JP2009236204A - クイックコネクタ - Google Patents

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Masayuki Miyamura
雅之 宮村
Hiroyuki Mori
浩之 森
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Abstract

【課題】取り付け作業性に優れるクイックコネクタを提供すること。
【解決手段】クイックコネクタを、筒状の本体部2と、少なくとも一部が本体部2の内部に配置されている筒状の可動部3と、可動部3を駆動する操作部4と、本体部2を相手部材との周方向の一部を覆う固定部5と、で構成する。固定部5は、本体部2と相手部材とに係合して、本体部2と相手部材との相対的な軸方向移動を規制する。可動部3は、スライド移動して本体部2の外部に突出し、相手部材の内周面または外周面を覆って本体部2と相手部材との相対的な径方向移動を規制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状をなす相手部材に取り付けられるクイックコネクタに関する。
筒状をなす2つの部材(以下、第1の相手部材、第2の相手部材と呼ぶ)を接続する方法としては、一般に、第1の相手部材の軸方向端部を第2の相手部材の軸方向端部に挿入して略C字状のクランプで締結する方法(例えば、特許文献1参照)や、第1の相手部材の軸方向端部に取り付けられたクイックコネクタを第2の相手部材の軸方向端部に取り付ける方法(例えば、特許文献2参照)が用いられる。
特許文献1に紹介されているように、第1の相手部材(エアクリーナ等)と第2の相手部材(ホース)とをクランプで締結する場合には、エアクリーナにホースを挿入する際に、ホースを拡径させつつその軸方向に移動させる必要がある。したがって、限られたスペースでこの取り付け作業をする場合には、ホースを撓み変形または圧縮変形させて、ホースおよびクランプを軸方向に移動させるスペースをつくる必要がある。ホースとして比較的硬質のものを用いる場合には、ホースを拡径させつつ撓み変形または圧縮変形させる作業が困難であるために、エアクリーナとホースとの接続作業が煩雑であり、エアクリーナとホースとの取り付け作業性を向上させ難い問題がある。
特許文献2に紹介されているように、第1の相手部材(相手パイプ)と第2の相手部材(ホース)とをクイックコネクタで接続する場合には、一般に、予めクイックコネクタとホースとを一体化しておき、ホースが一体化されたクイックコネクタを相手パイプに取り付ける。この場合には、相手パイプとホースとをクランプ締結する場合に比べて、取り付け作業性が向上すると考えられる。
しかしこの場合にも、クイックコネクタを相手パイプに取り付ける際には、クイックコネクタおよびクイックコネクタに一体化されたホースを相手パイプに向けて軸方向に移動させる必要がある。そして、限られたスペースでクイックコネクタおよびホースを相手パイプに取り付けるためには、この移動スペースを確保するために、ホースを予め撓み変形または圧縮変形させておく必要がある。従ってこの場合にも、クイックコネクタの取り付け作業性を大きく向上させ難い。このため、さらに取り付け作業性に優れるクイックコネクタが望まれている。
特開平8−82393号公報 特開2005−308211号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、取り付け作業に優れるクイックコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のクイックコネクタは、筒状をなす相手部材91に取り付けられるクイックコネクタ1であって、筒状をなす本体部2と、筒状をなし、少なくとも一部が本体部2の内部に配置され、軸方向の一端部が本体部2の軸方向の一端部から突出する取り付け位置と、本体部2に収容されている部分の軸方向長さが取り付け位置において本体部2に収容されている部分の軸方向長さよりも長い退避位置と、の間をスライド可能である可動部3と、可動部3に取り付けられ、可動部3を取り付け位置と退避位置とに駆動する操作部4と、本体部2に係合する本体固定部51と相手部材91に係合する相手固定部52とを持ち、本体部2と相手部材91との周方向の一部を覆い、本体部2と相手部材91との相対的な軸方向移動を規制する固定部5と、を持ち、可動部3は、取り付け位置において、相手部材91の内周面または外周面を覆って本体部2と相手部材91との相対的な径方向移動を規制することを特徴とする。
本発明のクイックコネクタは、下記の(1)〜(5)の何れかを備えるのが好ましい。(1)〜(5)の複数を備えるのがより好ましい。
(1)弾性材料からなり、上記取り付け位置において上記可動部3と上記相手部材91との径方向の隙間をシールする第1のシール体6と、弾性材料からなり、上記取り付け位置において上記可動部3と上記本体部2との径方向の隙間をシールする第2のシール体7と、を持つ。
