JP2009244796A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光走査部による光の走査状態などといった画像表示装置の状態を利用者に把握させることができる光走査型の画像表示装置を提供する。
【解決手段】光走査部による光の走査範囲のうち有効走査範囲Z外の位置に配置され、当該有効走査範囲Z外の位置に走査される光の一部が通過する開口領域50a〜50cと残りの光を遮光するマスク領域51とが形成された遮光部52と、光走査部によって有効走査範囲Z外の位置で走査された光のうち、遮光部52の開口領域50a〜50cを通過する光を装置外に出射する出射部60とを設け、画像表示装置の状態に応じて、複数の開口領域50a〜50cのうち光を通過させる開口領域を決定し、光走査部の走査位置が少なくともこのように決定した開口領域の位置のときに光源部から光を出射させるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置に関するものであり、特に、光源部から出射された光を2次元走査して画像を表示する光走査型画像表示装置に関するものである。
従来から、画像信号に基づいて生成した光を2次元走査して画像を表示する光走査型画像表示装置が知られている。
この種の光走査型画像表示装置では、光源部に単色性で指向性が高いレーザなどを用いており、この光源部から画像信号に応じた光を出射させ、光走査部で2次元走査する。そして、当該走査した光を投射対象に投射して画像を表示する。
例えば、光走査型画像表示装置として、2次元走査した光を利用者である観察者の瞳孔へ入射させて網膜上に直接、画像を結像させて表示を行うように構成した網膜走査型画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この網膜走査型画像表示装置は、例えば、眼鏡と同様に観察者の頭部に装着して使用するように構成されており、高精細で画角の大きい画像を提供できるという利点を有する。
また、走査型画像表示装置として、2次元走査した光をスクリーンに投影するレーザプロジェクタが知られている(例えば、特許文献2参照)。このレーザプロジェクタは、従来のメタルハライドランプを使用するものと比較して、小型かつ軽量で、色再現性の良い投射像を得られるという利点を有する。
ところで、レーザ光などを用いて画像を表示するためには、レーザ光の強度としてある程度の大きなものが必要である。そこで従来の走査型画像表示装置においては、安全性を高める為に、装置からの光の出射を遮断するものがある。
例えば、特許文献2では、レーザ光の走査が正常に行われない状態にあるときに、光走査部を所定位置で停止させて保持し、このように保持されている光走査部からのレーザ光を遮光部で遮光することで、レーザ光が装置外へ出射することを防止するようにしている。
特開2004−177477号公報 特開2006−85189号公報
しかしながら、上記特許文献2においては、レーザ光の走査が正常に行われていない場合にレーザ光が装置から出射することを防止することができるが、その利用者はなぜ装置からレーザ光が出射しないかなど、光の走査状態を把握することができない。
そこで、本発明は、光走査部による光の走査状態などといった画像表示装置の状態を利用者に把握させることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像信号に応じた光を出射する光源部と、前記光源部から出射された光を2次元走査する光走査部と、前記光源部と前記光走査部とを制御する制御部とを備え、前記走査された光によって有効走査範囲内で画像を表示する画像表示装置において、前記光走査部による光の走査範囲のうち有効走査範囲外の位置に配置され、当該有効走査範囲外の位置に走査される光の一部が通過する開口領域と残りの光を遮光するマスク領域とが形成された遮光部と、前記光走査部によって有効走査範囲外の位置で走査された光のうち、前記遮光部の開口領域を通過する光を装置外に出射する出射部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記遮光部には、前記開口領域が複数形成され、前記出射部には、各前記開口領域を通過する光をそれぞれ装置外に出射する複数の出射領域を有し、前記制御部は、利用者に通知すべき情報に応じて、前記複数の開口領域のうち光を通過させる開口領域を決定し、前記光走査部の走査位置が少なくとも前記決定した開口領域の位置のときに前記光源部から光を出射させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記光源部は、異なる色の光を出射可能であり、前記制御部は、前記光走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から出射させる光を、利用者に通知すべき情報に応じた色の光とすることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記制御部は、前記光走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御の継続時間を、利用者に通知すべき情報に応じて変更することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記制御部は、当該画像表示装置の状態が正常であると判断すると、前記光走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1の走査方向に対して交差または直交する方向である第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部とを備え、前記制御部は、当該画像表示装置の状態が異常であると判断すると、前記低速走査部による前記第2の走査方向の走査位置が前記遮光部の開口領域に対応する位置となるように設定し、前記高速走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1の走査方向に対して交差または直交する方向である第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部とを備え、前記制御部は、当該画像表示装置の状態が前記画像を表示しないスタンバイ状態であると判断すると、前記低速走査部による前記第2の走査方向の走査位置が前記遮光部の開口領域に対応する位置となるように設定し、前記高速走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1の走査方向に対して交差または直交する方向である第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部とを備え、前記遮光部は、前記第2の走査方向に前記有効走査領域を介して離間し、それぞれ前記開口領域と前記マスク領域とを有する第1遮光部及び第2遮光部からなることを特徴とする。
ことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記制御部は、当該画像表示装置の状態が異常か否かを判断し、異常であると判断すると、前記光走査部の走査範囲のうち前記第1遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させ、異常ではないと判定すると、前記光走査部の走査範囲のうち前記第2遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明において、前記出射部は、前記光走査部により走査された光を装置外の利用者の眼に導き、網膜上に直接、画像を投影する接眼光学系を含み、前記利用者の眼に前記遮光部の開口領域を通過する光を前記接眼光学系を介して導くことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記出射部は、通過する光の光量を低減させるフィルタを備えたことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載の発明において、前記出射部は、前記遮光部の開口領域を通過する光を、前記利用者の眼に加え、当該利用者以外が視認可能なように装置外の位置に導くことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、光走査部による光の走査範囲のうち有効走査範囲外の位置に配置され、当該有効走査範囲外の位置に走査される光の一部が通過する開口領域と残りの光を遮光するマスク領域とが形成された遮光部を設け、さらに光走査部によって有効走査範囲外の位置で走査された光のうち、遮光部の開口領域を通過する光を装置外に出射する出射部を備えたので、遮光部の開口領域を通過して装置外に出射する光によって、光走査部による光の走査状態などといった画像表示装置の状態を利用者に把握させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、利用者に通知すべき情報に応じて、複数の開口領域のうち選択した開口領域から光を通過させて装置外に出射するので、利用者は光を出射する開口領域により画像表示装置の複数の状態を把握することができる。
請求項3に記載の発明によれば、利用者に通知すべき情報に応じて、開口領域から装置外に出射する光の色を変えるので、利用者はその光の色により画像表示装置の状態を把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、利用者に通知すべき情報に応じて、開口領域から装置外に出射する光の出射継続時間を変えるので、利用者はその光の継続時間により画像表示装置の状態を把握することができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像表示装置の状態が正常であるとき、開口領域から光を通過させて装置外に光を出射するので、利用者はその光の有無で画像表示装置の状態が正常であるか否かを把握することができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像表示装置の状態が異常であると判断すると、低速走査部による第2の走査方向の走査位置が遮光部の開口領域に対応する位置となるように設定し、高速走査部の走査範囲が遮光部の開口領域の位置にあるときに光源部から光を出射させるので、光走査部が走査する光が遮光部の開口領域以外から装置外に出射することを防止することができ、しかも、利用者は開口領域から出射する光により画像表示装置の状態が異常であることを把握することができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像表示装置の状態がスタンバイ状態であると判断すると、低速走査部による第2の走査方向の走査位置が遮光部の開口領域に対応する位置となるように設定し、高速走査部の走査範囲が遮光部の開口領域の位置にあるときに光源部から光を出射させるので、光走査部が走査する光が遮光部の開口領域以外から装置外に出射することを防止することができ、しかも、利用者は開口領域から出射する光により画像表示装置の状態がスタンバイ状態であることを把握することができる。
請求項8に記載の発明によれば、開口領域とマスク領域とを有する第1遮光部及び第2遮光部を、第2の走査方向に有効走査領域を介して離間して設けることとしたため、装置外へ出射する出射部をそれぞれ離間した位置に設けることが容易となる。
請求項9に記載の発明によれば、画像表示装置の状態が異常であるとき、第1遮光部の開口領域から光を通過させて装置外へ出射し、画像表示装置の状態が異常ではないとき、第2遮光部の開口領域から光を出射するので、利用者は光が出射する開口領域に応じて、画像表示装置が異常であるか否かを把握することができる。
請求項10に記載の発明によれば、網膜走査型の画像表示装置に適用したときに、遮光部の開口領域を通過して装置外の利用者の眼に光を導く接眼光学系を設けたので、利用者はこの光により画像表示装置の状態を容易に把握することが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、通過する光の光量を低減させるフィルタを出射部に設けたので、遮光部の開口領域を通過して装置外の利用者の眼に導く光の光量を低減させることができる。従って、例えば、光走査部が故障により遮光部の開口領域の位置で停止したときであっても、利用者に強い光を視認させずに済む。
