JP2005107456A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各色光について単独のレーザ光を用いて画像を表示可能な明るさと安全性とを確保できる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】画像信号に応じて変調されたレーザ光を供給するレーザ光源部101と、レーザ光源部101からのレーザ光を、二次元方向に走査させる走査部106と、少なくともレーザ光源部101と、走査部106とを収納する筐体110と、を有し、筐体110は、走査部106により走査されるレーザ光を、射出部108から射出し、射出部108は、走査部106により走査されるレーザ光が、所定領域に、少なくとも所定値以下の強度で入射するような位置に設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】画像信号に応じて変調されたレーザ光を供給するレーザ光源部101と、レーザ光源部101からのレーザ光を、二次元方向に走査させる走査部106と、少なくともレーザ光源部101と、走査部106とを収納する筐体110と、を有し、筐体110は、走査部106により走査されるレーザ光を、射出部108から射出し、射出部108は、走査部106により走査されるレーザ光が、所定領域に、少なくとも所定値以下の強度で入射するような位置に設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像表示装置、特に、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査させることによって画像を表示する画像表示装置の技術に関する。
従来、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査させることにより、画像を表示する画像表示装置が提案されている。画像信号に応じて変調されたレーザ光を用いる場合、レーザ光の供給を停止することにより、画像の黒色を表示する。レーザ光の供給を停止して黒色を表示可能であると、理論上コントラストを無限大にすることができることから、高コントラストな画像を表示することができる。また、レーザ光は指向性が高いことから、投写光学系を簡略にするか、又は投写光学系を不要とすることが可能である。このため、画像表示装置を小型かつ簡易な構成にできる。さらに、赤色レーザ光と、緑色レーザ光と、青色レーザ光とを用いることにより、カラー画像を容易に表示可能である。レーザ光は単色性が高いことから、色純度が高いカラー画像を表示することもできる。
レーザ光を走査させて画像を表示する場合、レーザ光の強度は、レーザ光の走査領域全体に分散される。このため、レーザ光は、走査領域全体において画像を表示可能な明るさであることを要する。これに対して、観察者の安全を確保する観点から、レーザ光の出力は、所定値以下とする必要もある。観察者の安全を確保し、さらに明るい画像を表示するために、複数に分割された走査領域に対してレーザ光を分担して走査させる、いわゆるマルチビームスキャン方式が提案されている。マルチビームスキャン方式によれば、レーザ光の強度は、分割されたそれぞれの走査領域内のみで分散されるため、小さく安全な強度のレーザ光を用いることができる。また、分割された各走査領域においてレーザ光が同時に走査することから、画像を明るくできる。マルチビームスキャン方式によりレーザ光を走査させる画像表示装置の技術としては、例えば、特許文献1に提案されているものがある。
しかしながら、複数に分割された走査領域に対してレーザ光を分担して走査させると、各色光について、それぞれ複数の光源が必要となる。各色光について複数の光源が必要となると、製造コストが大幅に高くなる。また、フロント投写型の画像表示装置の場合、画像表示装置からスクリーンまでの距離に応じて、走査領域の面積は変化する。このため、走査領域を分割すると、画像表示装置からスクリーンまでの距離を変化させる場合、レーザ光の走査領域どうしの間に重なり合い、あるいは空間的間隔が生じ、走査領域ごとにずれのある画像が表示される場合がある。このため、画像表示装置からスクリーンまでの距離を一定とするために画像表示装置を据え置きにする、あるいはピント合わせを行う等の必要が生じ、良好な画像を得ることが困難となる。このように、複数に分割された走査領域に対してレーザ光を分担して走査させると、製造コストが高くなる上、良好な画像を得ることが困難となる場合があるため問題である。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、各色光について単独のレーザ光を用いて、画像を表示可能な明るさと安全性とを確保できる画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、画像信号に応じて変調されたレーザ光を供給するレーザ光源部と、レーザ光源部からのレーザ光を、二次元方向に走査させる走査部と、少なくともレーザ光源部と、走査部とを収納する筐体と、を有し、筐体は、走査部により走査されるレーザ光を、射出部から射出し、射出部は、走査部により走査されるレーザ光が、所定領域に、少なくとも所定値以下の強度で入射するような位置に設けられていることを特徴とする画像表示装置を提供することができる。
