JP5217577B2 - 室炉式コークス炉の運転方法及び室炉式コークス炉 - Google Patents

室炉式コークス炉の運転方法及び室炉式コークス炉 Download PDF

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Description

本発明は、炭化室に石炭を装入する際に発生する発生ガスを吸引するに際しての室炉式コークス炉の運転方法及び室炉式コークス炉に関するものである。
室炉式コークス炉は、多数の炭化室と燃焼室とが交互に配置され、炭化室に装入した石炭を高温で乾留し、コークスを製造する。図5にコークス炉炭化室の断面図を示す。コークス乾留中に発生するコークス炉ガスは、各炭化室2の天井部23に設けた上昇管6からベンド部7を経て、集合管であるドライメーン8にガスが排出される。ベンド部7内に安水が噴射され、安水噴射のエジェクター効果によってコークス炉ガスが吸引される。ベンド部7から噴射する安水の系統としては、低圧安水と高圧安水とが準備される。石炭乾留中はコークス炉ガス発生量が比較的少ないので、低圧安水をベンド部から噴射してコークス炉ガスの吸引を行う。
原料石炭は装炭車5によって炭化室の上部に運ばれ、炭化室2の天井部23に設けられた装入口4から装入される。高温状態にある炭化室内に石炭を装入すると、石炭中に含まれる揮発分が急激に揮発し、大量のガスが発生する。石炭装入時には、ベンド部から噴射する安水を、低圧安水から高圧安水に切り替え、ガス吸引量の増大を図る。しかし、石炭装入時に大量に発生するガスは、高圧安水を噴射したとしても、上昇管からのガス吸引のみでは吸引しきれない。従来のコークス炉においては、装炭車5に設けた装炭車集塵装置34によってガスを吸引し、上昇管6からのガス吸引と装炭車集塵装置24によるガス吸引によって、石炭装入時の発生ガスを吸引していた。
近年、石炭を装入する炭化室2(以下「装入窯21」ともいう。)とそれに隣接する炭化室(以下「隣接窯22」ともいう。)を協働させ、装入窯21で発生する大量のガスを、装入窯21と隣接窯22両方の上昇管を経由してドライメーン8へのみ吸引する方法が採用され始めた。例えば、非特許文献1、非特許文献2に記載されている。
各炭化室の天井部23を貫通してコークス炉炉上に突出する縦パイプを設ける。図4に示すように、以下、この縦パイプを「ミニスタンドパイプ11」と呼ぶ。ミニスタンドパイプ11は、各炭化室の上昇管6と反対側の端部付近に設ける。各炭化室のミニスタンドパイプ11が、同じ間隔で1列に並んで配置される。隣接する炭化室の2つのミニスタンドパイプ間を連通することのできるジャンパーパイプ13を設ける。多数の炭化室のうちの一の炭化室に石炭を装入するに際し、その炭化室(装入窯21)のミニスタンドパイプと、それに連接する炭化室(隣接窯22)のミニスタンドパイプの間をジャンパーパイプ13で連通する。これにより、装入窯21と隣接窯22の間はジャンパーパイプ13を介して連通することになる。そして、装入窯21と隣接窯22の両炭化室とも、ベンド部7から高圧安水を噴射し、ガス吸引量の増大を図る。これにより、従来のように装炭車に装炭車集塵装置を設けることなく、装入窯への石炭装入時に発生する大量のガスを、装入窯と隣接窯の両方からそれぞれの上昇管を経てドライメーンに吸引・排出することが可能となる。
多数の炭化室を有する室炉式コークス炉において、石炭を装入する炭化室は、コークス炉炉上に配置した装炭車が移動することによって順次次の炭化室に移行する。上記ジャンパーパイプ13は装炭車5に設けられ、装炭車5の移動にともなってジャンパーパイプ13は位置を移動する。ある時点で石炭を装入する装入窯21の上に装炭車5が移動すると、ジャンパーパイプ13はその装入窯21に設けられたミニスタンドパイプ11と、装入窯に隣接する隣接窯22に設けられたミニスタンドパイプ11との間を連通するように位置が決まる。その位置でジャンパーパイプ13を下降することにより、ジャンパーパイプ13の2つの先端部は、2つのミニスタンドパイプ先端部と接合する。なお、ジャンパーパイプを接合する装入窯と隣接窯以外の炭化室については、ミニスタンドパイプ11の先端に蓋33をかぶせておく。
