JP6135157B2 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP6135157B2
JP6135157B2 JP2013020166A JP2013020166A JP6135157B2 JP 6135157 B2 JP6135157 B2 JP 6135157B2 JP 2013020166 A JP2013020166 A JP 2013020166A JP 2013020166 A JP2013020166 A JP 2013020166A JP 6135157 B2 JP6135157 B2 JP 6135157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
hinge
unit
light source
mounted display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013020166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014153388A (ja
Inventor
大輔 石田
大輔 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013020166A priority Critical patent/JP6135157B2/ja
Publication of JP2014153388A publication Critical patent/JP2014153388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6135157B2 publication Critical patent/JP6135157B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイに関するものである。
人体の頭部に装着して使用されるヘッドマウントディスプレイが広く活用されている。この形態の画像表示装置が特許文献1に開示されている。それによると、ヘッドマウントディスプレイは観察者に画像を虚像にして観察させる。ヘッドマウントディスプレイは画像情報に応じて輝度を変調した光線を光源から射出する。次に、ヘッドマウントディスプレイは光線をポリゴンミラーと搖動するミラーとに反射させて走査し曲面のミラーに照射する。ミラーにて反射した光線は観察者の網膜に結像する。
ヘッドマウントディスプレイは眼鏡型をしており、眼鏡の枠とつるとの間に相当する場所には蝶番が設置されていた。蝶番にて眼鏡の枠とつるとを折りたたむことによりヘッドマウントディスプレイを収納しやすい形態に変形させることができる。そして、眼鏡の枠とつるとには光ファイバーが設置され、蝶番のある場所では枠側の光ファイバーとつる側の光ファイバーとを簡易に離別可能に接合するコネクターが設置されていた。
特開2005−70671号公報
特許文献1では枠側の光ファイバーとつる側の光ファイバーとの接合と離別とが繰り返して行われる。これにより、枠側の光ファイバーの中心とつる側の光ファイバーの中心との差分が変動する。このとき、つる側の光ファイバーを通る光が枠側の光ファイバーに伝送される光の強度の分散が大きくなる。その為、観察者が観察する画像の輝度が不安定になる。
つる側の光ファイバーを通る光が枠側の光ファイバーに伝送される。この伝送される光の強度の損失の変動をなくすためにはつる側の光ファイバーと枠側の光ファイバーとを連続した光ファイバーにすることが考えられる。しかし、蝶番にて枠とつるとを曲げたとき光ファイバーも曲げられる。そして、曲がった光ファイバーの半径が小さくなると光ファイバーの内部に発生する応力により光ファイバーが損傷する。そこで、光ファイバーを支持する部材が曲げられても光ファイバーが損傷することを防止することができるヘッドマウントディスプレイが望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかるヘッドマウントディスプレイであって、レーザー光を射出する光源部と、前記レーザー光を鏡に反射させ前記鏡を回動させて描画する描画部と、前記光源部と前記描画部との間で前記レーザー光を伝送する光ファイバーと、前記光ファイバーを支持する支持部と、を備え、前記支持部は第1部材、第2部材、前記第1部材と前記第2部材とを連結する蝶番部、前記蝶番部を回転軸として前記第1部材に対して前記第2部材の曲がる角度の上限を規制する規制部、を有し、前記光ファイバーは前記第1部材と前記第2部材にわたって設置されることを特徴とする。
本適用例によれば、光源部がレーザー光を光ファイバーに射出する。光ファイバーはレーザー光を描画部に伝送する。描画部は鏡を備え、レーザー光は鏡に照射される。描画部は鏡を回動してレーザー光が進行する方向を変えて描画する。
支持部は第1部材と第2部材とを備えており、蝶番部が第1部材と第2部材との間に設置されている。光ファイバーは蝶番部が連結する第1部材と第2部材との間にわたって設置されている。蝶番部は蝶番に限らず一対の部材間に位置して部材の角度を変更可能な部位を示す。蝶番部が部材と部材とを回動可能に連結する。蝶番部において支持部が曲がるとき光ファイバーは蝶番部に倣って曲げられる。そして、規制部が蝶番部にて曲がる支持部の角度の上限を規制する。この“角度の上限”は第1部材と第2部材とがなす角度が最も鋭角となり小さな角度となる限界の角度を示す。光ファイバーは曲げる半径が小さくなると内部応力により損傷する。本適用例では蝶番部にて支持部が曲がる角度を規制部が規制する為、曲げられる光ファイバーの半径が規制される。その結果、光ファイバーが曲げられて損傷することを防止することができる。
[適用例2]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記規制部は前記蝶番部と一体となっていることを特徴とする。
本適用例によれば、規制部と蝶番部とは一体になっている。従って、規制部と蝶番部とを別の部品にして設置するときに比べて、ヘッドマウントディスプレイの部品点数を少なくすることができる。その結果、ヘッドマウントディスプレイを製造し易くすることができる。
[適用例3]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記支持部は内部に空洞を有し、前記空洞に前記光ファイバーが設置され、前記蝶番部にて前記第1部材と前記第2部材とを伸ばすとき前記光ファイバーは前記空洞内で撓むことを特徴とする。
本適用例によれば、支持部には内部に空洞が設置され、空洞に光ファイバーが設置されている。そして、蝶番部が連結する第1部材と第2部材とを伸ばすときには光ファイバーは空洞内で撓んでいる。蝶番部にて連結される部材が曲げられるとき、蝶番部に連結された第1部材と第2部材とが離れる。光ファイバーは空洞内で撓んでいる量が減り、減った分が離れた部材間の光ファイバーに充てることができる。従って、蝶番部にて連結された部材が曲げられても光ファイバーに張力が加わることを防止することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記支持部を人体頭部に装着したとき、前記空洞は前記人体頭部の右耳と左耳とを通る方向の幅より重力方向の幅が長いことを特徴とする。