レーザ光を走査させて画像を表示する場合、レーザ光の強度は、レーザ光が走査する二次元方向の領域全体に分散される。観察者の瞳の位置を直接レーザ光が走査する場合、瞳の位置における二次元方向の走査領域全体にレーザ光の強度が分散されている。そして、瞳には、レーザ光の走査領域全体に対する瞳の領域に相当する強度のレーザ光が入射することとなる。レーザ光の走査領域は、走査部の位置から、レーザ光が射出される方向へ離れるほど大きくなる。また、レーザ光の走査領域が大きくなるほど、レーザ光のエネルギーが広い領域に分散され、瞳の領域に入射するレーザ光の強度は小さくなる。
本発明の画像表示装置は、走査部により走査されるレーザ光が、瞳の領域に、少なくとも、所定値以下の強度で入射するような位置に、射出部が設けられている。ここで、レーザ光の所定値以下の強度を、走査しているレーザ光が瞳に入射した場合であっても、まばたき等の嫌悪反応によって眼の保護がなされ、安全を確保できる強度とする。このようにして射出部を設けることにより、走査しているレーザ光によって眼の保護を十分に行えない程度にレーザ光の強度が集中している空間的領域は、射出部より走査部側、即ち、筐体の内部に密閉される。また、筐体の外部においては、いずれの位置で走査しているレーザ光が観察者の眼に入射するとしても眼を保護可能な程度にレーザ光の強度が分散され、安全を確保できる。
筐体の外部において走査しているレーザ光の強度が安全を確保可能な値となるように射出部を設けるため、明るい画像を得ることができる強度のレーザ光源部を用いることが可能である。これにより、画像を表示可能な明るさと安全性とを確保できる画像表示装置を得られる。なお、本発明の画像表示装置は、各色光について単独のレーザ光源を用いる構成にできることから、各色光について複数のレーザ光源を設ける場合よりも製造コストを安価にできる。また、走査領域を複数に分割する必要もないため、画像にずれが生じることもなく良好な画像を容易に得ることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、射出部におけるレーザ光の走査領域の面積をS、所定の領域の面積をP、レーザ光の出力をL(mW)、とすると、以下の条件式を満たすことが望ましい。
L×P/S≦5 (1)
L×P/S≦5 (1)
走査しているレーザ光が直接眼に入射するとき、眼の位置において二次元方向にレーザ光が走査している走査領域全体に、レーザ光の強度が分散している。そして、所定領域である観察者の瞳の領域には、走査領域全体における瞳の領域に対応する強度のレーザ光が入射する。安全を確保可能なレーザ光の最大強度として5mWの値を用いると、レーザ光の出力と、瞳の領域の面積と、走査領域の面積とから、式(1)が求められる。
レーザ光の走査領域は、走査部の位置からレーザ光が射出される方向へ離れるほど大きくなる。また、上述のように、レーザ光の走査領域が大きくなるに従い、瞳の領域に入射するレーザ光の強度は小さくなる。そこで、走査部からレーザ光が射出される方向の位置であって、レーザ光の二次元方向の走査領域が式(1)で求められる面積にまで広がるような位置に、射出面を設ける。このようにして、走査部により走査されるレーザ光が、瞳の領域に、安全を確保できる強度で入射するような位置に射出部を設けることができる。また、射出面の位置を予め決定し、式(1)を用いて、射出面におけるレーザ光の走査領域の面積と、瞳の領域の面積とから、レーザ光源部からのレーザ光の出力を決定することもできる。これにより、画像表示装置の安全性を確保することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、射出部におけるレーザ光の走査領域の面積をS、所定領域の面積をP、レーザ光の出力をL(mW)、としたときに、以下の条件式を満たすことが望ましい。
