JP2009235936A - 内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】差圧検出手段(14)の検出結果に基づいてパティキュレートフィルタ(12)へのパティキュレートの堆積状況を推定し、その堆積状況に基づいて同パティキュレートフィルタの再生を制御する制御装置(22)を備えた内燃機関の排ガス浄化装置において、制御装置は、差圧検出手段により検出された差圧が、パティキュレートフィルタの再生を行った後に生じる差圧よりも小さく設定された所定値以下のときに、排ガス通路(10)におけるパティキュレートフィルタの上流側部分、またはパティキュレートフィルタ入口側から差圧検出手段に至る検出用の通路(16)の破損を判定する判定手段を備えている。
【選択図】図1
Description
請求項5の内燃機関の排ガス浄化装置は、請求項1において、上記制御装置が、上記判定手段により、上記破損が判定されたときに、上記パティキュレートフィルタの再生制御を禁止するよう制御することを特徴とする。
請求項5の内燃機関の排ガス浄化装置によれば、上記破損時には上記パティキュレートフィルタの再生制御が禁止されるので、上記破損の後に、不適切な再生制御が行われることを防止できる。
図1は本発明が適用された内燃機関の排ガス浄化装置を示す全体図、図2及び図3は同内燃機関の排ガス浄化装置の制御内容を示すフローチャート、図4は図3のフローチャートの一部を変形した制御内容を示すフローチャートである。
図1において、ディーゼル式内燃機関2は、図示しないシリンダ及びピストンが内蔵された本体4、同本体4のシリンダ内に燃料を供給する燃料噴射ポンプ6、同シリンダ内に吸入空気を供給する吸気通路8、及び本体4のシリンダからの排ガスを排出する排ガス通路10を有している。排ガス通路10に設けられたパティキュレートフィルタ12は、多孔質で通気性のあるセラミックスなどにより形成され、排ガス中の微粒子(パティキュレート)を捕集するものである。またこのフィルタ12は、その内部の温度の上昇によりフィルタに堆積されたパティキュレートが燃焼されて再生されるものである。差圧センサ14は、排ガス通路10におけるパティキュレートフィルタ12の上流側(入口側)及び下流側(出口側)にそれぞれ配管16及び18を介して接続されており、排ガス通路10におけるフィルタ12の上流側と下流側の差圧(前後差圧)を検出するものである。パティキュレートフィルタ12にはその内部の温度を検出する温度センサ20が取り付けられている。差圧センサ14及び温度センサ20の出力は、制御装置22に入力されている。
制御装置22は、ステップS30において、ステップS4で読み込んだ差圧センサ14の値、すなわち差圧が所定値以下であるか否か判定する。同ステップS30でYESであれば、ステップS32でフィルタ12の過去の再生履歴が検出され、次いでステップS34で過去に再生制御されたことがあるか否か判定される。そして同ステップS34でYESであれば、ステップS34で排ガス通路10におけるパティキュレートフィルタ12の上流側部分、または差圧センサ14への配管16が破損されていると判定し、さらに、(a)運転者への警報装置である警告灯24の点灯、(b)ステップS10で更新した堆積状況の固定(更新禁止)、(c)内燃機関2の吸気系への排ガス還流(EGR)制御の禁止、及び(d)パティキュレートフィルタ12の再生制御の禁止、が実行される。
次に、この実施形態の作用効果を説明する。排ガス通路10におけるパティキュレートフィルタ12の上流側部分、または差圧センサ14への配管16に破損が生じた場合、同フィルタ12の上流側と下流側との差圧が極端に下がり、実質ゼロとなる。この状況になると、制御装置22は、ステップS30でYESと判定し、次いでステップS34でYES、つまりパティキュレートフィルタ12が過去に再生制御されたことがあると判定されれば、ステップS36で、排ガス通路10におけるパティキュレートフィルタ12の上流側部分、または差圧センサ14への配管16が破損されていると判定すると共に、上述の(a)〜(d)が実行される。したがって、もともとフィルタの再生制御においてパティキュレートの捕集量を求めるために設けられた差圧検出手段の出力を利用してこれらの破損を確実に判定することができる。
上記実施形態における再生制御の内容としては、内燃機関2の膨張行程中にシリンダ内に燃料を噴射してパティキュレートフィルタ12内で燃焼させるものであるが、その代わりに、例えば大量の2次空気をフィルタ12に供給し、あるいはフィルタ12内に設けた電熱ヒータによりフィルタ12内を高温にして、フィルタ12内のパティキュレートを燃焼させる等、周知の方法を採用することができる。
また再生制御の終了を定める所定時間についても、再生制御を開始して、温度センサ20により検出されるパティキュレートフィルタ12が設定温度以上になったときに時間の計測を開始し、別途定められた所定時間の経過をもって再生制御を終了する等、周知の方法を採用することができる。
またパティキュレートフィルタ12の前後差圧を検出する差圧センサ14は、排ガス通路10における同フィルタ12の上流側及び下流側にそれぞれ配管16及び18を介して接続されたものであるが、その代わりに該上流側の圧力を検出するセンサと下流側の圧力を検出するセンサを互いに別個に設け、両センサの出力を比較して該差圧を求めるように構成することも可能である。
10 排ガス通路
12 パティキュレートフィルタ
14 差圧センサ
22 制御装置
Claims (6)
- 排ガス通路に設けられ排ガス中の微粒子を捕集するパティキュレートフィルタと、
上記パティキュレートフィルタの上流側と下流側の差圧を検出する差圧検出手段と、
上記差圧検出手段の検出結果に基づいて上記パティキュレートフィルタへのパティキュレートの堆積状況を推定し、その堆積状況に基づいて同パティキュレートフィルタの再生を制御する制御装置を備えた内燃機関の排ガス浄化装置において、
上記制御装置は、
上記差圧検出手段により検出された差圧が、上記パティキュレートフィルタの再生を行った後に生じる差圧よりも小さく設定された所定値以下のときに、上記排ガス通路における上記パティキュレートフィルタの上流側部分、または上記パティキュレートフィルタ入口側から上記差圧検出手段に至る検出用の通路の破損を判定する判定手段を備えていることを特徴とする内燃機関の排ガス浄化装置。 - 上記制御装置は、上記堆積状況を記憶する記憶手段と、同記憶手段に記憶された堆積状況を設定単位時間毎に更新する更新手段とを備え、上記更新手段により更新された堆積状況に基づいて上記パティキュレートフィルタの再生を制御するように構成され、上記判定手段により上記破損が判定されたときに、上記記憶手段に記憶された堆積状況の上記更新手段による更新を禁止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 上記パティキュレートフィルタは、同じ運転状況において、同フィルタが新品のときに生じる差圧が、再生を行った後に生じる差圧よりも小さいタイプであり、
上記制御装置は、上記パティキュレートフィルタが過去に再生されたことがあるか否かを判定する手段を備え、上記差圧検出手段により検出された差圧が、上記所定値以下のときであっても、上記パティキュレートフィルタが過去に再生されたことがない場合には上記排ガス通路の該判定を行わないよう制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。 - 上記制御装置は、上記判定手段により、上記破損が判定されたときに、運転者に対する警報を発する警報手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 上記制御装置は、上記判定手段により、上記破損が判定されたときに、上記パティキュレートフィルタの再生制御を禁止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 上記制御装置は、上記判定手段により、上記破損が判定されたときに、上記内燃機関の燃焼室へ排ガスを還流する制御を禁止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
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