方、20重量%よりも多くなると吐出物中の有効成分濃度が高くなりすぎ、エアゾール組成物を少量吐出しても有効成分を過剰に塗布しやすくなり、有利な効果が得られない恐れがある。また、有効成分によっては泡の弾力性が弱くなる恐れがある。
前記界面活性剤は、発泡剤を原液中に分散しやすくし、さらにはエアゾール組成物を吐出したときにフォームやゲル状のフォームを形成しやすくする、などの目的で用いられる。
前記界面活性剤としては、たとえば、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコールなどのポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジ、トリ、テトラ、ヘキサ、デカなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミドなどの非イオン型界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸、α−オレフィンスルホン酸塩などのアニオン型界面活性剤;アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩などのカチオン型界面活性剤;酢酸ベタイン、レシチンなどの両性型界面活性剤;ポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノールポリマー誘導体、スチレン・マレイン酸重合物誘導体、アルキルビニルエーテルとマレイン酸の共重合物などの高分子型界面活性剤;N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸系界面活性剤;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体などのシリコーン系界面活性剤;ポリグリセリンとアミドアミンを主成分とするものなどがあげられる。これらの中でも、皮膚への刺激が小さく、エアゾール容器を腐食しにくい点から非イオン系界面活性剤、高分子型界面活性剤、シリコーン系界面活性剤などが特に好ましい。
前記界面活性剤を配合する場合、原液中0.01〜2重量%であることが好ましく、さらには0.05〜1重量%であることが好ましい。界面活性剤の配合量が0.01重量%よりも少ない場合は前述の効果が得られにくくなる。一方、2重量%よりも多くなるとフォームやゲル状のフォームの弾力性が低下しやすい。
前記アルコール類は、水に溶解しにくい有効成分などを配合するための溶解補助成分や、泡の起泡性や消泡性、乾燥性を調製するなどの目的で用いられる。
前記アルコール類としては、たとえば、エタノール、イソプロピルアルコールなどの炭素数が2〜3個の1価の低級アルコール、エチレングリコール、分子量が50,000以下であるポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、マルチトールなどの多価アルコールがあげられる。
前記アルコール類を配合する場合、原液中に1〜30重量%、さらには3〜20重量%配合することが好ましい。アルコール類の配合量が1重量%よりも少ない場合はアルコール類の配合効果が得られにくい傾向がある。一方、30重量%よりも多くなると発泡性が低下しやすく、フォームやゲル状のフォームの弾力性が低下しやすい傾向がある。
前記油分は、吐出後も原液中に分散してフォームやゲル状のフォームが消えた後でクリーム状になり塗り伸ばしやすくする、などの目的で用いられる。前記油分としては、たとえば、常温(25℃)で液体である液体油分と、常温(25℃)で固体である固体油分とに分類できる。
前記液体油分は、消泡後にクリーム状になりやすくする、頭髪や皮膚に艶や光沢を付与する、くし通りを良くする、などの目的で用いられる。前記液状油分としては、たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、乳酸セチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、コハク酸ジエトキシエチル、リンゴ酸ジイソステアリルなどのエステル油;流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン、ミネラルオイルなどの炭化水素;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル;アボガド油、ツバキ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、大豆油、綿実油、落花生油などの植物油;などがあげられる。
前記固体油分は、吐出時のフォームの硬さや泡持ちを良くする、消泡後にクリーム状になりやすくする、頭髪に使用する場合はセット感(柔軟性、再整髪性など)を調製するスタイリング補助剤、などとして用いられる。前記固体油分としては、たとえば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコールなどの炭素数が10〜20個の高級アルコール;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などの炭素数が10〜20個の高級脂肪酸;ジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・フェニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・コポリオールクロスポリマーなどのシリコーンエラストマーや高重合メチルポリシロキサンなどのシリコーン;キャンデリラワックス、ビーズワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポラワックス、合成ワックス、パラフィンワックス、ホホバワックス、ポリエチレンワックス、ラノリン、酢酸ラノリンなどのワックス類;などがあげられる。
前記油分を配合する場合、原液中に0.1〜20重量%、さらには1〜10重量%配合することが好ましい。前記油分の配合量が0.1重量%よりも少ない場合は油分を配合する効果が得られにくい。一方、20重量%よりも多くなると低温時にエアゾール組成物が固まりやすく、またフォームは硬くなるが弾力性が弱くなりやすい傾向がある。
