JP2016224345A - 画像表示装置 - Google Patents

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Shuichi Wakabayashi
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Abstract

【課題】観察者の視野(特に横方向の視野)の低下を低減することのできる画像表示装置を提供する。【解決手段】画像表示装置100は、フロント部210およびテンプル部230を有するフレーム部200と、変調光生成部400から出射される変調光Lを走査する光走査部600と、テンプル部230に配置され、光走査部600で走査された変調光Lを反射し、かつ、外光の少なくとも一部を透過する反射部700と、反射部700で反射された変調光Lを観察者の眼に向けて偏向する偏向部800と、を備え、観察者に装着された状態で、反射部700を介してその向こう側の外界を視認可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置に関するものである。
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の映像表示技術の1つとして、眼の網膜に直接レーザーを照射し、使用者に画像を視認させる表示装置が近年注目を集めている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、眼鏡型のヘッドマウントディスプレイが開示されている。そして、特許文献1の図4に示す構成では、レーザー光源と、レーザー光源から出射されたレーザー光を走査する走査部と、走査部で走査された光を偏向する偏向部と、走査部と偏向部との間に配置され、レーザー光のビームウェストの位置を制御する固定レンズと、を有し、これらがフレームに保持された構成となっている。
国際公開WO2010/116726号公報
しかしながら、このような構成では、画像表示装置によって、観察者の視野(特に、横方向の視野)が奪われてしまい、観察者の視野が狭くなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、観察者の視野(特に横方向の視野)の低下を低減することのできる画像表示装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の画像表示装置は、観察者に装着して使用される画像表示装置であって、
光源と、
前記光源から出射される光を走査する光走査部と、
前記光走査部で走査された前記光を反射し、かつ、外光の少なくとも一部を透過する反射部と、
前記反射部で反射された光を前記観察者に向けて偏向する偏向部と、を備え、
前記反射部を透過した外光が前記観察者の眼に到達することを特徴とする。
これにより、反射部を介して向こう側の外界を視認することができるため、観察者の視野(特に横方向の視野)の低下を低減することのできる画像表示装置を提供することができる。
本発明の画像表示装置は、フロント部および前記フロント部に接続されたテンプル部を有するフレーム部と、を備え、
前記光源から出射される光は、前記フロント部から前記テンプル部側へ出射されることが好ましい。
これにより、より簡単な構成で、光走査部に対する光の入射角を小さくすることができる。また、光走査部を反射部に向けて配置することが容易となるため、光走査部の有効走査角を大きくすることができる。そのため、より鮮明な画像を、より効率的に生成することができる。
本発明の画像表示装置では、前記光源から出射される光を前記光走査部に導く導光部を有していることが好ましい。
これにより、光源の配置の自由度が増す。
本発明の画像表示装置では、前記フレームは、2つの前記テンプル部を有し、
一方の前記テンプル部に前記光走査部が支持され、
他方の前記テンプル部に前記光源が支持され、
前記フロント部に前記導光部が支持されていることが好ましい。
これにより、光源を収容するスペースを確保し易くなる。また、画像表示装置の左右のバランスを取り易くなることから、画像表示装置の掛け心地が向上する。
本発明の画像表示装置では、前記導光部は、光ファイバーを有していることが好ましい。
これにより、導光部の構成が簡単なものとなる。
本発明の画像表示装置では、前記テンプル部は、前記観察者に装着された状態で、外光を透過する光透過部を有していることが好ましい。
これにより、反射部および光透過部を介して、その向こう側の外界を視認することができる。
本発明の画像表示装置では、前記反射部は、前記光透過部の少なくとも一部を構成していることが好ましい。
これにより、装置構成を簡素化することができる。
本発明の画像表示装置では、前記反射部は、前記光源から出射され前記光走査部へ向かう前記光の光路と交わるように配置され、前記光走査部へ向かう前記光の少なくとも一部を透過することが好ましい。
