JP2009235366A - 室炉式コークス炉及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高圧水供給ポンプ14は炭化室3室に同時に高圧水を供給する能力を有し、高圧水供給ポンプ14の許容最低流量は炭化室1室に供給する高圧水の流量よりも多く、高圧水供給ポンプの下流側には流量計16と流量調整弁20を有し、高圧水流量が許容最低流量以下とならないように、流量調整弁20の開度を調整する。高圧水の供給先が1つの炭化室であるときに既に流量調整弁が開いて高圧水を逃がしているので、高圧水の供給先炭化室がゼロになる際、高圧水流量がゼロとなる瞬間が存在しないので、ポンプのウォーターハンマーが発生することがない。
【選択図】図1
Description
(1)複数の炭化室2が並列して並び、コークス炉発生ガスを各炭化室から上昇管6を経由してドライメーン8に排出する室炉式コークス炉の運転方法であって、各炭化室の上昇管ベンド部7に設けた噴射ノズル9から高圧水を噴射することができ、上記高圧水噴射のための高圧水供給ポンプ14は炭化室3室に同時に高圧水を供給する能力を有し、高圧水供給ポンプ14の許容最低流量は炭化室1室に供給する高圧水の流量よりも多く、高圧水供給ポンプの下流側には供給する高圧水の流量を測定する流量計16を有するとともに、高圧水を逃がすことのできる流量調整弁20を有し、流量計16で測定した高圧水流量が前記許容最低流量以下とならないように、流量調整弁20の開度を調整することを特徴とする室炉式コークス炉の運転方法。
(2)炭化室2に石炭を装入する装炭車5を有し、装炭車5は炭化室2の装入蓋シール装置24を有し、装入蓋シール装置24は石炭を装入する炭化室(以下「装入窯21」という。)とは別の炭化室(以下「シール窯23」という。)の装入蓋10のシールを行うことができ、ある炭化室が装入窯21となって石炭装入が完了すると当該炭化室は続いてシール窯23となって装入蓋10のシールを行い、装入窯21への石炭装入時には装入窯21とそれに隣接する別の炭化室(以下「隣接窯22」という。)の間を連通し、装入窯21については石炭装入開始から高圧水噴射を開始し、当該炭化室については続いてシール窯23となって装入蓋シールを完了するまで高圧水噴射を継続し、隣接窯22については装入窯21への石炭装入開始から終了まで高圧水を噴射することを特徴とする上記(1)に記載の室炉式コークス炉の運転方法。
(3)複数の炭化室2が並列して並び、コークス炉発生ガスを各炭化室から上昇管6を経由してドライメーン8に排出する室炉式コークス炉であって、各炭化室の上昇管ベンド部7には高圧水を噴射することのできる噴射ノズル9を有し、上記高圧水噴射のための高圧水供給ポンプ14、及び各炭化室の高圧水噴射オンオフを切り替える切り替え制御装置28を有し、高圧水供給ポンプ14は炭化室3室に同時に高圧水を供給する能力を有し、高圧水供給ポンプ14の許容最低流量は炭化室1室に供給する高圧水の流量よりも多く、高圧水供給ポンプ14の下流側には供給する高圧水の流量を測定する流量計16を有するとともに、高圧水を逃がすことのできる流量調整弁20及び流量調整装置17を有し、流量調整装置17は、流量計16で測定した高圧水流量が前記許容最低流量以下とならないように、流量調整弁20の開度を調整することを特徴とする室炉式コークス炉。
(4)炭化室2に石炭を装入する装炭車5を有し、装炭車5は炭化室の装入蓋シール装置24を有し、装入蓋シール装置24は石炭を装入する炭化室(以下「装入窯21」という。)とは別の炭化室(以下「シール窯23」という。)の装入蓋10のシールを行うことができ、ある炭化室が装入窯21となって石炭装入が完了すると当該炭化室は続いてシール窯23となって装入蓋10のシールを行うことができ、装入窯21への石炭装入時には装入窯21とそれに隣接する別の炭化室(以下「隣接窯22」という。)の間を連通するジャンパーパイプ13を有し、切り替え制御装置28は、装入窯21については石炭装入開始から高圧水噴射を開始し、当該炭化室については続いてシール窯23となって装入蓋シールを完了するまで高圧水噴射を継続し、隣接窯22については装入窯21への石炭装入開始から終了まで高圧水を噴射することを特徴とする上記(3)に記載の室炉式コークス炉。
2 炭化室
3 燃焼室
