JP2009235647A - 高強度ナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法 - Google Patents

高強度ナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法 Download PDF

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昭夫 田原
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河端  真一
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Abstract

【課題】ナイロン66繊維の製造方法において延伸時の糸切れ・毛羽の発生を抑制し、強力保持率の高いゴム補強用コードを提供する。
【解決手段】(A)チオジプロピオン酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物30〜40重量%、(B)チオジプロピオン酸を除く飽和二塩基酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物40〜50重量%、(C)2個以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物とモノカルボン酸および/またはジカルボン酸との反応物からなり、かつエチレンオキサイド含量が20〜60重量%である分子量が2000〜8000の非イオン活性剤5〜20重量%、(D)ヒンダードフェノール型酸化防止剤0.1〜3重量%、(E)変性ポリオルガノシロキサン0.5〜5重量%を含有するを非水系繊維処理剤を紡糸後、延伸前の段階で付与する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム補強用に使用されるナイロン66繊維の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、ナイロン66繊維を製造するに際し熱延伸および/または熱処理する際の延伸性と耐熱性に優れ、糸切れ、毛羽の発生が少なく、且つゴム補強用コードとして使用した際に強力保持率に優れたナイロン66繊維の製造方法に関するものである。
従来、ナイロン66繊維の製造工程には種々の処理剤が必要に応じて使用されてきたが、近年では生産性向上をはかるべく紡糸、延伸速度が速くなり、それに伴い延伸ローラー等の加熱体の温度も高くなっていることから、ナイロン66繊維用処理剤には耐熱性、潤滑性などの生産工程における性能向上が強く望まれている。
さらに、ナイロン66繊維用処理剤には、得られたナイロン66繊維をゴム補強用コードとして使用する際に十分に特性を発揮しうることも強く要求されている。
すなわち、高強度なナイロン66原糸を得ることはもちろん重要であるが、タイヤコード等に代表されるゴム補強用コードとして使用する際には、ゴムとの接着性、疲労性は勿論のこと高耐久性能で、加硫後のコードの強度が高いことも重要視されてきている。
従来の合成繊維用処理剤としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。
即ち特許文献1では、チオジプロピオン酸エステルに多価アルコールエチレンオキサイド付加物のモノカルボン酸及びジカルボン酸反応物を配合した組成物からなる処理剤が提案されている。
しかし、近年のナイロン66繊維製造工程においては特許文献1に記載された合成繊維用処理剤を適用した場合、延伸ローラー上でのタール化が早く、またできたタール自体も硬いため、延伸時に糸切れや毛羽が多発し、延伸ローラーの清掃周期を短くせざるを得なくなり、操業性が低下するという問題を生じている。
また、ナイロン66繊維は、ゴム補強用コードとして使用する場合、ゴムとの接着を良くするために接着液に浸漬し接着剤を付着させた後ヒートセットして処理コードとするが、接着剤が処理コード内部まで浸透してしまうと処理コードが硬くなってしまい、結果として加硫後コードの強度が著しく低下するという問題があった。
特開平4−34074号公報(特許請求の範囲)
本発明は、ナイロン66繊維の製造方法において延伸時の糸切れ・毛羽の発生を抑制し、強力保持率の高いゴム補強用コードを得ることを可能とし、上述した従来技術が有する問題点も同時に解決する為になされたものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成からなる。
