JP2018165752A - 画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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修一 若林
大輔 石田
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大輔 石田
洋和 山賀
Hirokazu Yamaga
洋和 山賀
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Abstract

【課題】小型化を図ることのできる画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを提供する。【解決手段】画像表示装置は、光源から出射される光を走査する走査部と、前記走査部を収納する収納部の少なくとも一部を構成し、前記走査部で走査された光を透過させることで減光する減光部と、を有する。また、前記光源から出射された光は、前記減光部内を伝搬することで減光された後、前記走査部で走査される。また、画像表示装置は、前記減光部内を伝搬する前記光を反射して前記走査部に導く反射部を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイに関するものである。
画像表示装置の映像表示技術の1つとして、眼の網膜に直接レーザーを照射し、使用者に画像を視認させる技術が近年注目を集めている。例えば、特許文献1には、レーザー光源と、眼の網膜の結像面にレーザー光を走査する走査部と、を有する画像表示装置が記載されている。また、特許文献1の画像表示装置は、レーザー光源と走査部との間にNDフィルターを配置してレーザー光を減光することで、レーザー光から網膜を保護する設計となっている。
特開2005−55780号公報
しかしながら、このような構成では、レーザー光を減光するためにNDフィルターを追加しなければならず、画像表示装置の小型化を図ることが困難となる。
本発明の目的は、小型化を図ることのできる画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の画像表示装置は、光源から出射される光を走査する走査部と、
前記走査部を収納する収納部の少なくとも一部を構成し、前記走査部で走査された光を透過させることで減光する減光部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、収納部の一部が減光部となっているため、収納部とは別に減光部を配置した場合に比べて、画像表示装置の小型化を図ることができる。
本発明の画像表示装置では、前記光源から出射された光は、前記減光部内を伝搬することで減光された後、前記走査部で走査されることが好ましい。
これにより、減光部は、光源から出射された光を走査部で走査される前(上流側)と後(下流側)とで減光することができる。このように、複数回に分けて光を減光することで、より効果的に光を減光することができる。
本発明の画像表示装置では、前記減光部内を伝搬する前記光を反射して前記走査部に導く反射部を有することが好ましい。
これにより、簡単な構成でかつ容易に、減光部を伝搬する光を走査部に導くことができる。
本発明の画像表示装置では、前記走査部で走査された光は、前記減光部の前記反射部よりも光の伝搬方向上流側の領域を透過することが好ましい。
これにより、歪みの小さい画像を形成することができる。
本発明の画像表示装置では、前記減光部は、NDフィルターであることが好ましい。
これにより、減光部の構成が簡単なものとなる。
本発明の画像表示装置では、前記光源から出射された光は、前記減光部を透過することで減光された後、前記走査部で走査されることが好ましい。
これにより、減光部は、光源から出射された光を走査部で走査される前(上流側)と後(下流側)とで減光することができる。このように、複数回に分けて光を減光することで、より効果的に光を減光することができる。
本発明の画像表示装置では、前記光源から出射され、前記減光部を透過した光を反射する反射部を有し、
前記反射部で反射された光は、前記減光部を透過することで減光された後、前記走査部で走査されることが好ましい。
これにより、走査部で走査する前に光が減光部を2度透過するため、走査部で走査する前に光をより効果的に減光することができる。
本発明の画像表示装置では、前記反射部は、前記減光部を介して前記走査部と反対側に位置することが好ましい。
これにより、反射部で反射して減光部を透過した光を簡単に走査部に導くことができる。そのため、画像表示装置の装置構成が簡単なものとなる。
本発明の画像表示装置では、前記減光部は、偏光板であることが好ましい。
これにより、減光部の構成が簡単なものとなる。
本発明のヘッドマウントディスプレイは、光源から出射される光を走査する走査部と、
前記走査部を収納する収納部の少なくとも一部を構成し、前記走査部で走査された光を透過させることで減光する減光部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、収納部の一部が減光部となっているため、収納部とは別に減光部を配置した場合に比べて、ヘッドマウントディスプレイの小型化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す上面図である。 図1に示す画像表示装置の斜視図である。 図1に示す画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。 図3に示す表示ユニットが有する変調光生成部の構成を示す図である。 図3に示す表示ユニットが備える走査部を示す平面図である。 偏向部を示す上面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。