本適用例によれば、空洞は右耳と左耳とを通る方向の幅より重力方向の幅が長くなっている。これにより、支持部は右耳と左耳とを通る方向の幅より重力方向の幅を長くすることができる。従って、支持部が人体から突出する印象を少なくすることができる。
[適用例5]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記光源部は前記支持部に設置され、前記空洞は前記蝶番部と前記光源部との間に設置され、前記蝶番部と前記光源部とが離れていることを特徴とする。
本適用例によれば、空洞は蝶番部と光源部との間に設置され、蝶番部と光源部とは離れている。従って、蝶番部と光源部とが接近するときに比べて長い空洞を設置することができる為、空洞内で光ファイバーが撓む長さを長くすることができる。その結果、蝶番部にて連結された支持部が曲げられても光ファイバーに張力が加わることを防止することができる。
[適用例6]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記光源部は前記支持部と離れており、前記支持部は前記光ファイバーを前記支持部に固定する光ファイバー固定部を備え、前記蝶番部と前記光ファイバー固定部との間に前記光ファイバーが設置され、前記蝶番部と前記光ファイバー固定部とが離れていることを特徴とする。
本適用例によれば、光源部は支持部と離れている。光ファイバーは光ファイバー固定部にて支持部に固定されている。蝶番部と光ファイバー固定部とは離れている。従って、蝶番部と光ファイバー固定部とが接近するときに比べて蝶番部と光ファイバー固定部との間で光ファイバーを収納する距離を長い距離にすることができる。そのため、光ファイバーが撓む長さを長くすることができる。その結果、蝶番部にて連結された支持部が曲げられても光ファイバーに張力が加わることを防止することができる。
[適用例7]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記光源部は前記支持部に設置され、前記支持部には前記光源部と前記蝶番部との間に前記光ファイバーを変形可能に支持する光ファイバー案内部が設置され、前記蝶番部が連結する部材を伸ばすとき前記光源部と前記蝶番部との間では前記光ファイバーが撓ませて設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、支持部には光源部、光ファイバー、光ファイバー案内部、蝶番部及び描画部が設置されている。光ファイバーは光源部から描画部に渡って設置されている。光源部と描画部との間に蝶番部が設置され、蝶番部と光源部との間に光ファイバー案内部が設置されている。光源部と蝶番部との間では光ファイバーが撓ませて設置されており、光ファイバー案内部では光ファイバーが変形可能になっている。従って、光源部と蝶番部との間では光ファイバーが撓んでいる為、蝶番部にて連結された支持部が曲げられても光ファイバーに張力が加わることを防止することができる。
[適用例8]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記光源部は前記支持部と離れており、前記支持部には前記光ファイバーを前記支持部に固定する光ファイバー固定部が設置され、前記描画部と前記光ファイバー固定部とは前記光ファイバーにより連結され、前記光ファイバー固定部と前記蝶番部との間の前記支持部には前記光ファイバーを変形可能に支持する光ファイバー案内部が設置され、前記蝶番部が連結する部材を伸ばすとき前記光ファイバー固定部と前記蝶番部との間では前記光ファイバーが撓ませて設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、光源部は支持部と離れている。光ファイバーは光ファイバー固定部にて支持部に固定されている。支持部には光ファイバー固定部、光ファイバー、光ファイバー案内部、蝶番部及び描画部が設置されている。光ファイバーは光ファイバー固定部から描画部に渡って設置されている。光ファイバー固定部と描画部との間に蝶番部が設置され、蝶番部と光ファイバー固定部との間に光ファイバー案内部が設置されている。光ファイバー固定部と蝶番部との間では光ファイバーが撓ませて設置されており、光ファイバー案内部では光ファイバーが変形可能になっている。従って、光源部と蝶番部との間では光ファイバーが撓んでいる為、蝶番部にて連結された支持部が曲げられても光ファイバーに張力が加わることを防止することができる。
[適用例9]
上記適用例にかかるヘッドマウントディスプレイにおいて、前記第1部材は、前記描画部から射出した光が入射する表示部を支持するフロント部であり、前記第2部材は、前記支持部を人体頭部に装着したとき、前記人体頭部の耳に当接するつる部であることを特徴とする。
本適用例によれば、第1部材は、描画部から射出した光が入射する表示部を支持するフロント部である。第2部材は、支持部を人体頭部に装着したとき、人体頭部の耳に当接するつる部である。従って、支持部はヘッドマウントディスプレイを人体頭部に確実に載置させることができる。
[適用例10]
本適用例にかかるヘッドマウントディスプレイであって、レーザー光を射出する光源部と、前記レーザー光により描画する描画部と、前記光源部と前記描画部との間で前記レーザー光を伝送する光ファイバーと、前記光ファイバーを支持する支持部と、を備え、前記支持部は第1部材、第2部材、前記第1部材と前記第2部材とを連結する蝶番部、前記蝶番部を回転軸として前記第1部材に対して前記第2部材の曲がる角度の上限を規制する規制部、を有し、前記光ファイバーは前記第1部材と前記第2部材にわたって設置されることを特徴とする。
本適用例によれば、光源部がレーザー光を光ファイバーに射出する。光ファイバーはレーザー光を描画部に伝送する。描画部はレーザー光にて描画する。支持部は光ファイバーを支持する。
支持部は第1部材と第2部材とを備えており、蝶番部が第1部材と第2部材との間に設置されている。光ファイバーは蝶番部が連結する第1部材と第2部材との間にわたって設置されている。蝶番部は蝶番に限らず一対の部材間に位置して部材の角度を変更可能な部位を示す。蝶番部が部材と部材とを回動可能に連結する。蝶番部において支持部が曲がるとき光ファイバーは蝶番部に倣って曲げられる。そして、規制部が蝶番部にて曲がる支持部の角度の上限を規制する。この“角度の上限”は第1部材と第2部材とがなす角度が最も鋭角となり小さな角度となる限界の角度を示す。光ファイバーは曲げる半径が小さくなると内部応力により損傷する。本適用例では蝶番部にて支持部が曲がる角度を規制部が規制する為、曲げられる光ファイバーの半径が規制される。その結果、光ファイバーが曲げられて損傷することを防止することができる。