これにより、画像表示装置の小型化を図ることができる。
本発明の画像表示装置では、前記光源から出射され前記光走査部へ向かう前記光の光路および前記光走査部から前記反射部へ向かう前記光の光路と交わるように配置されたλ/4位相差板を有していることが好ましい。
これにより、簡単な構成で、光源から出射され光走査部へ向かう光が透過し、光走査部で走査された光が反射する反射部を得ることができる。
本発明の画像表示装置では、前記反射部は、前記光を反射する自由曲面を有し、
前記自由曲面は、前記反射部で反射した前記光の径が前記偏向部の偏向面で等しくなるように設定されていることが好ましい。
これにより、より鮮明な画像を表示することができる。
本発明の画像表示装置では、前記偏向部は、ホログラム素子またはハーフミラーであることが好ましい。
これにより、偏向部の構成が簡単なものとなる。
本発明の画像表示装置では、前記光源は、前記光としてレーザー光を出射するレーザー光源であることが好ましい。
これにより、より明るく鮮明な画像を表示することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。 図1に示す画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。 図1に示す画像表示装置の斜視図である。 図1に示す画像表示装置の斜視図である。 表示ユニットに含まれる変調光生成部を示す図である。 表示ユニットに含まれる光走査部を示す平面図である。 表示ユニットに含まれる反射部の機能を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。
以下、本発明の画像表示装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成を示す図である。図2は、図1に示す画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。図3および図4は、それぞれ、図1に示す画像表示装置の斜視図である。図5は、表示ユニットに含まれる変調光生成部を示す図である。図6は、表示ユニットに含まれる光走査部を示す平面図である。図7は、表示ユニットに含まれる反射部の機能を説明する図である。なお、以下では、説明の便宜上、観察者にとっての右側を「右」とも言い、左側を「左」とも言い、前方(前側)を「前」とも言い、後方(後側)を「後」とも言う。また、図1において、右側を「R」、左側を「L」、前方を「F」、後方を「RE」として図示している。
図1に示す画像表示装置100は、ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着型画像表示装置)である。このような画像表示装置100は、眼鏡のような外観をなし、観察者の頭部Hに装着して使用され、観察者に虚像による画像を外界像と重畳した状態で視認させる。
画像表示装置100は、図1に示すように、フレーム200と、フレーム200に支持された表示ユニット300と、を有している。
また、表示ユニット300は、図2に示すように、変調光生成部400と、光走査部600と、反射部700と、偏向部800と、を有し、変調光生成部400が映像信号に基づき変調された変調光Lを生成し、光走査部600が変調光Lを空間的(2次元的)に走査し、反射部700が走査された変調光Lを偏向部800に向けて反射すると共に、変調光Lの焦点(ビームウェスト)の位置を制御し、偏向部800が反射部700で反射された変調光Lから映像光L1を生成し、映像光L1を観察者の左眼EY1に向けて偏向するように構成されている。
このような表示ユニット300を有することで、映像信号に応じた虚像を観察者に視認させることができる。なお、本実施形態の画像表示装置100は、単眼型のヘッドマウントディスプレイであるが、画像表示装置100は、両眼型のヘッドマウントディスプレイであってもよい。すなわち、左眼用および右眼用に2つの表示ユニット300を備えていてもよい。
以下、画像表示装置100の各構成要素について順次詳細に説明する。
(フレーム)
図3および図4に示すように、フレーム200は、眼鏡フレームのような形状をなしており、表示ユニット300を支持している。また、フレーム200は、観察者の眼EYの前方に位置するフロント部210と、フロント部210の左右両端から延出した一対のテンプル部220、230と、を有している。
また、フロント部210は、リム部211と、リム部211に支持されたシェード部212およびノーズパッド213と、を有している。シェード部212は、外界光の透過を抑制する機能を有し、偏向部800を支持している。そして、シェード部212の中央部にノーズパッド213が設けられている。ノーズパッド213は、観察者が画像表示装置100を頭部Hに装着したとき、観察者の鼻NSに当接して、画像表示装置100を観察者の頭部Hに対して支持する。
