JP5922510B2 - 浮遊ケーブル - Google Patents

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本発明は、水中に布設される浮遊ケーブルに関する。
海底油田や洋上風力発電の設備などにおいて、海中を渡って電力や信号などを伝送するケーブルが用いられる。このようなケーブルは、波浪や潮流などによる動的環境下で用いられる。そのため、布設区間長に対してケーブル長を長く取って余らせることで、ケーブル自身が動揺しても、ケーブルの断裂やキンクを生じないような工夫がなされている(特許文献1及び非特許文献1参照)。非特許文献1には、海中でのケーブルの様々な布設方式が記載されている。また、特許文献1には、途中に比重が1未満の浮遊ケーブルを用いることにより海中においてケーブルをカテナリー状に立ち上げることが記載されている。
特開平7−177637号公報
石井、他、古河電工時報、1991年3月、第88号、pp.100−105
上述の提案は、十分な余長を取りやすいものの、海底を固定部として使用する前提である。そのため、長尺のケーブルが必要となること、及び広範囲の海域が占有されることにより、コストが増大する。更に、ケーブルは鉛直方向に布設されるが、場所によっては深度ごとに潮流の方向が異なるので、複雑な応力がケーブルに加わり、想定外の事象を招く可能性が高い。このように、従来の海中布設のケーブルには、コスト面、及び信頼性に問題がある。
上記問題点を鑑み、本発明の目的は、コストを低減することができ、信頼性を向上させることが可能な浮遊ケーブルを提供することにある。
本発明の一態様によれば、水中で用いられる浮遊ケーブルであって、ケーブル本体と、ケーブル本体の内部に連続して延在し、ケーブル本体が水中で蛇行するように、第1領域、第1領域より低比重の第2領域がケーブル本体の長手方向に交互に配置された比重調整部材とを備え、比重調整部材には、第1及び第2領域の間に、第1及び第2領域それぞれの比重の中間の比重を有する第3領域が配置され、長手方向に平行に切った断面において、第3領域の第1及び第2領域に隣接する側面が、第1及び第2領域に向かって凸曲線を有する浮遊ケーブルが提供される。
本発明によれば、コストを低減することができ、信頼性を向上させることが可能な浮遊ケーブルを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルを用いたケーブルシステムの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルの比重調整部材の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルの比重調整部材の第3領域の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルの比重調整部材の第3領域の他の例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルの他の例を示す概略図である。
以下図面を参照して、本発明の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る浮遊ケーブルは、図1に示すように、ケーブル本体1及び比重調整部材3を備える。ケーブル本体1は、円筒状の導体10、導体10を覆う絶縁体12、及び絶縁体覆う防食層14を有する。比重調整部材3は、導体10の内部にケーブル本体1の長手方向に連続して延在する。
浮遊ケーブルは、図2に示すように、固定部20、22の間の水中、例えば海水中に布設される。ケーブル本体1は、両端が固定部20、22の接続端24、26にそれぞれ接続される。ケーブル本体1を蛇行させることにより、ケーブル本体1の長さを接続端24、26の間の長さより長くし、余長を持たせてある。ケーブル本体1は、電線、光ファイバケーブルやロープなどの線状体である。
比重調整部材3は、図3に示すように、第1領域5、第2領域7、並びに、第1及び第2領域5、7の間に配置された第3領域9を有する。第1領域5には、金属などの比重の大きな部材が用いられる。第2領域7には、ポリエチレンなどの比重の小さな部材が用いられる。第2領域7として、より低比重の部材とするため、発泡材を用いてもよく、あるいは開口を設けてもよい。第3領域9には、第1及び第2領域5、7の中間の比重を持つ部材を用いることが望ましい。