ナイロン66繊維を直接紡糸延伸法により製造するに際し、(A)チオジプロピオン酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物30〜40重量%、(B)チオジプロピオン酸を除く飽和二塩基酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物40〜50重量%、(C)2個以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物とモノカルボン酸および/またはジカルボン酸との反応物からなり、かつエチレンオキサイド含量が20〜60重量%である非イオン活性剤5〜20重量%、(D)ヒンダードフェノール型酸化防止剤0.1〜3重量%、(E)変性ポリオルガノシロキサン0.5〜5重量%を含有する沃素価が4以下の繊維用処理剤を非水系で紡糸後延伸前の段階で付与する事を特徴とするナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法。
本発明によれば、ナイロン66繊維の製造方法において延伸時の糸切れ・毛羽の発生を抑制し、強力保持率の高いゴム補強用コードを得ることができる。
本発明について、以下に詳述する。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤の(A)成分は、チオジプロピオン酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物からなることが必要である。ここでオレイルアルコールなどの不飽和の一価アルコールを用いると、延伸ローラーの汚れが著しく増大し、操業性が低下する。また、ステアリルアルコールなどの直鎖飽和アルコールを用いると、処理剤が固化しやすくなり、製糸工程および後加工工程において接糸部への付着物が増加し、操業性が低下する。
飽和一価分岐アルコールの炭素数が12未満では、製糸工程における発煙が増加して作業環境が悪化し、炭素数が20を超えると、処理剤の拡展性が損なわれ、かつ糸条と延伸ローラーとの摩擦が高くなって、延伸性の低下や毛羽・糸切れの多発を生じ、操業性が悪化する。
炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとしては、イソステアリルアルコール、イソセチルアルコール、オクチルドデシルアルコールなどが挙げられるがこれに限ったものではない。
本発明において(A)成分の全処理剤中に占める割合は、30〜40重量%であるが、30重量%未満では、延伸ローラー上に蓄積するタールの量が多くなり、また、40重量%より多いと、延伸ローラー上に蓄積するタールの量は少ないが、タールが硬くなり、毛羽・糸切れが増加する。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤の(B)成分は、チオジプロピオン酸を除く飽和二塩基酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物からなることが必要である。ここで一価アルコールとしてオレイルアルコールなどの不飽和アルコールを用いると、延伸ローラーの汚れが著しく増大し、操業性が低下する。また、飽和一価アルコールとしてステアリルアルコールなどの直鎖飽和アルコールを用いると、処理剤が固状となり、製糸工程および後加工工程において接糸部への付着物が増加し、操業性が低下する。
飽和一価分岐アルコールの炭素数が12未満では、製糸工程における発煙が増加して作業環境が悪化し、炭素数が20を超えると、処理剤の拡展性が損なわれ、かつ糸条と延伸ローラーとの摩擦が高くなって、延伸性の低下や毛羽・糸切れの多発を生じ、操業性が悪化する。
炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとしては、イソセチルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデシルアルコールなどが挙げられるがこれに限ったものではない。
また、飽和二塩基酸としては、アジピン酸などが挙げられるがこれに限ったものではない。マレイン酸やフマル酸などの不飽和の二塩基酸を用いると、延伸ローラーの汚れが著しく増大し操業性が低下する。
