JP2009232252A - Ip電話装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができる電話装置を提供すること。
【解決手段】 電話本体20は、複数の通話デバイス50,70,80のそれぞれの通話デバイス情報を取得する。電話本体20は、内線網110から送信されたINVITEを受信する。電話本体20は、複数の通話デバイス50,70,80のそれぞれの通話デバイス情報を含むMESSAGEを内線網110に送信する。内線網110のユーザは、1つの通話デバイスを選択することができる。電話本体20は、この選択結果を受信することができる。電話本体20は、選択された通話デバイスが内線網10に存在する場合は、その通話デバイスに通話要求通知指示を送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電話本体20は、複数の通話デバイス50,70,80のそれぞれの通話デバイス情報を取得する。電話本体20は、内線網110から送信されたINVITEを受信する。電話本体20は、複数の通話デバイス50,70,80のそれぞれの通話デバイス情報を含むMESSAGEを内線網110に送信する。内線網110のユーザは、1つの通話デバイスを選択することができる。電話本体20は、この選択結果を受信することができる。電話本体20は、選択された通話デバイスが内線網10に存在する場合は、その通話デバイスに通話要求通知指示を送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、IP網を利用して電話通信を行なうIP電話装置に関する。特に、他の電話装置から送信された通話要求を受信すると、通話要求通知を行なうIP電話装置に関する。なお、「通話要求通知」という用語は、最も広義に解釈されるべきものであり、通話要求が受信されたことをユーザに通知することが可能である様々な手法を含む概念である。例えば、「通話要求通知」の一例として、音を出力すること(鳴動させること)、振動させること、所定の表示を行なうこと、ランプの挙動を変えること等を挙げることができる。
下記の特許文献1には、ファクシミリ装置と複数の子機が1つの内線網に存在するシステムが開示されている。ファクシミリ装置は、通話要求を受信すると、使用中以外の子機(待機中の子機)に通話要求通知指示を送信する。これにより、待機中の子機を鳴動させることができる。
特許文献1のシステムは、電話をかけてくるユーザの意図にかかわらず、同じ挙動を示す(待機中の子機が鳴動する)。即ち、特許文献1の技術では、電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができない。
本明細書では、電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができる電話装置を提供する。
本明細書によって開示される1つの技術は、IP網を利用して電話通信を行なうIP電話装置である。このIP電話装置は、識別情報取得手段とテキストデータ作成手段と通話要求受信手段とテキストデータ送信手段と第1識別情報受信手段と第1通話要求通知指示送信手段と第1音声データ転送手段とを備える。
識別情報取得手段は、複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得する。例えば、ユーザは、IP電話装置に各通話デバイスの識別情報を入力してもよい。この場合、識別情報取得手段は、各通話デバイスの識別情報を入力することをユーザに許容する手段(例えばユーザが操作する操作手段)であると言い換えることができる。また、例えば、後述するように、識別情報取得手段は、無線通信を行なうことによって、IP電話装置の周囲に存在する各通話デバイスの識別情報を取得してもよい。なお、「識別情報」は、通話デバイスを識別することができるあらゆる情報を含む概念である。「識別情報」として、URI形式で記述されたアドレス、MACアドレス、IPアドレス、ユーザ名等が利用されてもよい。
テキストデータ作成手段は、識別情報取得手段によって取得された複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を含むテキストデータを作成する。通話要求受信手段は、通話要求を受信する。テキストデータ送信手段は、テキストデータ作成手段によって作成されたテキストデータを、通話要求の送信元に送信する。テキスト形式でデータを送信するため、例えば、音声メッセージ等の音声データを送信する場合と比べて、高速でデータ通信を行なうことができる。通話要求の送信元のユーザ(電話をかけたユーザ)は、上記のテキストデータを見ることによって、通信要求の送信先にどのような通話デバイスが存在するのかを知ることができる。通話要求の送信元のユーザは、テキストデータに従って、通話したい相手の通話デバイスに対応する識別情報を選択することができる(例えばキー操作によって選択してもよい)。
第1識別情報受信手段は、上記のテキストデータに従って通話要求の送信元で選択された少なくとも1つの識別情報を受信する。ここで受信される識別情報のデータ形式は特に限定されない。例えば、音声データであってもよいし、テキストデータであってもよい。第1通話要求通知指示送信手段は、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報に対応する通話デバイスに、第1通話要求通知指示を送信する。この結果、上記の通話デバイスは、所定の通話要求通知を行なう。例えば、音による通知を行ってもよいし、所定の表示を行ってもよいし、振動させてもよい。
上記の第1通話要求通知指示の送信先の通話デバイスにおいて通話要求通知が実行されると、その通話デバイスのユーザは、電話がかかってきたことを知ることができる。ユーザは、通話開始操作(例えばフックキーの操作)を実行することができる。この場合、第1音声データ転送手段は、第1通話要求通知指示の送信先の通話デバイスから送信された音声データを通話要求の送信元に転送するとともに、通話要求の送信元から送信された音声データを第1通話要求通知指示の送信先の通話デバイスに転送する。これにより、通話要求の送信元と第1通話要求通知指示の送信先の通話デバイスとの間で通話を行なうことができる。
なお、例えば、IP電話装置は、親機と子機を有していてもよい。この場合、親機の通話デバイスは、コードレスタイプであってもよいし、親機本体に有線で接続されているタイプであってもよい。前者の場合、例えば、第1通話要求通知指示送信手段は、親機の通話デバイスに向けて通話要求通知指示を送信してもよい。一方において、後者の場合、例えば、第1通話要求通知指示送信手段は、親機本体が有するスピーカから音を出力させる音出力回路に向けて通話要求通知指示を送信してもよい。この場合、上記の音出力回路は、親機の通話デバイスを構成する一つの要素として考えることができる。
上記のIP電話装置によると、複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を含むテキストデータを、通話要求の送信元に送信することができる。通話要求の送信元のユーザは、上記のテキストデータに従って、通話したい相手の通話デバイスに対応する識別情報を選択することができる。第1通話要求通知指示送信手段は、選択された識別情報に対応する通話デバイスに第1通話要求通知指示を送信する。この結果、選択された識別情報に対応する通話デバイスで通話要求通知が実行される。このIP電話装置によると、電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができる。
IP電話装置は、無線通信インターフェイスをさらに備えていてもよい。この無線通信インターフェイスによって、IP電話装置の周囲の所定範囲内に存在する通話デバイスと無線通信を行なうことができる。識別情報取得手段は、無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって、複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得してもよい。
なお、識別情報取得手段は、定期的に無線通信することによって、自身の周囲に存在する複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得してもよい。ただし、この構成によると、例えば、最新の無線通信の際に存在していた通話デバイスが無線通信の範囲外に移動し、その後に通話要求を受信する可能性がある。この場合、最新の無線通信で得られた情報と、通話要求を受信したタイミングでの周囲の状況とが一致しない。この構成によると、通話要求を受信したタイミングでの最新の情報を通話要求の送信元に提供することができない。この点に鑑みて、以下の構成を採用してもよい。即ち、識別情報取得手段は、通話要求手段によって通話要求が受信されたことを条件として、無線通信によって、複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得してもよい。この構成によると、通話要求を受信したタイミングでの最新の情報を通話要求の送信元に提供することができる。