(2)上記操作部4は、取り付け駆動位置と退避駆動位置との間を移動し、退避駆動位置から取り付け駆動位置に移動する際に上記可動部3を取り付け位置に向けて駆動し、取り付け駆動位置から退避駆動位置に移動する際に上記可動部3を退避位置に向けて駆動し、取り付け駆動位置において上記本体部2に係止する取り付けロック部43を持つ。
(3)上記本体部2は上記可動部3の移動方向に沿って延びるスリット22を持ち、上記可動部3は、突起状をなしスリット22に挿入されてスリット22内をスライドする受圧部31を持ち、上記操作部4は、受圧部31の移動領域に突出する入力部41を持ち、上記操作部4が上記取り付け駆動位置と上記退避駆動位置との間を移動する際に、入力部41は受圧部31を押圧して上記可動部3を移動させる。
(4)上記固定部5は、凸状をなすつぶれ止め係合部54を持ち、つぶれ止め係合部54は上記スリット22に挿入されて上記スリット22のつぶれ変形を抑制する。
(5)上記本体部2は、上記スリット22に隣接した位置に本体側開き止め係合部23を持ち、上記固定部5は、本体側開き止め係合部23に対向する位置に、本体側開き止め係合部23と係合する固定側開き止め係合部55を持ち、本体側開き止め係合部23と固定側開き止め係合部55とは、互いに係合することで、上記スリット22の開き変形を抑制する。
本発明のクイックコネクタは、本体部と、可動部と、固定部とを持つ。可動部は取り付け位置と退避位置との間をスライド可能である。取り付け位置において、可動部の一部は本体部の内部に配置され、可動部の軸方向の一端部は本体部の軸方向の一端部から突出するとともに相手部材の内周面または外周面を覆う。このため、取り付け位置において、可動部は相手部材の相対的な径方向移動を規制する。また、固定部は本体部と相手部材とに係合するとともに本体部の周方向の一部および相手部材の周方向の一部を覆い、本体部と相手部材との相対的な軸方向移動を規制する。したがって、本発明のクイックコネクタによると、本体部と相手部材との相対的な径方向移動および相対的な軸方向移動を規制し、本体部と相手部材とを信頼性高く固定できる。
また、可動部のなかで退避位置において本体部に収容されている部分の軸方向長さは、取り付け位置において本体部に収容されている部分の軸方向長さよりも長い。このため可動部は、取り付け位置に配置されるときには、退避位置に配置されるときに比べて、本体部から大きく突出する。換言すると、本発明のクイックコネクタの軸方向長さは、可動部が退避位置に配置されているときには短く、可動部が取り付け位置に配置されているときには長い。このため本発明のクイックコネクタによると、取り付け作業の際にクイックコネクタ自身の軸方向長さを伸長させることで、クイックコネクタ全体を軸方向に移動させる必要がなくなる。このため、予め第2の相手部材を取り付けたクイックコネクタを、限られたスペースで相手部材(第1の相手部材)に取り付ける場合にも、第2の相手部材(ホースなど)を撓ませたり圧縮したりする必要がなくなる。よって、本発明のクイックコネクタは相手部材に容易に取り付けることができ、取り付け作業性に優れる。
さらに、固定部は本体部と相手部材との周方向の一部を覆う。このため固定部は、本体部および相手部材に対して、その軸方向と交叉する方向に取り付けられる。このため固定部を本体部に取り付ける際にも、固定部をクイックコネクタの軸方向に移動させる必要がなく、相手部材を撓み変形および圧縮変形させる必要がない。このことによっても、本発明のクイックコネクタは取り付け作業性に優れる。
上記(1)を備える本発明のクイックコネクタは、第1のシール体によって可動部と相手部材との径方向の隙間をシールし、かつ、第2のシール体によって可動部と本体部との径方向の隙間をシールするため、気密性や液密性(すなわちシール性)に優れる。
上記(2)を備える本発明のクイックコネクタは、可動部を駆動するための操作部を、取り付け駆動位置にロックできる。このため、クイックコネクタを本体部材に取り付けたときに可動部が退避位置に移動するのを抑制でき、クイックコネクタが本体部から軸方向に外れるのを抑制できる
上記(3)を備える本発明のクイックコネクタは、可動部、本体部、操作部を単純な形状にでき、かつ、可動部、本体部、操作部を信頼性高く動作するようにできる。
上記(4)を備える本発明のクイックコネクタは、スリットのつぶれ変形を抑制することで、可動部の動作の信頼性を高め得る。
上記(5)を備える本発明のクイックコネクタは、スリットが開き変形を抑制することで、可動部の動作の信頼性を高め得る。
以下、本発明のクイックコネクタを例を挙げて説明する。
(実施例1)
