JP2009239393A - 機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者が目視することなく容易に操作することができ、誤動作の可能性が低く省電力に寄与しデザイン性に優れつつ安価に構成することができる機器制御装置を提供する。
【解決手段】機器制御装置は、検知電極11と制御回路20とを備え、検知電極11にて検知された静電容量に応じた検出値を静電容量検出回路21にて検出し、A/D変換回路22にてディジタル信号に変換した後、車載機器駆動回路23にて検出値の第1の所定期間内の変化量や第2の所定期間内の変化量とあらかじめ設定されたしきい値とを比較して、車載機器の動作制御指示があった回数をカウントし、このカウント数やカウントごとに車載機器の動作を変化させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子機器などの動作を制御する機器制御装置に関し、特に例えば車両に搭載された照明装置や空調装置などの機器の動作を制御する機器制御装置に関する。
従来より、車両などの車室内の照明を車室内に設置されたスイッチによって操作するタイプの車両用照明装置が知られている。一般的に、車両用照明装置のスイッチには、いわゆるスライド式スイッチやプッシュ式スイッチなどが用いられ、これらのスイッチを乗員が操作することにより車両用照明装置のON/OFFや照光強度の調整を行うことができるように構成されている。
例えば、下記特許文献1に開示されている照明装置は、照明のON/OFFを行うメインスイッチと、このメインスイッチの周囲に設置され感圧センサで検出された押圧力により照光強度の照光調整を行う補助スイッチとにより構成されたスイッチ部を備えている。このように、感圧式のセンサによって照光調整を行うことができるため、いわゆるツマミなどの機械的なスイッチと比べて、車両室内の美観を損ねず、省スペースである。
また、下記特許文献2に開示されている車載用ルームランプ制御装置は、一方から赤外線を送信し、操作者の手などが近接すると他方でその反射光を受信してスイッチを構成する構造が開示されている。このような光センサを用いることで、運転者等の操作者は、スイッチの正確な位置を確認しなくても手などをかざすだけでスイッチ操作を行うことができる。
特開2000−182784号公報、図2〜図3 特開平9−48280号公報、図1
しかしながら、上記特許文献1に開示されている照明装置では、調光手段として補助スイッチである感圧式センサが用いられているが、この感圧式センサは、操作者が直接センサ部に触れないとスイッチ操作ができない構造である。このため、操作者は、操作の度にその都度スイッチ位置を目視して確認しなければならず、操作が煩雑であるという問題がある。
また、上記特許文献2に開示されている車載用ルームランプ制御装置では、スイッチ部として光センサを用いているが、光センサは、周囲の光によって誤動作が生じる可能性があるため、調整が難しいとともに、常に赤外線を送信しなければならないため、待機時の消費電力が大きくなってしまうという問題がある。
そして、近年では、これらの照明装置の他に、エアコンディショナー装置やカーナビゲーション装置などの他の車載機器を容易に操作することや、その他の電子機器を容易に操作することなどが切望されている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、操作者が目視することなく容易に操作することができるとともに、誤動作の可能性が低く省電力に寄与しデザイン性に優れつつ安価に構成することができる機器制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る機器制御装置は、検知領域の範囲に存して近接する物体を検知可能に設けられた検知電極と、前記検知電極からの静電容量に基づく静電容量値を検出し、この静電容量値に応じた検出値を出力する静電容量検出回路と、前記検出値の第1の所定時間内の変化量とあらかじめ設定されたしきい値と比較して、機器の動作制御指示を判定し、判定結果に基づく前記機器の制御情報を出力する制御回路とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る機器制御装置は、上記のように構成することにより、操作者がスイッチ位置などを目視することなく、例えば手をかざしたり手を振ったりする簡単な動作によって容易に機器の動作を制御することができるようになる。
前記検知電極は、例えば前記機器自体に設けられ、または該機器近傍に設けられている。
前記制御回路は、例えば前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量が前記しきい値を超えた場合に超えた回数1をカウントし、第2の所定時間内のカウント数に基づいて前記動作制御指示を判定する。
また、前記制御回路は、例えば前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量が前記しきい値を超えた場合に超えた回数1をカウントし、カウント数ごとに前記制御情報として、前記機器の動作を停止段階、第1動作段階、および第n動作段階(nは自然数)に段階的に変化させる情報を出力する。
また、前記制御回路は、例えば前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量があらかじめ設定された第1しきい値以上であり、前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量があらかじめ設定された第2しきい値未満であるときで、かつ前記変化量の変化時間の間隔があらかじめ設定された第3の所定時間よりも短いときに前記動作制御指示があったと判定し、この動作制御指示に対応する前記制御情報を出力する。