上記のIP電話装置は、ステータス取得手段をさらに備えていてもよい。ステータス取得手段は、複数の通話デバイスのそれぞれのステータスを取得する。テキストデータ作成手段は、複数の通話デバイスの、それぞれの組合せデータを含むテキストデータを作成してもよい。各組合せデータは、通話デバイスの識別情報とステータスとが対応づけられていてもよい。なお、「ステータス」として、例えば、使用中ステータスと待機ステータスの二種類が使用されてもよい。また、例えば、三種類以上のステータス(例えば、電源OFFステータス、通話中ステータス、通話要求送信中ステータス、通話要求通知中ステータス、待機ステータス等)のいずれかが使用されてもよい。また、最新の無線通信の際に存在している通話デバイスについては第1ステータスを採用し、前回の無線通信の際には存在していたが今回の無線通信の際には存在していない通話デバイスについては第2ステータスを採用してもよい。上記の技術では、このようなステータスを採用してもよい。この構成によると、各通話デバイスのステータス情報を通話要求の送信元に提供することができる。通話要求の送信元は、各通話デバイスのステータス情報に基づいて、通話したい相手の通話デバイスを選択することができる。
なお、上記のIP電話装置(以下では「第1のIP電話装置」と呼ぶ)とIP網を利用する別のIP電話装置(以下では「第2のIP電話装置」と呼ぶ)とを備えるIP電話ネットワークシステムを構築してもよい。この場合、第1のIP電話装置は、第2識別情報受信手段とコマンド送信手段と第2音声データ転送手段とをさらに有していてもよい。第2識別情報受信手段は、第2のIP電話装置から送信された通話デバイスの識別情報を受信する。テキストデータ作成手段は、識別情報取得手段によって取得された複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報と、第2識別情報受信手段によって受信された通話デバイスの識別情報とを含むテキストデータを作成する。
第1通話要求通知指示送信手段は、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報が、識別情報取得手段によって取得された識別情報であることを条件として、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報に対応する通話デバイスに第1通話要求通知指示を送信する。コマンド送信手段は、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報が第2識別情報受信手段によって受信された識別情報であることを条件として、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報を含むコマンドを第2のIP電話装置に送信する。第2音声データ転送手段は、第2のIP電話装置から送信された音声データを通話要求の送信元に転送するとともに、通話要求の送信元から送信された音声データを第2のIP電話装置に転送する。
第2のIP電話装置は、識別情報送信手段とコマンド受信手段と第2通話要求通知指示送信手段と第3音声データ転送手段とを有していてもよい。識別情報送信手段は、通話デバイスの識別情報を第1のIP電話装置に送信する。コマンド受信手段は、第1のIP電話装置から送信されたコマンドを受信する。第2通話要求通知指示送信手段は、コマンド受信手段によって受信されたコマンドに含まれる識別情報に対応する通話デバイスに第2通話要求通知指示を送信する。第3音声データ転送手段は、第2通話要求通知指示の送信先の通話デバイスから送信された音声データを第1のIP電話装置に転送するとともに、第1のIP電話装置から送信された音声データを第2通話要求通知指示の送信先の通話デバイスに転送する。
上記の構成によると、第1のIP電話装置への通話要求の送信元に、第2のIP電話装置に属する通話デバイス(例えば第2のIP電話装置の周囲に存在する通話デバイス)の識別情報を送信することができる。第2のIP電話装置に属する通話デバイスを通話要求の送信元が選択した場合、その通話デバイスで通話要求通知が実行される。ユーザが通話開始操作を実行すると、第1のIP電話装置は、通話要求の送信元と第2のIP電話装置との間での音声データ通信の中継装置として機能する。この技術によると、電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができる新規なシステムを構築することができる。
本明細書では、以下のIP電話ネットワークシステムも提供する。このIP電話ネットワークシステムは、第1のIP電話装置と第2のIP電話装置と備える。第1のIP電話装置は、第1無線通信インターフェイスと第1識別情報取得手段と第1コマンド送信手段と第2コマンド受信手段とテキストデータ作成手段と通話要求受信手段とテキストデータ送信手段と識別情報受信手段と第1通話要求通知指示送信手段と第1音声データ転送手段と第3コマンド送信手段と第2音声データ転送手段とを有する。
第1無線通信インターフェイスは、第1のIP電話装置の周囲の所定範囲内に存在する通話デバイスと無線通信するために利用される。第1識別情報取得手段は、第1無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって、通話デバイスの識別情報を取得する。第1コマンド送信手段は、第2のIP電話装置に第1コマンドを送信する。第2コマンド受信手段は、第2のIP電話装置から送信された第2コマンドを受信する。
テキストデータ作成手段は、第1識別情報取得手段によって取得された通話デバイスの識別情報と、第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに含まれる通話デバイスの識別情報とを含むテキストデータを作成する。例えば、テキストデータ作成手段は、第2コマンドによって受信された第2コマンドに含まれる全ての識別情報を含むテキストデータを作成してもよいし、第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに含まれる一部の識別情報のみを含むテキストデータを作成してもよい。
通話要求受信手段は、通話要求を受信する。テキストデータ送信手段は、テキストデータ作成手段によって作成されたテキストデータを通話要求の送信元に送信する。識別情報受信手段は、テキストデータ送信手段によって送信されたテキストデータに従って通話要求の送信元で選択された少なくとも1つの識別情報を受信する。第1通話要求通知指示送信手段は、識別情報受信手段によって受信された識別情報が、第1識別情報取得手段によって取得された識別情報であることを条件として、第1無線通信インターフェイスを利用して当該識別情報に対応する通話デバイスに第1通話要求通知指示を送信する。この結果、第1通話要求通知指示の送信元で通話要求通知指示が実行される。ユーザは、通話開始操作を実行することができる。この場合、第1音声データ転送手段は、第1通話要求通知指示の送信先の通話デバイスから送信された音声データを通話要求の送信元に転送するとともに、通話要求の送信元から送信された音声データを第1通話要求通知指示の送信先の通話デバイスに転送する。
第3コマンド送信手段は、識別情報受信手段によって受信された識別情報が第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに含まれる識別情報であることを条件として、当該識別情報を含む第3コマンドを第2のIP電話装置に送信する。第2音声データ転送手段は、第2のIP電話装置から送信された音声データを通話要求の送信元に転送するとともに、通話要求の送信元から送信された音声データを第2のIP電話装置に転送する。
第2のIP電話装置は、第2無線通信インターフェイスと第2識別情報取得手段と第1コマンド受信手段とレスポンス送信手段と第3コマンド受信手段と第2通話要求通知指示送信手段と第3音声データ転送手段とを有する。
