JP2009241674A - 後突用エアバッグ装置の車両搭載構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エアバッグがリヤピラーガーニッシュによって悪影響を受けることを抑制できる、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造の提供。
【解決手段】エアバッグ11が、折り畳まれた状態にあるとき、天井材50と左右のリヤピラーガーニッシュ42との見切り部43よりも、車幅方向内側に搭載されている。そのため、エアバッグ11は左右の見切り部43から車幅方向で離れた位置に搭載されている。そのため、従来に比べて、エアバッグ11がリヤピラーガーニッシュ42の上端部に引っ掛かって展開挙動に悪影響を受けたり、割れたリヤピラーガーニッシュの端末によってダメージを受けることを抑制できる。
【選択図】 図6
【解決手段】エアバッグ11が、折り畳まれた状態にあるとき、天井材50と左右のリヤピラーガーニッシュ42との見切り部43よりも、車幅方向内側に搭載されている。そのため、エアバッグ11は左右の見切り部43から車幅方向で離れた位置に搭載されている。そのため、従来に比べて、エアバッグ11がリヤピラーガーニッシュ42の上端部に引っ掛かって展開挙動に悪影響を受けたり、割れたリヤピラーガーニッシュの端末によってダメージを受けることを抑制できる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、車両の後突時または後突予知時にリヤ席とリヤドアとの間に展開膨張するエアバッグを備えた後突用エアバッグ装置の車両搭載構造に関する。
特許文献1,2は、エアバッグを車両のルーフの後方端部で車幅方向に延びる車両のリヤヘッダーパネルと天井材(ルーフヘッドライニング)との間に搭載し、後突時または後突予知時に折り畳み状態のエアバッグをリヤウインドに沿って下方にカーテン状に展開させる、後突用エアバッグ装置を開示している。
一般的に、天井材は、車幅方向両端部の後端部で、上下方向に延びる車両のリヤピラーガーニッシュの上端部に近接している。しかし、上記特許文献1,2では、折り畳まれた状態のエアバッグをリヤピラーガーニッシュとの関係でリヤヘッダーパネルと天井材との間のどの部位に搭載するのかについては開示されていない。そのため、つぎの問題点がある。
(a)図7に示すように、エアバッグ1が天井材5とリヤピラーガーニッシュ4との見切り部4aにかかっていると、エアバッグ1が展開膨張するときにリヤピラーガーニッシュ4の上部端末4bに引っ掛かり、エアバッグ1の展開挙動に悪影響を及ぼすおそれがある。
(b)図8に示すように、後突(特に、オフセット衝突)によりリヤピラーガーニッシュ4が割れたとき、割れたリヤピラーガーニッシュ4の端末によってエアバッグ1がダメージを受けるおそれがある(損傷するおそれがある)。
エアバッグ1が受けるダメージを抑制するために、図示略の保護布等をエアバッグ1に設けることも考えられるが、その分コスト、質量アップになってしまう。
特開2004−58850号公報
特開2007−302096号公報
(a)図7に示すように、エアバッグ1が天井材5とリヤピラーガーニッシュ4との見切り部4aにかかっていると、エアバッグ1が展開膨張するときにリヤピラーガーニッシュ4の上部端末4bに引っ掛かり、エアバッグ1の展開挙動に悪影響を及ぼすおそれがある。
(b)図8に示すように、後突(特に、オフセット衝突)によりリヤピラーガーニッシュ4が割れたとき、割れたリヤピラーガーニッシュ4の端末によってエアバッグ1がダメージを受けるおそれがある(損傷するおそれがある)。
エアバッグ1が受けるダメージを抑制するために、図示略の保護布等をエアバッグ1に設けることも考えられるが、その分コスト、質量アップになってしまう。
本発明の目的は、エアバッグがリヤピラーガーニッシュによって悪影響を受けることを抑制できる、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両のルーフの後方側端部で車幅方向に延びるリヤヘッダーパネルと、リヤヘッダーパネルの下側に配置される天井材と、車両の車幅方向両端部で上下方向に延び上端部が前記天井材に近接するリヤピラーガーニッシュと、を備える車両に、後突用エアバッグ装置を搭載する、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造であって、
前記後突用エアバッグ装置のエアバッグは、前記リヤヘッダーパネルに取付けられる取付け部を備えており、折り畳まれた状態にあるとき、前記天井材と左右の前記リヤピラーガーニッシュとの見切り部よりも、車幅方向内側に搭載されている、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
(2) 前記エアバッグの展開時における左右方向長さは、左右の前記見切り部の間の距離よりも長く設定されており、