各炭化室に高圧安水と低圧安水を供給する系統について、図1(b)に示す。各炭化室に接続するベンド部7に低圧安水系統19と高圧安水系統18のいずれの安水系統から供給するかについては、各炭化室に設けられた三方弁26の操作によって選択される。ジャンパーパイプを用いる上記室炉式コークス炉においては、その時点での装入窯21と接続するベンド部7a、隣接窯22と接続するベンド部7bには高圧安水系統18が選択され、それ以外の乾留窯については低圧安水系統19が選択される。高圧安水を同時に2窯(装入窯と隣接窯)に供給するため、高圧安水供給量としては、装入窯21と隣接窯22の合計発生ガスを十分に吸引できるように定められる。高圧安水ポンプ14の容量がこのような考え方に基づいて定まる。
炭化室に石炭を装入するに際してのガス発生量は、装入開始直後が最も多く、乾留中のガス発生量の5倍程度のガスが発生する。ジャンパーパイプを用いる室炉式コークス炉における高圧安水の供給量は、装入開始時の最もガス発生量が多い時期において、装入窯(石炭装入中)での発生ガス量と隣接窯(乾留中)での発生ガス量の合計を、装入窯と隣接窯の各ベンド部に高圧安水を噴射することによって吸引できる能力が要求される。
図1(b)に示すように、高圧安水系統18は1系統であり、1台の高圧安水ポンプ14から供給される高圧安水が、三方弁26の操作によって装入窯21と隣接窯22に供給される。従って、高圧安水噴射量は、装入窯21と隣接窯22とで同じ噴射量である。このような条件下で、装入窯と隣接窯で発生する合計のガスを吸引することができるように、高圧安水供給量が定められる。このため、高圧安水の所要量が大きく、安水を処理するための安水処理ラインの負荷が過重となっていた。
石炭装入時の装入窯のガス発生量は、図2(a)に示すように、装入開始から時間が経過すると次第に減少する。しかし、高圧安水の供給量は一定であるため、ガス吸引能力を下げることができず、装入の末期には吸引能力が大きすぎ、炭化室への空気の吸い込みが発生していた。
ジャンパーパイプを用いる従来の方法では、石炭装入時に微粉炭の一部が上昇管からドライメーンに排出される、いわゆるキャリーオーバーが発生していた。
本発明は、石炭装入時にジャンパーパイプを用いて発生ガスを吸引する室炉式コークス炉において、高圧安水の所要量を低減し、装入末期における炭化室への空気の吸い込みを減少し、炭化室からの微粉炭のキャリーオーバーを減少することのできる室炉式コークス炉の運転方法、及び当該運転方法を実現する室炉式コークス炉を提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下の通りである。
(1)複数の炭化室2が並列して並び、各炭化室から上昇管6とベンド部7を経てドライメーン8に接続され、ベンド部7には低圧安水と高圧安水から選択して安水を供給する室炉式コークス炉の運転方法において、
石炭を装入する炭化室である装入窯21と、装入窯に隣接する炭化室である隣接窯22との間をジャンパーパイプ13によって連通し、装入窯21に石炭を装入する際には、装入窯21と隣接窯22に接続されたベンド部7から高圧安水を噴射することによって発生ガスの吸引を行い、装入窯高圧安水比Rを下記(1)式のように定め、石炭の装入初期には装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とし、装入開始後の時間経過と共に装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることを特徴とする室炉式コークス炉の運転方法。
装入窯高圧安水比R=(装入窯高圧安水流量)/((装入窯高圧安水流量)+(隣接窯高圧安水流量)) (1)
