JP2009240592A - 医療用複室容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】破断用切れ目27の上側(破断進行方向側)の端部27cから生じた裂け目が破断予定部27aに従って破断が進行せず、破断用切れ目27からの裂け目27bのように、バーコード25aの方向へ進行してしまうことがある。このような場合でも、裂け目27bが阻止用切れ目30に到ると、それ以上進行しない。従って、裂け目27bからの破断がバーコード25aに到達することなく、バーコード25aが破損するのを防止することができる。
【選択図】 図4
Description
ところで、最近、これら医療用複室容器においては、混合すべき成分が薬剤室に充填されて提供されているにもかかわらず、仕切り部を剥離するのを忘れて、混合していない薬剤を投与した事故があったことから、そのような未混合薬剤の投与を未然に防ぐべく、医療用事故防止等の観点から特許文献1に記載されるような注意喚起シールが求められてきた。
さらに最近では、全ての医療用医薬品に対して、医療事故の防止及び医療医薬品のトレーサビリティ確保の観点から、当該医薬品の薬剤名その他、種々の情報をバーコード等によって記録することが求められている。
また、医療用複室容器内の薬剤の使用が終了した後もバーコードの情報の読み取りを担保する必要がある。
本発明は、上記従来の問題点に着目して為されたものであり、専用ラベルなどを新たに製作することなくバーコード等の情報記録部を付することができ、しかも医療用複室容器内の薬剤の使用が終了するまで当該情報記録部の読み取りを確実に担保することができる医療用複室容器を提供することを、その目的とする。
しかも医療用複室容器内の薬剤の使用が終了した後も当該情報記録部の読み取りを確実に担保することができる。
符号3は可撓性をもつ材料によって構成された容器本体を示し、この容器本体3の内部空間には薬剤室5、7が設けられている。薬剤室5と薬剤室7との間には弱シール部9が形成されており、薬剤室5と薬剤室7は弱シール部9によって区分されている。弱シール部9は外部から所定圧力を加えることにより剥離し得るように設定されている。
薬剤室5、7の周囲の弱シール部9以外の部分には強シール部が形成されており、この強シール部は弱シール部9が剥離する圧力では剥離しないように設定されている。
薬剤室5には液状の薬剤が充填され、薬剤室7には薬剤室5の薬剤とは別の液状の薬剤が充填されている。
表示体21はほぼ長方形で下端部が丸みを帯びた形状の分離部23と、ほぼ長方形の貼付部25、26とから成り、「T字形」に形成されている。
分離部23と貼付部25との間、分離部23と貼付部26との間には、複数の破断用切れ目27、28がそれぞれ形成されている。破断用切れ目27、28は図2において上下方向へ延びる直線状に形成され、同じ長さを有し、一定の間隔をあけて配置されている。即ち、破断用切れ目27、28は破線状を為すように配置されている。
破断用切れ目27のバーコード25a側には阻止用切れ目30が形成されており、この阻止用切れ目30は上下方向へ延びる直線状に形成されている。また阻止用切れ目30は破断用切れ目27に対し僅かな間隔をおいて平行に配置されている。破断用切れ目27は、その上側(破断進行方向側)の端部27cが阻止用切れ目30の長さ方向の中心に対向するように配置されている。
上記のように分離部23は、その上端部から三分の二より上側の部分だけが貼付部25、26に直接接続され、しかも貼付部25、26のみが容器本体3に貼付されているので、分離部23の上端部から三分の二より下側の部分は容易に捲ることができる自由端部23aとなっている。
まず、医療用複室容器1を平らなテーブルの上等に置き、薬剤室5の中央を手で押して、薬剤室5に外部から圧力を加える。この圧力は薬剤室5内の液状の薬剤を介して弱シール部9に伝えられ、弱シール部9が剥離する。これにより薬剤室5と薬剤室7とが開通して薬剤どうしが混合される。
分離部23が貼付部25、26から分離させられると掛吊穴13が露出する。掛吊穴13が露出したところで、掛吊穴13にフックを掛けて、容器本体3を吊り下げた状態として、薬剤取出口17を塞ぐゴム栓に図示しないカテーテルに接続された刺栓針を刺し込み、カテーテルの先端に取り付けられた注射針から患者に投与する。
従って、裂け目27bからの破断がバーコード25aに到達することなく、バーコード25aが破損するのを防止することができる。よって、医療用複室容器1内の薬剤の使用が終了した後も当該バーコード25aの読み取りを確実に担保することができる。しかも、裂け目27bが阻止用切れ目30に到ると、破断はそれ以上進行しないので、破断用切れ目27に従った破断に軌道修正されることになり、分離部23を破断用切れ目27に従って分離することができる。
