JP2011119103A - 防水コネクタ - Google Patents

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JP2011119103A
JP2011119103A JP2009274540A JP2009274540A JP2011119103A JP 2011119103 A JP2011119103 A JP 2011119103A JP 2009274540 A JP2009274540 A JP 2009274540A JP 2009274540 A JP2009274540 A JP 2009274540A JP 2011119103 A JP2011119103 A JP 2011119103A
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Keiji Wada
圭史 和田
Miki Koizumi
美妃 小泉
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Abstract

【課題】コネクタハウジング相互の嵌合完了状態において第1コネクタハウジングの端子収容筒部の先端部に嵌合装着されているフロントホルダのガタつきを抑制することで端子接点部の摺動を防止し、端子接点部の摩耗を抑止することができる防水コネクタを提供すること。
【解決手段】第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合が完了したとき、第1コネクタハウジング33の端子収容筒部39の先端に嵌合装着されているフロントホルダ36の先端が第2コネクタハウジング34の対向面50aに当接すると共に、フロントホルダ36の後端には端子収容筒部39の基端側外周に嵌合装備されているパッキン35から対向面に向かう押圧力が作用して、フロントホルダ36の嵌合方向への移動が規制される構成。
【選択図】図3

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
図7は従来の防水コネクタの2つのコネクタハウジングの嵌合前の状態を示す縦断面図、図8は図7に示した2つのコネクタハウジングの嵌合完了状態を示す縦断面図である。
ここに示した防水コネクタ1は、下記特許文献1に開示されたもので、第1コネクタハウジング3と、第2コネクタハウジング4と、環状のパッキン5と、フロントホルダ6と、を備えている。
第1コネクタハウジング3は、第1接続端子8を収容する端子収容筒部9と、該端子収容筒部9の外周囲に収容空間10を画成する外郭筒部11と、係止アーム12と、を備えている。
第1接続端子8は、電線14の端部に圧着接続する電線圧着部8aと、雄型接続端子が嵌合する角筒状の端子嵌合部8bとを備えた雌型接続端子である。第1接続端子8に接続された電線14には、後述する端子収容筒部9の端子収容孔9aとの間の隙間を埋めて外部から端子収容孔9aへの雨滴の浸入を防止する防水栓15が装着されている。
端子収容筒部9は、第1接続端子8をハウジング後端から挿入可能なように、第1接続端子8を収容する端子収容孔9aが、後端から前方に貫通形成されている。端子収容筒部9は、端子収容孔9a内に突出する端子係止ランス9bを有している。端子係止ランス9bは、基準位置まで端子収容孔9a内に挿入された第1接続端子8に係合して第1接続端子8の抜けを防止する。
端子収容筒部9の外周囲の収容空間10は、後述する第2コネクタハウジング4の嵌合用筒部を収容する空間である。
係止アーム12は、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が完了したときに、後述する第2コネクタハウジング4の係合突起の後端に係合して第2コネクタハウジング4の抜けを防止する。
第2コネクタハウジング4は、収容空間10に挿入されて端子収容筒部9の外周に環状のパッキン5を介して嵌合する嵌合用筒部17と、該嵌合用筒部17の軸方向(図7では、矢印A方向)中間部の外周に突設された係合突起18と、第1接続端子8に嵌合させる第2接続端子19を嵌合用筒部17の内側に支持した端子支持部20と、を備えている。
係合突起18は、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が完了したときに、図8に示すように、後端18aが第1コネクタハウジング3の係止アーム12に係合して、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合状態をロックする。
第2接続端子19は、第1接続端子8の端子嵌合部8b内に嵌合する雄型接続端子である。