瞳の領域に入射しても安全を確保可能なレーザ光の最大強度としては、レーザ光の波長ごと、及び露光時間ごとに定められている被曝放出限界(AEL)を用いることができる。AELを用いると、レーザ光の出力と、瞳の領域の面積と、走査領域の面積とから、式(2)が求められる。式(2)を用いて、射出面におけるレーザ光の走査領域の面積と、瞳の領域の面積とから、レーザ光源部からのレーザ光の出力を決定することができる。また、レーザ光の出力を予め決定し、式(2)を用いて、レーザ光の出力と、瞳の領域の面積とから、レーザ光の走査領域の面積を決定することもできる。走査領域の面積を決定することにより、レーザ光の二次元方向の走査領域が式(2)によって求めた面積にまで広がるような位置に、射出面を設けることができる。これにより、画像表示装置の安全性を確保することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、射出面から射出されるレーザ光によって表示面に画像を表示し、筐体は、レーザ光が表示面の法線と0度以外の所定の角度をもって、表示面に入射するような位置に配置されることが望ましい。例えば、表示面に対して、表示面の法線より下側の位置から斜めにレーザ光を照射すると、画像は、上下方向に引き伸ばされて表示面に写し出される。このため、引き伸ばされる方向のみについて画像を縮小させるようにレーザ光の走査領域を縮小することにより、正常な縦横比の画像を得ることができる。
ここで、レーザ光の出力が最大であるとき、式(2)の等式が成り立つ。式(2)の等式が成り立つとき、レーザ光の走査領域を小さくする場合、レーザ光の走査領域を小さくする割合に比較して、安全を確保するために減少させなければならないレーザ光の出力の割合は小さい。例えば、レーザ光の走査領域を半分にまで減少する場合に、レーザ光の出力を半分の値より大きい値としても、画像表示装置の安全性を確保できる。このため、表示面に対して斜め方向からレーザ光を照射させる構成とすると、レーザ光を表示面の法線上の位置から表示面に照射させる構成とする場合より、大きい強度のレーザ光を用いることが可能となる。これにより、安全で明るい画像の画像表示装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置100の概略構成を示す。本実施例では、まず画像表示装置100の構成の概略を説明し、次いで、表示された画像を観察する観察者の安全を確保するための構成を詳細に説明する。画像表示装置100は、画像信号に応じたレーザ光をスクリーン120の観察者の側から供給することによって画像を表示する、いわゆるフロント投写型の画像表示装置である。画像表示装置100は、筐体110の内部に、レーザ光源部101と、ビーム整形光学系103と、走査部であるガルバノミラー106とを収納している。
レーザ光源部101は、赤色レーザ光(以下、「R光」という。)を供給するR光用光源102Rと、緑色レーザ光(以下、「G光」という。)を供給するG光用光源102Gと、青色レーザ光(以下、「B光」という。)を供給するB光用光源102Bとを有する。各色光用光源102R、102G、102Bは、R光、G光、B光を、制御部107からの画像信号に応じて変調して供給する。各色光用光源102R、102G、102Bとしては、レーザ光を変調するための変調部を設けた半導体レーザや、固体レーザを用いることができる。
レーザ光源部101からのR光と、G光と、B光とは、各色光に対応して設けられたビーム整形光学系103の凸レンズ104に、それぞれ入射する。ビーム整形光学系103は、凸レンズ104と、凹レンズ105とから構成されている。凸レンズ104は、レーザ光源部101から広がり角をもって供給された各色光を、集光して凹レンズ105に入射させる。凹レンズ105は、凸レンズ104によって集光された各色光を、ビーム状の平行光に変換する。このようにして、ビーム整形光学系103は、各色光を、指向性の高い略平行光、例えば、直径0.5mmのビーム形状に整形する。なお、ビーム整形光学系103は凸レンズ104と、凹レンズ105とを有する構成に限られず、適宜変更可能である。また、各色光用光源102R、102G、102Bからの各色光の指向性が十分高い場合、ビーム整形光学系103を省略しても良い。
ビーム整形光学系103にて指向性の高い略平行光に整形された各色光は、ガルバノミラー106に入射する。ガルバノミラー106に入射した各色光は、射出部である透明平板108の方向へ反射される。ガルバノミラー106は、互いに直交する所定の2軸を中心として回動することによって、各色光を二次元方向に走査させる。ガルバノミラー106の回動は、制御部107によって制御されている。ガルバノミラー106で反射された各色光は、透明平板108を透過して、スクリーン120の方向へ進行する。
透明平板108は、硝子、樹脂等の光学的に透明な部材により形成された、矩形形状の平行板である。筐体110に透明平板108を設けることにより、人体の一部が筐体110の内部へ侵入することを防ぎ、さらに防塵の効果がある。射出部としては、透明平板108を設けず、各色光を射出するための開口部のみを設けることとしても良い。スクリーン120は、ガルバノミラー106により走査された各色光によって画像を表示する。なお、各色光を1つのガルバノミラー106で走査させる構成に限らず、各色光に対応して3つのガルバノミラーを設け、色光ごとに走査させることとしても良い。