前記粉末は、発泡剤を分散しやすくする分散補助剤、滑りを良くするなど使用感を向上させる、などの目的で用いられる。前記粉末としては、たとえば、ジメチコン・ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン・ビニルジメチコン・メチコンクロスポリマー、ポリメチルシルセスキオキサン、疎水性ビニルポリマーなどのシリコーンパウダー、タルク、カオリン、無水ケイ酸、酸化チタン、酸化亜鉛、ゼオライトなどの無機粉体、コーンスターチ、デンプン、シルク末などの有機粉体、ポリエチレン末、ナイロン末、架橋ポリエチレンなどの合成高分子粉体などがあげられる。
前記粉末を配合する場合、原液中に0.1〜10重量%、さらには0.5〜5重量%配合することが好ましい。粉末の配合量が0.1重量%よりも少ない場合は粉末の配合効果が得られにくい傾向がある。一方、10重量%よりも多くなると、容器を振ってエアゾール組成物を混合しても均一に分散しにくく均一な組成で吐出しにくくなる、付着面が白くなりやすい、粉末がエアゾールバルブや噴霧部材の孔部で詰まるなどの問題が生じやすい傾向がある。
なお、本発明のエアゾール組成物は、原液をエアゾール用耐圧容器に充填し、耐圧容器にバルブを取り付け、発泡剤を充填することにより調製することができる。
また、本発明のエアゾール組成物は、たとえば化粧品、医薬部外品、医薬品の基剤として使用することができる。即ち、前記エアゾール組成物の調製工程中、任意の工程において、目的とする化粧品、医薬部外品、医薬品の種類、作用効果などに応じて適宜有効成分を添加混合することができる。
本発明のエアゾール組成物は、たとえば、スタイリング剤、トリートメント剤、補修剤などの頭髪用品、シェービングクリーム、日焼け防止剤、収斂剤、しわ伸ばし、保湿剤、消炎鎮痛剤、鎮痒剤などの皮膚用品などに用いる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
評価方法を下記に示す。
<原液の粘度>
原液を20℃に調整し、ブルックフィールド粘度計を用いて原液粘度を測定した。
<原液の比重>
原液を20℃に調整し、比重カップを用いて原液の比重を測定した。
<泡比重(発泡倍率)>
容積が20mlの半球状のカップに発泡性エアゾール組成物を吐出し、フォームでカップを満たした。カップ内のフォームの重量を測定し、泡比重を算出した。
<フォームの弾力性>
エアゾール組成物を手のひらに吐出して発泡させ、フォームの弾力性を以下の基準により評価した。
○:フォームを指で軽くたたくとぷるるんと振動する。
×:振動しない。
<消泡後の状態>
フォームを指先で潰して消泡させたときの状態を以下の基準により評価した。
○1:塗り伸ばしやすいクリームになった
○2:塗り伸ばしやすいゲルになった
×1:液状になった
×2:固いゲルのまま
×3:固いシャーベット状
表1、2に示す組成の原液を調製した。
Figure 2009249343
Figure 2009249343
実施例1
原液A90g(90重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を10g(10重量%)充填した。エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。結果を表3に示す。
実施例2
液化石油ガスの代わりにジメチルエーテルを用い、ジメチルエーテルを原液中に溶解させたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
実施例3
原液Bを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
実施例4
原液Bを用いたこと以外は、実施例2と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
実施例5
原液Cを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
実施例6
原液Cを用いたこと以外は、実施例2と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
比較例1
原液Dを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
比較例2
原液Dを用いたこと以外は、実施例2と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
比較例3
原液Eを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
比較例4
原液Eを用いたこと以外は、実施例2と同様にしてエアゾール組成物を調整した。結果を表3に示す。
Figure 2009249343
表3に示されるように、ポリエーテルウレタンの配合量が0.5重量%を下回る場合(比較例1、比較例2)は、吐出後のフォームは液状で、弾力を有さず、指でたたいた場合であっても振動しなかった。また、ポリエーテルウレタンの配合量が5重量%を上回る場合(比較例3、比較例4)は、吐出後のフォームは固いゲル状であり、弾力を有さず、指でたたいた場合であっても振動しなかった。一方、実施例1〜6の吐出後のフォームは、塗り伸ばしやすいクリームまたはゲル状となり、指でたたいた場合、ぷるるんと振動した。
実施例7
原液Bを95g(95重量%)、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を5g(5重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
実施例8
原液Bを80g(80重量%)、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を20g(20重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
実施例9
原液Bを60g(60重量%)、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を40g(40重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
比較例5
原液Bを30g(30重量%)、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を70g(70重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
実施例10
原液Bを80g(80重量%)、発泡剤としてジメチルエーテルを20g(20重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
実施例11