実施例1のクイックコネクタは、車両用のエアクリーナケース(第1の相手部材)とエアクリーナホース(第2の相手部材)とを取り付けるためのクイックコネクタである。実施例1のクイックコネクタは、上記(1)〜(5)を備える。実施例1のクイックコネクタを模式的に表す斜視図を図1に示す。実施例1のクイックコネクタを模式的に表す分解斜視図を図2に示す。実施例1のクイックコネクタを上側から見た様子を模式的に表す上面図を図3に示す。実施例1のクイックコネクタを左側から見た様子を模式的に表す側面図を図4〜図5に示す。実施例1のクイックコネクタを図3中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図6〜図7に示す。図6の要部拡大図を図8に示す。図7の要部拡大図を図9に示す。実施例1のクイックコネクタを図4中B−B位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図10〜図11に示す。実施例1のクイックコネクタを図4中C−C位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図12に示す。実施例1のクイックコネクタを図4中D−D位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図13に示す。実施例1のクイックコネクタを図4中E−E位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図14に示す。なお、図1、図3〜4、図6、図8、図11は、操作部が取り付け駆動位置に配置されるとともに可動部が取り付け位置に配置されている様子を表す。図5、図7、図9、図10は、操作部が退避駆動位置に配置されるとともに可動部が退避位置に配置されている様子を表す。実施例1において、上、下、左、右、前、後とは、図1および2に示す上、下、左、右、前、後を指す。また、実施例1のクイックコネクタ、実施例1のクイックコネクタを構成する各部材、および、相手部材(第1の相手部材、第2の相手部材)の軸方向とは、図1および図2に示す前後方向を指す。
実施例1のクイックコネクタ1は、筒状をなす第1の相手部材91に取り付けられる。第1の相手部材91はエアクリーナケースの一部を構成する。図2に示すように、第1の相手部材91には、外周側から内周側に向けて陥没する環状溝95が形成されている。
図2に示すように、実施例1のクイックコネクタ1は、本体部2と、可動部3と、操作部4と、固定部5と、第1のシール体6と、第2のシール体7を持つ。
本体部2は、本体筒部20と、接続筒部21と、2つのスリット22と、2つの本体側開き止め係合部23と、2つの本体側枢支部24と、2つの本体側ロック部25と、2つのアングル部26と、弧状溝27とを持つ。
本体筒部20は筒状をなす。接続筒部21は、本体筒部20よりも小径の筒状をなす。本体筒部20と接続筒部21とは同軸的に一体化されている。また、本体筒部20と接続筒部21との境界部は段差状をなす。
図2に示すように、各スリット22は、本体筒部20の左右部分にそれぞれ1つずつ形成されている。各スリット22は、前後方向に延び、本体筒部20の前端に開口する。
各本体側開き止め係合部23は、本体筒部20のなかで各スリット22の下方に隣接した位置にそれぞれ形成されている。各本体側開き止め係合部23は凸状をなす。
各本体側枢支部24は、本体筒部20のなかで各スリット22の上方に離間した位置にそれぞれ1つずつ形成されている。各本体側枢支部24は、前側に開口する略C字の壁状をなす。
各本体側ロック部25は、各本体側枢支部24にそれぞれ1つずつ形成されている。各本体側ロック部25は、凸状をなし、本体側枢支部24のC字外部(後方)に向けて突起している。
各アングル部26は、本体筒部20の左右部分にそれぞれ1つずつ形成されている。各アングル部26は、本体筒部20の前端から前方に延びる。
各弧状溝27は、本体筒部20の前端部に形成され本体筒部20の周方向に沿って延びる。詳しくは、本体筒部20の前端部には、本体筒部20の外周側に向けて突出し本体筒部20の周方向に延びる2つの突出壁28が形成されている。2つの突出壁28は軸方向に離間している。弧状溝27は、2つの突出壁28によって区画形成されている。
可動部3は、可動本体筒部30と、可動支持筒部35と、2つの受圧部31とを持つ。可動支持筒部35は、可動本体筒部30の後側に配置されている。可動本体筒部30と可動支持筒部35とは、筒状をなし、互いに同軸的に一体化されている。可動本体筒部30の外径は、本体筒部20の内径よりも僅かに小径であり、接続筒部21の内径よりも大径である。可動支持筒部35の外径は可動本体筒部30の外径よりも小径であり、接続筒部21の内径よりも僅かに小径である。可動支持筒部35の内径は可動本体筒部30の内径と同径である。可動本体筒部30には、外周側から内周側に向けて陥没する環状の第1のシール保持溝32と、第2のシール保持溝36とが形成されている。第1のシール保持溝32は、可動本体筒部30の前側部分に形成されている。第2のシール保持溝36は可動本体筒部30の後側部分に形成されている。2つの受圧部31は、可動本体筒部30の左右にそれぞれ形成されている。各受圧部31は、凸状をなし、可動本体筒部30の外周方向(左方または右方)に突出している。
操作部4は、レバー部40と、2つの入力部41と、2つの揺動軸部42と、2つの取り付けロック部43とを持つ。レバー部40は略C字の板状をなす。各入力部41は、レバー部40の2端部にそれぞれ1つずつ形成されている。詳しくは、レバー部40の2端部には、それぞれ長溝状をなす入力溝部44が形成されている。各入力部41は、各入力溝部44の溝壁からなる。各揺動軸部42は、レバー部40の2端部にそれぞれ1つずつ形成されている。各揺動軸部42は、レバー部40のC字内部に向けて突起する。各取り付けロック部43は凸状をなし、各揺動軸部42の近傍にそれぞれ形成されている。各取り付けロック部43は、揺動軸部42に向けて突起する。