以下、本発明の画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す上面図である。図2は、図1に示す画像表示装置の斜視図である。図3は、図1に示す画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。図4は、図3に示す表示ユニットが有する変調光生成部の構成を示す図である。図5は、図3に示す表示ユニットが備える走査部を示す平面図である。図6は、偏向部を示す上面図である。なお、以下では、説明の便宜上、観察者にとっての右側を「右」とも言い、左側を「左」とも言い、後側を「後」とも言う。
図1に示す画像表示装置100は、ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着型画像表示装置)である。このような画像表示装置100は、眼鏡のような外観をなし、観察者の頭部Hに装着して使用され、観察者に虚像による画像を外界像と重畳した状態で視認させることができる。
画像表示装置100は、図1に示すように、フレーム200と、フレーム200に支持された表示ユニット300および偏向部600と、を有している。なお、本実施形態の表示ユニット300は、観察者の右眼用に設けられているが、これに限定されず、左眼用に設けられていてもよい。また、観察者の右眼用に設けられた表示ユニット300と、観察者の左眼用に設けられた表示ユニット300と、を有していてもよい。すなわち、単眼型のヘッドマウントディスプレイであってもよいし、両眼型のヘッドマウントディスプレイであってもよい。
図2に示すように、フレーム200は、眼鏡フレームのような形状をなしており、表示ユニット300を支持している。また、フレーム200は、観察者の眼EYの前方に位置するフロント部210と、フロント部210の左右両端から延出した一対のテンプル部220、230と、を有している。
また、フロント部210は、リム部211と、リム部211に支持されたシェード部212およびノーズパッド213と、を有している。また、シェード部212は、外界光の透過を抑制する機能を有している。また、シェード部212は、偏向部600を支持している。また、シェード部212の中央部にノーズパッド213が設けられている。ノーズパッド213は、観察者が画像表示装置100を頭部Hに装着したとき、観察者の鼻NSに当接して、画像表示装置100を観察者の頭部Hに対して支持する。
テンプル部220、230は、フロント部210に接続されている。テンプル部220、230はフロント部210に接続されている基部側とその反対の自由端側を有している。このようなテンプル部220、230は、観察者が画像表示装置100を頭部Hに装着したとき、観察者の耳EAに当接するように構成されている。なお、テンプル部220、230は、フロント部210に対して折り畳み可能となっていてもよいし、折り畳みできないようになっていてもよい。
以上、フレーム200について説明したが、フレーム200の形状は、観察者の頭部Hに装着することができ、表示ユニット300および偏向部600を支持することができるものであれば、図示のものに限定されない。
また、図3に示すように、表示ユニット300は、変調光生成部400と、走査部500と、減光部700と、制御部800と、を有している。このような表示ユニット300は、制御部800からの映像信号に基づいて変調光生成部400が変調光Lを生成し、走査部500が変調光Lを2次元的に走査し、偏向部600が走査部500で走査された変調光Lを観察者の眼EYに向けて偏向するように構成され、さらに、減光部700が走査部500で走査される前と走査された後の変調光Lをそれぞれ減光(減衰)するように構成されている。このような表示ユニット300を有することで、映像信号に応じた画像(虚像)を観察者に視認させることができる。また、減光部700によって変調光Lを減光しているため画像を適度な明るさで表示することができる。
変調光生成部400は、テンプル部220に配置されている。このような変調光生成部400は、図4に示すように、波長の異なる複数の光源410R、410G、410Bを有する光源部410と、光源410R、410G、410Bを駆動する駆動回路420R、420G、420Bと、光源410R、410G、410Bから出射された光を平行光化するコリメータレンズ440R、440G、440Bと、光合成部430と、を有している。
光源410Rは、赤色のレーザー光を射出するレーザー光源である。また、光源410Gは、緑色のレーザー光を射出するレーザー光源である。また、光源410Bは、青色のレーザー光を射出するレーザー光源である。このような3色の光を用いることにより、フルカラーの画像を表示することができる。このように、光源410R、410G、410Bとしてレーザー光源を用いることで、鮮明な画像を表示することができる。光源410R、410G、410Bとしては、特に限定されないが、例えば、レーザーダイオードを用いることができる。ただし、光源410R、410G、410Bとしては、レーザー光源に限定されない。
駆動回路420Rは、光源410Rを駆動する機能を有している。また、駆動回路420Gは、光源410Gを駆動する機能を有している。また、駆動回路420Bは、光源410Bを駆動する機能を有している。また、これら駆動回路420R、420G、420Bは、制御部800によって独立して駆動が制御されている。このような駆動回路420R、420G、420Bにより駆動された光源410R、410G、410Bから射出された3つのレーザー光は、それぞれ、コリメータレンズ440R、440G、440Bによって平行光化されて光合成部430に入射する。