第1の実施形態にかかわるヘッドマウントディスプレイの構成を示す概略斜視図。 (a)は、蝶番の構造を示す要部概略斜視図、(b)及び(c)は、蝶番の動作を説明するための模式図。 (a)は、つる部内空洞部及び枠内空洞部の構造を示す模式側断面図、(b)は、描画部及び光源部が描画する動作を説明するための要部模式上面図。 第2の実施形態にかかわり、(a)は、ヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式側面図、(b)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式平面図。 第3の実施形態にかかわり、(a)は、ヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式側面図、(b)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式平面図、(c)は光ファイバー案内部の構造を示す要部模式側断面図。 第4の実施形態にかかわり、(a)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式側面図、(b)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式平面図、(c)は光ファイバー案内部の構造を示す要部模式側断面図。 変形例にかかわり、(a)は蝶番の構造を示す要部概略斜視図、(b)は蝶番の動作を説明するための模式図。
本実施形態では、特徴的な構造を有するヘッドマウントディスプレイの例について、図1〜図6に従って説明する。以下、実施形態について図面に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかわるヘッドマウントディスプレイについて図1〜図3に従って説明する。図1は、ヘッドマウントディスプレイの構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1は眼鏡と類似する形状をしており、人体頭部2に装着して用いられる。
ヘッドマウントディスプレイ1は一対の表示部としてのハーフミラー3とハーフミラー3を支持するフロント部、第1部材及び支持部としてのハーフミラー枠4とを備えている。ハーフミラー3は凹面を有する略四角形の板状であり人体頭部2の眼と対向する場所に配置される。ハーフミラー枠4はハーフミラー3の周囲を囲んでハーフミラー3を支持する。ハーフミラー3の間のハーフミラー枠4には人体頭部2側に突出する鼻当て5が設置され、鼻当て5は人体頭部2の鼻2aに当接するように配置される。鼻当て5はヘッドマウントディスプレイ1を人体頭部2に当接し固定する機能を有する。
ハーフミラー枠4は両端側に略直方体状の描画部6を備えている。描画部6はハーフミラー3に対して鼻当て5の反対側に設置されている。1つのハーフミラー3に対して描画部6が1つ設置されている。1つのハーフミラー枠4には2つのハーフミラー3と2つの描画部6が設置されている。図中右側の描画部6を右描画部6aとし、図中左側の描画部6を左描画部6bとする。
ハーフミラー枠4の両端からは人体頭部2の耳2bに向かって延在する第2部材及び支持部としてのつる部7が設置されている。つる部7とハーフミラー枠4とにより支持部が構成されている。つる部7は眼鏡と同様に耳2bに挟んで用いられる。つる部7とハーフミラー枠4との間には蝶番部としての蝶番8が設置され、つる部7は蝶番8を中心にして回動可能になっている。2つ設置されているつる部7のうち図中右側のつる部7を右側つる部7aとし図中左側のつる部7を左側つる部7bする。右側つる部7aとハーフミラー枠4との間は左側つる部7bとハーフミラー枠4との間と同じ構造になっており、それぞれ蝶番8が設置されている。従って、右側のつる部7と左側のつる部7とをそれぞれハーフミラー枠4に対して折り曲げることによりヘッドマウントディスプレイ1を収納しやすい形態にすることが可能になっている。尚、ハーフミラー3、ハーフミラー枠4及びつる部7の形状は図に示す形状に限定されず多様な形状にすることができる。
つる部7には人体頭部2から離れる側の面に光源としての光源部9が設置されている。光源部9はレーザー光を射出するレーザーダイオードを備えている。光源部9には赤色、青色、緑色のレーザー光を射出するレーザーダイオードと各色のレーザー光を1つの光ファイバーに誘導する光学系とが設置されている。この光学系はレーザー光を合成するプリズムやレーザー光を集光する凸レンズ等により構成されている。
左側つる部7bにおいて人体頭部2の後頭部側となる場所にはコネクター10が設置され、コネクター10には配線11が接続されている。配線11には制御部12が接続されている。制御部12は描画部6及び光源部9を制御する装置である。制御部12には配線13を介して映像信号出力装置14が接続されている。
映像信号出力装置14は制御部12にステレオ映像信号を出力する装置である。制御部12は映像信号を入力して赤色、青色、緑色の各輝度信号に分離する。さらに、制御部12は映像信号から垂直走査信号と水平走査信号との走査信号を抽出する。制御部12は配線11を介して、描画部6に垂直走査信号と水平走査信号との走査信号を出力する。さらに、制御部12は光源部9に赤色、青色、緑色の各輝度信号を出力する。
光源部9は各色の輝度信号を入力する。光源部9は赤色、青色、緑色のレーザー光を発光する。このとき、光源部9は各色の輝度信号に応じてレーザー光の輝度を変調し、赤色、青色、緑色の各レーザー光を射出する。光源部9と描画部6との間には図示しない光ファイバーが設置されている。光源部9により射出されたレーザー光は光ファイバーを通って描画部6を照射する。つまり、光ファイバーは光源部9と描画部6との間でレーザー光を伝送する。
描画部6には図示しない鏡と鏡を回動させる回動機構または図示しない鏡と鏡を搖動させる搖動機構が設置されている。描画部6はレーザー光を鏡に反射させ鏡を回動させて描画する。回動機構はモーターやピエゾ素子、電磁石等を用いて構成することができる。例えば、多角柱状の鏡をモーターが回転させても良い。描画部6は鏡にレーザー光を照射させて、反射するレーザー光を走査させることができる。他にも、描画部6は鏡を両持ち梁にして鏡を電磁石にて搖動させても良い。次に、描画部6は鏡にレーザー光を照射させて、反射するレーザー光を走査させることができる。他にも、描画部6は鏡を両持ち梁にして梁を圧電素子にて搖動させる。次に、描画部6は鏡にレーザー光を照射させて、反射するレーザー光を走査させることができる。このように、各種の方法を用いて回動または搖動する鏡にレーザー光を照射させて、描画部6はレーザー光を走査させることができる。
描画部6はハーフミラー3に向けてレーザー光を射出する。射出されたレーザー光はハーフミラー3にて反射し人体頭部2の眼球を照射する。描画部6は映像信号に応じた虚像を形成し、観察者は虚像を見ることにより映像を観賞することができる。
図2(a)は蝶番の構造を示す要部概略斜視図である。図2(b)及び図2(c)は蝶番の動作を説明するための模式図である。図2(b)はハーフミラー枠4とつる部7とが直線に沿って伸びた状態を示し、図2(c)はハーフミラー枠4とつる部7とが直角に曲がった状態を示す。
