JP2009234564A - パワーユニットのマウント構造 - Google Patents

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【課題】エンジンからの入力荷重を抑える強度と、衝突時に必要な破断強度とを両立することができるパワーユニットのマウント構造を提供する。
【解決手段】マウント部材20は、衝撃吸収部材からなるサイドフレーム2に設けられる弾性支持部21に弾性支持され、弾性支持部21の後方においてパワーユニット10を支持するブラケット22と、車体の前後方向に延びて形成されるとともにパワーユニット10の前後方向の振動を減衰させ、ブラケット22に連結ボルトB5を介して弾性支持されるトルクロッド23と、弾性支持部21の前方において、ブラケット22との間にトルクロッド23が位置した状態において、ブラケット22と連結ボルトB5とを連結するスティフナ24と、を備え、スティフナ24はブラケット22よりも剛性が低く形成されるように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンと変速機を備えた車両用のパワーユニットのマウント構造に関する。
一般に、車体前部の構造としては、車両の衝突時に受ける衝突エネルギを車体の変形によって吸収する構造が採用されている。また、エンジンと変速機とを備えた横置型のパワーユニットが搭載されたいわゆるFF方式の車両では、エンジンのトルク反力(入力荷重)によって前後方向に振動が発生する。このような前後方向の振動を防止するための対策として、車体の前後方向に延びるトルクロッドを設けて、トルクロッドの一端を衝撃吸収構造の車体フレームに弾性支持させ、他端をパワーユニットに弾性支持させる技術が開示されている。
しかし、トルクロッドは車両の前後方向に延びるように配置されるため、衝突時に衝撃吸収構造の車体フレームが変形したときに、トルクロッドが突っ張り棒のように機能して、衝撃吸収のストロークおよびエンジンと車体フレームとの分離性を十分に確保できず、車体フレームによる衝撃吸収が阻害されるという問題があった。
そこで、通常時には、エンジンのトルク反力(入力荷重)による前後方向の振動を防止するように機能するとともに、衝突時のみ破断してフレーム変形による衝撃吸収を阻害することのないトルクロッドを備えたパワーユニットのマウント構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−2070号公報(図4)
しかしながら、従来のトルクロッドを備えたパワーユニットのマウント構造では、エンジンから受けるトルク反力(入力荷重)を抑えるための強度と、衝突時に必要な破断強度とは接近した入力荷重および方向になるので、両立しない場合がある。特に、瞬時に高出力を発生するエンジンの場合には、エンジン駆動時のトルク反力(入力荷重)がさらに大きくなって、破断に必要な入力荷重との間でさらに接近し、両立するのがより難しくなるという問題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、エンジンからの入力荷重を抑える強度と、衝突時に必要な破断強度とを両立することができるパワーユニットのマウント構造を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンと変速機とを備えたパワーユニットを、マウント部材を介して車体に取り付けるパワーユニットのマウント構造において、前記マウント部材は、前記車体の前後方向に延びて衝撃吸収部材からなる車体フレームに設けられる弾性支持部と、前記弾性支持部に弾性支持され、前記弾性支持部の後方において前記パワーユニットを支持するブラケットと、前記車体の前後方向に延びて形成されるとともに前記パワーユニットの前後方向の振動を減衰させ、前記ブラケットに連結部材を介して弾性支持されるトルクロッドと、前記弾性支持部の前方において、前記ブラケットとの間に前記トルクロッドが位置した状態において、前記ブラケットと前記連結部材とを連結するスティフナと、を備え、前記スティフナは、前記ブラケットよりも剛性が低く形成されるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、衝突時の荷重が入力された場合には、剛性の低いスティフナが変形して、トルクロッドのカラーが倒れることで、トルクロッドのロッド部に対して回転モーメントによる曲げ応力が発生し、この曲げ応力によってトルクロッドの剛性の低い脆弱部が破断する。これにより、衝突時にトルクロッドが突っ張りとして機能することがなくなり、車体フレームの衝撃吸収ストロークを長く取ることができる。よって、車体フレームによる衝撃吸収が阻害されることがない。
本発明によれば、エンジンからの入力荷重を抑える強度と、衝突時に必要な破断強度とを両立することができる。