光合成部430は、光源410R、410G、410Bからのレーザー光を合成するものである。本実施形態では、光合成部430は、2つのダイクロイックミラー431、432を有する。ダイクロイックミラー431は、赤色光を透過させるとともに緑色光を反射する機能を有している。また、ダイクロイックミラー432は、赤色光および緑色光を透過させるとともに青色光を反射する機能を有する。このようなダイクロイックミラー431、432を用いることにより、光源410R、410G、410Bからの赤色光、緑色光および青色光の3色の光を合成する。この際、制御部800により、光源410R、410G、410Bからのレーザー光の強度をそれぞれ独立して変調することで所定の色の変調光Lとなる。なお、光合成部430の構成としては、光源410R、410G、410Bからのレーザー光を合成することができれば、特に限定されない。
以上、変調光生成部400の構成について説明したが、変調光生成部400の構成としては、変調光Lを生成することができれば、特に限定されない。例えば、変調光生成部400は、変調光Lを生成することができれば、フレーム200以外の部分に配置され、変調光Lを光ファイバー等でテンプル部220の出射位置に導光しても良い。例えば、変調光生成部400が画像表示装置100とは異なる筐体に格納され、その筐体から変調光Lを光ファイバーで画像表示装置100に導光してもよい。また、変調光生成部400は、少なくとも1つの光源を有していればよく、その光源から出射される光の色についても特に限定されない。
走査部500は、テンプル部220に配置されている。走査部500は、変調光生成部400から出射された変調光Lを偏向部600に向けて2次元的に走査する光スキャナーである。
走査部500は、2軸まわりに揺動可能な光スキャナーである。走査部500は、図5に示すように、ミラー511を有する可動部510と、可動部510を軸J1まわりに揺動(回動)可能に支持する軸部521、522と、軸部521、522を支持する駆動枠部530と、駆動枠部530を軸J1に直交する軸J2まわりに揺動(回動)可能に支持する軸部541、542と、軸部541、542を支持する枠状の支持部550と、を有している。このような走査部500は、駆動枠部530を支持部550に対して軸J2まわりに揺動させつつ、可動部510を駆動枠部530に対して軸J1まわりに揺動させることで、可動部510が軸J1、J2の両軸まわりに揺動するため、ミラー511で反射した変調光Lを2次元的に走査することができる。なお、走査部500では、可動部510の軸J1まわりの揺動により、フレーム200の左右方向(水平方向)に変調光Lを走査し、軸J2まわりの揺動により、フレーム200の上下方向(垂直方向)に変調光Lを走査するようになっている。
また、走査部500は、可動部510の向きを検知する検知部560を有している。この検知部560は、軸部521、541の付け根に設けられた2つの圧電体561、562を有している。検知部560は、これら圧電体561、562の抵抗値変化から、可動部510の軸J1まわりの傾斜角および軸J2まわりの傾斜角を求めることで、可動部510の向きを検知するようになっている。そして、この検知部560で検知された可動部510の向きは、制御部800へ送信され、制御部800は、可動部510の向きとタイミングを合わせて変調光生成部400から変調光Lが出射されるように変調光生成部400の駆動を制御する。
このように、走査部500として、2軸まわりに揺動可能な光スキャナーを用いることによって、走査部500の構成や配置(特に、アライメント)が簡単なものになると共に、走査部500の小型化を図ることができる。
なお、走査部500の構成は、変調光Lを2次元的に走査することができれば、特に限定されない。例えば、走査部500は、変調光Lを1次元的に走査する光スキャナーを2つ備えた構成であってもよいし、光スキャナーに替えてポリゴンミラーやガルバノミラーを用いた構成であってもよい。
偏向部600は、フロント部210に設けられており、使用時に観察者の右眼の前方に位置するように配置されている。図6に示すように、偏向部600は、観察者の右眼を覆うのに十分な大きさを有し、走査部500で走査された変調光Lを映像光として観察者の眼EYに入射させる機能を有する。
また、偏向部600は、例えば、回折格子の一つであるホログラム素子(ホログラムミラー)で構成されている。このホログラム素子は、特定波長帯域にある光については回折させ、それ以外の波長帯域にある光については透過する性質を有する半透過膜である。これにより、観察者は、外界像を視認しながら、映像光により形成された画像(虚像)を視認することができる。すなわち、シースルー型のヘッドマウントディスプレイを実現することができる。なお、偏向部600の構成としては、特に限定されず、例えば、ハーフミラーを用いることもできる。
図3に示すように、減光部700は、テンプル部220に配置されており、光路上で走査部500と偏向部600(図1参照)との間に位置している。減光部700は、変調光生成部400から出射された変調光Lを減光する機能を有している。ここで、前述した光源410R、410G、410Bは、レーザー光源であるため、レーザー光の強度(出力)を弱くすることが困難である。また、レーザー光の強度を弱くすると所定の色の変調光Lを生成することが困難になる。そのため、変調光生成部400から出射されたままの強度の変調光Lで形成した画像を観察者の眼EYに導くと、明る過ぎて、視認し難い画像となってしまう。そこで、本実施形態では、減光部700を用いて変調光Lの強度を弱めている。これにより、適度な明るさで、視認し易い画像となる。また、変調光Lの強度を弱めることで、変調光Lから網膜を保護することもでき、より安全な画像表示装置100となる。
