JP2009239994A - 長尺体の海底布設方法 - Google Patents

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Masanori Ota
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Abstract

【課題】海底の谷部を渡るように布設される長尺体に剛性の高い防護管を被せて、長尺体を潮流による振動から保護する。
【解決手段】布設船1上で、海底に布設する長尺体2の海底の谷部4を渡る区間に防護管5を被せ、この防護管5を被せた長尺体2を布設船1から繰り出して海底3に布設する場合に、前記防護管5として管壁内に長手方向に連続する複数本の中空部を有するものを使用し、布設船1上でこの防護管5の中空部に時間の経過により硬化する経時硬化性材料を充填した後、この経時硬化性材料が硬化しないうちに前記防護管5を被せた長尺体2を、当該防護管5を被せた区間が海底の谷部4を渡るように海底3に布設し、海底で前記経時硬化性材料を硬化させる。これにより防護管5の剛性を高め、防護管5の潮流による振動を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、海底ケーブルや海底送水管などの長尺体を海底に布設する方法に関し、特に長尺体の防護を必要とする区間に防護管を被せて布設する方法に関するものである。
海底ケーブルや海底送水管などの長尺体を海底に布設する場合、長尺体が海底の谷部を渡る区間では、長尺体の潮流による振動を防止するため、長尺体に剛性のある防護管を被せることが好ましい。
従来から、海底に布設される長尺体を保護するために、長尺体に鋳鉄製又は樹脂製の防護管を被せて布設することは公知である(引用文献1、2参照)。
特開平5−76115号公報 特開2004−166434号公報
しかしながら、鋳鉄製の防護管は、短尺であり、つなぎ目がフレキシブルであるため、潮流による振動を防ぐことはできない。また、樹脂製の防護管は、それ自体がフレキシブルであるため、やはり潮流による振動を防止することはできない。
潮流による振動を防ぐためには、剛体の防護管を使用することが好ましいが、剛体の防護管は、長尺体と一緒に布設することができないため、長尺体を海底に布設した後、ダイバーにより長尺体に取り付けることになる。しかし、この方法は、水深等の制約を受け、作業が困難である。
本発明の目的は、以上のような問題点に鑑み、海底の谷部を渡るように布設される長尺体にダイバーによることなく剛性の高い防護管を被せて、長尺体を潮流による振動から保護することができる長尺体の海底布設方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、布設船上で、海底に布設する長尺体の海底の谷部を渡る区間に防護管を被せ、この防護管を被せた長尺体を布設船から繰り出して海底に布設する方法において、前記防護管として管壁内に長手方向に連続する複数本の中空部を有するものを使用し、布設船上でこの防護管の中空部に時間の経過により硬化する経時硬化性材料を充填した後、この経時硬化性材料が硬化しないうちに前記防護管を被せた長尺体を、当該防護管を被せた区間が海底の谷部を渡るように海底に布設し、海底で前記経時硬化性材料を硬化させることを特徴とする長尺体の海底布設方法。
本発明において、前記防護管は、管壁内に長手方向に貫通する複数本の中空部を有する所定長さの半割り管部材を多数、前記中空部が連続するように前記長尺体に被せると共に、被せた半割り管部材を分離しないように拘束することにより形成することが好ましい。
また本発明において、半割り管部材を長尺体に被せるときには、片側半周分の半割り管部材の長手方向の継目と反対側半周分の半割り管部材の長手方向の継目を、半割り管部材の長さの略半分だけ長手方向にずらすことが好ましい。
本発明によれば、長尺体に被せられた防護管は、海底布設する時には経時硬化性材料が硬化していないので、ある程度の可撓性を有しており、このため長尺体と一緒に布設することが可能であり、海底に布設された後に時間の経過と共に経時硬化性材料が硬化して剛性の高い防護管となる。剛性の高い防護管は潮流による振動が発生しにくいので、防護管内の長尺体には潮流による振動が加わらなくなり、長尺体を確実に保護することができる。
図1は本発明に係る長尺体海底布設方法の一実施形態を示す。この方法は、布設船1から長尺体(海底ケーブル又は海底送水管など)2を繰り出して海底3に布設する場合に、海底3に谷部4があるときは、布設船1上で予め長尺体2の谷部4を渡る区間に防護管5を被せ、この防護管5を被せた区間が谷部4を渡るように布設するものである。
防護管5は、図2に示すような樹脂製の半割り管部材6を多数組み合わせて構成される。半割り管部材6は、防護管を半割りにした形で、軸線方向の長さが一定の定尺物である。半割り管部材6の長さは、布設船1上での取扱い易さ等から例えば1.5m〜3m程度に設定される。半割り管部材6の内径は長尺体2の外径より大きく設定される。半割り管部材6の管壁内には、長手方向に貫通する複数本の中空部7が形成されている。中空部7の断面形状は図示の例では円形であるが、矩形又は長円形などであってもよい。また半割り管部材6の長手方向の一方の端面には、中空部7と同軸状に嵌合凸部8が形成され、他方の端面には中空部7と同軸状に嵌合凹部9が形成されている。嵌合凹部9の内径は嵌合凸部8が嵌合する大きさである。また半割り管部材6の周方向の一方の端面には長手方向に嵌合突条10が形成され、他方の端面には長手方向に嵌合溝11が形成されている。嵌合溝11の幅は嵌合突条10が嵌合する大きさである。