テンプル部220、230は、フロント部210に接続されている。また、テンプル部220は、先端部(フロント部210との接続部)に配置された光透過性を有する光透過部221と、画像表示装置100を観察者に装着した状態で、右眼EY2と光透過部221の間に配置された窓部222と、を有している。そして、光透過部221を透過した外光が窓部222を介して観察者の右眼EY2に到達するようになっている。そのため、観察者は、光透過部221および窓部222を介してテンプル部220の向こう側(外界)を視認することができる。
同様に、テンプル部230は、先端部(フロント部210との接続部)に配置された光透過性を有する光透過部231と、画像表示装置100を観察者に装着した状態で、左眼EY1と光透過部231の間に配置された窓部232と、を有している。そして、光透過部231を透過した外光が窓部232を介して観察者の左眼EY1に到達するようになっている。そのため、観察者は、光透過部231および窓部232を介してテンプル部230の向こう側(外界)を視認することができる。
テンプル部220、230をこのような構成とすることで、観察者の視野(特に、横方向の視野)を広く確保することができるため、安全性等を高めることができる。なお、窓部222、232は、それぞれ、貫通孔であってもよいし、ガラス板、プラスチック板等の透明な部材(光透過性を有する部材)で覆われていてもよい。また、光透過部221、231は、湾曲形状をなし、滑らかにフロント部210とテンプル部220、230とを接続している。
このようなテンプル部220、230は、観察者の耳EAに掛けるための角度がほとんど付けられていないストレートテンプル部であり、観察者が画像表示装置100を頭部Hに装着したとき、テンプル部220、230の一部が、観察者の耳EAに当接するように構成されている。このようなテンプル部220、230は、フロント部210に対して折り畳み可能となっていてもよいし、折り畳みできないようになっていてもよい。なお、テンプル部220、230が、フロント部210に対して折り畳み可能となっていている場合、フロント部210とテンプル部220、230とは別々に形成された後、折り畳み可能に接続される。また、テンプル部220、230が、フロント部210に対して折り畳みできないようになっている場合、テンプル部220、230とフロント部210とは一体に形成することができる。
以上、フレーム200について説明したが、フレーム200の形状は、観察者の頭部Hに装着することができ、表示ユニット300を支持することができるものであれば、図示のものに限定されない。
(変調光生成部)
変調光生成部400は、フレーム200のフロント部210とテンプル部230の接続部に配置されている。
このような変調光生成部400は、図5に示すように、波長の異なる複数の光源410R、410G、410Bを有する光源部410と、光源410R、410G、410Bを駆動する駆動回路420R、420G、420Bと、光源410R、410G、410Bから出射された光を平行光化するコリメータレンズ440R、440G、440Bと、光合成部430と、集光レンズ450と、制御部460と、を有している。
光源410Rは、赤色のレーザー光を射出するレーザー光源であり、光源410Gは、緑色のレーザー光を射出するレーザー光源であり、光源410Bは、青色のレーザー光を射出するレーザー光源である。このような3色の光を用いることにより、フルカラーの画像を表示することができる。このように、光源410R、410G、410Bとしてレーザー光源を用いることで、より明るく鮮明な画像を表示することができる。なお、光源410R、410G、410Bとしては、特に限定されないが、例えば、レーザーダイオード、LED等を用いることができる。
駆動回路420Rは、光源410Rを駆動する機能を有し、駆動回路420Gは、光源410Gを駆動する機能を有し、駆動回路420Bは、光源410Bを駆動する機能を有する。また、駆動回路420R、420G、420Bは、制御部460によって、独立して駆動が制御されている。このような駆動回路420R、420G、420Bにより駆動された光源410R、410G、410Bから射出された3つのレーザー光は、それぞれ、コリメータレンズ440R、440G、440Bによって平行光化されて光合成部430に入射する。
光合成部430は、光源410R、410G、410Bからのレーザー光を合成するものである。本実施形態では、光合成部430は、2つのダイクロイックミラー431、432を有する。ダイクロイックミラー431は、赤色光を透過させるとともに緑色光を反射する機能を有し、ダイクロイックミラー432は、赤色光および緑色光を透過させるとともに青色光を反射する機能を有する。このようなダイクロイックミラー431、432を用いることにより、光源410R、410G、410Bからの赤色光、緑色光および青色光の3色の光を合成する。この際、制御部によって、光源410R、410G、410Bからのレーザー光の強度をそれぞれ独立して変調することで所定の色の変調光Lとなる。そして、生成された変調光Lは、集光レンズ450によって所望のNA(開口数)に変更された後、光走査部600に導かれる。