さらに、前記制御回路は、例えば前記動作制御指示があった場合の各動作制御指示間の時間間隔を測定し、測定結果が第4の所定時間以上を示しているときは、あらかじめ設定された動作条件に基づいて、前記機器の動作を前記停止段階または前記第n動作段階に変化させる前記制御情報を出力する。
前記機器は、例えば車両用照明装置、車両用空調装置および車両用ディスプレイ装置のうちの少なくとも一つである。
前記静電容量検出回路は、例えば差動動作するものであり、前記検知電極は、2つ設けられるとともに、一方が前記静電容量検出回路の正入力に接続され、他方が前記静電容量検出回路の負入力に接続されている。
前記検知電極の近傍に設けられた補助電極と、前記補助電極を、前記物体を検知可能になるように前記静電容量検出回路との接続、または前記検知電極の前記検知領域の範囲における少なくとも一方向の検知をシールド可能とする接続に選択的に切り替え可能な切替スイッチと、前記補助電極に対して前記切替スイッチを介して接続され、前記補助電極に前記検知電極と同等の電位を与える駆動回路とをさらに備えて構成されていてもよい。
この場合、前記制御回路は、例えば前記静電容量検出回路からの前記検知電極および前記補助電極に基づく第1の検出値と、前記静電容量検出回路からの前記検知電極に基づく第2の検出値とを比較して、前記第1の検出値に対する前記第2の検出値の大きさがあらかじめ設定されたしきい値以上となるか否かによって、前記物体の近接を判定する。
前記検知電極の近傍に設けられた補助電極と、前記検知電極を、前記物体を検知可能になるように前記静電容量検出回路との接続、または前記補助電極の前記検知領域の範囲における少なくとも一方向の検知をシールド可能とする接続に選択的に切り替え可能な第1切替スイッチと、前記補助電極を、前記物体を検知可能になるように前記静電容量検出回路との接続、または前記検知電極の前記検知領域の範囲における少なくとも一方向の検知をシールド可能とする接続に選択的に切り替え可能に構成され、前記検知電極が前記静電容量検出回路に接続された際に前記補助電極をシールド可能な状態とし、前記検知電極が前記シールド可能な状態の際に前記補助電極を前記静電容量検出回路に接続する第2切替スイッチと、前記検知電極および前記補助電極のいずれか一方に対して前記第1および第2切替スイッチを介して接続され、接続された電極に前記検知電極と同等の電位を与える駆動回路とをさらに備えて構成されていてもよい。
この場合、前記制御回路は、例えば前記検知電極が前記静電容量検出回路に接続されているときの前記静電容量検出回路における第1の検出値と、前記補助電極が前記静電容量検出回路に接続されているときの前記静電容量検出回路における第2の検出値とを比較して、前記第1の検出値に対する前記第2の検出値の大きさがあらかじめ設定されたしきい値以上となるか否かによって、前記物体の近接を判定する。
前記検知電極の検知面とは反対側の裏面側に前記検知電極に対して絶縁された状態で配置され、前記検知電極の裏面側の検知をシールドするシールド電極をさらに備えていてもよい。
前記補助電極は、例えば前記検知電極の検知面と同一平面上に前記検知電極に対して絶縁された状態で配置されていてもよい。
また、前記補助電極は、例えば前記検知電極を囲むように配置されていてもよい。
本発明によれば、操作者がスイッチ位置などを目視することなく容易に機器を操作することができ、誤動作の可能性が低く省電力に寄与しデザイン性に優れつつ安価に構成可能な機器制御装置を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る機器制御装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る機器制御装置を使用した自動車の車室内を示す説明図、図2は、同機器制御装置を適用した車両用照明装置の一部分解斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る機器制御装置は、自動車100に搭載された車載機器としての車両用照明装置10Aや、車両用空調装置の通風口10Bに適用され用いられる。なお、以降において、これらの車両用照明装置10Aや車両用空調装置は、特に明記しない限り車載機器として総称する。
車両用照明装置10Aは、例えば自動車100の車室内の天井部101などに備えられたルームランプとして用いられる。車両用空調装置は、車室内の暖房や冷房を行うエアコンディショナーとして用いられ、通風口10Bを介して温風や冷風を車室内に通気する。
ここで、車両用照明装置10Aについて説明する。図2に示すように、車両用照明装置10Aは、光透過性を有する樹脂やガラス等の材料により形成され、任意の光透過率に調整された被覆材としての意匠板1と、この意匠板1の裏側に設置され、人体(例えば、手)の接近を検出するセンサ部を構成する矩形状の検知電極11と、これら意匠板1と検知電極11との間に設置された光源としてのLED2と、このLED2の光を拡散する導光板3とを備えて構成されている。
なお、検知電極11は、例えば中央部に開口部11aが形成されており、この検知電極11およびLED2は、LED2のON/OFF操作や照光強度などの点灯状態(点灯動作)を制御する制御回路20に電気的に接続されている。また、検知電極11は、導電性を有するものであればよく、金属やITO(錫ドープ酸化インジウム)、あるいは導電性ポリマー(PEDOT/PSS=ethylenedioxythiphene/polystyrenesulphonic acid)などの透明性導電材料からなる透明電極を用いることもできる。
