JP6052201B2 - コークス炉及びコークス炉操業方法 - Google Patents
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Description
(1)炭化室を有するコークス炉であって、前記炭化室に連通しているガス導管と、該ガス導管の質量を測定する質量測定装置と、を有することを特徴とするコークス炉。
(2)上記(1)に記載のコークス炉を操業するコークス炉操業方法であって、石炭を前記炭化室に装入し、前記炭化室で石炭を乾留し、乾留によって生じた、タール成分を含む気体が前記ガス導管を通過する際に、前記ガス導管に堆積するタールを、前記質量測定装置で測定された質量データを指標にして、除去することを特徴とするコークス炉操業方法。
(3)予め、前記コークス炉を操業して、軟粘性である前記タールの粘性状態を示す性状と、前記質量測定装置で測定される質量データと、の関係を求め、軟粘性であるタールの流動性が悪化する、前記タールの性状の閾値を定め、該閾値に対応する質量データを、前記関係から求めておき、前記質量測定装置で測定された質量データが、前記閾値に対応する質量データを超える場合に、前記ガス導管に堆積するタールを除去することを特徴とする上記(2)に記載のコークス炉を操業するコークス炉操業方法。
[1]試験的に、コークス炉1の操業しておく。予め、その試験的な操業の際に測定される質量データと、質量測定位置におけるドライメン内から採取された軟粘性のタール20の粘性状態を示す性状と、の関係を求めておく。前記性状としては、軟粘性のタール20の粘度が考えられる。図1及び図2からわかるように、ロードセル10は、複数のバックステイ4上に存在していることになるが、そのうちの1つを前記質量データの元となる測定装置と決めておけばよい。測定質量と採取されたタールの粘度との関係の一例を示すグラフを図3に示す。
[2]更に、予め、軟粘性のタール20の流動性が悪化して固形状のタール21になる、軟粘性のタール20の性状を調査しておく。軟粘性のタールが固形状になる理由は、タールに、重合反応などの化学反応が生じたり成分が変化したり、また結晶性物質が析出したりして、軟粘性であった粘性が更に高くなるからである。図3のような関係が得られる理由としては、ドライメン内に堆積したタールの量が多いほど、堆積物の内部は安水やコークス炉から発生した軽質のタールと接触する機会が少なくなり、軽質のタールによって堆積物が溶解されにくく、粘度がさらに上がるとともに流動性が悪化して安水に押し流されにくくなるためと考えられる。このように流動性が悪化して固形化したタール性状の閾値としては、例えば、タール20の粘度が1000[Pa・sec]に定めることができ、この粘度を超えると、タール20は、粘り気が強くなり固形状のタール21となる。また、他には、図3のグラフから、測定質量の変動量に対するタールの粘度の変動量の割合が急激に増大する粘度の値を閾値としてもよい。また、流動性が悪化して安水に押し流されにくくなる粘度を実験的に、または経験的に求めて閾値としてもよい。このように、予め閾値(基準)を定めておく。
[3]上記[1]で求めた質量データと性状との関係に基づき、上記[2]で求めた閾値に対応する質量データを求めておく。
[4]コークス炉1の実際の操業中に、ロードセル10で測定している質量データが、上記[3]で求めた、閾値に対応する質量データを超える場合に、軟粘性のタール20をドライメン配管9から除去する。
2 炭化室
3 燃焼室
4 バックステイ
5 装炭口
6 装炭車
7 上昇管
8 ベンド配管
9 ドライメン配管
10 ロードセル(質量測定装置)
11 冷却スプレーノズル
12 濡れ壁スプレーノズル
13a〜13c コントロールバルブ
14 三方弁
15 高圧安水配管
16 低圧安水配管
17 ビッチューメンシール
20 軟粘性のタール
21 固形状のタール
22 安水
Claims (3)
- 炭化室を有するコークス炉であって、
前記炭化室に連通しているガス導管と、
該ガス導管の質量を測定する質量測定装置と、
該質量測定装置で測定された質量データを指標にして、前記ガス導管に接続した流体噴出ノズルを動作させる手段と、
を有することを特徴とするコークス炉。 - 炭化室を有し、前記炭化室に連通しているガス導管と、該ガス導管の質量を測定する質量測定装置とを有するコークス炉を操業するコークス炉操業方法であって、
石炭を前記炭化室に装入し、前記炭化室で石炭を乾留し、
乾留によって生じた、タール成分を含む気体が前記ガス導管を通過する際に、前記ガス導管に堆積するタールを、前記質量測定装置で測定された質量データを指標にして、除去することを特徴とするコークス炉操業方法。 - 予め、前記コークス炉を操業して、軟粘性である前記タールの粘性状態を示す性状と、前記質量測定装置で測定される質量データと、の関係を求め、
軟粘性であるタールの流動性が悪化する、前記タールの性状の閾値を定め、
該閾値に対応する質量データを、前記関係から求めておき、
前記質量測定装置で測定された質量データが、前記閾値に対応する質量データを超える場合に、前記ガス導管に堆積するタールを除去することを特徴とする請求項2に記載のコークス炉を操業するコークス炉操業方法。
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