(2)高圧安水ポンプ14の出側から高圧安水系統を2系統設け、第1系統16、第2系統17のいずれも各炭化室に接続したベンド部7から噴射可能であり、第1系統16は系統分岐部とベンド部供給部との間に流量調整弁20を設け、第1系統16を経由した安水を装入窯21に接続するベンド部7aから噴射し、第2系統17を経由した安水を隣接窯22に接続するベンド部7bから噴射し、流量調整弁20の開度調整によって装入窯高圧安水比Rを制御することを特徴とする上記(1)に記載の室炉式コークス炉の運転方法。
(3)装入窯21に接続されたベンド部7aから噴射する高圧安水の流量と、隣接窯22に接続されたベンド部7bから噴射する高圧安水の流量との合計流量を一定に保持することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の室炉式コークス炉の運転方法。
(4)複数の炭化室2が並列して並び、各炭化室から上昇管6とベンド部7を経てドライメーン8に接続され、ベンド部7には低圧安水と高圧安水から選択して安水を供給する室炉式コークス炉において、
石炭を装入する炭化室である装入窯21と、装入窯に隣接する炭化室である隣接窯22との間を連通することのできるジャンパーパイプ13を有し、高圧安水ポンプ14の出側から高圧安水系統を2系統設け、第1系統16、第2系統17のいずれも各炭化室に接続したベンド部7から噴射可能であり、第1系統16は系統分岐部とベンド部供給部との間に流量調整弁20を設け、各炭化室に供給する安水系統の選択及び流量調整弁の制御を行う流量制御装置24を有し、
流量制御装置24は、装入窯21に石炭を装入する際には、第1系統16を経由した安水を装入窯に接続するベンド部7aから噴射し、第2系統17を経由した安水を隣接窯に接続するベンド部7bから噴射し、装入窯に接続されたベンド部7aと隣接窯に接続されたベンド部7bから高圧安水を噴射することによって発生ガスの吸引を行い、装入窯高圧安水比Rを下記(1)式のように定め、石炭の装入初期には前記流量調整弁20の開度を小さくすることによって装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とし、装入開始後の時間経過と共に流量調整弁20の開度を全開に近づけるように変化させることによって装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることを特徴とする室炉式コークス炉。
装入窯高圧安水比R=(装入窯高圧安水流量)/((装入窯高圧安水流量)+(隣接窯高圧安水流量)) (1)
本発明は、装入窯と隣接窯の間をジャンパーパイプによって連通し、装入窯と隣接窯の両方について高圧安水を噴射して発生ガスの吸引を行うに際し、石炭の装入初期には装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とし、装入開始後の時間経過と共に装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることにより、合計の高圧安水所要量を低減することができる。
本発明が対象とするコークス炉は、複数の炭化室が並列して並ぶ室炉式コークス炉である。図4に示すように、コークス乾留中に発生するコークス炉ガスは、各炭化室2の天井部23に設けた上昇管6からベンド部7を経て、集合管であるドライメーン8にガスが排出される。ベンド部内7に設けた噴射ノズル9から安水が噴射され、安水噴射のエジェクター効果によってコークス炉ガスが吸引される。
図4に示すように、各炭化室2には、炭化室2の天井部23を貫通してコークス炉炉上に突出する縦パイプを有する。縦パイプの先端部は開口している。この縦パイプを「ミニスタンドパイプ11」と呼ぶ。ミニスタンドパイプ11は、通常は各炭化室2の上昇管6と反対側の端部付近に設ける。各炭化室のミニスタンドパイプ11が、同じ間隔で炭化室配列方向に1列に並んで配置される。
