JP2007327624A - 管継手 - Google Patents

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茂雄 大井
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Abstract

【課題】接続作業を容易化する為、長さ寸法を調節することができる管継手を提供する。
【解決手段】管継手10には、本体部11に対して軸方向へスライド可能な状態で取り付けられた可動接続部20が備えられている。そして、可動接続部20をパイプP側にスライドさせると、可動接続部20に形成された差込孔29からパイプPに臨むように突出する突出部33がパイプPに当接することによって、突出部33が差込孔29から押し出されるように締付ワイヤ30が弾性撓みし、可動接続部20がパイプPに対して正規の嵌合位置に達すると締付ワイヤ30が弾性復元して突出部33がパイプPに係止しロックがかかる。このように、可動接続部20は、パイプPとの嵌合動作に連動してパイプPに対してロックがかかるコネクタ構造を採用しながら、長さ寸法の調節が可能なものとなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、管継手に関する。
従来より、ホースクランプを用いて金属製の配管にホースを接続することが知られている。ホースクランプは、止め具によって予め拡径状態に保持されるとともにホースの外周側に遊挿され、端部から所定距離だけ離れた位置に仮止めされる。そして、ホースを配管に接続する際には、まず配管の端部に形成された鍔部を通過する深さまでホースを嵌め込み、次いで、ホースクランプを鍔部を乗越える位置まで移動させて止め具を外す。すると、ホースクランプは弾性復帰して縮径状態となり、ホースを配管に対して緊締し、もってホースと配管とが強固に固定される。ところが、このような方法では、配管にホースを嵌め込む際には、ホースを拡開変形させて鍔部を乗越えさせる必要があり、その作業は決して容易ではなく、また、ホースを嵌め込んだ後にホースクランプを固定するという手間を要するため、接続作業が大変だった。
そこで、この接続作業をスムーズに行えるようにした管継手として、特許文献1に記載のものが知られている。この管継手は、ホースと金属製の配管とを接続するものであり、その一端側にはホースの端部が外嵌可能なホース用接続部が設けられ、他端側には配管の端部に外嵌可能な配管用接続部が設けられている。そして、配管用接続部には、ワイヤ等により全体として門型に屈曲されたストッパが備えられている。このストッパは弾性的に縮径変形可能なものであり、その両側には内方に突出する突出部が形成されている。一方、配管の端部には、その端縁から所定距離だけ離れた位置に、ストッパが嵌着可能な溝部が形成されている。
そして、ホースと配管とを接続する際には、まず管継手のホース用接続部にホースを接続する。次いで、管継手を配管の手前側に持ってきて配管用接続部が配管に対向するよう位置合わせした後、管継手を配管に向かって押し込む。すると、ストッパが配管の端部に当接して弾性的に拡開変形し、管継手が正規の接続深さまで押し込まれると同時にストッパが溝部に達して縮径方向に弾性復帰する。そして、ストッパが溝部に嵌着するとともにその突出部が配管の端部に係止し、管継手と配管とが接続される。このような管継手を用いれば、ホースを接続した管継手を配管に押し込むだけで両者の間が接続されるから、接続作業が比較的容易となる。
特開2003−21287公報
しかしながら、上記のような管継手を用いて、例えば配管と配管との間をホースで接続する場合には、まず配管同士の間隔とほぼ等しい長さ寸法を備えたホースの両端部に管継手をそれぞれ取り付ける。そして、一方の管継手を一方の配管に接続した後、他方の管継手を他方の配管に接続するために、この他方の管継手を他方の配管の手前側にくるように位置合わせする。このとき、他方の管継手の長さ寸法は、その配管用接続部が他方の配管の端部と被さる寸法となっているから、配管用接続部の長さ寸法とほぼ同じ寸法分だけ、ホースを手前側に縮めるようしなければならない。ここで、配管と配管との間の距離が短い場合には、その間に配されるホースの長さ寸法も併せて短いものとなる。そして、ホースの両端部に管継手を取り付けた状態では、その管継手を取り付けた部分(ホースにおける管継手のホース用接続部と重なる部分)は弾性変形できない部分となるため、ホースにおける弾性変形可能な部分が非常に短い部分に限られてしまう。