第2無線通信インターフェイスは、第2のIP電話装置の周囲の所定範囲内に存在する通話デバイスと無線通信するために利用される。第2識別情報取得手段は、第2無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって、通話デバイスの識別情報を取得する。第1コマンド受信手段は、第1のIP電話装置から送信された第1コマンドを受信する。レスポンス送信手段は、第1コマンド受信手段によって第1コマンドが受信されたことを条件として、第2識別情報取得手段によって取得された通話デバイスの識別情報を含む第2コマンドを第1のIP電話装置に送信する。
第3コマンド受信手段は、第1のIP電話装置から送信された第3コマンドを受信する。第2通話要求通知指示送信手段は、第3コマンド受信手段によって第3コマンドが受信されたことを条件として、第2無線通信インターフェイスを利用して第3コマンドに含まれる識別情報に対応する通話デバイスに第2通話要求通知指示を送信する。この結果、第1通話要求通知指示の送信元で通話要求通知指示が実行される。ユーザは、通話開始操作を実行することができる。この場合、第3音声データ転送手段は、第2通話要求通知指示の送信先の通話デバイスから送信された音声データを第1のIP電話装置に転送するとともに、第1のIP電話装置から送信された音声データを第2通話要求通知指示の送信先の通話デバイスに転送する。
上記のシステムによると、第1のIP電話装置は、自身の周囲に存在する通話デバイスのみならず、第2のIP電話装置の周囲に存在する通話デバイスの識別情報も取得することができる。例えば、第1のIP電話装置の周囲に存在していた通話デバイスが第2のIP電話装置の周囲に移動しても(以下では「移動通話デバイス」と呼ぶ)、移動通話デバイスの識別情報を含むテキストデータを通話要求の送信元に送信することができる。移動通話デバイスを通話要求の送信元が選択した場合、移動通話デバイスで通話要求通知が実行される。ユーザが移動通話デバイスで通話開始操作を実行すると、第1のIP電話装置は、通話要求の送信元と第2のIP電話装置との間での音声データ通信の中継装置として機能する。この構成によると、電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができる新規なシステムを構築することができる。また、上記の構成によると、例えば、通話要求の送信元のユーザは、通話したい相手の通話デバイスが、第1のIP電話装置の周囲、及び、第2のIP電話装置の周囲のいずれかに存在する場合に、電話をかけることができる。
第1コマンド送信手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信される毎に、第2のIP電話装置に第1コマンドを送信してもよい。また、例えば、第1のIP電話装置に属する通話デバイスを第1の電話装置に予め登録しておく場合、第1コマンド送信手段は、登録されている通話デバイスが第1識別情報取得手段によって取得されかった場合に、第2のIP電話装置に第1コマンドを送信してもよい。また、次の構成を採用してもよい。即ち、第1識別情報取得手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、第1無線通信インターフェイスを利用して、通話デバイスの識別情報を取得してもよい。第1コマンド送信手段は、前回の通話要求が受信された際に第1識別情報取得手段によって取得された前回識別情報が、今回の通話要求が受信された際に第1識別情報取得手段によって取得されなかったことを条件として、第2のIP電話装置に第1コマンドを送信してもよい。なお、「・・・前回識別情報が、今回の通話要求が受信された際に第1識別情報取得手段によって取得されなかったことを条件として」という記載は、少なくともこの条件を有することを意味しており、他の条件が加わることを排除するものではない。例えば、第1コマンド送信手段は、前回識別情報が今回の通話要求が受信された際に第1識別情報取得手段によって取得されなかったこと、及び、通話要求の送信元によって前回識別情報が選択されたことを条件として、第2のIP電話装置に第1コマンドを送信してもよい。テキストデータ作成手段は、第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに前回識別情報が含まれることを条件として、前回識別情報を含むテキストデータを作成してもよい。
テキストデータ作成手段は、第3コマンド受信手段によって受信された第3コマンドに前回識別情報以外の識別情報が含まれる場合に、その識別情報を含まないテキストデータを作成してもよい。この構成によると、前回に通話要求が受信された際に第2のIP電話装置の周囲に存在し、今回に通話要求が受信された際にも第2のIP電話装置の周囲に存在する通話デバイスについては、テキストデータに含まれないことになる。即ち、第1のIP電話装置に無関係であることが推察される通話デバイスがテキストデータに含まれない。
ここでは、以下の実施例に記載の技術の特徴の一部をまとめておく。
(形態1)IP電話装置は、SIP(Session Initiation Protocol)を利用して電話通信を行なってもよい。他のプロトコルが利用されてもよい。例えば、「H.323」、「MGCP(Media Gateway Control Protocol)」、「H.248/MEGACO(Media Gateway Control)」等が利用されてもよい。
(形態2)形態1の場合、通話要求は、INVITEコマンドであってもよい。また、SIPのMESSAGEコマンドによって上記のテキストデータが送信されてもよい。また、SIPのMESSAGEコマンドによって、上記のテキストデータに対する選択結果情報が送信されてもよい。この場合、テキストデータの選択結果情報が送信されることになる。
(形態1)IP電話装置は、SIP(Session Initiation Protocol)を利用して電話通信を行なってもよい。他のプロトコルが利用されてもよい。例えば、「H.323」、「MGCP(Media Gateway Control Protocol)」、「H.248/MEGACO(Media Gateway Control)」等が利用されてもよい。
(形態2)形態1の場合、通話要求は、INVITEコマンドであってもよい。また、SIPのMESSAGEコマンドによって上記のテキストデータが送信されてもよい。また、SIPのMESSAGEコマンドによって、上記のテキストデータに対する選択結果情報が送信されてもよい。この場合、テキストデータの選択結果情報が送信されることになる。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例の電話ネットワークシステム2を示す。電話ネットワークシステム2は、複数の内線網10,110,210とインターネット104とSIPサーバ106等を備える。図1では3つの内線網10,110,210しか示されていないが、実際には多数の内線網が存在する。
内線網10には、1つのSIPURIが割り当てられている。なお、内線網10には、複数のSIPURIが割り当てられていてもよい。内線網10は、電話本体20と複数の通話デバイス50,70,80を有する。ただし、ユーザは、通話デバイス50,70,80を持って移動することができる。例えば、図1には、通話デバイス80が内線網210に移動する様子を示す。この場合、通話デバイス80は、内線網10を構成する通話デバイスと言うことはできない。即ち、正確な表現で記載すると、図1の状態では、内線網10に通話デバイス50,70,80が属していると記載することもできる。電話本体20は、インターネット104(IP網)に接続されている。内線網10を構成する各通話デバイス50,70,80は、インターネット104を利用して電話通信を行なうことが可能である。即ち、内線網10はIP電話である。
また、内線網110にも、1つのSIPURIが割り当てられている。内線網110は、電話本体120と複数の通話デバイス150,160を有する。電話本体120は、インターネット104に接続されている。内線網110を構成する各通話デバイス150,160は、インターネット104を利用して電話通信を行なうことが可能である。即ち、内線網110はIP電話である。
また、内線網210にも、1つのSIPURIが割り当てられている。内線網210は、電話本体220と通話デバイス250を有する。電話本体220は、インターネット104に接続されている。内線網210を構成する通話デバイス250は、インターネット104を利用して電話通信を行なうことが可能である。即ち、内線網210はIP電話である。
SIPサーバ106は、各内線網10,110,210のSIPURI(即ち各内線網10,110,210の電話識別情報)を記憶している。SIPサーバ106は、インターネット104に接続されている。SIPサーバ106は、SIPを利用して各内線網10,110,210の間の電話通信を制御する。即ち、例えば、内線網10と内線網110の間で電話通信のための通信される各種コマンドは、SIPサーバ106を経由して送信される。