以上、変調光生成部400の構成について説明したが、変調光生成部400の構成としては、変調光Lを生成することができれば、本実施形態の構成に限定されない。
(光走査部)
光走査部600は、テンプル部230内に設けられており、変調光生成部400から出射された変調光Lを反射部700に向けて空間的(2次元的)に走査する光スキャナーである。
このような光走査部600は、2軸まわりに揺動可能な光スキャナーであり、図6に示すように、ミラー(光反射部)611を有する可動部610と、可動部610を軸J1まわりに揺動(回動)可能に支持する軸部621、622と、軸部621、622を支持する駆動枠部630と、駆動枠部630を軸J1に直交する軸J2まわりに揺動(回動)可能に支持する軸部641、642と、軸部641、642を支持する枠状の支持部650と、駆動枠部630を支持部650に対して軸J2まわりに揺動させつつ、可動部610を駆動枠部630に対して軸J1まわりに揺動させる図示しない駆動手段と、を有している。このような構成によれば、可動部610が軸J1、J2の両軸まわりに揺動するため、ミラー611で反射した変調光Lを2次元的に走査することができる。
このように、光走査部600として、2軸まわりに揺動可能な光スキャナーを用いることによって、光走査部600の構成や配置(特にアライメント)が簡単なものになると共に、光走査部600の小型化を図ることができる。また、光走査部600をテンプル部230に配置することで、変調光生成部400と光走査部600との距離の設定の自由度が増す。
なお、光走査部600の構成としては、変調光Lを2次元的に走査することができれば、本実施形態の構成に限定されない。例えば、光走査部600は、変調光Lを1次元的に走査する光スキャナーを2つ備えた構成であってもよいし、光スキャナーに替えてポリゴンミラーやガルバノミラーを用いた構成であってもよい。
このような光走査部600は、変調光生成部400よりも後方側(テンプル部230の先端部(フロント部210との接続部)と異なる側の端部側)に位置し、変調光生成部400から後方(フロント部210側からテンプル部230側)へ向けて出射された変調光Lがミラー611に入射するようになっている。また、光走査部600は、ミラー611を前方(反射部700)に向けて配置されている。このような配置とすることで、光走査部600の有効走査角(反射部700へ変調光Lを導くことのできる走査角度)を大きくすることができる。そのため、より鮮明な画像を、より効率的に生成することができる。
(反射部700)
反射部700は、テンプル部230に支持されている。このような反射部700は、光走査部600で走査された変調光Lを偏向部800に向けて反射する反射面701を有している。また、反射部700は、外光(光源410R、410G、410Bで出射された以外の自然光や環境光)の少なくとも一部を透過する機能を有している。そして、反射部700を透過した外光が窓部232を介して観察者の左眼EY1に到達するようになっている。そのため、観察者は、反射部700および窓部232を介してテンプル部230の向こう側(外界)を視認することができる。よって、観察者の視野(特に、横方向の視野)を広く確保することができ、安全性等を高めることができる。
なお、前述した「外光の少なくとも一部を透過する」とは、例えば、全波長において、光の一部を反射し、残りを透過する場合や、赤色、緑色、青色の光(すなわち、光源410R、410G、410Bから出射される光)をほぼ全て反射し、赤色、緑色、青色以外の光をほぼ全て透過する場合等が含まれる。この場合、後者の方が、変調光Lを効率的に使用することができる点で有効である。
また、反射部700の反射面701は、自由曲面を有し、この自由曲面の曲率は、反射面701で反射した変調光Lの径が偏向部800の偏向面801で等しくなるように、変調光Lの反射面701への入射位置に応じて異なっている。換言すると、反射部700の反射面701は、自由曲面を有し、この自由曲面の曲率は、反射面701で反射した変調光Lの集光点を偏向部800の偏向面801での変調光Lの径が等しくなるように変調光Lの反射面701への入射位置に応じて異なっている。具体的に説明すると、光走査部600で走査された変調光Lは、反射面701への入射位置によって偏向部800の偏向面801までの光路長が異なってしまう。そのため、例えば、図7(a)に示すように、光路長が長くなるほど変調光Lの偏向面801でのスポット径rが大きくなる。このように、偏向面801でスポット径rのバラつきが生じると、形成する画像の質が低下する。そこで、図7(b)に示すように、偏向面801でスポット径rがほぼ等しく(スポット径rが完全に等しいもの以外に、製造上の誤差によるスポット径rの誤差や歪を含む。)揃うように、反射面701の各部の曲率を設計することで、色収差がなく、質の高い画像を形成することができる。