隣接する炭化室の2つのミニスタンドパイプ間を連通することのできるジャンパーパイプ13を設ける。ジャンパーパイプ13は装炭車5に設けられ、上下動が可能である。装炭車5の移動にともなってジャンパーパイプ13は炭化室配列方向に移動する。
多数の炭化室のうちの一の炭化室に石炭を装入するに際し、その炭化室(装入窯21)のミニスタンドパイプ11と、それに連接する炭化室(隣接窯22)のミニスタンドパイプ11の間をジャンパーパイプ13で連通する。これにより、装入窯21と隣接窯22の間はジャンパーパイプ13を介して連通することになる。そして、装入窯21と隣接窯22の両炭化室とも、ベンド部7から高圧安水を噴射し、ガス吸引量の増大を図る。これにより、従来のように装炭車に装炭車集塵装置を設けることなく、装入窯への石炭装入時に発生する大量のガスを、装入窯21と隣接窯22の両方からそれぞれの上昇管6を経てドライメーン8に吸引・排出することが可能となる。なお、ジャンパーパイプ13を接合する装入窯と隣接窯以外の炭化室については、ミニスタンドパイプの先端に蓋33をかぶせておく。
前述のとおり、コークス乾留中及び石炭装入時に発生するコークス炉ガスは、各炭化室2の天井部23に設けた上昇管6からベンド部7を経て、集合管であるドライメーン8にガスが排出される。ベンド部内7に設けた噴射ノズル9から安水が噴射され、安水噴射のエジェクター効果によってコークス炉ガスが吸引される。ベンド部7から噴射する安水の系統としては、低圧安水と高圧安水とが準備される。石炭乾留中はコークス炉ガス発生量が比較的少ないので、低圧安水をベンド部から噴射してコークス炉ガスの吸引を行う。
装入窯に石炭を装入するに際しては、装入窯と隣接窯の間をジャンパーパイプによって連通するとともに、装入窯と隣接窯の両方についてベンド部の噴射ノズルから噴出する安水系統を高圧安水系統に切り替え、発生ガスの吸引を行う。各炭化室に接続するベンド部に低圧安水と高圧安水のいずれの安水系統から供給するかについては、三方弁の操作によって選択される。ジャンパーパイプを用いる従来のコークス炉においては、装入窯と隣接窯とに均等に高圧安水が供給され、それぞれの噴射ノズルから均等に高圧安水が噴射されていた。
図2(a)に石炭装入の時間経過とガス発生量の関係を示す。石炭の装入を開始した初期において、装入窯21で発生する発生ガス量は最大量となる。このときの装入窯発生ガス量を10とおき、以下、各窯、各時点でのガス発生量を相対的に表現する。隣接窯22は石炭を乾留中であり、こちらのガス発生量は2程度である。装入窯21でのガス発生量は、石炭装入開始からの時間経過と共に減少し、装入末期においてはガス発生量が6程度となる。
石炭装入初期において、図3(a)に示すように、装入窯21の中はまだ石炭が充填されておらず、発生したガスはさほどの抵抗を受けることなく、ガス流れ29を形成して上昇管6a及びミニスタンドパイプ13に到達することができる。一方、図3(b)に示すように、隣接窯22はコークス乾留中であり、炭化室内の空隙は装入炭28と天井部23との間の僅かな隙間のみである。そのため、装入窯21のミニスタンドパイプからジャンパーパイプ13を経て隣接窯に入った装入窯の発生ガスは、隣接窯22の天井部付近の僅かな隙間にガス流れ29を形成し、隣接窯上昇管6bに到達するまでの区間、装入窯21に比べて大きな通気抵抗を受けることとなる。
ところで、従来方法において、装入窯21と隣接窯22それぞれの噴射ノズル9から供給される高圧安水は同じ量であり、ガス吸引能力も同様であるため、装入窯21から直接装入窯上昇管6aに排出される方は通気抵抗が小さいため多くのガスが吸引され、装入窯21からジャンパーパイプ13と隣接窯22を経由して隣接窯上昇管6bに排出される方は装入窯21に比べて抵抗が大きいため少量のガスしか吸引されないという実態であった。具体的には、装入初期に装入窯で発生する発生ガス10のうち、8.5程度が装入窯上昇管6aから排出され、装入窯発生の残りの1.5及び隣接窯で発生する発生ガス2の合計3.5が、隣接窯上昇管6bから排出されていた。そして、これだけの発生ガスを吸引するために、高圧安水として、例として挙げるコークス炉において、装入窯21と隣接窯22のそれぞれに30m3/H(圧力3.5MPa)の高圧安水が必要とされた。