(電話本体の構成)
電話本体20の構成について説明する。電話本体20は、各通話デバイス50,70,80の電話通信を統括的に制御する。即ち、各通話デバイス50,70,80は、電話本体20を介して内線網10の外部と電話通信を行なうことができる。図2は、電話本体20の構成を示す。電話本体20は、本体側制御部22と無線通信インターフェイス24とネットワークインターフェイス26と記憶部28と操作部38と表示部40等を有する。本体側制御部22は、記憶部28に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。本体側制御部22が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。無線通信インターフェイス24は、各通話デバイス50,70,80と無線通信するためのインターフェイスである。ネットワークインターフェイス26には、LAN回線100が接続されている。LAN回線100は、インターネット104に接続されている。電話本体20は、ネットワークインターフェイス26とLAN回線100を介してインターネット104にアクセスすることができる。
電話本体20の構成について説明する。電話本体20は、各通話デバイス50,70,80の電話通信を統括的に制御する。即ち、各通話デバイス50,70,80は、電話本体20を介して内線網10の外部と電話通信を行なうことができる。図2は、電話本体20の構成を示す。電話本体20は、本体側制御部22と無線通信インターフェイス24とネットワークインターフェイス26と記憶部28と操作部38と表示部40等を有する。本体側制御部22は、記憶部28に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。本体側制御部22が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。無線通信インターフェイス24は、各通話デバイス50,70,80と無線通信するためのインターフェイスである。ネットワークインターフェイス26には、LAN回線100が接続されている。LAN回線100は、インターネット104に接続されている。電話本体20は、ネットワークインターフェイス26とLAN回線100を介してインターネット104にアクセスすることができる。
記憶部28は、ROM、EEPROM、RAM等によって構成されている。記憶部28は、通話デバイス情報記憶領域30とグループ記憶領域32とプログラム記憶領域34とその他の記憶領域36等を有する。通話デバイス情報記憶領域30は、複数の通話デバイス50,70,80のそれぞれの通話デバイス情報を記憶することができる。
図3は、通話デバイス情報記憶領域30の記憶内容の一例を示す。通話デバイス情報記憶領域30は、複数の組合せデータ300,302,304を記憶することができる。各組合せデータ300,302,304は、MACアドレス310とユーザ名312とステータス314が対応づけられたものである。MACアドレス310は、通話デバイス50,70,80を特定するためのIDである。本実施例では、通話デバイス50のMACアドレスが「AA−AA−AA−AA−AA−AA」である。通話デバイス50に「AA・・・」のMACアドレスが割り当てられている様子は、図1にも示されている。
同様に、通話デバイス70と通話デバイス80にもユニークなMACアドレスが割り当てられている(「BB・・・」及び「CC・・・」)。
同様に、通話デバイス70と通話デバイス80にもユニークなMACアドレスが割り当てられている(「BB・・・」及び「CC・・・」)。
ユーザ名312は、通話デバイス50,70,80を使用しているユーザの名称である。本実施例では、通話デバイス50のユーザ名が「XXX」であり、通話デバイス70のユーザ名が「YYY」であり、通話デバイス80のユーザ名が「ZZZ」である。また、本実施例では、3種類のステータス(offline、online、search)が利用される。「offline」は、電話本体20が実行する後述の無線通信に対して応答しない状態を示す。なお、この状態には、上記の通話デバイスが、内線網210等の他の内線網に移動している状態も含む。「online」は、電話本体20と無線通信することができる状態であることを示す。「search」については後で説明する。通話デバイス情報記憶領域30は、通話要求(INVITE)を受信する毎に更新される。通話デバイス情報記憶領域30にどのようにして組合せ情報300,302,304が記憶されるのかについては、後で詳しく説明する。
グループ記憶領域32は、内線網210のSIPURIを記憶している。これにより、本体側制御部22は、内線網110からINVITEを受信した際に、内線網210にINVITEを送信したり、MESSAGEを送受信したり、内線網110と内線網210との音声データ通信を中継することができる。これらについても後で詳しく説明する。
プログラム記憶領域34は、本体側制御部22によって実行されるべきプログラムを記憶している。例えば、プログラム記憶領域34は、SIPを利用して電話通信を行なうためのプログラムを記憶している。その他の記憶領域36は、通話デバイス情報記憶領域30、グループ記憶領域32、及び、プログラム記憶領域34に記憶されるべき情報以外の情報を記憶することができる。操作部38は、複数のキーを有する。ユーザは、操作部38を操作することによって、様々な情報を電話本体20に入力することができる。表示部40は、様々な情報を表示することができる。
(通話デバイスの構成)
続いて、通話デバイス50の構成について説明する。通話デバイス70,80は、通話デバイス50と同様の構成を有している。このために、通話デバイス70,80の詳しい説明は省略する。本実施例の通話デバイス50は、コードレスタイプである。図4は、通話デバイス50の構成を示す。通話デバイス50は、デバイス側制御部52と無線通信インターフェイス54と操作部56と表示部58とスピーカ60とマイク62と記憶部64等を有する。デバイス側制御部52は、記憶部64に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。デバイス側制御部52が実行する処理の内容については、必要に応じて後で説明する。無線通信インターフェイス54は、電話本体20(内線網210に移動した場合は電話本体220)と無線通信するためのインターフェイスである。
続いて、通話デバイス50の構成について説明する。通話デバイス70,80は、通話デバイス50と同様の構成を有している。このために、通話デバイス70,80の詳しい説明は省略する。本実施例の通話デバイス50は、コードレスタイプである。図4は、通話デバイス50の構成を示す。通話デバイス50は、デバイス側制御部52と無線通信インターフェイス54と操作部56と表示部58とスピーカ60とマイク62と記憶部64等を有する。デバイス側制御部52は、記憶部64に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。デバイス側制御部52が実行する処理の内容については、必要に応じて後で説明する。無線通信インターフェイス54は、電話本体20(内線網210に移動した場合は電話本体220)と無線通信するためのインターフェイスである。
操作部56は、複数のキーを有する。例えば、操作部56は、フックキーやテンキーを有する。通話デバイス50は、使用されていない状態ではオンフック状態になっている。ユーザは、通話デバイス50を利用して電話をかける際にフックキーを操作することができる。これにより、通話デバイス50は、オフフック状態になる。次いで、ユーザは、テンキーを操作することによって(もしくは短縮ダイヤル等を操作することによって)、通話要求の送信先の電話識別情報(SIPURI)を通話デバイス50に入力する。これにより、ユーザは、電話をかけることができる。また、ユーザは、電話がかかってきている状態(通話要求通知中)でフックキーを操作することによって、通話デバイス50をオフフック状態にすることができる。これにより、ユーザは、電話をとることができる。以下では、電話がかかってきている状態でオフフック状態にすることを「通話開始操作」と呼ぶ。また、ユーザは、通話中状態でフックキーを操作することによって、通話デバイス50をオンフック状態にすることができる。これにより、ユーザは、電話を切断することができる。以下では、通話中状態でオンフック状態にすることを「通話終了操作」と呼ぶ。