端子支持部20の内面は、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が完了したときに、端子収容筒部9の前方に対峙する対向面20aである。
環状のパッキン5は、端子収容筒部9の基端側外周に嵌合装備されて、第1コネクタハウジング3と前記第2コネクタハウジング4との嵌合が完了した状態のときに、端子収容筒部9と嵌合用筒部17とに密着状態に接触して、これら端子収容筒部9と嵌合用筒部17との間を封止(防水)する。
図7のパッキン5は、端子収容筒部9と嵌合用筒部17との間に挟持される筒部5aと、この筒部5aの後端から半径方向外方に突出する鍔部5bとを備えている。図8に示すように、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が完了したときに、鍔部5bには、嵌合用筒部17の先端が当接する。
フロントホルダ6は、端子収容筒部9の先端部外周に嵌合装着される筒状部6aと、端子収容孔9aの前方を覆う先端壁6bとを備えている。筒状部6aは、その後端(図7では右端)を環状のパッキン5の筒部5aの先端に当接することにより、環状のパッキン5を抜け止めする。また、先端壁6bの内面は、第1接続端子8の先端部を位置決めしている。この先端壁6bは、第2接続端子19を第1接続端子8側に誘導する端子誘導孔6cを有している。
即ち、フロントホルダ6は、端子収容筒部9の先端部に嵌合装着されて、パッキン5の抜け止めを果たすと共に、端子収容孔9aに挿入された第1接続端子8の先端部の位置決めを果たす。
特開2001−319725号公報
ところが、特許文献1の防水コネクタ1は、図8に示したように、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング4との嵌合が完了したとき、フロントホルダ6の先端6cと、該先端6cが対向する第2コネクタハウジング4の対向面20aとの間には、間隙Sが残っている。
そのため、各構成部品の公差や組立誤差の影響で、フロントホルダ6に嵌合方向(図8の矢印B方向)のガタつきが発生することがあった。そして、このフロントホルダ6のガタつきに起因して、第1接続端子8と第2接続端子19との間の端子接点部が摺動し、端子接点部の摩耗を早めるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、コネクタハウジング相互の嵌合完了状態において、第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングのガタつきを抑える力を増大させると共に、第1コネクタハウジングの端子収容筒部の先端部に嵌合装着されているフロントホルダのガタつきを抑制することで端子接点部の摺動を防止し、端子接点部の摩耗を抑止することができる防水コネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)第1接続端子を収容する端子収容筒部を備えた第1コネクタハウジングと、
前記端子収容筒部の外周に嵌合する嵌合用筒部の内側に前記第1接続端子に嵌合させる第2接続端子を支持した第2コネクタハウジングと、
前記端子収容筒部の基端側外周に嵌合装備されて、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合が完了した状態で前記端子収容筒部と前記嵌合用筒部とに密着状態に接触してこれら端子収容筒部と嵌合用筒部との間を封止する環状のパッキンと、
前記端子収容筒部の先端部に嵌合装着されて前記パッキンの抜け止めと前記第1接続端子の先端部の位置決めとを果たすフロントホルダと、
を備える防水コネクタであって、
前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合が完了したとき、前記フロントホルダの先端が前記第2コネクタハウジングの対向面に当接すると共に、前記フロントホルダの後端には前記パッキンから前記対向面に向かう押圧力が作用して、コネクタハウジング間のガタつきを抑える力を増大させると共に、前記フロントホルダの嵌合方向への移動が規制されることを特徴とする防水コネクタ。
(2)前記端子収容筒部内には、当該端子収容筒部に挿入された第1接続端子と係合して第1接続端子の抜け止めをする端子係止ランスが一体形成され、
前記フロントホルダには、前記端子収容筒部に収容された第1接続端子の先端に当接して、前記端子係止ランスとの協働で、前記端子収容筒部内の第1接続端子を挟持固定するリブを備えたことを特徴とする上記(1)に記載の防水コネクタ。