本発明においては、装入窯と隣接窯に同量の高圧安水を供給する上記従来の方法において、隣接窯側は装入窯側に比べて隣接窯内の通気抵抗が大きいことから吸引能力が不足し、一方で装入窯側は通気抵抗が小さいことから吸引能力に余力があることを明らかにした。そして、装入初期において、隣接窯側の高圧安水供給量を装入窯側に比べて増大し、一方で装入窯側については高圧安水供給量を減少することとすれば、装入窯と隣接窯の合計高圧安水供給量を削減できることを明らかにした。具体的には、高圧安水の圧力を3.5MPaのままで保持し、装入窯の高圧安水供給量を30m3/Hから22.5m3/Hに減少し、隣接窯の高圧安水供給量を30m3/Hから33m3/Hに増大する。このとき、発生ガス排出量は、装入窯上昇管6aを通しての排出量が8.5から6.5に減少し、隣接窯上昇管6bを通しての排出量が3.5から5.5に増大する。装入窯と隣接窯合計のガス排出量は同一(12)であるのに対し、合計の高圧安水供給量を60m3/Hから55.5m3/Hに減少することが可能となった。
以上のとおり、装入窯高圧安水比Rを下記(1)式のように定め、石炭の装入初期には装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とすることにより、装入窯と隣接窯合計の高圧安水供給量を低減することが可能となった。
装入窯高圧安水比R=(装入窯高圧安水流量)/((装入窯高圧安水流量)+(隣接窯高圧安水流量)) (1)
従来方法において、石炭装入の初期に装入窯で発生する発生ガス10のうち、8.5程度が装入窯上昇管6aから排出されていた。装入窯21の内部において、天井部の装入口4から石炭を装入した結果として、大量の微粉炭が浮遊している。このような状況において装入窯上昇管6aから発生ガス量の85%という大量のガスを排出する結果として、浮遊する微粉炭が排出ガスに伴われてドライメーン8に排出されていた。いわゆるキャリーオーバーである。
本発明においては、装入初期において装入窯上昇管6aから排出するガスの量が減少するため、装入窯上昇管6aへ向かうガスの流速が減少し、ガスに伴われて排出される微粉炭の量を低減することができる。即ち、炭化室からの微粉炭のキャリーオーバーを減少することが可能になる。
本発明において、装入初期の装入窯と隣接窯それぞれへの高圧安水の供給量は、装入初期の発生ガスをすべて吸引するに十分な量となっている。一方、装入開始から時間が経過するとともに、装入窯での発生ガス量は漸次低減する。これに対し、装入の全期間を通じて同じガス吸引能力を保持したのでは、装入の中期から末期にかけてはガス発生量よりもガス吸引能力の方が勝ってしまい、炭化室への空気の吸い込みが発生することになる。
本発明においては、石炭装入期間中、装入窯と隣接窯それぞれへの高圧安水供給量を一定に保持するのではなく、装入開始後の時間経過と共に装入窯高圧安水比((装入窯高圧安水流量)/(装入窯と隣接窯合計の高圧安水流量))Rを0.5に近づけるように変化させる。これにより、石炭装入期間中、時間の経過と共に、装入窯高圧安水供給量は増大するので装入窯上昇管からのガス吸引能力は増大し、隣接窯高圧安水供給量は減少するので隣接窯上昇管からのガス吸引能力は減少するが、装入窯と隣接窯合計のガス吸引能力は減少する方向である。そのため、装入開始からの時間の経過と共に装入窯でのガス発生量は減少するものの、同時に装入窯・隣接窯合計のガス吸引能力も減少するので、装入末期における炭化室への空気の吸い込みを減少することができる。