なお、この場合反射部700と偏向面801との相対的な位置関係や角度は固定されていることが好ましい。
以上、反射部700の光学的な特徴(機能)について説明した。このような反射部700は、テンプル部230の一部を構成している。具体的には、反射部700は、図2に示すように、光透過部231の少なくとも一部を構成している。このように、テンプル部230の一部を反射部700で構成することで、画像表示装置100の構成を簡素化することができる。加えて、反射部700を配置するスペースを確保しないで済む分、テンプル部230の小型化を図ることができる。
(偏向部)
偏向部800は、シェード部212に設けられており、使用時に観察者の左眼EY1の前方に位置するように配置されている。このような偏向部800は、観察者の左眼EY1を覆うのに十分な大きさを有し、反射部700で反射された変調光Lを映像光L1として観察者の左眼EY1に向けて入射させる機能を有する。このような偏向部800は、例えば、回折格子の一つであるホログラム素子(ホログラムミラー)で構成されている。このホログラム素子は、特定波長帯域にある光については回折させ、それ以外の波長帯域にある光については透過する性質を有する半透過膜である。これにより、観察者は、外界像を視認しながら、映像光により形成された虚像(画像)を視認することができる。すなわち、シースルー型のヘッドマウントディスプレイを実現することができる。
なお、偏向部800の構成としては、上記のような作用を発揮することができればホログラム素子に限定されず、例えば、非球面のハーフミラーを用いてもよい。偏向部800をホログラム素子やハーフミラーで構成することで、偏向部800の構成が簡単なものとなる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係る画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態は、表示ユニットの構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図8では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
本実施形態の画像表示装置100では、図8に示すように、表示ユニット300が、さらに、導光部500を有している。このような表示ユニット300では、変調光生成部400が映像信号に基づき変調された変調光Lを生成し、導光部500が変調光Lを変調光生成部400から光走査部600まで導き、光走査部600が変調光Lを空間的(2次元的)に走査し、反射部700が走査された変調光Lを偏向部800に向けて反射すると共に、変調光Lの焦点の位置を制御し、偏向部800が反射部700で反射された変調光Lから映像光L1を生成し、映像光L1を観察者の左眼EY1に向けて偏向するように構成されている。
なお、導光部500は、変調光Lを伝搬することができれば、特に限定されないが、光ファイバーで構成されていることが好ましい。これにより、導光部500の構成がより簡単なものとなる。
また、本実施形態の画像表示装置100では、変調光生成部400は、テンプル部220に収容されている。また、導光部500は、フロント部210に埋設(支持)されている。導光部500の一端部は、変調光生成部400(集光レンズ450)と対向して配置されており、変調光Lが入射する光入射部501となっている。また、導光部500の他端部は、集光レンズ510および光走査部600と対向して配置され、導光部500を伝搬した変調光Lを出射する光出射部502となっている。光入射部501は、変調光生成部400よりも前方に配置され、前方へ向けて進む変調光Lが入射するようになっている。一方、光出射部502は、光走査部600よりも前方に配置され、集光レンズ510で集光されて、後方へ向けて変調光Lを出射するようになっている。導光部500をこのように配置することで、導光部500をなるべく曲げずに配置することができるため、導光部500内を伝搬することによる変調光Lの損失を効果的に抑えることができる。
以上のような構成によれば、変調光生成部400の配置の自由度が増すため、画像表示装置100の設計が容易となる。特に、変調光生成部400を、光走査部600が収容されているテンプル部230とは異なるテンプル部220に収容することができるため、変調光生成部400を収容するスペースを確保し易くなる。また、テンプル部220、230の重量のバランス(ノーズパッド213を支点にした左右のバランス)を取り易くなることから、画像表示装置100の掛け心地が向上する。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図9は、本発明の第3実施形態に係る画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態は、表示ユニットの構成が異なること以外は、前述した第2実施形態とほぼ同様である。なお、図9では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
