JP2009213279A - 海底ケーブルの布設方法および海底ケーブル - Google Patents

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研 高松
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Abstract

【課題】海底ケーブル揚陸点付近に設置された管路内に海底ケーブルを布設する際のケーブル引き込み張力を低減化し、長さが長い管路内に海底ケーブルを容易に施工できるようにすること。
【解決手段】海底ケーブル揚陸部付近に、陸上から海中に掛けて予め横穴が掘られ、横穴内に管路1が設置される。管路1内に海底ケーブル2を布設するには、布設船から海底ケーブルを海中に繰り出し、陸上でウインチ等で海底ケーブルに接続されたプーリングワイヤーを巻き上げ、海底ケーブル1を管路1内に引き込む。その際、海底ケーブル2の最外装に、比重が1より小さい管状体を取り付けてケーブル水中重量を軽減あるいは中性浮力とする。これにより、揚陸時の引き込み張力を低減化することができこれまで施工不可能な長さの管路への施工も可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、渚部に設けられた管路に海底ケーブルを引き込んで布設する海底ケーブルの布設方法及びこのような揚陸点付近に布設される海底ケーブルに関する。
珊瑚海域で海底ケーブルを布設する際、従来においては珊瑚礁を破砕して、ケーブル布設用トレンチを掘削する方法がとられることがあったが、近年では環境保護のため、掘削工法は同意・許可をとるのが困難になってきている。また、荒天により掘削したトレンチが埋め戻ると、トレンチを浚えるため、追加費用が発生する可能性もある。
そこで、珊瑚海域等の水深の浅い陸揚点付近に海底ケーブルの布設する場合には、海底面を損傷させないように、事前に海底面に横穴を掘削し、横穴に合成樹脂、金属などで形成された管路を設置し、この管路内にケーブルを引き込んで布設することが行われている(例えば特許文献1の図3等参照)。このようにすれば、珊瑚礁を破壊せずにケーブルの揚陸が可能となり、環境破壊を防止することができる。
特開2002−100244
上記のように珊瑚海域等においては、事前に海底面に管路を設置し、この管路内にケーブルを引き込んで布設することが行われていたが、管路長が長いと、ケーブルと管路内面の摩擦抵抗により、引き込み張力が過大となり、ケーブルの揚陸ができないといった問題が生じていた。このように管路内にケーブルを引き込んで布設する場合、従来方法では管路長が500m程度が限界であった。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、海底ケーブル揚陸点付近に設置された管路内に海底ケーブルを布設する際の、ケーブル引き込み張力を低減化し、長さが長い管路内に海底ケーブルを容易に施工できるようにすることである。
本発明においては、上記課題を次のように解決する。
(1)海底ケーブル揚陸点付近に設置された管路内に海底ケーブルを布設するに際し、管路内に布設される区間の海底ケーブルに、比重が1より小さい管状体を取り付けてケーブル水中重量を軽減あるいは中性浮力として、上記管路内に引き込む。
(2)上記(1)において、海底ケーブルの最外装に取り付けられる管状体を比重が1より軽い材料にて構成し、ケーブルを敷設船から水中に送り出す際に、海底ケーブルの外装に取り付ける。
(3)上記比重が1より軽い材料にて構成される管状体を、一対の半割の部材で構成し、該半割の部材を上記海底ケーブルの外装に装着し、バンドで縛り固定する。
本発明においては、管路内に布設される区間の海底ケーブルに、比重が1より小さい管状体を取り付けてケーブル水中重量を軽減あるいは中性浮力として、揚陸点付近に設置された管路内に引き込むようにしたので、揚陸時の引き込み張力を低減化することができる。このため、これまで施工不可能な長さの管路への施工も可能となる。
図1は本発明の実施例を示す図であり、珊瑚海域等における海底ケーブルの揚陸部付近の海底ケーブルの布設状況を示す図である。
同図において、10は陸上、20は海中であり、海底ケーブル揚陸部付近には、陸上から海中に掛けて予め横穴が掘られ、横穴内に管路1が設置され、管路1内に海底ケーブル2が布設される。なお、管路1の陸上側の端部には、例えばマンホールMHが設けられ、また、管路1の海中側の出口は波浪の影響が小さくなるところに設けられる。
図2は上記海底ケーブルの一例を示す図であり、図2(a)は通常構造の海底ケーブルの一例を示し、図2(b)は上記管路1内に設置される際の海底ケーブルの状態を示している。
海底ケーブル2は、例えば図2(a)に示すように、コア2a内に複数(3本)の絶縁電線2bを入れて、電線2bの間に絶縁体2cを設け、コア2aの外側に撚り合わせた鉄線、FRP線の鎧装2dを設けたものである。
図1の管路1外の海中に布設される海底ケーブルは、図2(a)に示す通常構造の海底ケーブルであるが、管路1内に布設される海底ケーブル2には、図2(b)に示すように、鎧装2dの上に比重が1より小さい発泡フォームなどで形成された管状体3が取り付けられる。これにより、この海底ケーブルの端部の水中重量は中央部に比べて、軽減されている。なお、海底ケーブルの構造は上記に限定されるものではなく、その他の構造であってもよい。例えば、発泡フォーム製の管状体3の周囲に保護管を被せても良い。
図3は、上記管路1内の海底ケーブル2の周囲に装着される発泡フォーム等で形成された管状体の一例を示す図であり、同図(a)は上面図、(b)は側面図である。
海底ケーブル2の周囲に装着される管状体は、図3に示すように、半割りの管状体3aから構成され、半割りの管状体3aには、ステンレス等で形成されたバンドを取り付けるための溝部3bと、該バンドを固定するためのクリップが置かれる固定クリップ座3cが形成されている。
管状体3の内径ΦAは装着される海底ケーブルの外径に合わせて形成され、外径ΦBは、海底ケーブルに装着したときの比重が略1で、水中において中性浮力となるような大きさ(海底ケーブルとその周囲に取り付けられる管状体とをあわせたものの水中における重量が略0となるような大きさ)に選定される。
上記半割りの管状体3aは、海底ケーブルを揚陸部付近に形成された管路内に布設するため、布設船から海底ケーブルを水中に送り出す際に、図4(a)(b)に示すように、2つ合わせて海底ケーブル2の周囲に装着されバンド4を上記溝部3bに取り付けて、バンド4に付属する固定クリップ4aで固定される。
上記バンド4および固定クリップ4aは、上記溝部3b、固定クリップ座3cに収まるので、管状体3の周囲に飛び出さず、管路1内でもスムーズに移動できる。
上記管状体3の連結は、図4(b)に示すように、結束済みの管状体3−1の端部A部に、新たに連結する2つの半割りの管状体3−2の端部B部を噛み合わせ、バンド4で結束していくことにより行なわれる。
なお、管路中の海底ケーブルを必ずしも中性浮力にする必要はなく、要は水中重量が軽減され、管路内での引き込み張力が容易に作業できる程度に軽減されればよい。
また、上記管状体3の装着だけでは十分な浮力を得ることができない場合には、ケーブル本体の軽量化を図ってもよい。
さらに、海底ケーブルを工場で製造する際、予め海底ケーブルの長さ方向の比重を変え、引き込み端部のケーブル水中重量を軽減化し、引き込み端部以外の部分を重くなるように形成してもよい。
海底ケーブル揚陸点付近における上記図3、図4に示した管状体を用いたケーブルの布設は次のように行われる。
前記したように海底ケーブル揚陸部付近に、予め横穴を掘り、横穴内に管路1を設置する。管路1内には、予めプーリングワイヤーが設けられている。
通常構造の海底ケーブルを乗せた布設船を海底の管路1の海中側の端部に近い位置に停船させ、該布設船から海底ケーブルを海中に繰り出し、その先端を前記プーリングワイヤーの端部に接続する。
ついで、陸上でウインチ等でプーリングワイヤーを巻き上げ、海底ケーブル1を管路1内に引き込む。
その際、前記図4に示したように、布設船上で海底ケーブル2の最外装に、発泡フォームなどから形成される管状体3を取り付け、ケーブル水中重量を軽減あるいは中性浮力となるようにする。なお、中性浮力にした端部側と、中性浮力としていな中央部側との境の近傍に、浮きを取りつけて中性浮力の部分が適切な深さに位置するようにしてもよい。
本実施例によれば、海底ケーブルが中性浮力とされており、中世浮力にした部分は海中のどの深度でも留まるので、海水が入った管路に引き込む際に、管壁との摩擦が小さくなり、弱い張力でも引き込みが可能である。このため、これまで施工不可能であった長さの管路への布設も可能となる。
本発明の実施例の揚陸部付近の海底ケーブルの布設状況を示す図である。 通常構造の海底ケーブルと、本発明において管路内に布設される海底ケーブルの一例を示す図である。 海底ケーブルの周囲に装着される発泡フォーム等で形成された管状体の一例を示す図である。 海底ケーブルへの管状体の取りつけを説明する図である。
符号の説明
1 管路
2 海底ケーブル
3 管状体
3a 半割りの管状体
3b 溝部
3c クリップ座3c
4 バンド
10 陸上
20 海中