例えば、ジャンパーパイプを用いる方法での装入窯と隣接窯合計の高圧安水供給量が、従来の60m3/Hから本発明法の55.5m3/Hに減少する上記事例の場合、装入末期において、従来法も本発明法も装入窯と隣接窯に均等に高圧安水を供給しているので、装入窯、隣接窯ともに、装入末期は従来法に比較して本発明法は高圧安水供給量が減少し、発生ガス吸引能力も減少していることがわかる。
石炭の装入末期において、装入窯のガス発生量が6、乾留中の隣接窯のガス発生量が2程度であるとき(装入初期の装入窯ガス発生量を10としている)、合計の高圧安水供給量が55.5m3/Hであるから、装入窯と隣接窯それぞれに均等に高圧安水を27.74m3/Hずつ供給する。このとき、装入窯の上昇管からは4だけのガスが吸引され、隣接窯の上昇管からは4だけのガスが吸引される。
本発明において、石炭装入期間中に装入窯高圧安水比Rを時間とともに変化させるために、図1(a)に示すような高圧安水系統を用いることとすると好ましい。
即ち、高圧安水ポンプ14の出側から分岐させ、高圧安水系統を第1系統16と第2系統17の2系統設ける。第1系統16、第2系統17のいずれも各炭化室に接続したベンド部7から噴射可能とする。低圧安水ポンプ15に接続した低圧安水系統19についても、各炭化室に接続したベンド部7から噴射可能とする。通常は、各炭化室毎に、三方弁26を直列で2個設置し、第1高圧安水系統16、第2高圧安水系統17、低圧安水系統19のいずれかを選択できるように配置する。第1系統16は系統分岐部とベンド部供給部との間に流量調整弁20を設ける。
石炭装入時、第1系統16(流量調整弁20を有する系統)を経由した安水を装入窯21に接続するベンド部7aから噴射し、第2系統17を経由した安水を隣接窯22に接続するベンド部7bから噴射する。流量調整弁20を全開とすれば、装入窯21と隣接窯22に均等に高圧安水が供給され、装入窯高圧安水比Rは0.5となる。流量調整弁20を絞ることにより、第1系統16に流れる高圧安水が減少し、かわりに第2系統17に流れる高圧安水が増加するので、装入窯高圧安水比Rは0.5より小さい値となる。
石炭の装入初期には、流量調整弁20の開度を絞り、装入窯高圧安水比を0.5より小さい値とする。装入開始後の時間経過と共に流量調整弁20の開度を全開に近づけ、これによって装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることができる。即ち、流量調整弁20の開度調整によって装入窯高圧安水比Rを制御する。
上記のように装入窯21と隣接窯22に供給する高圧安水の比率を変化させるに際し、装入窯に接続されたベンド部7aから噴射する高圧安水の流量と、隣接窯に接続されたベンド部7bから噴射する高圧安水の流量との合計流量を一定に保持すると好ましい。これにより、装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値としたときに装入窯・隣接窯合計のガス吸引能力を好適に増大し、装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけたときに合計のガス吸引能力を好適に低減することができる。結果として、装入初期に必要とする高圧安水の合計流量を低減することが可能となり、また装入末期に炭化室への空気巻き込みを低減することができる。通常は、高圧安水ポンプ14を1台設置し、この高圧安水ポンプから2系統に分岐して使用する。これにより、この高圧安水ポンプの安水供給能力が、高圧安水の合計流量となる。
石炭装入は概ね90秒〜300秒程度の時間内に行われる。本発明のコークス炉運転方法において、石炭装入時間を130秒とした場合、装入初期の装入窯と隣接窯への高圧安水流水比率を装入窯:隣接窯=35:65(装入窯高圧安水比R=0.35)とし、約50秒後に装入窯:隣接窯=50:50(装入窯高圧安水比R=0.5)となるように穏やかにフィードフォワード制御すると良い。なお、石炭装入時間が130秒である場合、ガス発生量がピークとなるのは装入開始後8秒程度である。装入窯高圧安水比を順次増加させる制御は、石炭装入時間の前半40%程度までに行うのが効率的である。石炭装入時間が130秒であれば、40%はほぼ上記で採用した50秒に対応する。