すると、他方の管継手を接続しようとしてホースを手前側に縮めるのに非常に強い力を必要とし、接続作業が困難なものとなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、長さ寸法を調節することができる管継手を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一方の管体と他方の管体との間を接続する管継手であって、前記一方の管体と前記他方の管体との間を軸方向に連通する流路が内部に形成されるとともに前記一方の管体に対して接続可能な固定接続部を備えた本体部と、前記他方の管体との嵌合動作に連動して同他方の管体に対してロックがかかるロック部を備えるとともに前記本体部に対して前記軸方向へスライド可能な状態で取り付けられた可動接続部と、を備えるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック部は、前記可動接続部の周壁を壁厚方向に貫通形成された孔部と、前記可動接続部の外周面に装着されるとともに前記孔部を介して前記他方の管体に臨むように突出する突出部を備え、前記可動接続部がスライドする際には、この突出部が前記他方の管体の外面に当接することにより前記孔部から押し出されるように弾性撓みし、前記可動接続部が前記他方の管体に対して正規の嵌合位置に達すると弾性復元して前記突出部が前記他方の管体に係止する係止部材と、を備えてなるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記可動接続部と前記他方の管体とがロックされた状態では、前記可動接続部と前記本体部との間および前記可動接続部と前記他方の管体との間にはそれぞれシール部材が介在しているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記本体部は、内側壁と外側壁とからなる戸袋状に形成され、前記可動接続部は、前記外側壁に案内されつつ前記内側壁と外側壁との間をスライドするところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記固定接続部は、可撓性を有する弾性材料からなる前記一方の管体に対して接続可能とされ、前記固定接続部の外周面には係止リブが周方向に沿って複数条形成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記固定接続部は、金属製あるいは樹脂製の前記一方の管体に対して接続可能とされ、前記固定接続部にも前記ロック部が設けられて前記一方の管体との嵌合動作に連動して同一方の管体に対してロックがかかるようになっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、管継手には、本体部に対して軸方向へスライド可能な状態で取り付けられた可動接続部が備えられている。そして、可動接続部を他方の管体側にスライドさせると、その嵌合動作に連動して他方の管体に対してロックがかかるようになっており、管継手は、接続が容易なコネクタ構造を採用しながらも長さ寸法の調節が可能なものとなっている。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、可動接続部と他方の管体とを嵌め入れる際に、可動接続部に形成された孔部から他方の管に臨むように突出する突出部が他方の管体の外面に当接することにより、突出部が孔部から押し出されるように係止部材が弾性撓みし、可動接続部が他方の管体に対して正規の嵌合位置に達すると係止部材が弾性復元して突出部が他方の管体に係止し、この管体に対してロックがかかる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、可動接続部と他方の管体とがロックされた状態では、可動接続部と本体部との間および可動接続部と他方の管体との間にはそれぞれシール部材が介在し、それぞれの間がシールされた状態となる。これにより、本体部と他方の管体との間のシール性が確保される。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、本体部は、内側壁と外側壁とからなる戸袋状に形成され、可動接続部は、外側壁に案内されつつ内側壁と外側壁との間をスライドするから、可動接続部は傾動することなく円滑にスライドされる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、固定接続部は、可撓性を有する弾性材料からなる一方の管体に対して接続可能とされ、その外周面には係止リブが周方向に沿って複数条形成されている。これにより、固定接続部に外嵌したホース等の管体の抜け防止が強化される。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、可動接続部のみならず、固定接続部も金属製あるいは樹脂製の管体に対して接続可能とされ、この管体との嵌合動作に連動してロックがかかるようになっているから、双方が金属製あるいは樹脂製の管体の場合の接続にも適用可能となる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図10によって説明する。
本実施形態の管継手10は、樹脂製あるいは金属製の管体と、可撓性を有する弾性材料からなる管体との間を接続するものである。ここでは、金属製のパイプP(本発明における他方の管体に該当する)とホースH(本発明における一方の管体に該当する)との間を接続する場合について説明する。