図2(a)に示すように、蝶番8はハーフミラー枠4に固定された第1蝶番部品15とつる部7に固定された第2蝶番部品16とを備えている。第1蝶番部品15はハーフミラー枠4に固定される第1板体15aを備え、第1板体15aには2つの第1円環15bが同軸状に設置されている。同様に、第2蝶番部品16はつる部7に固定される第2板体16aを備え、第2板体16aには3つの第2円環16bが同軸状に設置されている。第1円環15bと第2円環16bとは交互に配置され、第1円環15bと第2円環16bとを貫通して軸体17が設置されている。軸体17を中心にして第1蝶番部品15と第2蝶番部品16とが回動可能になっている。これにより、観察者はハーフミラー枠4とつる部7とを軸体17を中心にして曲げることができる。
第2円環16bには軸体17に対してつる部7の反対側の場所に規制部としての凸部18が設置されている。凸部18は第2円環16bと一体となっているので、凸部18は蝶番8と一体になっているとも言える。
つる部7の内部には空洞としてのつる部内空洞部21が設置され、つる部内空洞部21はつる部7の長手方向に延在して設置されている。つる部7の断面形状とつる部内空洞部21の断面形状とは略相似形をしている。そして、ヘッドマウントディスプレイ1を人体頭部2に装着したとき、つる部内空洞部21は人体頭部2の右耳と左耳とを通る方向46の幅より重力方向45の幅が長い形状となっている。これにより、つる部7が人体頭部2から突出する印象を少なくすることができる。
つる部内空洞部21には光ファイバー22及び配線23が設置されている。光ファイバー22及び配線23は描画部6と光源部9との間に設置されている。つる部7を右耳と左耳とを通る方向で切断したときの光ファイバー22及び配線23の断面の直径はつる部内空洞部21の断面形状の幅より小さくなっている。従って、光ファイバー22及び配線23は図中上下に移動して変形することができる。
図2(b)に示すように、ハーフミラー枠4の内部には枠内空洞部24が設置され、枠内空洞部24はつる部内空洞部21と連続して設置されている。枠内空洞部24には光ファイバー22及び配線23が設置されている。光ファイバー22及び配線23は描画部6と光源部9との間に設置されている。そして、光ファイバー22及び配線23はつる部内空洞部21から枠内空洞部24を通って設置されている。つまり、光ファイバー22及び配線23は蝶番8が連結するつる部7とハーフミラー枠4との間にわたって設置されている。
枠内空洞部24を右耳と左耳とを通る方向で切断したときの光ファイバー22及び配線23の断面の直径は枠内空洞部24の断面形状の幅より小さくなっている。従って、光ファイバー22及び配線23は図中左右に移動して変形することができる。蝶番8が連結するハーフミラー枠4とつる部7とを直線に沿うように伸ばすとき光ファイバー22及び配線23はつる部内空洞部21及び枠内空洞部24の中で撓んで設置されている。
図2(c)に示すように、ハーフミラー枠4とつる部7とは蝶番8の軸体17を中心にして曲げられる。このとき、蝶番8では凸部18が第2円環16bと連動して回転する。そして、凸部18が第1板体15aと接触する。このため、ハーフミラー枠4とつる部7とがなす角度が規制される。つまり、凸部18はハーフミラー枠4とつる部7とがなす角度を規制する機能を有している。この状態がハーフミラー枠4とつる部7とがなす角度が最も小さくなる上限である。また、ハーフミラー枠4に対してつる部7を伸ばした状態を基準にしたとき、ハーフミラー枠4に対してつる部7が曲がる角度の上限である。
このとき、ハーフミラー枠4の端面4aとつる部7の端面7cとが離れる。光ファイバー22及び配線23はつる部内空洞部21と枠内空洞部24との間で連続して繋がっている。従って、光ファイバー22及び配線23はハーフミラー枠4の端面4aとつる部7の端面7cとの間で露出する。光ファイバー22及び配線23が露出する長さは、ハーフミラー枠4とつる部7とが直線に沿って伸びているときにつる部内空洞部21及び枠内空洞部24で光ファイバー22及び配線23が撓んでいた長さより短くなっている。従って、蝶番8でハーフミラー枠4とつる部7とが曲げられても、光ファイバー22及び配線23には張力が生じないようになっている。
図3(a)はつる部内空洞部及び枠内空洞部の構造を示す模式側断面図であり、ハーフミラー枠4とつる部7とが直線に沿って伸びている状態を示している。図3(a)に示すように、つる部7の中程に光源部9が設置され、つる部7の図中左端には蝶番8が設置されている。そして、光源部9と蝶番8との間にはつる部内空洞部21が設置されている。
ハーフミラー枠4の図中右端には蝶番8が設置され、ハーフミラー枠4の図中左側には描画部6が設置されている。そして、蝶番8と描画部6との間には枠内空洞部24が設置されている。つる部内空洞部21と枠内空洞部24とは一体となり1つの空洞となっている。つる部内空洞部21及び枠内空洞部24には光ファイバー22及び配線23が撓んで配置され、光ファイバー22及び配線23は描画部6と光源部9とを接続している。描画部6と蝶番8とが離れており、蝶番8と光源部9とが離れている。そして、光ファイバー22及び配線23がつる部内空洞部21及び枠内空洞部24内で撓むことにより、描画部6と光源部9との距離より長い光ファイバー22及び配線23がつる部内空洞部21及び枠内空洞部24の内部に収納されている。
図3(b)は描画部及び光源部が描画する動作を説明するための要部模式上面図である。図3(b)にはヘッドマウントディスプレイ1の右側の部分が示され、左側の部分は省略されている。図3(b)に示すように、ハーフミラー枠4の内部には配線25が設置されている。配線25は左描画部6bと右描画部6aとの間で信号を伝送する。詳しくは、配線11は左描画部6bと接続され、左描画部6bは走査信号とステレオ映像信号を受信する。そして、左描画部6bは右眼用の走査信号と映像信号とを配線25を介して右描画部6aに転送する。
描画部6は走査信号と輝度信号とを受信し配線23を介して輝度信号を光源部9に転送する。光源部9は輝度信号に対応してレーザー光を射出する。このレーザー光は光ファイバー22内を通って描画部6に内蔵された鏡を照射する。
鏡に反射されたレーザー光26はハーフミラー3を照射する。ハーフミラー3を照射したレーザー光26は人体頭部2の眼球2cに向かって進行する。描画部6は走査信号に従って、鏡を回動する。これにより、レーザー光26はハーフミラー3を走査する。光源部9は輝度信号に応じてレーザー光26の輝度を変調する。従って、観察者はレーザー光26により描画される虚像を観察することができる。尚、左描画部6bにおいても右描画部6aと同様の動作を行い、左描画部6bはハーフミラー3に向けてレーザー光26を射出して描画を行う。観察者は左右のハーフミラー3に描画された画像をみることによりステレオ画像の虚像を観察することができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、蝶番8にてハーフミラー枠4とつる部7とが曲がるとき光ファイバー22は蝶番8に倣って曲げられる。そして、凸部18が蝶番8の曲がる角度を規制する。光ファイバー22が曲げられるとき光ファイバー22の半径が小さくなると内部応力により損傷する。本実施形態では凸部18が蝶番8においてハーフミラー枠4とつる部7とが曲がる角度を規制する為、光ファイバー22が曲げる半径を規制する。その結果、光ファイバー22が曲げられて損傷することを防止することができる。