固定部5は、被覆部50と、本体固定部51と、相手固定部52と、2つの固定側枢支部53と、2つのつぶれ止め係合部54と、2つの固定側開き止め係合部55と、を持つ。
被覆部50は、略C字の板状をなす。相手固定部52は被覆部50の前端部に形成されている。相手固定部52は、被覆部50のC字内部に向けて突出する略C字の壁状をなす。本体固定部51は被覆部50の後端部に形成されている。本体固定部51は、被覆部50のC字内部に向けて突出する略C字の壁状をなす。
各固定側枢支部53は、被覆部50の後端部左右側にそれぞれ1つずつ形成されている。各固定側枢支部53は後側に延びる。各固定側枢支部53の先端(後端)は後側に開口する略C字の壁状をなす。
各つぶれ止め係合部54は凸状をなす。各つぶれ止め係合部54は、本体固定部51の2端部にそれぞれ1つずつ形成され、固定部5のC字内部に向けて突起する。
各固定側開き止め係合部55は凹状をなす。各固定側開き止め係合部55は、相手固定部52の2端部にそれぞれ1つずつ形成されている。
第1のシール体6および第2のシール体7は、エラストマー製のOリングからなる。第1のシール体6は、可動部3の第1のシール保持溝32に保持される。第2のシール体7は、可動部3の第2のシール保持溝36に保持される。
実施例1のクイックコネクタ1における各部材を組み付ける手順を以下に説明する。
先ず、可動部3を本体部2に組み付けた。詳しくは、可動部3の後端部を本体部2の内部に挿入した。図7および図10に示すように、このとき2つの受圧部31は、それぞれ対応するスリット22に挿入された。このとき各受圧部31はスリット22内を前後方向にスライド可能であり、受圧部31の突出端部はスリット22の外部(外周側)に突出した。可動本体筒部30は本体筒部20に収容され、可動支持筒部35は接続筒部21に収容された。なお、このとき第1のシール体6の外周面と本体筒部20の内周面とは、僅かに離間している。
次いで、操作部4を本体部2に組み付けた。詳しくは、図7に示すように各揺動軸部42をそれぞれ対応する本体側枢支部24に挿入した。また、図5および図14に示すように、可動部3の各受圧部31をそれぞれ対応する各入力溝部44に挿入した。操作部4は、2つの揺動軸部42を中心に揺動可能である。詳しくは、操作部4は、取り付け駆動位置(図4、図6)と、退避駆動位置(図5、図7)との間を揺動可能である。操作部4が退避駆動位置から取り付け駆動位置に揺動する方向は、図4〜図7中時計回り方向である。図7および図9に示すように、操作部4を退避駆動位置に配置すると、取り付けロック部43は、本体側ロック部25の時計回りの手前側に配置される。このため、このとき取り付けロック部43と本体側ロック部25とが係止して操作部4の時計回りの揺動が規制される。したがって、操作部4は退避駆動位置にロックされた。
なお、退避位置において、可動本体筒部30の全体は本体筒部20に収容され、可動支持筒部35の全体は接続筒部21に収容された。したがって、可動部3の全体は本体部2に収容された。
次いで、固定部5を本体部2に取り付けた。詳しくは、固定部5を本体部2の軸方向に直交する方向(本体部2の径方向、下方向)に押し付けた。すると、図12に示すように、固定部5の2端部はアングル部26に支持された。また、図10に示すように、固定部5の本体固定部51が本体部2の弧状溝27に入り込み、本体固定部51と2つの突出壁28とが係合した。さらにこのとき、図13に示すように、固定部5のつぶれ止め係合部54は、スリット22の前端部に入り込んだ。つぶれ止め係合部54がスリット22に入り込むことで、スリット22のつぶれ変形が抑制される。本体部2の本体側開き止め係合部23は、固定部5の固定側開き止め係合部55に入り込んだ。本体側開き止め係合部23が固定側開き止め係合部55に入り込むことで、スリット22の開き変形が抑制される。図7および図9に示すように、固定側枢支部53は本体側枢支部24と対面し、略筒状の枢支部60を形成した。このとき枢支部60は揺動軸部42の外周側を覆い、揺動軸部42の位置ズレを抑制する。以上の手順で、実施例1のクイックコネクタ1における各部材が組み付けられ、実施例1のクイックコネクタ1が得られた。
実施例1のクイックコネクタ1を第1の相手部材91および第2の相手部材92に取り付ける手順を以下に説明する。
先ず、クイックコネクタ1の本体部2を、図1に示す第2の相手部材92の前端部に取り付けた。第2の相手部材92はエアクリーナホースである。詳しくは、本体部2の接続筒部21を第2の相手部材92の前端部に挿入した。そして、接続筒部21と第2の相手部材92とをクランプ(図略)で締結した。
次いで、第2の相手部材92を取り付けたクイックコネクタ1を第1の相手部材に取り付けた。このとき、先ずクイックコネクタ1の前端(本体部2の前端)を第1の相手部材91の後端に対面させ、第1の相手部材91の軸方向に直交する方向(第1の相手部材91の径方向、下方向)に押し付けた。すると、図10に示すように、固定部5の相手固定部52が第1の相手部材91の環状溝95に入り込み、相手固定部52と環状溝95の溝壁とが係合した。