次に、表示された画像を観察する観察者の安全を確保するための構成を詳細に説明する。ここでは、各色光として、出力が5Wの連続発信レーザを用いる場合を例として、安全を確保可能な筐体110を設ける構成を説明する。出力が5Wのレーザ光は、約1500ルーメンの明るさを有する。約1500ルーメンとは、通常使用されているフロント型画像表示装置から供給される光束の明るさと略同等である。これに対して、レーザ製品は、JIS C 6802に定められるレーザ強度ごとの安全基準に従うことによって、安全を確保する必要がある。
例えば、必要に応じてレーザ光の供給を自動で停止するインターロック等の取り付けを不要とするためには、使用するレーザ光が、レーザクラス3Rレベル以下の強度であることを要する。レーザクラス3Rレベルのレーザ光は、例えば、ガルバノミラー106によって走査させて瞬間的に瞳を通過した場合の危険性について考慮を要しないものである。レーザクラス3Rのレーザ光の最大出力は、5mWである。出力5Wのレーザ光は、レーザクラス3Rのレーザ光の最大出力の1000倍に相当するものである。従って、安全性を確保するためには、何ら安全確保のための措置を取らずそのまま出力5Wのレーザ光を製品に使用することは不可能である。
フロント型の画像表示装置100の場合、画像表示装置100から射出されるレーザ光が直接眼に入る事態が起こる場合が考えられる。ガルバノミラー106によってレーザ光を走査させて画像を表示する場合、レーザ光のエネルギーは、二次元方向におけるレーザ光の走査領域全体に分散される。ガルバノミラー106によって走査しているレーザ光が直接眼に入射する場合、レーザ光の強度は、眼の位置における二次元方向の走査領域全体に分散している。このため、所定領域である眼の領域には、走査領域全体のうち瞳の領域に対応する強度のレーザ光が入射することになる。レーザ光の走査領域が大きいほど、レーザ光のエネルギーが広い領域に分散され、瞳の領域に入射するレーザ光の強度は小さくなる。
ガルバノミラー106によるレーザ光の走査速度は略一定であるから、各色光のエネルギーは、二次元方向の走査領域に略均一に分散しているとみなすことができる。このとき、走査領域の面積をS(mm2)、瞳の領域の面積をP(mm2)、レーザ光の出力をL(mW)、とすると、瞳に入射するレーザ光の強度は、L×P/S(mW)と算出される。安全を確保可能なレーザ光の最大強度が5mWであるため、レーザ光の出力Lと、瞳の領域の面積Pと、走査領域の面積Sの関係について、式(1)を導くことができる。
L×P/S≦5 (1)
L×P/S≦5 (1)
レーザ光の走査領域は、ガルバノミラー106の位置からレーザ光が射出される方向へ離れるほど、大きくなる。また、上述のように、レーザ光の走査領域が大きくなるに従い、瞳の領域に入射するレーザ光の強度は小さくなる。そこで、ガルバノミラー106からレーザ光が射出される方向の位置であって、レーザ光の走査領域が式(1)で求められる面積Sにまで広がるような平面上の位置に、透明平板108を設ける。即ち、透明平板108において、レーザ光は、面積Sの走査領域を走査している。このようにして透明平板108が設けられた筐体110によって、瞳の領域に入射するレーザ光の強度が5mWより大きい値となるような空間的領域を密閉することができる。また、筐体110の外部においては、レーザ光の強度は、走査しているレーザ光がいずれの位置で観察者の眼に入射する事態があっても安全を確保できるような値にできる。このように、本実施例の画像表示装置100は、ガルバノミラー106により走査されるレーザ光が、瞳の領域に、少なくとも、所定値である5mW以下の強度で入射するような位置に、透明平板108が設けられていることを特徴とする。
各色光用光源102R、102G、102Bからのレーザ光の出力Lが5Wであるときの走査領域の面積Sを算出し、透明平板108の位置を決定する例を、具体的に説明する。ここで、瞳の直径を一般的な数値の7mmとすると、瞳の領域の面積Pは、以下の数式により算出される。
P=(7/2)2×π≒38.5(mm2)
式(1)の等号が成立するとき、
S={1/5(mW)}×L×P
式(1)の等式にL=5W(=5000mW)、P=38.5(mm2)を代入すると、
S={1/5(mW)}×5000(mW)×38.5(mm2)
=38500mm2
P=(7/2)2×π≒38.5(mm2)
式(1)の等号が成立するとき、
S={1/5(mW)}×L×P
式(1)の等式にL=5W(=5000mW)、P=38.5(mm2)を代入すると、
S={1/5(mW)}×5000(mW)×38.5(mm2)
=38500mm2