表示部58は、様々な情報を表示することができる。ユーザは、スピーカ60とマイク62を利用して通話を行なうことができる。記憶部64は、MACアドレス記憶領域66とユーザ名記憶領域68とプログラム記憶領域70とその他の記憶領域72を有する。MACアドレス記憶領域66は、通話デバイス50に割り当てられているMACアドレス(AA・・・)を記憶している。ユーザ名記憶領域68は、通話デバイス50のユーザの名称を記憶している。ユーザは、操作部56を操作することによって、通話デバイス50にユーザ名を入力することができる。このようにして入力されたユーザ名がユーザ名記憶領域68に記憶される。プログラム記憶領域70は、デバイス側制御部52によって実行されるべきプログラムを記憶している。記憶領域72は、MACアドレス記憶領域66、ユーザ名記憶領域68、及び、プログラム記憶領域70で記憶されるべき情報以外の情報を記憶することができる。例えば、記憶領域72は、デバイス側制御部52が処理を実行する過程で生成されるデータ等を記憶することができる。
なお、内線網110を構成する電話本体120は、電話本体20と同様の構成を有する。電話本体120は、LAN回線102を介してインターネット104にアクセスすることができる。また、内線網110に属している通話デバイス150,160は、通話デバイス50と同様の構成を有する。
また、内線網210を構成する電話本体220は、電話本体20と同様の構成を有する。電話本体220は、LAN回線202を介してインターネット104にアクセスすることができる。また、内線網210に属している通話デバイス250は、通話デバイス50と同様の構成を有する。
(INVITE受信処理)
続いて、本体側制御部22が実行するINVITE受信処理の内容について説明する。図5〜図8は、INVITE受信処理のフローチャートを示す。本体側制御部22は、INVITEを受信することを監視している(S10)。例えば、通話デバイス150のユーザは、内線網10のSIPURIを通話デバイス150に入力することによって、内線網10に電話をかけることができる。この場合、内線網110の電話本体120から、SIPサーバ106にINVITEが送信される。このINVITEは、送信元である内線網110のSIPURIと、送信先である内線網10のSIPURIとを含んでいる。SIPサーバ106は、INVITEを受信すると、INVITEを内線網10に転送する。この場合、本体側制御部22は、S10でYESと判断する。なお、本実施例では、通話デバイス150が内線網10に電話をかけることによって、INVITEがS10で受信されるものとして以下の説明を続ける。
続いて、本体側制御部22が実行するINVITE受信処理の内容について説明する。図5〜図8は、INVITE受信処理のフローチャートを示す。本体側制御部22は、INVITEを受信することを監視している(S10)。例えば、通話デバイス150のユーザは、内線網10のSIPURIを通話デバイス150に入力することによって、内線網10に電話をかけることができる。この場合、内線網110の電話本体120から、SIPサーバ106にINVITEが送信される。このINVITEは、送信元である内線網110のSIPURIと、送信先である内線網10のSIPURIとを含んでいる。SIPサーバ106は、INVITEを受信すると、INVITEを内線網10に転送する。この場合、本体側制御部22は、S10でYESと判断する。なお、本実施例では、通話デバイス150が内線網10に電話をかけることによって、INVITEがS10で受信されるものとして以下の説明を続ける。
S10でYESの場合、本体側制御部22は、通話デバイス情報記憶領域30の記憶内容を変更する(S12)。通話デバイス情報記憶領域30には、前回のINVITE受信処理によって記憶された通話デバイス情報が記憶されている。例えば、前回のINVITE受信処理において、電話本体20の周囲に通話デバイス50,70,80が存在していた場合、通話デバイス情報記憶領域30は、これらの通話デバイス50,70,80に関する組合せデータ(ステータスonline)を記憶している。この場合、S12では、本体側制御部22は、各通話デバイス50,70,80のステータス314を「offline」に変更する。
次いで、本体側制御部22は、S10でINVITEが受信されてから所定時間が経過したのか否かを判断する(S14)。ここでNOの場合、S16に進む。一方において、ここでYESの場合、S26に進む。
S16では、本体側制御部22は、所定のパケットを無線通信によって送信する。この無線通信は、ユニキャストで特定の相手に送信されるものではなく、電話本体20の周囲の所定範囲の全域に送信される。これにより、本体側制御部22は、電話本体20の周囲に存在する通話デバイス(図1の状態では通話デバイス50,70,80)をサーチする(S16)。次いで、本体側制御部22は、通話デバイスから応答があったのか否かを判断する(S18)。この応答は、通話デバイスのMACアドレスとユーザ名とを含んでいる。S18でNOの場合、S14に戻る。
一方において、通話デバイスから応答があった場合、本体側制御部22は、このサーチされた通話デバイスが通話デバイス情報記憶領域30に存在する通話デバイスか否かを判断する(S20)。ここでNOの場合、本体側制御部22は、通話デバイス情報記憶領域30に、サーチされた通話デバイスの通話デバイス情報を追加する(S22)。具体的に言うと、本体側制御部22は、通話デバイス情報記憶領域30において新たに組合せデータを書き込むための領域を確保する。次いで、本体側制御部22は、サーチされた通話デバイスのMACアドレスとユーザ名を上記の領域に書き込む。S22を終えた場合、又は、S20でYESの場合、本体側制御部22は、サーチされた通話デバイスに対応する組合せデータのステータス314を「online」に変更する(S24)。ユーザ名の変更があった場合は、本体側制御部22は、ユーザ名の変更も行なう。S24を終えた場合、S14に戻る。
S26では、本体側制御部22は、ステータス「offline」を有する通話デバイスが存在するのか否かを判断する(S26)。本体側制御部22は、通話デバイス情報記憶領域30の記憶内容を読み出すことによって、S26の判断を行なう。ここでYESの場合、図6のS40に進む。一方において、ここでNOの場合、図6のS44に進む。
S40では、本体側制御部22は、内線網10にグループの内線網が存在するのか否かを判断する。本体側制御部22は、グループ記憶領域32の記憶内容を読み出すことによって、S40の判断を行なう。即ち、本体側制御部22は、グループ記憶領域32にSIPURIが記憶されている場合にS40でYESと判断する。ここでYESの場合、本体側制御部22は、通話デバイス情報記憶領域30の記憶内容を変更する(S42)。具体的に言うと、本体側制御部22は、ステータス「offline」を有する通話デバイスに対応する組合せデータのステータス314を「search」に変更する。例えば、通話デバイス80が「offline」であった場合、通話デバイス80のステータスを「search」に変更する。S42を終えた場合、S44に進む。
一方において、S40でNOの場合、即ち、グループの内線網が存在しない場合、本体側制御部22は、ステータス「offline」の通話デバイスに対応する組合せデータを、通話デバイス情報記憶領域30から削除する(S41)。S41を終えた場合、S44に進む。
S44では、本体側制御部22は、INVITEの送信元(本実施例では内線網110)にMESSAGEを送信する。この処理では、本体側制御部22は、通話デバイス情報記憶領域30に記憶されている。各組合せデータを含むテキストデータを作成する。即ち、テキストデータは、各通話デバイス50,70,80のステータス314等の通話デバイス情報を示す文字列を含んでいる。次いで、本体側制御部22は、SIPのMESSAGEコマンドを利用して、INVITEの送信元にテキストデータを送信する。MESSAGEは、SIPサーバ106によって受信される。SIPサーバ106は、MESSAGEを電話本体120に転送する。
電話本体120は、MESSAGEを受信すると、そのMESSAGEに含まれるテキストデータを通話デバイス150(内線網10に電話をかけるための操作が実行された通話デバイス)に送信する。この結果、通話デバイス150では、MESSAGEに含まれるテキストデータが表示される。即ち、各通話デバイスのMACアドレスとユーザ名とステータス(2種類のステータス(online、search)のうちのいずれか)が表示される。通話デバイス150のユーザは、表示内容に基づいて1つの通話デバイスを選択するための操作を実行することができる。この操作が実行されると、通話デバイス150は、ユーザの選択結果(即ち1つの通話デバイスのMACアドレス及びユーザ名)を電話本体120に送信する。この場合、電話本体120は、ユーザの選択結果を含むMESSAGEを内線網10に送信する。電話本体20によってMESSAGEが受信される。この場合、S48でYESと判断される。
