JP2014145889A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の光の光強度が強いときにも光の光強度を弱くして安全な光強度の光で描画し、動作状況が報知される画像表示装置を提供する。
【解決手段】人体頭部に装着される画像表示装置にかかわる。レーザー光16を射出する右側赤色光源28と、レーザー光16を描画用レーザー光16aと報知用レーザー光16bとに分岐する第1ハーフミラー32と、描画用レーザー光16aを鏡に反射させ鏡を回動させて描画する走査光出力部9と、鏡の回動を制御する制御部20と、走査光出力部9が描画中に報知用レーザー光16bを拡散させて描画中の状態を報知する描画用報知部12と、を備え、描画用レーザー光16aの光強度を報知用レーザー光16bの光強度より弱くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置に関するものである。
人体の頭部に装着して使用する画像表示装置が広く活用されている。この形態の画像表示装置が特許文献1に開示されている。それによると、投影表示画像のコントラスト比を向上させるために、NDフィルターに光を通したり、光ファイバーの光軸をずらすことで投影表示画像の最小輝度を下げていた。
特開2009−86365号公報
しかしながら、特許文献1のように、例えば、光ファイバーの光軸をずらした場合、光ファイバーに入らなかった光は不要な光として捨てられており、光を効率よく利用できていない。そこで、本発明は、光を効率よく利用できる画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる画像表示装置は、人体頭部に装着される画像表示装置であって、レーザー光を射出する光源と、前記レーザー光を第1レーザー光と前記第1レーザー光の光強度と異なる第2レーザー光とに分岐する分岐部と、前記第1レーザー光を鏡に反射させ前記鏡を回動させて描画する描画部と、前記鏡の回動を制御する制御部と、前記描画部が描画していることを前記第2レーザー光を拡散させて外部に報知する報知部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、光源がレーザー光を分岐部に射出する。分岐部はレーザー光を第1レーザー光と第2レーザー光とに分岐する。分岐されたレーザー光のうち第1レーザー光は描画部を照射し、第2レーザー光は報知部を照射する。描画部は鏡を備え、第1レーザー光は鏡に照射される。制御部は鏡の回動を制御して第1レーザー光が進行する方向を変えて描画する。描画部が描画するとき報知部は第2レーザー光を拡散させて、描画中であることを報知する。描画部が描画しないとき光源はレーザー光を射出しないので第2レーザー光は拡散しない。これにより、画像表示装置が描画中であるか否かを報知することができる。従って、画像表示装置は光源が射出するレーザー光を描画と報知とに用いている為、レーザー光を効率よく利用することができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記第1レーザー光の光強度は前記第2レーザー光の光強度より弱いことを特徴とする。
本適用例によれば、第1レーザー光の光強度は第2レーザー光の光強度より弱くなるように分岐されている。光源が微弱な光量のレーザー光を射出するとき、第1レーザー光の光強度が不安定となる。従って、光源は安定して射出可能な光量のレーザー光を射出する。このとき、分岐した第1レーザー光の光強度が強いとき描画された第1レーザー光により眼が損傷をうける。本適用例では第1レーザー光より第2レーザー光の光強度を強くしている。従って、光源のレーザー光の光強度が強いときにも第1レーザー光の光強度を弱くして安全な光強度の光で描画することができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記分岐部は前記レーザー光の一部を透過させる反射膜を用いて前記レーザー光を前記第1レーザー光と第2レーザー光とに分岐させることを特徴とする。
本適用例によれば、分岐部は反射膜を備えている。反射膜は厚みを厚くするほど反射率が高くなり、薄くすることにより透過率が高くなる。従って、分岐部は第1レーザー光と第2レーザー光との光強度を容易に調整することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記レーザー光は色の異なる複数の光線からなり、前記分岐部は複数の前記光線の合成と分岐とを行うことを特徴とする。
本適用例によれば、光源は複数の光線からなるレーザー光を射出する。従って、描画部は多色の光で描画することができる。そして、分岐部は光線の合成と分岐とを同時に行っている。従って、光線を合成する光学系と光線を分岐する光学系とを別の光学系で行うときに比べて簡易な装置にすることができる為画像表示装置を製造し易くすることができる。
[適用例5]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記第2レーザー光は赤色であることを特徴とする。
本適用例によれば、第2レーザー光は赤色であり、報知部は赤色の光を拡散する。赤色の光は青色や緑色の光に比べて目立つ光である。従って、報知部は描画中の状態を目立つように報知することができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記レーザー光は光源用光ファイバーにより導光され、前記第1レーザー光は第1光ファイバーにより導光され、前記第2レーザー光は第2光ファイバーにより導光され、前記分岐部では前記光源用光ファイバーの端面に前記第1光ファイバーの端面と前記第2光ファイバーの端面とが接続され、前記光源用光ファイバーの端面と接続する場所の前記第1光ファイバーの端面の面積は前記第2光ファイバーの端面の面積より狭いことを特徴とする。
本適用例によれば、光源用光ファイバーから射出されるレーザー光の一部が第1光ファイバーに入射してレーザー光の一部が第2光ファイバーに入射する。そして、第1光ファイバーの端面の面積は第2光ファイバーの端面の面積より狭くなっている。従って、第1光ファイバーに入射する第1レーザー光は第2光ファイバーに入射する第2レーザー光より弱い光強度にすることができる。
[適用例7]
上記適用例にかかる画像表示装置において、撮像装置を備え、前記報知部は前記第2レーザー光を拡散させて前記撮像装置が撮影中であることを報知することを特徴とする。
本適用例によれば、撮像装置が撮影中であるか否かを報知部が第2レーザー光を用いて報知する。第2レーザー光を用いないときには、報知用光源が必要となる。従って、撮像装置が撮影中であるかを報知するための光源を設置するときに比べて簡便な装置にすることができる為画像表示装置を製造し易くすることができる。
[適用例8]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記第2レーザー光の光強度を弱くする減光部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、減光部が第2レーザー光の光強度を調節する。従って、報知部で拡散される光がまぶしすぎることを抑制することができる。
[適用例9]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記減光部は前記第2レーザー光の光強度に対応して前記第2レーザー光を減光し前記報知部が拡散する光強度の変動を抑制することを特徴とする。
本適用例によれば、減光部は第2レーザー光の光強度が強いときに減光し報知部が拡散する光強度の変動を抑制する。従って、報知部が拡散する光は認識し易い光強度にすることができる。
[適用例10]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記描画部を前記人体頭部に支持する支持部を備え、前記報知部は前記人体頭部の前面及び側面から見える場所の前記支持部に設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、報知部は支持部に設置され、人体頭部を前側から見たときに確認される。さらに、報知部は人体頭部を側面側から見たときにも確認される。従って、画像表示装置が描画中であることを報知部は人体の前面と側面とに向けて報知させることができる。
[適用例11]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記報知部は前記人体頭部の前面から見て右側の前記側面と左側の前記側面とから見える場所の前記支持部に設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、報知部は人体頭部の前面から見て右側の側面及び左側の側面から見えるようになっている。従って、報知部は人の両側から容易に確認されるので、画像表示装置が描画中である状態を広範囲の角度にたいして報知させることができる。