本実施形態のパワーユニットのマウント構造を示す平面図である。 本実施形態におけるマウント部材を示す分解斜視図である。 本実施形態におけるマウント部材の組立後の状態を示す斜視図である。 本実施形態のパワーユニットのマウント構造を示す側面図である。 (a)はトルクロッドが正常に組み付けられた場合の断面図、(b)は誤組された場合の断面図、(c)は比較例としての従来構造の断面図である。
図1に示すように、本実施形態のパワーユニット10のマウント構造は、マウント部材20を介して、エンジン11と変速機12とを備えたパワーユニット10が車体1に取り付けられて構成されている。
なお、車体1のフロント部は、クラッシャブル構造であり、車幅方向(左右方向)の両側にサイドフレーム2(右側のみ図示)、ダンパハウジング3(右側のみ図示)などを備えている。サイドフレーム2は、衝突時に変形することにより衝撃力を吸収する衝撃吸収部材により構成され、前後方向に延び、かつ、高さ方向の略中央部に位置している(図4参照)。ダンパハウジング3は、ダンパ、コイルスプリング、アームなどからなるフロントサスペンションが収納されるように構成されている。
パワーユニット10は、右側にエンジン11、左側に変速機12が設けられた横置型のものである。
マウント部材20は、弾性支持部21と、ブラケット22と、トルクロッド23と、スティフナ24とが組み合わされて構成され、弾性支持部21がサイドフレーム2に、ブラケット22がパワーユニット10に、トルクロッド23がダンパハウジング3の車体固定用ブラケット4にそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、弾性支持部21は、パワーユニット10から受ける上下振動を減衰する機能を有し、筒状に形成された金属性のケース21aの内部にゴムなどの弾性材(図示せず)が充填された構造を有している。また、ケース21aには、前後方向の側面にボルト孔(図示せず)を備えたフランジ部21b,21bが一対に形成され、締結ボルトB1,B1,B1,B1を介してサイドフレーム2の上面にケース21aが固定されている。また、弾性支持部21には、ケース21aの上面に形成された穴21cから、弾性材(図示せず)に支持された取付ボルトB2が突出して形成されており、後記するブラケット22の下面に固定されている。
また、弾性支持部21は、パワーユニット10による上下方向の振動を所定範囲内に規制するストッパ25を備えている。このストッパ25は、ケース21aに取り付けられており、弾性支持部21から上方に突出した取付ボルトB2が挿通される貫通孔25a1が形成されている。貫通孔25a1に挿通された取付ボルトB2は、ブラケット22の下面に螺着されて固定されるようになっている。
ブラケット22は、例えば鉄などの金属材料を鋳造して形成され、車体1の前後方向に延びて形成されている。また、ブラケット22は、前端部に後記するスティフナ24が取り付けられるスティフナ取付部22aと、このスティフナ取付部22aの後方にトルクロッド23が取り付けられるトルクロッド取付部22bと、このトルクロッド取付部22bの後方にパワーユニット10(エンジン11)が取り付けられるパワーユニット取付部22cとを有している。
スティフナ取付部22aは、上方に突出して形成された円柱状の固定部22a2,22a2を有し、各固定部22a2の上面にねじ穴22a1が形成されている。
トルクロッド取付部22bは、後記するトルクロッド23の一端(前端)を取り付ける際の連結ボルト(連結部材)B5が螺着されるねじ穴22b1が形成されている。
パワーユニット取付部22cは、前後方向に並んでボルト挿通孔(図示せず)が形成されており、締結ボルトB4,B4を介してパワーユニット10の右側側面に形成されたフランジ(図示せず)を介して固定するようになっている。
また、ブラケット22は、トルクロッド取付部22bとパワーユニット取付部22cとの間に、車幅方向内側(図1の図示左側)に湾曲する湾曲部22dを有し、パワーユニット取付部22cがサイドフレーム2の内側側面よりも車幅方向の内側に位置するようになっている。
トルクロッド23は、エンジン11の駆動時の前後方向の振動を抑える機能を有し、例えば鉄などの金属材料の鋳造により、小径の筒体23aと、大径の筒体23bと、筒体23aと筒体23bとを接合するロッド部23cとが一体となって構成されている。
また、トルクロッド23は、筒体23aの中心に筒体23aよりも小径のカラー23a1と、筒体23bの中心に筒体23bよりも小径のカラー23b1とを有し、筒体23aとカラー23a1との間の空間にゴムなどの弾性体23a2、筒体23bとカラー23b1との間の空間にゴムなどの弾性体23b2がそれぞれ固着されている。ちなみに、弾性体23a2は、車幅方向の両側の一部が貫通して形成され、弾性体23b2は、カラー23b1からロッド部23cに向けて車幅方向両側に斜めに延びて形成されている。なお、これら弾性体23a2,23b2の形状は本実施形態に限定されるものではない。