次いで、操作部4を退避駆動位置(図5、図7、図9)から取り付け駆動位置(図4、図6、図8)に揺動させて、可動部3を退避位置(図10)から取り付け位置(図11)にスライドさせた。
詳しくは、図9に示すように退避駆動位置に配置されている操作部4を、時計回りに強く押圧すると、取り付けロック部43が本体側ロック部25を乗り越えた。したがって、操作部4は取り付け駆動位置に揺動した(図8)。
入力溝部44の溝壁からなる入力部41は、操作部4の揺動に伴って変位した。入力部41は、受圧部31の外周側に配置され、受圧部31の移動領域に突出しているため、操作部4が取り付け駆動位置に揺動すると、受圧部31は入力部41に押圧されてスリット22内を前方向にスライドした。従って、受圧部31を持つ可動部3もまた本体部2に対して前方向にスライドし、取り付け位置に配置された。このとき可動部3の前端部は、本体部2の前方に突出して、第1の相手部材91の後端部に挿入された。換言すると、このとき可動部3の前端部は第1の相手部材91の内周側を覆った。
なお、実施例1のクイックコネクタにおいては、可動部3が取り付け位置に配置されたときにも、可動支持筒部35の後端部は接続筒部21に収容されている。したがって、可動部3が本体部2の軸方向と交叉する方向に向けてスライドすると、可動支持筒部35の外周面は接続筒部21の内周面と係合する。よって可動部3は、可動支持筒部35と接続筒部21とによって本体部2の軸方向に向けてスライドするように規制されている。
図6および図8に示すように、操作部4が取り付け駆動位置にまで揺動すると、取り付けロック部43は本体側ロック部25の時計回りの先側(反時計回りの手前側)に配置された。操作部4が取り付け駆動位置から退避駆動位置に揺動する方向は、図8中反時計回り方向である。このため、このとき取り付けロック部43と本体側ロック部25とが係止して操作部4の反時計回りの揺動が規制された。したがって、操作部4は取り付け駆動位置にロックされた。
以上の操作によって、実施例1のクイックコネクタ1は第1の相手部材91に取り付けられた(図1)。
なお、操作部4を再び退避駆動位置に揺動させる際には、取り付け駆動位置に配置されている操作部4を反時計回りに強く押圧すると、取り付けロック部43が本体側ロック部25を乗り越える。したがって、操作部4は退避駆動位置に揺動する。そして、図9に示すように、このとき取り付けロック部43と本体側ロック部25とが係止して、操作部4の時計回りの揺動が規制される。したがって、操作部4は退避駆動位置にロックされる。操作部4が取り付け駆動位置から退避駆動位置に揺動すると、可動部3は取り付け位置から退避位置にスライドする。
実施例1のクイックコネクタの効果を以下に説明する。
実施例1のクイックコネクタ1における固定部5は、本体部2と第1の相手部材91とを軸方向に固定し、本体部2と第1の相手部材91との相対的な軸方向移動を規制する。また、可動部3は、本体部2と第1の相手部材91とを径方向に固定し、本体部2と第1の相手部材91との相対的な径方向移動を規制する。このため、実施例1のクイックコネクタ1は、第1の相手部材91に信頼性高く取り付けられる。
また、可動部3が取り付け位置と退避位置との間をスライド可能であり、可動部3を退避位置から取り付け位置にスライドさせることで、クイックコネクタ1自身の軸方向長さを伸長させることができる。このため、限られたスペースでクイックコネクタ1を第1の相手部材91に取り付ける際にも、クイックコネクタ1およびクイックコネクタ1に取り付けられている第2の相手部材92(ホース)を後方から前方に向けて移動させる必要はなく、第2の相手部材92を撓み変形および圧縮変形させる必要はない。このため、実施例1のクイックコネクタ1は取り付け作業性に優れる。また、第1の相手部材91および第2の相手部材92として硬質のものを選択することができるため、実施例1のクイックコネクタ1は汎用性にも優れる。
さらに、固定部5は、本体部2および第1の相手部材91の周方向の一部のみを覆う。このため固定部5は、本体部2および第1の相手部材91に対して、軸方向と交叉する方向に取り付け得る。よって固定部5を本体部2に取り付ける際にも、固定部5を本体部2の軸方向に移動させる必要はないため、第2の相手部材92を撓み変形および圧縮変形させる必要はない。このことによっても、本発明のクイックコネクタ1は取り付け作業性および汎用性に優れる。
さらに、実施例1のクイックコネクタ1は、第1のシール体6によって可動部3と第1の相手部材91との径方向の隙間をシールする。このため、可動部3と第1の相手部材91との隙間からのガス漏れおよび液漏れを抑制できる。すなわち、実施例1のクイックコネクタ1はシール性に優れる。また、可動部3と本体部2との径方向の隙間を第2のシール体7でシールしているため、クイックコネクタ1のシール性がさらに向上する。さらに、可動部3と第1の相手部材91との径方向の隙間を第1のシール体6によってシールしていることで、可動部3と第1の相手部材91との間に径方向の隙間を形成できる。また、可動部3と本体部2との径方向の隙間を第2のシール体7でシールしていることで、可動部3と本体部2との間に径方向の隙間を形成できる。このため、実施例1のクイックコネクタによると、可動部3と第1の相手部材91との摺動抵抗、および、可動部3と本体部2との摺動抵抗を小さくできる。換言すると、実施例1における可動部3は、本体部2および第1の相手部材91に対して容易にスライドする。このため、実施例1のクイックコネクタは、シール性と組み付け操作性とに優れる。