さらに、検知電極11は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)、ガラスエポキシ樹脂またはセラミックなどの絶縁体からなる基板上にパターン形成された銅、銅合金またはアルミニウムや鉄などの金属部品や電線などで構成することもできる。
そして、車両用照明装置10Aにおいて、この検知電極11を設置する位置は、意匠板1と導光板3との間や、センサ部として独立設置させてLED2や導光板3から離れた場所に設置してもよい。また、光源となるLED2の代わりに、電球やエレクトロルミネセンス(EL)などの発光体を用いるようにしてもよい。
なお、図示は省略するが、車両用空調装置においては、例えば上述した検知電極11が通風口10Bの周囲に配置され、この検知電極11と電気的に接続された制御回路20が、車両用空調装置の主制御部と電気的に接続された構成となっている。このように、本実施形態の機器制御装置は、主に検知電極11と制御回路20によって構成され、この制御回路20からの制御情報によって車両用照明装置10Aや車両用空調装置などの車載機器の動作(例えば、点灯状態の制御や風量の制御など)を制御することができる構成となっている。
図3は、本実施形態に係る機器制御装置の電気的な構成の例を示すブロック図である。図3に示すように、機器制御装置の制御回路は、検知電極11に接続される静電容量検出回路21と、A/D変換回路22と、車載機器駆動回路23とを備えて構成されている。
静電容量検出回路21は、検知領域の範囲に存して近接する物体(例えば、人体)を検知可能に設けられた上述した検知電極11からの静電容量に基づく静電容量値を検出し、この静電容量値に応じた検出値をA/D変換回路22に出力する。この静電容量検出回路21は、例えばC−V変換回路からなり、検知電極11によって検知された静電容量(Capacitance)を電圧(Voltage)に変換してアナログ信号を出力する。
A/D変換回路22は、静電容量検知回路21からの電圧を示すアナログ信号をディジタル信号に変換する。車載機器駆動回路23は、例えばCPU,ROM,RAMなどを備え、機器制御装置全体の制御を司るとともに、制御回路20に接続された車載機器の動作を制御したり、検知領域における物体の検出(物体の接近や有無など)を判定したりする。
なお、検知電極11および制御回路20は、例えば図示しない基板上に一体的に、あるいは別体として形成されていてもよい。この基板としては、フレキシブルプリント基板、リジッド基板またはリジッドフレキシブル基板などを採用することができる。このように構成された制御回路20の静電容量検出回路21が、上述したC−V変換回路からなる場合は、例えば次のように構成される。
図4は、制御回路における静電容量検出回路の構成例を示す回路図である。図4に示すように、静電容量検出回路21は、静電容量Cに応じてデューティー比が変化するものであり、例えば一定周期のトリガ信号TGを出力するトリガ信号発生回路31と、入力端に接続された静電容量Cの大きさによってデューティー比が変化するパルス信号Poを出力するタイマー回路32と、このパルス信号Poを平滑化するローパスフィルタ(LPF)37とを備えて構成されている。
タイマー回路32は、例えば2つの比較器33,34と、これら2つの比較器33,34の出力がそれぞれリセット端子Rおよびセット端子Sに入力されるRSフリップフロップ回路(以下、「RS−FF」と呼ぶ。)35と、このRS−FF35の出力DISをLPF37に出力するバッファ36と、RS−FF35の出力DISでON/OFF制御させるトランジスタ38とを備えて構成されている。
比較器34は、トリガ信号発生回路31から出力される図5に示すようなトリガ信号TGを、抵抗R1,R2,R3によって分割された所定のしきい値Vth2と比較して、トリガ信号TGに同期したセットパルスを出力する。このセットパルスは、RS−FF35のQ出力をセットする。
このQ出力は、ディスチャージ信号DISとしてトランジスタ38をOFF状態にし、検知電極11およびグランド(GND:接地)の間を、検知電極11の対接地静電容量Cおよび入力端と電源ラインとの間に接続された抵抗R4による時定数で決まる速度で充電する。これにより、入力信号Vinの電位が静電容量Cによって決まる速度で上昇する。
この入力信号Vinが、抵抗R1,R2,R3で決まるしきい値Vth1を超えたら、比較器33の出力が反転してRS−FF35の出力を反転させる。この結果、トランジスタ38がON状態となって、例えば検知電極11に蓄積された電荷がトランジスタ38を介して放電される。
したがって、このタイマー回路32は、図5に示すように、検知電極11との間の静電容量Cに基づくデューティー比で発振するパルス信号Poを出力する。LPF37は、この出力を平滑化することにより、図5に示すような直流の検知信号Voutを出力する。
こうして静電容量検出回路21から出力された検知信号Voutは、上述したようにA/D変換回路22にてディジタル信号に変換される。なお、図5中において、実線で示す波形と点線で示す波形は、前者が後者よりも静電容量が小さいことを示しており、例えば後者が物体接近状態を示している。
なお、上述した制御回路20において、静電容量検出回路21の構成として、C−V変換回路が抵抗とコンデンサにより出力パルスのデューティー比が変化する周知のタイマーICを利用するものを説明したが、これに限定されるものではない。