請求項12に記載の発明によれば、遮光部の開口領域を通過する光を利用者の眼に加え、当該利用者以外が視認可能なように装置外の位置に導くようにしたので、利用者以外の者もこの光により画像表示装置の状態を容易に把握することが可能となる。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、画像信号に応じた光を出射する光源部と、この光源部から出射された光を2次元走査する光走査部と、光源部と光走査部とを制御する制御部とを備え、光走査部により走査した光を観察者である利用者の少なくとも一方の網膜上に直接投射し、画像を投影して、画像を表示する網膜走査型の画像表示装置を主に説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、光走査部により走査した光をスクリーン面に投影して、画像を表示する画像投影装置のほか、光を走査して画像を表示する他の画像表示装置に対して適用することができる。
[1.第1実施形態]
以下、第1実施形態の網膜走査型の画像表示装置1(以下、「画像表示装置1」とする。)について図面を用いて説明する。図1は第1実施形態の画像表示装置1の構成を示す説明図、図2は第1実施形態の画像表示装置1の光走査部による光の走査態様を説明するための図、図3は第1実施形態の画像表示装置1の遮光部及び出射部の配置を説明するための図、図4は第1実施形態の画像表示装置1の光分割部の構成図、図5は第1実施形態の画像表示装置1の光源部の構成を示す図、図6は第1実施形態の画像表示装置1の外観図、図7は第1実施形態の画像表示装置1の遮光部における開口領域の位置を説明するための図、図8は第1実施形態の画像表示装置1で視認される報知用光の説明図、図9は第1実施形態の画像表示装置1の光源部からの光の出射継続時間を説明するための図である。
本第1実施形態における画像表示装置1は、図1に示すように、当該画像表示装置1全体を制御する制御部10と、この制御部10の制御により画像信号Sに応じた光を出射する光源部20と、この光源部20から出射された光を2次元走査する光走査部40と、接眼光学系としての機能も有するリレー光学70とを備えており、これらは筐体80に収納されている。
光走査部40は、第1の走査方向X(水平方向)に相対的に高速に光を走査する高速走査部として機能する水平走査部42と、この水平走査部42で走査されリレー光学43を介して入射された光を、第1の走査方向Xに対して交差又は直交する方向である第2の走査方向Y(垂直方向)に相対的に低速に走査する低速走査部として機能する垂直走査部44とを備えており、光源部20から出射される光を2次元方向に走査(2次元走査)してフレーム単位で画像を形成する。なお、水平走査部42には、ガルバノミラーなどの走査素子とこの走査素子を駆動させるための水平走査駆動回路などを含んでおり、制御部10から入力される制御信号(水平同期信号やON/OFF信号など)に基づいて動作する。また、垂直走査部44には、ガルバノミラーなどの走査素子とこの走査素子を駆動させるための垂直走査駆動回路などを含んでおり、制御部10から入力される制御信号(垂直同期信号やON/OFF信号など)に基づいて動作する。
図1及び図2には、水平走査部42及び垂直走査部44による最大走査範囲W(図2に示す水平最大走査範囲W1及び垂直最大走査範囲W2により形成される範囲)と有効走査範囲Z(図2に示す水平有効走査範囲Z2及び垂直有効走査範囲Z3により形成される範囲)との関係が示されている。ここで、「最大走査範囲」とは、水平走査部42及び垂直走査部44が光を走査できる最大の範囲を意味する。
水平走査部42及び垂直走査部44の最大走査範囲Wのうち、有効走査範囲Zに水平走査部42及び垂直走査部44の走査位置があるタイミングで光源部20から画像信号Sに応じて強度変調された光(以下、「画像形成用光」とする。)が出射される。これにより、水平走査部42及び垂直走査部44によって画像形成用光が有効走査範囲Zで走査され、1フレーム分の画像形成用光が有効走査範囲Z内で走査される。この走査が1フレームの画像毎に繰り返される。なお、図2には、光源部20から常にレーザ光が出射されたと仮定したときに水平走査部42及び垂直走査部44によって走査されるレーザ光の軌跡γが仮想的に示されている。但し、水平走査部42による第1の走査方向Xの走査数は、1フレームあたり数百又は千程度あり、図2ではレーザ光の軌跡γを簡略して記載している。また、以下の説明において、最大走査範囲Wのうち有効走査範囲Zを除く範囲Z1を「無効走査範囲Z1」と呼ぶ。
そして、この光走査部40によって走査された画像形成用光は、リレー光学70を介して観察者である利用者の眼90の網膜上に直接投射され、画像が投影される。利用者はこのように2次元走査された画像生成用光によって画像を視認することができる。
さらに、本実施形態における画像表示装置1は、図3に示すように、遮光部52と、出射部60とを備えており、有効走査範囲Z外の所定位置に走査される光の一部を出射領域である散乱板62a〜62cを介して当該画像表示装置の筐体80外(以下、「装置外」とする。)に出射可能としている。
すなわち、遮光部52は、光走査部40の最大走査範囲Wのうち有効走査範囲Z外の所定位置に配置され、当該有効走査範囲Z外の所定位置に走査される光の一部が通過する複数の開口領域50a〜50cと残りの光を遮光するマスク領域51とが形成されている。そのため、有効走査範囲Z外の所定位置に配置された遮光部52へ向けて光走査部40により走査された光は、マスク領域51でほとんどが遮光されるが、一部が開口領域50a〜50cを通過する。