(2)本実施形態によれば、凸部18と蝶番8とは一体になっている。従って、凸部18と蝶番8とを別の部品にして設置するときに比べて、ヘッドマウントディスプレイ1の部品点数を少なくすることができる。その結果、ヘッドマウントディスプレイ1を製造し易くすることができる。
(3)本実施形態によれば、つる部内空洞部21及び枠内空洞部24に光ファイバー22が設置されている。そして、蝶番8が連結するハーフミラー枠4とつる部7とを直線に沿って伸ばすときには光ファイバー22はつる部内空洞部21及び枠内空洞部24内で撓んでいる。蝶番8が連結するハーフミラー枠4とつる部7とを曲げるとき、蝶番8により連結するハーフミラー枠4とつる部7とが離れる。光ファイバー22は空洞内で撓んでいる量が減り、当該減った分が離れたハーフミラー枠4とつる部7との間の光ファイバー22に充てることができる。従って、蝶番8が連結するハーフミラー枠4とつる部7とを曲げても光ファイバー22に張力が加わることを防止することができる。
(4)本実施形態によれば、つる部内空洞部21及び枠内空洞部24は右耳と左耳とを通る方向46の幅より重力方向45の幅が長くなっている。これにより、つる部7が人体頭部2から突出する印象を少なくすることができる。
(5)本実施形態によれば、つる部内空洞部21は蝶番8と光源部9との間に設置され、蝶番8と光源部9とは離れている。従って、蝶番8と光源部9とが接近するときに比べて長いつる部内空洞部21を設置することができる為、つる部内空洞部21内で光ファイバー22が撓む長さを長くすることができる。その結果、蝶番8が連結するハーフミラー枠4とつる部7とを曲げても光ファイバー22に張力が加わることを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、ヘッドマウントディスプレイの一実施形態について図4を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、光源部9がつる部7と離れて制御部12と一体の形態になっている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図4(a)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式側面図であり、図4(b)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式平面図である。すなわち、本実施形態では、図4(a)及び図4(b)に示すように、ヘッドマウントディスプレイ29は制御部30及び光源部31を備えている。制御部30と光源部31とは一体となった形態となっている。
制御部30は映像信号を光源部31に出力し、光源部31は映像信号に応じて変調された輝度のレーザー光26を射出する。制御部30には配線32が接続され、光源部31には光ファイバー33が接続されている。
ヘッドマウントディスプレイ29は、ハーフミラー枠4とつる部34とを備え、ハーフミラー枠4とつる部34とは蝶番8により連結されている。蝶番8には凸部18が設置されている。ハーフミラー枠4には描画部6及びハーフミラー3が設置されている。光源部31はつる部34から離れた形態となっている。
つる部34にはつる部34の長手方向の中程から蝶番8側の端にかけて空洞としてのつる部内空洞部35が設置されている。配線32及び光ファイバー33はつる部34において蝶番8が設置された側の反対側の端から入り、つる部34の内部、つる部内空洞部35、枠内空洞部24、を通って描画部6に接続されている。
枠内空洞部24及びつる部内空洞部35内では配線32及び光ファイバー33は変形可能に撓んで収納されている。つる部内空洞部35の図中右端の場所では配線32及び光ファイバー33がつる部34に固定されている。この場所を光ファイバー固定部36とする。蝶番8と光ファイバー固定部36とは離れた場所に設置されている。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、蝶番8と光ファイバー固定部36とは離れている。従って、蝶番8と光ファイバー固定部36とが接近するときに比べて蝶番8と光ファイバー固定部36との間で光ファイバー33を収納する距離を長い距離にすることができる。そのため、光ファイバー33が撓む長さを長くすることができる。その結果、蝶番8にてハーフミラー枠4とつる部34とを曲げても光ファイバー33に張力が加わることを防止することができる。
(2)本実施形態によれば、光源部31は制御部30に設置されている。従って、つる部34に光源部31が設置されていない為、つる部34を軽くすることができる。その結果、ヘッドマウントディスプレイ29のうち人体頭部2に装着する部分が軽くなるので、観察者を疲れ難くすることができる。
(第3の実施形態)
次に、ヘッドマウントディスプレイの一実施形態について図5を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、光ファイバー22がつる部の外側に設置されている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図5(a)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式側面図であり、図5(b)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式平面図である。図5(c)は光ファイバー案内部の構造を示す要部模式側断面図である。すなわち、本実施形態では、図5に示すように、ヘッドマウントディスプレイ39は、ハーフミラー枠40とつる部41とを備え、ハーフミラー枠40とつる部41とは蝶番8により連結されている。蝶番8には凸部18が設置されている。ハーフミラー枠40には描画部6及びハーフミラー3が設置されている。
つる部41にはつる部41の長手方向の中程に光源部9が設置されている。光源部9と制御部12とは配線11により連結されている。配線11は固定部42及び固定部43によりつる部41に固定されている。描画部6と光源部9とは光ファイバー22及び配線23により連結されている。
ハーフミラー枠40及びつる部41には光源部9が設置された側に光ファイバー案内部44が4つ設置されている。光ファイバー案内部44の1つはハーフミラー枠40に設置され、3つの光ファイバー案内部44はつる部41に設置されている。