[適用例12]
本適用例にかかる画像表示装置は、人体頭部に装着される画像表示装置であって、レーザー光を射出する光源と、前記レーザー光を第1レーザー光と前記第1レーザー光の光強度と異なる第2レーザー光とに分岐する分岐部と、前記第1レーザー光により描画する描画部と、前記描画部が描画していることを前記第2レーザー光により外部に報知する報知部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、光源がレーザー光を分岐部に射出する。分岐部はレーザー光を第1レーザー光と第2レーザー光とに分岐する。分岐されたレーザー光のうち第1レーザー光は描画部を照射し、第2レーザー光は報知部を照射する。描画部は第1レーザー光により描画する。描画部が描画するとき報知部は第2レーザー光を拡散させて、描画中であることを報知する。描画部が描画しないとき光源はレーザー光を射出しないので第2レーザー光は拡散しない。これにより、画像表示装置が描画中であるか否かを報知することができる。従って、画像表示装置は光源が射出するレーザー光を描画と報知とに用いている為、レーザー光を効率よく利用することができる。
[適用例13]
上記適用例にかかる画像表示装置において、前記第1レーザー光の光強度は前記第2レーザー光の光強度より弱いことを特徴とする。
本適用例によれば、第1レーザー光の光強度は第2レーザー光の光強度より弱くなるように分岐されている。光源が微弱な光量のレーザー光を射出するとき、第1レーザー光の光強度が不安定となる。従って、光源は安定して射出可能な光量のレーザー光を射出する。このとき、分岐した第1レーザー光の光強度が強いとき描画された第1レーザー光により眼が損傷をうける。本適用例では第1レーザー光より第2レーザー光の光強度を強くしている。従って、光源のレーザー光の光強度が強いときにも第1レーザー光の光強度を弱くして安全な光強度の光で描画することができる。
第1の実施形態にかかわる画像表示装置の構造を示す概略斜視図。 画像表示装置の構造を示す模式平面図。 画像表示装置の構造を示す電気制御ブロック図。 (a)は走査光出力部の構造を示す模式側断面図、(b)は走査部の構造を示す模式平面図。 (a)は報知部の構造を示す模式断面図、(b)は可変式NDフィルターの構造を示す模式断面図、(c)は円板フィルターの構造を示す模式平面図。 (a)は可変式NDフィルターに入力されるレーザー光の光強度と円板フィルターの減衰率との関係を示すグラフ、(b)は可変式NDフィルターに入力されるレーザー光の光強度と可変式NDフィルターから出力される出力光の光強度との関係を示すグラフ。 第2の実施形態にかかわり、(a)は分岐部の構造を示す模式側断面図、(b)は分岐部の構造を示す模式平断面図、(c)は分岐部の構造を示す模式側断面図。 第3の実施形態にかかわる画像表示装置の構造を示す電気制御ブロック図。 第4の実施形態にかかわり画像表示装置の構造を示す模式平面図。 第5の実施形態にかかわる画像表示装置の構造を示す電気制御ブロック図。 基体部に設置された報知部の位置を説明するための模式図。 第6の実施形態にかかわり、(a)、(b)、(c)は描画用報知部が設置された場所を説明するための模式平面図。 第7の実施形態にかかわり、(a)、(b)、(c)は描画用報知部の構造を示す模式側断面。
本実施形態では、画像表示装置の特徴的な例について、図1〜図13に従って説明する。以下、実施形態について図面に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかわる画像表示装置について図1〜図6に従って説明する。図1は、画像表示装置の構造を示す概略斜視図である。図1に示すように、画像表示装置1は観察者2の頭部2aに装着される。画像表示装置1は眼鏡のフレームに類似した形状の支持部としての基体部3を備えている。基体部3はつる部3a及び枠部3bを備えている。
つる部3aは頭部2aに装着したときに頭部2aの側面に位置し、観察者2の頭部2aと耳2bとに挟まれて設置される。基体部3の両端にはそれぞれつる部3aが設けられ、つる部3aは頭部2aの左右に設置される。枠部3bは2つのつる部3aの間に設置されている。枠部3bは頭部2aに装着したときに頭部2aの前面に位置し、観察者2の目2cと対向する場所に位置する。枠部3bとつる部3aとの間には蝶番が設置されている。これにより、つる部3aは枠部3bに対して折りたたむことが可能になっている。枠部3bには一対の鼻当て4が設置され、鼻当て4は観察者2の鼻2dと接する。基体部3では鼻当て4とつる部3aとが頭部2aと接触し、基体部3は鼻当て4とつる部3aとにより支えられる。
つる部3aの一方にはケーブル5が接続され、ケーブル5には表示制御装置6が接続されている。ケーブル5には電気配線及び光ファイバーが内蔵されている。表示制御装置6はケーブル7を介して映像録再装置8と接続されている。
基体部3には図中鼻当て4の上側に一対の描画部としての走査光出力部9が設置され、目2cと対向する場所に一対の描画部としてのハーフミラー10が設置されている。他にも基体部3には一対の走査光出力部9の間に撮像装置11が設置され、撮像装置11にはマイクロフォン11aが内蔵されている。枠部3bとつる部3aとが接続する場所の付近には基体部3の図中上側に円柱形の報知部としての描画用報知部12が設置されている。詳しくは、描画用報知部12は頭部2aの前面及び側面から見える場所の基体部3に設置されている。描画用報知部12は頭部2aの前面から見て右側の側面から見える場所と左側の側面から見える場所との基体部3に設置されている。
図2は画像表示装置の構造を示す模式平面図である。図2に示すように、頭部2aと各つる部3aとの間には骨伝導スピーカー13が設置されている。つる部3a及び枠部3bの内部にはケーブル5に続く電気配線14及び光ファイバー15が設置されている。走査光出力部9、骨伝導スピーカー13及び撮像装置11は電気配線14に接続され、表示制御装置6により駆動される。
走査光出力部9及び描画用報知部12は光ファイバー15に接続され、表示制御装置6からレーザー光16が供給される。走査光出力部9はレーザー光16を上下左右に走査してハーフミラー10に射出する。射出されたレーザー光はハーフミラー10で反射し観察者2の目2cに向かって進行する。観察者2は画像表示装置1によって形成される虚像を観察する。
図3は画像表示装置の構造を示す電気制御ブロック図である。図3に示すように画像表示装置1が備える表示制御装置6には入出力部17が設置され、入出力部17には映像録再装置8が接続されている。映像録再装置8は記憶装置を備え、記憶装置には映像データ、静止画像データ及び音声データが記憶されている。そして、映像録再装置8は入出力部17に映像データや静止画像データを出力する。画像表示装置1が入出力部17から映像データ、静止画像データ及び音声データを出力するときには映像録再装置8は映像データ、静止画像データ及び音声データを入力して記憶装置に記憶する。
入出力部17には図示しないコネクター、スイッチや可変抵抗器が設置されている。コネクターにはケーブル7が接続される。スイッチは複数設置され、各スイッチは画像表示装置1の電源の入切、音声出力の入切等を入力するための部位である。可変抵抗器は複数設置され、各可変抵抗器は映像の輝度調整、描画用報知部12の輝度調整、骨伝導スピーカー13の音量調整、等に用いられる。
入出力部17には制御部20が接続されている。制御部20には光源駆動部21、走査駆動部22、減光駆動部23、スピーカー駆動部24及び撮像駆動部25等が接続され、制御部20は各部位の動作を制御する。具体的には入出力部17が映像録再装置8から映像信号を入力するとき映像の輝度信号と可変抵抗器に入力された輝度調整信号を光源駆動部21に出力する。さらに、映像信号を入力するとき映像の走査信号を走査駆動部22に出力する。他にも、映像信号のうち赤色の輝度信号を減光駆動部23に出力する。
光源駆動部21には右側緑色光源26、右側青色光源27、光源としての右側赤色光源28、左側緑色光源29、左側青色光源30及び左側赤色光源31が接続されている。右側緑色光源26、右側青色光源27及び右側赤色光源28は右目2eにレーザー光16を射出する走査光出力部9にレーザー光16を供給する。左側緑色光源29、左側青色光源30及び左側赤色光源31は左目2fにレーザー光16を射出する走査光出力部9にレーザー光16を供給する。
映像信号がステレオ画像用の信号のとき、映像信号は右目2eが見るための右目用映像信号と左目2fが見るための左目用映像信号とを有している。映像信号がカラー画像用の信号のとき右目用映像信号及び左目用映像信号はそれぞれ緑色信号、青色信号及び赤色信号から構成されている。