また、出射部60は、光分割部61a〜61cと、透過型の散乱板62a〜62cとを備えている。この光分割部61a〜61cは、図4に示すように、それぞれハーフミラー面63a〜63c及びフィルタ面64a〜64cを有しており、開口領域50a〜50cを通過した光L1のうち一部の光L2を光分割部61a〜61cのハーフミラー面63a〜63cで反射して散乱板62a〜62cから装置外へ出射する。また、開口領域50a〜50cを通過した光L1のうち一部の光L3は光分割部61a〜61cのハーフミラー面63a〜63cを透過し、光分割部61a〜61cのフィルタ面64a〜64cでその光量が低減される。出射部60には、走査された光を観察者である利用者の眼に導き、網膜上に直接、画像を投影する接眼光学系であるリレー光学70の一部を含み、このフィルタ面64a〜64cから出射された光L3はリレー光学70を介して観察者である利用者の眼90に入射される。なお、フィルタ面64a〜64cで光L3の光量を低減させることで、観察者である利用者の眼90に強い光L3が入射しないようにしている。
そして、制御部10は、これらの遮光部52、光分割部61a〜61c、散乱板62a〜62c及びリレー光学70を用いて、画像表示装置1の状態を報知するようにしている。
すなわち、制御部10は、光走査部40の走査位置が有効走査範囲Z外の所定位置にあるタイミングで、光源部20を制御して光源部20から報知用の光(以下、「報知用光」とする。)を出射させ、光走査部40によりこの報知用光を走査した後、出射部60から装置外に出射して利用者や利用者以外に画像表示装置1の状態を報知可能としている。
ここでは、画像表示装置1の状態として、以下の3つの状態のときに報知用光を出射部60により装置外へ出射する。
(a)画像表示装置1が異常状態
(b)画像表示装置1が正常状態
(c)画像表示装置1がスタンバイ状態
また、画像表示装置1は、光源部20から赤(R),緑(G),青(B)の各単色又は複合色の光を出射することができるように構成されており、上記の各状態(a)〜(c)において、異なる色の光を出射部60を介して装置外に出射するようにしている。
ここで、光源部20は、図5に示すように、Rレーザ21a,Gレーザ21b,Bレーザ21cを、それぞれ駆動するためのRレーザドライバ22a,Gレーザドライバ22b,Bレーザドライバ22cが設けられている。さらに、各レーザ21a〜21cより出射されたレーザ光を平行光にコリメートするように設けられたコリメート光学系23a〜23cと、それぞれコリメートされたレーザ光を合波するダイクロイックミラー24a〜24cと、合波されたレーザ光を光ファイバ30に導く光学系25とが設けられている。なお、レーザ21a〜21cとして、レーザダイオード等の半導体レーザや固体レーザが用いられる。そして、制御部10は、装置外からの画像信号Sや画像表示装置1の状態等に基づいて、制御信号11a〜11cを生成し、各レーザドライバ22a〜22cへ各制御信号11a〜11cを入力する。これにより、光源部20から赤(R),緑(G),青(B)の各単色又は複合色の光を出射することができる。
また、画像表示装置1は、図6に示すように、ヘッドマウント型の画像表示装置であり、利用者はこの画像表示装置1を頭部に装着して画像を視認することができる。また、画像表示装置1の筐体80には同図に示すように、装置外から視認しやすい箇所に散乱板62a〜62cを露出して配置している。
以下、まず、画像表示装置1が異常状態のときの状態の動作について説明する。
制御部10は、画像表示装置1が異常状態であると判定すると、垂直走査部44を制御し、当該垂直走査部44による第2の走査方向Yの走査位置が遮光部の開口領域50aに対応する位置(図7に示す範囲Z5a内の位置)となるように設定する。これにより、水平走査部42からリレー光学43を介して入射する光が、図7に示す範囲Z5a内で垂直走査部44によって第2の走査方向Yに走査される。
さらに、制御部10は、光源部20を制御して、水平走査部42の走査範囲のうち遮光部52の開口領域50aの位置となるタイミングで、報知用の制御信号11aをRレーザドライバ22aへ入力する。これにより、Rレーザ21aから赤色の光(以下、「赤色報知用光」とする。)が出射され、光走査部40で走査されて、開口領域50aを通過する。開口領域50aを通過した赤色報知用光は、光分割部61aのハーフミラー面63aでその一部が反射して、透過性を有する散乱板62aを通過し、筐体80外に出射される。また、開口領域50aを通過した赤色報知用光のうち一部の光は光分割部61aのハーフミラー面63aを通過してフィルタ面64aでその光量が低減され、このフィルタ面64aからリレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。
従って、画像表示装置1の利用者は、この画像表示装置1を頭部に装着した状態では、出射部60として機能するリレー光学70を介して、図8(a)に示すように最大走査範囲Wのうち有効走査範囲Z外の位置に赤色報知用光を視認することができる。また、画像表示装置1の利用者以外の者、或いは画像表示装置1を装着していない画像表示装置1の利用者は、筐体80に配置された散乱板62aが赤色となっている状態を視認することができる。
このように画像表示装置1を頭部に装着した状態でも装着していない状態でも、赤色報知用光を視認することができ、画像表示装置1が異常状態であることを把握することができる。
ここで、異常状態には、例えば、光源部20が異常状態である場合、光走査部40が異常状態である場合など、種々の異常状態がある。そこで、本実施形態における画像表示装置1では、その異常状態の種類に応じて、Rレーザ21aから出射する赤色報知用光の出射継続時間を変更するようにしている。
すなわち、異常の種類を異常状態A〜異常状態Cまでの3つに分類し、図9に示すように、赤色報知用光の出射継続時間を変更している。異常状態Aでは図9(a)に示すように赤色報知用光をRレーザ21aから連続出射し、異常状態Bでは図9(b)に示すように第1期間ta毎に赤色報知用光の出射と停止を繰り返し、異常状態Cでは図9(c)に示すように第2期間tb毎に赤色報知用光の出射と停止を繰り返す。
次に、画像表示装置1が正常状態のときの状態の動作について説明する。なお、ここでの正常状態とは、光走査部40の走査位置が有効走査範囲Zのときに、画像形成用光を光源部20から出射し、光走査部40により画像形成用光を有効走査範囲Z内で走査している状態をいう。