(3)前記パッキンは、前記端子収容筒部と前記嵌合用筒部との間に挟持される内筒部と、前記嵌合用筒部の先端部外周に嵌合する外筒部と、これら内筒部と外筒部の基端を連結して前記嵌合用筒部の先端面に当接する連結壁部と、を備えていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の防水コネクタ。
(4)前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合用筒部の軸方向中間部の外周に係合突起を備え、
前記第1コネクタハウジングは、前記嵌合用筒部との間に前記嵌合用筒部を収容する収容空間を画成する外郭筒部と、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合が完了するときに前記係合突起の後端に係合して前記第2コネクタハウジングの抜けを防止する係止アームと、を備え、
前記パッキンは、前記係合突起の後端を前記係止アームに押圧する方向の付勢力を前記嵌合用筒部に作用させることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の防水コネクタ。
上記(1)の構成によれば、第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとの嵌合が完了したとき、フロントホルダの先端は第2コネクタハウジングの対向面に当接し、フロントホルダの先端と第2コネクタハウジングの対向面との間には、隙間が存在していない。しかも、パッキンにより対向面に向かって弾性的に押圧されている。
従って、コネクタハウジング相互の嵌合完了状態においては、フロントホルダが第2コネクタハウジングの対向面を押圧することにより、コネクタハウジング間のガタつきを抑える力を増大させることで端子接点部の摺動を防止することができ、端子接点部の摩耗を抑止することができる。
上記(2)の構成によれば、第1コネクタハウジングの端子収容筒部に収容された第1接続端子は、端子収容筒部内の端子係止ランスとフロントホルダのリブとで挟持固定して、端子接点部の摩耗を招く第1接続端子のガタつきを防止することができる。また、フロントホルダのリブは、フロントホルダの先端壁の内面を直接第1接続端子に当接させる場合と比較すると、第1接続端子との接触面積が小さくなるため、第1接続端子との接触部に弾性変形が生じ易く、各構成部品の寸法公差の影響等で第1接続端子の先端位置にばらつきが生じる場合でも、リブの弾性変形によって、リブと前記第1接続端子との間に安定した接触状態を確保することができ、ガタつき防止機能の信頼性を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、コネクタハウジング相互の嵌合が完了したとき、第1コネクタハウジングの端子収容筒部の外周に嵌合する第2コネクタハウジングの嵌合用筒部は、その先端部の端面、内周及び外周のそれぞれが、パッキンに密着し、パッキンとの密着面積が大きいため、より安定した防水性能を得ることができる。
上記(4)の構成によれば、コネクタハウジング相互の嵌合が完了した状態では、パッキンから嵌合用筒部に作用する付勢力が、第1コネクタハウジングの係止アームと第2コネクタハウジングの係合突起の後端との係合を強める方向に作用するため、よりしっかりと、コネクタハウジング相互を固定することができ、コネクタハウジング相互のガタつきを防止することができる。
本発明による防水コネクタによれば、第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとの嵌合が完了したとき、フロントホルダの先端と第2コネクタハウジングの対向面との間には、隙間が存在していない。しかも、パッキンにより対向面に向かって弾性的に押圧されているため、コネクタハウジング間のガタつきを抑制する力を増大させている。
従って、コネクタハウジング相互の嵌合完了状態においては、フロントホルダの嵌合方向へのガタつきが抑制され、端子接点部の摺動を防止することができ、端子接点部の摩耗を抑止することができる。
本発明に係る防水コネクタの一実施形態の分解斜視図である。 図1に示した第1接続端子の分解斜視図である。 図1に示した第1コネクタハウジング及び第2コネクタハウジングの嵌合完了状態の縦断面図である。 図3のC部の拡大図である。 図3のD部の拡大図である。 図5の要部の拡大図である。 従来の防水コネクタの2つのコネクタハウジングの嵌合前の状態を示す縦断面図である。 図7に示した2つのコネクタハウジングの嵌合完了状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る防水コネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る防水コネクタの一実施形態の分解斜視図、図2は図1に示した第1接続端子の分解斜視図、図3は図1に示した第1コネクタハウジング及び第2コネクタハウジングの嵌合完了状態の縦断面図である。