なお、第1のシール体6の外周面と本体筒部20の内周面とは僅かに離間しているため、可動部3を退避位置から取り付け位置にスライドさせる際に、可動部3が第1の相手部材91に挿入されるまでの間は、可動部3の前端部と本体部2との摺動抵抗は非常に小さくなる。このことによっても、実施例1のクイックコネクタ1は、組み付け操作性に優れる。
実施例1のクイックコネクタ1は、操作部4の取り付けロック部43と本体部2の本体側ロック部25とを係止させることによって、操作部4を退避駆動位置と取り付け駆動位置とにロックし、可動部3を退避位置と取り付け位置とにロックしている。操作部4を退避駆動位置にロックしておけば、可動部3が退避位置に配置された状態でクイックコネクタ1を第1の相手部材91に取り付け得る。このため、クイックコネクタ1を第1の相手部材91に取り付ける際に、可動部3と第1の相手部材91とが干渉するのを抑制できる。このため、クイックコネクタ1と第1の相手部材91との取り付け作業が容易になる。また、クイックコネクタ1を第1の相手部材91に取り付けた後に、操作部4を取り付け駆動位置にロックしておけば、可動部3を取り付け位置に固定できる。このため、クイックコネクタ1が第1の相手部材91から径方向に外れるのを信頼性高く抑制できる。
また、つぶれ止め係合部54がスリット22のつぶれ変形を抑制するとともに、本体側開き止め係合部23および固定側開き止め係合部55がスリット22の開き変形を抑制することで、スリット22幅を適正な幅に維持できる。このため、受圧部31はスリット22内を滑らかにスライドし、可動部3は本体部2に対して滑らかにスライドする。よって、実施例1のクイックコネクタ1は、可動部3の動作の信頼性に優れ、第1の相手部材91への取り付け作業性に優れる。
実施例1のクイックコネクタ1における可動部3は第1の相手部材91の内周側を覆うが、本発明のクイックコネクタ1における可動部3は第1の相手部材91の外周側を覆っても良い。すなわち、本発明のクイックコネクタ1では、可動部3を取り付け位置にスライドさせる際に、第1の相手部材91の軸方向の一端部を可動部3の内部に収容しても良い。何れの場合にも、クイックコネクタ1の全体を軸方向に移動させる必要がないために、クイックコネクタ1の取り付け作業性が向上する。
実施例1のクイックコネクタ1では、退避位置において、可動本体筒部30の全体が本体部2の内部に収容されている。しかし本発明のクイックコネクタ1においては、可動部3のなかで、退避位置において本体部2に収容されている部分の軸方向長さが、取り付け位置において本体部2に収容されている部分の軸方向長さよりも長ければ良い。したがって可動部3は、退避位置において本体部2から一部突出しても良い。
実施例1のクイックコネクタ1では、操作部4を揺動させることで可動部3をスライドさせているが、本発明のクイックコネクタ1では、操作部4をスライドさせることで可動部3をスライドさせても良いし、その他の方法で可動部3をスライドさせても良い。
実施例1のクイックコネクタ1は2つのシール体(第1シール体6、第2シール体7)を持つが、本発明のクイックコネクタ1は第1シール体6と第2シール体7との一方のみを持っても良い。また、第1シール体6は第1相手部材91の内周部に取り付けても良いし、第2シール体7は本体部2の内周部に取り付けても良い。
(実施例2)
実施例2のクイックコネクタは、実施例1のクイックコネクタと同じ2つのクイックコネクタを一体化したものである。実施例2のクイックコネクタを図4中B−B位置と略同位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図15〜図16に示す。なお、図15は、操作部が退避駆動位置に配置されるとともに可動部が退避位置に配置されている様子を表す。図16は、操作部が取り付け駆動位置に配置されるとともに可動部が取り付け位置に配置されている様子を表す。
実施例2のクイックコネクタ1は、一つの本体部2と、2つの操作部4(第1操作部410、第2操作部420)と、2つの可動部3(第1可動部310、第2可動部320)と、2つの固定部5(第1固定部510、第2固定部520)と、2つの第1のシール体6(第1のシール体610、620)と、2つの第2のシール体7(第2のシール体710、720)を持つ。
第1操作部410は第1可動部310を前後にスライドさせる。第1可動部310は、退避位置において本体部2に収容される(図15)。第1可動部310の前端部は、取り付け位置において本体部2の前方に突出する(図16)。第2可動部320は、退避位置において本体部2に収容される(図15)。第2可動部320の後端部は、取り付け位置において本体部2の後方に突出する(図16)。
実施例2のクイックコネクタ1を第1の相手部材91および第2の相手部材92に取り付ける手順を以下に説明する。