制御部10は、画像表示装置1が正常状態であると判定すると、垂直走査部44を制御し、当該垂直走査部44による第2の走査方向Yの走査位置が遮光部の開口領域50bに対応する位置(図7に示す範囲Z5b内の位置)となるように設定する。これにより、水平走査部42からリレー光学43を介して入射する光が、図7に示す範囲Z5b内で垂直走査部44によって第2の走査方向Yに走査される。
さらに、制御部10は、光源部20を制御して、水平走査部42の走査範囲のうち遮光部52の開口領域50bの位置となるタイミングで、報知用の制御信号11cをBレーザドライバ22cへ入力する。これにより、Bレーザ21cから青色の光(以下、「青色報知用光」とする。)が出射され、光走査部40で走査されて、開口領域50bを通過する。開口領域50bを通過した青色報知用光は、光分割部61bのハーフミラー面63bでその一部が反射して、透過性を有する散乱板62bを通過し、筐体80外に出射される。また、開口領域50bを通過した青色報知用光のうち一部の光は光分割部61bのハーフミラー面63bを通過してフィルタ面64bでその光量が低減され、このフィルタ面64bからリレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。
従って、画像表示装置1の利用者は、この画像表示装置1を頭部に装着した状態では、出射部60として機能するリレー光学70を介して、図8(b)に示すように最大走査範囲Wのうち有効走査範囲Z外の位置に青色報知用光を視認することができる。また、画像表示装置1の利用者以外の者、或いは画像表示装置1を装着していない画像表示装置1の利用者は、筐体80に配置された散乱板62bが青色となっている状態を視認することができる。
このように画像表示装置1を頭部に装着した状態でも装着していない状態でも、青色報知用光を視認することができ、画像表示装置1が正常状態であることを把握することができる。
次に、画像表示装置1がスタンバイ状態のときの状態の動作について説明する。なお、ここでのスタンバイ状態とは、制御部10が画像信号Sの入力待ちの状態であることをいい、画像を表示していない状態、すなわち、光走査部40の走査位置が有効走査範囲Z内のときに画像形成用光が光源部20から出射されていない状態である。
制御部10は、装置外から画像信号Sが入力されておらず、画像表示装置1がスタンバイ状態であると判定すると、垂直走査部44を制御し、当該垂直走査部44による第2の走査方向Yの走査位置が遮光部の開口領域50cに対応する位置(図7に示す範囲Z5c内の位置)となるように設定する。これにより、水平走査部42からリレー光学43を介して入射する光が、図7に示す範囲Z5c内で垂直走査部44によって第2の走査方向Yに走査される。
さらに、制御部10は、光源部20を制御して、水平走査部42の走査範囲のうち遮光部52の開口領域50cの位置となるタイミングで、報知用の制御信号11bをGレーザドライバ22bへ入力する。これにより、Gレーザ21bから緑色の光(以下、「緑色報知用光」とする。)が出射され、光走査部40で走査されて、開口領域50cを通過する。開口領域50cを通過した緑色報知用光は、光分割部61cのハーフミラー面63cでその一部が反射して、透過性を有する散乱板62cを通過し、筐体80外に出射される。また、開口領域50cを通過した緑色報知用光のうち一部の光は光分割部61cのハーフミラー面63cを通過してフィルタ面64cでその光量が低減され、このフィルタ面64cからリレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。
従って、画像表示装置1の利用者は、この画像表示装置1を頭部に装着した状態では、出射部60として機能するリレー光学70を介して、図8(c)に示すように最大走査範囲Wのうち有効走査範囲Z外の位置に緑色報知用光を視認することができる。また、画像表示装置1の利用者以外の者、或いは画像表示装置1を装着していない画像表示装置1の利用者は、筐体80に配置された散乱板62cが緑色となっている状態を視認することができる。
このように画像表示装置1を頭部に装着した状態でも装着していない状態でも、緑色報知用光を視認することができ、画像表示装置1がスタンバイ状態であることを把握することができる。しかも、水平走査部42の走査は、高速走査であることから、水平走査部42の走査素子(図示せず)の走査動作を安定させるまで時間が必要であるが、スタンバイ状態で水平走査部42による水平走査による報知処理を行っているので、画像表示動作を迅速に行うことができる。
以上のように本実施形態における画像表示装置1の制御部10は、観察者である利用者に通知すべき情報に応じて、複数の開口領域50a〜50cのうち光を通過させる開口領域を決定し、光走査部40の走査位置が少なくともこのように決定した開口領域の位置のときに光源部20から報知用光を出射させるようにしている。従って、利用者は報知用光を出射する開口領域により画像表示装置1の状態(異常状態、正常状態、スタンバイ状態など)を把握することができる。しかも、開口領域50a〜50cから報知用光が出射していないことを確認することによっても、画像表示装置1の状態を把握することができる。例えば、画像表示装置1を正常に操作したときに、開口領域50a〜50cから報知用光が出射していないときには、光源部20の故障等を把握することができる。
また、制御部10は、光走査部40の走査範囲のうち遮光部52の開口領域50a〜50cの位置で光源部20から出射させる光を、利用者に通知すべき情報に応じた色の光とするので、利用者はその光の色によっても画像表示装置1の状態を把握することができる。
また、制御部10は、光走査部40の走査範囲のうち遮光部52の開口領域50a〜50cの位置で光源部20から光を出射させる制御の継続時間を、利用者に通知すべき情報に応じて変更する(図9参照)ようにしているので、利用者はその光の継続時間により画像表示装置1の状態を把握することができる。
また、開口領域50a〜50cを第1の走査方向Xの中心に対称に、かつ第2の走査方向Yに対して位置をずらして設けることで、高速の水平走査部42の走査素子が故障したときでも報知用光を開口領域50a〜50cを通過させることができる。すなわち、水平走査部42の走査素子が故障したとき、通常、その走査位置が第1の走査方向Xの中心付近で停止するので、開口領域50a〜50cを第1の走査方向Xの中心付近に存在するように配置するようにしている。