この一実施形態の防水コネクタ31は、第1コネクタハウジング33と、第2コネクタハウジング34と、環状のパッキン35と、フロントホルダ36と、を備えている。
第1コネクタハウジング33は、図2及び図3に示すように、第1接続端子38を収容する端子収容筒部39と、該端子収容筒部39との間に収容空間40を画成する外郭筒部(フード部)41と、係止アーム(ロックアーム)42と、を備えている。
第1接続端子38は、電線44の端部に圧着接続する電線圧着部38aと、雄型接続端子が嵌合する角筒状の端子嵌合部38bとを備えた雌型接続端子である。第1接続端子38に接続された電線44には、後述する端子収容筒部39の端子収容孔39aとの間の隙間を埋めて外部から端子収容孔39aへの雨滴等の浸入を防止する防水栓45が装着されている。
端子収容筒部39は、図2及び図3に示すように、第1接続端子38をハウジング後端から挿入可能なように、第1接続端子38を収容する端子収容孔39aが、後端から前方に貫通形成されている。端子収容筒部39は、端子収容孔39a内に突出する端子係止ランス39bが一体形成されている。端子係止ランス39bは、基準位置まで端子収容孔39a内に挿入された第1接続端子38の凹部38dに係合して第1接続端子38の抜けを防止する。
端子収容筒部39の外周囲の収容空間40は、後述するパッキン35及び第2コネクタハウジング34の嵌合用筒部を収容する空間である。収容空間40の最奥部には、端子収容筒部39の基端外周に嵌合させたパッキン35を突き当てる突き当て面40aとなっている。
係止アーム42は、第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合が完了したときに、後述する第2コネクタハウジング34の係合突起の後端に係合して第2コネクタハウジング34の抜けを防止する。
第2コネクタハウジング34は、収容空間40に挿入されて端子収容筒部39の外周に環状のパッキン35を介して嵌合する嵌合用筒部47と、該嵌合用筒部47の軸方向(図3では、矢印E方向)中間部の外周に突設された係合突起48と、第1接続端子38に嵌合させる第2接続端子49を嵌合用筒部47の内側に支持した端子支持部50と、を備えている。
係合突起48は、第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合が完了したときに、図3に示すように、後端48aが第1コネクタハウジング33の係止アーム42に係合して、第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合状態をロックされる。
第2接続端子49は、第1接続端子38の端子嵌合部38b内に嵌合する雄型接続端子である。
端子支持部50の内面は、第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合が完了したときに、端子収容筒部39の前方に対峙する対向面50aである。
環状のパッキン35は、端子収容筒部39の基端側外周に嵌合装備されて、第1コネクタハウジング33と前記第2コネクタハウジング34との嵌合が完了した状態のときに、端子収容筒部39と嵌合用筒部47とに密着状態に接触して、これら端子収容筒部39と嵌合用筒部47との間を封止(防水)する。
本実施形態のパッキン35は、図4に示すように、端子収容筒部39と嵌合用筒部47の先端部47aとの間に挟持される内筒部61と、嵌合用筒部47の先端部47aの外周に嵌合する外筒部63と、これら内筒部61と外筒部63の基端を連結して嵌合用筒部47の先端面に当接する連結壁部65と、を備えている。
また、図4に示すように、嵌合用筒部47の先端部47aの内周に密着する内筒部61の外周面、及び先端部47aの外周に密着する外筒部63の内周面には、それぞれ、弾性変形して密着性を高めるリップ(突条)61a,63aが、複数状(図では、3条)に設けられている。各リップ61a,63aは、周方向に連続したリング状に設けられている。
なお、内筒部61の内周面61bは、端子収容筒部39の外周に密着するシール面である。そして、外筒部63の外周面63bは、図3に示すように、外郭筒部41の内周に密着するシール面である。これらの内周面61b及び外周面63bは、いずれも、リップを設けていない平坦なシール面に形成されている。
以上の構成のパッキン35は、図3及び図4に示すように、端子収容筒部39の基端外周に適正に嵌合装備された状態では、連結壁部65が収容空間40の突き当て面40aに突き当たった状態で収容空間40に収容される。