なお、変調光Lは、眼EYに入射されるまでに、1μW以下の強度まで減光することが好ましい。変調光生成部400から出射される変調光Lは、100mW程度の強度を有する場合があり、この場合、変調光Lを1/100000程度に減光する必要がある。
減光部700は、変調光生成部400から出射された変調光Lを走査部500で走査される前(上流側)と後(下流側)とで減光する。このように、複数回に分けて変調光Lを減光することで、より効果的に変調光Lを減光することができる。このような減光部700は、図3に示すように、導光部710で構成されている。
導光部710は、外面711(第1面)および内面712(第2面)を有する板状をなすと共に、図3で見て長さYの方向に延びた長手形状をなしている。なお、外面711および内面712は、略平行である。ただし、導光部710の形状としては、その機能を発揮することができれば、特に限定されず、例えば、外面711および内面712が非平行であってもよい。
また、導光部710は、その厚さ方向(長さ方向と直交する方向)に進む光を均一に(波長依存性を有さずに)減光する機能を有していることが好ましい。このような導光部710としては、例えば、光吸収物質を分散させたガラス基板を備えるNDフィルターを用いることができる。これにより、導光部710の構成が簡単なものとなる。ただし、導光部710の構成としては、特に限定されない。
また、導光部710の厚さZとしては、特に限定されないが、例えば、0.5mm以上5mm以下とすることができる。また、導光部710の長さYとしては、特に限定されないが、例えば、5mm以上10mm以下とすることができる。これにより、導光部710としての機能を発揮しつつ、導光部710を十分に小さくすることができる。
また、導光部710の厚さ方向における光の透過率は、変調光生成部400が生成する変調光Lの強度によっても異なるが、例えば、1%以上60%以下であることが好ましく、5%以上40%以下であることがより好ましい。これにより、導光部710によって、効果的に、変調光Lを減光することができる。
また、導光部710の内面712には、変調光生成部400で生成された変調光Lが入射する第1入射領域712aが設けられており、第1入射領域712aから導光部710に変調光Lが入射する。ここで、第1入射領域712aに対する変調光Lの入射角は、0°から若干(例えば、5°〜20°程度)ずれている。これにより、第1入射領域712aで反射した変調光Lが光源410R、410G、410Bに戻ってしまうことを抑制することができる。そのため、光源410R、410G、410Bの駆動が安定する。ただし、第1入射領域712aに対する変調光Lの入射角としては、特に限定されず、0°であってもよい。
また、変調光生成部400と走査部500との間には、遮光部790が設けられている。これにより、第1入射領域712aで反射した変調光Lが遮光部790によって遮光されるため、当該変調光Lが走査部500によって走査されて迷光となってしまうことを抑制することができる。なお、遮光部790としては、特に限定されないが、例えば、光吸収性を有する吸光部材を用いることが好ましい。ただし、遮光部790の構成としては、特に限定されない。また、遮光部790は、省略してもよい。
一方で、導光部710の外面711には反射型の回折素子720が設けられており、この回折素子720によって第1入射領域712aから導光部710に入射した変調光Lが回折され、回折光として所定の方向に導かれる。このような回折素子720としては、特に限定されないが、回折格子の一つであるホログラム素子(ホログラムミラー)を用いることができる。
また、回折素子720で回折された変調光L(回折光)は、内面712および外面711に対する入射角度が臨界角よりも大きく、全反射を繰り返しながら導光部710内をその長手方向に伝搬(導光)する(図3参照)。このように、変調光Lが導光部710を導光することで、導光部710によって変調光Lを効果的に減光することができる。特に、変調光Lが導光部710の長手方向に伝搬することで、導光部710をより長い距離伝搬させることができ、変調光Lをより効果的に減光することができる。また、走査部500で走査される前に、変調光Lを減光しておくことで、走査部500(特にミラー511)の発熱を抑制することができ、発熱による走査部500の駆動特性の変化を低減することができる。
また、導光部710の側面、具体的には変調光Lの伝搬方向下流側に位置する側面には反射部730が設けられている。反射部730は、導光部710内を伝搬する変調光Lを収納部110の導光部710よりも奥側に位置する走査部500に向けて反射する機能を有する。反射部730で反射された変調光Lは、内面712に対する入射角度が臨界角よりも小さく、内面712を介して導光部710の外へ屈折透過する。導光部710を透過した変調光Lは、走査部500に導かれ、走査部500で走査される。このように、反射部730を有することで、簡単な構成でかつ容易に、導光部710を伝搬する変調光Lを走査部500に導くことができる。なお、反射部730としては、特に限定されず、例えば、ミラーやホログラムミラーを用いることができる。
また、導光部710の内面712には、走査部500で走査された変調光Lが入射する第2入射領域712bが設けられており、第2入射領域712bから導光部710に変調光Lが入射する。第2入射領域712bから導光部710に入射した変調光Lは、外面711に対する入射角度が臨界角より小さく、外面711を介して導光部710の外へ屈折透過する。このようにして導光部710を透過した変調光Lは、導光部710で減光された後、偏向部600に導かれる。このように、走査部500で走査された変調光Lが導光部710を透過することで、変調光Lをさらに減光することができる。