装入窯高圧安水比Rの制御方法としては、上記のようなフィードフォワード制御の他、以下のようなフィードバック制御を行っても良い。即ち、ジャンパーパイプの隣接窯側もしくは隣接窯上昇管部に圧力検出端を設置し、当該圧力が一定になるように装入窯高圧安水比Rを制御する。ジャンパーパイプ部の圧力は、炉仕様に依存するが、−400〜600Pa程度であり、隣接窯上昇管部の圧力は−800〜−1000Pa程度とすると好適である。
本発明で用いる室炉式コークス炉において、高圧安水の圧力は5.0〜8.0MPa程度、低圧安水の圧力は3.0〜3.5MPa程度とすると好ましい。
次に、本発明の室炉式コークス炉について説明する。
本発明の室炉式コークス炉は、図4に示すように、複数の炭化室2が並列して並び、各炭化室から上昇管6とベンド部7を経てドライメーン8に接続され、ベンド部7には低圧安水と高圧安水から選択して安水を供給する室炉式コークス炉において、石炭を装入する炭化室である装入窯21と、装入窯に隣接する炭化室である隣接窯22との間を連通することのできるジャンパーパイプ13を有する。図1(a)に示すように、高圧安水ポンプ14の出側から高圧安水系統を2系統設け、第1系統16、第2系統17のいずれも各炭化室に接続したベンド部7から噴射可能であり、第1系統16は系統分岐部とベンド部供給部との間に流量調整弁20を設け、各炭化室に供給する安水系統の選択及び流量調整弁20の制御を行う流量制御装置24を有する。通常は、各炭化室毎に、三方弁26を直列で2個設置し、第1高圧安水系統16、第2高圧安水系統17、低圧安水19のいずれかを選択できるように配置する。
流量制御装置24は、装入窯21に石炭を装入する際には、装入窯21に第1高圧安水系統16を接続し、隣接窯22に第2高圧安水系統17を接続する。装入窯21と隣接窯22以外の炭化室については、低圧安水系統19を接続しておく。これにより、第1系統16を経由した高圧安水を装入窯に接続するベンド部7aから噴射し、第2系統17を経由した高圧安水を隣接窯に接続するベンド部7bから噴射する。装入窯に接続されたベンド部7aと隣接窯に接続されたベンド部7bから高圧安水を噴射することによって発生ガスの吸引を行う。さらに流量調整装置24は、石炭の装入初期には流量調整弁20の開度を小さくし、装入開始後の時間経過と共に流量調整弁20の開度を全開に近づけるように変化させる。これにより、石炭の装入初期には装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とし、装入開始後の時間経過と共に装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることができる。
以上のように、本発明の室炉式コークス炉を用いることにより、本発明の好ましいコークス炉運転を実施することが可能となる。
室炉式コークス炉と安水供給系統を示す図であり、(a)は本発明例、(b)は従来例である。 石炭装入中の時間経過を示す図であり、(a)は装入窯での発生ガス量の時間経過、(b)(c)は高圧安水合計供給量、装入窯高圧安水比、発生ガス分配を示す図であり、(b)は本発明例、(c)は従来例である。 装入窯と隣接窯のガス流れ状況を示す図である。 ジャンパーパイプを用いたコークス炉を示す図であり、(a)は装入窯の断面図、(b)はB−B断面図、(c)は(b)のジャンパーパイプを上昇した状況を示す図である。 ジャンパーパイプを用いない従来のコークス炉を示す断面図である。
符号の説明
1 コークス炉
2 炭化室
3 燃焼室
4 装入口
5 装炭車
6 上昇管
6a 装入窯上昇管
6b 隣接窯上昇管
7 ベンド部
7a 装入窯ベンド部