従って、各色光用光源102R、102G、102Bからの各色光の出力が5Wであるとき、レーザ光の走査領域の面積が38500mm2以上となる平面上の位置に、透明平板108を設けることによって、安全を確保できる。瞳の領域に入射するレーザ光の強度が5mWより大きい値となるような空間的領域は、筐体110によって密閉される。ここで、透明平板108は、38500mm2以上の面積を要することになる。透明平板108の矩形領域の長辺と短辺との比を4:3とすると、38500mm2の透明平板108の矩形領域の対角線の長さは、約11.2インチとなる。図2は、11.2インチの透明平板108を備えた画像表示装置100を用いて、スクリーン120に約80インチの画像を表示する構成を示す。
筐体110の外部において走査しているレーザ光の強度が安全を確保可能な値となるように透明平板108を設けるため、明るい画像を得ることができる強度のレーザ光源102R、102G、102Bを用いることが可能である。これにより、画像を表示可能な明るさと安全性とを確保できるという効果を得られる。なお、本発明の画像表示装置100は、各色光について単独のレーザ光源102R、102G、102Bを用いることから、各色光について複数のレーザ光源を設ける場合より安価に製造できる。また、走査領域を複数に分割する必要もないため、画像にずれが生じることもなく良好な画像を容易に得ることができる。これにより、安価で、良好な画像を容易に得ることができるという効果を奏する。
なお、本実施例では、各色光用光源102R、102G、102Bのレーザ光の出力Lから算出された走査領域の面積Sに基づいて透明平板108を設けることとしている。これに限らず、画像表示装置100の設計により決定されている透明平板108の面積Sから、式(1)を用いてレーザ光の出力Lを決定しても良い。また、画像表示装置の構成は、画像表示装置100のようにフロント型画像表示装置に限らず、筐体に備えられたスクリーンの一方の面にレーザ光を照射し、スクリーンの他方の面から鑑賞する、いわゆるリア型画像表示装置としても良い。リア型画像表示装置においては、スクリーンの破損により、レーザ光が直接筐体から射出する事態が起こることが考えられる。リア型画像表示装置において、式(1)を用いて算出された走査領域の面積に基づいてスクリーンを設けることにより、筐体の外部に射出するレーザ光の強度を、安全を確保可能な値とすることができる。これにより、リア型画像表示装置においても安全を確保することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る画像表示装置300の概略構成を示す。上記実施例1の画像表示装置100と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例では、まず画像表示装置300の構成の概略を説明し、次いで、表示された画像を観察する観察者の安全を確保するための構成を詳細に説明する。本実施例の画像表示装置300は、スクリーン320の一方の面である第1面S1にレーザ光を照射し、スクリーン320の他方の面である第2面S2から鑑賞する、リア型画像表示装置である。
画像表示装置300は、筐体310の内部に、レーザ光源部101と、ビーム整形光学系103と、走査部であるガルバノミラー106とを収納している。また、筐体310の、観察者側の面には、レーザ光を透過させるスクリーン320が設けられている。筐体310の内部の、スクリーン320と対向する面には、ガルバノミラー106からのレーザ光をスクリーン320の方向へ反射させる反射ミラー309が設けられている。筐体310は、レーザ光源部101からのレーザ光が筐体310の外部へ射出されることを防ぐために、密閉構造をなしている。
ガルバノミラー106に入射した各色光は、反射ミラー309の方向へ反射される。反射ミラー309の方向へ進行した各色光は、反射ミラー309で反射されてスクリーン320の方向へ進行する。各色光をミラー309で反射させてスクリーン320の方向へ進行させると、ガルバノミラー106からスクリーン320の第1面S1の略中央部分までの光路が長くなる。スクリーン320までの光路が長くなると、筐体310の小型化を維持したまま、ガルバノミラー106による走査角度を小さくすることができる。このため、各色光を容易にスクリーン320の全面に走査させることができる。なお、反射ミラー309を設けず、ガルバノミラー106からの各色光を、スクリーン320の第1面S1にそのまま入射させる構成としても良い。
反射ミラー309からスクリーン320の方向へ進行した各色光は、筐体310の内部側にあるスクリーン320の第1面S1に入射する。スクリーン320は、第1面S1に入射された各色光を、スクリーン320に対して略垂直方向に主軸がある拡散光に変換して、第2面S2から射出する。スクリーン320は、第2面S2から射出される光によって、画像を表示する。
次に、観察者の安全を確保するための構成を詳細に説明する。ここでは、スクリーン320の矩形領域を80インチとする場合に、安全を確保可能なレーザ光の出力を決定する例を説明する。画像表示装置300は、スクリーン320の第2面S2においてレーザ光を拡散光に変換して射出するため、筐体310の外部に強いレーザ光は直接射出されない。但し、筐体310、特に、スクリーン320が破損したような場合に、レーザ光が筐体310の外部に進行し、直接眼に入る事態が起こることが考えられる。