本発明において(B)成分の全処理剤中に占める割合は、40〜50重量%であるが、40重量%未満では、処理剤の拡展性が低下し、かつ糸条と延伸ローラーとの摩擦が高くなって毛羽・糸切れの原因となり、また、50重量%を超えると、集束性が低下して延伸ローラーで糸割れを起こし、操業性が悪化する。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤の(C)成分は、2個以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物とモノカルボン酸および/またはジカルボン酸との反応物からなり、かつエチレンオキサイド含量が20〜60重量%である分子量が2000〜8000の非イオン活性剤であることが必要である。
本発明において(C)成分の2個以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物の具体例としては、硬化ヒマシ油のエチレンオキサイド付加物、ヒマシ油のエチレンオキサイド付加物、ソルビトールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられるが、なかでも好ましくは硬化ヒマシ油のエチレンオキサイド付加物が用いられる。
本発明において(C)成分に付加されるエチレンオキサイドの量は、非イオン活性剤中に20〜60重量%となる割合であるが、エチレンオキサイドの付加量が20重量%未満では、糸の集束性が不足して延伸ローラー上で糸切れが多発する傾向となり、また、接着剤処理工程において、コード内部への接着剤の浸透を抑えることが出来ず、処理コードが硬くなり結果として加硫後のコードの強度が低くなる。またエチレンオキサイドの付加量が60重量%を超えると、処理剤の相溶性が悪化し、(A)成分や(B)成分が分離してしまい処理剤の安定性が低下する。
本発明の(C)成分におけるモノカルボン酸としては、カプリン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などが挙げられるが、なかでもイソステアリン酸の使用が好ましい。
本発明の(C)成分におけるジカルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン酸などが挙げられるが、なかでもアジピン酸の使用が好ましい。
本発明における(C)成分の分子量は、2000〜8000であるが、2000未満では集束性が不足して延伸ローラー上で糸切れ・毛羽が増加し、また接着剤処理工程において、糸内部への接着剤の浸透を抑えることが出来ず、処理コードが硬くなり結果として加硫後のコードの強度が低くなる。また、分子量が8000を超えると、(C)成分の粘着性が増大し処理剤の潤滑性が低下して、毛羽・糸切れが増加する。
本発明において(C)成分の全処理剤中に占める割合は、5〜20重量%であるが、5重量%未満では集束性が不足して延伸ローラー上で糸切れ・毛羽が増加し、また接着剤処理工程において、糸内部への接着剤の浸透を抑えることが出来ず、処理コードが硬くなり結果として加硫後のコードの強度が低くなる。また、20重量%を超えると、処理剤の耐熱性および潤滑性が低下して、延伸ローラーの洗浄周期が短くなり、毛羽・糸切れが増加する。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤の(D)成分であるヒンダードフェノール型酸化防止剤は、フェノール性OH基のオルソ位にt−ブチル基のような嵩高い置換基を有する置換芳香族基を分子中に1個以上有する化合物を含むことが必要である。具体例としては、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンゼン)イソシアヌル酸、3,9−ビス[2−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジ]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカンなどが挙げられるがこれに限ったものではない。