Claims (6)

  1. 海底ケーブル揚陸点付近に設置された管路内に海底ケーブルを布設する海底ケーブルの布設方法であって、
    管路内に布設される区間の海底ケーブルに、比重が1より小さい管状体を取り付けてケーブル水中重量を軽減あるいは中性浮力として、上記管路内に引き込む
    ことを特徴とする海底ケーブルの布設方法。
  2. 上記比重が1より軽い管状体は、ケーブルを敷設船から水中に送り出す際に、海底ケーブルの外装に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の海底ケーブルの布設方法。
  3. 上記比重が1より軽い材料にて構成される管状体は、一対の半割の部材で構成され、該半割の部材を上記海底ケーブルの外装に装着し、バンドで縛り固定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の海底ケーブルの布設方法。
  4. 端部の水中重量が中央部に比べて、軽減されていること
    を特徴とする海底ケーブル。
  5. 端部の水中重量が中性浮力とされている
    ことを特徴とする請求項4に記載の海底ケーブル。
  6. 海底ケーブル揚陸点付近に設けられた管路内に布設される海底ケーブルであって、
    海底に布設されるケーブルの最外装に、水中においてケーブルに浮力を与えて、その水中重量を軽減あるいは中性浮力とするため、上記比重が1より軽い材料から形成された管状体を取り付けた
    ことを特徴とする海底ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013038940A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 海中ケーブルの端末構造、海中ケーブルの端末固定方法
CN106005282A (zh) * 2016-07-12 2016-10-12 中天科技海缆有限公司 一种动态缆注水沉降式环形吊装浮体设备
CN112013993A (zh) * 2020-08-27 2020-12-01 国网山西省电力公司大同供电公司 一种基于水下机器人的海底电缆探测方法

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