光ファイバー案内部44にはつる部41の長手方向に貫通し重力方向45に長い貫通孔44aが設置されている。そして、貫通孔44aに光ファイバー22及び配線23が配置されている。光ファイバー案内部44により、光ファイバー22及び配線23がつる部41に沿うように案内されている。右耳と左耳とを通る方向46の貫通孔44aの幅は光ファイバー22の直径より長く配線23の直径より長くなっている。これにより、光ファイバー22及び配線23は貫通孔44aにて移動可能になっており、光ファイバー22及び配線23は光ファイバー案内部44により変形可能に案内される。
蝶番8に連結されたハーフミラー枠40とつる部41とを直線に沿って伸ばすとき描画部6と光源部9との間では光ファイバー22及び配線23が撓ませて設置されている。そして、蝶番8と光源部9とは離れた場所に設置されている。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、描画部6と光源部9との間に光ファイバー案内部44が設置されている。光源部9と蝶番8との間では光ファイバー22が撓ませて設置されており、光ファイバー案内部44では光ファイバー22が変形可能になっている。従って、光源部9と蝶番8との間では光ファイバー22が撓んでいる為、蝶番8にてハーフミラー枠40とつる部41とを曲げても光ファイバーに張力が加わることを防止することができる。
(2)本実施形態によれば、配線11、光ファイバー22及び配線23がつる部41の外側に露出している。従って、配線11、光ファイバー22及び配線23を容易に補修することができる。
(第4の実施形態)
次に、ヘッドマウントディスプレイの一実施形態について図6を用いて説明する。本実施形態が第3の実施形態と異なるところは、光源部9がつる部41から離れて制御部12と一体の形態になっている点にある。尚、第3の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図6(a)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式側面図であり、図6(b)はヘッドマウントディスプレイの構造を示す要部模式平面図である。図6(c)は光ファイバー案内部の構造を示す要部模式側断面図である。すなわち、本実施形態では図6に示すようにヘッドマウントディスプレイ48はハーフミラー枠40とつる部41とを備え、ハーフミラー枠40とつる部41とは蝶番8により連結されている。蝶番8には凸部18が設置されている。ハーフミラー枠40には描画部6及びハーフミラー3が設置されている。
ヘッドマウントディスプレイ48は制御部30及び光源部31を備え、光源部31はつる部41から離れた形態となっている。制御部30と光源部31とは一体となった形態となっている。描画部6と光源部31とは光ファイバー33により連結され、描画部6と制御部30とは配線32により連結されている。配線32及び光ファイバー33は光ファイバー固定部49、固定部42及び固定部43によりつる部41に固定されている。光ファイバー固定部49、固定部42及び固定部43はつる部41において蝶番8が設置された面と反対側の面に設置されている。これにより、ヘッドマウントディスプレイ48を人体頭部2に装着したとき光ファイバー固定部49、固定部42及び固定部43は人体頭部2と接触しないようになっている。
ハーフミラー枠40及びつる部41には光ファイバー固定部49が設置された側に光ファイバー案内部44が4つ設置されている。光ファイバー案内部44により、配線32及び光ファイバー33がつる部41に沿うように案内されている。光ファイバー33及び配線32は光ファイバー案内部44により変形可能に案内される。
蝶番8に連結されたハーフミラー枠40とつる部41とを直線に沿って伸ばすとき描画部6と光ファイバー固定部49との間では光ファイバー33及び配線32が撓ませて設置されている。そして、蝶番8と光ファイバー固定部49とは離れた場所に設置されている。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、光ファイバー固定部49と蝶番8との間では配線32及び光ファイバー33が撓ませて設置されており、光ファイバー案内部44では配線32及び光ファイバー33が変形可能になっている。従って、光ファイバー固定部49と蝶番8との間では配線32及び光ファイバー33が撓んでいる為、蝶番8にてハーフミラー枠40とつる部41とを曲げても光ファイバー33に張力が加わることを防止することができる。
(2)本実施形態によれば、光源部31は制御部30に設置されている。従って、つる部41に光源部31が設置されていない為、つる部41を軽くすることができる。その結果、ヘッドマウントディスプレイ48のうち人体頭部2に装着する部分が軽くなる為、観察者を疲れ難くすることができる。
(3)本実施形態によれば、配線32及び光ファイバー33がつる部41の外側に露出している。従って、配線32及び光ファイバー33を容易に補修することができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、蝶番8にてハーフミラー枠4とつる部7と曲げるときハーフミラー枠4とつる部7とがなす角度を凸部18が規制した。この凸部18は蝶番8と一体となっていた。ハーフミラー枠4とつる部7とがなす角度を規制する部位は蝶番8と別体でも良い。
図7(a)は蝶番の構造を示す要部概略斜視図である。図7(b)は蝶番の動作を説明するための模式図であり、ハーフミラー枠4とつる部7とが直角に曲がって配置された状態を示す。図7に示すように、ヘッドマウントディスプレイ52ではハーフミラー枠4とつる部7とが蝶番53により連結されている。そして、蝶番53にてハーフミラー枠4とつる部7とが曲げられる。つる部7には規制部54が設置されている。ハーフミラー枠4とつる部7とが曲げられるとき、規制部54はハーフミラー枠4とつる部7との間でハーフミラー枠4とつる部7との角度を規制する。尚、規制部54はつる部7でなくハーフミラー枠4に設置されても良い。このときにも規制部54は同様に作用する。
凸部18が設置されていない蝶番53が入手し易いとき、蝶番53を用いてヘッドマウントディスプレイ52を製造することができる。従って、ヘッドマウントディスプレイ52を製造し易くすることができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ1にスピーカーが設置されていなかった。ヘッドマウントディスプレイ1にスピーカーを設置しても良い。つる部7に骨伝導型のスピーカーを設置しても良い。他にも、制御部12にイヤホンやヘッドホンを接続しても良い。映像信号出力装置14が映像信号と音声信号とを制御部12に出力し、制御部12がイヤホンやヘッドホンに増幅された音声信号を出力する。これにより、観察者は映像と音声とを同時に観賞することができる。イヤホンやヘッドホンはモノラルでも良く、ステレオでも良い。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ1に撮像装置が設置されていなかった。ヘッドマウントディスプレイ1に撮像装置を設置しても良い。撮像装置は1つでも良く、2つの撮像装置を設置しても良い。そして、映像信号出力装置14に映像を記憶する機能を持たせても良い。ヘッドマウントディスプレイ1は映像の観賞と撮影とを行うことができる。撮像装置はモノラルでも良く、ステレオでも良い。そして、撮像装置をハーフミラー枠4に設置し、撮像装置と制御部12とを配線23及び配線11にて接続する。このときにも、光ファイバー22と同様に配線23を撓ませることにより配線23に張力が加わることを防止することができる。