図1には、実施形態1にかかる管継手10がパイプPに接続される前の状態を表す縦断面図を、図2には、管継手10がパイプPに接続された状態を表す縦断面図を、また図3および図4には、図1のA−A位置およびB−B位置における横断面図を示した。以下、各構成部材において、パイプPに接続する側(図1における右側)を前側とし、ホースHに接続する側(同左側)を後側として説明する。また、図1における上側を上方、下側を下方とする。
管継手10が接続されるパイプPの端部には、前後一対のバルジ部1が周方向に張り出し形成されている。このバルジ部1間は、後述する締付ワイヤ30の突出部33が係止可能な溝部2となっている。
管継手10は、樹脂材により全体として略円筒状に形成されている。この管継手10は、内側壁11Aと外側壁11Bとからなる二重壁構造をなす本体部11を備え、内側壁11Aの内側は、パイプPとホースHとの間を軸方向に連通する流路12となっている。内側壁11Aは、その内径がパイプPの内径とほぼ同径をなす円筒状をなし、流路12の断面積がパイプPの内側の断面積とほぼ等しくなっている。なお、内側壁11AはパイプPの周壁とほぼ同じ壁厚寸法を備えている。
一方外側壁11Bは、内側壁11Aの前端部分を除いた後側部分の外側を全周にわたって覆う形態をなすとともに、内側壁11Aの後端位置(本体部11の後端位置)において奥側壁11Cによって内側壁11Aと連結されている。
外側壁11Bと内側壁11Aとの間には径方向に所定の間隔が空けられ、内側壁11A、外側壁11Bおよび奥側壁11Cは戸袋状をなしている。そして、これら壁11A、11B、11Cに囲まれてなる嵌合空間13に、後述する可動接続部20が収納されている。
外側壁11Bの前端部には、係止窓14が設けられている。係止窓14は、図3に示すように、外側壁11Bを周方向にほぼ3等分する位置、計3箇所に配されている。各係止窓14は、外側壁11Bを壁厚方向に貫通して形成され、周方向に沿う方向の開口幅が外側から内側へ向かって幅狭となる形状をなしている。各係止窓14には、後述する抜け止めリテーナ15の係止突部16が嵌合可能となっている。
抜け止めリテーナ15は、周方向の一部が開放された環状(断面C字状)をなし、外側壁11Bに外嵌可能となっている。そして、抜け止めリテーナ15の内周面には、内方に突出する係止突部16が設けられている。この係止突部16は、係止窓14に対応可能な位置、計3箇所に配され、各係止突部16は、根元側から先端側に向かって徐々に周方向の幅が狭くなる山型形状をなし、各係止窓14に嵌合可能となっている。この抜け止めリテーナ15は、各係止窓14を介して各係止突部16の突出端を外側壁11Bの内側(嵌合空間13側)に突出させた状態で外側壁11Bに外嵌する。
本体部11の後側には、図1に示すように、ホースHが接続される固定接続部17が設けられている。この固定接続部17は、流路12に連通する筒状をなし、その壁厚は内側壁11Aの壁厚よりも若干厚くされ、また内径寸法は、内側壁11Aの内径寸法よりもわずかに大きい寸法とされている。
固定接続部17の外周面には、4条の係止リブ18が周方向に沿って形成されている。各係止リブ18は、全周にわたり、前方(ホースHの嵌め込み方向前方)に向かって徐々に突出寸法が大きくなる形状(前方に向かって徐々に外方に張り出す形状)をなし、その前端面は、ホースHの嵌め込み方向に対して略直交する係止面18Aとされている。そして、固定接続部17にホースHを外嵌させると、各係止リブ18がそれぞれホースHの内周面に食い込む状態となって係止面18AがホースHの内周面に引っ掛かり、ホースHの抜け止めが強化される。
一方、本体部11の嵌合空間13には、パイプPに接続される可動接続部20が収容されている。図5には、可動接続部20の側面図を示した。この可動接続部20は、本体部11に対して前後方向(軸方向)にスライド可能となっており、前方へスライドしてパイプPに接続するようになっている。
この可動接続部20は、本体部11の嵌合空間13へ嵌合可能な筒状をなす筒状部21と、筒状部21の前側に形成された拡径部22とを備え、図1に示すように、本体部11の内側壁11Aとの間に後述するシールリング40を装着可能な間隔を空けて、嵌合空間13における外側壁11B寄りの略半部分に収容される。
そして、可動接続部20は、筒状部21が嵌合空間13にすっぽり収まる納入状態(図1参照)と、嵌合空間13から前方へ移動してパイプPの端部に接続する接続状態(図2参照)との間で前後方向にスライド可能となっている。なお、納入状態においては、拡径部22の前端位置(すなわち可動接続部20の前端位置)と内側壁11Aの前端位置(すなわち本体部11の前端位置)とがほぼ前後方向に揃った位置となり、可動接続部20の拡径部22が、内側壁11Aの前端部(内側壁11Aにおける外側壁11Bに覆われていない部分)を覆った状態となる。