ここで、走査部500で走査された変調光Lは、導光部710の反射部730よりも変調光Lの伝搬方向上流側の領域を透過する。言い換えると、走査部500は、反射部730で反射されて走査部500に向かう変調光Lよりも後方側(テンプル部220の自由端側)の領域に変調光Lを走査する。そして、走査部500で走査された変調光Lは、回折素子720と反射部730との間において、導光部710を透過する。このような構成とすることで、例えば、走査部500が、反射部730で反射されて走査部500に向かう変調光Lよりも前方側の領域に変調光Lを走査する構成と比較して、歪みの小さい画像を形成することができる。
また、導光部710の内面712には、反射防止膜740が配置されている。これにより、第1入射領域712aから導光部710に入射する変調光Lの反射および第2入射領域712bから導光部710に入射する変調光Lの反射を効果的に抑制することができる。なお、反射防止膜740としては、例えば、高屈折率層と低屈折率層とが交互に複数積層されてなる誘電体多層膜で構成することができる。ただし、反射防止膜740の構成としては、特に限定されないし、省略してもよい。
以上、表示ユニット300について説明した。例えば、導光部710の厚さ方向における光の透過率が28%、第1入射領域712aに対する変調光Lの入射角が0°であり、導光部710に入射した変調光Lが、導光部710内で臨界角45°で5回反射を繰り返す場合(√2倍の光路長で5回反射する場合)について言えば、変調光Lは、導光部710に入射してから透過するまでに3.5/100000に減光され、走査部500で走査された後に導光部710を透過することでさらに1/3.57に減光される。すなわち、眼EYに入射されるまでに変調光Lを1/100000程度に減光することができる。このように複数回に分けて変調光Lを減光することで、仮に、破損によって一部で減光機能を発揮できなくなったとしても、残りの部分で十分に変調光Lを減光することができる。また、それぞれの段階で、変調光Lを減光する領域が異なっているため、導光部710の局所的な発熱を抑制することができる。そのため、導光部710の破損を抑制することができ、画像表示装置100の信頼性が向上する。また、変調光Lは、導光部710を複数回反射して減光されるため、所望の減光率を得るために導光部710の減光率を極端に小さくする必要がないためNDフィルターの設計を容易にすることができる。
また、画像表示装置100は、変調光生成部400と、走査部500と、減光部700と、制御部800と、を収納する収納部110を有している。これにより、これら各部を水分、衝撃、埃等から保護することができる。そのため、画像表示装置100の信頼性が向上する。なお、特に限定されないが、収納部110は、防塵構造または防滴構造となっていることが好ましい。これにより、上記の効果がより顕著となる。
また、収納部110は、フレーム200(テンプル部220)に固定されている。また、収納部110は、開口を有する基部111と、開口を塞ぐように配置されているカバー部112と、を有している。そして、カバー部112は、導光部710で構成されている。このように、カバー部112として導光部710を用いることで、カバー部112と導光部710とを別体として配置した場合に比べて画像表示装置100の部品点数の削減および小型化を図ることができる。なお、本実施形態では、基部111がフレーム200(テンプル部220)と別体となっているが、基部111は、フレーム200と一体であってもよい。すなわち、テンプル部220が基部111を兼ねていてもよい。
以上、画像表示装置100(ヘッドマウントディスプレイ)について説明した。このような画像表示装置100(ヘッドマウントディスプレイ)は、前述したように、変調光生成部400(光源)から出射される変調光L(光)を走査する走査部500と、走査部500を収納する収納部110の少なくとも一部(カバー部112)を構成し、走査部500で走査された変調光L(光)を透過させることで減光する減光部700と、を有している。このような構成によれば、収納部110の一部が減光部700となっているため、収納部110とは別に減光部700を配置した場合に比べて、画像表示装置100の部品点数の削減および小型化を図ることができる。
また、前述したように、画像表示装置100では、変調光生成部400(光源)から出射された変調光L(光)は、減光部700内を伝搬することで減光された後、走査部500で走査される。すなわち、減光部700は、変調光生成部400から出射された変調光Lを走査部500で走査される前(上流側)と後(下流側)とで減光する。このように、複数回に分けて変調光Lを減光することで、より効果的に変調光Lを減光させることができる。
また、前述したように、画像表示装置100では、減光部700内を伝搬する変調光Lを反射して走査部500に導く反射部730を有している。これにより、簡単な構成でかつ容易に、減光部700(導光部710)内を伝搬する変調光Lを走査部500に導くことができる。
また、前述したように、画像表示装置100では、走査部500で走査された変調光Lは、減光部700の反射部730よりも変調光Lの伝搬方向上流側(変調光Lの出射側)の領域を透過するようになっている。言い換えると、走査部500は、反射部730で反射されて走査部500に向かう変調光Lよりも後方側(テンプル部220の自由端側)の領域に変調光Lを走査するように構成されている。このような構成とすることで、例えば、走査部500が、反射部730で反射されて走査部500に向かう変調光Lよりも前方側の領域に変調光Lを走査する構成と比較して、歪みの小さい画像を形成することができる。