フロントホルダ36は、図2に示すように、端子収容筒部39の先端部39cの外周に嵌合装着される筒状部71と、端子収容孔39aの前方を覆う先端壁73とを備えている。筒状部71は、図5に示すように、その後端(図5では左端)71aをパッキン35の内筒部61の先端61cに当接することにより、環状のパッキン35を抜け止めする。
また、先端壁73は、図5に示すように、第2接続端子49を第1接続端子38側に誘導する端子誘導孔73cを有している。更に、先端壁73の内面には、図5に示すように、端子収容筒部39に収容された第1接続端子38の端子嵌合部38bの先端に当接するリブ75が突設されている。このリブ75は、図3に示すように、端子係止ランス39bとの協働で、端子収容筒部39内の第1接続端子38を挟持固定して、端子収容孔39a内での第1接続端子38のガタつきを規制する。
即ち、フロントホルダ36は、端子収容筒部39の先端部39cに嵌合装着されて、パッキン35の抜け止めを果たすと共に、端子収容孔39aに挿入された第1接続端子38の先端部の位置決めを果たす。更に、本実施形態のフロントホルダ36は、第2コネクタハウジング34の対向面50aを押すことにより、コネクタハウジング33,34間のガタつきを抑える力を増大させると共に、端子係止ランス39bとの協働で、端子収容孔39a内での第1接続端子38のガタつきを規制する。
本実施形態の場合、図3に示すように、第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合が完了したとき、フロントホルダ36の先端(具体的は、先端壁73の前面73a)が、第2コネクタハウジング34の対向面50aに当接すると共に、該フロントホルダ36の後端71aにはパッキン35から対向面50aに向かう押圧力が作用して、フロントホルダ36の嵌合方向(図3の矢印E方向)への移動が規制される。
更に、本実施形態の場合、パッキン35は、図4に示すように外筒部63の先端63cが係合突起48の前端に当接し、係合突起48の後端を係止アーム42に押圧する方向の付勢力を嵌合用筒部47に作用させる。
以上に説明した一実施形態の防水コネクタ31では、図3に示すように、第1コネクタハウジング33と第2コネクタハウジング34との嵌合が完了したとき、フロントホルダ36の先端は第2コネクタハウジング34の対向面50aに当接し、フロントホルダ36の先端と第2コネクタハウジング34の対向面50aとの間には、隙間が存在していない。しかも、パッキン35により対向面に向かって弾性的に押圧されているため、コネクタハウジング33,34間のガタつきを抑える力を増大させている。
従って、コネクタハウジング相互の嵌合完了状態においては、フロントホルダ36の嵌合方向へのガタつきが抑制され、端子接点部の摺動を防止することができ、端子接点部の摩耗を抑止することができる。
また、上記一実施形態の防水コネクタ31では、端子収容筒部39内には、当該端子収容筒部39に挿入された第1接続端子38と係合して第1接続端子38の抜け止めをする端子係止ランス39bが一体形成されている。また、図5に示すように、フロントホルダ36には、端子収容筒部39に収容された第1接続端子38の先端に当接して、端子係止ランス39bとの協働で、端子収容筒部39内の第1接続端子38を挟持固定するリブ75を備えている。
そのため、端子接点部の摩耗を招く第1接続端子38のガタつきを防止することができる。
また、フロントホルダ36のリブ75は、フロントホルダの先端壁の内面を直接第1接続端子に当接させる場合と比較すると、第1接続端子38との接触面積が小さくなるため、第1接続端子38との接触部に弾性変形が生じ易く、各構成部品の寸法公差の影響等で第1接続端子38の先端位置にばらつきが生じる場合でも、リブ75の弾性変形によって、リブ75と第1接続端子38との間に安定した接触状態を確保することができ、ガタつき防止機能の信頼性を向上させることができる。
また、上記一実施形態の防水コネクタ31では、パッキン35は、前記端子収容筒部39と前記嵌合用筒部47との間に挟持される内筒部61と、前記嵌合用筒部47の先端部47aの外周に嵌合する外筒部63と、これら内筒部61と外筒部63の基端を連結して前記嵌合用筒部47の先端面に当接する連結壁部65と、を備えている。
そのため、コネクタハウジング相互の嵌合が完了したとき、第1コネクタハウジング33の端子収容筒部39の外周に嵌合する第2コネクタハウジング34の嵌合用筒部47は、その先端部47aの端面、内周及び外周のそれぞれが、パッキン35に密着し、パッキン35との密着面積が大きいため、より安定した防水性能を得ることができる。