前記エアバッグは、左右方向両端部を左右方向内側に折り返し左右方向長さが左右の前記見切り部の間の距離よりも短くされた状態で、車両に搭載されている、(1)記載の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
(3) 前記エアバッグの展開時における左右両端部の上方周縁部には、左右の前記見切り部から上下方向に離間するよう逃げ部が設けられている、(2)記載の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
(1) 車両のルーフの後方側端部で車幅方向に延びるリヤヘッダーパネルと、リヤヘッダーパネルの下側に配置される天井材と、車両の車幅方向両端部で上下方向に延び上端部が前記天井材に近接するリヤピラーガーニッシュと、を備える車両に、後突用エアバッグ装置を搭載する、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造であって、
前記後突用エアバッグ装置のエアバッグは、前記リヤヘッダーパネルに取付けられる取付け部を備えており、折り畳まれた状態にあるとき、前記天井材と左右の前記リヤピラーガーニッシュとの見切り部よりも、車幅方向内側に搭載されている、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
(2) 前記エアバッグの展開時における左右方向長さは、左右の前記見切り部の間の距離よりも長く設定されており、
前記エアバッグは、左右方向両端部を左右方向内側に折り返し左右方向長さが左右の前記見切り部の間の距離よりも短くされた状態で、車両に搭載されている、(1)記載の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
(3) 前記エアバッグの展開時における左右両端部の上方周縁部には、左右の前記見切り部から上下方向に離間するよう逃げ部が設けられている、(2)記載の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
上記(1)の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造によれば、エアバッグが、折り畳まれた状態にあるとき、天井材と左右のリヤピラーガーニッシュとの見切り部よりも、車幅方向内側に搭載されているため、エアバッグは左右の見切り部から車幅方向で離れた位置に搭載されている。そのため、従来に比べて、エアバッグがリヤピラーガーニッシュの上端部に引っ掛かって展開挙動に悪影響を受けたり、割れたリヤピラーガーニッシュの端末によってダメージを受けることを抑制できる。
上記(2)の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造によれば、エアバッグの展開時における左右方向長さが、左右の見切り部の間の距離よりも長く設定されており、エアバッグが、左右方向両端部を左右方向内側に折り返し左右方向長さが左右の見切り部の間の距離よりも短くされた状態で車両に搭載されているため、エアバッグを左右の見切り部よりも車幅方向内側に搭載していても、エアバッグを、左右の見切り部よりも左右方向に大きく(幅広く)、かつ下方に向かって展開させることができる。
上記(3)の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造によれば、エアバッグの展開時における左右両端部の上方周縁部には、左右の見切り部から上下方向に離間するよう逃げ部が設けられているため、逃げ部が設けられていない場合に比べて、エアバッグが左右の見切り部の下方部位にも展開させることができるようにされていても、エアバッグが展開時に見切り部でダメージを受けることを抑制できる。
以下に、本発明実施例の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造を、図1〜図6を参照して、説明する。なお、図中、矢印Frは車両前方側を示し、矢印Upは車両上方を示す。
まず、後突用エアバッグ装置(以下、単にエアバッグ装置ともいう)10が搭載される車両20について説明する。
車両20は、図1に示すように2列シート車両であってもよく、図示略の3列シート車両や、ピックアップトラック等の1列車両であってもよい。車両20は、図2、3に示すように、リヤヘッダーパネル30と、リヤピラーパネル40と、リヤピラーガーニッシュ42と、天井材(ルーフヘッドライニング)50と、を備える。
リヤヘッダーパネル30は、車両のルーフRの後方端部で車幅方向に延びて設けられている。リヤヘッダーパネル30は、図2に示すように、本実施例では鋼板(金属板)で製作される、車両のルーフパネル(外板)31と、ルーフパネル31に固定されるインナーパネル32と、を備える。
ルーフパネル31は、一枚構成であってもよく、互いに溶接等で固定される複数枚構成であってもよい。ルーフパネル31の車両後方端部には、下方に折れ曲り、下方に所定量延びた後、車両後方に折れ曲り、車両後方に延びる、折れ曲り部31aが設けられている。折れ曲り部31aの上面には、リヤウインド60aを備えるバックドア60がヒンジ機構61により上下方向に回動可能に取付けられている。