また、前述したように、画像表示装置100では、減光部700は、NDフィルターである。これにより、減光部700の構成が簡単なものとなる。また、減光部700によって変調光Lを効果的に減光することができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態に係る画像表示装置100は、表示ユニット300の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図7では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図7に示すように、本実施形態では、導光部710の外面711に、前述した第1実施形態の回折素子720に代えて反射部760が設けられている。そして、この反射部760によって、第1入射領域712aから導光部710に入射した変調光Lが反射され、反射光として所定の方向に導かれる。このような反射部760としては、特に限定されないが、光を正反射させるミラーを用いることができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態に係る画像表示装置100は、表示ユニット300の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図8では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図8に示すように、本実施形態の導光部710は、内面712が向きの異なる2つの面712A、712Bを有している。また、面712Aは、外面711と非平行であり、面712Bは、外面711と略平行である。また、面712A、712Bがなす角θは、180°以上270°以下となっている。また、面712Aに第1入射領域712aが設けられており、面712Bに第2入射領域712bが設けられている。すなわち、内面712は、変調光生成部400(光源)から出射された変調光L(光)が入射する第1入射領域712aと、走査部500で走査された変調光L(光)が入射する第2入射領域712bと、を有し、第1入射領域712aおよび第2入射領域712bは、互いに異なる方向を向いている。このような構成とすることで、第1入射領域712aで反射した変調光Lが走査部500に向い難くなり、前述した第1実施形態のような遮光部790を設けなくても、迷光の発生を効果的に抑制することができる。そのため、前述した第1実施形態と比べて部品点数の削減および小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、前述した第1実施形態が備えている回折素子720が省略されている。第1入射領域712aから導光部710に入射した変調光Lは、外面711に対する入射角度が臨界角よりも大きくなっており、外面711で全反射されるようになっている。このような構成とすることで、前述した第1実施形態のような回折素子720を設けなくてもよいため、前述した第1実施形態と比べて部品点数の削減および小型化を図ることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。
以下、第4実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態に係る画像表示装置100は、表示ユニット300の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図9では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図9に示すように、本実施形態の表示ユニット300は、反射部730と走査部500との間に配置された集光レンズ750を有している。反射部730で反射された変調光Lは、集光レンズ750によって所望のNA(開口数)に変更された後、走査部500に導かれる。これにより、変調光Lを細い平行光束とすることができ、より鮮明な画像を形成することができる。特に、本実施形態のように、走査部500で走査される直前に変調光Lを集光レンズ750で集光することで、前述の効果がより顕著なものとなる。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
図10は、本発明の第5実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。
以下、第5実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第5実施形態に係る画像表示装置100は、表示ユニット300の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図10では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図10に示すように、本実施形態の表示ユニット300では、変調光生成部400で生成された変調光Lは、導光部710を複数回透過することで減光される。具体的には、変調光生成部400で生成された変調光Lは、走査部500で走査される前に導光部710を2回透過し、走査部500で走査された後に導光部710を1回透過する。以下、このような構成について具体的に説明する。
本実施形態の表示ユニット300は、減光部700(導光部710)を介して走査部500および変調光生成部400と反対側に位置する反射部900を有している。反射部900としては、特に限定されず、例えば、ミラー、ホログラムミラー等を用いることができる。また、本実施形態では、導光部710の外面711にも反射防止膜740が配置されている。