また、上記一実施形態の防水コネクタ31では、第2コネクタハウジング34は、嵌合用筒部47の軸方向中間部の外周に係合突起48を備えている。また、第1コネクタハウジング33は、嵌合用筒部47との間に嵌合用筒部47を収容する収容空間40を画成する外郭筒部41と、第1コネクタハウジング33と前記第2コネクタハウジング34との嵌合が完了するときに前記係合突起48の後端に係合して第2コネクタハウジング34の抜けを防止する係止アーム42と、を備えている。そして、パッキン35は、係合突起48の後端を係止アーム42に押圧する方向の付勢力を嵌合用筒部47に作用させる。
そのため、コネクタハウジング相互の嵌合が完了した状態では、よりしっかりと、コネクタハウジング相互を固定することができ、コネクタハウジング相互のガタつきを防止することができる。
なお、本発明の防水コネクタは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
31 防水コネクタ
33 第1コネクタハウジング
34 第2コネクタハウジング
35 パッキン
36 フロントホルダ
38 第1接続端子
38b 端子嵌合部
38d 凹部
39 端子収容筒部
39b 端子係止ランス
40 収容空間
40a 突き当て面
41 外郭筒部
42 係止アーム
47 嵌合用筒部
47a 先端部
48 係合突起
49 第2接続端子
50 端子支持部
50a 対向面
61 内筒部
61c 先端
63 外筒部
63c 先端
65 連結壁部
71 筒状部
71a 後端
73 先端壁
73a 前面(先端)
75 リブ

Claims (4)

  1. 第1接続端子を収容する端子収容筒部を備えた第1コネクタハウジングと、
    前記端子収容筒部の外周に嵌合する嵌合用筒部の内側に前記第1接続端子に嵌合させる第2接続端子を支持した第2コネクタハウジングと、
    前記端子収容筒部の基端側外周に嵌合装備されて、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合が完了した状態で前記端子収容筒部と前記嵌合用筒部とに密着状態に接触してこれら端子収容筒部と嵌合用筒部との間を封止する環状のパッキンと、
    前記端子収容筒部の先端部に嵌合装着されて前記パッキンの抜け止めと前記第1接続端子の先端部の位置決めとを果たすフロントホルダと、
    を備える防水コネクタであって、
    前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合が完了したとき、前記フロントホルダの先端が前記第2コネクタハウジングの対向面に当接すると共に、前記フロントホルダの後端には前記パッキンから前記対向面に向かう押圧力が作用して、コネクタハウジング間のガタつきを抑える力を増大させると共に、前記フロントホルダの嵌合方向への移動が規制されることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記端子収容筒部内には、当該端子収容筒部に挿入された第1接続端子と係合して第1接続端子の抜け止めをする端子係止ランスが一体形成され、
    前記フロントホルダには、前記端子収容筒部に収容された第1接続端子の先端に当接して、前記端子係止ランスとの協働で、前記端子収容筒部内の第1接続端子を挟持固定するリブを備えたことを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記パッキンは、前記端子収容筒部と前記嵌合用筒部との間に挟持される内筒部と、前記嵌合用筒部の先端部外周に嵌合する外筒部と、これら内筒部と外筒部の基端を連結して前記嵌合用筒部の先端面に当接する連結壁部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記第2コネクタハウジングは、前記嵌合用筒部の軸方向中間部の外周に係合突起を備え、
    前記第1コネクタハウジングは、前記嵌合用筒部との間に前記嵌合用筒部を収容する収容空間を画成する外郭筒部と、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合が完了するときに前記係合突起の後端に係合して前記第2コネクタハウジングの抜けを防止する係止アームと、を備え、
    前記パッキンは、前記係合突起の後端を前記係止アームに押圧する方向の付勢力を前記嵌合用筒部に作用させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の防水コネクタ。
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