実施例1において説明したレーザクラス3Rレベルのレーザ光の最大出力は、被曝放出限界(accessible emission limit;以下、「AEL」という。)として、波長や、被曝する時間ごとに定められている。AELは、INTERNATIONAL STANDARD[英和対訳版]IEC 60825-1, Amendment 2, Safety of laser products-, Part 1, Equipment classification, requirements and user's guide, 21ページ、表3「クラス3Rレーザ製品の被曝放出限界」に基づき、波長と、露光時間とから求めることができる。まず、画像表示装置300に用いられるレーザ光が可視光であることから、波長は、400〜700nmとすることができる。露光時間については、走査しているレーザ光が瞳に入射している時間から求められる。
通常、可視光が眼に入射した場合、まばたき等の嫌悪反応によって眼を保護するまでの時間は、0.25秒以内である。1フレーム期間を1/60秒間として画像を表示する場合を考えると、0.25秒は、1/60秒間に対して十分に長い。このため、露光時間は、0.25秒間に、走査領域の面積Sに対する、瞳の領域の面積の割合を掛け合わせることにより求められる。瞳の領域の面積を38.5mm2とすると、露光時間tは、走査領域の面積Sから、以下の式(3)に基づいて求めることができる。
t=(38.5/S)×0.25≒9.6/S (3)
t=(38.5/S)×0.25≒9.6/S (3)
スクリーン320におけるレーザ光の走査領域が、対角線が数インチ〜80インチの矩形領域であるとする。対角線が数インチ〜80インチのときの走査領域の面積Sを用いて、式(3)より露光時間tを算出すると、およそ1.8×10-5秒〜0.25秒となる。上記の表3において、波長400〜700nm、露光時間tが1.8×10-5秒〜0.25秒の欄を見ると、AELは3.5×10-3t0.75(J)と示されている。この数値から、レーザ光の出力Lは、以下の式(4)により求められる。
L=AEL/t=3.5×10-3t-0.25 (4)
L=AEL/t=3.5×10-3t-0.25 (4)
瞳の領域の面積P、とすると、式(3)、(4)から、レーザ光の出力Lを、以下の式(5)により求められる。
式(5)を用いて算出されるレーザ光の出力Lは、安全を確保可能なレーザ光の最大出力である。このため、安全を確保可能なレーザ光の出力Lは、式(5)を用いて、以下の式(2)に示す不等式で表すことができる。
スクリーン320の矩形領域の面積と、走査領域の面積Sとを一致させると、スクリーン320の矩形領域の面積を基に、安全を確保可能なレーザ光の出力を式(2)から求めることができる。レーザ光の出力Lを、式(2)から求められる値とすることにより、スクリーン320が破損した場合にスクリーン320から直接射出するレーザ光の強度を、安全を確保可能な値とすることができる。
図4は、式(5)に基づくレーザ光の最大出力Lと、面積Sの走査領域である矩形領域の対角線長さとの関係を示す。面積Sの矩形領域の対角線長さは、矩形領域の長辺と短辺との比を4:3として算出したものである。例えば、図4に示す関係から、走査領域の面積Sが約80インチの矩形領域である場合、レーザ光の最大出力Lは約75mWであることがわかる。従って、スクリーン320を約80インチの矩形領域とする場合、レーザ光の出力Lを75mW以下とすることにより、安全を確保することができる。
このようにしてAELを用いて、スクリーン320における各色光の走査領域の面積Sを基にレーザ光の出力Lを決定するため、スクリーン320の矩形領域の面積に応じて安全性を確保可能なレーザ光の出力Lを決定することができる。これにより、画像表示装置300の安全性を確保することができるという効果を奏する。なお、本実施例ではスクリーン320の矩形領域の面積から、式(2)を用いてレーザ光の出力Lを決定することとしている。これに限らず、レーザ光の出力Lから算出された走査領域の面積Sに基づいてスクリーン320を設けることとしても良い。
また、画像表示装置の構成は、画像表示装置300のようにリア型画像表示装置に限らず、実施例1の画像表示装置100のようなフロント型画像表示装置としても良い。フロント型画像表示装置においては、画像表示装置から射出されるレーザ光が直接眼に入る事態が起こることが考えられる。フロント型画像表示装置において、式(2)を用いて算出された走査領域の面積に基づいて筐体を設けることにより、安全を確保することができる。