このような構成では、変調光生成部400で生成された変調光Lは、まず、導光部710を内面712から外面711へ向けて透過する。次に、変調光Lは、反射部900で反射された後、導光部710を外面711から内面712へ向けて透過する。次に、変調光Lは、走査部500で走査された後、導光部710を内面712から外面711へ向けて透過して偏向部600に導かれる。このように、変調光Lが導光部710を複数回透過することで、変調光Lを効果的に減光することができる。また、1度目に変調光Lが導光部710を透過する領域と、2度目に変調光Lが導光部710を透過する領域と、3度目に変調光Lが導光部710を透過する領域と、がそれぞれ異なっているため、導光部710の局所的な発熱を抑制することができる。そのため、導光部710の破損を効果的に抑制することができる。また、走査部500で走査される前に、変調光Lを十分に減光することができ、走査部500(特にミラー511)の発熱を抑制することができる。
以上、本実施形態の画像表示装置100について説明した。前述したように、このような画像表示装置100では、変調光生成部400(光源)から出射された変調光L(光)は、減光部700を透過することで減光された後、走査部500で走査される。すなわち、減光部700は、変調光生成部400から出射された変調光Lを走査部500で走査される前(上流側)と後(下流側)とで減光する。このように、複数回に分けて変調光Lを減光することで、より効果的に変調光Lを減光することができる。
また、前述したように、画像表示装置100は、変調光生成部400(光源)から出射され、減光部700を透過した光を反射する反射部900を有している。そして、反射部900で反射された変調光Lは、減光部700を透過することで減光された後、走査部500で走査される。これにより、走査部500で走査する前に変調光Lが減光部700を2度透過するため、走査部500で走査する前に変調光Lをより効果的に減光することができる。
また、前述したように、画像表示装置100では、反射部900は、減光部700を介して走査部500と反対側に位置している。これにより、反射部900で反射して減光部700を透過した変調光Lを簡単に走査部500に導くことができる。そのため、画像表示装置100の装置構成が簡単なものとなる。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
図11は、本発明の第6実施形態に係る画像表示装置が有する表示ユニットを示す断面図である。
以下、第6実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第6実施形態に係る画像表示装置100は、表示ユニット300の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様である。なお、図11では、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図11に示すように、本実施形態の表示ユニット300では、変調光生成部400で生成された変調光Lは、走査部500で走査された後に減光部700を1度だけ透過する。
本実施形態の表示ユニット300では、各光源410R、410G、410Bから出射されるレーザー光は、電場の振動方向が一定である直線偏光であり、これらが合成された変調光Lでは、それぞれのレーザー光の偏向方向が互いに揃っている。特に、本実施形態では、変調光Lが減光部700に対してP偏光となるように変調光生成部400の向きや配置が設定されている。なお、P偏光とは、電場が入射面に垂直に振動している光を言う。
また、本実施形態の表示ユニット300では、減光部700は、偏光板780で構成されている。また、偏光板780は、P偏光について、その一部のみを透過するよう構成されている。そのため、変調光Lは、偏光板780を透過することで減光される。これにより、簡単な構成で、変調光Lを減光することができる。なお、偏光板780のP偏光の透過率としては、特に限定されず、変調光Lの強度によっても異なるが、例えば、0.1%以上30%以下とすることが好ましい。
ここで、偏光板780としては、特に限定されないが、ワイヤグリッド型の偏光板であることが好ましい。変調光Lは、走査部500で走査された後に偏光板780に入射するため、変調光Lの走査角度によって偏光板780への入射角が変化する。この点において、ワイヤグリッド型の偏光板は、入射角依存性が小さいため、変調光Lの走査角度にほとんど影響を受けることなく、所望の偏光特性を発揮することができる。
また、偏光板780は、S偏光の透過率が、P偏光の透過率よりも小さくなるように設計されていることが好ましい。偏光板780のS偏光の透過率としては、P偏光の透過率よりも小さければよいが、例えば、0.01%以上20%以下とすることが好ましい。なお、S偏光とは、電場が入射面内で振動している光を言う。
これにより、次の効果を発揮することができる。例えば、表示ユニット300の発熱等によって撓みが生じ、偏光板780に対する変調光生成部400の向きが変化すると、変調光Lに、偏光板780に対してP偏光となる成分に加えて、偏光板780に対してS偏光となる成分が生じる場合がある。この変調光Lが偏光板780に入射した場合、偏光板780のS偏光の透過率がP偏光の透過率よりも大きいと、変調光LがP偏光である場合と比べて、偏光板780を透過する変調光Lの量が増大するおそれがある。そのため、意図しない強度の変調光Lが眼EYに入射するおそれがあり、画像表示装置100の安全性が低下する。これに対して、偏光板780のS偏光の透過率がP偏光の透過率よりも小さければ、変調光LがP偏光である場合と比べて、偏光板780を透過する変調光Lの量が減少する。そのため、意図しない強度の変調光Lが眼EYに入射するおそれがなく、画像表示装置100の安全性が向上する。