本発明において(D)成分の全処理剤中に占める割合は、0.1〜3重量%であるが、0.1重量%未満では、処理剤の耐熱性が低下して、延伸ローラーの洗浄周期が短くなるだけでなく、毛羽・糸切れが増加する。また3重量%を超えると、処理剤の潤滑性が低下し、糸条と延伸ローラーとの摩擦が高くなって毛羽・糸切れが増加する。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤の(E)成分である変性ポリオルガノシロキサンは、ポリオルガノシロキサンのメチル基を他の有機基で置換したものが必要である。置換基の具体例としては、ヘキシル基、ノニル基、オレイル基、ステアリル基、フェニル基、ベンジル基、スチレン基や、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基などのポリオキシアルキレン基が挙げられるがこれに限ったものではない。
本発明において(E)成分の全処理剤中に占める割合は、0.5〜5重量%であるが、0.5重量%未満では処理剤の潤滑性が低下し、糸条と延伸ローラーとの摩擦が高くなって糸切れ・毛羽が増加する。また5重量%を超えると、離型剤としての作用からゴムとの接着性不良の原因となる。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤トータルでの沃素価は4以下とすることが必要である。沃素価が4を超えると、処理剤の耐熱性が低下して、延伸ローラーの洗浄周期が短くなり糸切れ・毛羽が増加する。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤には、pH調整剤、制電防止剤、粘度安定剤、極圧剤等の調整剤を処理剤の特性を損なわない範囲で追加混合して用いることができ、これらの添加量は処理剤全体に対して5重量%未満である。
本発明のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法に用いられる処理剤は、原液または低粘度鉱物油で希釈した非水系の処理剤として紡糸後延伸前の段階でナイロン66繊維に付与することが必要である。処理剤をナイロン66繊維に付与する方法としては、オイリングローラーあるいはガイド給油装置を用いるなど公知の方法で付与すればよい。
上記処理剤の原糸への付着量は原糸と油剤の合計量を100重量%として、0.5〜2重量%であることが好ましく、0.7〜1.5重量%であることがより好ましい。付着量が0.5重量%未満では、潤滑性が低下し、糸条と延伸ローラーとの摩擦が高くなって糸切れ・毛羽が増加傾向になる。また2重量%を超えると、接着剤の付着を阻害しゴムとの接着性が低下傾向になる。
次に、本発明によるナイロン66ゴム補強用繊維の典型的な製造方法について以下概述する。
本発明においてナイロン66ゴム補強用繊維は、たとえば銅塩およびハロゲン化アルカリ金属等の熱安定剤を含むナイロン66ポリマーを溶融紡糸・延伸して得られる。通常、銅塩は沃化第一銅、臭化第一銅、酢酸銅等を用い、銅としてポリマーに対して30〜100ppm、またハロゲン化アルカリ金属は、沃化カリウム、臭化カリウム、沃化ナトリウム、臭化ナトリウム等を用い、ポリマーに対し0.05〜0.5重量%添加される。熱安定剤はこれらを単独で用いてもよいし複数を組み合わせて用いても良い。
溶融紡糸はエクストルーダー型紡糸機を用い、280〜310℃で溶融し、濾過した後、口金細孔から紡出する。紡出糸条は、口金直下に設置された長さ5〜30cmの加熱筒で囲まれた280℃〜330℃の高温雰囲気中を通過させ、その後15〜30℃の空気を吹きつけて空冷する。冷却固化した糸条に処理剤を、付着量として0.5〜2重量%となるよう付与する。処理剤の成分は前記した通りである。
処理剤が付与された糸条は、所定の速度で回転する引き取りロールに捲回して引き取られる。引き取りロールの速度は300〜1000m/min、好ましくは、500〜800m/minである。引き取られた糸条は、一旦巻き取ることなく、給糸ロールとの間で2〜10%、好ましくは3〜8%のプレストレッチを付与した後、第1延伸ロールとの間で1段目の延伸を行い、引き続き第2延伸ロールとの間で2段目の延伸を行う。次いで、第3延伸ロールとの間で3段目の延伸をおこなった後、弛緩ロールとの間で1〜10%の弛緩を与えながら弛緩熱処理して、巻取り機で巻き取る。引き取りロールおよび給糸ロールは片掛けロール、ネルソン型ロールを用い、第1延伸ロール以降はネルソン型ロールが用いられる。
各ロールの温度は、引き取りロールおよび給糸ロールは40℃以下、第1延伸ロールは80〜150℃、第2延伸ロールは180〜240℃、第3延伸ロールは200〜240℃とする。弛緩ロールは150℃以下、100〜150℃が好ましい。延伸の配分は、1段目の延伸は、全延伸倍率の60〜80%、2段目の延伸倍率は20〜40%、3段目の延伸倍率は5〜20%で行う。全延伸倍率は、4.0〜6.0倍の範囲である。なお、前記プロセスにおいて、第3延伸ロールを省略して2段延伸を行うこともできる。