(変形例4)
前記第1の実施形態では、蝶番8は第1蝶番部品15と第2蝶番部品16とが軸体17を中心にして回動する構造であった。蝶番8の代わりに曲り易い板を用いても良い。例えば、一対の厚板の間に薄い樹脂製の板を配置しても良い。薄板が曲がることにより蝶番の機能を持たせることができる。
(変形例5)
前記第1の実施形態では、描画部6はハーフミラー枠4の両端側に設置されたが、描画部6の位置はこの場所に限らない。ハーフミラー3の鼻当て5側に設置されても良い。右耳と左耳とを通る方向46においてハーフミラー3の中央に設置されても良い。描画部6は虚像を形成し易い場所に設置しても良い。
(変形例6)
前記第3の実施形態では、光ファイバー案内部44が光ファイバー22及び配線23を案内した。光ファイバー案内部44の代わりにカバーを設置してもよい。他にも、光ファイバー案内部44を覆ってカバーを設置してもよい。光ファイバー22及び配線23を保護することができる。この内容は、前記第4の実施形態にも適用することができる。
2…人体頭部、2b…耳、3…表示部としてのハーフミラー、4…フロント部、第1部材及び支持部としてのハーフミラー枠、6…描画部、7…第2部材及び支持部としてのつる部、8…蝶番部としての蝶番、9…光源としての光源部、18…規制部としての凸部、21,35…空洞としてのつる部内空洞部、22,33…光ファイバー、26…レーザー光、36,49…光ファイバー固定部、44…光ファイバー案内部、45…重力方向、46…右耳と左耳とを通る方向。

Claims (9)

  1. レーザー光を射出する光源部と、
    前記レーザー光を鏡に反射させ前記鏡を回動させて描画する描画部と、
    前記光源部と前記描画部との間で前記レーザー光を伝送する光ファイバーと、
    前記光ファイバーを支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は第1部材、第2部材、前記第1部材と前記第2部材とを連結する蝶番部、
    前記蝶番部を回転軸として前記第1部材に対して前記第2部材の曲がる角度の上限を規制する規制部、を有し、前記光ファイバーは前記第1部材と前記第2部材にわたって設置され
    前記支持部は内部に空洞を有し、前記空洞に前記光ファイバーが設置され、前記蝶番部にて前記第1部材と前記第2部材とを伸ばすとき前記光ファイバーは前記空洞内で撓むことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記規制部は前記蝶番部と一体となっていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項1または2に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記支持部を人体頭部に装着したとき、前記空洞は前記人体頭部の右耳と左耳とを通る方向の幅より重力方向の幅が長いことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記光源部は前記支持部に設置され、前記空洞は前記蝶番部と前記光源部との間に設置され、前記蝶番部と前記光源部とが離れていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記光源部は前記支持部と離れており、前記支持部は前記光ファイバーを前記支持部に固定する光ファイバー固定部を備え、前記蝶番部と前記光ファイバー固定部との間に前記光ファイバーが設置され、前記蝶番部と前記光ファイバー固定部とが離れていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  6. レーザー光を射出する光源部と、
    前記レーザー光を鏡に反射させ前記鏡を回動させて描画する描画部と、
    前記光源部と前記描画部との間で前記レーザー光を伝送する光ファイバーと、
    前記光ファイバーを支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は第1部材、第2部材、前記第1部材と前記第2部材とを連結する蝶番部、
    前記蝶番部を回転軸として前記第1部材に対して前記第2部材の曲がる角度の上限を規制する規制部、を有し、前記光ファイバーは前記第1部材と前記第2部材にわたって設置され、
    前記光源部は前記支持部に設置され、前記支持部には前記光源部と前記蝶番部との間に
    前記光ファイバーを変形可能に支持する光ファイバー案内部が設置され、
    前記蝶番部が連結する部材を伸ばすとき前記光源部と前記蝶番部との間では前記光ファイバーが撓ませて設置されていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  7. レーザー光を射出する光源部と、
    前記レーザー光を鏡に反射させ前記鏡を回動させて描画する描画部と、
    前記光源部と前記描画部との間で前記レーザー光を伝送する光ファイバーと、
    前記光ファイバーを支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は第1部材、第2部材、前記第1部材と前記第2部材とを連結する蝶番部、
    前記蝶番部を回転軸として前記第1部材に対して前記第2部材の曲がる角度の上限を規制する規制部、を有し、前記光ファイバーは前記第1部材と前記第2部材にわたって設置され、
    前記第1部材は、前記描画部から射出した光が入射する表示部を支持するフロント部であり、
    前記第2部材は、前記支持部を人体頭部に装着したとき、前記人体頭部の耳に当接するつる部であることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  8. 請求項に記載のヘッドマウントディスプレイであって、
    前記光源部は前記支持部と離れており、前記支持部には前記光ファイバーを前記支持部に固定する光ファイバー固定部が設置され、前記描画部と前記光ファイバー固定部とは前記光ファイバーにより連結され、
    前記光ファイバー固定部と前記蝶番部との間の前記支持部には前記光ファイバーを変形可能に支持する光ファイバー案内部が設置され、
    前記蝶番部が連結する部材を伸ばすとき前記光ファイバー固定部と前記蝶番部との間では前記光ファイバーが撓ませて設置されていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  9. レーザー光を射出する光源部と、