実施の形態に係る浮遊ケーブルでは、比重がケーブル本体1の長手方向に連続的に変化する比重調整部材3を用いている。比重が大きな第1領域5は沈み、比重が小さな第2領域7は浮く。したがって、第3領域9を挟んで浮き、沈みの様態を連続的に生じさせ、ケーブル本体1を長手方向に蛇行させることができる。
また、浮遊ケーブル全体の比重を調整することにより、浮遊ケーブルを海中又は海水面に並行して浮遊させることができる。例えば、浮遊ケーブル全体の比重を海水の比重以下とすれば、海水面又はその近傍に浮遊した状態となる。浮遊ケーブル全体の比重を海水の比重より大きくすれば、自重で海中にカテナリーを描いた状態となる。いずれの場合でも、ケーブル本体1を蛇行させて布設することができる。
このように、実施の形態では、比重調整部材3を内部に配置することにより、ケーブル本体1を蛇行させて余長を設けている。波浪や潮流による動揺には、余長分が伸張して対応することができる。また、ケーブル本体1を海水面近傍に配置することにより、海底まで布設する従来の方式に比べて短いケーブル長で布設することができ、占有する海域も低減することができる。更に、敷設海域が狭まることで、不測の漂流物などによりケーブル本体1が切断される可能性も低減することができる。
なお、第3領域9にスポンジなどの柔軟性を有する材料を用いれば、図4に示すように、第3領域9の形状を容易に変形させることができる。その結果、ケーブル本体1を容易に蛇行形状に形成できる。あるいは、図5に示すように、ケーブル本体1の長手方向に平行に切った断面において、第3領域9の第1及び第2領域5、7に隣接する側面が、それぞれ第1及び第2領域5、7に向かって凸曲線を有するようにしてもよい。第3領域9を挟んで隣接する第1及び第2領域5、7を容易に曲げることができる。その結果、ケーブル本体1を容易に蛇行形状に形成できる。
また、比重調整部材3は、第3領域9を挟んで第1及び第2領域5、7が交互に配列されているが、配列順は限定されない。例えば、複数の第1領域5の間、及び複数の第2領域7の間に、それぞれ第3領域9を配置してもよい。更に、比重調整部材3として、第1及び第2領域5、7だけで第3領域9を使用しない構成としてもよい。この場合、第1及び第2領域5、7の少なくとも一方に、図4あるいは図5に示した第3領域9と同様の柔軟性を有する材料や側面に凸曲線を有する部材を用いることが望ましい。
また、第1領域5及び第2領域7を、それぞれ複数の領域に分割し、分割した複数の領域の間に、図4あるいは図5に示した第3領域9と同様の柔軟性を有する材料や側面に凸曲線を有する部材を配置してもよい。特に、上記のように比重調整部材3として第1及び第2領域5、7だけを用いる場合に有効である。更に、第1及び第2領域5、7の分割した領域それぞれの長さを、蛇行形状の曲りに対して十分短くすることが望ましい。
また、上述の説明では、比重調整部材3は、ケーブル本体1の導体10の内部に配置しているが、他の部分に配置してもよい。例えば、図6に示すように、比重調整部材3を絶縁体12と防食層14の間に配置してもよい。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者にはさまざまな代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明は、水中に布設されるケーブルに適用することができる。
1…ケーブル本体
3…比重調整部材
5…第1領域
7…第2領域
9…第3領域
10…導体
12…絶縁体
14…防食層

Claims (2)

  1. 水中で用いられる浮遊ケーブルであって、
    ケーブル本体と、
    前記ケーブル本体の内部に連続して延在し、前記ケーブル本体が前記水中で蛇行するように、第1領域、前記第1領域より低比重の第2領域が前記ケーブル本体の長手方向に交互に配置された比重調整部材
    とを備え、
    前記比重調整部材には、前記第1及び第2領域の間に、前記第1及び第2領域それぞれの比重の中間の比重を有する第3領域が配置され、
    前記長手方向に平行に切った断面において、前記第3領域の前記第1及び第2領域に隣接する側面が、前記第1及び第2領域に向かって凸曲線を有することを特徴とする浮遊ケーブル。
  2. 前記第3領域が、柔軟性を有する材料からなることを特徴とする請求項に記載の浮遊ケーブル。
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