延伸された糸条は熱セットされ巻き上げられるが、巻き上げ直前に糸条を交絡付与装置に通して交絡を付与する。交絡付与装置は、糸条の速度、糸条の物性、繊度、フィラメント数、巻取り張力等を考慮し、付与する交絡数を満足するような交絡付与装置及び条件を設定して行う。通常は高圧空気を複数のノズルから噴出させ、糸条に略直交して吹きつけることによって間歇的に交絡を付与する。
上記ナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法にて製造されたナイロン66繊維をタイヤコードとして使用する場合を以下該述するが、特に限定されるものではない。
上記製造方法にて製造されたナイロン66繊維に撚り係数1500〜2300の撚りを下撚り及び上撚りそれぞれ反対方向にかけて未処理コードとする。未処理コードはそのまま或いはスダレ状に製織した後ディッピング工程に送られる。ディッピング工程では未処理コードにレゾルシン・ホルマリン・ラテックスからなる接着剤が付与される。接着剤は水性液として塗布または浸漬によって付与され、付着量は3〜6重量%、付与する際のコード張力は繊度あたり0.1〜0.2cN/dtexとすればよい。ディップ工程を通過したコードは接着剤を乾燥させるために、120〜160℃の乾燥ゾーンを30秒〜2分程度通過させ、次いで200〜250℃の高温熱処理ゾーンに送り20秒〜2分程度の緊張熱処理を行う。この時の張力はコードの中間伸度が所望の値になるように次工程のノルマライジングの条件と合わせ調節するが、通常ディップコードの繊度あたり0.5〜1.5cN/dtexの張力をかける。次にコードはノルマライジング工程に送られ弛緩熱処理を受ける。温度は200〜250℃、張力はディップコードの繊度あたり0.5〜1.0cN/dtexで行えばよい。
次に、実施例によって本発明を具体的に説明する。
なお、本文および実施例に用いた物性等の測定方法は以下の通りである。
1.沃素価:JIS K−0070(1992) 6. の方法で沃素価を測定した。なお、一塩化沃素溶液(ウイス液)は(a)法により調製した。
2.硫酸相対粘度:試料2. 5gを98重量%硫酸25mlに溶解し、オストワルド粘度計を用いて25℃で測定した。
3.糸切れ回数:ポリマーの重量で1t分のナイロン66繊維を延伸する間に発生した糸切れ回数により示した(1400dtexの場合、約714万mの長さに相当)。
糸切れ回数=2日間の製糸での糸切れ回数/製糸量(t)
4.毛羽個数:ナイロン66原糸107 m当りの毛羽の個数を毛羽カウンターで計測した。
5.汚れの洗浄性:24時間延伸した後にホットローラーに堆積したタール汚れを、1%重量苛性ソーダ水溶液10mlを染みこませた20cm×20cm大の綿製の雑巾で拭き取り、完全に汚れが落ちるまでの拭き取り回数を測定した。なお、拭き取り5回ごとに10mlの水を噴霧状にしてローラーに吹きかけ汚れの落ち具合を観察した。
6.発煙性:延伸時のホットローラーにおける発煙状態を肉眼観察した。
○;発煙が少ない、×;発煙が多い
7.ホットローラーの汚れ:24時間延伸した後のホットローラー上に付着したタール汚れの状態を肉眼観察した。
○;汚れが少ない、×;汚れが多い
8.原糸の油剤付着量:JIS L1013(1999) 8.27 b)の方法で、ジエチルエ−テル抽出分を測定し、付着油分量とした。
9.原糸の繊度:JIS L−1017(2002) 8.3 a)の方法で正量繊度を測定した。検尺機で原糸100mをサンプリングして、重量を測定し10000mに換算した(100mの重量を100倍した)。測定回数は3回とし、その平均値を求めた。
10.原糸の強度・伸度:JIS L−1017(2002) 8.5 a)標準時試験に示される定速伸長条件で測定した。試料をオリエンテック社製「テンシロンUCT−100」(登録商標)を用い掴み間隔は25cm、引張速度は30cm/分で測定した。また、試験回数は5回とし、その平均値を求めた。なお、伸度はS−S曲線における最大強力を示した点の伸びから求めた。
11.平滑性:東レエンジニアリング(株)製摩擦試験機YF850を使用して、糸速100、300m/分、初期張力4.9Nで直径5cmの固定金属ピン(表面Cr梨地メッキ加工)摩擦体に常温で180度接触させた後の張力から摩擦係数を以下により算出した。
摩擦係数=(測定張力−初期張力)/(測定張力+初期張力)。