なお、上述の実施形態においては、画像表示装置1の状態に応じて、垂直走査部44による第2の走査方向Yの走査位置を、図7に示す範囲Z5a〜Z5cとしたが、図7に示す範囲Z5a〜Z5cの各中心位置に垂直走査部44によって走査される光を固定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、画像表示装置1の状態に応じて、色と位置を変えて報知用光を複数の出射領域(散乱板62a〜62c)から報知用光を出射するようにしたが、遮光部52の開口領域及び出射部60の出射領域をそれぞれ一つとし、報知用光の色と継続時間(点灯パターン)とを変えて一つの出射領域から出射するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、開口領域50a〜50cを第1の走査方向Xの中心に対称に、かつ第2の走査方向Yに対して位置をずらして設けているが、同等の第2の走査方向Yの位置に第1の走査方向Xに対して位置をずらして開口領域50a〜50cを設けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、遮光部52を有効走査範囲Zの上方の無効走査範囲Z1に配置するようにしたが、有効走査範囲Zの下方の無効走査範囲Z1に配置するようにしてもよい。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態の画像表示装置1’について図面を参照して説明する。図10は第2実施形態の画像表示装置1’の構成を示す図、図11は第2実施形態の画像表示装置1’の遮光部及び出射部の配置を説明するための図である。なお、光出射部、光走査部及びリレー光学は第1実施形態と同じであるため、同一符号を付して説明する。
上述した第1実施形態における画像表示装置1では、遮光部を有効走査範囲Zの上方の無効走査範囲Z1に配置するようにしたが、第2実施形態における画像表示装置1’では、遮光部を有効走査範囲Zの上方の無効走査範囲Z1と下方の無効走査範囲Z1にそれぞれ配置するようにしている。
すなわち、図10及び図11に示すように、有効走査範囲Zの上方の無効走査範囲Z1に第1遮光部52a、有効走査範囲Zの下方の無効走査範囲Z1に第2遮光部52bを配置するようにしている。各遮光部52a,52bには、光走査部40の走査範囲のうち有効走査範囲Z外の所定位置に、当該有効走査範囲Z外の所定位置に走査される光の一部が通過する複数の開口領域50a’,50b’と、残りの光を遮光するマスク領域51a,51bとがそれぞれ形成されている。
また、出射部として、第1出射部60aと第2出射部60bとを有しており、第1出射部60aは、光分割部61a’と、透過型の散乱板62a’とを備え、第2出射部60bは、光分割部61b’と、透過型の散乱板62b’とを備えている。この光分割部61a’,61b’は、第1実施形態の光分割部61と同じ構成(図4参照)であり、ハーフミラー面及びフィルタ面とを有している。また、第1出射部60a及び第2出射部60bには、リレー光学70の一部を含んでいる。なお、散乱板62a’,62b’は、画像表示装置1’の筐体80’に露出するように取り付けられている。
そして、図11に示すように、開口領域50a’を通過した光L11のうち一部の光L12を光分割部61a’のハーフミラー面で反射して散乱板62a’から装置外へ出射する。また、開口領域50a’を通過した光L11のうち一部の光L13は光分割部61a’のハーフミラー面を通過してフィルタ面でその光量が低減され、このフィルタ面からリレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。また、同様に、開口領域50b’を通過した光L14のうち一部の光L15を光分割部61b’のハーフミラー面で反射して散乱板62b’から装置外へ出射する。また、開口領域50b’を通過した光L14のうち一部の光L16は光分割部61b’のハーフミラー面を通過してフィルタ面でその光量が低減され、このフィルタ面からリレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。
次に、画像表示装置1’の動作について説明する。図12は、画像表示装置1’の制御部10’における報知処理のフローチャート、図13は第2実施形態の画像表示装置1’の遮光部における開口領域の位置を説明するための図、図14は第2実施形態の画像表示装置1’で視認される報知用光の説明図である。この報知処理は画像表示装置1’の電源を起動したとき、及びその後所定期間ごとに制御部10’によって行われる。
図12に示すように、報知処理を開始すると、制御部10’は、画像表示装置1’が異常状態であるか否かを判定する(ステップS10)。
この処理において、画像表示装置1’が異常状態であると判定すると(ステップS10:Yes)、制御部10’は、垂直走査部44の図示しない走査素子(以下、「垂直走査素子」とする。)の走査位置を一端側へ回避する(ステップS11)。すなわち、制御部10’は、画像表示装置1’が異常状態であると判定すると、垂直走査部44を制御して当該垂直走査部44の垂直走査素子による第2の走査方向Yの走査位置が遮光部の開口領域50a’に対応する位置(図13に示す範囲Z5a’内の位置)となるように設定する。これにより、水平走査部42からリレー光学43を介して入射する光が、図13に示す範囲Z5a’内で垂直走査部44によって第2の走査方向Yに走査可能な状態となる。
一方、ステップS10において、画像表示装置1’が異常状態ではないと判定すると(ステップS10:No)、制御部10’は、画像表示装置1’がスタンバイ状態であるか否かを判定する(ステップS12)。なお、スタンバイ状態とは、制御部10’が画像信号Sの入力待ちの状態であることをいい、画像を表示していない状態、すなわち、光走査部40の走査位置が有効走査範囲Z内のときに画像形成用光が光源部20から出射されていない状態である。