本体側制御部22は、S44でMESSAGEが送信されてから所定時間が経過することを監視している(S46)。ここでYESの場合、INVITE受信処理が終了する。一方において、S46でNOの場合、本体側制御部22はINVITEの送信元から上記の選択結果を含むMESSAGEを受信したか否かを判断する(S48)。ここでNOの場合、S46に戻る。一方において、S48でYESの場合、本体側制御部22は、MESSAGEに含まれる選択結果がステータス「search」の通話デバイスであるのか否かを判断する(S50)。なお、本実施例では、通話デバイス80が「search」のステータスを有するものとして以下の説明を続ける。
S50でYESの場合、即ち、ステータス「search」の通話デバイス80が選択された場合、本体側制御部22は、内線網210にINVITEを送信する(S52)。この結果、内線網210の電話本体220が、図5〜図8に示されるINVITE受信処理を実行することになる。即ち、電話本体220は、自身の周囲に存在する通話デバイスを無線通信によってサーチする(図5のS16)。さらに、電話本体220は、自身の周囲に存在する通話デバイスに対応する組合せデータを含むMESSAGEを内線網10に送信する。この結果、内線網210の通話デバイス情報を含むMESSAGEが受信される(S54)。
続いて、ステータス「search」を有する通話デバイス(本実施例では通話デバイス80)が、内線網210においてステータス「online」であるのか否かを判断する(S56)。これによって、内線網10では応答がなかった通話デバイス80が内線網210に存在するのか否かが判断される。ここでYESの場合、本体側制御部22は、通話デバイス80のステータスを「online」に変更し、ユーザ名を「ユーザ名+グループの内線網のSIPURI」、例えば、「ZZZ+内線網210のSIPURI」に変更する。一方において、S56でNOの場合、本体側制御部22は、通話デバイス80に対応する組合せデータ304を通話デバイス情報記憶領域30から削除する。S58及びS60を実行すると、通話デバイス情報記憶領域30の記憶内容が更新されることになる。本体側制御部22は、更新後の通話デバイス情報を含むMESSAGEを内線網110に送信する(S44)。この結果、内線網110の通話デバイス150において、1つの通話デバイスが再び選択されることになる。この場合、選択結果を含むMESSAGEが受信される(S48でYES)。
S50でNOの場合、即ち、選択結果がステータス「online」である場合、図7のS70に進む。例えば、上記の更新後の通話デバイス情報では、通話デバイス80のステータスが「online」に変更されている。内線網110の通話デバイス150において通話デバイス80が選択された場合、S50でNOとなり、S70に進む。
図7のS70では、本体側制御部22は、S48で受信された選択結果が、「ユーザ名+グループの内線網のSIPURI」であるか否かを判断する。換言すると、ユーザが選択した通話デバイスが、内線網10に存在する通話デバイスであるのか、あるいは、内線網210に存在する通話デバイスであるのかを判断する。ここでNOの場合、即ち、選択結果が内線網10の通話デバイスである場合、内線網10と内線網110との間で後述する通信セッションを確立することができる。一方において、S70でYESの場合、即ち、選択結果が内線網210の通話デバイスである場合、内線網10と内線網110との間で通信セッションを確立することになるとともに、内線網10と内線網210との間で通信セッションを確立することになる。この場合、内線網10は、内線網110と内線網210との間の通話(音声データ通信)を中継することになる。
S70でNOの場合、本体側制御部22は、S48で受信された選択結果に含まれる通話デバイス(例えば通話デバイス50)に、無線通信によって、通話要求を通知するように指示を送信する(S72)。この結果、通話デバイス50において通話要求通知が実行される。例えば、リング音が出力される。通話デバイス50のユーザは、電話がかかってきたことを知ることができる。ユーザは、通話デバイス50において通話開始操作を実行することができる。この場合、通話デバイス50は、通話開始操作が実行されたことを示す情報を電話本体20に送信する。この情報には、通話デバイス50のMACアドレスも含まれている。これにより、電話本体20は、通話デバイス50で通話開始操作が実行されたことを知ることができる。本体側制御部22は、通話デバイス50において通話開始操作が実行されることを監視している(S74)。通話開始操作が行われた場合、本体側制御部22は、S10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する(S76)。
なお、本実施例において「Xに対するレスポンスとしてYを送信する」と記載されている場合、Yは、Xに対するレスポンスであることを特定する情報と、Yの送信元(即ちXの送信先)の情報と、Yの送信先(即ちXの送信元)の情報とを含んでいることを意味する。例えば、「INVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する」という上記の記載では、200 OKは、INVITEに対するレスポンスであることを特定する情報と、200 OKの送信元である内線網10のSIPURIと、200 OKの送信先である内線網110のSIPURIとを含んでいる。200 OKは、SIPサーバ106を経由して電話本体120に送信される。この結果、電話本体120は、ACKを送信する。ACKが、電話本体20によって受信される(S78)。これにより、電話本体20と電話本体120との間で音声データ通信用の通信セッションRTP(Real−time Transport Protocol)が確立される。続いて、本体側制御部22は、S48で受信された選択結果に含まれる通話デバイス(例えば通話デバイス50)と電話本体120との間の音声データ通信を中継する(S80)。即ち、本体側制御部22は、電話本体120から送信された音声データを通話デバイス50に転送するとともに、通話デバイス50から送信された音声データを電話本体120に転送する。なお、電話本体120は、電話本体20から送信された音声データを通話デバイス150に転送するとともに、通話デバイス150から送信された音声データを電話本体20に転送する。これにより、通話デバイス50と通話デバイス150との間で通話することができる。
一方において、S70でYESの場合、即ち、図6のS48で受信された選択結果に含まれる通話デバイス内線網210の周囲に存在する場合、図8のS100に進む。例えば、通話デバイス80が内線網210の周囲に存在し、S48で受信された選択結果が通話デバイス80である場合、S70でYESと判断され、S100に進む。
S100では、本体側制御部22は、図6のS54で受信された内線網210の通話デバイス群の中から、S48で受信された選択結果(例えば通話デバイス80)を選択する。次いで、本体側制御部22は、上記の選択結果を含むMESSAGEを内線網210に送信する(S102)。この結果、内線網210の電話本体220は、通話デバイス80に通話要求通知指示を送信する(図7のS72)。通話デバイス80において通話要求通知が実行される。通話デバイス80のユーザは、通話開始操作を実行することができる。この場合、通話デバイス80は、通話開始操作が実行されたことを示す情報を電話本体220に送信する。これにより、電話本体220は、図6のS52で電話本体20から送信されたINVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する。本体側制御部22は、この200 OKを受信することを監視している(S104)。ここでYESの場合、本体側制御部22は、内線網210にACKを送信する(S106)。これにより、電話本体20と電話本体220との間でRTPが確立される。