可動接続部20における筒状部21の外周面には、図5に示すように、前後方向(可動接続部20のスライド方向)に延びる案内溝23が3本設けられている。案内溝23は、図4に示すように、筒状部21をその周方向にほぼ3等分する位置に配され、外周面から浅く凹んだ形態をなしている。この案内溝23は、筒状部21における後端寄り位置から前端位置(言い換えると拡径部22の後端位置)にわたって延びており、各案内溝23には、各係止窓14を介して嵌合空間13に突出している係止突部16の突出端がそれぞれ嵌まる(図3参照)。そして、可動接続部20は、案内溝23に係止突部16が嵌まった状態でスライド可能となっており、案内溝23に案内されることにより、本体部11に対して回転方向に位置がずれたりせず前後方向にスムーズにスライドする。
そして、案内溝23の後側部分は、凹み形成されずに残された抜止め部24とされている。この抜止め部24は、図2に示すように、可動接続部20が最前端位置までスライドして係止突部16が案内溝23の後端部に至ったとき(接続状態となったとき)にこの係止突部16と係止し、可動接続部20がそれ以上前方にスライドしないように規制する。すなわち、可動接続部20がスライドして前方に抜け出てしまうことを防いでいる。
また、可動接続部20の後端部には、図4および図5に示すように、係止孔25が3箇所に設けられている。この係止孔25は、案内溝23の後端位置とほぼ等しい位置において、案内溝23と周方向に互い違いとなる位置に配されている。各係止孔25は、筒状部21を壁厚方向に貫通形成され、3箇所に設けられた係止孔25のうち、2箇所に設けられた係止孔25は、筒状部21の内側から外側へ向かって周方向の開口幅が広くなる形態をなし、残る1箇所の係止孔25は、壁厚方向にほぼ一定の開口幅をなしている。各係止孔25には、後述する抜け止めリング42の係止爪43が引っ掛かっている。
可動接続部20の内周面には、図1に示すように、周方向に沿って内周面から内側へ張り出す形態の位置決めリブ26が設けられている。この位置決めリブ26は、筒状部21における前端位置(拡径部22の後側位置)において全周にわたって形成されている。位置決めリブ26は、張り出し端に向かって前後方向の幅が徐々に小さくなる形状をなし、前側面は後方に向かって筒状部21の内径を徐々に狭めるテーパ面26A、後側面は内周面に対してほぼ垂直をなす垂直面26Bとされている。そして、位置決めリブ26の後側には後述するシールリング40が装着され、一方前側には、正規接続されたパイプPのバルジ部1がテーパ面26Aと前後方向に対向するようにして収まる(図2参照)。
そして、可動接続部20の前端部(位置決めリブ26より前側の部分)は、後方の筒状部21よりも拡径した形態の拡径部22とされている。この拡径部22には、締付ワイヤ30(本発明における係止部材に該当する)を装着可能な装着溝27が周方向に沿って形成されている。図6には、締付ワイヤ30の正面図を、図7には、締付ワイヤ30が装着された状態を表す管継手10の横断面図を示した。
締付ワイヤ30は、ワイヤを全体として門型に屈曲して形成したものであり、その両側部分はそれぞれ上端側を支点として内外方向(図6における左右方向)に弾性撓み可能な撓み片31とされている。そして、各撓み片31の下端部(締付ワイヤ30の下端部)は、それぞれの先端を両外側に向けて内方に凹む弧状に屈曲された弧状係止部32とされている。
各撓み片31における弧状係止部32の上側には、それぞれ互いに向き合う側(内側)に突出する突出部33が設けられている。各突出部33は、それぞれ半円弧状に屈曲形成され、装着溝27に開口された差込孔29に外側から差込可能となっている。
装着溝27は、図7に示すように、拡径部22における左右両側と上側とにわたる部分とに形成されており、装着溝27における前後両側縁には、外側に向かって立ち上がる前後一対の装着リブ28が対向して設けられている(図5を併せて参照)。そして、装着溝27に装着された締付ワイヤ30は、装着リブ28によって前後方向から挟まれた状態となり、もって前後方向に位置ずれしないようにされている。
装着溝27の底壁27A(可動接続部20の周壁)には、この底壁27Aを内外方向(壁厚方向)に貫通する2つの差込孔29(本発明における孔部に該当する)が開口している。差込孔29は、装着溝27における左右両側にそれぞれ1箇所ずつ対向して設けられ、外側(締付ワイヤ30が装着される側)と内側(パイプPに臨む側)とを連通している。この差込孔29には、締付ワイヤ30の突出部33が外側から差し込み可能となっている。
そして、締付ワイヤ30は、両撓み片31を外側に広げながら装着溝27に装着され、正規位置に至ると左右の突出部33がそれぞれ差込孔29に差し込まれた状態となる。このとき、突出部33の突出端部はそれぞれ拡径部22の内側(パイプPに臨む側)に突出し、納入状態においては内側壁11Aの外周面に当接した状態となる。また、左右の弧状係止部32は、それぞれ差込孔29の下側において弧状をなす装着溝27の底壁27Aに沿った状態となって装着溝27に対して係止する。