本実施形態の画像表示装置100では、図9に示すように、変調光生成部400および導光部500が、共にテンプル部230に収容されている。また、変調光生成部400は、光走査部600よりも後方に位置しており、変調光生成部400で生成された変調光Lは、導光部500によって光走査部600の前方まで導かれる。本実施形態では、導光部500をなるべく曲げずに配置するために、導光部500の光出射部502を前方に向けて配置し、さらに、光出射部502から出射された変調光Lを集光する集光レンズ510および光走査部600に向けて反射する反射ミラー550を配置している。このような構成によれば、例えば、前述した第2実施形態と比較して導光部500を短くすることができるため、導光部500内を伝搬することによる変調光Lの損失を効果的に抑えることができる。ただし、導光部500の光出射部502を光走査部600に向けて配置して、反射ミラー550を省略してもよいし、反射ミラー550を集光機能を有する集光ミラーとして、集光レンズ510を省略してもよい。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図10は、本発明の第4実施形態に係る画像表示装置の表示ユニットの概略構成図である。
以下、第4実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態は、表示ユニットの構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図10では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
本実施形態の画像表示装置100では、図10に示すように、変調光生成部400から光走査部600へ向けて出射される変調光Lの光路上(変調光Lの光路と交わるよう)に反射部700が配置されており、さらに、反射部700と光走査部600との間にλ/4位相差板(λ/4波長板)900が配置されている。
そのため、変調光生成部400から出射された変調光Lは、反射部700を透過し、λ/4位相差板900を通過した後に光走査部600で走査され、光走査部で走査された変調光Lは、λ/4位相差板900を通過した後に反射部700の反射面701で反射されて偏向部800へ導かれる。
このように、変調光Lは、変調光生成部400から出射されて反射面701で反射されるまでの間にλ/4位相差板900を2回通過する。そのため、光走査部600へ向けて反射部700を透過するときの変調光L’の振動方向に対して、偏向部800へ向けて反射部700で反射されるときの変調光L”の振動方向が90°回転している。そこで、反射部700は、変調光L”と同じ方向に振動する光を反射し、変調光L”と異なる方向に振動する光を透過する機能を有するものを用いており、これにより、簡単な構成で、上述した変調光Lの経路を実現することができる。
このような構成によれば、反射部700を変調光生成部400と光走査部600との間に配置することができるため、反射部700の配置の自由度が増すと共に、画像表示装置100の小型化を図ることができる。また、このような構成では、観察者は、窓部232、反射部700および光透過部231を介してテンプル部230の向こう側(外界)を視認することができる。なお、本実施形態の場合には、光透過部231と反射部700が一体化していないため、光透過部231は、窓部232と同様に、貫通孔で構成されていてもよい。
以上のような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の画像表示装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の画像表示装置では、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができ、また、他の任意の構成を付加することもできる。
また、本発明の画像表示装置は、観察者が視認する画像として虚像を形成するものであれば、眼鏡型のヘッドマウントディスプレイに適用する場合に限定されず、例えば、ヘルメット型またはヘッドセット型のヘッドマウントディスプレイや、観察者の首や肩等の身体で支持される形態の画像表示装置等にも適用可能である。また、前述した実施形態では、画像表示装置全体が観察者の頭部に装着される場合を例に説明したが、画像表示装置は、観察者の頭部に装着される部分と、観察者の頭部以外の部分に装着または携帯される部分とを有していてもよい。