光源駆動部21は右側緑色光源26〜左側赤色光源31の各光源に映像信号に応じた電力を出力する。詳細には右目用映像信号のうち緑色信号に応じた電力が右側緑色光源26に出力され、青色信号に応じた電力が右側青色光源27に出力される。右目用映像信号のうち赤色信号に応じた電力が右側赤色光源28に出力される。同様に、左目用映像信号のうち緑色信号に応じた電力が左側緑色光源29に出力され、青色信号に応じた電力が左側青色光源30に出力される。左目用映像信号のうち赤色信号に応じた電力が左側赤色光源31に出力される。
右側緑色光源26及び右側青色光源27にはND(ニュートラルデンシティ)フィルターが内蔵されている。NDフィルターの減衰率は特に限定されないが本実施形態では、発光する光量のうち約1/10000の光量のレーザー光16が射出される。右側赤色光源28からは発光する光量が総て射出される。
右側赤色光源28が射出するレーザー光16は分岐部としての第1ハーフミラー32を照射する。第1ハーフミラー32では右側赤色光源28が射出するレーザー光16の一部が反射して進行方向を変え第1レーザー光としての描画用レーザー光16aとなる。右側赤色光源28が射出するレーザー光16と描画用レーザー光16aとの光量の比率は特に限定されないが本実施形態では約1/500000〜1/1000000の光量となっている。例えば、本実施形態では右側赤色光源28が射出するレーザー光16の光強度が100〜150mWであり描画用レーザー光16aの光強度は200〜300nWになっている。残りの光量の第2レーザー光としての報知用レーザー光16bは直進して減光部としての可変式NDフィルター33を照射する。従って、描画用レーザー光16aが第1ハーフミラー32から射出されるときには報知用レーザー光16bも第1ハーフミラー32から射出される。描画用レーザー光16aの光強度は報知用レーザー光16bの光強度より弱い光強度となっている。可変式NDフィルター33は透過する報知用レーザー光16bの減衰させる部位であり、可変式NDフィルター33の減衰率の切り替えは減光駆動部23によって駆動される。
可変式NDフィルター33を通過した報知用レーザー光16bは集光レンズ34を照射する。集光レンズ34を通過した報知用レーザー光16bは第2光ファイバーとしての報知用光ファイバー15aを照射する。集光レンズ34は報知用レーザー光16bを報知用光ファイバー15aの端面の中心に集光する。これにより、集光レンズ34は報知用レーザー光16bを少ない損失で報知用光ファイバー15aに導くことができる。
報知用光ファイバー15aにおいて集光レンズ34の反対側の端には描画用報知部12が設置されている。この描画用報知部12は右目2eの近くの基体部3に設置されている。報知用光ファイバー15aにより導光された報知用レーザー光16bは描画用報知部12にて拡散される。描画用報知部12を見る人は観察者2が映像を観察していることを知ることができる。
第1ハーフミラー32にて反射した赤色の描画用レーザー光16aは分岐部としての第2ハーフミラー35を照射し一部が第2ハーフミラー35を通過する。右側青色光源27が射出する青色のレーザー光16も第2ハーフミラー35を照射し一部が第2ハーフミラー35で反射し進行方向を変える。第2ハーフミラー35を通過した赤色の描画用レーザー光16aと第2ハーフミラー35で反射した青色の描画用レーザー光16aは合成され共に分岐部としての第3ハーフミラー36を照射する。
第3ハーフミラー36を照射した赤色及び青色の描画用レーザー光16aの一部はともに反射して集光レンズ37を照射する。右側緑色光源26が出力する緑色のレーザー光16も第3ハーフミラー36を照射し一部が第3ハーフミラー36を通過して集光レンズ37を照射する。集光レンズ37を照射する赤色、青色及び緑色の描画用レーザー光16aは合成され、集光レンズ37は第1光ファイバーとしての描画用光ファイバー15bの端面の中心に集光する。これにより、集光レンズ37は描画用レーザー光16aを少ない損失で描画用光ファイバー15bに導くことができる。
第1ハーフミラー32〜第3ハーフミラー36は分岐部を構成し、各ミラーには反射膜が設置されている。従って、反射膜を用いて右側緑色光源26〜右側赤色光源28が出力するレーザー光16を描画用レーザー光16aと報知用レーザー光16bとに分離している。反射膜は厚みを厚くするほど反射率が高くなり、薄くすることにより透過率が高くなる。従って、第1ハーフミラー32では描画用レーザー光16aと報知用レーザー光16bとの光強度を容易に調整することができる。
描画用光ファイバー15bにおいて集光レンズ37の反対側の端には走査光出力部9が設置されている。描画用光ファイバー15bにより導光された描画用レーザー光16aは走査光出力部9を照射する。走査光出力部9には鏡が設置され、走査光出力部9は鏡を上下左右に回動する。走査光出力部9を照射する描画用レーザー光16aは走査光出力部9により進行方向を変えられてハーフミラー10を照射する。走査駆動部22が走査光出力部9における鏡の回動を制御することにより、描画用レーザー光16aはハーフミラー10上を走査する。ハーフミラー10で反射する描画用レーザー光16aは右目2eを照射する。
右目2eを照射する描画用レーザー光16aは映像信号に基づいて輝度が変調されハーフミラー10を走査している。これにより、観察者2はハーフミラー10に描画された虚像を観察することができる。
左側緑色光源29〜左側赤色光源31が出力するレーザー光16が左目2fに到達する経路は右側緑色光源26〜右側赤色光源28が出力するレーザー光16が右目2eに到達する経路と同様の経路になっており、説明を省略する。
入出力部17が映像録再装置8から音声信号を入力するとき、制御部20は音声信号と可変抵抗器に入力された音量調整信号をスピーカー駆動部24に出力する。スピーカー駆動部24は音声信号を音量調整信号に応じて増幅した駆動信号を出力する。スピーカー駆動部24には一対の骨伝導スピーカー13が接続され、骨伝導スピーカー13は駆動信号により駆動される。
撮像駆動部25には撮像装置11及びマイクロフォン11aが接続されている。撮像駆動部25は撮像装置11を駆動して撮影し映像信号を出力する。撮像駆動部25はマイクロフォン11aを駆動して音を音声信号に変換する。撮像駆動部25が制御部20に映像信号及び音声信号を出力するとき、制御部20は入出力部17を介して映像録再装置8に映像信号及び音声信号を出力する。映像録再装置8は映像信号及び音声信号を入力して記憶する。
図4(a)は走査光出力部の構造を示す模式側断面図であり、図4(b)は走査部の構造を示す模式平面図である。図4(a)に示すように、走査光出力部9は基台40を備え、基台40の内部が空洞になっている。基台40図中上側には上下方向が軸となる孔が設置され、この孔に描画用光ファイバー15bが挿入されて固定されている。描画用光ファイバー15bの図中下側にはカップリングレンズ41が設置され、描画用光ファイバー15bから射出される描画用レーザー光16aはカップリングレンズ41を通過する。
カップリングレンズ41は描画用光ファイバー15bから射出された描画用レーザー光16aのスポット径を調整する。さらに、カップリングレンズ41は描画用レーザー光16aを平行にするコリメートレンズの機能を備えている。カップリングレンズ41の図中下側には走査部42が設置されている。走査部42はカップリングレンズ41を向く面の中央が鏡42aになっている。カップリングレンズ41を通過する描画用レーザー光16aは鏡42aを照射し鏡42aにて反射し進行方向が変えられる。
走査部42の鏡と反対側の面には一対の支持部42fを介して磁石43が設置されている。走査部42に対して磁石43が設置された側では基台40に電磁石44が設置され、電磁石44は磁石43に引力または斥力を作用する。制御部20は走査駆動部22から電磁石44に鋸刃状の垂直走査波形45と正弦波状の水平走査波形46との電流を供給させて走査部42を駆動する。水平走査波形46の周波数は垂直走査波形45の周波数より高くなるように波形が形成されている。
描画用レーザー光16aが鏡42aに反射して進行する方向には集光レンズ47が設置されている。集光レンズ47は非球面レンズとなっている。描画用レーザー光16aは集光レンズ47を通過してハーフミラー10にて反射する。そして、ハーフミラー10にて反射した描画用レーザー光16aが平行光になるように集光レンズ47は描画用レーザー光16aを集光する。
図4(b)に示すように走査部42の中央に位置する鏡42aは図中上下方向に設置された第1梁42bによって支持されている。これにより鏡42aは第1梁42bを軸にして回動する。第1梁42bは鏡42aの周囲に位置する円環状の第1支持枠42cに固定されている。第1支持枠42cには支持部42fが2つ設置され、支持部42fは磁石43の両端を支持している。第1支持枠42cは図中左右方向に設置された第2梁42dによって支持されている。これにより第1支持枠42cは第2梁42dを軸にして回動する。第2梁42dは第1支持枠42cの周囲に位置する四角形状の第2支持枠42eに固定され、第2支持枠42eは基台40に固定されている。