インナーパネル32は、ルーフパネル31と天井材50との上下方向間に設けられる。インナーパネル32は、車両前方端部に設けられる前方フランジ部32aで、溶接痕を無くす為にマスチック(接着剤)等を用いて、ルーフパネル31の折れ曲り部31aより車両前方に位置する一般部31bの下面に接合されている。インナーパネル32は、車両後方端部に設けられる後方フランジ部32bで、溶接(スポット溶接)等で、ルーフパネル31の折れ曲り部31aに接合されている。車両前後方向でインナーパネル32の、前方フランジ部32aと後方フランジ部32bとの間の部分の少なくとも一部は、ルーフパネル31と上下方向に間隔をおいて設けられている。
したがって、ルーフパネル32とインナーパネル31とで閉断面を形成しており、その結果、リヤヘッダーパネル30の剛性(車両20のリヤ上部の剛性)が高められている。なお、図2において、符号32cは、リヤヘッダーパネル30の剛性を高めるために設けられるリインホースメントである。
リインホースメント32cは、リヤヘッダーパネル30と天井材50との上下方向間に設けられている。リインホースメント32cは、車両前端部でインナーパネル32の前方フランジ部32aの下面にマスチックを用いてまたは溶接(スポット溶接)等で接合されている。リインホースメント32cは、車両後端部でインナーパネル32の車両後端部またはその近傍の下面に溶接(スポット溶接)等で接合されている。リインホースメント32cの、前後方向中間部のうちの少なくとも一部は、インナーパネル32と上下方向に間隔をおいて設けられている。
リインホースメント32cは、リヤヘッダーパネル30と天井材50との上下方向間に設けられている。リインホースメント32cは、車両前端部でインナーパネル32の前方フランジ部32aの下面にマスチックを用いてまたは溶接(スポット溶接)等で接合されている。リインホースメント32cは、車両後端部でインナーパネル32の車両後端部またはその近傍の下面に溶接(スポット溶接)等で接合されている。リインホースメント32cの、前後方向中間部のうちの少なくとも一部は、インナーパネル32と上下方向に間隔をおいて設けられている。
リヤヘッダーパネル30の車両後方端部には、バックドア60とのシール用のウエザーストリップ62が設けられている。ウエザーストリップ62は、天井材50を保持する保持部62aを備えている。
天井材50は、可撓性を有する樹脂製である。天井材50は、ルーフパネル31の車室側面のほぼ全体を覆っている。天井材50の後方端部は、ウエザーストリップ62の保持部62aに、後述するエアバッグ11が展開膨張した際に容易に外れるように保持されている。天井材50の、車両後方端部以外の部分の少なくとも一部は、リヤヘッダーパネル30及びリインホースメント32cと上下方向に間隔をおいて設けられている。この天井材50とリヤヘッダーパネル30及びリインホースメント32cとの間の空間S内にエアバッグ装置10が搭載される。
天井材50の、リヤシート(最後部座席)63のヘッドレスト63aの上方近傍には、車幅方向に沿って(車幅方向に延びる)脆弱部(インテグラルヒンジ部)51が形成されている。脆弱部51は、その他の部位に比べて天井材50の厚みを薄くして形成される。天井材50の、脆弱部51より車両後方の部分は、エアバッグ11が展開膨張したとき、ウエザーストリップ62の保持部62aから外れて脆弱部51を中心に下方に回動する。天井材50の脆弱部51より車両後方に位置する部分が下方に回動することにより、エアバッグ11は車室内に展開可能となる。なお、脆弱部51の代わりに天井材50の屈曲部52を中心に回動させてもよい。
天井材50の下面には、意匠性向上のため表皮が設けられていてもよい。
天井材50の下面には、意匠性向上のため表皮が設けられていてもよい。
リヤピラーパネル40は、図3に示すように、鋼板(金属板)製である。リヤピラーパネル40は、車両20の車幅方向両端部に設けられており、上下方向に延びて設けられている。リヤピラーパネル40の上端部またはその近傍は、図4に示すように、リヤヘッダーパネル30に沿って車幅方向内側に延長され、リヤヘッダーパネル30の外表面に重ね合わされ、リヤヘッダーパネル30に溶接(スポット溶接等)にて固定されている。
リヤピラーパネル40の車室側には、図3に示すように、樹脂製のリヤピラーアッパーガーニッシュ42が配置されている。
リヤピラーパネル40の車室側には、図3に示すように、樹脂製のリヤピラーアッパーガーニッシュ42が配置されている。
リヤピラーアッパーガーニッシュ42は、リヤピラーパネル40に対してクリップ等によって固定されている。リヤピラーガーニッシュ42は、車両20の車幅方向両端部に設けられており、上下方向に延びて設けられている。リヤピラーガーニッシュ42の上端部は、天井材50の車幅方向両端部の車両後方端部に近接している。リヤピラーガーニッシュ42の上端部と天井材50との間には、車室から見たとき、図6に示すように、見切り部(見切り、見切り線)43がある。リヤピラーガーニッシュ42は、上下方向と直交する断面視で、車室側に湾曲している。