原液Bを70g(70重量%)、発泡剤としてジメチルエーテルを30g(30重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
比較例6
原液Bを30g(30重量%)、発泡剤としてジメチルエーテルを70g(70重量%)充填した以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
実施例12
原液Bを99g(99重量%)、発泡剤として炭酸ガスを1g(1重量%)充填し、エアゾール容器を振とうして炭酸ガスを原液に飽和溶解させエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
実施例13
原液Bを96g(96重量%)、発泡剤としてイソペンタンを3.5g(3.5重量%)、加圧剤として窒素ガスを0.5g(0.5重量%)充填し、エアゾール容器を振とうして窒素ガスを原液に飽和溶解させエアゾール組成物を調製した。結果を表4に示す。
Figure 2009249343
表4に示されるように、液化石油ガスの配合量が60重量%を上回る場合(比較例5)は、吐出後のフォームは固いシャーベット状であり、弾力を有さず、指でたたいた場合であっても振動しなかった。また、ジメチルエーテルの配合量が50重量%を上回る場合(比較例6)は、吐出後のフォームは固いシャーベット状であり、弾力を有さず、指でたたいた場合であっても振動しなかった。一方、実施例7〜13の吐出後のフォームは、塗り伸ばしやすいクリームまたはゲル状となり、指でたたいた場合、ぷるるんと振動した。
以下、本発明の化粧品組成物の処方例をあげる。
(1)アンチエージング用フォーム
下記原液40g(80重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を10g(20重量%)充填した。エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。
原液
ポリエーテルウレタン 2.0
レチノール 1.0
3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.1
精製水 94.9
合計 100.0(重量%)
(2)シェービングフォーム
下記原液40g(80重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を10g(20重量%)充填した。エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。
原液
ポリエーテルウレタン 2.0
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
グリセリン 2.0
メチルパラベン 0.1
精製水 95.4
合計 100.0(重量%)
(3)保湿クリームフォーム
下記原液96g(96重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤としてイソペンタンを3.5g(3.5重量%)充填し、エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。さらに加圧剤として窒素ガスを0.5g(0.5重量%)充填した。
原液
ポリエーテルウレタン 1.5
ヒアルロン酸 0.1
グリセリン 3.0
メチルパラベン 0.1
精製水 95.3
合計 100.0(重量%)
(4)制汗ゲルフォーム
下記原液70g(70重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤としてジメチルエーテルを30g(30重量%)充填した。エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。
原液
ポリエーテルウレタン 2.0
パラフェノール石炭酸亜鉛 1.8
イソプロピルメチルフェノール 0.2
プロピレングリコール 0.5
エタノール 5.0
メチルパラベン 0.1
精製水 90.4
合計 100.0(重量%)
(5)殺菌消毒用ゲルフォーム
下記原液75g(75重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤としてジメチルエーテルを25g(25重量%)充填した。エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。
原液
ポリエーテルウレタン 2.0
塩化ベンザルコニウム 0.05
エタノール 20.0
メチルパラベン 0.1
精製水 77.85
合計 100.0(重量%)
(6)ヘアセット用ライトフォーム
下記原液50g(50重量%)をアルミニウム製耐圧容器に充填しバルブを固着した。バルブのステムから、発泡剤として液化石油ガス(20℃での蒸気圧が0.29MPa)を50g(50重量%)充填した。エアゾール容器を振とうすることにより原液に発泡剤を分散させた。
原液
ポリエーテルウレタン 2.0
POE(20)POP(8)セチルエーテル 1.0
メチルパラベン 0.1
95%無変性エタノール 3.0
タルク 1.0
アクリル樹脂アルカノールアミン液(*) 7.0
精製水 85.9
合計 100.0(重量%)
*:プラスサイズL−53P(商品名)、互応化学工業社製

Claims (6)

  1. ポリエーテルウレタンと水とを含有する原液と発泡剤からなるエアゾール組成物であって、
    前記ポリエーテルウレタンの配合量が原液中0.5〜5重量%であり、
    前記発泡剤の配合量が前記エアゾール組成物中0.5〜60重量%であるエアゾール組成物。
  2. 前記原液の20℃における粘度が1,000〜1,000,000(mPa・s)である請求項1記載のエアゾール組成物。
  3. 前記発泡剤が、ジメチルエーテルを含有し、
    前記ジメチルエーテルが、エアゾール組成物中に6〜50重量%含有されてなる請求項1記載のエアゾール組成物。
  4. 前記発泡剤が炭素数3〜5の脂肪族炭化水素を含有し、
    前記脂肪族炭化水素が、エアゾール組成物中に3〜60重量%含有されてなる請求項1記載のエアゾール組成物。
  5. 前記発泡剤が、溶解性圧縮ガスを含有し、
    前記溶解性圧縮ガスが、エアゾール組成物中に0.5〜10重量%含有されてなる請求項1記載のエアゾール組成物。
  6. 前記原液が、界面活性剤を含有しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアゾール組成物。
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