次いで、本体側制御部22は、S10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する(S108)。200 OKは、SIPサーバ106を経由して電話本体120に送信される。この結果、電話本体120は、ACKを送信する。ACKが、電話本体20によって受信される(S110)。これにより、電話本体20と電話本体120との間でRTPが確立される。続いて、本体側制御部22は、内線網110と内線網210との間の音声データ通信を中継する(S112)。即ち、本体側制御部22は、電話本体120から送信された音声データを電話本体220に転送するとともに、電話本体220から送信された音声データを電話本体120に転送する。なお、電話本体120は、電話本体20から送信された音声データを通話デバイス150に転送するとともに、通話デバイス150から送信された音声データを電話本体20に転送する。また、電話本体220は、電話本体20から送信された音声データを通話デバイス80に転送するとともに、通話デバイス80から送信された音声データを電話本体20に転送する。これにより、内線網220に存在する通話デバイス80と内線網110に存在する通話デバイス150との間で通話することができる。
本実施例では、内線網10の電話本体20は、自身の周囲に存在する複数の通話デバイスに関する情報(通話デバイス情報)をINVITEの送信元(例えば内線網110)に送信することができる。この通話デバイス情報は、テキストデータとして送信される。音声メッセージ等の音声データを送信する場合と比べて、高速でデータ通信を行なうことができる。このために、INVITEの送信元は、内線網10の通話デバイス情報を高速で取得することができる。INVITEの送信元のユーザは、内線網10の通話デバイス情報に従って、通話したい相手の通話デバイスを選択することができる。内線網10では、この選択結果に対応する通話デバイスで通話要求通知が実行される。本実施例のシステム2によると、電話をかけてくるユーザの意図が反映された通話要求通知を行なうことができる。また、本実施例では、内線網10のグループとして内線網210が設定されている。内線網10に存在していた通話デバイス80が内線網210に移動しても、内線網10の電話本体20は、通話デバイス80が内線網210に存在するのか否かをサーチすることができる。電話本体20は、このサーチ結果を含めた通話デバイス情報をINVITEの送信元に送信することができる。INVITEの送信元によって通話デバイス80が選択された場合、電話本体20を中継して、INVITEの送信元と内線網210との間の音声データ通信が行なわれる。即ち、電話本体20は、INVITEの送信元と内線網210との間の音声データ通信の中継装置として機能する。従来にない新規なシステム2が構築されている。また、本実施例では、S41において、ステータスが「offline」の通話デバイスに対応する組合せデータを通話デバイス情報記憶領域30から削除している。また、S60において、ステータスが「search」の通話デバイスに対応する組合せデータを削除している。INVITEの送信元において「offline」のステータスの通話デバイスが選択されても、その通話デバイスがグループの内線網に存在しない限り、その通話デバイスで通話要求通知を行なうことができない。通話できない状態にある通話デバイスはS41,S60で削除されるために、送信元に送信されるリストには削除された通話デバイスが含まれない。このために、送信元のユーザは、通話できない状態にある通話デバイスを含むリストから選択するよりも容易に通話デバイスを選択することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、内線網10を構成する全ての通話デバイス50,70,80がコードレスタイプである。しかしながら、電話本体20に有線で接続されている通話デバイス(以下では有線タイプ通話デバイスと呼ぶ)が付加されてもよい。「有線タイプ通話デバイスが通話要求通知を実行する」とは、例えば、電話本体20に設けられているスピーカからリング音を出力することを意味する。これを実現するために、本体側制御部22は、電話本体20に設けられているスピーカから上記の音が出力されるように音出力回路に通話要求通知指示を送信してもよい。これらの構成を採用する場合、「有線タイプ通話デバイスに通話要求通知指示を送信する」という用語は、上記の音出力回路に通話要求通知指示を送信することを意味している。即ち、上記の音出力回路は、有線タイプ通話デバイスを構成する一つの要素として考えることができる。
(2)また、上記の実施例では、例えば、通話デバイス50が内線網10と内線網210のいずれでもステータス「online」でなかった場合、通話デバイス50の通話デバイス情報は、通話デバイス情報記憶領域30から削除される。しかしながら、通話デバイス50を通話デバイス情報記憶領域30に予め登録しておいた場合、上記のような場合でも、削除されないようにしてもよい。この構成を採用する場合、通話デバイス情報記憶領域30に予め登録しておいた通話デバイスについては、図5のS20で常にYESとなり、S22をスキップして、S24に進む。また、通話デバイスのステータスとして、「online」、「search」、「offline」のいずれかであるとして説明したが、これに限らず、例えば、通話デバイスが、使用中(通話中、通話要求中等)であれば、その旨の情報をステータスとして通話デバイス情報記憶領域30に記憶してもよい。また、通話デバイスにおいて、その通話デバイスのステータスをユーザが設定可能であれば、その設定内容(例えば、取込中、外出中等)をステータスとして通話デバイス情報記憶領域30に記憶してもよい。
(3)また、電話本体20は、図6のS54で受信されたMESSAGEに含まれる全ての通話デバイスを含むテキストデータを作成し、そのテキストデータを含むMESSAGEをINVITEの送信元に送信してもよい(S44)。即ち、電話本体20は、自身の周囲に存在する全ての通話デバイスに関する情報と、電話本体220の周囲に存在する全ての通話デバイスに関する情報とを含むテキストデータを、INVITEの送信元に送信してもよい。電話本体20は、電話本体220の周囲に存在する通話デバイスがINVITEの送信元によって選択された場合、INVITEの送信元と電話本体220との間の音声データ通信の中継装置として機能する。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電話ネットワークシステム
10,110,210:内線網
20:電話本体
22:本体側制御部
24:無線通信インターフェイス
26:ネットワークインターフェイス
28:記憶部
30:通話デバイス情報記憶領域
32:グループ記憶領域
34:プログラム記憶領域
36:その他の記憶領域
38:操作部
40:表示部
50,70,80:通話デバイス
52:デバイス側制御部
54:無線通信インターフェイス
56:操作部
58:表示部
60:スピーカ
62:マイク
64:記憶部
104:インターネット
106:SIPサーバ
10,110,210:内線網
20:電話本体
22:本体側制御部
24:無線通信インターフェイス
26:ネットワークインターフェイス
28:記憶部
30:通話デバイス情報記憶領域
32:グループ記憶領域
34:プログラム記憶領域
36:その他の記憶領域
38:操作部
40:表示部
50,70,80:通話デバイス
52:デバイス側制御部
54:無線通信インターフェイス
56:操作部
58:表示部
60:スピーカ
62:マイク
64:記憶部
104:インターネット
106:SIPサーバ
Claims (8)
- IP網を利用するIP電話装置であり、
複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
識別情報取得手段によって取得された前記複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を含むテキストデータを作成するテキストデータ作成手段と、
通話要求を受信する通話要求受信手段と、
テキストデータ作成手段によって作成されたテキストデータを前記通話要求の送信元に送信するテキストデータ送信手段と、
前記テキストデータに従って前記通話要求の送信元で選択された少なくとも1つの識別情報を受信する第1識別情報受信手段と、
第1識別情報受信手段によって受信された識別情報に対応する通話デバイスに第1通話要求通知指示を送信する第1通話要求通知指示送信手段と、
前記第1通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスから送信された音声データを前記通話要求の送信元に転送するとともに、前記通話要求の送信元から送信された音声データを前記第1通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスに転送する第1音声データ転送手段と
を有するIP電話装置。 - 前記IP電話装置の周囲の所定範囲内に存在する通話デバイスと無線通信するための無線通信インターフェイスをさらに有し、