以上、本実施形態の画像表示装置100について説明した。前述したように、本実施形態の画像表示装置100では、減光部700は、偏光板780である。これにより、減光部700の構成が簡単となると共に、効率的に変調光Lを減光することができる。
なお、本実施形態では、変調光Lが減光部700に対してP偏光となるように変調光生成部400の向きや配置が設定されているが、これに限定されず、変調光Lが減光部700に対してS偏光となるように変調光生成部400の向きや配置が設定されていてもよい。この場合には、偏光板780のP偏光の透過率を、S偏光の透過率よりも小さくすることで、本実施形態と同様の効果を発揮することができる。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の画像表示装置およびヘッドマウントディスプレイについて、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の画像表示装置では、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができ、また、他の任意の構成を付加することもできる。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の画像表示装置は、観察者が視認する画像として虚像を形成するものであれば、眼鏡型のヘッドマウントディスプレイに適用する場合に限定されず、例えば、ヘルメット型またはヘッドセット型のヘッドマウントディスプレイや、観察者の首や肩等の身体で支持される形態の画像表示装置等にも適用可能である。また、前述した実施形態では、画像表示装置全体が観察者の頭部に装着される場合を例に説明したが、画像表示装置は、観察者の頭部に装着される部分と、観察者の頭部以外の部分に装着または携帯される部分とを有していてもよい。
また、前述した実施形態では、両眼タイプの透過型ヘッドマウントディスプレイの構成について代表的に説明したが、例えば、観察者がヘッドマウントディスプレイを装着した状態において外景が遮断される非透過型ヘッドマウントディスプレイの構成であってもよい。また、本発明の画像表示装置は、スピーカーやヘッドフォン等の音声を出力させる装置等を有していてもよい。
100…画像表示装置、110…収納部、111…基部、112…カバー部、200…フレーム、210…フロント部、211…リム部、212…シェード部、213…ノーズパッド、220、230…テンプル部、300…表示ユニット、400…変調光生成部、410…光源部、410B、410G、410R…光源、420B、420G、420R…駆動回路、430…光合成部、431、432…ダイクロイックミラー、440B、440G、440R…コリメータレンズ、500…走査部、510…可動部、511…ミラー、521、522…軸部、530…駆動枠部、541、542…軸部、550…支持部、560…検知部、561、562…圧電体、600…偏向部、700…減光部、710…導光部、711…外面、712…内面、712A、712B…面、712a…第1入射領域、712b…第2入射領域、720…回折素子、730…反射部、740…反射防止膜、750…集光レンズ、760…反射部、780…偏光板、790…遮光部、800…制御部、900…反射部、EA…耳、EY…眼、H…頭部、J1、J2…軸、L…変調光、NS…鼻、θ…角

Claims (10)

  1. 光源から出射される光を走査する走査部と、
    前記走査部を収納する収納部の少なくとも一部を構成し、前記走査部で走査された光を透過させることで減光する減光部と、を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光源から出射された光は、前記減光部内を伝搬することで減光された後、前記走査部で走査される請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記減光部内を伝搬する前記光を反射して前記走査部に導く反射部を有する請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記走査部で走査された光は、前記減光部の前記反射部よりも光の伝搬方向上流側の領域を透過する請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記減光部は、NDフィルターである請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像表示装置。
  6. 前記光源から出射された光は、前記減光部を透過することで減光された後、前記走査部で走査される請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 前記光源から出射され、前記減光部を透過した光を反射する反射部を有し、
    前記反射部で反射された光は、前記減光部を透過することで減光された後、前記走査部で走査される請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記反射部は、前記減光部を介して前記走査部と反対側に位置する請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記減光部は、偏光板である請求項1に記載の画像表示装置。
  10. 光源から出射される光を走査する走査部と、
    前記走査部を収納する収納部の少なくとも一部を構成し、前記走査部で走査された光を透過させることで減光する減光部と、を有することを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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