締付ワイヤ30の突出部33は、可動接続部20がスライドする際には、内側壁11Aの外周面からパイプPの外周面にかけて摺接する。そして、各突出部33がパイプPのバルジ部1に当接すると、両突出部33が差込孔29から押し出されるように両撓み片31がそれぞれ外方向に弾性撓みする。そして、可動接続部20がパイプPに対して正規の嵌合位置に達すると両撓み片31が弾性復元して、両突出部33がパイプPの端部に形成された溝部2に嵌まる。そして、両撓み片31の復元力によって、両突出部33はパイプPの溝部2に嵌まった状態で保持され、パイプPの端部が抜け止め状態でロックされる。このように、締付ワイヤ30と差込孔29とからなるロック部を備えることにより、管継手10は、可動接続部20とパイプPとの嵌合動作に連動してロックがかかるコネクタ構造とされている。
また、締付ワイヤ30は、装着リブ28によって前後から挟み込まれた状態となっており、可動接続部20のスライド操作時に突出部33が内側壁11AまたはパイプPの外周面に摺接しても、締付ワイヤ30は前後方向に位置ずれしない。そして、溝部2に係止した締付ワイヤ30の突出部33は両バルジ部1に挟まれて前後方向の位置ずれが規制されるから、管継手10に大きな引抜き力もしくは押込み力が作用しても締付ワイヤ30が外れにくく、パイプPに対する管継手10の接続信頼性は高い。
そして、可動接続部20と本体部11の内側壁11Aとの間には、図1に示すように、一対のシールリング40(本発明におけるシール部材に該当する)と、このシールリング40間に配されるスペーサ41と、シールリング40の後方(可動接続部20のスライド方向後方)に配される抜け止めリング42とが設けられている。
シールリング40は、自然状態において内側壁11AおよびパイプPの外径よりも小さめの内径を有する円環状をなしている。このシールリング40は、可動接続部20の筒状部21における前端寄り位置と後端寄り位置とに配されている。前側のシールリング40は、可動接続部20の位置決めリブ26のすぐ後に配され、その垂直面26Bによって前方への位置ずれが規制される。なお、後側のシールリング40は筒状部21の係止孔25の前側位置に配されている。
スペーサ41は、前後方向に所定の幅寸法を備えた円環状をなし、一対のシールリング40間に配されてこのシールリング40同士の前後方向の間隔を一定の間隔で保持する。
抜け止めリング42は、図4に示すように、円環状をなすとともにその外周面には係止爪43が設けられている。この係止爪43は、筒状部21の係止孔25に対応する位置、計3箇所に配されている。抜け止めリング42は、シールリング40の後方位置、言い換えると筒状部21の係止孔25に対応する位置に配され、各係止爪43がそれぞれ係止孔25に係止した状態で筒状部21に内嵌する。そして、抜け止めリング42は可動接続部20とともにスライドし、この抜け止めリング42によってシールリング40が筒状部21から後方へ抜け出てしまうことが防止される。
このように、筒状部21に対して位置決めされた一対のシールリング40は、納入状態においては筒状部21とともに嵌合空間13内に収まった状態になり、可動接続部20のスライド時には筒状部21に対して所定の位置に保持された状態で可動接続部20とともにスライドする。そして、可動接続部20がパイプPに接続した接続状態では、図2に示すように、前側のシールリング40はパイプPの外周面と可動接続部20の内周面との間に、後側のシールリング40は内側壁11Aの外周面と可動接続部20の内周面との間にそれぞれ配されるとともにそれぞれの面に弾性的に密着することで、パイプPと可動接続部20および本体部11と可動接続部20との間をそれぞれシールしている。これにより、管継手10とパイプPとの間のシール性は確実に確保される。なお、納入状態ではシールリング40は嵌合空間13に収容されて保護された状態となっておりシールリング40が傷付きにくい。
次に、上記のように構成された実施形態1の作用および効果について説明する。ここでは、上記した管継手10を2個使用し、一対のパイプP間をホースHで繋ぐ場合について説明する。図8には、両端部に管継手10を装着したホースHをパイプPに接続する前の状態を表す縦断面図を、図9には、ホースHの一端側の管継手10をパイプPに接続した状態を表す縦断面図を、図10には、ホースHの他端側の管継手10をパイプPに接続した状態を表す縦断面図を示した。
まず、納入状態にした管継手10をパイプPとホースHとの接続現場へ搬入する。パイプP間を繋ぐホースHは、パイプP同士の長さ方向の間隔から、両管継手10の本体部11の長さ寸法分を除いた長さとほぼ等しい長さ寸法を備えている。最初に、図8に示すように、ホースHの両端部に管継手10をそれぞれ取り付ける。ホースHの端部に管継手10を取り付けるには、まず管継手10の固定接続部17にホースHの端部を宛がい、ホースHの端部が固定接続部17の外周をすっぽり覆う位置までホースHを押し込む。すると、ホースHは固定接続部17に外嵌し、係止リブ18によって抜け止めされた状態で管継手10に接続される。この作業をホースHの両端部について順番に行う。