4 装入口
5 装炭車
6 上昇管
6a 装入窯上昇管
6b 隣接窯上昇管
6c シール窯上昇管
7 ベンド部
7a 装入窯ベンド部
7b 隣接窯ベンド部
7c シール窯ベンド部
8 ドライメーン
9 噴射ノズル
10 蓋
11 ミニスタンドパイプ
12 蓋
13 ジャンパーパイプ
14 高圧水供給ポンプ
15 低圧水供給ポンプ
16 流量計
17 流量調整装置
18 高圧安水系統
19 低圧安水系統
20 流量調整弁
21 装入窯
22 隣接窯
23 シール窯
24 装入蓋シール装置
25 石炭装入装置
26 三方弁
27 オンオフ弁
28 切り替え制御装置
29 圧力計
30 オンオフ弁制御装置
31 高圧水供給ポンプ供給能力
32 許容最低流量
34 装炭車集塵装置
Claims (4)
- 複数の炭化室が並列して並び、コークス炉発生ガスを各炭化室から上昇管を経由してドライメーンに排出する室炉式コークス炉の運転方法であって、各炭化室の上昇管ベンド部に設けた噴射ノズルから高圧水を噴射することができ、
上記高圧水噴射のための高圧水供給ポンプは炭化室3室に同時に高圧水を供給する能力を有し、該高圧水供給ポンプの許容最低流量は炭化室1室に供給する高圧水の流量よりも多く、
高圧水供給ポンプの下流側には供給する高圧水の流量を測定する流量計を有するとともに、高圧水を逃がすことのできる流量調整弁を有し、
上記流量計で測定した高圧水流量が前記許容最低流量以下とならないように、前記流量調整弁の開度を調整することを特徴とする室炉式コークス炉の運転方法。 - 炭化室に石炭を装入する装炭車を有し、該装炭車は炭化室の装入蓋シール装置を有し、該装入蓋シール装置は石炭を装入する炭化室(以下「装入窯」という。)とは別の炭化室(以下「シール窯」という。)の装入蓋のシールを行うことができ、ある炭化室が装入窯となって石炭装入が完了すると当該炭化室は続いてシール窯となって装入蓋のシールを行い、装入窯への石炭装入時には装入窯とそれに隣接する別の炭化室(以下「隣接窯」という。)の間を連通し、装入窯については石炭装入開始から高圧水噴射を開始し、当該炭化室については続いてシール窯となって装入蓋シールを完了するまで高圧水噴射を継続し、隣接窯については装入窯への石炭装入開始から終了まで高圧水を噴射することを特徴とする請求項1に記載の室炉式コークス炉の運転方法。
- 複数の炭化室が並列して並び、コークス炉発生ガスを各炭化室から上昇管を経由してドライメーンに排出する室炉式コークス炉であって、各炭化室の上昇管ベンド部には高圧水を噴射することのできる噴射ノズルを有し、上記高圧水噴射のための高圧水供給ポンプ、及び各炭化室の高圧水噴射オンオフを切り替える切り替え制御装置を有し、
前記高圧水供給ポンプは炭化室3室に同時に高圧水を供給する能力を有し、該高圧水供給ポンプの許容最低流量は炭化室1室に供給する高圧水の流量よりも多く、
高圧水供給ポンプの下流側には供給する高圧水の流量を測定する流量計を有するとともに、高圧水を逃がすことのできる流量調整弁及び流量調整装置を有し、
該流量調整装置は、上記流量計で測定した高圧水流量が前記許容最低流量以下とならないように、前記流量調整弁の開度を調整することを特徴とする室炉式コークス炉。 - 炭化室に石炭を装入する装炭車を有し、該装炭車は炭化室の装入蓋シール装置を有し、該装入蓋シール装置は石炭を装入する炭化室(以下「装入窯」という。)とは別の炭化室(以下「シール窯」という。)の装入蓋のシールを行うことができ、ある炭化室が装入窯となって石炭装入が完了すると当該炭化室は続いてシール窯となって装入蓋のシールを行うことができ、装入窯への石炭装入時には装入窯とそれに隣接する別の炭化室(以下「隣接窯」という。)の間を連通するジャンパーパイプを有し、
前記切り替え制御装置は、装入窯については石炭装入開始から高圧水噴射を開始し、当該炭化室については続いてシール窯となって装入蓋シールを完了するまで高圧水噴射を継続し、隣接窯については装入窯への石炭装入開始から終了まで高圧水を噴射することを特徴とする請求項3に記載の室炉式コークス炉。
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2008
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