図5−1は、本発明の実施例3に係る画像表示装置500を用いて、スクリーン120に画像を表示する構成を示す。図5−2は、図5−1に示す構成をスクリーン120の法線N上の位置から見た状態を示す。上記実施例1の画像表示装置500と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例の画像表示装置500は、フロント型画像表示装置である点において、実施例1の画像表示装置100と同様である。本実施例の画像表示装置500は、表示面であるスクリーン120に対して斜め方向から、いわゆる煽り角をもってレーザ光を入射させる場合の、観察者の安全を確保するための構成に特徴を有する。
画像表示装置500の構成は、実施例1の画像表示装置100の構成と同様であるため、図示と説明とを省略する。画像表示装置500の筐体110は、スクリーン120の法線N上の位置から下側、即ちマイナスy方向にシフトした位置に配置されている。図5−1に示すように、スクリーン120の法線Nと、z軸とは、略一致している。画像信号に応じて変調されて画像表示装置500の透明平板108から射出された各色光は、スクリーン120の法線N上の位置から下側である、マイナスy方向にシフトした位置から、0(ゼロ)度以外の所定の角度θでスクリーン120に入射する。本実施例のように法線N上の位置から画像表示装置500を移動させて配置すると、スクリーン120の正面の観察者は、画像表示装置500によってスクリーン120を遮られることなく、画像を鑑賞することができる。また、スクリーン120の略中央部分に斜め方向に各色光を入射させる構成とすると、法線Nの方向に各色光を入射させる構成とする場合に比較して、ガルバノミラー160(図1参照)からスクリーン120までの光路が長くなる。ガルバノミラー160からスクリーン120までの光路が長くなることにより、ガルバノミラー160による走査角度を小さくすることができる。
画像表示装置500からの各色光を角度θでスクリーン120に入射させると、スクリーン120の法線N上の位置から各色光を入射させる場合と異なり、スクリーン120上の画像は、上下方向、即ちy方向に長く引き伸ばされて表示される。スクリーン120上の画像がy方向に長く引き伸ばされて表示される場合、y方向のみについて画像を縮小するように、各色光の走査領域SCを縮小することができる。このように、スクリーン120において画像が引き伸ばされている方向に対応して走査領域SCを縮小することによって、スクリーン120に表示される画像を正常な縦横比に近づけることができる。ここで走査領域SCとは、光軸AXに対して略垂直な平面上の領域である。
さらに、煽りの効果によって、スクリーン120の画像は、スクリーン120の上側がx方向に拡大されて表示される。例えば、矩形形状として表示されるべき領域は、図5−2の破線部に示すように、スクリーン120の上側に長辺を有する台形形状の領域となって表示されてしまう。この煽り効果による台形形状を正常な矩形形状に補正するために、図5−2のスクリーン120の位置に示す実線の矩形領域に各色光が入射するように調節することが望ましい。矩形領域以外の台形形状の領域においては各色光を消灯することにより、正常な矩形形状の領域に画像を表示することができる。
図6は、実施例2にて説明した式(5)に基づいて安全が確保可能なレーザ光の最大出力と、レーザ光の走査領域の面積との関係を示す。上述のように、式(5)は、レーザ光の波長と、露光時間とに基づいて決定されたAELから、安全が確保可能なレーザ光の最大出力を求めるための式である。図6に示すグラフは、走査領域である矩形領域の長辺と短辺との比が4:3であるとして、図4に示すグラフにおける矩形領域の対角線長さを、矩形領域の面積に換算して示したものである。
例えば、走査領域SCを略半分とするために、走査領域の面積を2000cm2から1000cm2へ半分に縮小する場合を考える。走査領域の面積が2000cm2であるとき、レーザ光の最大出力は、約75mWである。走査領域の面積が1000cm2であるとき、レーザ光の最大出力は、約63mWである。走査領域の面積を2000cm2から1000cm2へ半分に縮小しても、安全を確保できるレーザ光の最大出力は、約75mWから約63mWへと、約16%の減少にとどまる。このように、走査領域の面積を半減させる場合、レーザ光の最大出力は半分にまで減少させる必要がなく、半分の数値より大きい出力のレーザ光を用いても安全を確保できることになる。このとき、安全を確保可能なレーザ光の出力値を大きくできることにより、スクリーン120に表示される画像を明るくすることができる。
さらに、各色光の走査領域SCの縮小によって走査領域の面積が縮小されると、透明平板108の領域の面積も縮小することができる。例えば、スクリーン120に表示される画像をy方向のみについて略半分に縮小するように走査領域SCを縮小する場合、略半分に領域が縮小された透明平板108を用いることができる。透明平板108の領域を小さくすることが可能であるから、筐体110を小型にすることが可能となる。