12.コードの繊度:JIS L−1017(2002) 8.3 b)の方法で正量繊度を測定した。コード5mをサンプリングして、重量を測定し10000mに換算した(5mの重量を2000倍した)。測定回数は3回とし、その平均値を求めた。接着剤処理コードの繊度は接着剤が付着したままの繊度とした。
13.コードの強度・伸度:JIS L−1017(2002) 8.5 a)標準時試験に示される定速伸長条件で測定した。試料を20℃、65%RHの温湿度調節室で24時間以上調湿後、オリエンテック社製「テンシロンUTL−4L」(登録商標)型引張試験機を使用して、掴み間隔は25cm、引張速度は30cm/分で行った。また、試験回数は5回とし、その平均値を求めた。なお、伸度はS−S曲線における最大強力を示した点の伸びから求めた。
14.接着剤処理コードの硬さ:KES‐FB2(KATO TECH製)を用いて測定した。測定値から、処理コードの硬さを表1の通り級数表示した。測定回数は5回とし、その平均値を求めた。
Figure 2009235647
15.接着剤処理コードとゴムとの接着性:JIS L−1017(2002)の接着力−A法に準じ、接着剤処理コードを未加硫ゴムに埋め込み、5MPaの加圧下で150℃、30分間プレス加硫を行った。放冷後、20℃、65%RHの温湿度調節室で、オリエンテック社製「テンシロンUTL−4L」(登録商標)型引張試験機を使用して、コードをゴムブロックから30cm/分の速度で引き抜き、その引き抜き強力をN/cmで表示した。引き抜き強力が高いほどゴムとの接着性が良好とした。測定回数は5回とし、その平均値を求めた。
16.接着剤処理コードの強力保持率:接着剤処理コードを未加硫ゴムシートに平行に並べ、別の未加硫ゴムシートと合わせてモールドセットし、175℃に設定したヒートプレス機で30分間加硫処理した。加硫処理後、ヒートプレス機からモールドを取り出し直ちにモールドを水冷し、ゴム中のコードを急激に自由収縮させた。次いでゴムシートからコードを取りだし、20℃、65%RHの温湿度調節室に24時間以上放置した後の強力を調湿条件以外は13項と同条件で測定し、未処理コードの強力を100%としたときの強力保持率を以下により算出した。
接着剤処理コードの強力保持率=接着剤処理コードの加硫後強力/未処理コードの強力×100
[実施例1〜3、比較例1〜11]
熱安定剤として、沃化銅を0.02重量%と沃化カリウム0.1重量%および臭化カリウム0.1重量%を含有し、25℃で測定した98重量%硫酸相対粘度が3.7のナイロン66ペレットをエクストルーダー型紡糸機で溶融紡糸した。紡糸温度295℃で溶融し、20μm金属不織布を通して濾過した後、口金細孔から紡出した。2つの口金から、204フィラメントを2糸条紡糸し、口金直下には長さ20cmの加熱筒を設置し、口金面から約25cm間を300℃の高温雰囲気とし、紡出糸条は該高温雰囲気中を通過させた後、20℃の冷風を吹き付けて冷却した。
冷却固化した糸条に、表3の組成からなる処理剤をオイリングローラーにより付与した。なお、表
3に記載のA−1〜E−2と略号で示している油剤成分は表2に記載しているとおりである(A−1〜C−1は松本油脂製薬製、D−1はチバスペシャルティケミカルズ製、E−1は信越化学製の単成分を使用した)。
処理剤が付与された糸条は引取りロールに捲回して引取り、引き続き、給糸ロールとの間で3%のストレッチをかけた。引取りロールおよび給糸ロールは共に水循環ロールを用いて40℃の温度でコントロールした。次いで糸条は給糸ロールと第1延伸ロールの間で1段目の延伸、第2延伸ロールの間で2段目の延伸、第3延伸ロールの間で3段目の延伸をおこなった後、弛緩ロールの間で5%の弛緩処理を施し、交絡付与装置にて糸条に交絡処理した後、巻取機で巻取った。なお、第1延伸ロールは140℃、第2延伸ロールは210℃、第3延伸ロールは240℃、弛緩ロールは150℃とした。各ローラーの周速度は第1延伸ロールを1200m/分、第2延伸ロールを1800m/分、第3延伸ロールを2500m/分の一定として製糸した。製糸の途中で第3延伸ロール部の発煙量を目視確認し、結果を表3に示した。糸条の交絡付与は、交絡付与装置のノズルから走行糸条に略直角方向から高圧空気を噴射、吹き付けて行った。交絡付与装置の前後に走行糸条を規制するガイドを設け、噴射ノズルは2穴タイプを用い、空気圧力を変化させて行った。走行糸条の巻取りは、0.17±0.02cN/dtexの一定張力にて定常の巻取りを行い、1400dtex−204フィラメントのナイロン66繊維を得た。かかる繊維は1チーズ当たり18万m巻取った。それぞれの油剤において約48時間の製糸を実施し、糸切れ回数、毛羽個数、ホットローラー汚れおよび汚れの洗浄性を評価し、結果を表3、4に示した。