すなわち、例えば、正弦波を印加して静電容量値による電圧変化あるいは電流値から直接インピーダンスを測定する方式、測定する静電容量を含めて発振回路を構成して発振周波数を測定する方式、RC充放電回路を構成して充放電時間を測定する方式、既知の電圧で充電した電荷を既知の容量に移動してその電圧を測定する方式、または未知の容量に既知電圧で充電し、その電荷を既知容量に移動させることを複数回行い、既知容量が所定電圧に充電されるまでの回数を測定する方式などがあり、検出した静電容量値にしきい値を設け、または静電容量の信号波形を解析して該当する静電容量波形になったときにトリガとするなどの処理を行ってもよい。
また、制御回路20の静電容量検出回路21が静電容量を電圧に変換することを前提としたが、電気的にあるいはソフトウェアとして扱いやすいデータに変換できればよく、例えば、静電容量をパルス幅に変換したり直接ディジタル値に変換したりしてもよい。
次に、このように構成された機器制御装置による車載機器の制御処理について説明する。図6は、本実施形態に係る機器制御装置による車載機器制御処理手順の例を示すフローチャートである。また、図7は、人体の手などと検知電極11との距離の違いに基づき静電容量検出回路21にて検出される検出値と時間との関係を示したグラフである。
まず、図7を参照して、車載機器が車両用照明装置10Aである場合を例に、この車両用照明装置10Aの調光方法について説明する。上述した制御回路20においては、A/D変換回路22によってディジタル信号化された静電容量の検出値の変化量(時間的な傾き)が、車載機器駆動回路23において測定される。そして、図7に示すように、例えば車両用照明装置10Aが消灯しており、手が近付いていない場合は、検出値は一定の状態を示している。
その後、検知電極11に対して手が近付いていき、離れた場合は、状態1のように検出値は正の傾きを持った後、ピークを迎え負の傾きを持つ状態を示す。このとき、車載機器駆動回路23によって、あらかじめ設定した正の傾きの第1しきい値と負の傾きの第2しきい値をそれぞれ超えるまたは下回る正の傾きと負の傾きが、第1の所定時間内にあったと判定した場合は、1回の手の動きがあったと判断し、その回数1をカウントすることができる。
これにより、車載機器駆動回路23は、消灯(停止)状態にあった車両用照明装置10AのLED2をカウント数に基づいて第1段階の照度で点灯(動作)させる。次に、再び検知電極11に対して手を近付けて、例えば状態1からの第2の所定時間内に3回手を振ったり前後左右に動かしたりした場合は、状態2〜状態4のように検出値は正の傾き→ピーク→負の傾きを持つ状態を第3の所定時間よりも短い間に3回繰り返して示すこととなる。
このとき、車載機器駆動回路23によって、検出値の一組の正の傾きおよび負の傾きがあらかじめ設定した第1および第2しきい値を第4の所定時間以内にそれぞれ超えた場合は、1回の手の動きがあったと判断して回数をカウントし、各組の正負の傾きがそれぞれ第1の所定時間内にしきい値を超えたと判定した場合は、3回の手の動きがあったと判断することができる。
これにより、車載機器駆動回路23は、第1段階の照度で点灯状態にあった車両用照明装置10AのLED2を、状態2のときに第2段階の照度で点灯し、状態3のときに第3段階の照度で点灯し、さらに状態4のときに第4段階の照度で点灯させる。このように、所定時間内に手が動いた回数で変更する車両用照明装置10Aの照度をあらかじめ設定しておけば、手の動いた回数(正の傾き→ピーク→負の傾きを繰り返した回数)によって段階的に照度を変更することができる。
なお、車載機器駆動回路23は、例えば車両用照明装置10Aが点灯しているときに、前回手が動いたタイミングからの時間経過を測定しておき、あらかじめ設定しておいた第4の所定時間を経過して新たに手が動いたと判断したときは、車両用照明装置10Aを消灯(停止)状態にしてもよい。
また、車載機器駆動回路23は、例えば第1の所定時間内に手が動いた回数をカウントし、第2の所定時間内のカウント数に基づいて車両用照明装置10Aを動作させるようにしてもよい。すなわち、例えば消灯状態にある車両用照明装置10Aにおいて、第2の所定時間内にカウント数が4であった場合には、消灯状態から直接第4段階の照度で点灯させるようにしてもよい。
また、車載機器駆動回路23は、例えばあらかじめ設定された最大段階の照度での点灯が行われた後に、さらに1回とカウントできる手の動きがあったと判断した場合は、車両用照明装置10Aを消灯(停止)状態にしたり、あらかじめ設定しておいた所定の動作状態(例えば、光の色を変えるなど)にしたりしてもよい。
具体的には、車載機器駆動回路23は、電源の供給がある場合に、まず、図6に示すように、検知電極11により検出されA/D変換回路22から出力された静電容量の検出値に変化があるのを待って(ステップS100のN)、変化があった場合に(ステップS100のY)、検出値の正の傾きがあらかじめ設定した正の傾きのしきい値th1以上であるか否かを判断する(ステップS101)。
検出値の正の傾きがしきい値th1以上であると判断した場合(ステップS101のY)は、検知電極11に手が近付いたと判断し(ステップS102)、その後の検出値の負の傾きがあらかじめ設定した負の傾きのしきい値th2未満であるか否かを判断する(ステップS103)。
検出値の負の傾きがしきい値th2未満であると判断した場合(ステップS103のN)は、検知電極11から手が離れたと判断し(ステップS104)、手が近付いてから離れるまでの時間TRがあらかじめ設定した比較時間T1よりも短いか否かを判断する(ステップS105)。
時間TRが比較時間T1よりも短いと判断した場合(ステップS105のY)は、1回の手の動きがあったとして車載機器の動作制御に関する動作指示があったと判定する(ステップS107)。