そして、ホースHの両端部に管継手10を取り付けた後、まず両管継手10のうちの一方の管継手10(図9においては左側に描かれている管継手10)を一対のパイプPのうちの一方のパイプPに接続する。まず最初にこの管継手10の可動接続部20をパイプPの端部に宛がうようにし、徐々に可動接続部20を前方(パイプP側)にスライドさせる。すると、可動接続部20の筒状部21は、案内溝23と抜け止めリテーナ15の係止突部16との案内作用により、本体部11の嵌合空間13からパイプP側に向かってスムーズにスライドする。このとき、シールリング40は、可動接続部20に対して所定の位置に保持されたまま、この可動接続部20とともに内側壁11AもしくはパイプPの外周面に摺接しつつスライドする。また、締付ワイヤ30は、左右の両突出部33を内側壁11Aの外周面からパイプPの外周面にかけて摺接させつつ可動接続部20とともにスライドし、締付ワイヤ30がパイプPのバルジ部1の位置に達すると、突出部33がバルジ部1に当接して両撓み片31が左右方向に開き、突出部33が差込孔29から押し出されるようにしてバルジ部1に乗り上がる。そして、可動接続部20がパイプPに対して正規深さまで挿入されると、締付ワイヤ30がパイプPの溝部2の位置に達し、左右に広がっていた両撓み片31が内側に弾性復帰して両突出部33がそれぞれ差込孔29から内方に突出し、パイプPの溝部2に嵌まった状態となる。これによって、可動接続部20はロックされ、パイプPから抜け止めされた状態で保持される。このとき、可動接続部20とともにスライドしたシールリング40はそれぞれ所定位置に配され、パイプPと管継手10との間を確実にシールする。なお、接続状態でパイプPと本体部11の内側壁11Aとの間に若干隙間が空いていても、一対のシールリング40によって確実にシールされるようになっている。
次に、反対側の管継手10をパイプPに接続する。まず、図9に示すように、この管継手10をパイプPに対して位置合わせし、可動接続部20をパイプPの端部に対向させる。このとき、管継手10は可動接続部20が本体部11に収まった納入状態となっているから、特にホースHを強い力で縮めたりすることなく、管継手10の前端位置(本体部11の前端位置)とパイプPの先端位置とを突き合わせた状態にできる。そして、先に管継手10をパイプPに接続したときと同様、可動接続部20をパイプP側にスライドさせると、このスライド操作に伴ってロックがかかり、図10に示すように、管継手10がパイプPに接続される。このように、パイプP間をホースHで繋ぐ場合に、ホースHの両端部に取り付けた管継手10の長さが調節可能であれば、ホースHを縮めたりしなくてもその全長を調節することができ、接続作業が容易となる。特に、パイプP同士の間隔が近くてホースHの長さが短く、ホースHを縮めたりする屈曲作業に大変な力を要する場合には、管継手10の長さが調節可能であることが有利となる。
以上説明したように実施形態1によれば、管継手10には、本体部11に対して軸方向へスライド可能な状態で取り付けられた可動接続部20が備えられている。そして、可動接続部20をパイプP側にスライドさせると、可動接続部20に形成された差込孔29からパイプPに臨むように突出する突出部33がパイプPに当接することによって、突出部33が差込孔29から押し出されるように締付ワイヤ30が弾性撓みし、可動接続部20がパイプPに対して正規の嵌合位置に達すると締付ワイヤ30が弾性復元して突出部33がパイプPに係止しロックがかかる。このように、可動接続部20とパイプPとの嵌合動作に連動してパイプPに対してロックがかかるコネクタ構造とすることにより、管継手10の接続を容易に行うことができる。その上で、この管継手10は、長さ寸法の調節が可能なものとなっている。
また、管継手10の本体部11は、内側壁11Aと外側壁11Bとからなる二重壁構造とされ、可動接続部20は、外側壁11Bに案内されつつ内側壁11Aと外側壁11Bとの間(嵌合空間13)をスライドするから、可動接続部20は傾動しないで円滑にスライドする。
そして、可動接続部20とパイプPとがロックされた状態では、可動接続部20と本体部11との間および可動接続部20とパイプPとの間にはそれぞれシールリング40が介在し、それぞれの間がシールされた状態となる。これにより、本体部11とパイプPとの間のシール性が確保される。
なお、固定接続部17の外周面には係止リブ18が周方向に沿って複数条形成され、この固定接続部17に外嵌したホースHの抜け防止が強化されている。このため、特に抜け防止のための対策を施さなくても済み、ホースHと固定接続部17との接続作業が容易である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2に係る管継手50を図11〜図13によって説明する。図11には、実施形態2にかかる管継手50を鋼管MとパイプPとに接続する前の状態を表す縦断面図を、図12には、鋼管Mを管継手50に接続した状態を表す縦断面図を、図13には、管継手50をパイプPに接続した状態を表す縦断面図を示した。