また、得られたナイロン66繊維を使用してナイロン66繊維に関する各種評価を行い、結果を表5、6に示した。
さらに、得られたナイロン66繊維に下撚り及び上撚りをそれぞれ反対方向に39×39t/dmでかけて未処理コードを作製し、次いでこの未処理コードにビニルピリジン−スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスであるPYRTEX(日本A&L社製)とスチレンブタジエン共重合体であるJ9049(日本A&L社製)を固形分70/30の割合で混合したラテックス100重量部に対し、28重量%濃度アンモニア水10重量部を混合した混合ラテックス100重量部とレゾルシンとホルムアルデヒドの縮合物であるスミカノール700(住友化学工業製)とホルマリン(シグマアルドリッジジャパン製)を固形分重量比88/12の割合で混合し、6時間熟成することにより固形分濃度6.5重量%の縮合物18重量部を加え24時間熟成した固形分20重量%の接着剤をコンピュートリーター(リツラー社製)にて付着量5重量%となるように付与し、130℃の乾燥ゾーンを90秒通過させ、次いで240℃の高温熱処理ゾーンを50秒間、熱処理ゾーン出口の応力が0.8cN/dtexとなるように張力をかけて通過させた。次にノルマライジングゾーンでは230℃で50秒間、1%の弛緩を与えて熱処理し、接着剤処理コードを得た。
得られた接着剤処理コードを使用して接着剤処理コードに関する各種評価を行い、結果を表5、6に示した。
本発明の製造方法にて得られたナイロン66繊維を使用することにより、強力保持率の高いタイヤコードを得ることができた。
比較例1は沃素価が高く耐熱性が悪いため、ローラーへ汚れが付きやすく糸切れ・毛羽が多いものであった。比較例2〜5はそれぞれ(A)成分および(B)成分の量が本発明の範囲から逸脱しているため、ローラーへのタール付着量が多く、またタールも硬いために糸切れ・毛羽が多いものであった。比較例6は(C)成分の量が少ないため、糸の集束性が悪くなり糸切れ・毛羽が増加し接着剤処理コードの強力保持率も悪いものであった。比較例7は(C)成分の量が多いため、(A)及び(B)成分との相溶性が悪く撹拌後数分で油剤が分離してしまうため、短時間ので試験では製糸できるものの長期間の製糸には適さないものであった。比較例8は(D)成分の量が少ないため、耐熱性が悪く非常に発煙の多いものであった。比較例9は、(D)成分の量が多いためローラーに残留するタールが非常に硬く通常の洗浄ではローラー汚れが取れにくいものであった。比較例10は、(E)成分の量が少ないため、延伸性が悪く糸切れ・毛羽の多いものであった。比較例11は、(E)成分の量が多いため、延伸性は良いもののゴムとの接着性が悪いものであった。
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Claims (2)

  1. ナイロン66繊維を直接紡糸延伸法により製造するに際し、(A)チオジプロピオン酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物30〜40重量%、(B)チオジプロピオン酸を除く飽和二塩基酸と炭素数12〜20の飽和一価分岐アルコールとのジエステル化合物40〜50重量%、(C)2個以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物とモノカルボン酸および/またはジカルボン酸との反応物からなり、かつエチレンオキサイド含量が20〜60重量%である分子量が2000〜8000の非イオン活性剤5〜20重量%、(D)ヒンダードフェノール型酸化防止剤0.1〜3重量%、(E)変性ポリオルガノシロキサン0.5〜5重量%を含有する沃素価が4以下の繊維用処理剤を非水系で紡糸後延伸前の段階で付与する事を特徴とするナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法。
  2. 前記繊維用処理剤をナイロン66原糸に対して、0.5〜2重量%付与する事を特徴とする請求項1記載のナイロン66ゴム補強用繊維の製造方法。
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