電磁石44に垂直走査波形45及び水平走査波形46の電流を流す。第1梁42bを軸にして回動する鏡42aの固有振動数は水平走査波形46の振動数となっている。これにより、鏡42aは水平走査波形46に追従して第1梁42bを軸にして回動する。第2梁42dを軸にして回動する第1支持枠42c及び鏡42aの固有振動数は垂直走査波形45の振動数となっている。これにより、鏡42aは垂直走査波形45に追従して第2梁42dを軸にして回動する。
第1梁42bを軸にして回動する軸方向と第2梁42dを軸にして回動する軸方向とは直交する方向となっている。そして、鏡42aが第2梁42dを軸にして回動するときレーザー光16がハーフミラー10を照射する位置は観察者2に対して上下方向に移動する。よって、レーザー光16は垂直走査される。鏡42aが第1梁42bを軸にして回動するときレーザー光16がハーフミラー10を照射する位置は観察者2に対して左右方向に移動する。よって、レーザー光16は水平走査される。鏡42aによってレーザー光16は水平走査波形46に追従して水平走査し、垂直走査波形45に追従して垂直走査する。
図5(a)は報知部の構造を示す模式断面図である。図5(a)に示すように、描画用報知部12は円筒状の基部48を備え、基部48は図中上下方向に貫通する孔が形成されている。その孔に報知用光ファイバー15aが挿入され固定されている。報知用光ファイバー15aから図中上側に向けて報知用レーザー光16bが射出される。報知用光ファイバー15aの図中上側には拡散板49が設置されている。拡散板49は表面に凹凸が多数形成され、報知用レーザー光16bは拡散板49を通過するときに進行方向が拡散する。拡散板49の図中上側は円柱形の空間があり、この空間を覆って外装部50が設置されている。外装部50は有底円筒形状をしており内面に凹凸が多数形成されている。従って、報知用レーザー光16bは外装部50を通過するときに進行方向がさらに拡散する。これにより、レーザー光16の光強度の分布は山形から球形に近づく。
図5(b)は可変式NDフィルターの構造を示す模式断面図であり、図5(c)は円板フィルターの構造を示す模式平面図である。図5(b)に示すように、可変式NDフィルター33は直方体状の基台51を備えている。基台51には2つの貫通孔が形成され、1つには光源側光ファイバー15cが挿入され固定されている。もう1つの孔にはモーター52が設置されている。モーター52はステップモーターであり回転角度が減光駆動部23によって制御される。モーター52の回転軸52aには円板状の円板フィルター53が設置され、円板フィルター53は光源側光ファイバー15cと対向する場所に位置している。そして、光源側光ファイバー15cが射出する報知用レーザー光16bは円板フィルター53を照射する。
円板フィルター53を挟んで光源側光ファイバー15cと対向する場所には集光レンズ34が配置されている。円板フィルター53に照射された報知用レーザー光16bは円板フィルター53を通過して集光レンズ34を照射する。集光レンズ34に対して円板フィルター53の反対側には報知用光ファイバー15aが配置されている。そして、集光レンズ34に照射された報知用レーザー光16bは集光レンズ34を通過して報知用光ファイバー15aの端面に集光される。報知用光ファイバー15aに集光された報知用レーザー光16bは報知用光ファイバー15aの内部を進行する。
図5(c)に示すように、円板フィルター53は回転軸52aを中心とし、周方向の場所により通過する報知用レーザー光16bの減衰率が変化するフィルターである。従って、モーター52が円板フィルター53を回転させるとき、回転角度に応じて円板フィルター53を通過するレーザー光16の減衰率を制御することができる。
図6(a)は可変式NDフィルターに照射されるレーザー光の光強度と円板フィルターの減衰率との関係を示すグラフである。図6(b)は可変式NDフィルターに照射されるレーザー光の光強度と可変式NDフィルターから射出される出力光の光強度との関係を示すグラフである。
図6(a)において、横軸は入力光の光強度を示し、右側が左側より強い光強度となっている。横軸の光強度は光源側光ファイバー15cから可変式NDフィルター33に照射される報知用レーザー光16bの光強度を示す。縦軸は可変式NDフィルター33が報知用レーザー光16bを減衰させる減衰率を示している。減衰率は上側が下側より大きな減衰率となっている。そして、円板フィルター53を照射するレーザー光16を入力光とする。減衰率線54は入力光の光強度と減衰率との関係を示す。
減衰率線54に示すように、入力光の光強度が強度判定値55より弱いときには可変式NDフィルター33は入力光を減衰させない。入力光の光強度が強度判定値55より強いときには可変式NDフィルター33は入力光と比例して入力光を減衰させる。
右側赤色光源28が出力する光量の指示データを制御部20が光源駆動部21及び減光駆動部23に出力する。減光駆動部23は光量の指示データと所定のパラメーターとで四則演算を行い、入力光の光強度の予測値を算出する。次に、減衰率線54と入力光の光強度の予測値とに基づいて可変式NDフィルター33の減衰率を算出する。次に、報知用レーザー光16bが通過する場所の円板フィルター53の減衰率が算出した減衰率となるように減光駆動部23は可変式NDフィルター33のモーター52を回動する。このようにして可変式NDフィルター33はレーザー光16を減衰させる。
図6(b)において、横軸は入力光の光強度を示し、右側が左側より強い光強度となっている。円板フィルター53を通過したレーザー光16を出力光とする。縦軸は出力光の光強度を示し、上側が下側より強い光強度となっている。縦軸の光強度は可変式NDフィルター33から報知用光ファイバー15aに出力される報知用レーザー光16bの光強度を示す。
光強度相関線56は入力光の光強度と出力光の光強度との関係を示している。光強度相関線56にしめすように、入力光が強度判定値55以下のとき出力光は減衰されないので、出力光は入力光と同じ光強度となる。入力光が強度判定値55を超えるとき出力光は減衰される。これにより、出力光は強度判定値55の光強度に維持される。そして、描画用報知部12から拡散される報知用レーザー光16bは光強度が所定の強さを超えないように制限される。
左側赤色光源31から出力されるレーザー光16も可変式NDフィルター33を通過する。この可変式NDフィルター33は右側赤色光源28から出力されるレーザー光16と同様な方法で報知用レーザー光16bを減衰させる。従って、左側の描画用報知部12から拡散される報知用レーザー光16bも光量が所定の強さを超えないように制限される。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、走査光出力部9及びハーフミラー10が虚像を描画するとき描画用報知部12は報知用レーザー光16bを拡散させて、描画中であることを報知する。これにより、画像表示装置1が描画中であるか否かを報知することができる。
(2)本実施形態によれば、描画用レーザー光16aは報知用レーザー光16bより弱くなるように分岐されている。右側緑色光源26〜左側赤色光源31が微弱な光強度のレーザー光16を射出するとき、光強度が不安定となる。従って、右側緑色光源26〜左側赤色光源31は光強度が安定する程度の光強度のレーザー光16を射出する。このとき、分岐した描画用レーザー光16aの光強度が強いとき描画用レーザー光16aにより眼が損傷をうける。本実施形態では描画用レーザー光16aより報知用レーザー光16bの光強度を強くしている。従って、右側緑色光源26〜左側赤色光源31のレーザー光16の光量が強いときにも描画用レーザー光16aの光強度を弱くして安全な光強度の描画用レーザー光16aで描画することができる。
(3)本実施形態によれば、第1ハーフミラー32には反射膜が設置されている。反射膜は厚みを厚くするほど反射率が高くなり、薄くすることにより透過率が高くなる。従って、第1ハーフミラー32は描画用レーザー光16aと報知用レーザー光16bとの光強度を容易に調整することができる。
(4)本実施形態によれば、右側緑色光源26〜右側赤色光源28はそれぞれ緑色、青色、赤色のレーザー光16を射出する。そして、反射膜が設置された第1ハーフミラー32〜第3ハーフミラー36を用いて描画用レーザー光16aの合成と報知用レーザー光16bの分岐とを同時に行っている。従って、描画用レーザー光16aを合成する光学系と報知用レーザー光16bを分岐する光学系とを別の光学系で行うときに比べて簡単な構成の装置にすることができる。
(5)本実施形態によれば、報知用レーザー光16bは赤色であり、描画用報知部12は赤色の光を拡散する。赤色の光は青色や緑色に比べて目立つ色である。従って、描画用報知部12は描画中の状態を目立つように報知することができる。