本実施形態の管継手50は、ホースHの替わりに、金属製あるいは樹脂製の管体が固定接続部51に接続される点で実施形態1とは相違する。ここでは固定接続部51に鋼管M(本発明における一方の管体に該当する)を接続する場合について説明する。この鋼管Mの端部には、パイプPと同様、前後一対のバルジ部3が全周に沿って張り出し形成され、このバルジ部3間には、締付ワイヤ30の突出部33が係止可能な溝部4が形成されている。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る管継手50は、実施形態1と同様に、内側壁52Aと外側壁52Bとからなる二重壁構造とされた本体部52と、この本体部52に対してスライド可能に取り付けられている可動接続部20とを備えている。この管継手50は、実施形態1と同様、可動接続部20をパイプP側にスライドさせると、その嵌合動作に連動してロックがかかるコネクタ構造とされるとともに、長さの調整が可能なものとなっている。
そして、本体部52の後側には、鋼管Mが接続される固定接続部51が設けられている。この固定接続部51は、内側壁52Aに連通するとともに内側に鋼管Mの端部を収容可能な筒状をなしている。固定接続部51の後端部には拡径部53が形成され、この拡径部53には、可動接続部20と同様、締付ワイヤ30を装着可能な装着溝54が周方向に沿って形成されている。この締付ワイヤ30は、実施形態1と同様のものであり、また装着溝54の前後両縁には一対の装着リブ55が形成され、締付ワイヤ30の前後方向の位置ずれが規制されている。そして、装着溝54の底壁55Aには、可動接続部20と同様、左右一対の差込孔56が設けられている。
固定接続部51の内周面における拡径部53の前側位置には、可動接続部20に形成されている位置決めリブ26を後側に反転させた形態の位置決めリブ57が設けられている。そして、位置決めリブ57の前側には、位置決めリブ57の垂直面57A(前面)を一方の側面として周方向に凹み形成された装着凹部58が形成され、この装着凹部58にシールリング40が装着されている。このように装着凹部58にシールリング40が収容されることで、鋼管Mが挿入された際に、シールリング40が鋼管Mの外周面に摺接して前後方向に位置ずれすることが防がれる。そして、鋼管Mが正規の接続位置に至ってロックされた状態では、シールリング40は鋼管Mの外周面と固定接続部51の内周面とにそれぞれ弾性的に密着することで、両者間をシールする。
次に、上記のように構成された実施形態2の作用および効果について説明する。
まず、鋼管Mを管継手50に接続する際には、図11に示すように、鋼管Mの端部を固定接続部51に対向するようにして位置合わせしつつ固定接続部51の内側に挿入する。すると、締付ワイヤ30の突出部33に鋼管Mの外周面が当接し、鋼管Mは、その外周面に突出部33が摺接した状態で押し込まれていく。鋼管Mのバルジ部3が突出部33の位置に至ると、突出部33はバルジ部3によって外側へ押されて締付ワイヤ30の両撓み片31が両外側に弾性的に開く。そして、鋼管Mが正規の接続位置に達すると同時に鋼管Mの溝部4が突出部33の位置に達し、両撓み片31が復元変形して両突出部33が鋼管Mの溝部4に嵌まる。こうして、両撓み片31の復元力によって、両突出部33が鋼管Mの溝部4に嵌まった状態で保持され、鋼管Mの端部が抜け止め状態でロックされる。このように、鋼管Mと固定接続部51との嵌合動作に連動してロックがかかるようになっており、鋼管Mをワンタッチで接続できるから、接続作業が容易である。
次いで、実施形態1と同様、可動接続部20をパイプPの端部に位置合わせし、パイプP側にスライドさせる。すると、嵌合動作に連動して可動接続部20がパイプPの端部にロックされ、管継手50を介してパイプPと鋼管Mとが接続された状態となる。このように、鋼管MおよびパイプPとのどちらの接続作業においても、嵌合動作に連動してロックがかかるようになっており、それぞれの接続作業をワンタッチで行うことができる。したがって、この管継手50を用いれば、鋼管MとパイプPとの接続作業を比較的容易に行える。
以上説明したように実施形態2によれば、可動接続部20のみならず、固定接続部51も、差込孔56とこの差込孔56から突出する突出部33を備えた締付ワイヤ30とによって、鋼管Mとの嵌合動作に連動してロックがかかるコネクタ構造とされているから、パイプPと鋼管Mとの接続作業を容易に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、ホースHは固定接続部17の係止リブ18によって抜け止めされた状態で管継手10に接続されるが、これに限らず、例えばホースクランプ等を用いてホースの抜け止めを行うようにしてもよい。
(2)実施形態1では、固定接続部17にホースHを接続する場合について説明したが、可撓性を有する弾性材料からなる管体であればホースに限らず、例えばチューブ等の接続も可能である。