また、前述した実施形態では、両眼タイプの透過型ヘッドマウントディスプレイの構成について代表的に説明したが、例えば、観察者がヘッドマウントディスプレイを装着した状態において外景が遮断される非透過型ヘッドマウントディスプレイの構成であってもよい。また、本発明の画像表示装置は、スピーカーやヘッドフォン等の音声を出力させる装置等を有していてもよい。
100…画像表示装置、200…フレーム、210…フロント部、211…リム部、212…シェード部、213…ノーズパッド、220…テンプル部、221…光透過部、222…窓部、230…テンプル部、231…光透過部、232…窓部、300…表示ユニット、400…変調光生成部、410…光源部、410B、410G、410R…光源、420B、420G、420R…駆動回路、430…光合成部、431、432…ダイクロイックミラー、440B、440G、440R…コリメータレンズ、450…集光レンズ、460…制御部、500…導光部、501…光入射部、502…光出射部、510…集光レンズ、550…反射ミラー、600…光走査部、610…可動部、611…ミラー、621、622…軸部、630…駆動枠部、641、642…軸部、650…支持部、700…反射部、701…反射面、800…偏向部、801…偏向面、900…λ/4位相差板、EA…耳、EY…眼、EY1…左眼、EY2…右眼、H…頭部、J1、J2…軸、L、L’、L”…変調光、L1…映像光、NS…鼻、r…スポット径

Claims (12)

  1. 観察者に装着して使用される画像表示装置であって、
    光源と、
    前記光源から出射される光を走査する光走査部と、
    前記光走査部で走査された前記光を反射し、かつ、外光の少なくとも一部を透過する反射部と、
    前記反射部で反射された光を前記観察者に向けて偏向する偏向部と、を備え、
    前記反射部を透過した外光が前記観察者の眼に到達することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記画像表示装置は、フロント部および前記フロント部に接続されたテンプル部を有するフレーム部と、を備え、
    前記光源から出射される光は、前記フロント部から前記テンプル部側へ出射される請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光源から出射される光を前記光走査部に導く導光部を有している請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記フレームは、2つの前記テンプル部を有し、
    一方の前記テンプル部に前記光走査部が支持され、
    他方の前記テンプル部に前記光源が支持され、
    前記フロント部に前記導光部が支持されている請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記導光部は、光ファイバーを有している請求項3または4に記載の画像表示装置。
  6. 前記テンプル部は、前記観察者に装着された状態で、外光を透過する光透過部を有している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記反射部は、前記光透過部の少なくとも一部を構成している請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記反射部は、前記光源から出射され前記光走査部へ向かう前記光の光路と交わるように配置され、前記光走査部へ向かう前記光の少なくとも一部を透過する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記光源から出射され前記光走査部へ向かう前記光の光路および前記光走査部から前記反射部へ向かう前記光の光路と交わるように配置されたλ/4位相差板を有している請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記反射部は、前記光を反射する自由曲面を有し、
    前記自由曲面は、前記反射部で反射した前記光の径が前記偏向部の偏向面で等しくなるように設定されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 前記偏向部は、ホログラム素子またはハーフミラーである請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  12. 前記光源は、前記光としてレーザー光を出射するレーザー光源である請求項1ないし11のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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