識別情報取得手段は、無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって前記複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のIP電話装置。 - 識別情報取得手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって前記複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報を取得する
ことを特徴とする請求項2に記載のIP電話装置。 - 前記複数の通話デバイスのそれぞれのステータスを取得するステータス取得手段をさらに有し、
テキストデータ作成手段は、前記複数の通話デバイスのそれぞれの組合せデータを含むテキストデータを作成し、
各組合せデータは、通話デバイスの識別情報とステータスとが対応づけられているものである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のIP電話装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載のIP電話装置と、IP網を利用する別のIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムであり、
前記IP電話装置は、第2識別情報受信手段とコマンド送信手段と第2音声データ転送手段とをさらに有し、
第2識別情報受信手段は、前記別のIP電話装置から送信された通話デバイスの識別情報を受信し、
テキストデータ作成手段は、識別情報取得手段によって取得された前記複数の通話デバイスのそれぞれの識別情報と、第2識別情報受信手段によって受信された通話デバイスの識別情報とを含むテキストデータを作成し、
第1通話要求通知指示送信手段は、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報が識別情報取得手段によって取得された識別情報であることを条件として、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報に対応する通話デバイスに前記第1通話要求通知指示を送信し、
コマンド送信手段は、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報が第2識別情報受信手段によって受信された識別情報であることを条件として、第1識別情報受信手段によって受信された識別情報を含むコマンドを前記別のIP電話装置に送信し、
第2音声データ転送手段は、前記別のIP電話装置から送信された音声データを前記通話要求の送信元に転送するとともに、前記通話要求の送信元から送信された音声データを前記別のIP電話装置に転送し、
前記別のIP電話装置は、
通話デバイスの識別情報を前記IP電話装置に送信する識別情報送信手段と、
前記IP電話装置から送信された前記コマンドを受信するコマンド受信手段と、
コマンド受信手段によって受信された前記コマンドに含まれる識別情報に対応する通話デバイスに第2通話要求通知指示を送信する第2通話要求通知指示送信手段と、
前記第2通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスから送信された音声データを前記IP電話装置に転送するとともに、前記IP電話装置から送信された音声データを前記第2通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスに転送する第3音声データ転送手段とを有する
ことを特徴とするIP電話ネットワークシステム。 - IP網を利用する第1のIP電話装置と、IP網を利用する第2のIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムであり、
第1のIP電話装置は、
第1のIP電話装置の周囲の所定範囲内に存在する通話デバイスと無線通信するための第1無線通信インターフェイスと、
第1無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって通話デバイスの識別情報を取得する第1識別情報取得手段と、
第2のIP電話装置に第1コマンドを送信する第1コマンド送信手段と、
第2のIP電話装置から送信された第2コマンドを受信する第2コマンド受信手段と、
第1識別情報取得手段によって取得された通話デバイスの識別情報と、第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに含まれる通話デバイスの識別情報とを含むテキストデータを作成するテキストデータ作成手段と、
通話要求を受信する通話要求受信手段と、
テキストデータ作成手段によって作成されたテキストデータを前記通話要求の送信元に送信するテキストデータ送信手段と、
テキストデータ送信手段によって送信されたテキストデータに従って前記通話要求の送信元で選択された少なくとも1つの識別情報を受信する識別情報受信手段と、
識別情報受信手段によって受信された識別情報が第1識別情報取得手段によって取得された識別情報であることを条件として、第1無線通信インターフェイスを利用して当該識別情報に対応する通話デバイスに第1通話要求通知指示を送信する第1通話要求通知指示送信手段と、
前記第1通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスから送信された音声データを前記通話要求の送信元に転送するとともに、前記通話要求の送信元から送信された音声データを前記第1通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスに転送する第1音声データ転送手段と、
識別情報受信手段によって受信された識別情報が第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに含まれる識別情報であることを条件として、当該識別情報を含む第3コマンドを第2のIP電話装置に送信する第3コマンド送信手段と、
第2のIP電話装置から送信された音声データを前記通話要求の送信元に転送するとともに、前記通話要求の送信元から送信された音声データを第2のIP電話装置に転送する第2音声データ転送手段とを有し、
第2のIP電話装置は、
第2のIP電話装置の周囲の所定範囲内に存在する通話デバイスと無線通信するための第2無線通信インターフェイスと、
第2無線通信インターフェイスを利用して無線通信することによって通話デバイスの識別情報を取得する第2識別情報取得手段と、
第1のIP電話装置から送信された第1コマンドを受信する第1コマンド受信手段と、
第1コマンド受信手段によって第1コマンドが受信されたことを条件として、第2識別情報取得手段によって取得された通話デバイスの識別情報を含む第2コマンドを第1のIP電話装置に送信するレスポンス送信手段と、
第1のIP電話装置から送信された第3コマンドを受信する第3コマンド受信手段と、
第3コマンド受信手段によって第3コマンドが受信されたことを条件として、第2無線通信インターフェイスを利用して第3コマンドに含まれる識別情報に対応する通話デバイスに第2通話要求通知指示を送信する第2通話要求通知指示送信手段と、
前記第2通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスから送信された音声データを第1のIP電話装置に転送するとともに、第1のIP電話装置から送信された音声データを前記第2通話要求通知指示の送信先の前記通話デバイスに転送する第3音声データ転送手段とを有する
ことを特徴とするIP電話ネットワークシステム。 - 第1識別情報取得手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、第1無線通信インターフェイスを利用して通話デバイスの識別情報を取得し、 第1コマンド送信手段は、前回の通話要求が受信された際に第1識別情報取得手段によって取得された前回識別情報が、今回の通話要求が受信された際に第1識別情報取得手段によって取得されなかったことを条件として、第2のIP電話装置に前記第1コマンドを送信し、
テキストデータ作成手段は、第2コマンド受信手段によって受信された第2コマンドに前記前回識別情報が含まれることを条件として、前記前回識別情報を含むテキストデータを作成する
ことを特徴とする請求項6に記載のIP電話ネットワークシステム。 - テキストデータ作成手段は、第3コマンド受信手段によって受信された第3コマンドに前記前回識別情報以外の識別情報が含まれる場合に、その識別情報を含まないテキストデータを作成する
ことを特徴とする請求項7に記載のIP電話ネットワークシステム。
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