以上のように、スクリーン120の法線Nに対して斜め方向から、画像表示装置500によって各色光を照射させる場合、各色光を法線N上の位置から照射させる場合より、安全を確保可能なレーザ光の出力値を大きくできる。レーザ光の出力値を大きくできると、スクリーン120に表示される画像を明るくすることができる。また、透明平板108の領域を小さくすることが可能であることから、筐体110を小型にすることも可能となる。これにより、明るい画像を得られる上、筐体110を小型にできるという効果を奏する。
なお、本実施例の画像表示装置500は、スクリーン120の法線Nに対して下側の位置から斜め方向に各色光を入射させる構成としているが、これに限られない。画像表示装置500は、法線Nに対して0(ゼロ)度以外の角度で各色光を入射させる構成であれば良い。例えば、法線Nに対して上側の位置から斜め下方向に各色光を入射させる構成としても、本実施例と同様の効果を得られる。
また、各実施例において、各色光について単独のレーザ光を用いて画像を表示することとしているが、各色光について複数のレーザ光を用いるマルチビームスキャン方式によって画像を表示することとしても良い。マルチビームスキャン方式により画像を表示する構成とすることにより、さらに明るい画像を得ることができる。さらに、各実施例において、各色光としてレーザ光を用いる構成としているが、ビーム状の光を用いる構成であれば、これに限られない。例えば、画像表示装置の光源として、発光ダイオード素子(LED)を用いる構成としても良い。
以上のように、本発明に係る画像表示装置は、プレゼンテーションや動画を表示する場合に有用である。
100 画像表示装置、101 レーザ光源部、102R R光用光源、102G G光用光源、102B B光用光源、103 ビーム整形光学系、104 凸レンズ、105 凹レンズ、106 ガルバノミラー、107 制御部、108 透明平板、110 筐体、120 スクリーン、300 画像表示装置、309 反射ミラー、310 筐体、320 スクリーン、500 画像表示装置、S1 第1面、S2 第2面、AX 光軸、N 法線、SC 走査領域、θ 角度
Claims (4)
- 画像信号に応じて変調されたレーザ光を供給するレーザ光源部と、
前記レーザ光源部からの前記レーザ光を、二次元方向に走査させる走査部と、
少なくとも前記レーザ光源部と、前記走査部とを収納する筐体と、を有し、
前記筐体は、前記走査部により走査される前記レーザ光を、射出部から射出し、
前記射出部は、前記走査部により走査される前記レーザ光が、所定領域に、少なくとも所定値以下の強度で入射するような位置に設けられていることを特徴とする画像表示装置。 - 前記射出部における前記レーザ光の走査領域の面積をS、前記所定領域の面積をP、前記レーザ光の出力をL(mW)、とすると、以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
L×P/S≦5 - 前記射出部から射出される前記レーザ光によって表示面に画像を表示し、
前記筐体は、前記レーザ光が前記表示面の法線と0度以外の所定の角度をもって、前記表示面に入射するような位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003344451A JP2005107456A (ja) | 2003-10-02 | 2003-10-02 | 画像表示装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145699A (ja) * | 2011-03-22 | 2011-07-28 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | プロジェクタ |
US8134599B2 (en) | 2006-12-05 | 2012-03-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Scanning image display apparatus |
JP2017227903A (ja) * | 2017-08-10 | 2017-12-28 | インテル・コーポレーション | 改善された安全性を有する画像を投射する方法および装置 |
US10271027B2 (en) | 2013-06-26 | 2019-04-23 | North Inc. | Method and device for projecting an image with improved safety |
-
2003
- 2003-10-02 JP JP2003344451A patent/JP2005107456A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061205 |