この処理において、スタンバイ状態であると判定すると(ステップS12:Yes)、制御部10’は、垂直走査部44の垂直走査素子の走査位置を他端側へ回避する(ステップS13)。すなわち、制御部10’は、画像表示装置1’がスタンバイ状態であると判定すると、垂直走査部44を制御して当該垂直走査部44の垂直走査素子による第2の走査方向Yの走査位置が遮光部の開口領域50b’に対応する位置(図13に示す範囲Z5b’内の位置)となるように設定する。これにより、水平走査部42からリレー光学43を介して入射する光が、図13に示す範囲Z5b’内で垂直走査部44によって第2の走査方向Yに走査可能な状態となる。
ステップS11,S13の処理が終了したとき、又はステップS12において、画像表示装置1’がスタンバイ状態ではないと判定すると(ステップS12:No)、制御部10’は、光源の色を選択する(ステップS14)。ここでは、画像表示装置1’が異常状態の時に赤色、スタンバイ状態の時に緑色、異常状態及びスタンバイ状態でない正常状態の時に青色を選択する。
次に、制御部10’は、発光時間(出射継続時間)を選択する(ステップS15)。ここでは、画像表示装置1’が異常状態の時に点滅、スタンバイ状態の時及び正常状態の時に常時点灯を選択する。
そして、最後に、制御部10’は、光走査部40の走査領域が無効走査領域にあるときに、ステップS14,S15で選択した色及び発光時間で光源部20から報知用光の出射を開始して(ステップS16)、処理を終了する。
ここで、制御部10’は、画像表示装置1’が異常状態のときには、光源部20を制御して、報知用の制御信号11aを連続してRレーザドライバ22aへ入力する。これにより、Rレーザ21aから赤色報知用光が連続して出射され、その一部が開口領域50a’を通過し、光分割部61a’を介して、散乱板62a’から筐体80’外に出射し、また、リレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。なお、Rレーザ21aから赤色報知用光が連続して出射されるが、遮光部52a’の開口領域50a’以外の走査位置ではマスク領域51a’で遮光されることになり、利用者の眼90には入射されない。
また、制御部10’は、画像表示装置1’がスタンバイ状態のときには、さらに、光源部20を制御して、報知用の制御信号11bを連続してGレーザドライバ22bへ入力する。これにより、Gレーザ21bから緑色報知用光が連続して出射され、その一部が開口領域50b’を通過し、光分割部61b’を介して、散乱板62b’から筐体80’外に出射し、また、リレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。なお、Gレーザ21bから緑色報知用光が連続して出射されるが、遮光部52b’の開口領域50b’以外の走査位置ではマスク領域51b’で遮光されることになり、利用者の眼90には入射されない。
また、制御部10’は、画像表示装置1’が正常状態のときには、有効走査範囲Z内での画像形成用光の光源部20からの出射処理及び光走査部40による走査処理に加え、さらに、光源部20を制御して、少なくとも光走査部40の走査位置のうち遮光部52b’の開口領域50b’の位置となるタイミングで、報知用の制御信号11bをBレーザドライバ22cへ入力する。これにより、Bレーザ21cから青色報知用光が出射されて開口領域50b’を通過し、光分割部61b’を介して、散乱板62b’から筐体80’外に出射し、また、リレー光学70を介して利用者の眼90に入射される。
従って、画像表示装置1’の利用者は、この画像表示装置1’を頭部に装着した状態では、リレー光学70を介して、図14(a)〜(c)に示すように有効走査範囲Z外の位置に報知用光を視認することができる。また、画像表示装置1’の利用者以外の者、或いは画像表示装置1’を装着していない画像表示装置1’の利用者は、筐体80’に配置された散乱板62a’,62b’が赤色、緑色又は青色となっている状態を視認することができる。
なお、上述した第2実施形態では、遮光部52a,52bにそれぞれ一つの開口領域を設けたが、それぞれに複数の開口領域を設けるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態においては、有効走査範囲Zの上方や下方の無効走査範囲Z1に遮光部52を配置することとしたが、有効走査範囲Zの左右(X方向)の無効走査範囲Z1に配置するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、出射部60’として、散乱板62a’,62b’とリレー光学70を介して報知用光を出射するようにしたが、リレー光学70のみを介して報知用光を出射するようにしてもよく、また散乱板を介してのみ報知用光を出射するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、散乱板を介して装置外に出射する構成を説明したが、光が拡散して装置外へ出射することができるものであればよく、これに限られるものではない。
また、遮光部の開口領域を通過する光を検出する光検出部を設けて、開口領域から光が通過させる制御を行ったときに、光検出部で光を検出しないときには、光源部20の動作を停止するようにしてもよい。
また、利用者により操作可能な操作部を設け、画像表示装置の状態と検査用光の色・出射継続時間・開口領域との関係を設定することもできる。これにより、利用者の好みに合わせた報知用光による報知処理を行うことができる。
第1実施形態の画像表示装置の構成を示す説明図である。 第1実施形態の画像表示装置の光走査部による光の走査態様を説明するための図である。 第1実施形態の画像表示装置の遮光部及び出射部の配置を説明するための図である。 第1実施形態の画像表示装置の光分割部の構成図である。 第1実施形態の画像表示装置の光源部の構成を示す図である。 第1実施形態の画像表示装置の外観図である。 第1実施形態の画像表示装置の遮光部における開口領域の位置を説明するための図である。 第1実施形態の画像表示装置で視認される報知用光の説明図である。 第1実施形態の画像表示装置の光源部からの光の出射継続時間を説明するための図である。 第2実施形態の画像表示装置の構成を示す図である。 第2実施形態の画像表示装置の遮光部及び出射部の配置を説明するための図である。 第2実施形態の画像表示装置の制御部における報知処理のフローチャートである。 第2実施形態の画像表示装置の遮光部における開口領域の位置を説明するための図である。 第2実施形態の画像表示装置で視認される報知用光の説明図である。