なお、上記ステップS101にて検出値の正の傾きがしきい値th1以上でないと判断した場合(ステップS101のN)、上記ステップS103にて検出値の負の傾きがしきい値th2未満でないと判断した場合(ステップS103のN)、および上記ステップS105にて時間TRが比較時間T1よりも短くないと判断した場合(ステップS105のN)は、それぞれ1回の手の動きではないとして車載機器の動作制御に関する動作指示ではないと判定し(ステップS106)、上記ステップS100に移行して処理を繰り返す。
上記ステップS105にて動作指示があったと判定したら、車載機器駆動回路23は、既に車載機器が動作中であるか否かを判断し(ステップS108)、動作中であると判断した場合(ステップS108のY)は、前回の動作指示からの時間が設定時間T2よりも長いか否かを判断する(ステップS109)。
一方、車載機器が動作中でないと判断した場合(ステップS108のN)は、第1段階の動作を実行させ(ステップS111)、上記ステップS100に移行して処理を繰り返す。具体的には、このステップS111では、車両用照明装置10Aの場合は停止状態から第1段階の照度で点灯させ、車両用空調装置の場合は停止状態から第1段階の風量で動作させる。
設定時間T2よりも長いと判断した場合(ステップS109のY)は、車載機器の動作を停止し(ステップS110)、上記ステップS100に移行して処理を繰り返す。設定時間T2よりも短いと判断した場合(ステップS109のN)は、連続した動作指示であると判断して既に動作中の第n段階(nは自然数)の動作をインクリメント(n=n+1)し(ステップS112)、第n段階が最大値Nになったか(n=N)否かを判断する(ステップS113)。
第n段階が最大値Nではないと判断した場合(ステップS113のN)は、インクリメントした第n段階の動作を実行させ(ステップS114)、上記ステップS100に移行して処理を繰り返す。具体的には、このステップS114では、例えば車載機器の第1段階の動作が既に行われている場合は第2段階の動作を、第2段階の動作が既に行われている場合は第3段階の動作を実行させる。
第n段階が最大値Nであると判断した場合(ステップS113のY)は、例えば車両用照明装置10Aの場合であれば消灯したり光の色を変更したりと、あらかじめ設定された動作に移行し(ステップS115)、上記ステップS100に移行して処理を繰り返す。このようにして車載機器を制御すれば、検知電極11の近傍にて手を振ったり動かしたりするだけで、車載機器の動作を段階的に制御することができ、スイッチ位置などを目視することなく容易に車載機器を操作することができる。
なお、上述した実施形態では、手の動きがあったことを、検出値の正の傾き、負の傾き、および正負の傾きの時間によって判定したが、例えば手が近付いた際の電圧のしきい値や手が離れた際の電圧のしきい値などをあらかじめ設定して判定するようにしてもよい。また、図示は省略するが、制御回路20を、微分回路やコンパレータなどのアナログ回路によって構成するようにしてもよい。
また、車載機器としては、車両用照明装置10Aや車両用空調装置を例に挙げて説明したが、本実施形態の機器制御装置によれば、その他にも、カーナビゲーションシステム、このシステムやコントロールパネル内に設置された車両用ディスプレイ装置、および車載AV機器などを制御することもできる。この場合は、ナビウィンドウや車両用ディスプレイ装置の画面輝度(照度)の調整や、車載AV機器の音量調節、カーナビゲーションシステムにおけるメニュー操作などを行うことができる。
図8は、本実施形態に係る機器制御装置の他の構成例を示す説明図である。また、図9は、本実施形態に係る機器制御装置のさらに他の構成例を示す説明図である。なお、以降において、既に説明した部分と重複する箇所には同一の符号を付して説明を省略することとし、本発明に特に関係しない部分は省略することがあることとする。
図8に示すように、本例の機器制御装置は、検知電極11およびその周囲の構造と、制御回路20の内部構成とが、先の例の機器制御装置と相違している。すなわち、機器制御装置は、センサ部4と制御回路20とを備えて構成され、センサ部4は、矩形平板状に形成された検知電極11と、この検知電極11の裏面側に検知電極11より大きな面積で形成された第1シールド電極と、検知電極11と同一平面上に形成され検知電極11を囲うようなロの字状に形成された第2シールド電極13とを備えている。
検知電極11は、検知面側の検知領域に存する物体を検知し、第1シールド電極12は、検知電極11の裏面側にて物体が検知されないようにシールドする。第2シールド電極13は、補助電極として少なくとも検知電極11の検知面側における指向性を抑制する。
一方、制御回路20は、検知電極11に直接接続された静電容量検出回路21と、A/D変換回路22と、車載機器駆動回路23と、シールド駆動回路24とを備え、第2シールド電極13の入力を静電容量検出回路21とシールド駆動回路24とに切り替える切替スイッチSWが設けられている。
車載機器駆動回路23は、上述した機能の他に、切替スイッチSWの動作を制御する。シールド駆動回路24は、第1シールド電極12や第2シールド電極13を検知電極11と同等の電位に駆動する。
このように構成された機器制御装置では、車載機器駆動回路23の制御によって、切替スイッチSWが静電容量検出回路21側に接続された場合は、検知電極11と第2シールド電極13が静電容量検出回路21に接続されることとなり、センサ部4においてほぼ指向性はない(裏面側は除く)状態となる。そして、このときの静電容量の検出値を第1の検出値C1として車載機器駆動回路23にて記憶しておく。