図3及び図4は、長尺体2の周りに多数の半割り管部材6を被せて防護管5を構成した状態を示す。防護管5は、多数の半割り管部材6を、嵌合突条10と嵌合溝11を嵌合させて円筒状に組み合わせると共に、嵌合凸部8と嵌合凹部9を嵌合させて長手方向に連結して行くことにより構成される。半割り管部材6を長手方向に連結するときには、片側半周分の半割り管部材6の長手方向の継目12と反対側半周分の半割り管部材6の長手方向の継目13が、半割り管部材6の所定長さの半分だけ長手方向にずらす。防護管5の両端面を平らにするため、防護管5の端部で対向する2本の半割り管部材6の一方は、半割り管部材6の所定長さの半分の長さのものを用いる。
円筒状に組み合わされ、長手方向に連結された半割り管部材6は、その外周をベルト14で締め付けることにより互いに分離しないように拘束され、防護管5の形態に保たれる。以上のようにして長尺体2の海底の谷部を渡る区間に防護管5が被せられる。長尺体2に被せられた防護管5は、各半割り管部材6の中空部7が長手方向に連続するものとなる。防護管5の内径は、長尺体2の外径の1.5〜2倍程度とする。これは、防護管5内にクリアランスを設けて、防護管5が潮流により振動した場合に、長尺体2に振動が伝わり難くするためである。
次に、防護管5の管壁の中空部7内に経時硬化性材料15を充填する。経時硬化性材料15としては、例えばセメントペースト又はセメントモルタル等が使用される。経時硬化性材料15の硬化時間は、中空部7への注入を開始してから防護管5の海底への布設が終了するまでの作業時間より長くなるように調整される。経時硬化性材料15を充填する際には、防護管5の一端側(布設時に先に海中に沈められる側)の半割り管部材6の嵌合凹部9に栓16を詰め、他端側の半割り管部材6の嵌合凸部8に経時硬化性材料15の供給管17を接続して、経時硬化性材料15を充填する。充填を終えた中空部7の嵌合凸部8にはキャップ18を被せて、経時硬化性材料15が漏れないようにする。このようにして全ての中空部7に経時硬化性材料15を充填する。
さらに図5に示すように防護管5の両端から長尺体2上にかけてゴムブーツ19等を被せて、防護管5が長尺体2の長手方向にずれないようにする。この状態で、経時硬化性材料15が硬化しないうちに(防護管5は隣接する半割り管部材6相互間の若干のずれ等によりある程度の可撓性を有している)、図1のように長尺体2の防護管5を被せた区間が海底3の谷部4を渡るように布設する。
海底3に布設したのち時間が経過すると、防護管5の管壁内の経時硬化性材料15が硬化するので、防護管5はきわめて剛性の高いものとなる。したがって、防護管5は潮流による振動が発生し難いものとなり、内部の長尺体2を確実に保護することができる。
なお、防護管5の長さは、図6に示すように、谷部4の横断長さより十分長くして、防護管5の両端部が海底の谷部4の両岸に着底する区間Lができるようにする。これは、防護管5が潮流によって移動しないようにするためである。区間Lの長さは現場の潮流の速度や谷部4の両岸の地質などから決められる。
本発明に係る長尺体の海底布設方法の一実施形態を示す概略説明図。 本発明に用いる半割り管部材の一実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は一部切開側面図。 図2の半割り管部材を用いて長尺体の周りに防護管を形成した状態を示す側面図。 防護管の管壁の全ての中空部内に経時硬化性材料を充填した状態を示す、図3のA−A線における断面図。 防護管の両端のゴムブーツを取り付けた状態を示す側面図。 長尺体の防護管を被せた区間を海底の谷部を渡るように布設した状態を示す説明図。
符号の説明
1:布設船
2:長尺体
3:海底
4:谷部
5:防護管
6:半割り管部材
7:中空部
8:嵌合凸部
9:嵌合凹部
10:嵌合突条
11:嵌合溝
12、13:継目
14:ベルト
15:経時硬化性材料
16:栓
17:経時硬化性材料供給管
18:キャップ
19:ゴムブーツ

Claims (3)

  1. 布設船上で、海底に布設する長尺体の海底の谷部を渡る区間に防護管を被せ、この防護管を被せた長尺体を布設船から繰り出して海底に布設する方法において、前記防護管として管壁内に長手方向に連続する複数本の中空部を有するものを使用し、布設船上でこの防護管の中空部に時間の経過により硬化する経時硬化性材料を充填した後、この経時硬化性材料が硬化しないうちに前記防護管を被せた長尺体を、当該防護管を被せた区間が海底の谷部を渡るように海底に布設し、海底で前記経時硬化性材料を硬化させることを特徴とする長尺体の海底布設方法。
  2. 前記防護管は、管壁内に長手方向に貫通する複数本の中空部を有する所定長さの半割り管部材を多数、前記中空部が連続するように前記長尺体に被せると共に、被せた半割り管部材を分離しないように拘束することにより形成することを特徴とする請求項1記載の長尺体の海底布設方法。
  3. 半割り管部材を長尺体に被せるときに、片側半周分の半割り管部材の長手方向の継目と反対側半周分の半割り管部材の長手方向の継目を、半割り管部材の長さの略半分だけ長手方向にずらすことを特徴とする請求項2記載の長尺体の海底布設方法。
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