破断用切れ目37は、その上側(破断進行方向側)の端部37cが阻止用切れ目30の中心より下方へ寄った部分に対向するように配置されている。
阻止用切れ目32は、その上側(破断進行方向側)の端部から少し下がった途中部分から破断用切れ目27の方向へ斜めに曲がる傾斜部32cを有している。
例えば、情報記録部として一次元バーコード以外のQRコードと呼ばれる二次元バーコードや、製造番号・有効期限・数量などの情報も盛りこんだいわゆる「MicroPDF417」を設けることもできる。また、医療用複室容器に充填された薬剤使用後においても、残しておきたい表示や情報を記録することもできる。
なお、バーコード以外のものを情報記録部として設けるようにしてもよい。
11…上フラップ部 13…掛吊穴 15…下フラップ部
17…薬剤取出口 21…表示体 23…分離部 23a…自由端部
24…注意表示 25、26…貼付部
27、28、37…破断用切れ目
25a…バーコード 27a…破断予定部 27b…裂け目
27c、37c…破断用切れ目の上側(破断進行方向側)の端部
30、32…阻止用切れ目 32c…傾斜部
Claims (5)
- 可撓性材料によって構成され、内部空間に外部から圧力を加えることにより剥離し得る弱シール部により区分された薬剤室を有し、掛吊穴が形成された容器本体と、前記容器本体に形成された掛吊穴と、容器本体に貼付された貼付部と前記貼付部に連結され前記掛吊穴を覆う状態に位置する分離部とから成る表示体と、前記表示体に表示され弱シール部を剥離して薬剤室どうしを開通させることの注意を促す注意表示と、前記分離部を引っ張って貼付部から分離する際に破断進行を案内する複数の破断用切れ目とを備えた医療用複室容器において、前記貼付部には所定に情報が記録された情報記録部が設けられていることを特徴とする医療用複室容器。
- 請求項1に記載された医療用複室容器において、情報記録部と破断用切れ目との間には破断用切れ目から生じた裂け目が情報記録部へ到達するのを阻止する破線状に配置された複数の阻止用切れ目が形成されていることを特徴とする医療用複室容器。
- 請求項1に記載した医療用複室容器において、案内用切れ目は、その破断進行方向の端部が阻止用切れ目に対向するように配置されていることを特徴とする医療用複室容器。
- 請求項1から3のいずれかに記載した医療用複室容器において、表示体は高圧蒸気滅菌処理に対する耐性を有する材質からなることを特徴とする医療用複室容器。
- 請求項1から4のいずれかに記載した医療用複室容器の構成要素を為す表示体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008091875A JP2009240592A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 医療用複室容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008091875A JP2009240592A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 医療用複室容器 |
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JP2009240592A true JP2009240592A (ja) | 2009-10-22 |
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Family Applications (1)
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JP2008091875A Pending JP2009240592A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 医療用複室容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009240592A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011108270A (ja) * | 2008-12-25 | 2011-06-02 | Sony Corp | 入力装置、ハンドヘルド装置及び制御方法 |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008091875A patent/JP2009240592A/ja active Pending
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