つぎに、エアバッグ装置10について説明する。
エアバッグ装置10は、図2に示すように、エアバッグ11と、インフレータ12と、を備える。
エアバッグ装置10は、図2に示すように、エアバッグ11と、インフレータ12と、を備える。
エアバッグ11は、ジャガード織機による袋折りで形成されていてもよく、2枚以上の布(基布)を重ねて部分的に縫合または溶着して形成されていてもよい。エアバッグ11は、リヤヘッダーパネル20の車室側に(空間S内に)折り畳まれて配置(収容、搭載)されている。
エアバッグ11は、上下方向に折り畳まれて、空間S内に搭載されている。エアバッグ11の上下方向への折り畳み方は、蛇腹折りであってもよく、ロール折りであってもよく、蛇腹折りとロール折りの複合折りであってもよく、その他の折りであってもよい。
エアバッグ11の膨張展開状態(折り畳まれていないとき)の左右方向(車幅方向)長さは、左右の見切り部43間距離よりも長く設定されている。エアバッグ11は、図5に示す左右両端部11aを左右方向内側に折り返し左右方向長さが見切り部43の間の車幅方向距離よりも短くされた状態で、空間S内に搭載されている。エアバッグ11の左右両端部11aの左右方向内側への折り返し回数は、折り畳んだときにエアバッグ11の厚みが厚くなることを抑制するために、1回とされていることが望ましい。
エアバッグ11は、上下方向に折り畳んだ後に左右両端部11aを左右方向内側に折り返した状態で空間S内に搭載されていてもよく、左右両端部11aを左右方向内側に折り返した後に上下方向に折り畳んだ状態で空間S内に搭載されていてもよい。
エアバッグ11は、図2に示す状態から、車両の後突時または後突予知時に、インフレータ12からのガスが供給されたときに、下方にリヤシート63とバックドア60との間の空間に、リヤウインド60aに沿ってカーテン状に展開膨張する。エアバッグ11の展開膨張時における左右両端部(車幅方向両端部)11aの上方周縁部(上端部)には、図5、図6に示すように、左右の見切り部43から上下方向に離間して展開膨張時に見切り部43と接触することを抑制するために、逃げ部11bが設けられている。
エアバッグ11は、図5に示すように、エアバッグ11を車両に取付けるための取付け部11cと、展開膨張時(折り畳まれていないとき)のエアバッグ11の上部で車幅方向(左右方向)に延びる横セル11dと、展開膨張時の横セル11dより下方に位置し車幅方向に複数設けられる縦セル11eと、を備える。
取付け部11cは、エアバッグ11の上端から上方に突出して設けられる。取付け部11bは、車幅方向に複数設けられる。取付け部11cは、インナーパネル32にボルト、クリップ等を用いて固定して取付けられる。取付け部11cは、見切り部43よりも車幅方向内側に位置するインナーパネル32部分に固定して取付けられている。
横セル11dは、取付け部11cより下方に設けられている。横セル11dは、インフレータ12からエアバッグ11内に導入されたガスを、各縦セル11eに導入するために設けられる。
各縦セル11eは、上下方向に延びている。各縦セル11eは、横セル11dのみで連通していてもよく、横セル11dだけでなく下端部など横セル11d以外の部位でも連通していてもよい。なお、エアバッグ11のセル構造(横セル11d、縦セル11eの構造)は、上述した(図示した)構造に限定されるものではなく、その他の構造であってもよい。
インフレータ12は、図2に示すように、エアバッグ11とともに空間S内に搭載される。インフレータ12は、折り畳まれて空間S内に搭載されるエアバッグ11より車両前方に配置されており、リヤシート(最後部座席)63のヘッドレスト63aよりも車両前方に配置されている。インフレータ12は、インナーパネル32に固定して取付けられる。インフレータ12は、図1に示すように、車両20のリヤ下部に配置したセンサ70からの検知信号に基づいてエアバッグECU71が実際に後突が生じたかまたは後突が生じると判断したときに、ガスをエアバッグ11に供給する。
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明実施例では、エアバッグ11が、折り畳まれた状態にあるとき、天井材50と左右のリヤピラーガーニッシュ42との見切り部43よりも、車幅方向内側に搭載されているため、エアバッグ11は左右の見切り部43から車幅方向で離れた位置に搭載されている。そのため、従来に比べて、エアバッグ11がリヤピラーガーニッシュ42によってダメージを受けることを抑制できる(損傷することを抑制できる)。
また、エアバッグ11が、折り畳まれた状態にあるとき、天井材50と左右のリヤピラーガーニッシュ42との見切り部43よりも、車幅方向内側に搭載されているため、エアバッグ11の展開膨張時にエアバッグ11がリヤピラーガーニッシュ42によって受ける影響を抑制でき、エアバッグ11の展開膨張をスムーズに行うことができる。