(3)上記実施形態では、本体部11は内側壁11Aと外側壁11Bとからなる二重壁構造とされているが、本体部は、内部に管体と管体との間を連通する流路が形成されていればどのような形態であってもよく、例えば、外側壁のない一重壁構造、もしくは三重壁構造とされていてもよい。
(4)上記実施形態では、内側壁11Aと外側壁11Bとの間の嵌合空間13に可動接続部20が収容されるようになっているが、可動接続部は本体部に対してスライド可能に取り付けられていればよいため、特にこのような嵌合空間が設けられていなくてもよい。
(5)上記実施形態では、本発明における係止部材としてワイヤを屈曲することにより形成した締付ワイヤ30を用いているが、これに限らず、この係止部材は、締付ワイヤ30と同様の機能を備えていれば材料や形態はどのようなものであってもよい。
(6)上記実施形態では、可動接続部20に備えられた後側のシールリング40は、可動接続部20の内周面と内側壁11Aの外周面との間に介在しているが、これに限らず、可動接続部の外周面と外側壁の内周面との間に介在するようにしてもよい。
実施形態1にかかる管継手がパイプに接続される前の状態を表す縦断面図 管継手がパイプに接続された状態を表す縦断面図 図1のA−A位置における横断面図 図1のB−B位置における横断面図 可動接続部の側面図 締付ワイヤの正面図 締付ワイヤが装着された状態を表す管継手の横断面図 両端部に管継手を装着したホースをパイプに接続する前の状態を表す縦断面図 ホースの一端側の管継手をパイプに接続した状態を表す縦断面図 ホースの他端側の管継手をパイプに接続した状態を表す縦断面図 実施形態2にかかる管継手を鋼管とパイプとに接続する前の状態を表す縦断面図 鋼管を管継手に接続した状態を表す縦断面図 管継手をパイプに接続した状態を表す縦断面図
符号の説明
H…ホース(一方の管体)
M…鋼管(一方の管体)
P…パイプ(他方の管体)
10,50…管継手
11,52…本体部
11A,52A…内側壁
11B,52B…外側壁
12…流路
17,51…固定接続部
18…係止リブ
20…可動接続部
29,56…差込孔(孔部)
30…締付ワイヤ(係止部材)
33…突出部
40…シールリング(シール部材)

Claims (6)

  1. 一方の管体と他方の管体との間を接続する管継手であって、
    前記一方の管体と前記他方の管体との間を軸方向に連通する流路が内部に形成されるとともに前記一方の管体に対して接続可能な固定接続部を備えた本体部と、
    前記他方の管体との嵌合動作に連動して同他方の管体に対してロックがかかるロック部を備えるとともに前記本体部に対して前記軸方向へスライド可能な状態で取り付けられた可動接続部と、
    を備えることを特徴とする管継手。
  2. 前記ロック部は、前記可動接続部の周壁を壁厚方向に貫通形成された孔部と、
    前記可動接続部の外周面に装着されるとともに前記孔部を介して前記他方の管体に臨むように突出する突出部を備え、前記可動接続部がスライドする際には、この突出部が前記他方の管体の外面に当接することにより前記孔部から押し出されるように弾性撓みし、前記可動接続部が前記他方の管体に対して正規の嵌合位置に達すると弾性復元して前記突出部が前記他方の管体に係止する係止部材と、
    を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記可動接続部と前記他方の管体とがロックされた状態では、前記可動接続部と前記本体部との間および前記可動接続部と前記他方の管体との間にはそれぞれシール部材が介在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管継手。
  4. 前記本体部は、内側壁と外側壁とからなる戸袋状に形成され、前記可動接続部は、前記外側壁に案内されつつ前記内側壁と外側壁との間をスライドすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の管継手。
  5. 前記固定接続部は、可撓性を有する弾性材料からなる前記一方の管体に対して接続可能とされ、前記固定接続部の外周面には係止リブが周方向に沿って複数条形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管継手。
  6. 前記固定接続部は、金属製あるいは樹脂製の前記一方の管体に対して接続可能とされ、前記固定接続部にも前記ロック部が設けられて前記一方の管体との嵌合動作に連動して同一方の管体に対してロックがかかるようになっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014119019A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Rinnai Corp 連結機構

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