一方、切替スイッチSWがシールド駆動回路24側に接続された場合は、検知電極11が静電容量検出回路21に接続され、第1および第2シールド電極12,13がシールド駆動回路24に接続されることとなり、センサ部4において僅かな指向性を持たせることが可能な状態となる。そして、このときの静電容量の検出値を第2の検出値C2として車載機器駆動回路23にて記憶しておく。
そして、車載機器駆動回路23は、これらの検出値C1,C2を比較して、第1の検出値C1に対する第2の検出値C2の大きさがあらかじめ設定されたしきい値以上(あるいはしきい値以下)となれば、物体が検知領域の範囲外であると定めておけば、任意に指向性を持たせることが可能となる。
具体的には、例えば第1の検出値C1がしきい値Th1よりも大きい場合は、物体が検知電極11に接近したと設定しておく。このとき、比較値α=(a×C1)−(b×C1)あるいは比較値β=d×C1/C2などの計算式によって、比較値αや比較値βがあらかじめ設定されたしきい値Th2よりも小さい場合は検知領域の範囲外であるので物体を非検知と判定し、大きい場合は検知領域の範囲内であるので検知と判定するようにすればよい。
なお、上述した比較値α,β、係数a,b,dおよびしきい値Th1,Th2の値や比較値α,βの計算式などは、機器制御装置の検知電極11の形状、設置周辺環境、物体などの要因により変化するので、これらの要因が決まった時点でプロファイルを取りながら逐次設定するようにすればよい。
このように、本例の機器制御装置によれば、例えばしきい値Th2が大きい場合は指向性が強く、小さい場合は指向性が弱いとすることができるので、指向性を任意に設定して検知領域の範囲を任意に設定することができ、確実に物体を検知することができるようになる。
一方、図9に示すように、本例の機器制御装置は、制御回路20の内部構成が、先の例の機器制御装置と相違している。すなわち、制御回路20は、シールド電極12Aに直接接続されるとともに、検知電極11または補助電極13Aに接続されるシールド駆動回路24と、検知電極11からの入力を静電容量検出回路21またはシールド駆動回路24に切り替える第1切替スイッチSW1と、補助電極13からの入力をシールド駆動回路24または静電容量検出回路21に切り替える第2切替スイッチSW2とを備えて構成されている。
なお、シールド電極12Aは、検知電極11の裏面側にて物体が検知されないようにシールドするために設けられており、上記第1シールド電極12と同様の構成を有している。また、補助電極13Aは、主に検知電極11による検知を補助するために、少なくとも検知電極11の検知面側における指向性を抑制するように設けられており、上記第2シールド電極13と同様の構成を有している。
車載機器駆動回路23は、上述した動作の他に、例えば第1および第2切替スイッチSW1,SW2のオルタネイト接続(A側あるいはB側への二者択一的な接続)の動作を制御する。シールド駆動回路24は、シールド電極12Aと、補助電極13Aまたは検知電極11とを、検知電極11と同等の電位に駆動する。
このように構成された機器制御装置では、車載機器駆動回路23の制御によって、第1および第2切替スイッチSW1,SW2がともにA側に切り替えられた場合は、検知電極11が静電容量検出回路21に接続されるとともに、シールド電極12Aおよび補助電極13Aがシールド駆動回路24に接続されることとなり、物体が検知領域の範囲内に存するか範囲外に存するかの識別は、困難な状態となる。そして、このときの静電容量の検出値を第1の検出値C1として車載機器駆動回路23にて記憶しておく。
一方、第1および第2切替スイッチSW1,SW2がともにB側に切り替えられた場合は、補助電極13Aが静電容量検出回路21に接続されるとともに、シールド電極12Aおよび検知電極11がシールド駆動回路24に接続されることとなり、静電容量検出回路21にて検出される静電容量値はA側に接続された場合に比べて大きい状態となる。そして、このときの静電容量の検出値を第2の検出値C2として車載機器駆動回路23にて記憶しておく。
そして、車載機器駆動回路23は、これらの検出値C1,C2を比較して、第1の検出値C1に対する第2の検出値C2の大きさがあらかじめ設定されたしきい値以上(あるいはしきい値以下)となれば、物体が検知領域の範囲外であると定めておけば、任意に指向性を持たせることが可能となる。その他の構成や動作等については、上述したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
なお、上述した例では、第1の検出値C1と第2の検出値C2とを比較して物体の検出を判定するものを例に挙げて説明したが、例えば次のようなものであってもよい。図10は、機器制御装置の制御回路の他の構成例を説明するための説明図である。この例の機器制御装置は、検知電極11の他にダミー電極11’を配置した構成を有し、制御回路20の静電容量検出回路21が差動動作するものとして構成されている。この静電容量検出回路21では、上述したような既知の電圧で充電した電荷を既知の容量に移動してその電圧を測定する方式が採用される。
具体的には、図10に示すように、例えばマイナス側の入力端に検知電極11を接続し、プラス側の入力端にダミー電極11’を接続して、静電容量C2の値から静電容量C1の値を減算し、その出力値をコンパレータなどでしきい値と比較して検知対象物(物体)49を検出するようにしたものである。
このような静電容量検出回路21の動作としては、例えばスイッチS1がオープン(OFF)で、スイッチS2が接地(GND)され、スイッチS3がクローズ(ON)となっているときに、スイッチS3をオープン(OFF)にし、スイッチS2をVrに切り替え、スイッチS1をオペアンプの反転入力に接続すると、静電容量C2とCfにC2Vrが充電され、静電容量C1とCfにC1Vrが充電される。