本発明実施例では、エアバッグ11が、折り畳まれた状態にあるとき、天井材50と左右のリヤピラーガーニッシュ42との見切り部43よりも、車幅方向内側に搭載されているため、エアバッグ11は左右の見切り部43から車幅方向で離れた位置に搭載されている。そのため、従来に比べて、エアバッグ11がリヤピラーガーニッシュ42によってダメージを受けることを抑制できる(損傷することを抑制できる)。
また、エアバッグ11が、折り畳まれた状態にあるとき、天井材50と左右のリヤピラーガーニッシュ42との見切り部43よりも、車幅方向内側に搭載されているため、エアバッグ11の展開膨張時にエアバッグ11がリヤピラーガーニッシュ42によって受ける影響を抑制でき、エアバッグ11の展開膨張をスムーズに行うことができる。
エアバッグ11の折り畳まれていないときの左右方向長さが、左右の見切り部43の間の距離よりも長く設定されており、エアバッグ11が、左右方向両端部11aを左右方向内側に折り返し左右方向長さが左右の見切り部43の間の距離よりも短くされた状態で車両に搭載されているため、エアバッグ11を左右の見切り部43よりも車幅方向内側に搭載していても、エアバッグ11を、左右の見切り部43より左右方向に大きく(幅広に)、かつ下方に向かって展開させることができる。
エアバッグ11の展開時における左右両端部11aの上端部には、左右の見切り部43から上下方向に離間するよう逃げ部11bが設けられているため、逃げ部11bが設けられていない場合に比べて、エアバッグ11が左右の見切り部43の下方部位にも展開させることができるようにされていても、エアバッグ11が展開時に見切り部43でダメージを受けることを抑制できる。
10 エアバッグ装置
11 エアバッグ
11a エアバッグの展開時における左右両端部
11b 逃げ部
11c 取付け部
11d 横セル
11e 縦セル
12 インフレータ
20 車両
30 リヤヘッダーパネル
31 ルーフパネル
32 インナーパネル
40 リヤピラーパネル
42 リヤピラーガーニッシュ
43 リヤピラーガーニッシュと天井材との見切り部
50 天井材
51 脆弱部
60 バックドア
60a リヤウインド
61 ヒンジ機構
70 センサ
71 エアバッグECU
R ルーフ
S リヤヘッダーパネルと天井材との間の空間
11 エアバッグ
11a エアバッグの展開時における左右両端部
11b 逃げ部
11c 取付け部
11d 横セル
11e 縦セル
12 インフレータ
20 車両
30 リヤヘッダーパネル
31 ルーフパネル
32 インナーパネル
40 リヤピラーパネル
42 リヤピラーガーニッシュ
43 リヤピラーガーニッシュと天井材との見切り部
50 天井材
51 脆弱部
60 バックドア
60a リヤウインド
61 ヒンジ機構
70 センサ
71 エアバッグECU
R ルーフ
S リヤヘッダーパネルと天井材との間の空間
Claims (3)
- 車両のルーフの後方側端部で車幅方向に延びるリヤヘッダーパネルと、リヤヘッダーパネルの下側に配置される天井材と、車両の車幅方向両端部で上下方向に延び上端部が前記天井材に近接するリヤピラーガーニッシュと、を備える車両に、後突用エアバッグ装置を搭載する、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造であって、
前記後突用エアバッグ装置のエアバッグは、前記リヤヘッダーパネルに取付けられる取付け部を備えており、折り畳まれた状態にあるとき、前記天井材と左右の前記リヤピラーガーニッシュとの見切り部よりも、車幅方向内側に搭載されている、後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。 - 前記エアバッグの展開時における左右方向長さは、左右の前記見切り部の間の距離よりも長く設定されており、
前記エアバッグは、左右方向両端部を左右方向内側に折り返し左右方向長さが左右の前記見切り部の間の距離よりも短くされた状態で、車両に搭載されている、請求項1記載の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。 - 前記エアバッグの展開時における左右両端部の上方周縁部には、左右の前記見切り部から上下方向に離間するよう逃げ部が設けられている、請求項2記載の後突用エアバッグ装置の車両搭載構造。
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JP2004338639A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Toyoda Gosei Co Ltd | 後突用エアバッグの折り畳み方法及び後突用エアバッグ装置 |
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2008
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