ロッド部23cは、その軸方向が車体1の前後方向に向くように配置され、その一部が薄肉状に形成された薄肉部23c1を有している。この薄肉部23c1は、筒体23aの周縁部に沿い、かつ、中央部において筒体23bに向けて、略T字状に形成されている。このような薄肉部23c1を設けることにより、トルクロッド23の一部が他の部分よりも剛性が低い脆弱部となっている。
なお、トルクロッド23において、脆弱部を形成する手段としては、薄肉にする方法に限定されず、剛性の低い別の材質の部材を組み合わせて構成するようにしてもよい。
スティフナ24は、金属製の板材を折り曲げて略三角形状に形成され、後端の角部24aにボルト挿通孔24a1が形成され、前端の左右両側の角部24b,24bにボルト挿通孔24b1,24b1が形成されている。また、スティフナ24は、角部24b,24bにおいて、下方にL字状に折り曲げられて構成されている。
図2および図3に示すように、連結ボルトB5がスティフナ24のボルト挿通孔24a1、トルクロッド23のカラー23a1に挿通されて、ブラケット22のトルクロッド取付部22bのねじ穴22b1に螺着されて固定される。また、ボルトB3,B3がスティフナ24のボルト挿通孔24b1,24b1に挿通され、固定部22a2,22a2に螺着されて固定される。これにより、トルクロッド23の一端(前端)がブラケット22に弾性支持される。
また、トルクロッド23は、締結ボルトB6が、車体固定用ブラケット4の一方の板部4aに形成されたねじ挿通孔(図示せず)、カラー23b1、他方の板部4bに形成されたねじ挿通孔(図示せず)にそれぞれ挿通され、ナットNを介して連結される。これにより、トルクロッド23の他端(後端)が車体1に弾性支持される。
次に、本実施形態のパワーユニット10のマウント構造における作用について図4を参照して説明する。通常の場合は、まず、図4において破線矢印で示すように、パワーユニット10(エンジン11)から受けるトルク反力(入力荷重)Tが、ブラケット22の後端部に作用する。この場合の入力荷重は、剛性の高いブラケット22のパワーユニット取付部22cおよびトルクロッド取付部22bを通って、さらにスティフナ24においては、角部24a,24bを通って、トルクロッド23に伝達される。このときスティフナ24の入力は変形強度を下回る。したがって、トルク反力Tによる入力荷重によってはトルクロッド23が破損することはなく、トルクロッド23によるトルク反力Tを確実に減衰させることができる。
一方、車両が衝突した場合には、図4において実線矢印で示すように、衝突荷重Fがブラケット22の前端部に作用する。このような衝突荷重が入力されると、剛性が十分に確保されたブラケット22では変形することなく受け止められ、剛性の低いスティフナ24が直ちに変形することで、カラー23a1の上部がボルトB3側に倒れ、トルクロッド23の筒体23aに、図示反時計回り方向の回転モーメントMが作用する。この回転モーメントMは、ロッド部23cに対して曲げ荷重として作用する。したがって、トルクロッド23には、衝突荷重Fに加えて回転モーメントMによる曲げ荷重も生じることになる。
このように、トルクロッド23に回転モーメントMによる曲げ荷重が作用すると、ロッド部23cの薄肉部23c1が最も破壊し易い脆弱部となる。なお、破壊には破断のみならず、座屈などの弾性変形を超える塑性変形も含まれるものとする。車両の衝突時、薄肉部23c1には、衝突荷重Fによる軸方向への応力に加えて回転モーメントMによる曲げ応力が作用することで、例えば、薄肉部23c1のS点において破断することとなる。トルクロッド23が破断することで、トルクロッド23が突っ張りとして機能することがなくなり、パワーユニット10は後方に移動可能となる。その結果、サイドフレーム2の衝撃吸収ストロークを長く確保することが可能になり、衝突エネルギを十分吸収することが可能になる。
なお、本実施形態では車両の右側の上部のみを図示して説明したが、左側の上部には上下振動を減衰させるマウント(弾性支持部21に相当するもの)が設けられ、右側の下部にはパワーユニット10の前後方向の振動を減衰させるマウント(トルクロッド23に相当するもの)が設けられている。
ところで、トルクロッド23は、その上下の向きにおいて特性差があり、上下の形状差異が少ない場合、上下逆さまに誤組されるおそれがある。すなわち、図5(c)に示すようにカラー101の貫通孔101sに連結ボルトB100が挿通され、ネジ溝b12がブラケット22に螺着される構造では、トルクロッド23が上下どちらの向きで組み付けられたとしても、連結ボルトB100は、カラー101の貫通孔101sを貫通して、ブラケット22のねじ穴22b1に螺着することが可能になり、トルクロッド23が誤組されるおそれがある。