7b 隣接窯ベンド部
8 ドライメーン
9 安水噴射ノズル
11 ミニスタンドパイプ
13 ジャンパーパイプ
14 高圧安水ポンプ
15 低圧安水ポンプ
16 第1高圧安水系統
17 第2高圧安水系統
18 高圧安水系統
19 低圧安水系統
20 流量調整弁
21 装入窯
22 隣接窯
23 天井部
24 流量制御装置
26 三方弁
28 装入炭
29 ガス流れ
34 装炭車集塵装置

Claims (4)

  1. 複数の炭化室が並列して並び、各炭化室から上昇管とベンド部を経てドライメーンに接続され、ベンド部には低圧安水と高圧安水から選択して安水を供給する室炉式コークス炉の運転方法において、
    石炭を装入する炭化室である装入窯と、装入窯に隣接する炭化室である隣接窯との間をジャンパーパイプによって連通し、装入窯に石炭を装入する際には、装入窯と隣接窯に接続されたベンド部から高圧安水を噴射することによって発生ガスの吸引を行い、装入窯高圧安水比Rを下記(1)式のように定め、石炭の装入初期には装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とし、装入開始後の時間経過と共に装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることを特徴とする室炉式コークス炉の運転方法。
    装入窯高圧安水比R=(装入窯高圧安水流量)/((装入窯高圧安水流量)+(隣接窯高圧安水流量)) (1)
  2. 高圧安水ポンプの出側から高圧安水系統を2系統設け、第1系統、第2系統のいずれも各炭化室に接続したベンド部から噴射可能であり、第1系統は系統分岐部とベンド部供給部との間に流量調整弁を設け、第1系統を経由した安水を装入窯に接続するベンド部から噴射し、第2系統を経由した安水を隣接窯に接続するベンド部から噴射し、前記流量調整弁の開度調整によって装入窯高圧安水比Rを制御することを特徴とする請求項1に記載の室炉式コークス炉の運転方法。
  3. 装入窯に接続されたベンド部から噴射する高圧安水の流量と、隣接窯に接続されたベンド部から噴射する高圧安水の流量との合計流量を一定に保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の室炉式コークス炉の運転方法。
  4. 複数の炭化室が並列して並び、各炭化室から上昇管とベンド部を経てドライメーンに接続され、ベンド部には低圧安水と高圧安水から選択して安水を供給する室炉式コークス炉において、
    石炭を装入する炭化室である装入窯と、装入窯に隣接する炭化室である隣接窯との間を連通することのできるジャンパーパイプを有し、高圧安水ポンプの出側から高圧安水系統を2系統設け、第1系統、第2系統のいずれも各炭化室に接続したベンド部から噴射可能であり、第1系統は系統分岐部とベンド部供給部との間に流量調整弁を設け、各炭化室に供給する安水系統の選択及び流量調整弁の制御を行う流量制御装置を有し、
    前記流量制御装置は、装入窯に石炭を装入する際には、第1系統を経由した安水を装入窯に接続するベンド部から噴射し、第2系統を経由した安水を隣接窯に接続するベンド部から噴射し、装入窯に接続されたベンド部と隣接窯に接続されたベンド部から高圧安水を噴射することによって発生ガスの吸引を行い、装入窯高圧安水比Rを下記(1)式のように定め、石炭の装入初期には前記流量調整弁の開度を小さくすることによって装入窯高圧安水比Rを0.5より小さい値とし、装入開始後の時間経過と共に流量調整弁の開度を全開に近づけるように変化させることによって装入窯高圧安水比Rを0.5に近づけるように変化させることを特徴とする室炉式コークス炉。
    装入窯高圧安水比R=(装入窯高圧安水流量)/((装入窯高圧安水流量)+(隣接窯高圧安水流量)) (1)
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