(6)本実施形態によれば、可変式NDフィルター33が報知用レーザー光16bの光強度を調節する。従って、描画用報知部12で拡散される光がまぶしすぎることを抑制することができる。
(7)本実施形態によれば、可変式NDフィルター33は報知用レーザー光16bの光強度が強いときに減光し描画用報知部12が拡散する報知用レーザー光16bの光強度の変動を抑制する。従って、描画用報知部12が拡散する報知用レーザー光16bを認識し易い光強度にすることができる。
(8)本実施形態によれば、描画用報知部12は基体部3に設置され、頭部2aを前側から見たときに確認される。さらに、描画用報知部12は頭部2aを側面側から見たときにも確認される。従って、画像表示装置1が描画中であることを描画用報知部12は観察者2の前面と側面とに向けて報知させることができる。
(9)本実施形態によれば、描画用報知部12は頭部2aの前面から見て右側の側面及び左側の側面から見えるようになっている。従って、描画用報知部12は観察者2の両側から容易に確認されるので、画像表示装置1が描画中である状態を広範囲の角度において報知させることができる。
(第2の実施形態)
次に、画像表示装置の一実施形態について図7を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、第1ハーフミラー32の形態が異なる点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図7(a)は分岐部の構造を示す模式側断面図である。すなわち、本実施形態では図7(a)に示すように、第1ハーフミラー32の代わりに分岐部59が用いられている。分岐部59は直方体状の基体部60を備えている。基体部60には図中上側から基体部60の厚みの半分の深さまで孔が形成され、この孔に光源用光ファイバー61が挿入され固定されている。光源用光ファイバー61は図中下側の端面が平坦に形成されている。光源用光ファイバー61には右側赤色光源28からレーザー光16が照射される。
基体部60には図中下側から光源用光ファイバー61に到達する深さまで2つの孔が形成されている。この2つの孔は径方向で繋がっている。そして、図中右側の孔には報知用光ファイバー15aが設置され、図中左側の孔には描画用光ファイバー15bが設置されている。報知用光ファイバー15a及び描画用光ファイバー15bは基体部60に固定されている。報知用光ファイバー15a及び描画用光ファイバー15bは図中上側の端面が平坦に形成されている。そして、光源用光ファイバー61の図中下側を向く端面は報知用光ファイバー15a及び描画用光ファイバー15bの図中上側の端面と接触している。各端面の間には光透過性のある樹脂等を設置して屈折率が急激に変わらないようにするのが好ましい。これにより端面でレーザー光16が反射することを防止することができる。
図7(b)は分岐部の構造を示す模式平断面図であり、図7(a)のA−A’線に沿う断面から見た図である。図7(b)に示すように、報知用光ファイバー15aと描画用光ファイバー15bとは接触する場所が平面に形成され、互いに接触して配置されている。そして、光源用光ファイバー61の端面が描画用光ファイバー15bの端面と重なる場所の面積は光源用光ファイバー61の端面が報知用光ファイバー15aの端面と重なる場所の面積より狭くなっている。
これにより、光源用光ファイバー61を通過するレーザー光16は報知用光ファイバー15aと描画用光ファイバー15bとに分岐する。そして、描画用光ファイバー15bに入力されるレーザー光16の光強度は報知用光ファイバー15aに入力されるレーザー光16の光強度より弱くなる。光源用光ファイバー61を通過するレーザー光16の光強度はガウス分布となっている。そして、光源用光ファイバー61の中心が最も光強度の強い場所である。この光強度の強い場所には報知用光ファイバー15aが接している。これにより、描画用光ファイバー15bに入力されるレーザー光16の光強度は報知用光ファイバー15aに入力されるレーザー光16の光強度より弱くなる。
レーザー光16を分岐する分岐部の別の形態を紹介する。図7(c)は分岐部の構造を示す模式側断面図である。すなわち、図7(c)に示すように、第1ハーフミラー32の代わりに分岐部62が用いられている。分岐部62は直方体状の基体部63を備えている。基体部63には中央に空洞63aが形成されている。図中上側から基体部63の空洞63aに向けて孔が形成され、この孔に光源用光ファイバー61が挿入され固定されている。光源用光ファイバー61は図中下側の端面が平坦に形成されている。光源用光ファイバー61には右側赤色光源28からレーザー光16が照射される。
基体部63には図中下側から空洞63aに向けて2つの孔が形成されている。そして、図中右側の孔には報知用光ファイバー15aが設置され、図中左側の孔には描画用光ファイバー15bが設置されている。報知用光ファイバー15a及び描画用光ファイバー15bは基体部63に固定されている。報知用光ファイバー15a及び描画用光ファイバー15bは図中上側の端面が平坦に形成されている。
そして、光源用光ファイバー61の図中下側を向く端面から報知用光ファイバー15aの図中上側を向く端面の間に第2光ファイバーとしての報知用接続光ファイバー64が設置されている。光源用光ファイバー61の図中下側を向く端面から描画用光ファイバー15bの図中上側を向く端面の間に第1光ファイバーとしての描画用接続光ファイバー65が設置されている。各端面の間には光透過性のある接着剤等を設置して屈折率が急激に変わらないようにするのが好ましい。これにより端面でレーザー光16が反射することを防止することができる。
光源用光ファイバー61の端面が描画用接続光ファイバー65の端面と重なる場所の面積は光源用光ファイバー61の端面が報知用接続光ファイバー64の端面と重なる場所の面積より狭くなっている。これにより、光源用光ファイバー61を通過するレーザー光16は報知用光ファイバー15aと描画用光ファイバー15bとに分岐する。そして、描画用光ファイバー15bに入力されるレーザー光16の光強度は報知用光ファイバー15aに入力されるレーザー光16の光強度より弱くなる。そして、光源用光ファイバー61の中心が最も光強度の強い場所である。この光強度の強い場所には報知用接続光ファイバー64が接している。これにより、描画用接続光ファイバー65に入力されるレーザー光16の光強度は報知用接続光ファイバー64に入力されるレーザー光16の光強度より弱くなる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、分岐部59では光源用光ファイバー61から射出されるレーザー光16の一部が報知用光ファイバー15aに入射してレーザー光16の一部が描画用光ファイバー15bに入射する。そして、描画用光ファイバー15bの端面の面積は報知用光ファイバー15aの端面の面積より狭くなっている。従って、描画用光ファイバー15bに入射する描画用レーザー光16aは報知用光ファイバー15aに入射する報知用レーザー光16bより弱い光強度にすることができる。そして、光源用光ファイバー61に対する報知用光ファイバー15aと描画用光ファイバー15bとの位置関係を調整することにより、描画用レーザー光16aと報知用レーザー光16bとの比率を容易に調整することができる。
(2)本実施形態によれば、分岐部62では光源用光ファイバー61から射出されるレーザー光16の一部が報知用光ファイバー15aに入射してレーザー光16の一部が描画用光ファイバー15bに入射する。そして、光源用光ファイバー61と接続する描画用接続光ファイバー65の端面の面積は報知用接続光ファイバー64の端面の面積より狭くなっている。従って、描画用光ファイバー15bに入射する描画用レーザー光16aは報知用光ファイバー15aに入射する報知用レーザー光16bより弱い光強度にすることができる。そして、光源用光ファイバー61に接する報知用接続光ファイバー64と描画用接続光ファイバー65との面積を調整することにより、描画用レーザー光16aと報知用レーザー光16bとの比率を容易に調整することができる。
(第3の実施形態)
次に、画像表示装置の一実施形態について図8を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、分岐部及び可変式NDフィルター33が表示制御装置6から基体部3に移動した点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図8は画像表示装置の構造を示す電気制御ブロック図である。すなわち、本実施形態では図8に示すように、画像表示装置68は表示制御装置69及び基体部70を備えている。画像表示装置68には右側緑色光源26、右側青色光源27及び右側赤色光源28が設置されている。各光源が射出するレーザー光16は第1ハーフミラー32、第2ハーフミラー35及び第3ハーフミラー36により合成される。合成されたレーザー光16は集光レンズ37により集光されて光源用光ファイバー71に入射される。光源用光ファイバー71は表示制御装置69と基体部70との間でレーザー光16を伝送する。表示制御装置69と基体部70とを接続する光源用光ファイバー71及び電線は図示しないチューブ内に収納される。