次に、スイッチS1をオープン(OFF)およびスイッチS2を接地(GND)した後に、スイッチS1を接地(GND)したときの出力電圧Vを測定する。このときの電圧は、V/Vr={(Cf+C1)/Cf}−{(Cf+C2)/Cf}となり、静電容量C2と静電容量C1の割合に応じた電圧が出力される。
このように、静電容量検出回路21を差動動作する構成とすることにより、回路の温度特性を相殺したり、コモンモードノイズを低減したりすることができる。そして、このとき、例えば差動回路のマイナス入力側にはダミー電極11’を接続するが、このダミー電極11’が物体49と静電容量結合するとセンサ自体の感度が低くなるので、検知電極11に対してダミー電極11’は面積を十分に小さく形成するか、ダミー電極11’と物体49との間に同電位である他のシールド電極48を設けて物体49との静電容量結合を小さくする必要がある。
なお、上述したシールド駆動回路24は、静電容量検出回路21が静電容量に応じてデューティー比が変化するものである場合は、検知電極11の出力波形は測定される静電容量によって変化するので、オペアンプなどによるボルテージフォロワやFETによるソースフォロワなどで1倍の増幅回路を構成し、検知電極11の電圧を入力してその出力を第1シールド電極12やシールド電極12Aなどに接続するように構成してもよい。
また、シールド駆動回路24は、静電容量検出回路21が差動動作するものである場合は、検知電極11の出力波形は電圧がVrとGNDの矩形波で周波数はスイッチの切替周波数になるため、静電容量値によって変動しないので、図10に示したオペアンプの非反転入力を第1シールド電極12やシールド電極12Aなどに接続するように構成してもよい。ただし、駆動電流が必要な場合は、高出力電流のオペアンプなどを介したり、VrとGNDの矩形波を別途生成するようにすればよい。
さらに、切替スイッチSW、第1および第2切替スイッチSW1,SW2は、電気的な接続を切り替えられる構造であればよく、例えばFETやフォトMOSリレーなどの電子回路スイッチでも、接点切替器などの機械的なスイッチでも採用することができる。また、検知電極11の形状は、円形、長方形、多角形などの形状を採用することができ、検知電極11の裏面側も検知領域の範囲にする場合には、第1シールド電極12やシールド電極12Aを設置しなければよい。そして、第2シールド電極13や補助電極13Aは、検知電極11の周囲全体を囲む状態で配置したが、隣接する一部に配置されたり、一部を囲むように配置されたりしてもよい。さらに、検知電極11を囲む状態であるときは、検知電極11と同心(中心を同一)に配置されるとよい。
なお、上述した実施形態の機器制御装置は、主に車載機器の動作を制御するものについて説明したが、その他の電子機器の制御にも適用することができる。例えば民生用(家電製品など)の照明機器の動作を制御する場合には制御回路20の車載機器駆動回路23を照明機器駆動回路に変更し、上述したような動作を制御したり、民生用の空調機器の動作を制御する場合には同様に車載機器駆動回路23を空調機器駆動回路に変更して動作を制御すればよい。
本発明の一実施形態に係る機器制御装置を使用した自動車の車室内を示す説明図である。 同機器制御装置を適用した車両用照明装置の一部分解斜視図である。 同機器制御装置の電気的な構成の例を示すブロック図である。 同機器制御装置の制御回路における静電容量検出回路の構成例を示す回路図である。 同静電容量検出回路の動作波形の例を示す動作波形図である。 本発明の一実施形態に係る機器制御装置による車載機器制御処理手順の例を示すフローチャートである。 静電容量検出回路にて検出される検出値と時間との関係を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係る機器制御装置の他の構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る機器制御装置のさらに他の構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る機器制御装置の制御回路の他の構成例を説明するための説明図である。
符号の説明
1…意匠板、2…LED、3…導光板、4…センサ部、10A…車両用照明装置、10B…通風口、11…検知電極、11a…開口部、11’…ダミー電極、12…第1シールド電極、12A…シールド電極、13…第2シールド電極、13A…補助電極、20…制御回路、21…静電容量検出回路、22…A/D変換回路、23…車載機器駆動回路、24…シールド駆動回路。

Claims (15)

  1. 検知領域の範囲に存して近接する物体を検知可能に設けられた検知電極と、
    前記検知電極からの静電容量に基づく静電容量値を検出し、この静電容量値に応じた検出値を出力する静電容量検出回路と、
    前記検出値の第1の所定時間内の変化量とあらかじめ設定されたしきい値と比較して、機器の動作制御指示を判定し、判定結果に基づく前記機器の制御情報を出力する制御回路とを備えた
    ことを特徴とする機器制御装置。
  2. 前記検知電極は、前記機器自体に設けられ、または該機器近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の機器制御装置。