先ず、第1固定部510および第2固定部520を本体部2に取り付けた状態で、第1操作部410および第2操作部420を退避駆動位置に配置して、第1可動部310および第2可動部320を退避位置に配置した。なお、このとき第1固定部510の本体固定部511と本体部2の前側に形成されている2つの突出壁280とは係合し、第2固定部520の本体固定部512と本体部2の後側に形成されている2つの突出壁281とは係合した。
次いで、クイックコネクタ1を第1の相手部材91および第2の相手部材92に取り付けた。詳しくは、クイックコネクタ1の前端を第1の相手部材91の後端に対面させ、クイックコネクタの後端を第2の相手部材92の前端に対面させて、クイックコネクタ1を下方向に押し付けた。すると、図15に示すように、第1固定部510の相手固定部521と第1の相手部材91の環状溝951の溝壁とが係合し、第2固定部520の相手固定部522と第2の相手部材92の環状溝952の溝壁とが係合した。
次いで、第1操作部410および第2操作部420を取り付け駆動位置に揺動させて、第1可動部310および第2可動部320を取り付け位置にスライドさせた。すると、図16に示すように、第1可動部310の前端部が本体部2の前方に突出して第1の相手部材91の内部に挿入され、第2可動部320の後端部が本体部2の後方に突出して第2の相手部材92の内部に挿入されて、実施例2のクイックコネクタ1が第1の相手部材91および第2の相手部材92に取り付けられた。
実施例2のクイックコネクタ1は、実施例1のクイックコネクタ1と同様に、第1の相手部材91および第2の相手部材92に信頼性高く取り付けられ、取り付け作業性、汎用性、気密性および液密性に優れる。
また、実施例2のクイックコネクタ1は、クランプ締結を要さずに第1の相手部材91および第2の相手部材92に取り付け得るため、さらに取り付け作業性に優れる。また、第2の相手部材92として、クランプ締結に適さない程度に剛性の高いものを選択できる。
また実施例2のクイックコネクタ1は、第1の相手部材91と第2の相手部材92とが相対的に位置固定されている場合に、特に好ましく用いられる。
(実施例3)
実施例3のクイックコネクタは、本体部2の形状以外は実施例1のクイックコネクタと同じものである。実施例3のクイックコネクタを図4中B−B位置と略同位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図17〜図18に示す。なお、図17は、操作部が退避駆動位置に配置されるとともに可動部が退避位置に配置されている様子を表す。図18は、操作部が取り付け駆動位置に配置されるとともに可動部が取り付け位置に配置されている様子を表す。
実施例3のクイックコネクタにおいては、本体筒部20の前側部分(前側本体筒部200)と後側部分(後側本体筒部201)とが別体で成形されている。詳しくは、後側本体筒部201の内径は前側本体筒部200の内径よりも大径であり、後側本体筒部201は接続筒部21と一体に成形されている。前側本体筒部200と後側本体筒部201とは、溶着されて一体化されている。なお、後側本体筒部201は、図17に示すように、可動部3を退避位置に配置したときに、第2のシール体7の外周側に配置される部分である。
後側本体筒部201の内径が前側本体筒部200の内径よりも大径であるため、図17に示すように、可動部3を退避位置に配置したときには後側本体筒部201の内周面と第2のシール体7の外周面とが離間する。したがって、第2のシール体7が後側本体筒部201に対面している間は、可動部3と本体筒部201との摺動抵抗を小さくできる。よって、実施例3のクイックコネクタによると、可動部3を本体部2に対して容易にスライドさせ得る。
また、前側本体筒部200の内径が後側本体筒部201の内径よりも小径であるため、図18に示すように、可動部3を取り付け位置に配置したときには第2のシール体7が可動部3と前側本体筒部200との径方向の隙間をシールする。このため、実施例3のクイックコネクタは、シール性と組み付け操作性とに優れる。
なお、実施例3のクイックコネクタでは、本体部2の成形性を考慮して、本体筒部20の前側部分と後側部分(すなわち、前側本体筒部200と後側本体筒部201)とを別体で成形した。しかし、スライドコアを持つ成形型を用いれば、前側本体筒部200と後側本体筒部201とを一体に成形し、かつ、後側本体筒部201の内径を前側本体筒部200の内径よりも大径にすることもできる。