基体部70には分岐部72が設置され、光源用光ファイバー71は分岐部72に接続される。分岐部72には分岐用ハーフミラー72aが設置されている。光源用光ファイバー71が射出するレーザー光16は分岐用ハーフミラー72aを照射する。分岐用ハーフミラー72aは描画用レーザー光16aの約1/10000の光量の描画用レーザー光16aを透過させる。そして、分岐部72は図示しない集光レンズを用いて描画用レーザー光16aを集光させて描画用光ファイバー73に射出する。描画用光ファイバー73は描画用レーザー光16aを走査光出力部9に導光し、描画用レーザー光16aは走査光出力部9を照射する。走査光出力部9は右目2eの視野内に位置するハーフミラー10に向けて描画用レーザー光16aを走査して虚像を形成する。
分岐用ハーフミラー72aにて反射した報知用レーザー光16bは図示しない集光レンズにより集光され報知用光ファイバー74に入射される。報知用光ファイバー74は報知用レーザー光16bを可変式NDフィルター33まで導光し、報知用レーザー光16bは可変式NDフィルター33を照射する。可変式NDフィルター33は報知用レーザー光16bの光強度が強度判定値55を超えるときには強度判定値55と同じ光強度に減衰させて描画用報知部12に出力する。この描画用報知部12は右目2eの近くの基体部70に設置されている。描画用報知部12は入力された報知用レーザー光16bを拡散させる。
画像表示装置68には左側緑色光源29、左側青色光源30及び左側赤色光源31が設置されている。左側の各色光源が出力するレーザー光16は右側の各色光源が出力するレーザー光16と同様の経路をたどるので詳細な説明を省略する。そして、走査光出力部9は左目2fの視野内に位置するハーフミラー10に向けて描画用レーザー光16aを走査して虚像を形成する。分岐部72にて分岐した報知用レーザー光16bは左目2fの近くの基体部70に設置された描画用報知部12で拡散される。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、表示制御装置69と基体部70とは光源用光ファイバー71と配線とで接続されている。表示制御装置69と基体部70とを接続する光ファイバー及び電線はチューブ内に収納される。光ファイバーの本数が多くなるとチューブが太くなり目立つので好ましくない。本実施形態ではチューブを細くできるのでチューブを目立たせないようにすることができる。
(第4の実施形態)
次に、画像表示装置の一実施形態について図9を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、表示制御装置6が基体部3に設置されている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図9は画像表示装置の構造を示す模式平面図である。すなわち、本実施形態では図9に示すように、画像表示装置77はつる部3a及び枠部3bからなる基体部3を備えている。そして、つる部3aには表示制御装置78が設置されている。表示制御装置78は第1の実施形態における表示制御装置6と同様の機能を備えている。
画像表示装置77は基体部3と表示制御装置78とが一体となった構造となっている。従って、表示制御装置78を観察者2の胸ポケット等に収納しなくても良い為、画像表示装置77を操作し易くすることができる。また、基体部3と表示制御装置78との間には長いコードで接続されていないので、コードを収納する煩雑さをなくすことができる。
(第5の実施形態)
次に、画像表示装置の一実施形態について図10及び図11を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、描画用報知部12に加えて撮影用報知部が設置されている点にある。撮影用報知部は撮像装置11が撮影中であることを報知する。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図10は画像表示装置の構造を示す電気制御ブロック図である。すなわち、本実施形態では図10に示すように、画像表示装置81は表示制御装置82及び基体部83を備えている。画像表示装置81は光源駆動部21を備え、光源駆動部21には右側緑色光源26、右側青色光源84、右側赤色光源28、左側緑色光源29、左側青色光源85及び左側赤色光源31が接続されている。
右側緑色光源26及び左側緑色光源29にはNDフィルターが内蔵されている。そして、発光する光量のうち約1/10000の光量のレーザー光16が出力される。右側青色光源84、右側赤色光源28、左側青色光源85及び左側赤色光源31からは発光する光量が総て射出される。
右側青色光源84が射出するレーザー光16は第4ハーフミラー86を照射する。第4ハーフミラー86は右側青色光源84が射出するレーザー光16の約1/10000の光量の描画用レーザー光16aを反射して進行方向を変える。第2レーザー光としての撮影報知用レーザー光16cは直進して可変式NDフィルター87に繋がる光源側光ファイバー15cを照射する。可変式NDフィルター87は可変式NDフィルター33と同様の機能を有し透過する撮影報知用レーザー光16cの減衰率を制御する機能を備えている。可変式NDフィルター87は減光駆動部23によって駆動され制御部20によって制御される。
撮像装置11が撮影するとき、撮影報知用レーザー光16cの光強度が強度判定値55を越えないように制御部20が減光駆動部23を駆動して可変式NDフィルター87を制御する。撮像装置11が撮影していないときには制御部20は可変式NDフィルター87の減衰率を高くして可変式NDフィルター87を通過する撮影報知用レーザー光16cの光強度を低くする。または、制御部20は撮影報知用レーザー光16cが可変式NDフィルター87を通過しないようにする。
可変式NDフィルター87を通過した撮影報知用レーザー光16cは集光レンズ88を照射する。集光レンズ88を通過した撮影報知用レーザー光16cは撮影報知用光ファイバー15dを照射する。撮影報知用光ファイバー15dにおいて集光レンズ88の反対側の端には報知部としての撮影用報知部89が設置されている。この撮影用報知部89は描画用報知部12の近くの基体部83に設置されている。撮像装置11が撮影するとき撮影報知用光ファイバー15dにより導光された撮影報知用レーザー光16cは撮影用報知部89にて拡散される。撮像装置11が撮影しないときには撮影用報知部89が暗くなる。撮影用報知部89を見る人は観察者2が撮像装置11にて撮影しているか否かを知ることができる。
左側青色光源85が出力するレーザー光16が撮影報知用レーザー光16cとなって撮影用報知部89から拡散される経路は右側青色光源84から撮影用報知部89に出力される撮影報知用レーザー光16cと同様であり説明を省略する。左側緑色光源29〜左側赤色光源31が射出するレーザー光16が左目2fに到達する経路は右側緑色光源26〜右側赤色光源28が出力するレーザー光16が右目2eに到達する経路と同様の経路であり、説明を省略する。
撮像装置11による撮影を行い、ハーフミラー10への描画を行わない場合がある。このときには、光源駆動部21は右側青色光源84及び左側青色光源85を駆動し、右側緑色光源26、右側赤色光源28、左側緑色光源29及び左側赤色光源31の駆動を停止する。そして、走査駆動部22は描画用レーザー光16aを走査せず、右目2e及び左目2fの視界に入らない場所を描画用レーザー光16aが照射するようにする。もしくは、走査駆動部22はハーフミラー10に照射する場所を右目2e及び左目2fの視界の端としても良い。観察者2が気にならない場所を照射するのが好ましい。このときには、光源駆動部21及び走査駆動部22を駆動して撮影中を示す文字や図形を表示しても良い。または、描画用レーザー光16aの通過を制御する光スイッチを設けても良い。
図11は、基体部に設置された報知部の位置を説明するための模式図である。図11に示すように、描画用報知部12に重ねて撮影用報知部89が設置されている。従って、撮影用報知部89から射出される光は基体部83の正面、右側側面、左側側面から確認することができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、撮像装置11が撮影中であるか否かを撮影用報知部89が撮影報知用レーザー光16cを拡散させて報知する。撮影報知用レーザー光16cを用いないときには、別途、報知用光源が必要となる。従って、撮像装置11が撮影中であるかを報知するための光源を設置するときに比べて簡易な構造の装置にすることができる為画像表示装置81を製造し易くすることができる。