符号の説明
1,1’ 画像表示装置
10,10’ 制御部
20 光源部
30 光ファイバ
40 光走査部
42 水平走査部
44 垂直走査部
50a〜50c,50a’,50b’ 開口領域
51,51a,51b マスク領域
52,52a,52b 遮光部
60,60’ 出射部
61a〜61c,61a’,61b’ 光分割部
62a〜62c,62a’,62b’ 散乱板
70 リレー光学
80,80’ 筐体
90 眼

Claims (12)

  1. 画像信号に応じた光を出射する光源部と、前記光源部から出射された光を2次元走査する光走査部と、前記光源部と前記光走査部とを制御する制御部とを備え、前記走査された光によって有効走査範囲内で画像を表示する画像表示装置において、
    前記光走査部による光の走査範囲のうち有効走査範囲外の位置に配置され、当該有効走査範囲外の位置に走査される光の一部が通過する開口領域と残りの光を遮光するマスク領域とが形成された遮光部と、
    前記光走査部によって有効走査範囲外の位置で走査された光のうち、前記遮光部の開口領域を通過する光を装置外に出射する出射部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記遮光部には、前記開口領域が複数形成され、
    前記出射部には、各前記開口領域を通過する光をそれぞれ装置外に出射する複数の出射領域を有し、
    前記制御部は、利用者に通知すべき情報に応じて、前記複数の開口領域のうち光を通過させる開口領域を決定し、前記光走査部の走査位置が少なくとも前記決定した開口領域の位置のときに前記光源部から光を出射させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光源部は、異なる色の光を出射可能であり、
    前記制御部は、前記光走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から出射させる光を、利用者に通知すべき情報に応じた色の光とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記制御部は、前記光走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御の継続時間を、利用者に通知すべき情報に応じて変更する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記制御部は、当該画像表示装置の状態が正常であると判断すると、前記光走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1の走査方向に対して交差または直交する方向である第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部とを備え、
    前記制御部は、当該画像表示装置の状態が異常であると判断すると、前記低速走査部による前記第2の走査方向の走査位置が前記遮光部の開口領域に対応する位置となるように設定し、前記高速走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1の走査方向に対して交差または直交する方向である第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部とを備え、
    前記制御部は、当該画像表示装置の状態が前記画像を表示しないスタンバイ状態であると判断すると、前記低速走査部による前記第2の走査方向の走査位置が前記遮光部の開口領域に対応する位置となるように設定し、前記高速走査部の走査範囲のうち前記遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1の走査方向に対して交差または直交する方向である第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部とを備え、
    前記遮光部は、前記第2の走査方向に前記有効走査領域を介して離間し、それぞれ前記開口領域と前記マスク領域とを有する第1遮光部及び第2遮光部からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記制御部は、当該画像表示装置の状態が異常か否かを判断し、異常であると判断すると、前記光走査部の走査範囲のうち前記第1遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させ、異常ではないと判定すると、前記光走査部の走査範囲のうち前記第2遮光部の開口領域の位置で前記光源部から光を出射させる制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記出射部は、前記光走査部により走査された光を装置外の利用者の眼に導き、網膜上に直接、画像を投影する接眼光学系を含み、前記利用者の眼に前記遮光部の開口領域を通過する光を前記接眼光学系を介して導くことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 前記出射部は、通過する光の光量を低減させるフィルタを備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 前記出射部は、前記遮光部の開口領域を通過する光を、前記利用者の眼に加え、当該利用者以外が視認可能なように装置外の位置に導くことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の画像表示装置。
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