    前記レーザー光により描画する描画部と、
    前記光源部と前記描画部との間で前記レーザー光を伝送する光ファイバーと、
    前記光ファイバーを支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は第1部材、第2部材、前記第1部材と前記第2部材とを連結する蝶番部、前記蝶番部を回転軸として前記第1部材に対して前記第2部材の曲がる角度の上限を規制する規制部、を有し、前記光ファイバーは前記第1部材と前記第2部材にわたって設置され
    前記支持部は内部に空洞を有し、前記空洞に前記光ファイバーが設置され、前記蝶番部にて前記第1部材と前記第2部材とを伸ばすとき前記光ファイバーは前記空洞内で撓むことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
JP2013020166A 2013-02-05 2013-02-05 ヘッドマウントディスプレイ Active JP6135157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020166A JP6135157B2 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 ヘッドマウントディスプレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020166A JP6135157B2 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 ヘッドマウントディスプレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014153388A JP2014153388A (ja) 2014-08-25
JP6135157B2 true JP6135157B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=51575342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013020166A Active JP6135157B2 (ja) 2013-02-05 2013-02-05 ヘッドマウントディスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6135157B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6216100B1 (ja) * 2014-10-24 2017-10-18 イメージン コーポレイション マイクロディスプレイベースの没入型ヘッドセット
JP6999169B2 (ja) * 2018-03-14 2022-01-18 株式会社Qdレーザ 画像投影装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8720103D0 (en) * 1987-08-26 1987-09-30 British Telecomm Corner guide
JP4022921B2 (ja) * 2003-08-27 2007-12-19 ブラザー工業株式会社 網膜走査表示装置
JP4022225B2 (ja) * 2005-05-20 2007-12-12 株式会社白山製作所 光コンセント
JP5212901B2 (ja) * 2008-09-25 2013-06-19 ブラザー工業株式会社 眼鏡型の画像表示装置
JP2012008356A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Sony Corp 光学素子、画像表示装置及び頭部装着型ディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014153388A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4887907B2 (ja) 映像表示装置
JP5059937B2 (ja) 表示装置
CN106716230B (zh) 图像显示装置
JP5373892B2 (ja) ビーム走査型表示装置
JP4233357B2 (ja) 自動立体光学装置
JP6115585B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ及び画像表示装置
CN102313990A (zh) 激光扫描虚拟图像显示器
WO2016039440A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ、画像表示ユニットおよび装着具
CN103293676A (zh) 虚像显示装置
JP2011247975A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
US20170315360A1 (en) Display apparatus
JP2016063267A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP6135157B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP5242477B2 (ja) 眼鏡装着型画像表示装置
JP2001305474A (ja) 頭部装着型映像表示装置
WO2010035536A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2016224345A (ja) 画像表示装置
JP6796882B1 (ja) 拡張現実提供装置
JP6277916B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイおよび装着具
JP6164231B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ及び画像表示装置
JP6281454B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイおよび画像表示ユニット
JP2016151601A (ja) 画像表示装置
JP2008035208A (ja) アイグラスディスプレイ
JP2005091553A (ja) 光伝送装置
JP2016188984A (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160115

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160610

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6135157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150