(第6の実施形態)
次に、画像表示装置の一実施形態について図12を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、描画用報知部12を設置されている場所が異なっている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図12は描画用報知部が設置された場所を説明するための模式平面図である。すなわち、図12(a)に示すように、画像表示装置92では枠部3bとつる部3aとに描画用報知部12が設置されている。枠部3bでは頭部2aの額側の中央に描画用報知部12が設置されている。この場所に設置されることにより描画用報知部12を観察者2の正面側、頭頂側と側面側から見ることができる。
つる部3aでは後頭部側の左右に描画用報知部12が設置されている。この場所に設置されることにより描画用報知部12を観察者2の背面と側面から見ることができる。従って、描画用報知部12は観察者2の前後左右上側に報知用レーザー光16bを拡散させることができる。
図12(b)示すように、画像表示装置93では枠部3bとつる部3aとに描画用報知部12が設置されている。枠部3bでは左右の両側に描画用報知部12が設置されている。この場所に設置されることにより描画用報知部12を観察者2の正面側の中央、右、左側から見ることができる。
つる部3aでは前側の左右に描画用報知部12が設置されている。この場所に設置されることにより描画用報知部12を観察者2の左右の側面から見ることができる。従って、描画用報知部12は観察者2の前側と左右側に報知用レーザー光16bを拡散させることができる。
図12(c)示すように、画像表示装置94は支持部としての基体部95を備え、基体部95は枠部95a、第1巻付部95b及び第2巻付部95cにより構成されている。第1巻付部95bは枠部95aの左側の端に接続され観察者2の図中左側の頭部2aに沿って配置される。同様に、第2巻付部95cは枠部95aの図中右側の端に接続され観察者2の図中右側の頭部2aに沿って配置される。頭部2aの後ろ側では第1巻付部95bと第2巻付部95cとが重ねて配置される。第1巻付部95bと第2巻付部95cとには面ファスナーが設置され、第1巻付部95bと第2巻付部95cとは貼り付けと剥離とを繰り返すことができる。尚、第1巻付部95bと第2巻付部95cとの結合は面ファスナーに限らず、フックやボタン等を用いても良い。
枠部95aの頭頂側の左右には描画用報知部12が設置されている。この場所に設置されることにより描画用報知部12は観察者2の正面側の中央、右側、左側に報知用レーザー光16bを拡散させることができる。第2巻付部95cでは頭部2aの後ろ側に描画用報知部12が設置されている。この場所に設置されることにより描画用報知部12は観察者2の後ろ側と左右の側面に報知用レーザー光16bを拡散させることができる。従って、描画用報知部12は観察者2の前後側と左右側に報知用レーザー光16bを拡散させることができる。
(第7の実施形態)
次に、画像表示装置の一実施形態について図13を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、描画用報知部12の構造が異なっている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図13は描画用報知部の構造を示す模式側断面であり、図13(a)、図13(b)、図13(c)はそれぞれ異なる形態を示している。すなわち、図13(a)に示すように、報知部としての描画用報知部98は円筒状の基部99を備え、基部99は図中上下方向に貫通する孔が形成されている。その孔に報知用光ファイバー15aが挿入され固定されている。報知用光ファイバー15aから図中上側に向けて報知用レーザー光16bが射出される。報知用光ファイバー15aの図中上側には光拡散部100が設置されている。光拡散部100は光透過性の材料により円柱形に形成され、内部に気泡が存在している。気泡の濃度は報知用光ファイバー15aから離れるに従って高い濃度となっている。尚、気泡の代わりに光を反射する粒を内在させても良い。この粒には金属の粒や金属の薄膜を細かく裁断したものを用いることができる。
報知用レーザー光16bは光拡散部100を通過するとき進行方向が拡散する。光拡散部100を覆って外装部101が設置されている。外装部101は有底円筒形状をしており光を透過させる。従って、報知用レーザー光16bは外装部101を通過して拡散する。
図13(b)に示すように、報知部としての描画用報知部102は円筒状の基部103を備え、基部103は図中上下方向に貫通する孔が形成されている。その孔に報知用光ファイバー15aが挿入され固定されている。報知用光ファイバー15aから図中上側に向けて報知用レーザー光16bが射出される。報知用光ファイバー15aの図中上側には空間を介して光拡散部104が設置されている。光拡散部104は光透過性の材料により円錐形に形成され、表面に微小な点からなる模様104aが設置されている。模様104aは光を反射して拡散する顔料を用いて印刷等の方法を用いて設置されればよく、顔料にはシルバーホワイト、チタニウムホワイト、ジンクホワイト等を用いることができる。
報知用レーザー光16bは光拡散部104の模様104aにて反射し拡散する。光拡散部104を通過する報知用レーザー光16bはそのまま直進する。光拡散部104を覆って外装部105が設置されている。外装部105は有底円筒形状をして光を透過させる。従って、報知用レーザー光16bは外装部105を通過して拡散する。
図13(c)に示すように、報知部としての描画用報知部106は円筒状の基部107を備え、基部107は図中上下方向に貫通する孔が形成されている。その孔に報知用光ファイバー15aが挿入され固定されている。報知用光ファイバー15aから図中上側に向けて報知用レーザー光16bが射出される。報知用光ファイバー15aの図中上側には光拡散部108が設置されている。光拡散部108は光透過性の材料により円柱形に形成され、表面に微小な点からなる模様108aが設置されている。模様108aは光を反射して拡散する顔料を印刷等の方法を用いて設置されればよく、顔料にはシルバーホワイト、チタニウムホワイト、ジンクホワイト等を用いることができる。
報知用レーザー光16bは光拡散部108の模様108aにて反射し拡散する。光拡散部108に進入する報知用レーザー光16bは光拡散部108の表面にて反射する。そして、模様108aを照射するときに拡散する。光拡散部108を覆って外装部109が設置され、光拡散部108と外装部109との間は空気が充填された空間となっている。外装部109は有底円筒形状をして光を透過させる。従って、報知用レーザー光16bは外装部109を通過して拡散する。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、描画用報知部98、描画用報知部102及び描画用報知部106は報知用光ファイバー15aから射出される報知用レーザー光16bを拡散する。従って、四方から見て描画用報知部98、描画用報知部102及び描画用報知部106が点灯しているか消灯しているかを容易に確認することができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、枠部3bにハーフミラー10が設置された。ハーフミラー10に変えて全反射ミラーを設置しても良い。観察者2は画像表示装置が描画する映像を集中して鑑賞することができる。この場合にも描画用報知部12は描画中であることを報知することができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、枠部3bの中央に撮像装置11が1つのみ設置された。枠部3bに撮像装置11を2つ設置してステレオ画像を撮影してもよい。撮像装置11は離して設置するのが好ましい。より立体的に撮影することができる。マイクロフォン11aも2つ設置してステレオ録音しても良い。空間的な広がりを感じさせる音を録音することができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、描画用報知部12の形状は円柱形であった。描画用報知部12の形状は特に限定されず、例えば球形、紡錘形、直方体、立方体、多面体でもよい。画像表示装置1の外観に合った形状にしても良い。これにより、外観を多様化することができる。
(変形例4)
前記第1の実施形態では、右側緑色光源26、右側青色光源27及び右側赤色光源28を設置してカラー画像を描画した。これに限らず、白黒画像を描画しても良い。光源やミラー等の構成要素を減らすことができるので小型軽量にすることができる。
(変形例5)
前記第1の実施形態では、右目2e用の光源と左目2f用の光源を設置してステレオ画像を描画した。右目2eと左目2fとに同じ画像を描画しても良い。光源やミラー等の構成要素を減らすことができるので小型軽量にすることができる。