実施例1のクイックコネクタを模式的に表す斜視図である。 実施例1のクイックコネクタを模式的に表す分解斜視図である。 実施例1のクイックコネクタを上側から見た様子を模式的に表す上面図である。 実施例1のクイックコネクタを左側から見た様子を模式的に表す側面図である。 実施例1のクイックコネクタを左側から見た様子を模式的に表す側面図である。 実施例1のクイックコネクタを図3中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例1のクイックコネクタを図3中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 図6の要部拡大図である。 図7の要部拡大図である。 実施例1のクイックコネクタを図4中B−B位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例1のクイックコネクタを図4中B−B位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例1のクイックコネクタを図4中C−C位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例1のクイックコネクタを図4中D−D位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例1のクイックコネクタを図4中E−E位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例2のクイックコネクタを図4中B−B位置と略同位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例2のクイックコネクタを図4中B−B位置と略同位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例3のクイックコネクタを図4中B−B位置と略同位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。 実施例3のクイックコネクタを図4中B−B位置と略同位置で切断した様子を模式的に表す断面図である。
符号の説明
1:クイックコネクタ 2:本体部
3:可動部 4:操作部
5:固定部 6:第1のシール体
7:第2のシール体 22:スリット
25:本体側ロック部 23:本体側開き止め係合部
31:受圧部 41:入力部
43:取り付けロック部 51:本体固定部
52:相手固定部 54:つぶれ止め係合部
55:固定側開き止め係合部 91:第1の相手部材
92:第2の相手部材

Claims (6)

  1. 筒状をなす相手部材に取り付けられるクイックコネクタであって、
    筒状をなす本体部と、
    筒状をなし、少なくとも一部が該本体部の内部に配置され、軸方向の一端部が該本体部の軸方向の一端部から突出する取り付け位置と、該本体部に収容されている部分の軸方向長さが該取り付け位置において該本体部に収容されている部分の軸方向長さよりも長い退避位置と、の間をスライド可能である可動部と、
    該可動部に取り付けられ、該可動部を該取り付け位置と該退避位置とに駆動する操作部と、
    該本体部に係合する本体固定部と該相手部材に係合する相手固定部とを持ち、該本体部と該相手部材との周方向の一部を覆い、該本体部と該相手部材との相対的な軸方向移動を規制する固定部と、を持ち、
    該可動部は、該取り付け位置において、該相手部材の内周面または外周面を覆って該本体部と該相手部材との相対的な径方向移動を規制することを特徴とするクイックコネクタ。
  2. 弾性材料からなり、前記取り付け位置において前記可動部と前記相手部材との径方向の隙間をシールする第1のシール体と、
    弾性材料からなり、前記取り付け位置において前記可動部と前記本体部との径方向の隙間をシールする第2のシール体と、を持つ請求項1に記載のクイックコネクタ。
  3. 前記操作部は、取り付け駆動位置と退避駆動位置との間を移動し、該退避駆動位置から該取り付け駆動位置に移動する際に前記可動部を該取り付け位置に向けて駆動し、該取り付け駆動位置から該退避駆動位置に移動する際に前記可動部を該退避位置に向けて駆動し、該取り付け駆動位置において前記本体部に係止する取り付けロック部を持つ請求項1または請求項2に記載のクイックコネクタ。
  4. 前記本体部は前記可動部の移動方向に沿って延びるスリットを持ち、
    前記可動部は、突起状をなし該スリットに挿入されて該スリット内をスライドする受圧部を持ち、
    前記操作部は、該受圧部の移動領域に突出する入力部を持ち、
    前記操作部が前記取り付け駆動位置と前記退避駆動位置との間を移動する際に、該入力部は該受圧部を押圧して前記可動部を移動させる請求項1〜請求項3の何れか一つに記載のクイックコネクタ。
  5. 前記固定部は、凸状をなすつぶれ止め係合部を持ち、
    該つぶれ止め係合部は前記スリットに挿入されて前記スリットのつぶれ変形を抑制する請求項4に記載のクイックコネクタ。
  6. 前記本体部は、前記スリットに隣接した位置に本体側開き止め係合部を持ち、
    前記固定部は、該本体側開き止め係合部に対向する位置に、該本体側開き止め係合部と係合する固定側開き止め係合部を持ち、
    該本体側開き止め係合部と該固定側開き止め係合部とは、互いに係合することで、前記スリットの開き変形を抑制する請求項4または請求項5に記載のクイックコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102918316A (zh) * 2010-09-30 2013-02-06 东海橡塑工业株式会社 快速连接器

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