なお、上下の向きにおける特性差の具体例としては、トルクロッド23のホルダ形状および筒体23a,23bに設けられた弾性体23a2,23b2の配置の違いにより、主に以下のものを挙げることができる。例えば、(1)衝突時の破損モードの特性差、(2)エンジン11の振動伝達特性差、(3)エンジン11の揺動時のストッパ特性差、(4)弾性体23a2,23b2の耐久特性差、(5)組み付け、取り外し性(生産性、整備性)などを挙げることができる。ちなみに、誤組した状態で使用された場合の不具合として、前記(1)の場合、車両衝突時にエンジンルーム内で、意図した破損モードにならないおそれがある。前記(2)の場合、振動伝達率が悪化し、操縦安定性、乗り心地、騒音・振動が悪化するおそれがある。前記(3)の場合、エンジン11が意図した変位とはならず、エンジンルーム内の部品干渉による破損や、異音、エンジン11の揺動感により、操縦安定性、乗り心地、騒音・振動が悪化するおそれがある。前記(4)の場合、トルクロッド23の弾性体23a2,23b2が早期に破損するおそれがある。前記(5)の場合、トルクロッド23の上下反転組み付け(誤組)のおそれがある。
そこで、図5(a)に示す実施形態では、カラー23a1と、連結ボルトB50とで誤組を防止する構造を構成した。なお、カラー23a1は、弾性体23a2を介してトルクロッド23に固着されている。
カラー23a1は、円筒状に形成され、連結ボルトB50が挿通される大径の孔部23s1と、この孔部23s1よりも小径の孔部23s2とが連続して形成された貫通孔23sを有している。大径の孔部23s1は、連結ボルトB50の基端側(スティフナ24側)に位置し、小径の孔部23s2は、連結ボルトB50の先端側(ブラケット22側)に位置している。すなわち、カラー23a1の貫通孔23sは、連結ボルトB50が挿入される側から、貫通孔23sの途中において内径が縮小する段差部P1を有している。
連結ボルトB50は、フランジb1を有するいわゆるフランジボルトであり、大径の軸部b2と、この軸部b2よりも小径の軸部b3とから成り、軸部b3の先端部分の周面にねじ溝b4が形成されている。すなわち、連結ボルトB50は、軸方向の途中において、外径が縮小する段差部P2が形成され、かつ、軸部b2がカラー23a1の孔部23s1と嵌合するとともに軸部b3がカラー23a1の孔部23s2と嵌合するように構成されている。
このようなトルクロッド23の誤組防止構造では、図5(a)に示すように正常に組み付けられた場合、トルクロッド23に設けられたカラー23a1をブラケット22とスティフナ24とで挟んだ状態において、連結ボルトB50が、スティフナ24のボルト挿通孔24a1およびカラー23a1の貫通孔23sに挿通され、ねじ溝b4がブラケット22のねじ穴22b1に螺着される。この場合、連結ボルトB50の小径の軸部b3がカラー23a1の小径の孔部23s2に嵌合し、かつ、連結ボルトB50の大径の軸部b2がカラー23a1の大径の孔部23s1に嵌合するようにして連結ボルトB50が貫通孔23sに挿通され、連結ボルトB50のねじ溝b4がブラケット22のねじ穴22b1に螺着されることによって、トルクロッド23が連結ボルトB50を介してブラケット22に組み付け可能となる。
このように、カラー23a1と連結ボルトB50の嵌合形状を段付きの異形にして、組付方向を一意(一方向)に規制することにより、トルクロッド23が誤組されるのを防止できる。ちなみに、図5(b)に示すように、トルクロッド23の上下面を逆にして誤組しようとした場合、カラー23a1の向きが上下逆さまになるので、連結ボルトB50がカラー23a1の貫通孔23sに挿入されたとしても、連結ボルトB50の段差部P2がカラー23a1の貫通孔23sの開口部と干渉して、それ以上連結ボルトB50を挿入できなくなり、トルクロッド23の誤組が防止されることになる。
1 車体
2 サイドフレーム(車体フレーム)
10 パワーユニット
11 エンジン
12 変速機
20 マウント部材
21 弾性支持部
22 ブラケット
23 トルクロッド
23a1 カラー
23c ロッド部
23c1 薄肉部
24 スティフナ
B5 連結ボルト(連結部材)

Claims (1)

  1. エンジンと変速機とを備えたパワーユニットを、マウント部材を介して車体に取り付けるパワーユニットのマウント構造において、
    前記マウント部材は、
    前記車体の前後方向に延びて衝撃吸収部材からなる車体フレームに設けられる弾性支持部と、
    前記弾性支持部に弾性支持され、前記弾性支持部の後方において前記パワーユニットを支持するブラケットと、
    前記車体の前後方向に延びて形成されるとともに前記パワーユニットの前後方向の振動を減衰させ、前記ブラケットに連結部材を介して弾性支持されるトルクロッドと、
    前記弾性支持部の前方において、前記ブラケットとの間に前記トルクロッドが位置した状態において、前記ブラケットと前記連結部材とを連結するスティフナと、を備え、
    前記スティフナは、前記ブラケットよりも剛性が低く形成されるように構成したことを特徴とするパワーユニットのマウント構造。
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