(変形例6)
前記第1の実施形態では、描画中に描画用報知部12を点灯して描画中であることを報知した。撮像装置11を用いて撮影するときには描画用報知部12を点滅させて撮影中であることを報知してもよい。さらに、描画と撮影とを両方行うときには描画用報知部12を点滅させる周波数を変えたり点滅させるパターンを変えても良い。1つの描画用報知部12にて描画中、撮影中、描画かつ撮影中の各状況を報知することができる。
(変形例7)
前記第1の実施形態では、赤色光源が出力するレーザー光16を用いて描画用報知部12を点灯させた。赤色光源に限らず、青色、緑色のレーザー光16を用いて描画用報知部12を点灯させても良い。他にも、2色のレーザー光16を合わせても良く、3色のレーザー光16を合わせても良い。描画用報知部12から拡散される光の色の種類を多くすることができるので報知するのに最適な色にすることができる。
(変形例8)
前記第1の実施形態では、反射膜を用いてレーザー光16を分岐させた。レーザー光16を分岐される方法には他の方法を用いても良い。例えば、屈折率のことなる材質の界面にレーザー光16を入射させる角度を変えて一部のレーザー光16を反射または透過させても良い。他にも、回折格子を組み合わせてレーザー光16を分岐させても良い。
(変形例9)
前記第1の実施形態では、可変式NDフィルター33が報知用レーザー光16bの光強度が強度判定値55を越えないように制御した。描画用報知部12から拡散される報知用レーザー光16bの光強度が変動してもよいときには、可変式NDフィルター33の代わりに減衰率が固定されたNDフィルターを用いても良い。減衰率を制御するための部材が不要となるので、画像表示装置1を製造し易くすることができる。
(変形例10)
前記第1の実施形態では、基体部3を耳2bと鼻2dとに載せて基体部3を頭部2aに固定した。枠部3bを頭部2aに固定する方法はこれに限らない。例えば、帽子に枠部3bを設置しても良い。他にも、枠部3bから頭部2aの頭頂を通って後頭部に延びる支持部を設置しても良い。枠部3bを設置し易い方法を選択しても良い。
(変形例11)
前記第1の実施形態では、描画用レーザー光16aの光強度は報知用レーザー光16bの光強度より弱い光強度とした。描画用レーザー光16aの光強度は報知用レーザー光16bの光強度と同じでも良く、強い光強度でも良い。描画が見やすく報知するために射出された光が見やすいように光強度を変えても良い。
(変形例12)
前記第3の実施形態では、右側緑色光源26〜左側赤色光源31が表示制御装置69に設置された。右側緑色光源26〜左側赤色光源31を基体部70に設置しても良い。表示制御装置69と基体部70との間に光源用光ファイバー71が存在せず、配線だけになるので、ケーブルを曲げやすくすることができる。
(変形例13)
前記第2の実施形態における分岐部59及び分岐部62は、第1の実施形態における第1ハーフミラー32の代わりに用いた。他にも、分岐部59及び分岐部62は第3の実施形態における第1ハーフミラー32の代わりに用いてもよい。他にも、分岐部59及び分岐部62は第5の実施形態における第1ハーフミラー32の代わりに用いてもよい。さらに、分岐部59及び分岐部62は第5の実施形態における第4ハーフミラー86の代わりに用いてもよい。
(変形例14)
前記第5の実施形態における撮影用報知部89は、第3の実施形態における基体部70に適用しても良い。この場合にも同様に、撮像装置11が撮影中であることを報知することができる。
(変形例15)
前記第7の実施形態における描画用報知部98、描画用報知部102及び描画用報知部106は第1の実施形態における描画用報知部12以外にも撮影用報知部89の代わりに適用することができる。そして、第2の実施形態〜第6の実施形態の各形態にも適用することができる。
1,68,77,81,92,93,94…画像表示装置、2a…頭部、3,95…支持部としての基体部、9…描画部としての走査光出力部、10…描画部としてのハーフミラー、11…撮像装置、12,98,102,106…報知部としての描画用報知部、15a…第2光ファイバーとしての報知用光ファイバー、15b…第1光ファイバーとしての描画用光ファイバー、16…レーザー光、16a…第1レーザー光としての描画用レーザー光、16b…第2レーザー光としての報知用レーザー光、16c…第2レーザー光としての撮影報知用レーザー光、20…制御部、28…光源としての右側赤色光源、32…分岐部としての第1ハーフミラー、33…減光部としての可変式NDフィルター、35…分岐部としての第2ハーフミラー、36…分岐部としての第3ハーフミラー、59…分岐部、61…光源用光ファイバー、64…第2光ファイバーとしての報知用接続光ファイバー、65…第1光ファイバーとしての描画用接続光ファイバー、89…報知部としての撮影用報知部。

Claims (13)

  1. 人体頭部に装着される画像表示装置であって、
    レーザー光を射出する光源と、
    前記レーザー光を第1レーザー光と前記第1レーザー光の光強度と異なる第2レーザー光とに分岐する分岐部と、
    前記第1レーザー光を鏡に反射させ前記鏡を回動させて描画する描画部と、
    前記鏡の回動を制御する制御部と、
    前記描画部が描画していることを前記第2レーザー光を拡散させて外部に報知する報知部と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記第1レーザー光の光強度は前記第2レーザー光の光強度より弱いことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示装置であって、
    前記分岐部は前記レーザー光の一部を透過させる反射膜を用いて前記レーザー光を前記第1レーザー光と前記第2レーザー光とに分岐させることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記レーザー光は色の異なる複数の光線からなり、前記分岐部は複数の前記光線の合成と分岐とを行うことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記第2レーザー光は赤色であることを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記レーザー光は光源用光ファイバーにより導光され、前記第1レーザー光は第1光ファイバーにより導光され、前記第2レーザー光は第2光ファイバーにより導光され、
    前記分岐部では前記光源用光ファイバーの端面に前記第1光ファイバーの端面と前記第2光ファイバーの端面とが接続され、前記光源用光ファイバーの端面と接続する場所の前記第1光ファイバーの端面の面積は前記第2光ファイバーの端面の面積より狭いことを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    撮像装置を備え、前記報知部は前記第2レーザー光を拡散させて前記撮像装置が撮影中であることを報知することを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記第2レーザー光の光強度を弱くする減光部を備えることを特徴とする画像表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記減光部は前記第2レーザー光の光強度に対応して前記第2レーザー光を減光し前記報知部が拡散する光強度の変動を抑制することを特徴とする画像表示装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記描画部を前記人体頭部に支持する支持部を備え、
    前記報知部は前記人体頭部の前面及び側面から見える場所の前記支持部に設置されていることを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記報知部は前記人体頭部の前面から見て右側の前記側面と左側の前記側面とから見える場所の前記支持部に設置されていることを特徴とする画像表示装置。
  12. 人体頭部に装着される画像表示装置であって、
    レーザー光を射出する光源と、
    前記レーザー光を第1レーザー光と前記第1レーザー光の光強度と異なる第2レーザー光とに分岐する分岐部と、
    前記第1レーザー光により描画する描画部と、
    前記描画部が描画していることを前記第2レーザー光により外部に報知する報知部と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  13. 請求項12に記載の画像表示装置であって、
    前記第1レーザー光の光強度は前記第2レーザー光の光強度より弱いことを特徴とする画像表示装置。
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