  3. 前記制御回路は、前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量が前記しきい値を超えた場合に超えた回数1をカウントし、第2の所定時間内のカウント数に基づいて前記動作制御指示を判定することを特徴とする請求項1または2記載の機器制御装置。
  4. 前記制御回路は、前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量が前記しきい値を超えた場合に超えた回数1をカウントし、カウント数ごとに前記制御情報として、前記機器の動作を停止段階、第1動作段階、および第n動作段階(nは自然数)に段階的に変化させる情報を出力することを特徴とする請求項1または2記載の機器制御装置。
  5. 前記制御回路は、前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量があらかじめ設定された第1しきい値以上であり、前記検出値の前記第1の所定時間内の変化量があらかじめ設定された第2しきい値未満であるときで、かつ前記変化量の変化時間の間隔があらかじめ設定された第3の所定時間よりも短いときに前記動作制御指示があったと判定し、この動作制御指示に対応する前記制御情報を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の機器制御装置。
  6. 前記制御回路は、前記動作制御指示があった場合の各動作制御指示間の時間間隔を測定し、測定結果が第4の所定時間以上を示しているときは、あらかじめ設定された動作条件に基づいて、前記機器の動作を前記停止段階または前記第n動作段階に変化させる前記制御情報を出力することを特徴とする請求項4または5記載の機器制御装置。
  7. 前記機器は、車両用照明装置、車両用空調装置および車両用ディスプレイ装置のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の機器制御装置。
  8. 前記静電容量検出回路は、差動動作するものであり、前記検知電極は、2つ設けられるとともに、一方が前記静電容量検出回路の正入力に接続され、他方が前記静電容量検出回路の負入力に接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の機器制御装置。
  9. 前記検知電極の近傍に設けられた補助電極と、
    前記補助電極を、前記物体を検知可能になるように前記静電容量検出回路との接続、または前記検知電極の前記検知領域の範囲における少なくとも一方向の検知をシールド可能とする接続に選択的に切り替え可能な切替スイッチと、
    前記補助電極に対して前記切替スイッチを介して接続され、前記補助電極に前記検知電極と同等の電位を与える駆動回路とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の機器制御装置。
  10. 前記制御回路は、前記静電容量検出回路からの前記検知電極および前記補助電極に基づく第1の検出値と、前記静電容量検出回路からの前記検知電極に基づく第2の検出値とを比較して、前記第1の検出値に対する前記第2の検出値の大きさがあらかじめ設定されたしきい値以上となるか否かによって、前記物体の近接を判定することを特徴とする請求項9記載の機器制御装置。
  11. 前記検知電極の近傍に設けられた補助電極と、
    前記検知電極を、前記物体を検知可能になるように前記静電容量検出回路との接続、または前記補助電極の前記検知領域の範囲における少なくとも一方向の検知をシールド可能とする接続に選択的に切り替え可能な第1切替スイッチと、
    前記補助電極を、前記物体を検知可能になるように前記静電容量検出回路との接続、または前記検知電極の前記検知領域の範囲における少なくとも一方向の検知をシールド可能とする接続に選択的に切り替え可能に構成され、前記検知電極が前記静電容量検出回路に接続された際に前記補助電極をシールド可能な状態とし、前記検知電極が前記シールド可能な状態の際に前記補助電極を前記静電容量検出回路に接続する第2切替スイッチと、
    前記検知電極および前記補助電極のいずれか一方に対して前記第1および第2切替スイッチを介して接続され、接続された電極に前記検知電極と同等の電位を与える駆動回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の機器制御装置。
  12. 前記制御回路は、前記検知電極が前記静電容量検出回路に接続されているときの前記静電容量検出回路における第1の検出値と、前記補助電極が前記静電容量検出回路に接続されているときの前記静電容量検出回路における第2の検出値とを比較して、前記第1の検出値に対する前記第2の検出値の大きさがあらかじめ設定されたしきい値以上となるか否かによって、前記物体の近接を判定することを特徴とする請求項11記載の機器制御装置。
  13. 前記検知電極の検知面とは反対側の裏面側に前記検知電極に対して絶縁された状態で配置され、前記検知電極の裏面側の検知をシールドするシールド電極をさらに備えたことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項記載の機器制御装置。
  14. 前記補助電極は、前記検知電極の検知面と同一平面上に前記検知電極に対して絶縁された状態で配置されていることを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項記載の機器制御装置。
  15. 前記補助電極は、前記検知電極を囲むように配置されていることを特徴とする請求項14記載の機器制御装置。
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